JP2004124304A - 防湿被覆用塗工組成物 - Google Patents

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三瓶 英生
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Abstract

【課題】従来のポリオレフィン樹脂をラミネートするよりも優れた防湿性能を有し、特に、ワックスエマルションを含む水性被覆組成物において問題となる防湿面からのワックスの移行やヒートシールコート剤との密着性不良を解決し、更に包装時の折り曲げによる防湿性の低下を防止し、耐湿ブロッキング性、耐熱ブロッキング性、古紙の再利用時の離解性にも優れ、ワックスを使用しない防湿被覆用塗工組成物の提供。
【解決手段】カルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重体エマルションを固形分で30〜65重量%、スチレン・ブタジエン系合成ゴムラテックスを固形分で20〜65重量%、アクリル系共重合体水溶液を固形分で2〜10重量%、石油樹脂エマルションを固形分で5〜40重量%からなる水性分散液と無機顔料からなる防湿被覆用塗工組成物。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙に防湿性を付与する被覆用塗工組成物に関するもので、詳しくはワックスを使用することなく防湿性を付与し、防湿面同士の接着剤やヒートシールコート剤による接着性が良好な、更に古紙再生のための離解性に優れた防湿被覆用塗工組成物である。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特公昭55−22597号公報
【特許文献2】
特公昭62−28826号公報
【特許文献3】
特開平8−284094号公報
【特許文献4】
特開平8−176992号公報
【特許文献5】
特開平6−184988号公報
【特許文献6】
特開平9−67795号公報
【特許文献7】
特開平9−268494号公報
【0003】
従来、防湿性を要する包装紙はポリオレフィン樹脂のラミネート紙が広く利用されている。しかしこの場合、優れた防湿性を有するものの使用後省資源の面から古紙として再利用する際、離解性がないため大きな問題となっている。
【0004】
上記のことから、離解性のある防湿塗工紙が求められている。離解性のある防湿塗工紙を得る被覆用樹脂組成物として、合成ゴム系ラテックスやアクリル系エマルジョン等の可撓性を有する樹脂にワックスエマルジョンを配合してなる組成物が開示されている(特許文献1特公昭55−22597号公報、特許文献2特公昭62−28826号公報等)。しかし、この場合、同じ厚みで塗工されたポリエチレンのラミネート紙と比較して、初期の防湿性能は同程度に得られるが、これを巻き戻し、断裁等の処理をしたり、包装材として使用する過程で、摩擦により防湿面のワックス成分が移行して、防湿性能が低下したり、被接触面がワックスで汚染されると云った問題がある。また、防湿面同志が重ね合わさった場合、ブロッキングがあり、更に包装紙として使用する場合、防湿面と裏面をホットメルト接着剤で接着する際、防湿面のワックスのため接着性が著しく低下するという問題がある。
【0005】
一方、ワックスの使用による上記の問題点を改良する方法として、特許文献3特開平8−284094号公報では、ワックスと相溶性の良いポリテルペン樹脂をワックスと併用する方法が開示されている。この方法では、上記の防湿面からのワックス成分の移行の問題や、接着性の問題はある程度改良されたものの、塗工層が脆弱になり包装紙として使用する際の折り曲げなどの処理により防湿性能が低下する問題がある。
【0006】
また、防湿面の耐折り曲げ性や、耐ブロッキング性を改良する方法として、特許文献4特開平8−176992号公報では、合成ゴムラテックスとアクリル系エマルション及びワックスエマルションの3成分からなる組成物が開示され、また少ない塗布量で防湿性を発揮させる方法として、特許文献5特開平6−184988号公報ではアクリル系エマルション等の合成樹脂バインダーと、水溶性樹脂及び水性ワックスエマルションからなる組成物が開示されている。しかし、これらの方法も上記のワックスの移行問題を十分に解決することはできない。更にワックスの影響によりヒートシール性を要する防湿性の包装紙において、ヒートシールコート剤が防湿面に密着しない問題がある。
【0007】
