JP2004121507A - 引出 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワゴンや袖机等の家具本体に適用される引出において、家具本体に出し入れ可能に支持される収納部の前面側に配置される鏡板の前面にフック孔等の加工を施すことなく、鏡板を好適に保護することができるプロテクタを選択的に着脱することができる引出を提供する。
【解決手段】収納部3の前面側に取り付けられ鏡板4を支持する裏当材BUを引出本体11に設け、プロテクタ7の下端部を裏当材BUの下端部に対して着脱可能に固定する固定手段Xと、この固定手段Xによって裏当材BUに固定したプロテクタ7の上端部における両側端部を裏当材BUの両側端部に保持する一対の保持手段Yとを引出1に形成した。
【選択図】図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロテクタを取り付けた引出に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ワゴンやデスクの袖机等の引出は、その表面材である鏡板に鋼板のプレス成形品が用いられているのが通例である。特に床面に近い引出の開閉時には、鏡板がデスクや椅子等の脚部等に衝突しやすく、鏡板に傷が生じたり塗装が剥がれるなどの損傷が起こりやすいため、鏡板の前面を保護するためにその下端部に合成樹脂製のプロテクタを取り付けることが考えられる。例えば、デスクに設けられる最下段の袖机における鏡板の前面に合成樹脂製のプロテクタを取り付けたものが従来のプロテクタを取り付けた態様の引出の従来例として挙げることができる。このプロテクタは、後方へ向けて形成したフック爪が形成したものであり、それに対して鏡板の前面における下端部にフック孔を開口させて形成しておき、フック爪をフック孔に係合させる構造によって、プロテクタを鏡板に取り付けるようにしている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特許第2629520号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成によりワゴンや袖机等の鏡板にプロテクタを取り付けるようにすると、鏡板の前面には必然的にフック孔を開口させることになる。そのため、プロテクタが不要な場合や、プロテクタに透明樹脂製品を適用した場合には、フック孔が不格好に露出して、鏡板の外観を損なう結果を招く。また、鏡板のプレス加工の前又は後に、フック孔を打ち抜いて形成する工程が必要となり、作業工数やコストが増加するおそれもある。
【0005】
そこで本発明は、以上のような問題に鑑みて、鏡板には外観の低下を生じさせず、また製造の工数増加を招くこともなく、好適にプロテクタを取り付けることができるようにした引出を提供することを主目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の引出は、ワゴンや袖机等の家具本体に出し入れ可能に支持されて当該家具本体と共に収納空間を形成する収納部と、該収納部の前面側に配置される鏡板と、収納部の前面側に取り付けられ前記鏡板を支持する裏当材とを具備する引出本体と、鏡板の前面側における下端部にその幅方向全体に亘って配置されるプロテクタとを備えてなり、前記プロテクタの下端部を裏当材の下端部に対して着脱可能に固定する固定手段と、該固定手段により裏当材に固定した状態でプロテクタの上端部における両側端部を裏当材の両側端部に保持する一対の保持手段とを具備していることを特徴としている。
【0007】
このような構成とすれば、プロテクタは固定手段及び保持手段によって鏡板にではなく裏当材に取り付けて鏡板の前面の保護を従来品と同様に有効に図ることができるため、鏡板の前面にはフック孔等の外観を棄損する構成を採用する必要がない。そのため、プロテクタが不要な場合には不格好なフック孔等が鏡板の前面に露出することがないので、プロテクタの要不要を鏡板の外観の悪化を気にすることなく必要に応じて或いはユーザの好みに応じて適宜選択することができるとととなる。また、鏡板にはフック孔等を形成する必要がないことから、その製造工数を削減することも可能である。さらに、この種のプロテクタには通常、合成樹脂一体成形品が用いられるので、プロテクタの製造工数等が格別増加することもない。
