JP2004115944A - 帯 - Google Patents

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JP2004115944A
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Teruko Kino
木野 テル子
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Abstract

【課題】帯前結びを簡単、かつ迅速に行う。
【解決手段】胴部21に一周巻き付けられる部分を二重構造部分3とし、この二重構造部分3に巻き状態を保持する固定手段4を備え、さらに、二重構造部分3におけるたれ側端部32には帯結びに用いる飾り部5を備える。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本考案は、着物用の帯に関し、詳しくは、帯前結びに好適な帯に関する。
【0002】
【従来の技術】
帯前結びの方法として、例えば、胴部に帯を二巻きして前側で帯を結んで形を整えた後に帯を後ろに回す方法が有る。(非特許文献1参照。)
【0003】
【非特許文献1】
成美堂出版発行、安西千恵子監修「初めての着付けと帯結び」、1992年2月20日発行、p.147〜p.149およびp.152〜p.154
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例示したような従来の帯前結びは、後結びに比べれば簡単な結び方法であるものの、帯をしっかりと二重に巻き付けたり、その帯を緩まないように保持しながら結んだりすることが、着付けに慣れない着用者の場合、極めて難しく、かつ時間もかかる。
【0005】
そこで、本発明は、帯前結びを簡単、かつ迅速に行うことを課題とし、この課題を解決する帯の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は下記の技術的手段を採用する。
その技術的手段は、図示するように、前結びに用いられる帯1であって、帯1の手先側11の端部からたれ側12方向に向かって胴部21を一周する長さに相当する部分を二重構造とし、当該二重構造部分3の手先側端部31とたれ側端部32とに亘って、二重構造部分3の巻き状態を保持する固定手段4を備え、さらに、二重構造部分3におけるたれ側端部32には帯結びに用いる飾り部5を備えてなり、前記飾り部5は、帯長手方向と交差させてその下側端部51を帯表6と帯裏7とで挟持固定していることを特徴とする帯1にしたことである(請求項1)。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は主に半幅帯(細帯)を対象とするものであるが、これに限定するものではなく袋帯、丸帯等、各種帯を対象とする。
本発明における固定手段4は、面ファスナ、ホック等が使用できる。
本発明における帯1は、前結びした帯1を後ろに回すため、二重構造部分3における帯裏7に、着物2に対して滑りやすい布地8を用いることが好適である(請求項2)。
本発明における布地8は、前結びした帯1を後ろに回す際に、着物2の着崩れが生じないようにスムースに回すことが可能な滑り機能を有する布地の全てを用いることができる。(例えば、サテン)
【0008】
また、通常では帯の型崩れを防止するために帯板が用いられるが、このような帯板を使用することについても、前記したように着付けに慣れない着用者には、邪魔なものである。
そこで、二重構造部分3に、可撓性を有する芯板9を内装することが好適である(請求項3)。
本発明における芯板9、帯1の型崩れを防止可能な支持強度を有しながら、帯を締める時において抵抗無く胴部21に巻き付けられる程度の可撓性を有する周知の板状素材の全てを用いることができる。(例えば、ポリカーボネート)
【0009】
請求項1の発明によれば、二重構造部分3を着用者の胴部21に巻き付けることで二重巻きが構成される。
また、固定手段4によって二重構造部分3の巻き状態が保持される。
二重構造部分3を巻き付けた状態において、飾り部5の上側端部52が着用者の肩方向に向くので、そのまま飾り部5を肩に掛けておき、二重構造部分3から連続するたれ側12で帯の形を整えることができる。
また、飾り部5は、たれ側で整えられる帯結びの形を保持しながら装飾を形成する。
さらに、請求項2の発明によれば、帯を締める時において着物2に対して滑りやすい布地8が着物2の胴部21に接しているので、帯1をスムースに回すことができ、これにより着物2の着崩れや傷付を防止することができる。
さらに、請求項3の発明によれば、二次構造部分3に内装された芯板9が帯表6を内側から支持するので、帯板を用いることなく帯1の型崩れやしわの発生が防止される。
この請求項3では、特に、型崩れしやすくしわが生じやすい柔らかい生地を用いた帯に対して極めて有効である。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の最適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1および図2は本発明の帯1を示している。
なお、本実施例における帯は半幅帯(細帯)を例示している。
【0011】
帯1は、その手先側11の端部からたれ側12方向に向かって着用者の胴部21を一周する長さに相当する部分を二重構造としている。
当該二重構造部分3の手先側端部31とたれ側端部32とに亘って、二重構造部分3の巻き状態を保持する固定手段4を備えている。
さらに、二重構造部分3におけるたれ側端部32には帯結びに用いる飾り部5を備えている。
