JP2001507420A - 相変化材料を使用する建物の空調技術 - Google Patents

相変化材料を使用する建物の空調技術

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Abstract

(57)【要約】 天井、フロア、壁、及び少なくとも一つの扉及び一つの窓を持つ部屋のフロアから天井までの温度勾配を小さくするための技術は、天井の表面と隣接した相変化材料及びフロアの表面と隣接した相変化材料を使用する工程を含む。部屋のフロアから天井までの温度勾配を小さくするため、第1及び第2の相変化材料は同じであるか又は異なり、或いは相変化材料の混合物であるかのいずれかである。最も好ましくは、天井と隣接した第1相変化材料の融点は、フロアと隣接した第2相変化材料の結晶点よりも高い。好ましくは、第1相変化材料の融点は25℃±1℃であり、第2相変化材料の結晶点は22℃±1℃である。

Description

【発明の詳細な説明】 相変化材料を使用する建物の空調技術 発明の分野 本発明は、熱特性を向上させた建物用材料に関する。更に詳細には、本発明は 、相変化材料を含む材料を使用する建設技術に関する。 関連出願及び技術 本願は、1997年3月26日に出願された「相変化材料を使用する建物の空 調技術」という標題の米国仮特許出願第60/041,379号に基づいてその 優先権を主張するものである。同特許出願に触れたことにより、その特許出願に 開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。本願は、更に、本願の 譲受人に譲渡された「建物用熱障壁、取り付け具、及びテキスタイル」という標 題の米国特許第5,532,039号に開示された技術に関する。同特許に触れ たことにより、その特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとす る。 発明の背景 居住用及び産業用の建物内の快適な室内環境は、(i)平均室温が経時的に一 定しており、(ii)室内の温度分布が一定である場合に、即ち通風(draf ts)がない場合に得られる。快適な感じは、特に、フロアと天井との間の温度 勾配に左右される。フロアと天井との間の温度勾配が大きければ大きい程、部屋 の中で快適さを感じることが少なくなる。冬季には、例えば、部屋の中に5℃又 はそれ以上の温度勾配が存在する。フロアから天井までのこのような温度勾配は 、部屋の中に居る人の下半身に寒い感じを与え、部屋の中に居る人の上半身及び 頭部に温かい感じを与え、その結果、全体として不快な感じを与える。 快適な部屋を得るためには、フロアから天井までの温度勾配を約3℃又はそれ 以下に減少させることが重要である。研究によれば、フロアから天井までの温度 勾配が3℃以下である場合には、部屋の快適範囲(部屋の中に居る人にとって快 適であると感じられる部屋の温度範囲)が、フロアから天井までの温度勾配がこ れよりも高い場合よりも低いということがわかった。部屋 の中に居る人は、部屋を快適であると感じた場合には部屋のサーモスタットの設 定を自主的に下げ、これによって部屋の平均温度を低く保ち、これによってエネ ルギ消費及び費用を下げるということがわかった。 部屋の中の温度勾配は、通常は、部屋の中の冷たい空気よりも密度が低い部屋 の中の暖かな空気によってもたらされる。低密度の暖かな空気は、部屋の上側に 移動し、ここに溜まる。そのため、最も冷たい空気は部屋の下側に残り、天井近 くの暖かな空気とフロアの冷たい空気との間に空気温度勾配が生じる。従来の技 術は、通常は、例えばフロア及び壁の交差部に又はその近くに配置された、熱水 又は加熱空気を使用したベースボード輻射装置でフロア近くの空気を加熱するこ とを含む。フロアに組み込んだ加熱ダクト又はワイヤ等の新たな技術もまた、フ ロアのところの冷たい空気を加熱する。しかしながら、このような従来の技術は 、代表的には、極めて高い天井温度が部屋のフロアから天井までの温度勾配に及 ぼす効果を無視している。 