JP2003008831A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2003008831A
JP2003008831A JP2001184682A JP2001184682A JP2003008831A JP 2003008831 A JP2003008831 A JP 2003008831A JP 2001184682 A JP2001184682 A JP 2001184682A JP 2001184682 A JP2001184682 A JP 2001184682A JP 2003008831 A JP2003008831 A JP 2003008831A
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JP2001184682A
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Hideto Higaki
秀人 檜垣
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は読取手段の読取位置上のゴミ等をなく
して、読取画像の画像品質を向上させる画像読取装置を
提供する。 【解決手段】画像読取装置1は、読取センサ10の少な
くとも主走査方向幅を有する筒状の透明フィルム20を
原稿搬送方向に沿って読取センサ10を一巡する状態で
配設し、透明フィルム20をローラ21〜22で、読取
センサ10のコンタクトガラス14上をコンタクトガラ
ス14の表面に密接させつつ原稿搬方向に移動させ読取
センサ10の周囲を一巡させて再度コンタクトガラス1
4上に移動させるとともに、透明フィルム20に清掃部
材30を接触させて、透明フィルム20の表面を清掃し
ている。したがって、常にコンタクトガラス14表面上
にゴミや誇りのない状態とすることができ、読取センサ
10による原稿13の読取画像の画像品質を向上させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
し、詳細には、読取手段の読取位置上のゴミ等をなくし
て、画像品質を向上させる画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿搬送型の画像読取装置は、原稿を原
稿搬送路上を読取部に搬送して、原稿の画像を読取部で
スキャンして読み取っている。
【0003】このような原稿搬送型の画像読取装置にお
いては、紙粉、原稿上のゴミ、ゴムローラや分離部材の
磨耗片等のゴミや埃を原稿自体が搬送し、静電気等の影
響によって読取部のコンタクトガラスにゴミや埃等を付
着させる。
【0004】このようなゴミや埃がコンタクトガラス上
に付着すると、読取部で読み取った読取画像に黒スジ等
の異常画像が発生するが、画像読取装置のユーザは、コ
ンタクトガラス上にゴミ等が付着していることを確認す
ることができず、読取画像に異常画像が現れて初めてコ
ンタクトガラス上にゴミ等が付着していることを認識す
ることとなる。
【0005】ところが、画像読取装置がファクシミリ装
置に適用されている場合には、異常画像をファクシミリ
装置のユーザが認識することができず、黒スジ等の異常
画像が入った画像情報を相手先に送信し続けることにな
る。
【0006】そこで、本出願人は、先に、装置本体に設
置された画像読取センサと、この画像読取センサの上部
に設けられたコンタクトガラスと、このコンタクトガラ
ス上を通過するようにシート原稿を搬送する搬送手段と
を備え、シート原稿を移動させながら前記画像読取セン
サによって画像を読み取る画像読取装置において、前記
コンタクトガラス上にスライド可能に清掃部材を設け、
この清掃部材を自在にスライドさせて前記コンタクトガ
ラス面を払拭する画像読取装置を提案している(特開2
000−115463号公報参照)。
【0007】また、本出願人は、先に、コンタクトガラ
スの上面を移動する原稿に対して、コンタクトガラスの
下方に設置された原稿読取センサにより原稿情報を読み
取る原稿読取装置において、コンタクトガラスの原稿通
紙領域外に退避位置があり、かつコンタクトガラス上を
主走査方向に移動可能に設けられた清掃用部材に、コン
タクトガラスの上面を清掃するために摺動する清掃用パ
ッドを設けた原稿読取装置を提案している(特開200
0−188664号公報参照)。