【0008】
特にプロテクタを利用する場合に、プロテクタの存在によって鏡板の前面の外観が大幅に変更されることがないようにするには、プロテクタを、透明な合成樹脂素材により形成することが好ましい。
【0009】
保持手段の簡単で好適な構成としては、プロテクタの側端部に形成した係合部と、この係合部と係脱可能に係合し得る被係合部を具備しこれら係合部と被係合部とを係合させ且つプロテクタの裏面を鏡板の前面に添接させた状態でプロテクタと鏡板と裏当材とを前後に挟持するストッパキャップとから構成した保持手段を挙げることができる。
【0010】
この場合においても、ストッパキャップの存在によって鏡板の前面の外観が大幅に変更されることがないようにするには、ストッパキャップを、透明な合成樹脂素材により形成すればよい。なお、上述したように、プロテクタも透明な合成樹脂成形品とすればなお良いのはいうまでもない。
【0011】
ストッパキャップの着脱を容易なものとするためには、このストッパキャップを、鏡板の前面側に配置される前壁と、裏当材の裏面に当接する後壁と、これら前壁と後壁の外側端部同士を連続させ鏡板及び裏当材の側縁に当接する側壁とを具備するものとし、前記固定手段によって裏当材に取り付けたプロテクタよりも上方において前壁、側壁及び後壁によって包囲される空間内に鏡板及び裏当材を挿通させた差込位置から前記係合部と係合する係合位置まで該ストッパキャップをスライド移動し得るように構成することが望ましい。
【0012】
このような構成の場合に、鏡板や裏当材には特段の設計変更を要しない好適なプロテクタ及びストッパキャップの具体的構成態様としては、鏡板の前面を保護するプロテクタの前壁における側端部に前記係合部として側方へ突出する係合爪を形成するとともに、ストッパキャップの前壁における裏面に前記被係合部として係合爪と係合し得る被係合溝を形成したものが挙げられる。
【0013】
また、ストッパキャップの取付作業の簡易化を図るためには、ストッパキャップの前壁における裏面に、ストッパキャップのスライド動作に伴って前記係合部を経過的に被係合溝まで通過させる案内溝を形成するとよい。
【0014】
さらに、プロテクタによる鏡板の側縁の保護と、ストッパキャップの良好な取付状態を得るためには、プロテクタを、その前壁の側端部から後方へ向けて延び鏡板の側縁を保護する側壁を具備するものとして、そのプロテクタの側壁とストッパキャップの側壁とを相互に係合させてストッパキャップの外側方への傾倒を防止する傾倒防止手段を形成することが好ましい。この場合の傾倒防止手段の好適で簡易な構成としては、プロテクタの側壁に上方へ突出させて形成した突起部と、ストッパキャップの側壁の外面側に形成され前記突起部と係合し合う凹部とから構成した傾倒防止手段が挙げられる。
【0015】
一方、固定手段の好ましい具体的構成としては、裏当材の下端部に形成したナット部と、プロテクタの下端部に前記ナット部と対応させて形成したビス挿通孔と、該ビス挿通孔に挿入して前記ナット部に着脱可能に締着し得るビスとから構成したものが挙げられる。なお、ナット部としては、ビスを挿通し得る孔とナットから構成したものや、ビスを螺着し得るタップ孔等を採用することができる。
【0016】
そして、プロテクタを取り付けるための格別な構造を裏当材側に形成することなく、容易にプロテクタを着脱し得るようにするためには、ナット部として、鏡板の下端部をビス止めにより固定するためのものを利用し、このナット部を、鏡板及びプロテクタの裏当材に対する固定に共用するようにすればよい。これをより簡易な構成で実現するためには、裏当材の下端部に、前記ナット部を形成した水平片を形成するとともに、プロテクタの下端部に、鏡板の下方を前方から後方へ通過して裏当材の水平片と重合し且つ前記ビス挿通孔を形成した水平片を形成することが望ましい。