勿論、場合によっては、天井近くの暖かな空気を再分配する試みで、家庭及び 公共用建物に天井ファンが設置されている。しかしながら、天井ファンが発生す る通風は、部屋を更に冷たく感じさせ、部屋の中に居る人に対する快適性を小さ くする。 幾つかの産業プラントには製造設備の天井領域に冷却システムが設置されてお り、製造中又は加工中に過剰の熱を発生する。このような冷却システムは、代表 的には、製造プロセスで発生した熱を除去し、製造プロセスを断続的に停止させ て部屋を冷やす必要をなくす。 塩水和物、金属、合金、ポリアルコール、共融混合物、及びパラフィン等の相 変化材料が、温度変化を制御するための有用な材料として提案されてきた。概括 的に述べると、相変化材料は、放熱時又は吸熱時のいずれかで、所与の温度範囲 でその物理的な状態を変化させる(例えば固体から液体へ又はその逆)能力を備 えている。温度上昇期間中、熱は、融点に達するまで、相変化材料によって吸収 される。温度下降期間中、液体の相変化材料に蓄えられた熱は、相変化材料の固 化温度に達したときに放出される。 相変化温度範囲中の潜熱吸収と相変化範囲外で生じる感知可能な熱吸収と の間には大きな相違がある。例えば、一般的な相変化材料である水は、凍結して 氷になるときに1kg当り約355kJの潜熱を放出する。逆に、氷が溶けるとき 、約335kJ/kgの熱を吸収する。水又は氷が相変化温度にない場合には、感知 可能な熱吸収又は放出は4kJ/kgである。相変化中の潜熱吸収は、相変化温度以 外の感知可能な熱吸収よりも100倍以上高いということがわかる。 相変化を化学的に別の側面から見ると、潜熱吸収中の相変化材料の温度は、一 定のままである。これとは逆に、感知可能な熱変化中、材料の温度は変化する。 かくして、感知可能な熱が相変化材料によって吸収されるとき、相変化材料の温 度は上昇する。感知可能な熱が相変化材料によって放出されるとき、相変化材料 の温度は低下する。 相変化材料を建物の建設に使用することが示唆されてきた。例えば、米国特許 第4,587,279号及び米国特許第4,617,332号には、水を用いた コンクリートの混合工程で相変化材料を直接加えることが教示されている。しか しながら、この技術は、結果的に得られるコンクリートの圧縮及び他の強度特性 を低下させてしまう。 ガラス容器等の相変化材料が内壁及び外壁で使用されてきた。しかしながら、 部屋の中の対流熱流は壁面に直接当たらず、壁の相変化材料としっかりと係合し ない。更に、壁について設計された相変化包含構造は、壁の機械的必要条件がフ ロア及び天井と比べて異なるため、他の表面に広範に適用されてこなかった。 発明の概要 天井、フロア、壁、少なくとも一つの扉及び一つの窓を持つ部屋のフロアから 天井までの温度勾配を小さくするための本発明の技術は、天井の表面と隣接した 第1相変化材料及びフロアの表面と隣接した第2相変化材料を使用する工程を含 む。部屋のフロアから天井までの温度勾配を小さくするため、第1及び第2の相 変化材料は同じであってもよいし異なっていてもよく、天井と隣接した第1相変 化材料の融点は、フロアと隣接した第2相変化材料の結晶点よりも高い。本発明 の技術の一実施例では、天井と隣接して位置決め された第1相変化材料の大部分がヘプタデカンであり、フロア表面と隣接した第 2相変化材料の大部分がオクタデカンである。本発明の技術の好ましい実施例で は、第1相変化材料の融点は25℃±1℃であり、第2相変化材料の結晶点は2 2℃±1℃である。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明の建物建設技術を組み込むことによってフロア/天井温度勾 配が快適範囲まで小さくされた部屋の概略垂直断面図である。 第2図は、本発明の建物建設技術で有用な相変化材料混合物についての示差走 査熱分析熱吸収ダイヤグラムである。 第3図は、本発明の建物建設技術で有用な、第2図に示した混合物とは異なる 相変化材料混合物についての示差走査熱分析熱放出ダイヤグラムである。 第4図は、本発明の建物建設技術で有用な相変化材料を含む天井タイルの平面 図である。 