更に、ワックスの移行問題を解決するために、ワックスを使用しない方法が検討されている。例えば特許文献6特開平9−67795号公報では、常温で液体の炭化水素系オリゴマー又は軟化点が180℃以下の有機樹脂の少なくとも1つを含有してなる合成樹脂ラテックス及び平板顔料からなる防湿性組成物が開示されている。しかし、20g/m塗布量で透湿度が50〜30g/m・24hsと実用的な透湿度は得られているものの更なる低い透湿度の要求が強い。また特許文献7特開平9−268494号公報では、平板顔料と合成樹脂からなる防湿性組成物層を形成した防湿紙に、水溶性樹脂の架橋体からなる被覆層を設ける方法が開示されている。しかし、耐湿ブロッキング性が不十分であり、また塗工工程が煩雑であるために経済性も不利である。更にヒートシール性を要する防湿性の包装紙において、ヒートシールコート剤の防湿面への密着性が不十分である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来のポリオレフィン樹脂をラミネートするよりも優れた防湿性能を有し、特に、上記のワックスエマルションを含む水性被覆組成物において問題となる防湿面からのワックスの移行や、防湿面同志の接着剤やヒートシールコート剤による接着性不良の問題を解決し、更に包装時の折り曲げによる防湿性の低下を防止し、耐湿、耐熱ブロッキング性、古紙の再利用時の離解性にも優れた防湿被覆用塗工組成物を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、防湿性の付与に効果のあるワックス類を使用せず、防湿効果を高める方法について鋭意研究を重ねた結果、スチレン・アクリル系共重合体エマルション及びSBR系合成ゴムラテックスからなる主成分に、アクリル系共重合体水溶液、石油樹脂エマルション及び無機顔料を配合することにより、防湿性と接着性を両立させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明はカルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重体エマルション(A)を固形分で30〜65重量%、スチレン・ブタジエン系合成ゴムラテックス(B)を固形分で20〜65重量%、アクリル系共重合体水溶液(C)を固形分で2〜10重量%、石油樹脂エマルション(D)を固形分で5〜40重量%(ただし(A)(B)(C)(D)の合計を100重量%とする)からなる水性分散液と無機顔料とからなる防湿被覆用塗工組成物である。更に、該カルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重合体エマルション(A)は、(a)カルボキシル基含有ビニル単量体1〜20重量%、(b)スチレン単量体20〜70重量%、(c)(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体10〜79重量%、及び(d)その他共重合可能なビニル単量体0〜30重量%からなる単量体混合物(ただし(a)(b)(c)(d)の合計を100重量%とする)を乳化共重合してなるガラス転移温度−20〜60℃の共重合体からなる。更に又、本発明は、アクリル系共重合体水溶液(C)が、カルボキシル基含有ビニル単量体を5〜40重量%含有するアクリル系共重合体にアルカリ剤を加えpHを7.5〜9.5に調整して溶解させた水溶液であり、石油樹脂エマルション(D)が、軟化点60〜125℃を有する石油のC5留分とC9留分を共重合した共重合型石油樹脂を乳化して得られる乳化組成物である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を詳細に説明する。本発明のカルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重体エマルション(A)は、カルボキシル基含有ビニル単量体を含むスチレン単量体及び(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体を主成分とする共重合体であり、該共重合体のガラス転移温度(以下Tgと称する)が、−20〜60℃、好ましくは−5〜50℃を有する共重体エマルションである。該共重体エマルションは、低透湿性、耐水性、耐熱ブロッキング性及び離解性を付与することから、本発明の防湿被覆用塗工組成物の主成分として使用することが必要である。該共重合体のTgが−20℃より低い場合、塗工面の耐湿ブロッキング性や耐熱ブロッキング性が劣り、60℃を超える場合、皮膜の伸びが低下し防湿紙の折り曲げ時の防湿性が低下する。ここで共重合体のTgは、日本エマルジョン工業会規格の「合成樹脂エマルジョンの皮膜硬さ表示方法(107−1996)」に記載の各ホモポリマーのTg値を使用して計算式から求める。
