JP2004111917A - 半導体装置及びその製造方法、不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法、並びに不揮発性半導体記憶装置を備える電子装置 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法、不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法、並びに不揮発性半導体記憶装置を備える電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】異なる酸化膜厚を有する装置を高い歩留まりで得ることが可能な、半導体装置及びその製造方法、不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法、並びに不揮発性半導体記憶装置を備える電子装置を提供する。
【解決手段】半導体基板101の表面に膜厚の異なるゲート絶縁膜を形成する領域の間で高さに段差を設けることで、以降の工程で異なる膜厚のゲート絶縁膜を形成した状態において、ゲート絶縁膜110、111の表面の高さが平坦になる。これにより、異なる酸化膜厚を有しつつ、ゲート電極形成時に下地となるゲート絶縁膜110、111の上面が平坦化されるので、素子分離形成後のCMP後にシリコン酸化膜115にNHF等にてエッチングをした際にも、従来ゲート絶縁膜の膜厚の相違が招いていたエッチング液の界面への進行によりシリコン酸化膜115が過剰に削られて、ゲート絶縁膜の初期不良を発生させたり、寿命が短くなる問題を防ぐことができる。
【選択図】 図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法、不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法、不揮発性半導体記憶装置を備える電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体装置において、膜厚の異なる酸化膜を形成する場合、半導体基板上に熱酸化法により第1の膜厚分酸化させ、フォトリソグラフィ法、エッチング技術を用いて一方の能動領域上に残存させる。次に、第1の酸化膜厚とは異なる第2の膜厚を有する酸化膜を、上記工程と同様に熱酸化法を用いて他方の能動領域上に形成する。このようにして、同一半導体基板上に異なる膜厚の酸化膜を形成する。
【0003】
しかし、異なる酸化膜厚を有するが故に、酸化膜形成後のゲート電極材の堆積時もしくは堆積したゲート電極材のフォトリソグラフィ及び反応性イオンエッチング(以下、RIEという)等によるパターニング加工時、また素子分離形成後における埋め込み絶縁膜の化学的機械的研磨(以下、CMPという)時に所望のパターニングを行うことが困難となり、場合によっては能動領域上においてパターン崩れ等の影響から酸化膜の初期不良を発生させたり、装置寿命が短くなる等の問題があった。
【0004】
また、トレンチを用いた素子分離法は、シリコン基板中に溝を形成し、その溝を化学的気相成長法(以下、CVDという)等により絶縁膜を埋め込んで素子分離領域を形成する、というものである。ゲート絶縁膜を半導体基板上に形成してからトレンチ素子分離を行う方法もある。
【0005】
以下に、異なる膜厚を有する酸化膜を形成すると共にトレンチを用いて素子分離を行う方法について、図面を参照して説明する。
【0006】
図46に示されたように、半導体基板301上にシリコン酸化膜302を熱酸化法により形成する。
【0007】
図47に示されたように、フォトリソグラフィ工程によりフォトレジスト膜304を形成し、フッ化水素及びフッ化アンモニウム等を用いたウェットエッチングもしくはRIE工程によりフォトレジスト膜304で覆われていない領域を除去するようにパターニングを行う。
【0008】
フォトレジスト膜304で覆われていない領域上に、シリコン酸化膜302と異なる膜厚のシリコン酸化膜303を同様な熱酸化法により形成する。これにより、図48のように同一半導体基板301上に異なる膜厚のシリコン酸化膜302及び303を形成する。
【0009】
図49のように、第1層のゲート電極材として多結晶シリコン膜305、CMP法においてストッパ材となるシリコン窒化膜306を順次形成する。
【0010】