第5図は、本発明の建物建設技術で有用な相変化材料を含むフロアタイルの平 面図である。 詳細な説明 本出願人は、温度安定化相変化材料を天井材料及びフロアカバリングの両方に 組み込むことによって、部屋の中に代表的に存在するフロアから天井までの温度 勾配を小さくでき、更に部屋の中での空気の対流や通風の形成が更に小さくなる ということを発見した。温度勾配、空気の対流、及び通風の形成は、天井の相変 化材料が溶融前に熱を吸収し、天井近くの部屋の温度が融点以上に上昇すること を効果的に遅延させることによって、及びフロア材料内の相変化材料によりフロ ア材料が相変化材料の凝固点以下に冷却することを効果的に遅延させることによ って小さくされる。 これによって、3℃又はそれ以下、最も好ましくは3℃以下の好ましい温度勾 配がフロアから天井までの間に形成される。部屋の中では、相変化材料は、好ま しくは、天井の3mm乃至10mmの厚さの中に封入されて存在しており、これはフ ロア材料についてもいえる。本発明を内部部屋(inte rior room)、即ち窓がないか或いは外側に露呈した窓が最小の部屋で 使用する場合、相変化材料を内部部屋の天井及びフロアだけに組み込むのが最も 好ましい。 最も好ましくは、相変化材料をパネルシステムに組み込み、相変化材料を可撓 性包含容器内に拘束し、これらの容器を格子と重ねる。金属格子が好ましく、ア ルミニウム及びアルミニウム合金が好ましい格子材料である。格子は、側部と側 部とを向き合わせた関係で間隔が隔てられた複数の穴を画成する。これらの穴は 、包含容器内の相変化材料の予想された膨張を吸収できる。包含容器の厚さは、 好ましくは10mmである。隣接した格子が画成する隔室の幅は、好ましくは約1 2mm乃至14mmである。カバーは剛性部材であり、これは、フロアの用途に使用 された場合、人間及び部屋の中の家具に対して機械的支持を提供する。更に、カ バーは、火炎がパネルに拡がらないようにする難燃体としても役立つ。 本発明のフローリング(床張り)材料の変形例では、相変化材料をカーペット 裏打ち材料、カーペットが上に置かれるフォーム又は他のライナ、又は場合によ ってはカーペットの繊維内に組み込むことができる。本発明の天井材料の変形例 では、相変化材料を天井タイルに組み込むことができる。これらの実施例の詳細 を以下に更に詳細に説明する。 本発明の有効性を試験するため、アクリルパネルを使用して製作した60.9 6cm(2フィート)×60.96cm(2フィート)×60.96cm(2フィート )の箱を使用する試験プロトコルを開発した。第1「対照標準」ボックスの3. 175mm(1/8インチ)のアクリルパネルは空である。第2ボックスでは、全 体として同じ厚さであるが相変化材料で充填されたアクリルパネルを使用した。 対照標準ボックス及びPCM(相変化材料)ボックスの各々についての熱源は 、各ボックスの中央に吊り下げられた100ワットの電球である。電球は、各ボ ックスに配置された別体のサーモスタットによって制御される。サーモスタット を特定の温度に正確に設定することができないため、「オン/オフ」温度は僅か に変化する。 フロアに面した一つのテープ状プローブ及び天井に面した一つのテープ状プロ ーブを含むプローブを各ボックスに取り付ける。追加のプローブをPCMボック スの垂直壁の一つの中央に取り付ける。全てのプローブ及びサーモスタットは、 直接的熱輻射からシールドされている。 試験を行うため、周囲温度が13.61℃乃至15℃(56.5°F乃至59 .0°F)の気候制御室に対照標準ボックス及びPCMボックスを置く。これら のボックスは、空気流をなくすようにシールドしてある。各ボックスは、各層の R値が5.6の2層のエアパッキン(air bubblepack)絶縁体層 で包んである。各試験を最少6時間に亘って実施した。連続した2時間の期間に 亘る試験から得られたデータを以下に示す。このデータは最も一貫したデータを 例示として代表するものである。試験結果を表1に示す。 フロアから天井までの温度勾配を小さくするためには、現在のところ、温度安 定化相変化材料の好ましい配置は、温度勾配に対して垂直であると考えられてい る。