前記飾り部5は、帯1の長手方向と直交させてその下側端部51を二つ折りにして帯表6と帯裏7とで挟持固定して、上側端部52を上方に向けている。
【0012】
帯1における二重構造部分3は、手先側11をたれ側12に折り畳んで手先の先端のみを縫着して構成してある。
また、二重構造部分3における帯裏7には、着物2に対して滑りやすく、二重構造部分3に適合する大きさの布地8を縫着してある。
この布地8は、サテン地等を二重構造部分3に適合する大きさに裁断形成したものである。
【0013】
さらに、二重構造部分3には、可撓性を有する芯板9を内装してある。
芯板9は、帯を締める時において、前中心を境に左右同長になる位置になるように、二重構造部分3の内側に挟持され当該部分の帯裏7の裏側に縫着されている。
符号91は芯板9に開孔された小径孔であり、この小径孔91によって通気性を確保している。
【0014】
固定手段4は、二重構造部分3における手先側端部31と、同じくのたれ側端部32とに亘って夫々2個備えられている。
本実施例の固定手段4は面ファスナーであり、この面ファスナーの雄側部41,41’と雌側部42,42’を、手先側端部31とたれ側端部32に振り分けて縫着してある。
また、雄側部41,41’と雌側部42,42’の縫着位置は、帯を締める時において帯1の後中心の両側で固着される位置である。
【0015】
本実施例では、たれ側端部32に固定手段4における面ファスナーの雄側部41,41’を縫着し、手先側端部31に固定手段4における面ファスナーの雌側部42,42’を縫着した例で示す。
そして、例示した固定手段4では、雄側部41,41’の双方を帯表6に縫着し、たれ側の雌側部42を帯表6に、手先側の雌側部42’を帯裏7に縫着している。
このため、帯1を胴部21に巻き付けて固定する場合には、たれ側端部32を捻って帯表6の雌側部42を雄側部41に対面させ、帯裏7の雌側部42’をそのまま雄側部41’に対面させて固定する。
【0016】
なお、面ファスナの雄側部41,41’および雌側部42,42’の縫着位置については、例示した雄雌逆態様でも良い。(図示せず)
また、前記手先側端部31の雄側部41,41’を帯表6に縫着した場合に、前記たれ側端部32の雌側部42,42’を帯裏7に縫着して、たれ側端部32を捻らずに雌側部42,42’を雄側部41,41’に固定するようにしても良い。(図示せず)
【0017】
次に、このように構成した帯1の帯の締め方を説明する。
先ず、帯1の二重構造部分3における布地8を胴部21に向け、二重構造部分の略中心部を着用者の腰に沿わせる(図3参照)。
そして、この状態を保持したまま、手先側11とたれ側12を左右から前方に一周巻付けて、たれ側端部32を捻って雌側部42,42’を雄側部に41,41’に固定することによって、従来の二重巻きと同様の帯1の巻き付け状態が保持される(図4参照)。
巻き付け状態を保持しているときには、次の行程である帯結びのために飾り部5を着用者の肩方向へ上げておく。
この図3および図4における帯1の巻き付け動作をする場合に、二重構造部分3を除くたれ側12であらかじめ帯形をある程度作っておいてテープや紐によってその形を保持しておく。
巻き付け状態を保持したならば、たれ側12と飾り部5によって帯結びをして形を整えた後に、これを後ろに回すことで芯板9が前側に位置して完成する(図5参照)。
【0018】
なお、本実施例の帯においては、飾り部の縫着を解いて取り外すことで、通常通りの一本の帯として使用することができる。
また、本発明では前記した実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載の各請求項の内容から逸脱しない範囲において変更が可能である。
【0019】
【発明の効果】
本発明は以上説明したとおり下記の優れた効果を有する。
請求項1の発明により、二重構造部分の存在で、帯の一周巻き付けで二重巻き付け状態とし、固定手段の存在でその巻き付け状態を保持することができるので、帯前結びを簡単、かつ迅速に行うことを達成することができる。
請求項2の発明により、着物に対して滑りやすい布地の存在で、帯をスムースに回すことができるので着物の着崩れおよび傷付を防止することができる。
請求項3の発明により、帯を支持する芯板の存在で、帯の型崩れおよびしわの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帯を示す。
【図2】図1の(2)−(2)線断面図。
【図3】帯の締め方の行程図。
【図4】帯の締め方の行程図。
【図5】帯を締めた完成図。
【符号の説明】
1:帯
11:手先側
12:たれ側
2:着物
21:胴部
3:二重構造部分
31:手先側端部
32:たれ側端部
4:固定手段
5:飾り部
51:下側端部
6:帯表
7:帯裏
8:布地
9:芯板

Claims (3)

  1. 前結びに用いられる帯であって、
    帯の手先側の端部からたれ側方向に向かって胴部を一周する長さに相当する部分を二重構造とし、
    当該二重構造部分の手先側端部とたれ側端部とに亘って、二重構造部分のまき状態を保持する固定手段を備え、
    さらに、二重構造部分におけるたれ側端部には帯結びに用いる飾り部を備えてなり、
    前記飾り部は、帯長手方向と交差させてその下側端部を帯表と帯裏とで挟持固定していることを特徴とする帯。
  2. 二重構造部分における帯裏は着物に対して滑りやすい布地を用いていることを特徴とする請求項1に記載の帯。
  3. 二重構造部分には可撓性を有する芯板を内装していることを特徴とする請求項1、または、請求項2に記載の帯。
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