【0008】すなわち、これらの先行技術は、いずれも
清掃部材でコンタクトガラスを清掃することで、読取画
像の画像品質の向上を図っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報記載の画像読取装置にあっては、いずれも清掃部材
でコンタクトガラスを清掃することで、読取画像の画像
品質の向上を図っているため、清掃機構が大型化して、
画像読取装置自体が大型化するおそれがあるとともに、
清掃部材でのコンタクトガラス自体の清掃が不十分であ
ると、読取画像の画像品質が悪化するおそれがあり、改
良の必要があった。
【0010】そこで、請求項1記載の発明は、原稿を原
稿搬送路に沿って読取手段に搬送し、当該読取手段のコ
ンタクトガラス上を搬送される原稿に読取手段からコン
タクトガラスを通して読取光を照射して当該読取手段で
当該原稿の画像を読み取るに際して、読取手段の少なく
とも主走査方向幅を有する筒状の透明フィルムを原稿搬
送方向に沿って当該読取手段を一巡する状態で配設し、
当該透明フィルムを搬送手段で、読取手段のコンタクト
ガラス上を当該コンタクトガラス表面に密接させつつ原
稿搬方向に移動させ読取手段の周囲を一巡させて再度コ
ンタクトガラス上に移動させるとともに、当該透明フィ
ルムに清掃部材を接触させて、当該透明フィルムの表面
を清掃することにより、コンタクトガラス自体の表面に
ゴミや誇り等が付着することを透明フィルムで防止する
とともに、清掃部材で清浄に清掃した透明フィルムを搬
送手段でコンタクトガラス上に移動させて、常にコンタ
クトガラス表面上にゴミや誇りのない状態とし、読取手
段による原稿の読取画像の画像品質を向上させることの
できる小型の画像読取装置を提供することを目的として
いる。
【0011】請求項2記載の発明は、原稿を原稿搬送路
に沿って読取手段に搬送し、当該読取手段のコンタクト
ガラス上を搬送される原稿に読取手段からコンタクトガ
ラスを通して読取光を照射して当該読取手段で当該原稿
の画像を読み取るに際して、読取手段の原稿搬送方向手
前側に送り出し機構を配設して、読取手段の少なくとも
主走査方向幅を有する透明フィルムを当該読取手段のコ
ンタクトガラス上に送り出し、読取手段の原稿搬送方向
後方に巻き取り機構を配設して、送り出し機構から送り
出された透明フィルムをコンタクトガラス表面に密接さ
せつつ原稿搬送方向に移動させて巻き取ることにより、
コンタクトガラス自体の表面にゴミや誇り等が付着する
ことを透明フィルムで防止するとともに、常に新しい透
明フィルムをコンタクトガラス上に移動させて、常にコ
ンタクトガラス表面上にゴミや誇りのない状態とし、読
取手段による原稿の読取画像の画像品質を向上させるこ
とのできる小型の画像読取装置を提供することを目的と
している。
【0012】請求項3記載の発明は、透明フィルムを、
読取手段の読取光を透過させる光透過性と所定の柔軟性
を有する部材で形成することにより、読取手段による原
稿の読取性能を向上させるとともに、コンタクトガラス
に透明フィルムで傷等が付くことを防止し、読取手段に
よる原稿の読取画像の画像品質をより一層向上させるこ
とのできる小型の画像読取装置を提供することを目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像読取装置は、原稿を原稿搬送路に沿って読取手段に搬
送し、当該読取手段のコンタクトガラス上を搬送される
前記原稿に前記読取手段から前記コンタクトガラスを通
して読取光を照射して当該読取手段で当該原稿の画像を
読み取る画像読取装置において、前記読取手段の少なく
とも主走査方向幅を有し前記原稿搬送方向に沿って当該
読取手段を一巡する状態で配設された筒状の透明フィル
ムと、当該透明フィルムを前記読取手段の前記コンタク
トガラス上を当該コンタクトガラス表面に密接させつつ
前記原稿搬方向に移動させ前記読取手段の周囲を一巡さ
せて再度前記コンタクトガラス上に移動させる搬送手段
と、当該透明フィルムに接触して、当該透明フィルムの
表面を清掃する清掃部材と、を備えていることにより、
上記目的を達成している。
【0014】上記構成によれば、原稿を原稿搬送路に沿
って読取手段に搬送し、当該読取手段のコンタクトガラ
ス上を搬送される原稿に読取手段からコンタクトガラス
を通して読取光を照射して当該読取手段で当該原稿の画
像を読み取るに際して、読取手段の少なくとも主走査方
