JP2004116758A - 配管などの断熱カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で断熱効果を得ることができる断熱カバーを提供する。
【解決手段】カーボン繊維とポリエステル繊維を混合した保温層2と、この保温層の片面を被覆する不織布からなる皮膜層3と、当該皮膜層の表面を被覆しているセラミックコーティング層4と、他面に設けてある接着テープの接着層5とからなり、セラミックコーティング層は、皮膜層3の表面にセラミック断熱塗料を塗布して形成したものであり、配管用断熱カバー1の使用時には保温層2及びセラミックコーティング層により覆っている配管の保温を図る。
【選択図】 図1
【解決手段】カーボン繊維とポリエステル繊維を混合した保温層2と、この保温層の片面を被覆する不織布からなる皮膜層3と、当該皮膜層の表面を被覆しているセラミックコーティング層4と、他面に設けてある接着テープの接着層5とからなり、セラミックコーティング層は、皮膜層3の表面にセラミック断熱塗料を塗布して形成したものであり、配管用断熱カバー1の使用時には保温層2及びセラミックコーティング層により覆っている配管の保温を図る。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道管、給湯管などの凍結防止などに役立つ配管や壁などの断熱カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
寒冷地などにおける例えば水道管の凍結防止方法として、水道管を断熱材である発泡スチロールからなるカバーで被覆するもの(特開昭56−116466号公報)や発泡合成樹脂素材で水道管を覆い、この発泡合成樹脂素材内にカーボン繊維を芯線とする線状発熱体を軸心方向に配線して、通電による発熱によって水道管を保温して断熱を図るもの(特開平8−28778号公報)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
線状発熱体を用いる従来例によれば、断熱効果又は保温効果があるものの、簡単な構成で断熱効果を得るにはさらなる改善が必要であった。
本発明の目的は、簡単な構成で断熱効果を得ることができる配管などの断熱カバーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る配管などの断熱カバーは、断熱層と、この断熱層の片面又は両面を被覆する皮膜層と、当該皮膜層の表面を被覆しているセラミックコーティング層とを備えているものである。断熱層にはカーボン繊維と、ポリエステルなどのような非導電性プラスチック繊維又は導電性プラスチック繊維とを所定比率混合した繊維材が使用され、またガラス繊維などの断熱部材が使用される。皮膜層としては不織布などが用いられる。セラミックコーティング層としては、皮膜層の表面にセラミック断熱塗料を塗布して形成したものや、芯材の両面をセラミック断熱塗料で塗布して形成したセラミックコーティング膜とからなるものなどが用いられる。特に、断熱層やセラミックコーティング層が配管や壁などの断熱に寄与するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を参照して、本発明における第1の実施の形態について説明する。
図1において、配管用断熱カバー1は、断熱層である保温層2、皮膜層3、セラミックコーティング層4及び接着層5からなる。
保温層2は、カーボン繊維と非導電性プラスチック繊維とからなる不織布状に形成されているシート材である。保温層2は、テープ状又はマット状の形態に形成されている。上記カーボン繊維と非導電性プラスチック繊維は、所定比率で混合されており、非導電性プラスチック繊維として例えばポリエステルを用いる場合には、カーボン繊維とポリエステルとの混合比率を例えば8:2又は5:5とするのが良い。
皮膜層3は、図示の例では保温層2の片面(上面)を被覆している。
皮膜層3の材質には不織布が用いられている。セラミックコーティング層4は皮膜層3の表面を被覆するようにセラミック断熱塗料を塗布して形成されている。セラミックコーティング層4におけるセラミック断熱塗料として、この例では非結晶シリカ及びラテックスを主材とするエンヴァイトロール社製セラミックカバーCC100(商品名)を使用している。接着層5は、保温層2の他面(下面)を被覆している。接着層5は両面接着テープのような接着材からなり、図1下面に剥離紙5aを貼り付けてある。
【0006】
次に配管用断熱カバー1の使用方法について説明する。
