JP2004120588A - 複数の機器の間の発色制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】発注者側の機器と受注者側の機器との間で任意の目標色に関して同じ色を発色する。
【解決手段】色の出力をする複数の機器の間の発色制御において、複数の機器で、それぞれ、指定可能な全ての色指定値で発色したカラーチャートを出力し、カラーチャートを測色し、測色値をデバイス独立色のデータに変換し、各機器について、色指定値とデバイス独立色のデータとを対応させる検索テーブルを作成する。この検索テーブルを利用して、2つの機器の色指定値とを対応させた対応テーブルを作成する。また、色再現の際は、第1の機器用の印刷データ、第1の機器の名前、および、第2の機器の名前を受け取り、第1と第2の機器の間の対応テーブルを用いて、第1の機器用の印刷データを、第2の機器用の印刷データに変換し、変換された印刷データを出力する。
【選択図】図3
【解決手段】色の出力をする複数の機器の間の発色制御において、複数の機器で、それぞれ、指定可能な全ての色指定値で発色したカラーチャートを出力し、カラーチャートを測色し、測色値をデバイス独立色のデータに変換し、各機器について、色指定値とデバイス独立色のデータとを対応させる検索テーブルを作成する。この検索テーブルを利用して、2つの機器の色指定値とを対応させた対応テーブルを作成する。また、色再現の際は、第1の機器用の印刷データ、第1の機器の名前、および、第2の機器の名前を受け取り、第1と第2の機器の間の対応テーブルを用いて、第1の機器用の印刷データを、第2の機器用の印刷データに変換し、変換された印刷データを出力する。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、CRTモニタ、スキャナーなどの色を表示、出力する複数の機器の間での色再現に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
印刷その他による色再現において、発注者が、色再現に関するデータを電子データとしてのみネットワークを介して受注者に送り、受注者がその電子データを基に媒体上に色再現を行うというシステムが考えられる。発注者は、発色したい色を自分のプリンタ、CRTなどを用いて確認して、指定したい色を電子データとして遠隔の受注者に送る。受注者は、電子データを受け取り、自分の機器でその色を紙などの媒体の上に発色する。このシステムでは、発注者が送った電子データを基に、遠隔の受注者側のプリンタなどの機器で指定された色が発色できるように、電子データ(入力値)と出力色との対応をとらねばならない。したがって、発注者側の機器と受注者側の機器の間で発色を同じにする(近づける)ための色合わせ制御が問題となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
複数の機器の間での色合わせの方法には、カラーテーブルによる方法と色検索による方法がある。カラーテーブルによる方法では、入力値と出力色との対応を取るため、RGBまたはYMCKの各原色を9段階ぐらいの粗いステップで変化させ、これを測色することで色変換のテーブルを作成する。色変換においては、テーブルのステップの間は線形補間する。補間法としては、キュービック補間法(8点補間法)などが知られている。また、色検索による方法では、出力された色の制御値(レサイプ)と実際に出力された色を測色し、これを検索色データベース化する。合わせたい色に関しては、合わせたい色の測色値とデータベースにある検索色の測色値を色差などで検索し、近い色の制御値をその制御値とすることにより、色を再現する。
【0004】
しかし、カラーテーブルによる方法では、粗いステップでかつ対応の線形性が成り立つことを前提に処理されるため、階調の設計等が難しく、色再現精度に限界がある。また、出力で出せない色に関しては一様に彩度や明度を減少する方式が採られるため、必ずしも色的に一番近いものが得られるとは限らない。色自体を合わすよりは、画像等で出力した時の見た目を合わす目的で使用されているのが実情である。また、色検索による方法では、全ての色域で検索色を体系的に準備するのは膨大な手間を要するので、実際に良く使われる色を実績色として登録していくことが多い。色を合わすというよりは、限定された実績のある色に統合して色を使う用途で使われる場合が多い。したがって、任意の色を再現する目的には向かない。このように、従来の色合わせ方法には限界があり、複数の装置の間で任意の同じ色(またはそれに近い色)を発色するシステムは、また実用化されていない。
【0005】
この発明の目的は、発注者側の機器と受注者側の機器との間で任意の目標色に関して同じ(またはこれに近い)色を発色することを可能にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る複数の機器の間の発色制御方法では、色の出力をする複数の機器でそれぞれ指定可能な全ての色指定値(たとえばRGB色空間での256段階の色指定値)で発色したカラーチャートを出力する。次に、複数の機器によりそれぞれ作成されたカラーチャートを測色し、測色値をデバイス独立色の色空間のデータに変換する。たとえば各機器で発色可能な全ての色のデータをカラーチャートの縦横の座標(色濃度値に関連)と測色値を対応させて高速に読み取る。全色を出力するので、各機器で発色可能な領域がわかる。次に、複数の機器のそれぞれについて、色指定値とデバイス独立色のデータとを対応させる検索テーブルを作成する。そして、作成した検索テーブルを利用して、複数の機器の中の第1の機器の色指定値と、第2の機器の色指定値とを対応させた対応テーブルを作成する。検索テーブルを利用して複数の機器の間の対応テーブルを作成することにより、対応テーブルを用いて第1の機器で発色する色と同じ色(または近似する色)を第2の機器で高速に表示できる。機器が発色可能な全色について対応テーブルを作成しているので、任意の色が第2の機器で発色できる。
【0007】
前記の発色制御方法において、前記の検索テーブルは、好ましくは、色指定値の色空間を均等に分割したデータとデバイス独立色の測色値を対応させる第1の検索テーブルとデバイス独立色の色空間を均等に分割したデータと色濃度値の色空間を対応させる第2の検索テーブルとからなる。
【0008】
前記の対応テーブルの作成において、第1の機器と第2の機器の間の色域が異なるため発色できない色については、色域を圧縮する。したがって、機器で発色ができない色も適当な色に変換できる。
【0009】