【0017】
また、プロテクタを鏡板の前面に密着させて望ましい取付状態が得られるようにするには、プロテクタを、可撓性を有する合成樹脂素材により形成することが好適である。さらに、鏡板の少なくとも下端部が、その前面における中央部を側端部よりも前方へ膨出させた形状を有するものであっても、プロテクタと鏡板との密着性を向上するには、プロテクタの平面視形状を、幅方向へ略一直線状ないし中央部を側端部よりも後方へ湾曲させたものとすることが有効である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0019】
本実施形態に係る引出1は、図1に斜視図、図2に正面図、図3に平面図、及び図4に右側面図を示したワゴンWにおいて最下段に配置される引出として適用されたものである。すなわちこのワゴンWは、前記引出1に加えて、最上段に配置される引出1a、及び中断に配置される引出1bと、これら引出1、1a、1bを出し入れ可能に支持する家具本体たる筐体2とを主たる構成要素として備え、引出1にプロテクタ7を選択的に取り付け得るように構成している。
【0020】
まず、筐体2は、図1〜図4に示すように、板金材を折り曲げ加工により平面視矩形状の頂壁21と、この頂壁21から垂下して前端部を前方に側面視部分円弧状をなすように膨出させた側壁22とを形成し、さらにこの頂壁21と同形状の底壁23と、正面視縦長の矩形状の背壁24とを取り付けて、前面に開口を有してなるものである。側壁22の内側には、引出し1を動かすための図示しないレールと補強板を具備する井桁、サスペンションレール、引出をスムーズに移動させるための車輪などが設けられている。また、底壁23には、ワゴンWを可動にするキャスタ25を合計4個取り付けている。
【0021】
各引出1は、図5に示すように、物品を収納する収納空間を筐体2と共に構成する収納部3と、この収納部3の前面に取り付けられる鏡板4及び裏当材BUとを備えた引出本体11を主体としてなるものである。なお、上段及び中断の引出1a、1bは、下段の引出1cとは、上下寸法を異にするものの、基本的には同一構成のものである。そして本実施形態においては、図1〜図4に示すように、3つの引出し1、1a、1bの側面視形状が前方へ膨出する連続した部分円弧状を描くように構成している。
【0022】
収納部3は、板金材を素材とする底板31とこの底板31の各側縁からそれぞれ上方に立ち上げた側板32と、これら側板32及び底板31の後端部に設けた後板(図示省略)とから構成され、引出本体11の前板となる前記鏡板4を取り付けるための裏板5を前記底板31及び側板32の前端部に取り付けている。この裏板5は、鏡板4を裏面側から補強支持する裏当材BUを後述する側部カバー6と共に構成する部材であり、曲げ加工により成形した前方に開口する箱状をなすものである。具体的に裏板5は、図5、図6及び図7に示すように、鉛直に起立させた正面視矩形状をなす後板51と、この後板51の上縁、下縁及び側縁からそれぞれ前方に延びるように一体に屈曲させた上屈曲板52、水平片たる下屈曲板53、及び一対の側屈曲板54とを具備している。なお、上屈曲板52の前端には、鏡板4と係り合う前方に延びるアングル状の係合片52aを設け、下屈曲板53には、鏡板本体4の下屈曲板43に設けたネジ孔43nに対応する位置にナット部たるタップ孔53nを設けている。なお、タップ孔53nに換えて、それと同一箇所にビスを挿通可能な貫通孔とその貫通孔にねじ孔を一致させるように下屈曲板43に固定した通常のナットとの構成によってナット部を形成してもよい。
【0023】
鏡板4は、前記裏板5の前面側に取り付けられて引出1の前面板を構成するものであり、鏡板4の裏板5への取付に際しては、鏡板4と互いの遊動を禁止した状態で結合される側部カバー6が利用される。
【0024】