予め、配管用断熱カバー1の剥離紙5aを接着層5から剥離しておく。そしてまず、図2に示すように、接着層5を内側にして配管用断熱カバー1を折り曲げて筒状にしながら配管Pの外周面を覆い、配管用断熱カバー1のセラミックコーティング層4の表面側から内側に向けて押圧し、接着層5の接着面を配管Pの外面に接着させ、配管用断熱カバー1を配管Pに固定し、断熱のための作業を終了する。このために、保温層2及びセラミックコーティング層4による断熱機能(又は保温機能)によって配管の凍結防止が図られ、配管が給湯管であれば温水の温度低下の抑制に効果が発揮される。
また他の使用例として、配管用断熱カバー1によって一層高い断熱効果又は保温効果を望む場合には、図3に示す通電装置6を使用する。
通電装置6は制御部7と保温層2の両側に配置される電気的接続部8とを備えており、制御部と電気的接続部とは電気配線6aを介して接続されている。
配管Pを配管用断熱カバー1で被覆した後、この配管用断熱カバーの両端部に電気的接続部8を取り付け、その後、通電装置6を作動させることにより、配管用断熱カバー1の保温層2は通電され、電気抵抗体であるカーボン繊維は発熱される。この発熱作用によって、配管Pが給湯管の場合には利用先まで温水の保温が維持される。保温層2における発熱温度の設定などは制御部7で管理する。
本例の配管用断熱カバー1は、保温層2それ自体の断熱機能によって、又は通電装置6を利用した場合には保温層2の発熱によって、いずれの場合も配管Pの保温カバーとして機能するから、凍結防止が図られ、そしてセラミックコーティング層4によって保温層2からの放熱を抑制し、かつ外気温が保温層へ伝導されることを抑制し、断熱機能が発揮されるから保温効果が向上することになる。特に、配管が給湯管である場合には保温層2による給湯管の保温効果が得られる。また本例の配管用断熱カバー1では、セラミックコーティング層4で覆われているので、難燃性や耐久性に優れ、塩害の影響を受けにくく、型崩れがしにくく、また配管用断熱カバー1の表面を希望する色に着色することができ、建物と色とのバランスを図ることができる。
【0007】
図4を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図示する配管用断熱カバー1Aの基本的構成は前記配管用断熱カバー1と同一であるので、相違する構成についてのみ説明する。配管用断熱カバー1Aを説明する上で使用する符号は、配管用断熱カバー1と同一構成部分については、配管用断熱カバー1に用いた符号をそのまま使用している。
本例では、保温層2の両面に皮膜層3を接着し、各皮膜層の表面にそれぞれセラミックコーティング層4を設けてある。
配管用断熱カバー1Aの使用に際しては、この配管用断熱カバーを円筒形に屈曲させて、配管の外周を覆い、配管用断熱カバーの上側から固定テープ(図示せず。)を巻いて配管用断熱カバーを固定して、断熱のための作業を終える。
他の使用例として、固定後に、通電装置6を利用して保温層2の発熱を行う場合には、図1に示す配管用断熱カバー1の使用法と同様である。
本例の配管用断熱カバー1Aでは、内面及び外面がセラミックコーティング層4で覆われているので、配管用断熱カバー1と同様の効果が得られる他に、内面側(図4下面側)のセラミックコーティング層4を介して配管と配管用断熱カバー1Aとの断熱が図られ、保温効果が一層高められる。
【0008】
図5を参照して、配管用断熱カバーの第3の実施の形態を説明する。
配管用断熱カバー1Bの基本的構成は上記配管用断熱カバー1と同一構成であるので、相違する構成のみ説明する。
図示する配管用断熱カバー1Bの説明において、使用する符号は、前記配管用断熱カバー1と同一構成である部分について断熱カバー1の符号と一致させている。
配管用断熱カバー1Bが上記配管用断熱カバー1と相違する点は、不織布からなる皮膜層3が保温層2の両面に設けてあり、図上側の皮膜層のみをセラミックコーティング層4で覆っている構成にある。
配管用断熱カバー1Bの使用法は図1に示す配管用断熱カバー1のそれと同様である。
【0009】
図6を参照して、配管用断熱カバーの第4の実施の形態を説明する。
配管用断熱カバー1Cの基本的構成は図4に示す上記配管用断熱カバー1Aと同一構成であるので、相違する構成のみ説明する。
図示する配管用断熱カバー1Cの説明において、使用する符号は、前記配管用断熱カバー1Aと同一構成である部分について断熱カバー1Aの符号と一致させている。
配管用断熱カバー1Cの特徴は両皮膜層3の表面をそれぞれ覆うセラミックコーティング層9にある。
各セラミックコーティング層9は、ガラス繊維からなる芯材9aと、この芯材の両面を被覆するようにセラミック断熱塗料を塗布して形成したセラミックコーティング膜9bとからなる。各セラミックコーティング膜9bは上記セラミックコーティング層4と同一構成である。両セラミックコーティング層9は接着剤によって皮膜層3にそれぞれ固定されている。
