JP2002247294A - 原稿読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】シートスルー方式によって原稿画像を読み込む
タイプの原稿読取装置において、プラテンに付着した汚
れが該プラテンを通して読み込まれた画像データに及ぼ
す影響を押さえ、もって複写画像や送信画像の品質を高
めることが可能な原稿読取装置を提供する。 【解決手段】所定の原稿搬送経路に沿って原稿を搬送す
る搬送手段と、この原稿搬送経路の傍らに固定的に配設
されると共に対向位置を通過する原稿画像を読み取る走
査部材と、この走査部材の周囲を回動するように設けら
れると共に走査部材の対向位置において原稿が密着して
搬送される透明な回転保護部材とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ等において原稿画像を入力するための原稿読取装置
に係り、詳細には、原稿を搬送しながら該原稿画像を読
み込む所謂シートスルー方式を採用した原稿読取装置の
改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】複写機やファクシミリにおいては、原稿
をコピー又は送信するというその機能上、原稿画像を入
力するための原稿読取装置が不可欠である。この種の原
稿読取装置は、原稿画像を走査する方法に二つのタイプ
がある。一つは、プラテン上に原稿を一時的に静止さ
せ、照明ランプやミラーを搭載した走査部材をプラテン
下で移動させながら走査を行う所謂光学系移動方式であ
り、もう一つは、逆に上記走査部材をプラテン下で静止
させ、原稿をプラテン上で搬送しながらその画像を取り
込む所謂シートスルー方式である。

【０００３】後者のシートスルー方式は複数枚原稿を連
続的に送りながら原稿画像の読込を行うことができ、原
稿を一枚毎にプラテン上で静止させる前者の光学系移動
方式に比べて、単位時間当たりの原稿読込枚数を大きく
設定することが可能であり、生産性に優れた複写機やフ
ァクシミリを提供することが可能となる。また、大がか
りな光学系も不要となるので、装置それ自体を小型に且
つ安価に製作できるといった利点がある。それ故、近年
ではこのシートスルー方式による原稿読取装置を備えた
複写機やファクシミリが増加する傾向にある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなシ
ートスルー方式の原稿読取装置においては、原稿がプラ
テンに対して密着した状態で搬送されることから、原稿
に付着していた消しゴム屑や埃がプラテンに対して付着
し易い。また、修正液によって訂正された原稿を該修正
液が半乾きのうちに搬送すると、修正液がプラテンに対
して固着してしまう。そして、このようにプラテンが汚
れてしまうと、かかるプラテンを通して読み込まれた画
像データには副走査方向、すなわち原稿の搬送方向に沿
って黒すじが発生してしまい、この画像データを基に作
成される複写画像や送信画像の画像品質が著しく低下し
てしまう。

【０００５】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、シートスルー方
式によって原稿画像を読み込むタイプの原稿読取装置に
おいて、プラテンに付着した汚れが該プラテンを通して
読み込まれた画像データに及ぼす影響を押さえ、もって
複写画像や送信画像の品質を高めることが可能な原稿読
取装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の原稿読取装置は、所定の原稿搬送経路に沿
って原稿を搬送する搬送手段と、この原稿搬送経路の傍
らに固定的に配設されると共に対向位置を通過する原稿
画像を読み取る走査部材と、この走査部材の周囲を回動
するように設けられると共に走査部材の対向位置におい
て原稿が密着して搬送される透明な回転保護部材とから
構成されることを特徴とするものである。