【0012】
本発明のカルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重合体エマルション(A)は、(a)カルボキシル基含有ビニル単量体1〜20重量%、(b)スチレン単量体20〜70重量%、(c)(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体10〜79重量%、及び(d)その他共重合可能なビニル単量体0〜30重量%からなる単量体混合物(ただし(a)(b)(c)(d)の合計を100重量%とする)を乳化共重合して得られる。
【0013】
本発明のカルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重合体エマルション(A)に使用するカルボキシル基含有ビニル単量体(a)としては、具体的に(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸及び無水マレイン酸、無水イタコン酸のハーフエステル等が挙げられる。好ましくは(メタ)アクリル酸である。
【0014】
その使用量は、1〜20重量%であり、好ましくは3〜15重量%である。使用量が1重量%より少ない場合、共重合体の重合時の安定性が低下するし、又皮膜の耐熱ブロッキング性も低下する。使用量が20重量%を超える場合、共重合体の中和時の粘度が上昇したり、経時での粘度安定性が低下する。
【0015】
本発明のカルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重合体エマルション(A)に使用する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体(c)としては、具体的にメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの群から選ばれる少なくとも1種以上を使用することができる。
【0016】
その使用量は、10〜79重量%である。好ましくは20〜60重量%である。この使用範囲内で所定のTgに調整することにより、防湿性や耐ブロッキング性等のバランスの取れたスチレン・アクリル系共重合体エマルションを得ることができる。
【0017】
本発明のカルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重合体エマルション(A)に使用するその他共重合可能なビニル単量体(d)としては、α―メチルスチレン、クロロスチレン、4−ヒドロキシスチレン、ビニルトルエン、(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等が挙げられる。更に、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等の2〜3個の二重結合を有するビニル単量体;(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の酸アミド基又はN−置換アミド基を含有するビニル単量体;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基を含有するビニル単量体;グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシ(メタ)アクリレート等のエポキシ基含有単量体を使用することができる。
【0018】
その使用量は、30重量%以下である。30重量%を超えると防湿性、耐湿ブロッキング性の低下が見られる。
【0019】
本発明のカルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重合体エマルション(A)は、単量体混合物にラジカル重合開始剤を用い通常の乳化重合の方法で得ることができる。また必要に応じて重合調整剤、粒子径調整剤等を使用することもできる。ラジカル重合開始剤としては、熱又は還元性物質によってラジカルを生成してビニル重合性単量体の付加重合を起させるもので、水溶性及び油溶性の過硫酸塩、過酸化物、アゾビス化合物等がある。例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、t−ブチルハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、2.2−アゾビスイソブチロニトリル、2.2−アゾビス(2−ジアミノプロパン)ハイドロクロライド、2.2−アゾビス(2.4−ジメチルバレロニトリル)等があり、好ましくは水溶性のラジカル重合開始剤である。その使用量は、単量体に対して通常0.05〜2重量部である。なお、レドックス反応する場合、重亜硫酸ナトリウム、塩化第一鉄、アスコルビン酸塩、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート等の還元剤をラジカル重合開始剤と組み合わせて用いることもできる。