本例では、セラミックコーティング層9によって保温層2と外気との遮断をより一層確実なものにすることができる。
配管用断熱カバー1Cにおいて、セラミックコーティング層9は少なくともいずれか一方の皮膜層3(図では上側の皮膜層3)を覆うものであれば良く、図示するように双方の皮膜層3をセラミックコーティング層9で覆うことを必ずしも必要としない。
【0010】
配管用断熱カバー1,1A,1B,1Cにおいて、断熱層である保温層2を通電させる方法、通電させることなく保温層それ自体で配管の保温を行う方法のいずれでも良く、配管の設置場所、季節などに応じて適宜選択する。通電することなく断熱又は保温する場合には、保温層2に混入するプラスチック繊維は、性質(非導電性及び導電性)を問うものではない。
配管用断熱カバー1,1A,1Bにおいて、セラミックコーティング層4に代えてセラミックコーティング層9を使用しても良い。
配管用断熱カバー1A,1B,1Cにおいて、下面側に接着層5を配置して、配管Pへの取付け作業をし易くするようにしても良い。
配管用断熱カバー1Cにおいて、図6下側の皮膜層3及びセラミックコーティング層9を取り外して、これらの層に代えて接着層5を配置しても良い。
【0011】
図7を参照して、配管用断熱カバーの第5の実施の形態を説明する。
配管用断熱カバー11の特徴は、配管用断熱カバー1,1A,1B,1Cにおける保温層2に代えて断熱層12を用いた点にある。すなわち、前記配管用断熱カバー1,1A,1B,1Cでは、断熱層である保温層2がその材質自体の断熱機能と、発熱による断熱又は保温機能のいずれか一方を任意に選択可能とする構成であったが、配管用断熱カバー11においては、専ら断熱層12それ自体の断熱機能を基本としている。
配管用断熱カバー11は、断熱層12、この断熱層の両面を覆う皮膜層13及び両皮膜層の表面を覆うセラミックコーティング層14からなる。
断熱層12は、ガラス繊維によって不織布状に形成されているシート材である。断熱層12は、テープ状又はマット状の形態に形成されている。皮膜層13及びセラミックコーティング層14は前記皮膜層3及びセラミックコーティング層4と同一構成である。
配管用断熱カバー11の使用方法について説明する。
配管用断熱カバー11を内側にして折り曲げて筒状にしながら配管の外周面を覆い、配管などの断熱カバーをその上側から固定テープ(図示せず。)を巻いて配管に固定する。
【0012】
図8を参照して、本発明の第6の実施の形態について説明する。
図示する配管用断熱カバー11Aの基本的構成は前記配管用断熱カバー11と同一であるので、相違する構成についてのみ説明する。
図示する配管用断熱カバー11Aの説明において、使用する符号は、上記配管用断熱カバー11と同一構成である部分について断熱カバー1Aの符号と一致させている。
配管用断熱カバー11Aの特徴は両皮膜層13の表面をそれぞれ覆うセラミックコーティング層19にある。このセラミックコーティング層19は前記セラミックコーティング層9と同一構成である。19aは芯材、19bはセラミックコーティング膜である。
配管用断熱カバー11Aの使用法は配管用断熱カバー11のそれと同様である。
【0013】
配管用断熱カバー11,11Aは、図7及び図8下側の皮膜層13及びセラミックコーティング層14,19を取り外して、これらの層に代えて前記接着層5と同様の接着層を配置して図1の配管用断熱カバー1と同様の構成にしても良い。また配管用断熱カバー11,11Aは、図7及び図8下側のセラミックコーティング層14,19を取り外して、図5の配管用断熱カバー1Bと同様の構成にしても良い。
【0014】
断熱カバーは図示の各例では配管に適用したが、壁、柱、スラブなどにも適用できることは当然である。そして使用場所に応じて、配管などの断熱カバーの形態としてはマット状のものやテープ状のものが用いられる。テープ状の配管などの断熱カバーにあっては、例えば配管用であれば、使用時に配管外周面にその軸心方向に沿って巻きながら取り付けてゆく。
セラミックコーティング層9に用いるセラミック断熱塗料は上述したものに限定されない。