具体的にこの鏡板4は、図5、図6及び図7に示すように後方に開口する箱状のものであり、プレス加工により前縁が側面視前方に膨出する部分円弧状に成形した正面視矩形状の前板41とこの前板41の上縁、下縁及び側縁からそれぞれ後方に延びるように屈曲させた上屈曲板42、下屈曲板43、及び一対の側屈曲板44とを具備している。そして、前記前板41の左右の長さを、裏板5の左右両側縁に側部カバー6をそれぞれ取り付けた長さに相当する長さに設定して、これら裏板5及び側部カバー6をちょうど前方から隠蔽するようにしている。そして、上屈曲板42の後端には、鏡板4の取り付け時に上記裏板5の上屈曲板52に設けた係合片52aに係り合わせるために下方へ垂下させた係合片42aを設けている。下屈曲板43は、前板41の下縁に沿って後方及び上方、さらに後方へ屈曲させた側面視クランク状をなしており、後方へ延びる先端側の水平片43xに、裏板5の下屈曲板53とを重合させた状態で固定するためのタッピングビスT1を通過させ得るビス挿通孔43nを設けている。これらビス挿通孔43nは、裏板5のタップ孔53nと対応する位置に形成したものであるが、本実施形態ではこれらビス挿通孔43n及びタップ孔53nを引出1の幅方向に整列させて4つずつ形成しており、内側の2つには下方から引出1を筐体2から引き出した際の前傾防止用キャスタ9を取り付けるために利用し、外側の2つには下方からプロテクタ7を共通に取り付けるようにしている。なお、前傾防止用キャスタ9は、床面に接地する車輪91と、この車輪91を支持する水平軸を有するカバー92と、カバー92を支持して引出本体11に取り付けるための板状のステー93とを備えており、このステー93を、2つのビス94を前記内側2つのビス挿通孔43nに挿入したうえでタップ孔53nにねじ作用により締着することによって、裏板5に固定するようにしている。
【0025】
側部カバー6は、上述したように、裏板5と共に裏当材BUを構成する部材であり、図5、図6及び図7に示すように、引出1の裏板5の外方側に位置する収納部3の左右の側板32における前端近部傍の外側面側に配される樹脂射出成形品を利用している。この側部カバー6は、全体として裏板5の側屈曲板54と略一致した形状及び寸法に成形されたもので、鏡板4の前板41に対応させて前端部を湾曲させている。また、側部カバー6の前端部における外側部には、前縁からの距離が鏡板4の側屈曲板44の奥行き寸法と略等しい部位に、前向面61aを前方へ露出させた鍔部61を形成している。さらに、外側方から裏板5の側屈曲板54及び筐体2の側壁22と複数箇所で凹凸嵌合するとともに、複数箇所でビス止めすることによって、この側部カバー6は、筐体2の前端部において当該筐体2及び裏板5の側端部に取り付けられる。すなわち本実施形態では、上述のような側部カバー6及び裏板5の構成により裏当材BUが形成されている。
【0026】
そして、側部カバー6を裏板5及び筐体2に取り付けた状態で、まず、鏡板4の上屈曲板42を上方から裏板5の上屈曲板52に重合し、それらを幅方向に複数箇所でビス止めする。その状態から鏡板4の下端部側を後方へ回動し、鏡板4の左右の側屈曲板44を側部カバー6の前端部外側方部位に外側から鍔部61の前向面61aに当接する位置まで嵌め合わせるとともに側部カバー6の前面を前板41の裏面に当接し、さらに鏡板4の下屈曲板43を下方から裏板5の下屈曲板53に重合したうえで、内側2箇所のビス挿通孔43n及びタップ孔53nに前傾防止用キャスタ9を固定するとともに、外側2箇所のビス挿通孔43nに挿入したタッピングビスT1を対応するタップ孔53nに固定する。このようにして、鏡板4の取付作業が完了する。なお、上段及び中段の引出1a、1bにおいても、略同様にして引出本体が構成されているが、これらについてはキャスタ9を取り付ける必要はないので、鏡板と裏板の下端部同士を4箇所をタッピングビスを用いて、裏板に鏡板を取り付けるようにしている。
【0027】