最少でも、天井温度差を最少にしなければならない。最も好ましくは、天井 とフロアとの間の温度差を小さくしなければならない。温度安 定化相変化材料が部屋のフロア及び天井の表面に設けられている場合に好ましい 温度調節効果が得られる。好ましくは、フロア及び天井の表面全体を所定量の温 度安定化相変化材料で覆う。フロア及び天井の幾つかの部分だけを温度安定化相 変化材料で覆う場合には、完全に覆った場合に得られるのと同じ熱調節効果を得 るためには相変化材料の量を多くしなければならない。 フロア又は天井の一方だけが温度安定化相変化材料で覆われている場合でも温 度勾配が減少するということに着目されたい。このことは、温度安定化相変化材 料をフロアカバーだけ又は天井カバーだけに配置することもまた適切であるとい うことを意味する。温度安定化相変化材料の好ましい配置を第1図に示す。 好ましい温度が22℃である場合には、フロアでの最低温度は19℃、最高温 度は25℃であるべきである。好ましいフロア温度が22℃であり、好ましい温 度勾配が3℃を越えないと仮定すると、適当な天井温度は25℃でなければなら ない。好ましくは、21℃乃至26℃の温度範囲で相変化が生じる一つ又は二つ の相変化材料を選択しなければならない。最も好ましくは、フロアの相変化材料 は、フロア温度が22℃以下に低下すると放熱し、及びかくしてその結晶点が約 22℃であるように選択されなければならない。部屋の上側の余分な熱を吸収す るために選択される相変化材料は、好ましくは、約25℃の融点を有する。本明 細書中で言及する温度は正確な温度でなく、大まかな温度であるということは、 本発明が属する分野の当業者には理解されよう。相変化材料の混合物の場合、融 点及び結晶点の温度は、単一の温度でなく所定の範囲をカバーする。 本発明の好ましい温度範囲で相変化する相変化材料には、表2に記載の直鎖結 晶質アルキル炭化水素(パラフィン)及びこれらの混合物が含まれる。 上文中に論じた温度についての必要条件に鑑みると、フロア内又はフロア上に 組み込むための(本明細書中、これらの位置を集合的に、フロア又はフロア表面 と「隣接」していると呼ぶ)好ましい相変化材料はオクタデカンである。これは 、オクタデカンの結晶点が22.0℃であるためである。天井内又は天井表面上 に組み込むための好ましい相変化材料は融点が25℃のヘプタデカンである。 表2に挙げた4つの相変化材料の混合物は、フロア及び天井の両方に配置する のに適している。第2図及び第3図は、このような混合物の熱の吸収及び放出の 両方を示す示差走査熱分析ダイヤグラムを示す。この混合物は、融点が約25℃ で結晶点が約22℃である。その潜熱容量は約150J/gである。 表2に挙げた4つの相変化材料は無毒であり、腐蝕性がなく、水分非吸収性で あり、繰り返し加熱に対して安定しており、過冷却効果を示さない。これらの特 性のため、これらの相変化材料は建築の用途に特に適している。点火に対する抵 抗が低いことと関連した問題点は、ハロゲン化炭化水素(塩化炭化水素、臭化炭 化水素、又は弗化炭化水素)等の難燃剤を添加することによって解決できる。好 ましくは、自己消炎性を提供するため、相変化材料に全重量の約10%程度の量 の難燃剤を添加しなければならない。融点及び結晶点は、難燃剤を添加すること によって変化することがないということが確認されている。 ポリエチレングリコール、様々な酸又は塩水和物の混合物等の他の相変化材料 もまた、この建物空調技術の用途に適している。これは、これらの材料の相変化 が起こる温度範囲及びそれらの潜熱容量のためである。 固相−液相相変化中の潜熱の吸収/放出を使用して熱調節効果を得る教示の相 変化材料の用途は、包含構造を必要とする。このような包含構造は、直径が1μ m乃至10μmのマイクロカプセル又は特別の構造の容器システムである。 マイクロカプセル化した相変化材料は、例えば天井タイルにコーティングの形 態で付けることができる。このコーティング層の厚さは約3mmでなければならな い。