説明した配管用断熱カバー1,1A,1B,1C,11,11Aの対象は水道管である配管に限定されず、融雪用の散水管、給湯管などが含まれる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な構成で断熱効果を得ることができ、配管の凍結防止や壁の結露防止などに有効であり、断熱層に加えてセラミックコーティング層の存在によって断熱又は保温効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管などの断熱カバーの主要部を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る配管などの断熱カバーの使用状態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る配管などの断熱カバーの他の使用状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の主要部を示す拡大断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の主要部を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の主要部を示す拡大断面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態の主要部を示す拡大断面図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態の主要部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 配管用断熱カバー(配管などの断熱カバー)
2 保温層(断熱層)
3 皮膜層
4 セラミックコーティング層
5 接着層
6 通電装置
9 セラミックコーティング層
9a 芯材
9b セラミックコーティング膜
11,11A 配管用断熱カバー(配管などの断熱カバー)
12 断熱層
13 皮膜層
14,19 セラミックコーティング層
19a 芯材
19b セラミックコーティング膜
P 配管
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道管、給湯管などの凍結防止などに役立つ配管や壁などの断熱カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
寒冷地などにおける例えば水道管の凍結防止方法として、水道管を断熱材である発泡スチロールからなるカバーで被覆するもの(特開昭56−116466号公報)や発泡合成樹脂素材で水道管を覆い、この発泡合成樹脂素材内にカーボン繊維を芯線とする線状発熱体を軸心方向に配線して、通電による発熱によって水道管を保温して断熱を図るもの(特開平8−28778号公報)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
線状発熱体を用いる従来例によれば、断熱効果又は保温効果があるものの、簡単な構成で断熱効果を得るにはさらなる改善が必要であった。
本発明の目的は、簡単な構成で断熱効果を得ることができる配管などの断熱カバーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る配管などの断熱カバーは、断熱層と、この断熱層の片面又は両面を被覆する皮膜層と、当該皮膜層の表面を被覆しているセラミックコーティング層とを備えているものである。断熱層にはカーボン繊維と、ポリエステルなどのような非導電性プラスチック繊維又は導電性プラスチック繊維とを所定比率混合した繊維材が使用され、またガラス繊維などの断熱部材が使用される。皮膜層としては不織布などが用いられる。セラミックコーティング層としては、皮膜層の表面にセラミック断熱塗料を塗布して形成したものや、芯材の両面をセラミック断熱塗料で塗布して形成したセラミックコーティング膜とからなるものなどが用いられる。特に、断熱層やセラミックコーティング層が配管や壁などの断熱に寄与するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を参照して、本発明における第1の実施の形態について説明する。
図1において、配管用断熱カバー1は、断熱層である保温層2、皮膜層3、セラミックコーティング層4及び接着層5からなる。
保温層2は、カーボン繊維と非導電性プラスチック繊維とからなる不織布状に形成されているシート材である。保温層2は、テープ状又はマット状の形態に形成されている。上記カーボン繊維と非導電性プラスチック繊維は、所定比率で混合されており、非導電性プラスチック繊維として例えばポリエステルを用いる場合には、カーボン繊維とポリエステルとの混合比率を例えば8:2又は5:5とするのが良い。
皮膜層3は、図示の例では保温層2の片面(上面)を被覆している。
皮膜層3の材質には不織布が用いられている。セラミックコーティング層4は皮膜層3の表面を被覆するようにセラミック断熱塗料を塗布して形成されている。セラミックコーティング層4におけるセラミック断熱塗料として、この例では非結晶シリカ及びラテックスを主材とするエンヴァイトロール社製セラミックカバーCC100(商品名)を使用している。接着層5は、保温層2の他面(下面)を被覆している。接着層5は両面接着テープのような接着材からなり、図1下面に剥離紙5aを貼り付けてある。