【０００７】このような技術的手段において、上記走査
部材は原稿搬送経路の傍らに固定的に配設されており、
原稿画像は該原稿が原稿搬送経路を搬送される際に上記
走査部材によって読み取られる。すなわち、本発明の原
稿読取装置においても原稿画像はシートスルー方式によ
って読み込まれる。但し、走査部材の周囲には回動する
回転保護部材が設けられており、原稿は走査部材の対向
位置においてこの回転保護部材に密着して搬送される。
このため、走査部材は回転保護部材を通して原稿画像を
読み込むことになり、しかも回転保護部材は回動してい
ることから、譬え原稿から回転保護部材に汚れが付着し
てしまった場合であっても、かかる汚れが走査部材と原
稿との間にとどまることはない。従って、この汚れに起
因して読み込んだ画像データに副走査方向の黒筋等の画
像ディフェクトが発生したとしても、それを最小限に抑
えることができ、かかる画像データの品質の低下を可及
的に防止することが可能となる。

【０００８】特に、回転保護部材の原稿接触面が原稿の
搬送速度と同一の周速で移動するように構成すれば、譬
えこの原稿接触面に汚れが付着したとしても、この汚れ
は画像データ上は単なる黒点として表現されることにな
り、かかる汚れが副走査方向の黒筋として読み込まれて
しまう場合と比較して画像データの品質を著しく高める
ことができるものである。

【０００９】ここで、上記回転保護部材としては、走査
部材の周囲を回動しながら原稿搬送経路と走査部材との
間を仕切るものであれば良く、更に、走査部材がこれを
通して原稿画像を読み込むことになるので、透明な部材
であることが必要である。例えば、透明なフィルムを複
数の搬送ローラに架け回し、これら搬送ローラの回転に
よって上記フィルムを走査部材の周囲で回動させるよう
に構成することができる。また、樹脂あるいはガラス等
からなる透明な円筒状パイプの中空部内に上記走査部材
を収容し、かかるパイプを走査部材の周囲で回動するよ
うに構成することもできる。

【００１０】このような回転保護部材を設けた場合であ
っても、一旦汚れが上記回転保護部材に付着してしまう
と、その汚れが繰り返し走査部材の対向位置に巡ってく
ることになり、原稿を読み込んだ画像データに一定の周
期で繰り返し画像ディフェクトが発生してしまう。従っ
て、かかる観点からすれば、本発明においては回転保護
部材の表面を清掃するクリーナを設けるのが好ましい。
このように構成すれば、仮に回転保護部材に汚れが付着
してしまっても、その付着部位が再度走査部材の対向位
置に巡ってくる迄の間に、かかる汚れがクリーナによっ
て除去されるので、読み込んだ画像データに一定周期で
同じ画像ディフェクトが現れるのを防止することが可能
となる。

【００１１】また、本発明の原稿読取装置においては、
原稿搬送経路を挟んで第１及び第２の走査部材を設け、
原稿の表裏両面を一回の搬送で同時に読み込むように構
成することも可能である。この場合、第１及び第２の走
査部材の夫々に対して上記回転保護部材を設けても良い
が、原稿搬送経路の上側に位置する走査部材に対しては
汚れが付着し難いことから、原稿搬送経路の下側に位置
する走査部材に対してのみ回転保護部材を設けるように
しても差し支えない。

【００１２】更に、原稿搬送経路を挟んで位置する第１
及び第２の走査部材の双方に対して回転保護部材を設け
るのであれば、これら回転保護部材が原稿を挟み込みな
がら回転するように構成するのが好ましい。このように
構成すれば、走査部材の対向位置において原稿が回転保
護部材の表面に確実に密着するので、原稿画像の読取を
確実に行うことができ、しかも回転保護部材を用いて原
稿の搬送を行うことも可能となる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の原稿読取装置を詳細に説明する。図１は本発明を適用
した原稿読取装置の第１実施例を示すものである。この
原稿読取装置は所謂シートスルー方式によって原稿画像
を読み込むものであり、原稿搬送経路Ｒ１の傍らに配設
された走査部材１を用いて、該原稿搬送経路Ｒ１内を所
定速度で搬送される原稿を走査し、その画像を読み込む
ように構成されている。