本発明に係る発色制御方法では、色の出力(または表示)をする第1の機器で色を出力するための色指定値と、色の出力(または表示)をする第2の機器で色を出力するための色指定値とを、全ての色指定値について対応させた対応テーブルを記憶手段に記憶しておく。第1の機器で色を出力するための色指定値からなる第1の機器用の印刷データ、第1の機器の名前、および、第2の機器の名前を受け取ると、第1と第2の機器の間の対応テーブルを用いて、第1の機器用の印刷データを第2の機器用の印刷データに変換し、変換された印刷データを出力する。
【0010】
本発明に係るコンピュータにより実行されるプログラムは、色の出力(または表示)をする第1の機器で色を出力するための色指定値と、色の出力(または表示)をする第2の機器で色を出力するための色指定値とを、全ての色指定値について対応させた対応テーブルを記憶手段に記憶するステップと、第1の機器で色を出力するための色指定値からなる第1の機器用の印刷データ、第1の機器の名前、および、第2の機器の名前を受け取るステップと、第1と第2の機器の間の対応テーブルを用いて、第1の機器用の印刷データを、第2の機器用の印刷データに変換するステップと、変換された印刷データを出力するステップとからなる。
【0011】
本発明に係る出力機器は、色の出力をする外部機器から受け取った印刷データを基に色を出力する出力機器であって、外部機器で色を出力するための色指定値と、出力機器で色を出力するための色指定値とを、全ての色指定値について対応させた対応テーブルを記憶する記憶手段と、外部機器で色を出力するための色指定値からなる外部機器用の印刷データ、外部機器の名前、および、出力機器の名前を受け取る入力手段と、前記の対応テーブルを用いて、前記の外部機器用の印刷データを、出力機器用の印刷データに変換する変換手段と、変換された印刷データを出力する出力手段とからなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して発明の実施の形態を説明する。
図1に示す色再現システムでは、発注者のコンピュータ100から印刷その他の電子データを受注者のコンピュータ200にネットワーク300を介して送ると、受注者は、発注者が送った電子データを元に、発注者が指定した色を再現する。ここで、任意の目標色に関して同じ(近い)色を発色できることが望ましい。そこで、このシステムでは、発注者が指定した色を受注者が印刷などで出力するとき、任意の目標色に関して、同じ(近い)色を発色するため、あらかじめ、各装置の間の色再現性能の相違を示す対応テーブルを作成しておく。そして、その対応テーブルを用いて色再現を行う。ここで、発注者のコンピュータ100と受注者のコンピュータ200は通常の構成のコンピュータであり、キーボード、マウスなどの入力装置102、202、CRTなどのモニタ104、204、プリンタ106、206、スキャナ108、208、ハードディスク装置などの記憶装置110、210、通信装置112、212などが接続されている。プリンタ、スキャナなどはネットワーク300に接続されたものであってもよい。コンピュータ100、200は、後で説明する検索テーブル及び対応テーブル作成のプログラムや、対応テーブルを用いた印刷データ作成のプログラムを実行する。
それらのプログラムは記憶装置110、210に記憶されている。
【0013】
ここで、色を合わせるために用いる対応テーブルについて説明すると、色を出力(表示)する第1の機器で発色する色と同じ(近い)色を、色を出力(表示)する第2の機器で発色するため、機器ごとにプロファイルを作成し、それを基に、各機器が発色可能な全ての色について2つの機器の間の対応テーブルを作成する。第1と第2の機器は、たとえば、図1に示すプリンタ106、206、CRTモニタ104、204、スキャナ108、208であり、プロファイルは、それらの機器で発色可能な全ての色について作成する。高速に色を読み込む装置が利用できるようになったので、たとえば8ビットで表わされる全色(たとえばR256*G256*B256=16,777,216色)の出力が可能になっている。プロファイルは、その機器で色濃度を指定する場合の全ての色指定値(RGB色空間などのデバイス依存色)と、それに対応してその機器が出力する色濃度(測定装置に依存しないデバイス独立色(XYZ色空間など)で表わす)の検索テーブルである。検索テーブルは、各機器の実際の出力を基に作成する。たとえばプリンタの場合はカラーチャートを計測してそれを元に検索テーブルを作成する。そして、それらの検索テーブルを用いて複数の機器の間の対応テーブルを作成する。ここで、適当な色域圧縮を行う。対応テーブルを、各機器が発色可能な全ての色について作成するので、任意の色の発色に適用できる。
【0014】
異なる機器の間での色再現が困難な理由は種々あり、たとえば、プリンタについていえば、色の性質はプリンタによって異なることがある。また、プリンタの機種によって色が変わったり、また、同じ機種でも、経年変化などにより色が異なることもある。また、色は一般に出力媒体によっても異なる。しかし、実際の出力(カラーチャートなど)を基に検索テーブルを作成することにより、そのような機器に依存する原因は大きく軽減できる。
【0015】
次に、対応テーブルについてさらに説明すると、たとえば、第1の機器の検索テーブルで1つの色指定値(R1G1B1)を指定すると、それに対応する三刺激値(X1Y1Z1)が求まる。次に、第2の機器の検索テーブルにおいて、同様に三刺激値(X1Y1Z1)に対応する色指定値(R2G2B2)が求まる。
これにより2つの機器の間で色指定値の対応が決定される。対応テーブルは、2つの機器について発色可能な全ての色について色指定値の対応を表にしたものである。したがって、対応テーブルを用いて、第1の機器での色指定値(RGB値)を第2の機器の色指定値(RGB値)に変換し、それに基づいて発色すると、第2の機器は、第1の機器と同じ発色を得ることができる。対応テーブルを用いることにより、第1の機器で発色可能な色と同じ(または近い)色を第2の機器で高速に出力できる。この手法は、写真のようなグラディーションが重要な色合わせと異なり、単色の同じ色を出力する場合に力を発揮する。
【0016】
図2は、コンピュータ100,200などで実行される対応テーブルを用いた色再現のフローチャートである。第1と第2の機器はたとえばプリンタであるとする。色指定値(RGB)からなる印刷データ、その印刷データを作成した第1のプリンタの名前、および、その印刷データを出力したい第2のプリンタの名前を受け取ると(S100)、この2つのプリンタの間の対応テーブルを用いて、印刷データを、第2のプリンタ用の印刷データに変換する(S102)。そして、変換された印刷データを第2のプリンタに送信する(S104)。これにより、第2のプリンタでは、変換された印刷データを用いて印刷をする。第2のプリンタにより作成された印刷物は、第1のプリンタと同じ(または近い)発色を実現している。
【0017】