コーティングされた3mm厚の相変化材料により、天井の重量が1m2当り約2 kg増大する。 フロアの用途については、マイクロカプセル化した相変化材料を立体的格子状 織物又はフォーム材料の空気空間内に浸漬プロセスで充填できる。立体的織物又 はフォームの厚さは、十分な相変化材料を含むため、約5mmでなければならない 。次いで、立体的格子状織物又はフォームをカーペットの裏側に積層するか或い はこれを使用してフロアタイルを離間する。フロアタイルは、マイクロカプセル 化した相変化材料を使用中に失ったり損傷したりすることがないようにするため 、両側に布製のカバーを備えていなければならない。フロアの用途についての別 の可能性は、マイクロカプセル化した相変化材料を組み込んだアクリル繊維でカ ーペットを製作すること、又はカーペットの裏側をマイクロカプセル化した相変 化材料でコーティングすることである。 これらの用途は、特に居住用建物の小さな内部部屋内の温度勾配を小さくする 上で適している。大きな部屋では、所望の効果を得るために大量の温度安定化相 変化材料が必要とされる。 この目的のため、大量の温度安定化相変化材料を含む容器状天井タイルを使用 しなければならない。この容器は天井に直接取り付けられていなければならない 。液状の相変化材料層の厚さは約10mmでなければならない。0.5m×1mの 大きさのこのような容器は、約3.5kgの相変化材料を含 む。容器の底部は、相変化材料が余分の熱を適正に吸収できるように相変化層へ の熱伝達を良好にするため、熱伝導率が高く表面が滑らかな材料でできていなけ ればならない。このようなタイルの平面図を第4図に示す。 そうでない場合には、フロアの温度安定化相変化材料の量を多くするため、断 熱層と組成フローリング(composition flooring)との間 に配置された容器状構造を使用しなければならない。組成フローリングの厚さは 20mmを越えてはならない。好ましくは、相変化材料を収容するためにハニカム 状構造が使用される。隔室の大きさは約10mm×10mm×10mmである。 相変化材料が熱の吸収及び放出によって環境の温度変化に反応するため、夜間 の温度変化を使用して相変化材料にエネルギを溜めることができる。更に、相変 化材料のフロアへの適用は、有利には、フロア加熱システムと組み合わせて使用 できる。この場合、フロア加熱相変化材料を夜間に亘って使用して相変化材料に エネルギを溜めることによって、日中のピークエネルギ要求を夜間のピーク外時 間にずらすことができる。次いで、相変化材料の内部に蓄えられた潜熱を使用し て加熱の要求を日中に亘って満たすことができる。この技術は、ユーティリティ 費用を大幅に下げる。 例えば機械設備、機器、又は外部から入射する太陽輻射等による大量の熱が日 中に発生する建物では、相変化材料を収容した天井タイルを冷却システムと組み 合わせて使用するのが適切である。冷却システムは、相変化材料が吸収した熱を 取り出して相変化材料にエネルギを溜めるのに使用できる。更に、これは、ピー ク時間を夜間にずらすことによって行うことができる。その結果、この場合でも 、冷却目的のエネルギ要求をピーク時間外にずらすことができ、これもまた、ユ ーティリティ費用の大幅な減少につながる。 更に、建物の空調システムを使用することにより、作動時間及び従って加熱要 求及び冷却要求を大幅に減少できる。実験データに基づく概算によれば、部屋( 30m2)の天井及びフロアを約3mmの相変化材料層で覆う(これは、約7Okgの 量の相変化材料を含む)ことによって、空調システムの使用を約40%減少させ ることができる。これは、相変化材料によってつく りだされる熱調節効果の重要な利点である。 本発明の現在の好ましい実施例及びその多くの改良を或る程度特定的に説明し た。以上の説明は好ましい例によってなされたものであり、本発明は、以下の請 求の範囲によって限定される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.