【0006】
次に配管用断熱カバー1の使用方法について説明する。
予め、配管用断熱カバー1の剥離紙5aを接着層5から剥離しておく。そしてまず、図2に示すように、接着層5を内側にして配管用断熱カバー1を折り曲げて筒状にしながら配管Pの外周面を覆い、配管用断熱カバー1のセラミックコーティング層4の表面側から内側に向けて押圧し、接着層5の接着面を配管Pの外面に接着させ、配管用断熱カバー1を配管Pに固定し、断熱のための作業を終了する。このために、保温層2及びセラミックコーティング層4による断熱機能(又は保温機能)によって配管の凍結防止が図られ、配管が給湯管であれば温水の温度低下の抑制に効果が発揮される。
また他の使用例として、配管用断熱カバー1によって一層高い断熱効果又は保温効果を望む場合には、図3に示す通電装置6を使用する。
通電装置6は制御部7と保温層2の両側に配置される電気的接続部8とを備えており、制御部と電気的接続部とは電気配線6aを介して接続されている。
配管Pを配管用断熱カバー1で被覆した後、この配管用断熱カバーの両端部に電気的接続部8を取り付け、その後、通電装置6を作動させることにより、配管用断熱カバー1の保温層2は通電され、電気抵抗体であるカーボン繊維は発熱される。この発熱作用によって、配管Pが給湯管の場合には利用先まで温水の保温が維持される。保温層2における発熱温度の設定などは制御部7で管理する。
本例の配管用断熱カバー1は、保温層2それ自体の断熱機能によって、又は通電装置6を利用した場合には保温層2の発熱によって、いずれの場合も配管Pの保温カバーとして機能するから、凍結防止が図られ、そしてセラミックコーティング層4によって保温層2からの放熱を抑制し、かつ外気温が保温層へ伝導されることを抑制し、断熱機能が発揮されるから保温効果が向上することになる。特に、配管が給湯管である場合には保温層2による給湯管の保温効果が得られる。また本例の配管用断熱カバー1では、セラミックコーティング層4で覆われているので、難燃性や耐久性に優れ、塩害の影響を受けにくく、型崩れがしにくく、また配管用断熱カバー1の表面を希望する色に着色することができ、建物と色とのバランスを図ることができる。
【0007】
図4を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図示する配管用断熱カバー1Aの基本的構成は前記配管用断熱カバー1と同一であるので、相違する構成についてのみ説明する。配管用断熱カバー1Aを説明する上で使用する符号は、配管用断熱カバー1と同一構成部分については、配管用断熱カバー1に用いた符号をそのまま使用している。
本例では、保温層2の両面に皮膜層3を接着し、各皮膜層の表面にそれぞれセラミックコーティング層4を設けてある。
配管用断熱カバー1Aの使用に際しては、この配管用断熱カバーを円筒形に屈曲させて、配管の外周を覆い、配管用断熱カバーの上側から固定テープ(図示せず。)を巻いて配管用断熱カバーを固定して、断熱のための作業を終える。
他の使用例として、固定後に、通電装置6を利用して保温層2の発熱を行う場合には、図1に示す配管用断熱カバー1の使用法と同様である。
本例の配管用断熱カバー1Aでは、内面及び外面がセラミックコーティング層4で覆われているので、配管用断熱カバー1と同様の効果が得られる他に、内面側(図4下面側)のセラミックコーティング層4を介して配管と配管用断熱カバー1Aとの断熱が図られ、保温効果が一層高められる。
【0008】
図5を参照して、配管用断熱カバーの第3の実施の形態を説明する。
配管用断熱カバー1Bの基本的構成は上記配管用断熱カバー1と同一構成であるので、相違する構成のみ説明する。
図示する配管用断熱カバー1Bの説明において、使用する符号は、前記配管用断熱カバー1と同一構成である部分について断熱カバー1の符号と一致させている。
配管用断熱カバー1Bが上記配管用断熱カバー1と相違する点は、不織布からなる皮膜層3が保温層2の両面に設けてあり、図上側の皮膜層のみをセラミックコーティング層4で覆っている構成にある。
配管用断熱カバー1Bの使用法は図1に示す配管用断熱カバー1のそれと同様である。
【0009】
図6を参照して、配管用断熱カバーの第4の実施の形態を説明する。
配管用断熱カバー1Cの基本的構成は図4に示す上記配管用断熱カバー1Aと同一構成であるので、相違する構成のみ説明する。
図示する配管用断熱カバー1Cの説明において、使用する符号は、前記配管用断熱カバー1Aと同一構成である部分について断熱カバー1Aの符号と一致させている。