図3により検索テーブルと対応テーブルの作成についてさらに具体的に説明すると、まず、複数の機器でそれぞれ発色可能な全ての色を含むサンプルシート(カラーチャート)を作成する(S200)。そして、各機器で作成したサンプルシートの各パッチの色を、測色器で、デバイス独立色であるLab値として高速に読み取る(S202)。ここで、色指定値(入力RGB値)と測色値とを対応させつつ読み取る。高速に読み込む測色装置を用いることで、全色の読み取りが実用化できた。次に、読み取ったデータをさらにXYZ三刺激値に変換し、色指定データ(たとえば8ビットのRGB値)とXYZ値との対応を示すプロファイルすなわち検索テーブル(たとえばRGB→XYZテーブルとXYZ→RGBテーブル)を作成する(S204)。次に、検索テーブルを利用し、基準装置(A)と評価装置(B)について、A→BまたはB→Aの対応テーブルを作成する(S206)。(ここでは2つの機器を基準装置と評価装置という。これは、一方の機器を基準とした他方の機器の出力結果の具体例を評価しているためである。
)この対応テーブルは、基準装置のRGB入力値と評価装置のRGB入力値との対応を示すテーブルである。得られた対応テーブルは記憶装置に記憶する(S208)。記憶装置に記憶される対応テーブルのデータは、評価プリンタ名、基準プリンタ名、評価プリンタのRGB値、基準プリンタのRGB値を含む。また、CSV出力の指定があると、インデックスデータ(CSV形式)を作成する(S210)。ここで、CSVファイルは、R→G→Bの昇順に1行1データで出力する。
【0018】
以下では、図3の処理についてさらに詳しく説明する。まずプロファイル作成に用いるサンプルシートについて説明すると、一般的にプロファイル作成のための理論的な変換式は存在しない。そこで、たとえばプリンタプロファイルの場合、プリンタ106、206に対してすべてのRGB値を指定し、それらの装置で発色可能な全ての色のサンプルシートを作成し(図3のS200)、それを計測してプロファイルを作成する。
【0019】
プロファイル作成に用いるサンプルシートは、図4に示すように、RGBの3色について発色可能な全ての色のデータ指定をして縦横の座標のマトリクスでカラーパッチを表示したカラーチャートである。それらの装置で発色可能な全ての色を出力することで、それらの装置で発色可能な領域がわかる。色指定値(RGB入力値)のRGBそれぞれの範囲は、ここでは0〜255(8ビット)であり、したがって、発色可能な全ての色は、R256*G256*B256=16,777,216色である。
ただし、図4では、図示を容易にするためR9*G9*B9のカラーチャートを示している。ここで、サンプルシートは、B値が異なる複数のシートからなり、各シートは、たとえばB値を一定にしてR値とG値とを2次元マトリクスとして変化させてカラーパッチを形成したカラーチャートである。
【0020】
なお、サンプルシートは、たとえば、全ての色指定値のうちの一部について作成し、残りの色指定値については補間計算で測色値を推定してもよい。これにより時間短縮が図れる。たとえば、色指定値を間引いたR128*G128*B128またはR64*G64*B64のカラーチャートを作成し、その計測データを用いて補間計算を用いてR256*G256*B256のデータをつくる。
【0021】
また、サンプルシートのカラーチャートは、濃度パターンが2次元的に連続的に変化するようなパターンであってもよい。これにより、高密度にパターンを出力できる。
【0022】
カラーチャートの計測(図3のS202)では、サンプルシートを測光装置で高速に計測し、計測値からLab値を取得する。ここで、カラーチャートの(色の濃度値に関連する)縦横の座標と測色値を対応させて読み取る。サンプルシート作成時は、規則的にRGB値を変化させるので、パッチ入力エリア(左上座標と右下座標)、RGBの初期値(開始ページの左上の最初のRGB値)及びRGB変化量(印刷される色の縦横変化量△R、△Gとページ間変化量△B)が確定した段階で、変化量を元にサンプルシート上でのパッチの数及びサイズと各パッチのRGBのインデックスが確定する。したがって、図5に示すように、色指定値であるRGB入力値は、読み取り位置で判断できるので、読み取り位置と測定値とを1組として記録すればよい。パッチの色測定は、図6のように実際の色パッチのやや内側を測定することになる。
【0023】
プロファイルは、色指定値RGBと三刺激値XYZの検索テーブルである(図3のS204)。ここで、RGB空間の均等に分割されたRGB値と三刺激値XYZとの検索テーブル(RGB→XYZテーブル)を作成し(図7)、また、均等に分割された三刺激値XYZとRGB値の検索テーブル(XYZ→RGBテーブル)を作成する(図8)。
【0024】
次に、対応テーブルについて説明する。基準装置(A)と評価装置(B)について、A→BまたはB→Aの対応テーブルが、検索テーブルを利用して作成される(図3のS206)。対応テーブルの作成において、2つの機器の検索テーブルを検索し、色指定値RGBの対応テーブルを作成する。ここで、評価装置側のRGBをインクリメントしながら最後まで処理を行う。評価装置のR(i)G(j)B(k)のL(i)a(j)b(k)に近い基準装置のR(l)G(m)B(n)のL(l)a(m)b(n)を近似色検索し、RGB色空間の対応テーブルを生成する。近似色検索の範囲は、評価装置のRGBを±△振った範囲とし、その範囲内で基準側のデータに近いデータを探す。(△は、デフォルトから変更可能である。)検索は、Labの近似色検索にて行う。色差はLab値を用いて計算して同色を判定する。
【0025】
ここで、色相が重要なファクターになることが多いので、色差は、色相に重み付けをして求めるのが望ましい。色相の重み付けを考慮するので、人間がみたOK色(同一と判断する色)に近づけることができる。
【0026】
対応テーブル作成における色変換において、検索テーブルにない色は補間法で算出する。補間法には種々のものが使用でき、たとえば、キュービック補間法(8点補間法)、プリズム補間法(三角柱補間法)、三角錐補間法、ピラミッド法(四角錐補間法)がある。図9に示すように、キュービック補間法では、問題としている点(R1,G1,B1)のデータを、その点を含む周囲の8点からなる立方体について各点のデータPiとその重みWiを用いた重み付け平均(ΣPi*Wi/ΣWi、ここにi=0−7)で算出する。
【0027】
また、一般に2つの機器の色域は異なるので、色域圧縮を行う。色域圧縮には、種々の方式があるが、適当ないずれかの方式を採用する。
【0028】
次に、2つのプリンタの間の色再現の結果について説明する。以下では、32枚(32×32色)のサンプルから、3枚目(No. 3)と25枚目(No. 25)のサンプルを選び、それぞれのサンプルシート内で、補間効果をシミュレーションした結果を説明する。
【0029】
