JP2004112121A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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JP2004112121A
JP2004112121A JP2002269303A JP2002269303A JP2004112121A JP 2004112121 A JP2004112121 A JP 2004112121A JP 2002269303 A JP2002269303 A JP 2002269303A JP 2002269303 A JP2002269303 A JP 2002269303A JP 2004112121 A JP2004112121 A JP 2004112121A
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JP2002269303A
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Yoshiyuki Awano
粟野 善行
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】原稿浮きとゴミ・埃除去とを同一構成で確実に行うことができる画像読み取り装置を提供することにある。
【解決手段】原稿を送りながら原稿画像を読み取る画像読み取り装置において、自動的に原稿を送る原稿送り手段Aと、送られて来た原稿を密着型イメージセンサで読み込む画像読み取り手段Bを有し、前記原稿送り手段Aが前記画像読み取り手段Bでの読み取り時の原稿浮き防止機構1と待機時のゴミ・埃除去機構2とを備え、これら原稿浮き防止機構1およびゴミ・埃除去機構2が同一構成からなる二機能同一体3である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿を送りながら密着型イメージセンサ(以下、CISと称する)で画像を読み込む画像読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の清掃手段は、画像上に副走査方向のスジや点々が発生した時、もしくは画像読み取り装置がソフトによって清掃時期を知らせた場合にブラシや布を使って人手でガラスを清掃しなくてはならなかった。また人手を介さなくても清掃可能な機構を持つ技術もあるが、原稿を読み取るためにCISが移動する時に清掃を行うので、清掃してから原稿読み取りまでにタイムラグが発生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像読み取り装置では、CISに対し原稿を浮かせないようにする機構とCISガラス上のゴミ・埃を除去する機構とが別機構であったので、原稿浮きとゴミ・埃除去とを同一構成で行うことができなかった。
【0004】
原稿浮き防止機構として針金・板ばねを使用していたが、異なる原稿サイズ・厚さに対応するために、最適な針金・板ばねの設置位置・個数・ばね力を設計しなくてはならなかった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、原稿浮きとゴミ・埃除去とを同一構成で確実に行うことができる画像読み取り装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、原稿を送りながら原稿画像を読み取る画像読み取り装置において、自動的に原稿を送る原稿送り手段と、送られて来た原稿を密着型イメージセンサで読み込む画像読み取り手段を有し、前記原稿送り手段が前記画像読み取り手段での読み取り時の原稿浮き防止機構と待機時のゴミ・埃除去機構とを備え、これら原稿浮き防止機構およびゴミ・埃除去機構が同一構成からなる二機能同一体である画像読み取り装置を最も主要な特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の画像読み取り装置であって、前記原稿送り手段に回転体が設けられることを主要な特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明では、請求項1記載の画像読み取り装置であって、前記回転体が、前記原稿送り手段を閉じた時に前記密着型イメージセンサと接することを主要な特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明では、請求項2または3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置であって、前記回転体はブラシローラで構成されていることを主要な特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明では、請求項4に記載の画像読み取り装置であって、前記回転体を構成するブラシローラ表面の毛が異なる長さおよび硬さを有することを主要な特徴とする。
【0011】
請求項6記載の発明では、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の画像読み取り装置であって、前記回転体が前記密着型イメージセンサのコンタクトガラス上で副走査方向の任意の位置に移動され得ることを主要な特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明による画像読み取り装置の実施の形態を示す概略図である。図1に示すように、原稿浮き防止機構1とゴミ・埃除去機構2の両機構は同一体で構成されており、1つの構成で二つの機能を果たす二機能同一体3である。
【0013】
二機能同一体3は自動原稿送り装置Aに組み込まれていて、CIS4は画像読み取り装置本体Bに組み込まれている。
【0014】
図2は図1の二機能同一体を示す拡大図である。二機能同一体3は回転体5を用いている。この回転体5は、以下で説明するように、全面を毛5aで覆ったブラシローラからなる。使用される毛5aは弾力性に長け、全てが同一の長さ/硬さに限らない材料とする。
【0015】
図3はブラシローラとCISとの接点の状態を示す拡大図である。自動原稿送り装置が画像読み取り装置本体側に閉じられている時は、常にブラシローラ5がCIS4真上のガラス上にあり、毛5aが若干撓んだ状態aで接触している。二機能同一体3のブラシローラ5は、自動原稿送り装置の送りローラ6が回転したと同時に回転を始める構成を有している。