【0020】
本発明の防湿被覆用塗工組成物に占めるカルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重合体エマルション(A)の割合は、固形分換算で30〜65重量%であることが必要である。その占める割合が30重量%より少ない場合は、古紙再生のための十分な離解性を得ることが難しく、また65重量%を超える場合は、折り曲げ時の防湿性が低下するので好ましくない。
【0021】
本発明のスチレン・ブタジエン系合成ゴムラテックス(B)は、スチレン及びブタジエンを必須成分とする単量体混合物を乳化重合した共重合体のラテックスであり、カルボキシル基等の官能基、その他のビニル系単量体を共重合したものも含まれる。スチレン・ブタジエン系合成ゴムラテックスは、折り曲げ時の皮膜の可撓性を保持するために必要である。該合成ゴムラテックスとしては、各社で市販されているスチレンーブタジエンラテックス、スチレンー(メタ)アクリル酸エステル−ブタジエンラテックス等が使用できる。該合成ゴムラテックス(B)は、ガラス転移温度が−15〜40℃、ゲル分率が60〜90%程度の高ゲル分率を有するものが好ましい。
【0022】
本発明の防湿被覆用水性樹脂組成物に占めるスチレン・ブタジエン系合成ゴムラテックス(B)の割合は、固形分換算で20〜65重量%であることが必要である。その占める割合が20重量%より少ない場合は、折り曲げによる防湿性の低下を防ぐことが難しい。また65重量%を超える場合、離解性、耐湿ブロッキング性及び耐熱ブロッキング性を向上させることが困難である。
【0023】
本発明のアクリル系共重合体水溶液(C)は、本発明の組成物を紙に塗工する際に紙組織への浸透を防止し、紙表面に均一な皮膜を形成する効果に優れるために必要である。カルボキシル基含有ビニル単量体と、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体及びその他共重合可能なビニル単量体からなる単量体混合物を共重合して得られる共重合体をアルカリ剤で中和して、水溶性にしたものである。
【0024】
本発明の防湿被覆用水性樹脂組成物に占めるアクリル系共重合体水溶液(C)の割合は、固形分換算で2〜10重量%であることが必要である。その占める割合が2重量%より少ない場合、塗工面に均一な防湿層が形成され難く防湿性及び耐湿ブロッキング性が低下する。またその占める割合が10重量%を超える場合、形成される塗膜の耐水性及び防湿性が低下する。
【0025】
本発明のアクリル系共重合体水溶液(C)に使用するカルボキシル基含有ビニル単量体しては、具体的に(メタ)アクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のジカルボン酸;ジカルボン酸の無水物を挙げることができる。これらの群から少なくとも1種以上使用することができる。好ましくは(メタ)アクリル酸である。より好ましくはメタクリル酸である。カルボキシル基含有ビニル単量体の使用量は5〜40重量%、好ましくは7〜25重量%である。その使用量が5重量%より少ない場合、中和時の溶解性が不足し水溶化できない。その使用量が40重量%を超える場合、アルカリ剤による溶解後の粘度が高くなり、塗工性が悪くなる。該共重合体水溶液のpHは、7.5〜9.5が好適である。
【0026】
本発明のアクリル系共重合体水溶液(C)に使用する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体としては、具体的にメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの群から選ばれる少なくとも1種以上を使用することができる。
【0027】
本発明のアクリル系共重合体水溶液(C)に使用するその他共重合可能なビニル単量体としては、具体的に(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の酸アミド基又はN−置換アミド基を含有するビニル単量体;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基を含有するビニル単量体;α―メチルスチレン、クロロスチレン、4−ヒドロキシスチレン、ビニルトルエン、(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等が挙げられ、これらの群から少なくとも1種以上使用することができる。