表1は、No. 3サンプルシートでの精度(色差ΔE)を示し、図10は、No. 3サンプルシートでの階調数による対応精度を示す。色差ΔEは、76L*a*b*、D−65−10°でのデータである。階調数は、32階調(補間なし)、64階調(補間あり)、128階調(補間あり)、256階調(補間あり)の4つである。ここで、色域境界除去は、対応先のRGBデータが0または248の値を含む色であった場合、対応付けができていない可能性があることから、除いている。データを検討すると、No.3サンプルシートの色域では、色空間のかなり端の方であることから、境界で除去される色が多く平均値も向上すると思われる。しかし、階調数を増加しても、平均値そのものは向上していない。
【0030】
【表1】
表1 No. 3サンプルシート(32×32=1,024色)の対応精度
【0031】
表2は、No. 25サンプルシートでの精度(色差ΔE)を示し、図11は、No. 25サンプルシートでの階調数による対応精度を示す。色差ΔEは、76L*a*b*、D−65−10°でのデータである。階調数は、32階調(補間なし)、64階調(補間あり)、128階調(補間あり)、256階調(補間あり)の4つである。ここで、色域境界除去は、対応先のRGBデータが0または248の値を含む色であった場合、対応付けできていない可能性があることから、除いている。データを検討すると、No.25のサンプルシートでは、色域の境界色を除去しても、平均値は向上しない。(今回は、このNo.25のシート内のみでの対応付けではあるが、このシートの前後を入れた全色の場合でも、結果は同等と推定できる。)
【0032】
【表2】
表2 No. 25サンプルシート(32×32=1,024色)の対応精度
【0033】
サンプルシート上で、色パレットが崩れる部分(色が不連続)が目視で見られた。次に、この現象は、階調数増加により滑らかになるかを検討した。表3は、右下7×7パレットのサンプルシートの指定エリアの対応精度を示す。また、図12は、そのサンプルシートでの階調数による対応精度を示す。階調数は、32階調(補間なし)、64階調(補間あり)、128階調(補間あり)、256階調(補間あり)の4つである。
【表3】
表3 右下7×7パレットの対応精度
【0034】
表3や図12では、数字上、あまり向上はみられないが、サンプルの目視評価では向上が明らかなことから、32階調でサンプルを印刷し、アプリケーションによる補間(64階調)によって対応付けするのが適切と思われる。これ以上階調数を増やしても、対応精度は向上しない結果となっている。
【0035】
以上では、2つのプリンタの間の色再現について説明したが、他の機器の間の色合わせも対応テーブルを用いて可能である。たとえばモニタとプリンタの対応テーブルは、各機器のプロファイル(検索テーブル)を用いて以下のとおり作成する。ここで、これらの機器では色域が大きく異なるので、対応テーブル作成において、色域圧縮を行う。図13と図14は、モニタとプリンタの色域の例をa*b*空間とb*L*空間で示す。このようにモニタの方が色域が広い部分と、プリンタの方が色域が広い部分が存在する。
(1)モニタのプロファイルから色域を求める。
(2)プリンタのプロファイルから色域を求める。プロファイル作成時に全色を出力しているので、2つの機器で発色可能な領域がわかる。
(3)モニタRGB→三刺激値XYZ→Labを求める。モニタRGB→XYZは1次変換で求める。
(4)モニタの白がプリンタの白になるように、LabやL’ab変換で、明度を補正する。
(5)次に、色域圧縮を行い、LabやLab’を求める。なお、色域圧縮には、種々の方式があるが、適当な方式を採用する。たとえば、明度維持型(図15)では、明度を維持して色域を圧縮し、彩度維持型(図16)では、彩度を維持して色域を圧縮し、三刺激値維持型(図17)では、三刺激値を維持するように色域を圧縮し、色域特性維持型(図18)では、狭い方の色域特性を維持するように色域を圧縮する。
(6)次に、Lab→三刺激値XYZ→プリンタRGBを求める。XYZ→プリンタRGBの変換はテーブル補間で求める。
【0036】
また、スキャナーとモニタのマッチング(色変換)について説明すると、スキャナーRGB→XYZは1次変換で求める。また、XYZ→モニターRGBは1次変換で求める。スキャナーとプリンタのマッチングにおいては、スキャナーRGB→XYZは1次変換で求める。また、XYZ→プリンタRGBの変換はテーブル補間で求める。他の処理は、モニタとプリンタのカラーマッチングと同様である。
【0037】
【発明の効果】
機器が発色可能な全色について多階調で実際に出力した結果を基に検索テーブルを作成するので、複数の機器の間での一般的な色再現が可能になる。
機器が発色可能な全色について対応テーブルを作成しているので、他の機器で作成された印刷データに基いて、任意の色が同じ色(または近似する色)で発色できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの構成を示すブロック図
【図2】色再現のフローチャート
【図3】対応テーブル作成処理の図
【図4】カラーチャートの1例の図
【図5】印刷されたカラーチャートの位置を示す図
【図6】パッチの測定位置を示す図
【図7】RGB空間を均等に分割したXYZ空間の対応を示す図
【図8】XYZ空間を均等に分割したRGB空間の対応を示す図
【図9】キュービック補間法を説明するための図
【図10】No.3サンプルシートの対応精度のグラフ
【図11】No.25サンプルシートの対応精度のグラフ
【図12】シート右下7×7パレットの対応精度のグラフ
【図13】モニタとプリンタのa*b*空間での色域を示すグラフ
【図14】モニタとプリンタのL*a*b*空間での色域を示すグラフ
【図15】明度維持型の色域圧縮を示すグラフ
【図16】彩度維持型の色域圧縮を示すグラフ
【図17】三刺激値維持型の色域圧縮を示すグラフ
【図18】色域特性維持型の色域圧縮を示すグラフ
【符号の説明】
100 コンピュータ、 104 モニタ、 106 プリンタ、 108 スキャナ、 110 記憶装置、 200 コンピュータ、 204 モニタ、 206 プリンタ、 208 スキャナ、 210 記憶装置、 300 ネットワーク。
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、CRTモニタ、スキャナーなどの色を表示、出力する複数の機器の間での色再現に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