【００１４】上記走査部材１は、原稿をその搬送方向と
は直交する主走査方向（紙面に垂直な方向）に沿ってス
リット状に露光する照明ランプ１０と、露光された原稿
の反射光が入射するＣＣＤセンサ等のイメージセンサ１
１と、かかる反射光をイメージセンサ１１に結像させる
レンズアレイ１２とから構成されており、イメージセン
サ１１、レンズアレイ１２共に主走査方向に沿って原稿
幅と同じ長さだけ設けられている。上記照明ランプ１０
は原稿をレンズアレイ１２の対向位置でスリット状に照
明するように配置されており、原稿の反射光はレンズア
レイ１２を通してイメージセンサ１１に入射し、電気的
な画像データに変換される。また、この走査部材１は原
稿搬送経路Ｒ１に対して固定的に設けられていることか
ら、原稿をその搬送方向たる副走査方向に搬送しながら
原稿を照明することにより、互いに直交する主走査方向
及び副走査方向に関して二次元的に原稿画像を読み込む
ことができるようになっている。尚、図中の一点鎖線は
原稿の反射光がイメージセンサに入射する光路を示して
いる。

【００１５】この走査部材１の周囲には円筒状の回転保
護部材２が設けられており、走査部材１はこの回転保護
部材２の中空部内に収容されている。この回転保護部材
２はガラスや合成樹脂等からなる透明なパイプであり、
主走査方向に沿って原稿幅と同じ長さだけ設けられると
共に、その周面が原稿搬送経路Ｒ１に接するように配置
されている。従って、上記走査部材１はこの回転保護部
材２を介して原稿を露光し、原稿の反射光を読み込むこ
とになる。すなわち、この回転保護部材２はプラテンの
役割を果たしている。

【００１６】一方、上記回転保護部材２の軸方向の一端
にはギヤ（図示せず）が設けられており、かかる回転保
護部材２は原稿搬送系のモータによって原稿搬送速度と
同一の周速で図中の矢線方向、すなわち原稿の搬送方向
と同一の方向へ回転駆動されている。また、原稿搬送経
路Ｒ１を挟んで回転保護部材２と対向する位置にはプラ
テンロール３が配設されており、このプラテンロール３
は上記レンズアレイ１２の対向位置において原稿を回転
保護部材２の周面に密着させ、回転保護部材２と相まっ
て原稿を搬送する。

【００１７】また、上記回転保護部材２の傍らにはクリ
ーナ４が設けられている。このクリーナ４は回転保護部
材２の表面に付着した埃や消しゴム屑等の異物を除去し
て、図示外の回収ボックスに落とし込むように構成され
ている。クリーナ４としてはファーブラシやウェブ等、
種々のものを用いることが可能であるが、回転保護部材
２の表面に傷がつくと、かかる傷が原稿画像の読み込み
の障害となることから、非接触状態で回転保護部材２の
表面を清掃し得るもの、例えば空気の吹きつけによって
回転保護部材の表面を清掃するエアーブラシ等が好まし
い。

【００１８】原稿は図示外の原稿トレイにセットされ、
給紙ロール、リタードロール等の分離給紙機構の働きに
よって一枚ずつに分離されて原稿搬送経路Ｒ１内を搬送
される。走査部材による原稿読み取り位置の手前側には
原稿を所定のタイミングで該読み取り位置に送り込むた
めのレジストレーションロール（以下、「レジロール」
という）５が設けられており、原稿トレイから搬送され
てきた原稿の先端はこのレジロール５によって一時的に
係止され、分離給紙時に生じたスキューの補正がなされ
る。そして、レジロール５の回転開始に伴い、原稿はプ
ラテンロール３と回転保護部材２とが接する読み取り位
置に送り込まれる。このとき、プラテンロール３と回転
保護部材２はレジロール５と共に回転を開始し、原稿を
レジロール５から受け取る。また、走査部材１はレジロ
ール５の回転開始に同期した所定のタイミングから画像
データの取り込みを開始し、回転保護部材２を通して該
回転保護部材２とプラテンロール３との間を所定の搬送
速度で搬送される原稿の画像を読み込む。