【0028】
本発明のアクリル系共重合体水溶液(C)は、上記の単量体混合物を通常の乳化重合法、もしくは溶液重合法等により重合後、アルカリ剤を添加して加熱溶解させ水溶液化してなる水溶液である。ここで、溶解するために使用するアルカリ剤としては、アンモニア水、アルカリ金属の水酸化物等の無機塩、有機アミン等の有機塩基を使用できる。具体的には、アンモニア水、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン等を使用することができる。好ましくはアンモニア水である。
【0029】
本発明の石油樹脂エマルション(D)は、アクリル系エマルション及び合成ゴムラテックスとの分散安定性が良好であり、成膜する際粒子間隙に充填され緻密な皮膜を生成して防湿性を向上させるのに効果が大である。該石油樹脂エマルションは、石油留分であるC5留分を重合した脂肪族系石油樹脂及びその誘導体からなる樹脂エマルション、C9留分を重合した芳香族系石油樹脂及びその誘導体からなる樹脂エマルション、及びC5留分とC9留分を共重合した共重合型石油樹脂及びその誘導体からなる樹脂エマルションのいずれかの石油樹脂エマルションを使用できるが、好ましくはC5留分とC9留分を共重合した共重合型石油樹脂エマルションである。市販品の1例としては、東邦化学工業(株)製のQME−60、QME−100、QME−120、QME−125が挙げられる。好ましくは軟化点60℃及び100℃を有するQME−60、QME−100である。
【0030】
本発明の防湿被覆用塗工組成物に占める石油樹脂エマルション(D)の割合は、固形分換算で5〜40重量%である。その占める割合が5重量%より少ない場合は、防湿性が低下し、その割合が40重量%を超える場合は、耐折性が低下し折り曲げ時の防湿性が低下する。
【0031】
本発明の無機顔料は、特に限定はしないが公知の無機顔料を使用することができる。無機顔料を使用することにより防湿性や耐ブロッキング性を更に向上させることができる。無機顔料としては、具体的に、炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク、カオリンクレー、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム等が挙げられる。これらの群より選ばれる1種又は2種以上を使用することができる。好ましくは炭酸カルシウム、タルクである。その使用量は、本発明の水性分散液100重量部(固形分換算)に対して無機顔料70〜200重量部である。使用量が70重量部より少ない場合、防湿性、耐ブロッキング性が低下し、200重量部を超える場合、折り曲げ時の防湿性が低下する。
【0032】
更に、本発明の防湿被覆用水性樹脂組成物には、必要に応じて成膜助剤、可塑剤、粘性調整剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤、分散剤、凍結防止剤等を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0033】
本発明の防湿被覆用水性樹脂組成物は、防湿性(平板、折り曲げ時)、耐湿ブロッキング性、耐熱ブロッキング性、及びヒートシールコート剤の密着性等の実用性能、並びに再パルプ化時の離解性に優れており、防湿コート紙、特にクラフト紙、段ボール用ライナー紙、コート紙等の包装用紙の防湿加工剤として有用である。
【0034】
【実施例】
以下実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例により制限されるものではない。なお、実施例における部は重量部を示し、%は重量%を示す。
【0035】
製造例A−1(カルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重体エマルションの製造)