印刷その他による色再現において、発注者が、色再現に関するデータを電子データとしてのみネットワークを介して受注者に送り、受注者がその電子データを基に媒体上に色再現を行うというシステムが考えられる。発注者は、発色したい色を自分のプリンタ、CRTなどを用いて確認して、指定したい色を電子データとして遠隔の受注者に送る。受注者は、電子データを受け取り、自分の機器でその色を紙などの媒体の上に発色する。このシステムでは、発注者が送った電子データを基に、遠隔の受注者側のプリンタなどの機器で指定された色が発色できるように、電子データ(入力値)と出力色との対応をとらねばならない。したがって、発注者側の機器と受注者側の機器の間で発色を同じにする(近づける)ための色合わせ制御が問題となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
複数の機器の間での色合わせの方法には、カラーテーブルによる方法と色検索による方法がある。カラーテーブルによる方法では、入力値と出力色との対応を取るため、RGBまたはYMCKの各原色を9段階ぐらいの粗いステップで変化させ、これを測色することで色変換のテーブルを作成する。色変換においては、テーブルのステップの間は線形補間する。補間法としては、キュービック補間法(8点補間法)などが知られている。また、色検索による方法では、出力された色の制御値(レサイプ)と実際に出力された色を測色し、これを検索色データベース化する。合わせたい色に関しては、合わせたい色の測色値とデータベースにある検索色の測色値を色差などで検索し、近い色の制御値をその制御値とすることにより、色を再現する。
【0004】
しかし、カラーテーブルによる方法では、粗いステップでかつ対応の線形性が成り立つことを前提に処理されるため、階調の設計等が難しく、色再現精度に限界がある。また、出力で出せない色に関しては一様に彩度や明度を減少する方式が採られるため、必ずしも色的に一番近いものが得られるとは限らない。色自体を合わすよりは、画像等で出力した時の見た目を合わす目的で使用されているのが実情である。また、色検索による方法では、全ての色域で検索色を体系的に準備するのは膨大な手間を要するので、実際に良く使われる色を実績色として登録していくことが多い。色を合わすというよりは、限定された実績のある色に統合して色を使う用途で使われる場合が多い。したがって、任意の色を再現する目的には向かない。このように、従来の色合わせ方法には限界があり、複数の装置の間で任意の同じ色(またはそれに近い色)を発色するシステムは、また実用化されていない。
【0005】
この発明の目的は、発注者側の機器と受注者側の機器との間で任意の目標色に関して同じ(またはこれに近い)色を発色することを可能にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る複数の機器の間の発色制御方法では、色の出力をする複数の機器でそれぞれ指定可能な全ての色指定値(たとえばRGB色空間での256段階の色指定値)で発色したカラーチャートを出力する。次に、複数の機器によりそれぞれ作成されたカラーチャートを測色し、測色値をデバイス独立色の色空間のデータに変換する。たとえば各機器で発色可能な全ての色のデータをカラーチャートの縦横の座標(色濃度値に関連)と測色値を対応させて高速に読み取る。全色を出力するので、各機器で発色可能な領域がわかる。次に、複数の機器のそれぞれについて、色指定値とデバイス独立色のデータとを対応させる検索テーブルを作成する。そして、作成した検索テーブルを利用して、複数の機器の中の第1の機器の色指定値と、第2の機器の色指定値とを対応させた対応テーブルを作成する。検索テーブルを利用して複数の機器の間の対応テーブルを作成することにより、対応テーブルを用いて第1の機器で発色する色と同じ色(または近似する色)を第2の機器で高速に表示できる。機器が発色可能な全色について対応テーブルを作成しているので、任意の色が第2の機器で発色できる。
【0007】
前記の発色制御方法において、前記の検索テーブルは、好ましくは、色指定値の色空間を均等に分割したデータとデバイス独立色の測色値を対応させる第1の検索テーブルとデバイス独立色の色空間を均等に分割したデータと色濃度値の色空間を対応させる第2の検索テーブルとからなる。
【0008】
前記の対応テーブルの作成において、第1の機器と第2の機器の間の色域が異なるため発色できない色については、色域を圧縮する。したがって、機器で発色ができない色も適当な色に変換できる。
【0009】
本発明に係る発色制御方法では、色の出力(または表示)をする第1の機器で色を出力するための色指定値と、色の出力(または表示)をする第2の機器で色を出力するための色指定値とを、全ての色指定値について対応させた対応テーブルを記憶手段に記憶しておく。第1の機器で色を出力するための色指定値からなる第1の機器用の印刷データ、第1の機器の名前、および、第2の機器の名前を受け取ると、第1と第2の機器の間の対応テーブルを用いて、第1の機器用の印刷データを第2の機器用の印刷データに変換し、変換された印刷データを出力する。
【0010】
本発明に係るコンピュータにより実行されるプログラムは、色の出力(または表示)をする第1の機器で色を出力するための色指定値と、色の出力(または表示)をする第2の機器で色を出力するための色指定値とを、全ての色指定値について対応させた対応テーブルを記憶手段に記憶するステップと、第1の機器で色を出力するための色指定値からなる第1の機器用の印刷データ、第1の機器の名前、および、第2の機器の名前を受け取るステップと、第1と第2の機器の間の対応テーブルを用いて、第1の機器用の印刷データを、第2の機器用の印刷データに変換するステップと、変換された印刷データを出力するステップとからなる。
【0011】
本発明に係る出力機器は、色の出力をする外部機器から受け取った印刷データを基に色を出力する出力機器であって、外部機器で色を出力するための色指定値と、出力機器で色を出力するための色指定値とを、全ての色指定値について対応させた対応テーブルを記憶する記憶手段と、外部機器で色を出力するための色指定値からなる外部機器用の印刷データ、外部機器の名前、および、出力機器の名前を受け取る入力手段と、前記の対応テーブルを用いて、前記の外部機器用の印刷データを、出力機器用の印刷データに変換する変換手段と、変換された印刷データを出力する出力手段とからなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して発明の実施の形態を説明する。