【0016】
図4はブラシローラの毛の長さ/硬さを変えた時の接点の状態を示す拡大図である。二機能同一体3で構成されているため、機構構成/特徴は図3のブラシローラ5と全く同じである。
【0017】
本発明では原稿浮き防止機構とゴミ・埃除去機構が一体であり、弾力性の毛を持ち、常にCISガラスに接触しているブラシローラ5が原稿の送りと同時に回転し始めるので、人手を介すること無くガラス清掃ができ、原稿がブラシローラ5の位置に来るまでガラス清掃することができる。
【0018】
長さや硬さの違う毛を組み合わせることで、軽く小さな埃から重く大きめなゴミまでガラス表面から排除可能となる。また、ブラシローラ5を導通性がある材料で構成し、本体筐体とアース(GND)することで、ガラスの静電気帯電を防止してゴミ・埃が着きにくくすることができる。
【0019】
図5はブラシローラがCIS上で左右に動き得ることを示す概略図である。図6は図5のブラシローラとCISを示す斜視図である。両図に矢印で示すようにブラシローラ5は左右方向(原稿進行方向)に動くことができる。
【0020】
ブラシローラ5が左右(原稿進行方向)に動き得るようにしたのは、SIC4のガラス全面を清掃できるようにするためと、基準白版でシェーディングを行う際にブラシローラ5が邪魔にならないようにするためである。移動させる方法としては、ソレノイドやラックおよびピニオン方式等を用いる。
【0021】
上記では、自動原稿送り装置側に浮き防止と清掃機構との同一体を設定し、画像読み取り装置本体側にCISを設定したが、逆の設定でも適用は可能である。
【0022】
本発明による画像読み取り装置は、走行体を走査することで画像を読み込む画像読み取り装置、とくに、シートスルー・ドキュメントフィーダ使用の場合のみ適用可能である。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、画像読み取り装置は原稿浮き防止とゴミ・埃除去とを同一体で構成しているので、原稿浮き防止は原稿浮き防止機構によって、ゴミ・埃除去はゴミ・埃除去機構もしくは人手でというように別々に行なわれたことを、一連の機械動作中に人手を必要とせずに行うことができる。
【0024】
請求項2によれば、本発明の画像読み取り装置の原稿浮き防止機構には、ブラシローラを使用しているので、針金や板バネの設置位置や個数の設計にとらわれることが無い。
【0025】
請求項3によれば、上記ブラシローラは弾力性の毛で覆われていてCISガラスに若干撓むように接触しているので、異なった厚さやサイズの原稿が送られてきても確実に原稿の浮きを防止できる。
【0026】
請求項4によれば、また送られてきた原稿がブラシローラに当る時も、ブラシローラ自体が回転しているので原稿先端(コバ面)にダメージを与えることは無く原稿浮きを防止できる。
【0027】
請求項5によれば、長さや硬さの違う毛を組み合わせること/毛先を面取りすることで、CISガラスへの密着性を損なうこと無く、かつ、同一長さ/硬さの毛を使うより原稿全体への搬送ダメージを低減させることができる。
【0028】
請求項6によれば、ブラシローラが左右(原稿進行方向)に可動できるので、SICのガラス全面を清掃でき、基準白板でシェーディングを行う際にブラシローラが邪魔にならないようにするが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像読み取り装置の実施の形態を示す概略図である。
【図2】図1の二機能同一体を示す拡大図である。
【図3】ブラシローラとCISとの接点の状態を示す拡大図である。
【図4】ブラシローラの毛の長さ/硬さを変えた時の接点の状態を示す拡大図である。
【図5】ブラシローラがCIS上で左右に動き得ることを示す概略図である。
【図6】図5のブラシローラとCISを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 原稿浮き防止機構(二機能同一体)
2 ゴミ・埃除去機構(二機能同一体)
3 二機能同一体
4 CIS(密着型イメージセンサ)
5 回転体(ブラシローラ)
5a 毛

Claims (6)

  1. 原稿を送りながら原稿画像を読み取る画像読み取り装置において、自動的に原稿を送る原稿送り手段と、送られて来た原稿を密着型イメージセンサで読み込む画像読み取り手段を有し、前記原稿送り手段が前記画像読み取り手段での読み取り時の原稿浮き防止機構と待機時のゴミ・埃除去機構とを備え、これら原稿浮き防止機構およびゴミ・埃除去機構が同一構成からなる二機能同一体であることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記原稿送り手段に回転体が設けられることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記回転体が、前記原稿送り手段を閉じた時に前記密着型イメージセンサと接することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  4. 前記回転体はブラシローラで構成されていることを特徴とする請求項2または3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  5. 前記回転体を構成するブラシローラ表面の毛が異なる長さおよび硬さを有することを特徴とする請求項4に記載の画像読み取り装置。
  6. 前記回転体が前記密着型イメージセンサのコンタクトガラス上で副走査方向の任意の位置に移動され得ることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
JP2002269303A 2002-09-13 2002-09-13 画像読み取り装置 Pending JP2004112121A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103662890A (zh) * 2012-09-05 2014-03-26 株式会社Pfu 纸张输送装置

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