予め、別容器にスチレン52部、2−エチルヘキシルアクリレート43部、メタクリル酸5部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム(花王(株)製 商品名レベノールWZ)8部、脱イオン水48.9部をとり、攪拌・乳化して単量体乳化物を作製する。攪拌機、還流冷却器、温度計、窒素導入管及び滴下装置を備えた反応槽に窒素ガスを流入し、次に脱イオン水33.6部を仕込み、内温60度まで昇温させ、予め別容器に調整した単量体乳化物7.8部と脱イオン水で10%濃度に溶解した過硫酸アンモニウム2部を仕込み、温度を80℃まで昇温させ、30分間その温度に保つ。予め調整した単量体乳化物の残量を4時間かけて滴下し、並行して脱イオン水で10%濃度に溶解した過硫酸アンモニウム3部を滴下する。内温78〜82℃で乳化重合を行う。滴下終了後、同温度で3時間後反応し、室温に冷却する。アンモニア水と調整水で調整して固形分50%、粘度400mPa・s、pH8.8、Tg3.1℃のカルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重体エマルションA−1を得た。
【0036】
製造例A−2〜A−5(カルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重体エマルションの製造)
製造例A−2〜A−5の共重合体エマルションは、下記表1に示すように単量体の種類、量を変える以外は全く製造例A−1と同様にして得られたカルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重体エマルションである。
【0037】
製造例C−1(アクリル系共重合体水溶液C−1製造)
予め、別容器にエチルアクリレート9部、ブチルアクリレート9部、メチルメタクリレート73部、メタクリル酸9部、N−ドデシルメルカプタン1部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム(花王(株)製 商品名レベノールWZ)12部、脱イオン水60.3部をとり、攪拌・乳化して単量体乳化物を作製する。攪拌機、還流冷却器、温度計、窒素導入管及び滴下装置を備えた反応槽に窒素ガスを流入し、次に脱イオン水81.7部を仕込み、内温を80℃に上昇させ、脱イオン水で10%濃度に溶解した過硫酸アンモニウム2部を仕込み、直ちに予め調整した単量体乳化物を4時間かけて滴下し、並行して脱イオン水で10%濃度に溶解した過硫酸アンモニウム3部を滴下する。内温78〜82℃で乳化重合を行う。滴下終了後、同温度で3時間後反応する。後反応終了後、脱イオン水を144部、アンモニア水(25%)6を添加して内温を70℃に加温しながら2時間攪拌して、固形分25%、粘度200mPa・s、pH8.5のアルカリ可溶性アクリル系共重合体水溶液C−1を得た。
【0038】
製造例C−2及びC−3(アクリル系共重合体水溶液C−1製造)
製造例C−2及びC−3のアクリル系共重合体水溶液は、下記表2に示すように単量体の種類、量を変える以外は全く製造例C−1と同様にして得られたアクリル系共重合体水溶液である。
【0039】
【表1】
Figure 2004124304
【0040】
【表2】
Figure 2004124304
【0041】
表1及び表2中、単量体の種類を下記の略号で示し、また共重合体の計算Tgは括弧内に示すそれぞれの単独重合体のTgを用いた。
St  :スチレン(Tg:100℃)
MMA :メチルメタクリレート(Tg:105℃)
EA  :エチルアクリレート(Tg:−22℃)
BA  :ブチルアクリレート(Tg:−52℃)
2EHA:2−エチルヘキシルアクリレート(Tg:−70℃)
AAc :アクリル酸(Tg:106℃)
mAAc:メタクリル酸(Tg:185℃)
【0042】
実施例1
製造例A−1にて得られたカルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重体エマルションA−1を72部(固形分比率36%)に、スチレン・ブタジエン系合成ゴムラテックス(旭化成(株)製 SBRゴムラテックスDL−612:ブタジエン含有量40〜55%、固形分48%、pH10.5、成膜温度2℃)を75部(固形分比率36%)、製造例C−1にて得られたアクリル系共重合体水溶液C−1を20部(固形分比率5%)、石油樹脂エマルション(東邦化学工業(株)製 QME−60、固形分50%、pH8〜10、粘度3000mPa・s/25℃)を46部(固形分比率23%)攪拌混合し、更に無機顔料としてタルク(富士タルク工業(株)製 PKP−80 平均粒子径5〜6μm)を145部添加して十分に混合する。固形分濃度、pH、粘度を調整して固形分62%、pH8.6、粘度600mPs・aなる防湿被覆用塗工液を得た。該防湿被覆用塗工液を両晒クラフト紙(70g/m)に20g/m・dryになるように塗布し、直ちに130℃の乾燥機で1分間乾燥させて防湿塗工紙を得た。上記のようにして得られた防湿塗工紙について、防湿性、耐湿ブロッキング性、耐熱ブロッキング性及びヒートシールコート剤の密着性を試験した結果いずれも極めて良好であった。結果は表3に示す。また離解性は標準パルプ離解機を用いて評価したところ、完全に単繊維の状態になり良好であった。よって古紙の再利用化に実用的であることを実証するものである。