図1に示す色再現システムでは、発注者のコンピュータ100から印刷その他の電子データを受注者のコンピュータ200にネットワーク300を介して送ると、受注者は、発注者が送った電子データを元に、発注者が指定した色を再現する。ここで、任意の目標色に関して同じ(近い)色を発色できることが望ましい。そこで、このシステムでは、発注者が指定した色を受注者が印刷などで出力するとき、任意の目標色に関して、同じ(近い)色を発色するため、あらかじめ、各装置の間の色再現性能の相違を示す対応テーブルを作成しておく。そして、その対応テーブルを用いて色再現を行う。ここで、発注者のコンピュータ100と受注者のコンピュータ200は通常の構成のコンピュータであり、キーボード、マウスなどの入力装置102、202、CRTなどのモニタ104、204、プリンタ106、206、スキャナ108、208、ハードディスク装置などの記憶装置110、210、通信装置112、212などが接続されている。プリンタ、スキャナなどはネットワーク300に接続されたものであってもよい。コンピュータ100、200は、後で説明する検索テーブル及び対応テーブル作成のプログラムや、対応テーブルを用いた印刷データ作成のプログラムを実行する。
それらのプログラムは記憶装置110、210に記憶されている。
【0013】
ここで、色を合わせるために用いる対応テーブルについて説明すると、色を出力(表示)する第1の機器で発色する色と同じ(近い)色を、色を出力(表示)する第2の機器で発色するため、機器ごとにプロファイルを作成し、それを基に、各機器が発色可能な全ての色について2つの機器の間の対応テーブルを作成する。第1と第2の機器は、たとえば、図1に示すプリンタ106、206、CRTモニタ104、204、スキャナ108、208であり、プロファイルは、それらの機器で発色可能な全ての色について作成する。高速に色を読み込む装置が利用できるようになったので、たとえば8ビットで表わされる全色(たとえばR256*G256*B256=16,777,216色)の出力が可能になっている。プロファイルは、その機器で色濃度を指定する場合の全ての色指定値(RGB色空間などのデバイス依存色)と、それに対応してその機器が出力する色濃度(測定装置に依存しないデバイス独立色(XYZ色空間など)で表わす)の検索テーブルである。検索テーブルは、各機器の実際の出力を基に作成する。たとえばプリンタの場合はカラーチャートを計測してそれを元に検索テーブルを作成する。そして、それらの検索テーブルを用いて複数の機器の間の対応テーブルを作成する。ここで、適当な色域圧縮を行う。対応テーブルを、各機器が発色可能な全ての色について作成するので、任意の色の発色に適用できる。
【0014】
異なる機器の間での色再現が困難な理由は種々あり、たとえば、プリンタについていえば、色の性質はプリンタによって異なることがある。また、プリンタの機種によって色が変わったり、また、同じ機種でも、経年変化などにより色が異なることもある。また、色は一般に出力媒体によっても異なる。しかし、実際の出力(カラーチャートなど)を基に検索テーブルを作成することにより、そのような機器に依存する原因は大きく軽減できる。
【0015】
次に、対応テーブルについてさらに説明すると、たとえば、第1の機器の検索テーブルで1つの色指定値(R1G1B1)を指定すると、それに対応する三刺激値(X1Y1Z1)が求まる。次に、第2の機器の検索テーブルにおいて、同様に三刺激値(X1Y1Z1)に対応する色指定値(R2G2B2)が求まる。
これにより2つの機器の間で色指定値の対応が決定される。対応テーブルは、2つの機器について発色可能な全ての色について色指定値の対応を表にしたものである。したがって、対応テーブルを用いて、第1の機器での色指定値(RGB値)を第2の機器の色指定値(RGB値)に変換し、それに基づいて発色すると、第2の機器は、第1の機器と同じ発色を得ることができる。対応テーブルを用いることにより、第1の機器で発色可能な色と同じ(または近い)色を第2の機器で高速に出力できる。この手法は、写真のようなグラディーションが重要な色合わせと異なり、単色の同じ色を出力する場合に力を発揮する。
【0016】
図2は、コンピュータ100,200などで実行される対応テーブルを用いた色再現のフローチャートである。第1と第2の機器はたとえばプリンタであるとする。色指定値(RGB)からなる印刷データ、その印刷データを作成した第1のプリンタの名前、および、その印刷データを出力したい第2のプリンタの名前を受け取ると(S100)、この2つのプリンタの間の対応テーブルを用いて、印刷データを、第2のプリンタ用の印刷データに変換する(S102)。そして、変換された印刷データを第2のプリンタに送信する(S104)。これにより、第2のプリンタでは、変換された印刷データを用いて印刷をする。第2のプリンタにより作成された印刷物は、第1のプリンタと同じ(または近い)発色を実現している。
【0017】
図3により検索テーブルと対応テーブルの作成についてさらに具体的に説明すると、まず、複数の機器でそれぞれ発色可能な全ての色を含むサンプルシート(カラーチャート)を作成する(S200)。そして、各機器で作成したサンプルシートの各パッチの色を、測色器で、デバイス独立色であるLab値として高速に読み取る(S202)。ここで、色指定値(入力RGB値)と測色値とを対応させつつ読み取る。高速に読み込む測色装置を用いることで、全色の読み取りが実用化できた。次に、読み取ったデータをさらにXYZ三刺激値に変換し、色指定データ(たとえば8ビットのRGB値)とXYZ値との対応を示すプロファイルすなわち検索テーブル(たとえばRGB→XYZテーブルとXYZ→RGBテーブル)を作成する(S204)。次に、検索テーブルを利用し、基準装置(A)と評価装置(B)について、A→BまたはB→Aの対応テーブルを作成する(S206)。(ここでは2つの機器を基準装置と評価装置という。これは、一方の機器を基準とした他方の機器の出力結果の具体例を評価しているためである。
)この対応テーブルは、基準装置のRGB入力値と評価装置のRGB入力値との対応を示すテーブルである。得られた対応テーブルは記憶装置に記憶する(S208)。記憶装置に記憶される対応テーブルのデータは、評価プリンタ名、基準プリンタ名、評価プリンタのRGB値、基準プリンタのRGB値を含む。また、CSV出力の指定があると、インデックスデータ(CSV形式)を作成する(S210)。ここで、CSVファイルは、R→G→Bの昇順に1行1データで出力する。
【0018】
以下では、図3の処理についてさらに詳しく説明する。まずプロファイル作成に用いるサンプルシートについて説明すると、一般的にプロファイル作成のための理論的な変換式は存在しない。そこで、たとえばプリンタプロファイルの場合、プリンタ106、206に対してすべてのRGB値を指定し、それらの装置で発色可能な全ての色のサンプルシートを作成し(図3のS200)、それを計測してプロファイルを作成する。
【0019】
プロファイル作成に用いるサンプルシートは、図4に示すように、RGBの3色について発色可能な全ての色のデータ指定をして縦横の座標のマトリクスでカラーパッチを表示したカラーチャートである。それらの装置で発色可能な全ての色を出力することで、それらの装置で発色可能な領域がわかる。色指定値(RGB入力値)のRGBそれぞれの範囲は、ここでは0〜255(8ビット)であり、したがって、発色可能な全ての色は、R256*G256*B256=16,777,216色である。