向幅を有する筒状の透明フィルムを原稿搬送方向に沿っ
て当該読取手段を一巡する状態で配設し、当該透明フィ
ルムを搬送手段で、読取手段のコンタクトガラス上を当
該コンタクトガラス表面に密接させつつ原稿搬方向に移
動させ読取手段の周囲を一巡させて再度コンタクトガラ
ス上に移動させるとともに、当該透明フィルムに清掃部
材を接触させて、当該透明フィルムの表面を清掃するの
で、コンタクトガラス自体の表面にゴミや誇り等が付着
することを透明フィルムで防止することができるととも
に、清掃部材で清浄に清掃した透明フィルムを搬送手段
でコンタクトガラス上に移動させて、常にコンタクトガ
ラス表面上にゴミや誇りのない状態とすることができ、
読取手段による原稿の読取画像の画像品質を向上させる
ことができるとともに、画像読取装置を小型化すること
ができる。
【0015】請求項2記載の発明の画像読取装置は、原
稿を原稿搬送路に沿って読取手段に搬送し、当該読取手
段のコンタクトガラス上を搬送される前記原稿に前記読
取手段から前記コンタクトガラスを通して読取光を照射
して当該読取手段で当該原稿の画像を読み取る画像読取
装置において、前記読取手段の前記原稿搬送方向手前側
に配設され前記読取手段の少なくとも主走査方向幅を有
する透明フィルムを当該読取手段の前記コンタクトガラ
ス上に送り出す送り出し機構と、前記読取手段の前記原
稿搬送方向後方に配設され前記送り出し機構から送り出
された前記透明フィルムを前記コンタクトガラス表面に
密接させつつ前記原稿搬送方向に移動させて巻き取る巻
き取り機構と、を備えていることにより、上記目的を達
成している。
【0016】上記構成によれば、原稿を原稿搬送路に沿
って読取手段に搬送し、当該読取手段のコンタクトガラ
ス上を搬送される原稿に読取手段からコンタクトガラス
を通して読取光を照射して当該読取手段で当該原稿の画
像を読み取るに際して、読取手段の原稿搬送方向手前側
に送り出し機構を配設して、読取手段の少なくとも主走
査方向幅を有する透明フィルムを当該読取手段のコンタ
クトガラス上に送り出し、読取手段の原稿搬送方向後方
に巻き取り機構を配設して、送り出し機構から送り出さ
れた透明フィルムをコンタクトガラス表面に密接させつ
つ原稿搬送方向に移動させて巻き取るので、コンタクト
ガラス自体の表面にゴミや誇り等が付着することを透明
フィルムで防止することができるとともに、常に新しい
透明フィルムをコンタクトガラス上に移動させて、常に
コンタクトガラス表面上にゴミや誇りのない状態とする
ことができ、読取手段による原稿の読取画像の画像品質
を向上させることができるとともに、画像読取装置を小
型することができる。
【0017】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記透明フィルムは、前記読取手段の
読取光を透過させる光透過性と所定の柔軟性を有する部
材で形成されているものであってもよい。
【0018】上記構成によれば、透明フィルムを、読取
手段の読取光を透過させる光透過性と所定の柔軟性を有
する部材で形成するので、読取手段による原稿の読取性
能を向上させることができるとともに、コンタクトガラ
スに透明フィルムで傷等が付くことを防止することがで
き、読取手段による原稿の読取画像の画像品質をより一
層向上させることができるとともに、画像読取装置を小
型化することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0020】図1及び図2は、本発明の画像読取装置の
第1の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の画
像読取装置の第1の実施の形態の画像読取装置1の要部
側面断面図である。
【0021】図1において、画像読取装置1は、原稿台
2、下ガイド板3、上ガイド板4、ピックアップローラ
5、押さえ部材6、フィードローラ7、リバースローラ
8、R1ローラ対9、読取センサ10及びR2ローラ対
11等を備えており、下ガイド板3と上ガイド板4によ
り原稿搬送路12が形成されている。
【0022】原稿台2上には、複数枚の原稿13が原稿
面を下向きにした状態で載置され、原稿台2上の原稿1
3を押さえ部材6と対向する位置に配設されたピックア
ップローラ5によりフィードローラ7とリバースローラ
8方向に送り出す。フィードローラ7及びR1ローラ対
9は、図示しない駆動モータにより図1で原稿13を原