天井、フロア、壁、及び少なくとも一つの扉及び一つの窓を持つ部屋のフロ アから天井までの温度勾配を小さくするための方法において、 所定の融点を持つ第1相変化材料を前記天井の表面と隣接して組み込む工程と 、 所定の結晶点を持つ第2相変化材料を前記フロアの表面と隣接して組み込む工 程とを含み、 前記第1相変化材料の前記融点は、前記第2相変化材料の結晶点よりも高い、 ことを特徴とする、部屋のフロアから天井までの温度勾配を小さくするための方 法。 2.前記第1相変化材料の前記融点は25℃±1℃であり、前記第2相変化材料 の前記結晶点は22℃±1℃である、部屋のフロアから天井までの温度勾配を小 さくするための請求項1に記載の方法。 3.前記壁には前記相変化材料が設けられていない、部屋のフロアから天井まで の温度勾配を小さくするための請求項2に記載の方法。 4.前記壁には前記相変化材料が設けられていない、部屋のフロアから天井まで の温度勾配を小さくするための請求項1に記載の方法。 5.前記第1相変化材料を組み込む前記工程は、 前記第1相変化材料を含む天井タイルを設置する工程を更に有する、部屋のフ ロアから天井までの温度勾配を小さくするための請求項1に記載の方法。 6.前記第1相変化材料を組み込む前記工程は、 前記第1相変化材料を含む塗料を天井に付ける工程を更に有する、部屋のフロ アから天井までの温度勾配を小さくするための請求項1に記載の方法。 7.前記第1相変化材料を組み込む前記工程は、 前記第1相変化材料を含む天井タイルを設置する工程を更に有する、部屋のフ ロアから天井までの温度勾配を小さくするための請求項2に記載の方法。 8.前記第1相変化材料を組み込む前記工程は、 前記第1相変化材料を含む塗料を天井に付ける工程を更に有する、部屋のフロ アから天井までの温度勾配を小さくするための請求項2に記載の方法。 9.前記第2相変化材料を組み込む前記工程は、 前記第2相変化材料を含むフロアタイルを設置する工程を更に有する、部屋の フロアから天井までの温度勾配を小さくするための請求項1に記載の方法。 10.前記第2相変化材料を組み込む前記工程は、 前記第2相変化材料を含むカーペットをフロアに敷く工程を更に有する、部屋 のフロアから天井までの温度勾配を小さくするための請求項1に記載の方法。 11.前記第2相変化材料を組み込む前記工程は、 前記第2相変化材料を含むフロアタイルを設置する工程を更に有する、部屋の フロアから天井までの温度勾配を小さくするための請求項2に記載の方法。 12.前記第2相変化材料を組み込む前記工程は、 前記第2相変化材料を含むカーペットをフロアに敷く工程を更に有する、部屋 のフロアから天井までの温度勾配を小さくするための請求項2に記載の方法。 13.天井、フロア、壁、少なくとも一つの扉、及び少なくとも一つの窓を持つ 建物の部屋であって、 前記天井の表面と隣接して固定的に位置決めされた、所定の融点を持つ第1相 変化材料と、 前記フロアの表面と隣接して固定的に位置決めされた、所定の結晶点を持つ第 2相変化材料と、 を更に有し、 前記第1相変化材料の前記融点は、前記第2相変化材料の前記結晶点よりも高 く、前記第1及び第2の相変化材料は、部屋の中で発生したフロアから天井まで の温度勾配を最少にするようになっている、建物の部屋。 14.前記第1相変化材料の前記融点は25℃±1℃であり、前記第2相変 化材料の前記結晶点は22℃±1℃である、請求項13に記載の建物の部屋。 15.前記壁には前記相変化材料が設けられていない、請求項13に記載の建物 の部屋。 16.前記壁には前記相変化材料が設けられていない、請求項14に記載の建物 の部屋。 17.前記第1相変化材料を含む天井タイルを更に有する、請求項13に記載の 建物の部屋。 18.前記第1相変化材料を含む天井タイル及び前記第2相変化材料を含むフロ アタイルを更に有する、請求項14に記載の建物の部屋。 19.前記第2相変化材料を含むフロアタイルを更に有する、請求項13に記載 の建物の部屋。 20.前記第2相変化材料を含むカーペットを更に有する、請求項14に記載の 建物の部屋。
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