ただし、図4では、図示を容易にするためR9*G9*B9のカラーチャートを示している。ここで、サンプルシートは、B値が異なる複数のシートからなり、各シートは、たとえばB値を一定にしてR値とG値とを2次元マトリクスとして変化させてカラーパッチを形成したカラーチャートである。
【0020】
なお、サンプルシートは、たとえば、全ての色指定値のうちの一部について作成し、残りの色指定値については補間計算で測色値を推定してもよい。これにより時間短縮が図れる。たとえば、色指定値を間引いたR128*G128*B128またはR64*G64*B64のカラーチャートを作成し、その計測データを用いて補間計算を用いてR256*G256*B256のデータをつくる。
【0021】
また、サンプルシートのカラーチャートは、濃度パターンが2次元的に連続的に変化するようなパターンであってもよい。これにより、高密度にパターンを出力できる。
【0022】
カラーチャートの計測(図3のS202)では、サンプルシートを測光装置で高速に計測し、計測値からLab値を取得する。ここで、カラーチャートの(色の濃度値に関連する)縦横の座標と測色値を対応させて読み取る。サンプルシート作成時は、規則的にRGB値を変化させるので、パッチ入力エリア(左上座標と右下座標)、RGBの初期値(開始ページの左上の最初のRGB値)及びRGB変化量(印刷される色の縦横変化量△R、△Gとページ間変化量△B)が確定した段階で、変化量を元にサンプルシート上でのパッチの数及びサイズと各パッチのRGBのインデックスが確定する。したがって、図5に示すように、色指定値であるRGB入力値は、読み取り位置で判断できるので、読み取り位置と測定値とを1組として記録すればよい。パッチの色測定は、図6のように実際の色パッチのやや内側を測定することになる。
【0023】
プロファイルは、色指定値RGBと三刺激値XYZの検索テーブルである(図3のS204)。ここで、RGB空間の均等に分割されたRGB値と三刺激値XYZとの検索テーブル(RGB→XYZテーブル)を作成し(図7)、また、均等に分割された三刺激値XYZとRGB値の検索テーブル(XYZ→RGBテーブル)を作成する(図8)。
【0024】
次に、対応テーブルについて説明する。基準装置(A)と評価装置(B)について、A→BまたはB→Aの対応テーブルが、検索テーブルを利用して作成される(図3のS206)。対応テーブルの作成において、2つの機器の検索テーブルを検索し、色指定値RGBの対応テーブルを作成する。ここで、評価装置側のRGBをインクリメントしながら最後まで処理を行う。評価装置のR(i)G(j)B(k)のL(i)a(j)b(k)に近い基準装置のR(l)G(m)B(n)のL(l)a(m)b(n)を近似色検索し、RGB色空間の対応テーブルを生成する。近似色検索の範囲は、評価装置のRGBを±△振った範囲とし、その範囲内で基準側のデータに近いデータを探す。(△は、デフォルトから変更可能である。)検索は、Labの近似色検索にて行う。色差はLab値を用いて計算して同色を判定する。
【0025】
ここで、色相が重要なファクターになることが多いので、色差は、色相に重み付けをして求めるのが望ましい。色相の重み付けを考慮するので、人間がみたOK色(同一と判断する色)に近づけることができる。
【0026】
対応テーブル作成における色変換において、検索テーブルにない色は補間法で算出する。補間法には種々のものが使用でき、たとえば、キュービック補間法(8点補間法)、プリズム補間法(三角柱補間法)、三角錐補間法、ピラミッド法(四角錐補間法)がある。図9に示すように、キュービック補間法では、問題としている点(R1,G1,B1)のデータを、その点を含む周囲の8点からなる立方体について各点のデータPiとその重みWiを用いた重み付け平均(ΣPi*Wi/ΣWi、ここにi=0−7)で算出する。
【0027】
また、一般に2つの機器の色域は異なるので、色域圧縮を行う。色域圧縮には、種々の方式があるが、適当ないずれかの方式を採用する。
【0028】
次に、2つのプリンタの間の色再現の結果について説明する。以下では、32枚(32×32色)のサンプルから、3枚目(No. 3)と25枚目(No. 25)のサンプルを選び、それぞれのサンプルシート内で、補間効果をシミュレーションした結果を説明する。
【0029】
表1は、No. 3サンプルシートでの精度(色差ΔE)を示し、図10は、No. 3サンプルシートでの階調数による対応精度を示す。色差ΔEは、76L*a*b*、D−65−10°でのデータである。階調数は、32階調(補間なし)、64階調(補間あり)、128階調(補間あり)、256階調(補間あり)の4つである。ここで、色域境界除去は、対応先のRGBデータが0または248の値を含む色であった場合、対応付けができていない可能性があることから、除いている。データを検討すると、No.3サンプルシートの色域では、色空間のかなり端の方であることから、境界で除去される色が多く平均値も向上すると思われる。しかし、階調数を増加しても、平均値そのものは向上していない。
【0030】
【表1】
表1 No. 3サンプルシート(32×32=1,024色)の対応精度
【0031】
表2は、No. 25サンプルシートでの精度(色差ΔE)を示し、図11は、No. 25サンプルシートでの階調数による対応精度を示す。色差ΔEは、76L*a*b*、D−65−10°でのデータである。階調数は、32階調(補間なし)、64階調(補間あり)、128階調(補間あり)、256階調(補間あり)の4つである。ここで、色域境界除去は、対応先のRGBデータが0または248の値を含む色であった場合、対応付けできていない可能性があることから、除いている。データを検討すると、No.25のサンプルシートでは、色域の境界色を除去しても、平均値は向上しない。(今回は、このNo.25のシート内のみでの対応付けではあるが、このシートの前後を入れた全色の場合でも、結果は同等と推定できる。)
【0032】
【表2】
表2 No. 25サンプルシート(32×32=1,024色)の対応精度
【0033】
サンプルシート上で、色パレットが崩れる部分(色が不連続)が目視で見られた。次に、この現象は、階調数増加により滑らかになるかを検討した。表3は、右下7×7パレットのサンプルシートの指定エリアの対応精度を示す。また、図12は、そのサンプルシートでの階調数による対応精度を示す。階調数は、32階調(補間なし)、64階調(補間あり)、128階調(補間あり)、256階調(補間あり)の4つである。
【表3】
表3 右下7×7パレットの対応精度
【0034】