稿搬送路12に送り出す方向に回転駆動され、リバース
ローラ8は、原稿13を原稿台2方向戻す方向に回転さ
れる。
【0023】フィードローラ7は、ピックアップローラ
5により送り出されてきた原稿13のうち最下段の原稿
13をR1ローラ対9方向に搬送し、リバースローラ8
は、最下段以外の原稿13を原稿台2方向に送り返す。
【0024】R1ローラ対9は、フィードローラ7によ
り送り出されてきた原稿13を原稿搬送路12上を読取
センサ10方向に搬送する。
【0025】読取センサ10(読取手段)は、例えば、
密着型イメージセンサが用いられており、R1ローラ対
9により搬送される原稿13の原稿形成面をスキャンし
て、原稿の画像を読み取る。
【0026】読取センサ10で画像の読み取られた原稿
13は、R2ローラ対11に搬送され、R2ローラ対1
1は、搬送されてきた原稿13を図示しない原稿トレイ
上に排出・載置する。
【0027】この読取センサ10は、図2に示すよう
に、原稿13の搬送面にコンタクトガラス14を備えて
おり、このコンタクトガラス14を透して読取センサ1
0内の高原から原稿13に光(読取光)を照射して、原
稿13で反射された反射光を、再度コンタクトガラス1
4を透して読取センサ10内の光電変換素子(図示略)
に入射させて、原稿13の画像を読み取る。
【0028】この読取センサ10には、図2に示すよう
に、原稿13の搬送方向(図2に矢印で示す方向)にお
いて、その外周を包囲する状態で透明フィルム20が配
設されており、透明フィルム20は、この読取センサ1
0の外周部に配設された複数のローラ21〜24に張り
渡されている。透明フィルム20は、少なくとも読取セ
ンサ10の主走査方向幅を有し、所定の柔軟性を有し
て、筒状で薄く、読取センサ10の読取光を透過する透
明のフィルムで形成されており、読取センサ10のコン
タクトガラス14部分で、当該コンタクトガラス14に
密着する状態で配設されている。透明フィルム20は、
図2に矢印で示すように、各ローラ21〜24、また
は、ローラ21〜24のうち少なくとも1つが図示しな
いモータ等で反時計方向に回転駆動されることで、コン
タクトガラス14に密着した状態で反時計方向(原稿搬
送方向)に回転搬送される。そして、透明フィルム20
は、コンタクトガラス14の表面上に密着して搬送され
るため、読取センサ10の読取性能に影響することのな
い透明な部材で形成されているとともに、コンタクトガ
ラス14に傷等を付けることのない部材で形成されてい
る。
【0029】透明フィルム20には、清掃部材30がロ
ーラ21とローラ22の間で接触しており、清掃部材3
0は、図3に示すように、透明フィルム20の幅方向に
透明フィルム20の幅一杯に延在して配設されている。
清掃部材30は、透明フィルム20の表面を傷つけるこ
となく清浄に清掃することのできる部材で形成されてお
り、透明フィルム20の外表面に付着した紙粉、原稿上
のゴミ、ゴムローラや分離部材の磨耗片等のゴミや埃を
透明フィルム20から清浄に除去する。
【0030】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像読取装置1は、原稿台2上に原稿面を
下にして載置された原稿13をピックアップローラ5、
押さえ部材6、フィードローラ7及びリバースローラ8
で1枚ずつR1ローラ対9に送り出し、R1ローラ対9
がこの原稿13を原稿搬送路12上を読取センサ10に
搬送する。
【0031】読取センサ10には、その外周を包囲する
状態で、所定の柔軟性を有し、筒状で薄く、読取センサ
10の読取光を透過する透明フィルム20が配設されて
おり、透明フィルム20は、この読取センサ10の外周
部に配設された複数のローラ21〜24に張り渡され
て、読取センサ10のコンタクトガラス14部分で、コ
ンタクトガラス14に密着している。透明フィルム20
は、各ローラ21〜24、または、ローラ21〜24の
うち少なくとも1つが図示しないモータ等で反時計方向
に回転駆動されることで、コンタクトガラス14に密着
した状態で反時計方向に回転搬送され、透明フィルム2
0には、清掃部材30がローラ21とローラ22の間で
接触して、透明フィルム20の外表面に付着した紙粉、
原稿上のゴミ、ゴムローラや分離部材の磨耗片等のゴミ
や埃を透明フィルム20から清浄に除去する。
【0032】したがって、読取センサ10のコンタクト
ガラス14上には、常に、清浄な透明フィルム20が位