【0043】
実施例2及び3
実施例2は、実施例1の(C)アクリル系水溶液C−1をC−2に変更した実施例であり、実施例3は、C−3に変更し、更に無機系顔料を炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製 重質炭酸カルシウムR 平均粒子径13μm)に変更して実施例である。表3に示すような割合で配合して実施例1と全く同様にして防湿塗工紙を作製した。防湿性、耐湿ブロッキング性、耐熱ブロッキング性、離解性及びヒートシールコート剤の密着性を試験した結果いずれも極めて良好であった。結果は表3に示す。
【0044】
実施例4〜7
実施例4〜7は、実施例2の(A)エマルションをそれぞれA−2、A−3、A−4、A−5に変更し、実施例6は、更に実施例3で使用した炭酸カルシウムに変更した実施例である。表3に示すよう割合で配合して実施例1と全く同様にして防湿塗工紙を作製した。防湿性、耐湿ブロッキング性、耐熱ブロッキング性、離解性及びヒートシールコート剤の密着性を試験した結果いずれも極めて良好であった。結果は表3に示す。
【0045】
比較例1
実施例1の石油樹脂エマルション(D)を除いた例である。表4に示すよう割合で配合して実施例1と全く同様にして防湿紙を作製した。試験結果は、平板試験及び折り目試験のいずれも透湿度が高く防湿性が悪かった。結果は表4に示す。
【0046】
比較例2
実施例1のアクリル系水溶液(C)を除いた例である。表4に示すよう割合で配合して実施例1と全く同様にして防湿塗工紙を作製した。試験結果は防湿性が少し悪く、耐湿ブロッキング性試験のコート面/コート面が悪かった。結果は表4に示す。
【0047】
比較例3
実施例1のアクリル系水溶液(C)及び石油樹脂エマルション(D)を除いた例である。表4に示すよう割合で配合して実施例1と全く同様にして防湿塗工紙を作製した。試験結果は防湿性及び耐湿ブロッキング性試験のコート面/コート面が悪かった。結果は表4に示す。
【0048】
比較例4
実施例1の無機系顔料を除いた例である。表4に示すよう割合で配合して実施例1と全く同様にして防湿塗工紙を作製した。試験結果は防湿性、耐湿ブロッキング性、耐熱ブロッキング性及び離解性が悪かった。結果は表4に示す。
【0049】
対象例
18μmのポリエチレンをラミネートした市販のポリエチレンラミネート紙において同様に各試験を行った。透湿度は、35g/m・24hsであり、耐湿ブロッキング性及び耐熱ブロッキング性は良好でだが、離解性はポリエチレン及び繊維の塊があり離解性不足であることが認められた。またヒートシールコート剤の密着性も劣っていた。
【0050】
【表3】
Figure 2004124304
【0051】
【表4】
Figure 2004124304
【0052】
表3及び表4中、(A)エマルションは、カルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重合体エマルションを示し、更に(C)アクリル系水溶液はアクリル系共重合体水溶液を示す。
【0053】
試験方法
各試験に使用する防湿塗工紙の試料は、両晒クラフト紙(70g/m)にバーコーターにて20g/m・dryになるように塗布し、130℃の乾燥機で1分間乾燥させて得た。
【0054】
(1)防湿性
防湿性は、透湿度をもって示した。透湿度試験は、JISZ−0208「防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)」に準じて、温湿度40℃、90%RHの雰囲気中にて測定した。折り目試験は、プレスロールを通して十文字に折り目をつけ、そのクロス部分の透湿度を測定した。
【0055】
(2)耐湿ブロッキング性
耐湿ブロッキング性試験は、クラフト紙の防湿塗工面と非塗工面及び塗工面と塗工面をそれぞれ重ね合わせて、温湿度50℃、90%RHの雰囲気中、荷重500g/cmをかけ、24時間放置後の重ね合わせ面のブロッキング程度を判定した。
◎:抵抗なく剥がれる
○:剥がす時、少し抵抗がある
△:剥がす時、抵抗はあるが塗工面の破壊はない
×:ブロッキングし、塗工面の破壊が生じる
【0056】
(3)耐熱ブロッキング性