表3や図12では、数字上、あまり向上はみられないが、サンプルの目視評価では向上が明らかなことから、32階調でサンプルを印刷し、アプリケーションによる補間(64階調)によって対応付けするのが適切と思われる。これ以上階調数を増やしても、対応精度は向上しない結果となっている。
【0035】
以上では、2つのプリンタの間の色再現について説明したが、他の機器の間の色合わせも対応テーブルを用いて可能である。たとえばモニタとプリンタの対応テーブルは、各機器のプロファイル(検索テーブル)を用いて以下のとおり作成する。ここで、これらの機器では色域が大きく異なるので、対応テーブル作成において、色域圧縮を行う。図13と図14は、モニタとプリンタの色域の例をa*b*空間とb*L*空間で示す。このようにモニタの方が色域が広い部分と、プリンタの方が色域が広い部分が存在する。
(1)モニタのプロファイルから色域を求める。
(2)プリンタのプロファイルから色域を求める。プロファイル作成時に全色を出力しているので、2つの機器で発色可能な領域がわかる。
(3)モニタRGB→三刺激値XYZ→Labを求める。モニタRGB→XYZは1次変換で求める。
(4)モニタの白がプリンタの白になるように、LabやL’ab変換で、明度を補正する。
(5)次に、色域圧縮を行い、LabやLab’を求める。なお、色域圧縮には、種々の方式があるが、適当な方式を採用する。たとえば、明度維持型(図15)では、明度を維持して色域を圧縮し、彩度維持型(図16)では、彩度を維持して色域を圧縮し、三刺激値維持型(図17)では、三刺激値を維持するように色域を圧縮し、色域特性維持型(図18)では、狭い方の色域特性を維持するように色域を圧縮する。
(6)次に、Lab→三刺激値XYZ→プリンタRGBを求める。XYZ→プリンタRGBの変換はテーブル補間で求める。
【0036】
また、スキャナーとモニタのマッチング(色変換)について説明すると、スキャナーRGB→XYZは1次変換で求める。また、XYZ→モニターRGBは1次変換で求める。スキャナーとプリンタのマッチングにおいては、スキャナーRGB→XYZは1次変換で求める。また、XYZ→プリンタRGBの変換はテーブル補間で求める。他の処理は、モニタとプリンタのカラーマッチングと同様である。
【0037】
【発明の効果】
機器が発色可能な全色について多階調で実際に出力した結果を基に検索テーブルを作成するので、複数の機器の間での一般的な色再現が可能になる。
機器が発色可能な全色について対応テーブルを作成しているので、他の機器で作成された印刷データに基いて、任意の色が同じ色(または近似する色)で発色できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの構成を示すブロック図
【図2】色再現のフローチャート
【図3】対応テーブル作成処理の図
【図4】カラーチャートの1例の図
【図5】印刷されたカラーチャートの位置を示す図
【図6】パッチの測定位置を示す図
【図7】RGB空間を均等に分割したXYZ空間の対応を示す図
【図8】XYZ空間を均等に分割したRGB空間の対応を示す図
【図9】キュービック補間法を説明するための図
【図10】No.3サンプルシートの対応精度のグラフ
【図11】No.25サンプルシートの対応精度のグラフ
【図12】シート右下7×7パレットの対応精度のグラフ
【図13】モニタとプリンタのa*b*空間での色域を示すグラフ
【図14】モニタとプリンタのL*a*b*空間での色域を示すグラフ
【図15】明度維持型の色域圧縮を示すグラフ
【図16】彩度維持型の色域圧縮を示すグラフ
【図17】三刺激値維持型の色域圧縮を示すグラフ
【図18】色域特性維持型の色域圧縮を示すグラフ
【符号の説明】
100 コンピュータ、 104 モニタ、 106 プリンタ、 108 スキャナ、 110 記憶装置、 200 コンピュータ、 204 モニタ、 206 プリンタ、 208 スキャナ、 210 記憶装置、 300 ネットワーク。
Claims (6)
- 色の出力をする複数の機器で、それぞれ、指定可能な全ての色指定値で発色したカラーチャートを出力し、
複数の機器によりそれぞれ出力された前記のカラーチャートを測色し、
前記の測色値をデバイス独立色のデータに変換し、
複数の機器のそれぞれについて、色指定値とデバイス独立色のデータとを対応させる検索テーブルを作成し、
作成した検索テーブルを利用して、複数の機器の中の第1の機器の色指定値と、第2の機器の色指定値とを対応させた対応テーブルを作成する
複数の機器の間の発色制御方法。 - 前記の検索テーブルは、色指定値の色空間を均等に分割したデータとデバイス独立色の測色値を対応させる第1テーブルと、デバイス独立色の色空間を均等に分割したデータと色指定値の色空間を対応させる第2テーブルとからなることを特徴とする請求項1に記載された発色制御方法。
- 前記の対応テーブルの作成において、第1の機器と第2の機器の間の色域が異なる場合、色域を圧縮することを特徴とする請求項1に記載された発色制御方法。
- 色の出力をする第1の機器で色を出力するための色指定値と、色の出力をする第2の機器で色を出力するための色指定値とを、全ての色指定値について対応させた対応テーブルを記憶手段に記憶し、
第1の機器で色を出力するための色指定値からなる第1の機器用の印刷データ、第1の機器の名前、および、第2の機器の名前を受け取り、
前記の第1と第2の機器の間の対応テーブルを用いて、前記の第1の機器用の印刷データを第2の機器用の印刷データに変換し、
変換された印刷データを出力する
複数の機器の間の発色制御方法。 - 色の出力をする第1の機器で色を出力するための色指定値と、色の出力をする第2の機器で色を出力するための色指定値とを、全ての色指定値について対応させた対応テーブルを記憶手段に記憶するステップと、
第1の機器で色を出力するための色指定値からなる第1の機器用の印刷データ、第1の機器の名前、および、第2の機器の名前を受け取るステップと、
前記の第1と第2の機器の間の対応テーブルを用いて、前記の第1の機器用の印刷データを、第2の機器用の印刷データに変換するステップと、
変換された印刷データを出力するステップと
からなり、コンピュータにより実行されるプログラム。 - 色の出力をする外部機器から受け取った印刷データを基に色を出力する出力機器であって、
外部機器で色を出力するための色指定値と、出力機器で色を出力するための色指定値とを、全ての色指定値について対応させた対応テーブルを記憶する記憶手段と、
外部機器で色を出力するための色指定値からなる外部機器用の印刷データ、外部機器の名前、および、出力機器の名前を受け取る入力手段と、
前記の対応テーブルを用いて、前記の外部機器用の印刷データを、出力機器用の印刷データに変換するデータ変換手段と、
変換された印刷データを出力する出力手段とからなる
出力機器。
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