置し、紙粉、原稿上のゴミ、ゴムローラや分離部材の磨
耗片等のゴミや埃が存在することがない。
【0033】読取センサ10は、清浄な透明フィルム2
0及びコンタクトガラス14を透して、コンタクトガラ
ス14上に搬送されてきた原稿13の画像形成面をスキ
ャンして画像を読み取り、読取センサ10で画像の読み
取られた原稿13は、さらにR2ローラ対11に搬送さ
れる。R2ローラ対11は、搬送されてきた原稿13を
図示しない原稿トレイ上に排出・載置する。
【0034】そして、画像読取装置1は、原稿13がセ
ットされると、自動的にローラ21〜24を回転駆動し
て、透明フィルム20をコンタクトガラス14の副走査
幅分だけ搬送した後、原稿13を読取センサ10位置に
搬送して、読取センサ10による読取動作を行う。
【0035】また、画像読取装置1は、読取センサ10
による原稿13の1回の読取動作が完了する毎に、コン
タクトガラス14の副走査幅だけ透明フィルム20を搬
送させて、清浄な透明フィルム20をコンタクトガラス
14上に位置させる。
【0036】このように、本実施の形態の画像読取装置
1は、原稿13を原稿搬送路12に沿って読取センサ1
0に搬送し、読取センサ10のコンタクトガラス14上
を搬送される原稿13に読取センサ10からコンタクト
ガラス14を通して読取光を照射して読取センサ10で
原稿13の画像を読み取るが、読取センサ10の少なく
とも主走査方向幅を有する筒状の透明フィルム20を原
稿搬送方向に沿って読取センサ10を一巡する状態で配
設し、透明フィルム20をローラ21〜22で、読取セ
ンサ10のコンタクトガラス14上をコンタクトガラス
14の表面に密接させつつ原稿搬方向に移動させ読取セ
ンサ10の周囲を一巡させて再度コンタクトガラス14
上に移動させるとともに、透明フィルム20に清掃部材
30を接触させて、透明フィルム20の表面を清掃して
いる。
【0037】したがって、コンタクトガラス14自体の
表面にゴミや誇り等が付着することを透明フィルム20
で防止することができるとともに、清掃部材30で清浄
に清掃した透明フィルム20をローラ21〜24でコン
タクトガラス14上に移動させて、常にコンタクトガラ
ス14表面上にゴミや誇りのない状態とすることがで
き、読取センサ10による原稿13の読取画像の画像品
質を向上させることができるとともに、画像読取装置1
を小型化することができる。
【0038】図4及び図5は、本発明の画像読取装置の
第2の実施の形態を示す図であり、図4は、本発明の画
像読取装置の第2の実施の形態の画像読取装置40要部
正面図である。
【0039】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の画像読取装置1と同様の画像読取装置に適用した
ものであり、本実施の形態の説明においては、上記第1
の実施の形態の画像読取装置1と同様の構成部分には、
同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0040】図4及び図5において、画像読取装置40
は、読取センサ10に、原稿13の搬送方向(図2に矢
印で示す方向)において、そのコンタクトガラス14上
面及び外側面を包囲する状態で、少なくとも読取センサ
10の主走査方向幅を有し読取センサ10の読取光を透
過する透明フィルム41が配設されており、透明フィル
ム41は、読取センサ10の原稿13の搬送方向上流側
の下端部に配設された送り出しローラ(送り出し機構)
42から送り出されて、読取センサ10の原稿13の搬
送方向上流側と下流側の側面にそれぞれ配設されたロー
ラ43とローラ44を介して、読取センサ10の原稿1
3の搬送方向下流側の下端部に配設された巻き取りロー
ラ(巻き取り機構)45に巻き取られる状態で張り渡さ
れている。画像読取装置40は、送り出しローラ42、
ローラ43、44及び巻き取りローラ45、または、少
なくとも巻き取りローラ45を回転駆動することで、透
明フィルム41を送り出しローラ42から送り出して、
コンタクトガラス14に密着させつつコンタクトガラス
14上を搬送し、巻き取りローラ45に巻き取る。
【0041】本実施の形態の画像読取装置40は、原稿
13がセットされると、自動的にローラ21〜24を回
転駆動して、送り出しローラ42側から新しく清浄な透
明フィルム41をコンタクトガラス14の副走査幅分だ