【００１９】このとき、回転保護部材２は走査部材１の
周囲を回転していることから、例えば原稿に付着してい
た埃や消しゴム屑等が回転保護部材２に付着したとして
も、これらの異物が回転保護部材２と原稿との密着位
置、すなわち読み込み位置に止まることはなく、これら
の異物が原稿画像の読み込みのための障害となることは
ない。特に、この実施例の回転保護部材２は原稿搬送速
度と同一の周速で回転していることから、前記異物が回
転保護部材２に付着したとしても、イメージセンサ１１
で読み込んだ画像データ上は単なる黒点として記録され
るに過ぎず、かかる付着によって黒筋等の大きな画像デ
ィフェクトが発生することもない。

【００２０】また、本実施例では回転保護部材２のクリ
ーナ４を設けているので、かかる回転保護部材２に付着
してしまった異物はこのクリーナ４によって回転保護部
材２の表面から除去されることになり、原稿の読み込み
位置に対しては常に異物が付着していない清浄な回転保
護部材２の表面が巡っていくことになる。このため、回
転保護部材２に付着した異物に起因して、画像データ上
に一定の周期で繰り返し画像ディフェクトが発生すると
いったこともない。

【００２１】これにより、本実施例の原稿読取装置によ
れば、原稿に付着していた異物によって原稿画像の読み
込みが阻害され、読み込んだ画像データに黒筋や黒点等
の画像ディフェクトが発生するのを可及的に防止し、原
稿画像に忠実に該原稿の読み込みを行うことができるも
のである。

【００２２】図２は本発明を適用した原稿読取装置の第
２実施例を示すものである。前記第１実施例では走査部
材１の周囲を回転する回転保護部材２を円筒状に形成す
すると共に、その一旦にギヤを設けてモータの回転動力
を直接回転保護部材２に伝達するように構成したが、本
実施例の回転保護部材２０は透明な樹脂フィルムを無端
状に形成してなり、かかるフィルムを駆動ローラを含む
複数の搬送ローラ２１〜２４に架け回すことで、走査部
材１の周囲を回転させている。また、回転保護部材２０
が架け回されている搬送ローラ２１，２２は原稿搬送経
路Ｒ１に隣接して設けられており、これら搬送ローラ２
１，２２の間において回転保護部材２０は原稿搬送経路
Ｒ１に沿って移動している。尚、それ以外の構成は第１
実施例と同一なので、図２中に図１と同一符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。

【００２３】そして、このように構成された第２実施例
の原稿読取装置においても、回転保護部材２０は走査部
材１の周囲を回転していることから、例えば原稿に付着
していた埃や消しゴム屑等が回転保護部材２に付着した
としても、これらの異物が原稿画像の読み込みのための
障害となることはなく、かかる付着によって黒筋等の大
きな画像ディフェクトが読み込んだ画像データに発生す
るのを防止することができるものである。

【００２４】次に、図３は本発明を適用した原稿読取装
置の第３実施例を示すものである。この実施例の原稿読
取装置では、原稿搬送経路Ｒ１を挟んで第１の走査部材
１ａと第２の走査部材１ｂを設け、各走査部材１ａ，１
ｂの周囲に第１実施例と同じ円筒状の回転保護部材２
ａ，２ｂを設けた。第１の走査部材１ａの周囲に設けら
れた第１回転保護部材２ａと、第２の走査部材１ｂの周
囲に設けられた第２回転保護部材２ｂは原稿搬送経路Ｒ
１上で接しており、これら回転保護部材２ａ，２ｂは原
稿搬送速度と同じ周速で回転している。このため、レジ
ロール５から送られた原稿はこれら第１及び第２回転保
護部材２ａ，２ｂに挟み込まれ、これらの回転に伴って
搬送されることになる。また、各走査部材１ａ，１ｂの
レンズアレイ１２はこれら第１及び第２回転保護部材２
ａ，２ｂの当接位置に対向しており、走査部材１ａ，１
ｂはこれら回転保護部材２ａ，２ｂによって挟み込まれ
た原稿を走査する。これにより、本実施例の原稿読取装
置では原稿の両面を第１及び第２の走査部材１ａ，１ｂ
によって同時に走査することが可能となっている。