本実施形態では、この状態の引出本体11に対して、必要に応じてユーザの選択によりプロテクタ7を取り付けることによって、鏡板4の保護を図るようにしている。なお、プロテクタ7を取り付ける場合には、鏡板4を裏板5に固定した前記タッピングビスT1は予め取り外しておくものとする。
【0028】
プロテクタ7は、比較的柔軟で可撓変形可能な合成樹脂を用いた透明な一体成形品であり、図5〜図8に示すように、鏡板4の前板41と略同一幅寸法の前壁71と、この前壁71の両側端部71から後方へ突出する一対の側壁72と、前壁71及び両側壁72の下端を繋ぐ底壁73と、この底壁73の後端部に起立させた左右一対の後壁74とを備えている。後壁74の上端部には、さらに後方へ屈曲させて突出する水平片75をそれぞれ形成している。
【0029】
前壁71は、鏡板4の前板41の約1/3乃至1/4程度の高さ寸法を有する正面視概略矩形状、平面視略一直線状をなしており、両側端部の上端部を外方及び上方へ開放するように矩形状に切り欠いて切欠部76を形成している。さらに、この切欠部76の上向面76a及び外向面76bには、正面視L字形をなして上方及び外側方へ向けて連続的に突出する突出壁77を形成しており、この突出壁77の上端部には更に外側方へ突出する係合部たる係合爪77aを形成している。なお、この係合爪77aを含めて突出壁77は、前壁71の裏面側に連続させてあり、前面とは若干の段差が生じるように、当該前壁71の略半分程度の厚みにしている。また、前壁71の前面には、デザイン上の観点から幅方向に延びる横スリット71aを上下複数段に亘って形成している。側壁72は、下端を前壁71の下端と一致させ、上端を切欠部76の上向面76aと一致させ、さらに奥行き寸法を鏡板4の側屈曲板44の奥行き寸法に略一致させた側面視概略矩形状をなすものである。そして、その上向面72aに、上方へ向けて突出する矩形状の突起部78を形成している。この突起部78は、外面を側壁72の外面に連続させ、厚み寸法が側壁72の約半分の横長な板状をなすものである。また、底壁73は、奥行き寸法が側壁72の奥行き寸法と略同一の平面視横長な矩形板状をなすものである。そして、この底壁73の側端部からやや内寄りの位置を外側端部とする一対の後壁74を、底壁73の後縁に沿って幅方向中央部で所定距離離間した状態で起立させている。このように後壁74をプロテクタ7の幅方向中央部で2つに分離させたのは、引出本体11の前端部に取り付ける前傾防止用キャスタ9を避けるためであり、既に取り付けてある前傾防止用キャスタ9を脱着することなくプロテクタ7の着脱作業を行うことができるようにしている。また、後壁74の上端から後方へ略水平に延びる矩形板状の水平片75の外側端部には、鏡板4の下屈曲板43の外側の2つのビス挿通孔43n、及び裏板5の下屈曲板53における外側のタップ孔53nと対応する位置に、それぞれビス挿通孔75nを、当該水平片75の肉厚を貫通させて形成している。
【0030】
すなわち、このビス挿通孔75n、裏板5のナット部たる外側2つのタップ孔53n、鏡板4の外側2つのビス挿通孔43n及びこれらに挿入されるタッピングビスT1は、プロテクタ7を裏当材UBの構成要素である裏板5に固定するための固定手段Xを形成するものである。そして、このプロテクタ7の裏面を鏡板4の前板41の前面における下端部にあてがった状態で、水平片75を鏡板4の下屈曲板43に下方から当接させ、タッピングビスT1をビス挿通孔75n、43nに挿入したうえでタップ孔53nに締着することによって、プロテクタ7を引出本体11に取り付けるようにしている。このとき、プロテクタ7を固定するための引出本体11側の構成は、鏡板4の裏板5への取付時に利用する構成をそのまま共通に利用したものであるため、引出本体11にはプロテクタ7の固定用の特別な構造を採用する必要が全くない。
【0031】
このようにプロテクタ7を引出本体11に固定すると、プロテクタ7の上端部は、鏡板4の前板41における前面から前方に浮き上がった状態になる可能性がある。そこで、プロテクタ7の浮き上がりを防止して鏡板4に密着した良好な取付状態を得るために、プロテクタ7の両側端部における上端部をそれぞれストッパキャップ8によって保持する構成の保持手段Yを形成している。