配管用断熱カバー1Cの特徴は両皮膜層3の表面をそれぞれ覆うセラミックコーティング層9にある。
各セラミックコーティング層9は、ガラス繊維からなる芯材9aと、この芯材の両面を被覆するようにセラミック断熱塗料を塗布して形成したセラミックコーティング膜9bとからなる。各セラミックコーティング膜9bは上記セラミックコーティング層4と同一構成である。両セラミックコーティング層9は接着剤によって皮膜層3にそれぞれ固定されている。
本例では、セラミックコーティング層9によって保温層2と外気との遮断をより一層確実なものにすることができる。
配管用断熱カバー1Cにおいて、セラミックコーティング層9は少なくともいずれか一方の皮膜層3(図では上側の皮膜層3)を覆うものであれば良く、図示するように双方の皮膜層3をセラミックコーティング層9で覆うことを必ずしも必要としない。
【0010】
配管用断熱カバー1,1A,1B,1Cにおいて、断熱層である保温層2を通電させる方法、通電させることなく保温層それ自体で配管の保温を行う方法のいずれでも良く、配管の設置場所、季節などに応じて適宜選択する。通電することなく断熱又は保温する場合には、保温層2に混入するプラスチック繊維は、性質(非導電性及び導電性)を問うものではない。
配管用断熱カバー1,1A,1Bにおいて、セラミックコーティング層4に代えてセラミックコーティング層9を使用しても良い。
配管用断熱カバー1A,1B,1Cにおいて、下面側に接着層5を配置して、配管Pへの取付け作業をし易くするようにしても良い。
配管用断熱カバー1Cにおいて、図6下側の皮膜層3及びセラミックコーティング層9を取り外して、これらの層に代えて接着層5を配置しても良い。
【0011】
図7を参照して、配管用断熱カバーの第5の実施の形態を説明する。
配管用断熱カバー11の特徴は、配管用断熱カバー1,1A,1B,1Cにおける保温層2に代えて断熱層12を用いた点にある。すなわち、前記配管用断熱カバー1,1A,1B,1Cでは、断熱層である保温層2がその材質自体の断熱機能と、発熱による断熱又は保温機能のいずれか一方を任意に選択可能とする構成であったが、配管用断熱カバー11においては、専ら断熱層12それ自体の断熱機能を基本としている。
配管用断熱カバー11は、断熱層12、この断熱層の両面を覆う皮膜層13及び両皮膜層の表面を覆うセラミックコーティング層14からなる。
断熱層12は、ガラス繊維によって不織布状に形成されているシート材である。断熱層12は、テープ状又はマット状の形態に形成されている。皮膜層13及びセラミックコーティング層14は前記皮膜層3及びセラミックコーティング層4と同一構成である。
配管用断熱カバー11の使用方法について説明する。
配管用断熱カバー11を内側にして折り曲げて筒状にしながら配管の外周面を覆い、配管などの断熱カバーをその上側から固定テープ(図示せず。)を巻いて配管に固定する。
【0012】
図8を参照して、本発明の第6の実施の形態について説明する。
図示する配管用断熱カバー11Aの基本的構成は前記配管用断熱カバー11と同一であるので、相違する構成についてのみ説明する。
図示する配管用断熱カバー11Aの説明において、使用する符号は、上記配管用断熱カバー11と同一構成である部分について断熱カバー1Aの符号と一致させている。
配管用断熱カバー11Aの特徴は両皮膜層13の表面をそれぞれ覆うセラミックコーティング層19にある。このセラミックコーティング層19は前記セラミックコーティング層9と同一構成である。19aは芯材、19bはセラミックコーティング膜である。
配管用断熱カバー11Aの使用法は配管用断熱カバー11のそれと同様である。
【0013】
配管用断熱カバー11,11Aは、図7及び図8下側の皮膜層13及びセラミックコーティング層14,19を取り外して、これらの層に代えて前記接着層5と同様の接着層を配置して図1の配管用断熱カバー1と同様の構成にしても良い。また配管用断熱カバー11,11Aは、図7及び図8下側のセラミックコーティング層14,19を取り外して、図5の配管用断熱カバー1Bと同様の構成にしても良い。
【0014】
断熱カバーは図示の各例では配管に適用したが、壁、柱、スラブなどにも適用できることは当然である。そして使用場所に応じて、配管などの断熱カバーの形態としてはマット状のものやテープ状のものが用いられる。テープ状の配管などの断熱カバーにあっては、例えば配管用であれば、使用時に配管外周面にその軸心方向に沿って巻きながら取り付けてゆく。
セラミックコーティング層9に用いるセラミック断熱塗料は上述したものに限定されない。