耐熱ブロッキング性試験は、クラフト紙の防湿塗工面と非塗工面を試料幅50mmで重ね合わせ、50℃に調温したヒートシーラーで5秒間圧着(3Kg/cm圧)し、ブロッキング程度を判定した。
◎:抵抗なく剥がれる
○:剥がす時、少し抵抗がある
△:剥がす時、抵抗はあるが塗工面の破壊はない
×:ブロッキングし、塗工面の破壊が生じる
【0057】
(4)離解性
離解性試験は、水1500ml中に防湿塗工紙60gを細かく刻んで浸漬し、標準パルプ離解機を用いて回転数3000rpmにて、15分間攪拌分散させ、得られたスラリー液を水で20倍に希釈し、分散状態を観察した。
◎:未離解繊維のフロックなし
○:未離解繊維のフロック若干あり
△:未離解繊維のフロック少しあり
×:未離解繊維のフロック多い
【0058】
(5)密着性
密着性試験は、クラフト紙の防湿塗工面にヒートシールコート剤であるサイビノールEK−103(サイデン化学(株)製 アクリル系エマルションタイプ 固形分32%、粘度30mPa・s pH8.0)を、バーコーターにて6〜7g/m・dryになるように塗布し、80℃の乾燥機で30秒間乾燥して試料とした。該試料の表面にセロハン粘着テープ(25mm幅)を貼付け、強制的に剥離しヒートシールコート剤と防湿塗工面との密着性を観察した。
◎:ヒートシールコート剤と防湿塗工面との間の剥離なし
○:ヒートシールコート剤と防湿塗工面との間の剥離がわずかにある
△:ヒートシーコートル剤と防湿塗工面との間の剥離が一部ある
×:ヒートシールコート剤と防湿塗工面との間の剥離が全面にある
【0059】
【発明の効果】
本発明の防湿被覆用塗工組成物は、ポリエチレンラミネート紙に代わる包装紙用防湿コート剤として、防湿性に優れ、従来のワックスエマルションを含む防湿コート剤において問題となるワックスの転移や、包装時の折り曲げによる防湿性の低下を防止し、更に耐湿ブロッキング性、耐熱ブロッキング性、古紙の再利用時の離解性、防湿面へのヒートシールコート剤の密着性に優れることから、紙製品等の包装用紙として被包装物を湿気から保護し、使用した包装用紙は一般紙と同様に古紙回収紙として取り扱うことができる。

Claims (4)

  1. カルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重体エマルション(A)を固形分で30〜65重量%、スチレン・ブタジエン系合成ゴムラテックス(B)を固形分で20〜65重量%、アクリル系共重合体水溶液(C)を固形分で2〜10重量%、石油樹脂エマルション(D)を固形分で5〜40重量%(ただし(A)(B)(C)(D)の合計を100重量%とする)からなる水性分散液と無機顔料とからなる防湿被覆用塗工組成物。
  2. カルボキシル基含有スチレン・アクリル系共重合体エマルション(A)が、(a)カルボキシル基含有ビニル単量体1〜20重量%、(b)スチレン単量体20〜70重量%、(c)(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体10〜79重量%、及び(d)その他共重合可能なビニル単量体0〜30重量%からなる単量体混合物(ただし(a)(b)(c)(d)の合計を100重量%とする)を乳化共重合してなるガラス転移温度−20〜60℃である請求項1記載の防湿被覆用塗工組成物。
  3. アクリル系共重合体水溶液(C)が、カルボキシル基含有ビニル単量体を5〜40重量%含有するアクリル系共重合体にアルカリ剤を加えpHを7.5〜9.5に調整して溶解させた水溶液である請求項1又は2に記載の防湿被覆用塗工組成物。
  4. 石油樹脂エマルション(D)が、軟化点60〜125℃を有する石油のC5留分とC9留分を共重合した共重合型石油樹脂を乳化してなる請求項1〜3のいずれかに記載の防湿被覆用塗工組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101535151B1 (ko) * 2013-05-16 2015-07-09 정영 흡습성 및 방습성을 가지는 기능성 실내용 건축마감재 조성물 및 그 제조방법
JP2016191167A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 北越紀州製紙株式会社 耐水耐油紙
JP2020502388A (ja) * 2016-12-22 2020-01-23 ストラ エンソ オーワイジェイ 包装材料を製造する方法および本方法によって作製された包装材料

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