【００２５】そして、このように構成された本実施例の
原稿読取装置においても、各回転保護部材２ａ，２ｂが
走査部材１ａ，１ｂの周囲を回転していることから、例
えば原稿に付着していた埃や消しゴム屑等が回転保護部
材２ａ，２ｂに付着したとしても、これらの異物が原稿
画像の読み込みのための障害となることはなく、かかる
付着によって黒筋等の大きな画像ディフェクトが読み込
んだ画像データに発生するのを防止することができるも
のである。

【００２６】

【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の原稿
読取装置によれば、走査部材の周囲に回動する回転保護
部材わ設け、走査部材がこの回転保護部材を通して原稿
画像を読み込むように構成しているので、譬え原稿から
回転保護部材に汚れが付着してしまった場合であって
も、かかる汚れが走査部材と原稿との間にとどまること
はなく、この汚れに起因して読み込んだ画像データに副
走査方向の黒筋等の画像ディフェクトが発生したとして
も、それを最小限に抑えることができ、かかる画像デー
タに基づいて形成される複写画像や送信画像の品質を高
めることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の原稿読取装置の第１実施例を示す概
略断面図である。

【図２】 本発明の原稿読取装置の第２実施例を示す概
略断面図である。

【図３】 本発明の原稿読取装置の第３実施例を示す概
略断面図である。

【符号の説明】

１…走査部材、２…回転保護部材、４…クリーナ、Ｒ１
…原稿搬送経路

フロントページの続き Ｆターム(参考） 3F049 AA10 BA00 CA00 DA04 DA12 LA01 LB02 5B047 AA01 BA01 BA07 BB02 BC05 BC11 BC14 BC18 CA08 CB07 5C072 AA01 BA13 CA02 DA02 DA25 EA07 NA01 NA02 NA05 WA02

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の原稿搬送経路に沿って原稿を搬送
   する搬送手段と、この原稿搬送経路の傍らに固定的に配
   設されると共に対向位置を通過する原稿画像を読み取る
   走査部材と、この走査部材の周囲を回動するように設け
   られると共に走査部材の対向位置において原稿が密着し
   て搬送される透明な回転保護部材とから構成されること
   を特徴とする原稿読取装置。
2. 【請求項２】 上記回転保護部材の原稿接触面は原稿の
   搬送速度と同一の周速で移動していることを特徴とする
   請求項１記載の原稿読取装置。
3. 【請求項３】 上記回転保護部材は、透明フィルムを複
   数の搬送ローラに架け回して構成されていることを特徴
   とする請求項１記載の原稿読取装置。
4. 【請求項４】 上記回転保護部材は透明な円筒状パイプ
   であり、かかるパイプの中空部内に上記走査部材が配設
   されていることを特徴とする請求項１記載の原稿読取装
   置。
5. 【請求項５】 上記回転保護部材の表面を清掃するクリ
   ーナが設けられていることを特徴とする請求項１記載の
   原稿読取装置。
6. 【請求項６】 上記原稿搬送経路を挟んで第１及び第２
   の走査部材を設け、各走査部材の周囲に回転保護部材を
   設けたことを特徴とする請求項１記載の原稿読取装置。
7. 【請求項７】 第１の走査部材の周囲に設けた回転保護
   部材と第２の走査部材の周囲に設けた回転保護部材とが
   原稿を挟み込みながら回転することを特徴とする請求項
   ６記載の原稿読取装置。