説明した配管用断熱カバー1,1A,1B,1C,11,11Aの対象は水道管である配管に限定されず、融雪用の散水管、給湯管などが含まれる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な構成で断熱効果を得ることができ、配管の凍結防止や壁の結露防止などに有効であり、断熱層に加えてセラミックコーティング層の存在によって断熱又は保温効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管などの断熱カバーの主要部を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る配管などの断熱カバーの使用状態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る配管などの断熱カバーの他の使用状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の主要部を示す拡大断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の主要部を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の主要部を示す拡大断面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態の主要部を示す拡大断面図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態の主要部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 配管用断熱カバー(配管などの断熱カバー)
2 保温層(断熱層)
3 皮膜層
4 セラミックコーティング層
5 接着層
6 通電装置
9 セラミックコーティング層
9a 芯材
9b セラミックコーティング膜
11,11A 配管用断熱カバー(配管などの断熱カバー)
12 断熱層
13 皮膜層
14,19 セラミックコーティング層
19a 芯材
19b セラミックコーティング膜
P 配管
Claims (12)
- 断熱層と、この断熱層の少なくとも一面を被覆する皮膜層と、この皮膜層の表面を被覆しているセラミックコーティング層とを備えていることを特徴とする配管などの断熱カバー。
- 断熱層はカーボン繊維とプラスチック繊維とからなることを特徴とする請求項1記載の配管などの断熱カバー。
- 断熱層はカーボン繊維と非導電性プラスチック繊維とからなることを特徴とする請求項1記載の配管などの断熱カバー。
- 断熱層はガラス繊維からなることを特徴とする請求項1記載の配管などの断熱カバー。
- 皮膜層は断熱層の両面を被覆していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の配管などの断熱カバー。
- 皮膜層は断熱層の両面を被覆しており、セラミックコーティング層は上記両皮膜層を被覆していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の配管などの断熱カバー。
- 断熱層の他面にこれを被覆する接着層を設けてあることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の配管などの断熱カバー。
- 皮膜層は不織布からなることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の配管などの断熱カバー。
- セラミックコーティング層は皮膜層の表面を被覆するようにセラミック断熱塗料を塗布して形成しているものであることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の配管などの断熱カバー。
- セラミックコーティング層は、ガラス繊維からなる芯材と、この芯材の両面を被覆するようにセラミック断熱塗料を塗布して形成しているセラミックコーティング膜とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の配管などの断熱カバー。
- 断熱層は通電装置に接続可能であることを特徴とする請求項3、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9又は請求項10のいずれかに記載の配管などの断熱カバー。
- 断熱層及びセラミックコーティング層は、配管断熱のために用いるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の配管などの断熱カバー。
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