け搬送した後、原稿13を読取センサ10位置に搬送し
て、読取センサ10による読取動作を行う。
【0042】また、画像読取装置40は、読取センサ1
0による原稿13の1回の読取動作が完了する毎に、コ
ンタクトガラス14の副走査幅だけ送り出しローラ42
側から新しく清浄な透明フィルム41を搬送させて、清
浄な透明フィルム41をコンタクトガラス14上に位置
させる。
【0043】このように、本実施の形態の画像読取装置
40は、原稿13を原稿搬送路12に沿って読取センサ
10に搬送し、読取センサ10のコンタクトガラス14
上を搬送される原稿13に読取センサ10からコンタク
トガラス14を通して読取光を照射して読取センサ10
で原稿13の画像を読み取るが、読取センサ10の原稿
搬送方向手前側に送り出しローラ42を配設して、読取
センサ10の少なくとも主走査方向幅を有する透明フィ
ルム41を読取センサ10のコンタクトガラス14上に
送り出し、読取センサ10の原稿搬送方向後方に巻き取
りローラ45を配設して、送り出しローラ42から送り
出された透明フィルム41をコンタクトガラス14の表
面に密接させつつ原稿搬送方向に移動させて巻き取って
いる。
【0044】したがって、コンタクトガラス14自体の
表面にゴミや誇り等が付着することを透明フィルム41
で防止することができるとともに、常に新しい透明フィ
ルム41をコンタクトガラス14上に移動させて、常に
コンタクトガラス14の表面上にゴミや誇りのない状態
とすることができ、読取センサ10による原稿13の読
取画像の画像品質を向上させることができるとともに、
画像読取装置40を小型することができる。
【0045】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像読取装置によ
れば、原稿を原稿搬送路に沿って読取手段に搬送し、当
該読取手段のコンタクトガラス上を搬送される原稿に読
取手段からコンタクトガラスを通して読取光を照射して
当該読取手段で当該原稿の画像を読み取るに際して、読
取手段の少なくとも主走査方向幅を有する筒状の透明フ
ィルムを原稿搬送方向に沿って当該読取手段を一巡する
状態で配設し、当該透明フィルムを搬送手段で、読取手
段のコンタクトガラス上を当該コンタクトガラス表面に
密接させつつ原稿搬方向に移動させ読取手段の周囲を一
巡させて再度コンタクトガラス上に移動させるととも
に、当該透明フィルムに清掃部材を接触させて、当該透
明フィルムの表面を清掃するので、コンタクトガラス自
体の表面にゴミや誇り等が付着することを透明フィルム
で防止することができるとともに、清掃部材で清浄に清
掃した透明フィルムを搬送手段でコンタクトガラス上に
移動させて、常にコンタクトガラス表面上にゴミや誇り
のない状態とすることができ、読取手段による原稿の読
取画像の画像品質を向上させることができるとともに、
画像読取装置を小型化することができる。
【0047】請求項2記載の発明の画像読取装置によれ
ば、原稿を原稿搬送路に沿って読取手段に搬送し、当該
読取手段のコンタクトガラス上を搬送される原稿に読取
手段からコンタクトガラスを通して読取光を照射して当
該読取手段で当該原稿の画像を読み取るに際して、読取
手段の原稿搬送方向手前側に送り出し機構を配設して、
読取手段の少なくとも主走査方向幅を有する透明フィル
ムを当該読取手段のコンタクトガラス上に送り出し、読
取手段の原稿搬送方向後方に巻き取り機構を配設して、
送り出し機構から送り出された透明フィルムをコンタク
トガラス表面に密接させつつ原稿搬送方向に移動させて
巻き取るので、コンタクトガラス自体の表面にゴミや誇
り等が付着することを透明フィルムで防止することがで
きるとともに、常に新しい透明フィルムをコンタクトガ
ラス上に移動させて、常にコンタクトガラス表面上にゴ
ミや誇りのない状態とすることができ、読取手段による
原稿の読取画像の画像品質を向上させることができると
ともに、画像読取装置を小型することができる。
【0048】請求項3記載の発明の画像読取装置によれ
ば、透明フィルムを、読取手段の読取光を透過させる光
透過性と所定の柔軟性を有する部材で形成するので、読
取手段による原稿の読取性能を向上させることができる
とともに、コンタクトガラスに透明フィルムで傷等が付
くことを防止することができ、読取手段による原稿の読
取画像の画像品質をより一層向上させることができると