【0032】
このストッパキャップ8は、プロテクタ7と同様に、比較的柔軟で可撓変形可能な合成樹脂を用いた透明な一体成形品であり、図5〜図8に示すように、プロテクタ7を鏡板4の前面に密着させた状態で当該プロテクタ7、鏡板4及び裏当材BUを前後に挟み持つ構造を有している。具体的にこのストッパキャップ8は、鏡板4の前面側に配置される前壁81と、裏当材BUの構成要素である側部カバー6の鍔部61における後向面61bに当接する後壁82と、これら前壁81と後壁82の外側端部同士を連続させ鏡板41の側屈曲板43及び側部カバー6の外向面61cに当接する側壁83とを一体に備えた平面視コ字形をなす部材である。これら前壁81、後壁82、及び側壁83の高さ寸法は、プロテクタ7の切欠部76の高さに対応しており、特に前壁81は前記切欠部76の平面視形状に対応する矩形状であって、後壁82の外形状も前壁81に対応させている。
【0033】
前壁81の内面における上端部には、プロテクタ7の切欠部76に形成した係合部たる係合爪77aに対応し、この前壁81の厚み寸法の約半分の深さを有する被係合溝84と、この被係合溝84に上端を連続させ且つプロテクタ7の切り欠き部76に形成した突出壁77に対応するL字形状の案内溝85を形成している。なお、案内溝85の屈曲部分には、テーパ面85aを形成している。また、側壁83の外面における下端部には、プロテクタ7の側壁72に形成した突起部78を挿入し得るように下方に開放された溝状の凹部86を形成している。
【0034】
そして、固定手段Xによって引出本体11に固定したプロテクタ7をストッパキャップ8によって保持する際には、まず、図5に矢印で示し、また図9及び図10に模式的に示すように、ストッパキャップ8を、プロテクタ7よりも上方位置において側方から鏡板4及び側部カバー6の鍔部61を前後に挟むように差し込み、この差込位置Pから案内溝85によって突出壁77をガイドしつつ、係合爪77aが被係合溝84と係合する係合位置Qまで下方へスライド移動させる。このスライド移動の過程で、係合爪77aは案内溝85のテーパ面85aを通過するので、ストッパキャップ8のスムーズな移動が実現され、また経過的にストッパキャップ8は前壁81及び後壁82の間隔が若干広がるように可撓変形する。また、係合位置Qでは、プロテクタ7の突起部78が外側からストッパキャップ8の凹部86に挿入されて傾倒防止手段Zが形成されることになるため、プロテクタ7を保持しているストッパキャップ8が外側方へ倒れて落下することも防止される。そしてこの状態では、プロテクタ7の前壁71は鏡板4の前板81の下端部を保護しており、さらにプロテクタ7の側壁72は鏡板4の側屈曲板44を保護していることから、この引出1を筐体2から前方へ引き出した場合に椅子の脚等と衝突しても、鏡板4の損傷防止が好適に実現される。
【0035】
また、本実施形態では、プロテクタ7の使用又は不使用をユーザが任意に選択できるので、プロテクタ7が必要でない場合には、ストッパキャップ8及びプロテクタ7をそれらの取り付け手順とは逆の手順で簡単に取り外しておけばよい。特にプロテクタ7を取り外した場合でも、鏡板4には従来のようなフック孔を前方に開口させていないため、外観が悪くなることがなく、さらに鏡板4への格別な加工を施す必要もない。また、プロテクタ7の取り付けのためだけに鏡板4や裏当材BUに特殊な加工を施さず、鏡板4を裏当材BUに取り付けるための構成を有効に利用していることから、製造工数やコストの増大を招くこともない。このように、プロテクタ7を取り付けたり取り外したりしたとしても、プロテクタ7とストッパキャップ8とは共に透明な樹脂素材からなるものであるためそれらが目立ちにくく、外観に大きな変化が生じることもない。
【0036】