ともに、画像読取装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の第1の実施の形態を適
用した画像読取装置の要部正面断面図。
【図2】図1の画像読取装置の読取センサ部分の拡大正
面図。
【図3】図1の画像読取装置の読取センサ部分の拡大斜
視図。
【図4】本発明の画像読取装置の第2の実施の形態を適
用した画像読取装置の読取センサ部分の拡大正面図。
【図5】図4の画像読取装置の読取センサ部分の拡大斜
視図。
【符号の説明】
1 画像読取装置 2 原稿台 3 下ガイド板 4 上ガイド板 5 ピックアップローラ 6 押さえ部材 7 フィードローラ 8 リバースローラ 9 R1ローラ対 10 読取センサ 11 R2ローラ 12 原稿搬送経路 13 原稿 14 コンタクトガラス 20 透明フィルム 21〜24 ローラ 30 清掃部材 40 画像読取装置 41 透明フィルム 42 送り出しローラ 43、44 ローラ 45 巻き取りローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を原稿搬送路に沿って読取手段に搬送
    し、当該読取手段のコンタクトガラス上を搬送される前
    記原稿に前記読取手段から前記コンタクトガラスを通し
    て読取光を照射して当該読取手段で当該原稿の画像を読
    み取る画像読取装置において、前記読取手段の少なくと
    も主走査方向幅を有し前記原稿搬送方向に沿って当該読
    取手段を一巡する状態で配設された筒状の透明フィルム
    と、当該透明フィルムを前記読取手段の前記コンタクト
    ガラス上を当該コンタクトガラス表面に密接させつつ前
    記原稿搬方向に移動させ前記読取手段の周囲を一巡させ
    て再度前記コンタクトガラス上に移動させる搬送手段
    と、当該透明フィルムに接触して、当該透明フィルムの
    表面を清掃する清掃部材と、を備えていることを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】原稿を原稿搬送路に沿って読取手段に搬送
    し、当該読取手段のコンタクトガラス上を搬送される前
    記原稿に前記読取手段から前記コンタクトガラスを通し
    て読取光を照射して当該読取手段で当該原稿の画像を読
    み取る画像読取装置において、前記読取手段の前記原稿
    搬送方向手前側に配設され前記読取手段の少なくとも主
    走査方向幅を有する透明フィルムを当該読取手段の前記
    コンタクトガラス上に送り出す送り出し機構と、前記読
    取手段の前記原稿搬送方向後方に配設され前記送り出し
    機構から送り出された前記透明フィルムを前記コンタク
    トガラス表面に密接させつつ前記原稿搬送方向に移動さ
    せて巻き取る巻き取り機構と、を備えていることを特徴
    とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記透明フィルムは、前記読取手段の読取
    光を透過させる光透過性と所定の柔軟性を有する部材で
    形成されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の画像読取装置。
JP2001184682A 2001-06-19 2001-06-19 画像読取装置 Pending JP2003008831A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009152656A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置
US7636181B2 (en) 2003-12-12 2009-12-22 Ricoh Company, Ltd. Image reading apparatus and image forming apparatus

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US7636181B2 (en) 2003-12-12 2009-12-22 Ricoh Company, Ltd. Image reading apparatus and image forming apparatus
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