なお、上述した実施形態におけるプロテクタ7の前壁71の形状を上述した平面視一直線状のものであるが、プロテクタと湾曲した鏡板4の前板41の前面との密着性をさらに向上するために、前壁71の前方へ膨出する湾曲形状とは逆に、図11に装着状態を実線で示し、装着状態を想像線で示すような、中央部を後方へ突出させるように湾曲させたプロテクタ170を利用することもできる。このプロテクタ170は、前壁171の湾曲形状以外については上記実施形態のプロテクタ7と同一であるため、他の各部については前記実施形態と同一の符号を附して示す。この場合、上記実施形態と同様にプロテクタ170の下端部を固定手段Xにより引出本体11に固定すると、前壁171における幅方向中央部が鏡板4の前板41の前面における幅方向中央部と容易に当接する。さらに、その状態からプロテクタ170の両側端部を鏡板4の前板41側すなわち後方へ湾曲させ、ストッパキャップ8を用いた保持手段Yによって前壁41の上端部を引出本体11に保持させると、可撓性を有する前壁41の側端部が後方へ撓んで前壁41の前面における側端部に当接して鏡板4からの浮き上がりが防止されることになる。このため、プロテクタ170の鏡板4への密着性が極めて良好となる。
【0037】
また、本発明は、上述した実施形態やその変形例に限らず、各部の構成や素材を本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものであり、ワゴンのみならずデスクの袖机の引出等の床面から近い距離に配置される各種家具の引出に適用して有用性を発揮するものである。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、以上に詳述したように、引出の鏡板の損傷を保護するためのプロテクタを取り付けるに際して、プロテクタの下端部を固定手段によって鏡板を裏側から支持する裏当材に固定し、さらにプロテクタの上端部を保持手段によって鏡板の前面に当接させた状態で保持する構成を採用している。このため、従来の引出のように、鏡板にフック孔を開口する必要がなく、プロテクタを使用しない場合でも鏡板の外観が低下を防止し、フック孔を形成する手間やコストを有効に低減することが可能である。したがって、ユーザがプロテクタを必要とする場合は、プロテクタを取り付けることによって鏡板の前面の保護を好適に実現できる一方、プロテクタを透明樹脂製の部材とした場合や、ユーザがプロテクタを必要としない場合は、プロテクタを取り付けなくてもフック穴が前面に開口しない良好な外観の鏡板を表出させることができることとなり、プロテクタの装着又は非装着の選択をユーザの必要性又は好みで気軽に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る引出を適用したワゴンを示す斜視図。
【図2】同ワゴンを示す正面図。
【図3】同ワゴンを示す平面図。
【図4】同ワゴンを示す右側面図。
【図5】同実施形態に係る引出を示す分解斜視図。
【図6】同実施形態におけるプロテクタを取り付けた引出を示す斜視図。
【図7】図2におけるa−a線概略断面図。
【図8】同実施形態におけるプロテクタ及びストッパキャップを示す拡大斜視図。
【図9】同実施形態におけるプロテクタ及びストッパキャップの装着状態を模式的に示す縦断面図。
【図10】同同実施形態におけるプロテクタ及びストッパキャップの装着状態を模式的に示す横断面図。
【図11】同実施形態に適用されるプロテクタの変形例を示す部分的な平面図。
【符号の説明】
1…引出
2…家具本体(筐体)
3…収納部
4…鏡板
7、170…プロテクタ
8…ストッパキャップ
11…引出本体
53…水平片(下屈曲板)
53n…ナット部(タップ孔)
71…前壁
75…水平片
75n…ビス挿通孔
77a…係合部(係合爪)
78…突起部
81…前壁
82…後壁
83…側壁
84…被係合部(被係合溝)
85…案内溝
86…凹部
BU…裏当材
T1…ビス(タッピングビス)
X…固定手段
Y…保持手段
Z…傾倒防止手段

Claims (14)

  1. 家具本体に出し入れ可能に支持されて当該家具本体と共に収納空間を形成する収納部と、該収納部の前面側に配置される鏡板と、収納部の前面側に取り付けられ前記鏡板を支持する裏当材とを具備する引出本体と、前記鏡板の前面側における下端部にその幅方向全体に亘って配置されるプロテクタとを備えてなるものであって、
    前記プロテクタの下端部を裏当材の下端部に対して着脱可能に固定する固定手段と、該固定手段により裏当材に固定した状態で前記プロテクタの上端部における両側端部を裏当材の両側端部に保持する一対の保持手段とを具備していることを特徴とする引出。
  2. プロテクタを、透明な合成樹脂素材により形成している請求項1記載の引出。
  3. 保持手段を、プロテクタの側端部に形成した係合部と、該係合部と係脱可能に係合し得る被係合部を具備しこれら係合部と被係合部とを係合させ且つプロテクタの裏面を鏡板の前面に添接させた状態でプロテクタと鏡板と裏当材とを前後に挟持するストッパキャップとから構成している請求項1又は2記載の引出。
  4. ストッパキャップを、透明な合成樹脂素材により形成している請求項3記載の引出。
  5. ストッパキャップを、鏡板の前面側に配置される前壁と、裏当材の裏面に当接する後壁と、これら前壁と後壁の外側端部同士を連続させ鏡板及び裏当材の側縁に当接する側壁とを具備するものとし、前記固定手段によって裏当材に取り付けたプロテクタよりも上方において前壁、側壁及び後壁によって包囲される空間内に鏡板及び裏当材を挿通させた差込位置から前記係合部と係合する係合位置まで該ストッパキャップをスライド移動し得るように構成している請求項3又は4記載の引出。
  6. 鏡板の前面を保護するプロテクタの前壁における側端部に前記係合部として側方へ突出する係合爪を形成するとともに、ストッパキャップの前壁における裏面に前記被係合部として係合爪と係合し得る被係合溝を形成している請求項5記載の引出。
  7. ストッパキャップの前壁における裏面に、ストッパキャップのスライド動作に伴って前記係合部を経過的に被係合溝まで通過させる案内溝を形成している請求項6記載の引出。
  8. プロテクタが、その前壁の側端部から後方へ向けて延び鏡板の側縁を保護する側壁を具備するものであり、該プロテクタの側壁とストッパキャップの側壁とを相互に係合させてストッパキャップの外側方への傾倒を防止する傾倒防止手段を形成している請求項6又は7記載の引出。
  9. 前記傾倒防止手段を、プロテクタの側壁に上方へ突出させて形成した突起部と、ストッパキャップの側壁の外面側に形成され前記突起部と係合し合う凹部とから構成している請求項8記載の引出。
  10. 固定手段を、裏当材の下端部に形成したナット部と、プロテクタの下端部に前記ナット部と対応させて形成したビス挿通孔と、該ビス挿通孔に挿入して前記ナット部に着脱可能に締着し得るビスとから構成している請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の引出。
  11. 前記ナット部が、鏡板の下端部を裏当材に対してビス止めにより固定するためのものであって、当該ナット部を、鏡板及びプロテクタの裏当材に対する固定に共用するようにしている請求項10記載の引出。
  12. 裏当材の下端部に、前記ナット部を形成した水平片を形成するとともに、プロテクタの下端部に、鏡板の下方を前方から後方へ通過して裏当材の水平片と重合し且つ前記ビス挿通孔を形成した水平片を形成している請求項11記載の引出。
  13. プロテクタのうち少なくとも鏡板の前面を保護する前壁を、可撓変形可能に形成している請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11又は12記載の引出。
  14. 鏡板の少なくとも下端部が、その前面における中央部を側端部よりも前方へ膨出させた形状を有するものであり、プロテクタの平面視形状が、幅方向へ略一直線状ないし中央部を側端部よりも後方へ湾曲させたものである請求項12記載の引出。
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