図50に示されたように、フォトリソグラフィ法を用いて能動領域を覆うフォトレジスト膜307を形成する。このフォトレジスト膜307を用いて、能動領域上のシリコン酸化膜302、多結晶シリコン膜305、シリコン窒化膜306を残存させ、素子分離領域上の膜を除去するようにパターニングを行い、さらに素子分離領域における半導体基板301の表面部分にRIEを行って溝を形成する。ここで、半導体基板301の溝320の底面には、図示されたような厚いゲート絶縁膜を形成する領域よりも薄いゲート絶縁膜を形成する領域の方が低い段差350が形成される。この後、図51に示されたようにフォトレジスト膜307を除去する。
【0011】
図52に示されたように、CVD法等を用いてシリコン酸化膜311を堆積して溝320に埋め込む。
【0012】
シリコン酸化膜311の表面には、能動領域上及び素子分離領域上に凹凸が存在することから、CMP法を用いて表面の平滑化を行う。膜厚の厚いシリコン酸化膜302上のシリコン窒化膜306と、膜厚の薄いシリコン酸化膜303上のシリコン窒化膜とは表面の高さにずれがある。しかし、シリコン窒化膜306上のシリコン酸化膜311が残存しないように完全に取り除く必要がある。そこで、図52において一点鎖線Lで示された高さまでCMPを行い、図53に示されたようにシリコン窒化膜306の表面を削る必要がある。ここで、膜厚の厚いシリコン酸化膜302上のシリコン窒化膜306aは表面を多く削られるので、その膜厚X1は、膜厚の薄いシリコン酸化膜303上のシリコン窒化膜306bの膜厚X2よりも薄くなる。
【0013】
後のゲート電極の加工の際に、素子分離領域脇の段差が大きいと加工マージンが劣化するので、予め段差緩和のためにフッ化アンモニウム等を用いて図54のように素子分離領域におけるシリコン酸化膜311をエッチングし高さを低くしておく。
【0014】
図55のように、多結晶シリコン膜305上のシリコン窒化膜306、306aをRIE、ケミカルドライエッチングもしくは燐酸等によるウェットエッチングを行って除去する。
【0015】
次に、多結晶シリコン膜305の表面に存在する自然酸化膜を除去する処理を施す。そして多結晶シリコン膜を堆積し、フォトリソグラフィ工程及びRIE工程を経て、図56に示されたようにゲート電極307を得る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、図54に示されたシリコン酸化膜311を加工する工程において、上述したように膜厚が厚いシリコン酸化膜302上のシリコン窒化膜306aは、膜厚が薄いシリコン酸化膜303上のシリコン窒化膜306bより薄いため、フッ化アンモニウム等のエッチング液が界面から進行してシリコン酸化膜302付近まで削られることになる。このシリコン酸化膜302はゲート絶縁膜として作用するものであり、ゲート絶縁膜の初期不良を発生させたり、寿命が短くなる問題を引き起こすことになる。さらには、ゲート絶縁膜に不良が生じると、後に形成した多結晶シリコン膜から成るゲート電極305が能動領域上の半導体基板301にまで接触して電位的に接合不良を起こすおそれもあった。
【0017】
本発明は上記事情に鑑み、異なる酸化膜厚を有する装置を高い歩留まりで得ることが可能な、半導体装置及びその製造方法、不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法、並びに不揮発性半導体記憶装置を備える電子装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様による半導体装置は、半導体基板の第1の能動領域上に第1の膜厚を有する第1のゲート絶縁膜と、前記半導体基板の第2の能動領域上に前記第1の膜厚より薄い第2の膜厚を有する第2のゲート絶縁膜とを備える半導体装置であって、前記半導体基板における前記第1の能動領域の半導体基板表面が前記第2の能動領域の半導体基板表面よりも高さが低いことを特徴とする。
【0019】
また本発明の半導体装置は、半導体基板の第1の能動領域上に第1の膜厚を有する第1のゲート絶縁膜と、前記半導体基板の第2の能動領域上に前記第1の膜厚よりも薄い第2の膜厚を有する第2のゲート絶縁膜と、前記第1の能動領域と前記第2の能動領域間に設けられたトレンチ素子分離絶縁領域とを備えた半導体装置であって、前記トレンチ素子分離領域底面の前記第1の能動領域側部分の前記半導体基板面高さである第1の高さが、前記トレンチ素子分離領域底面の前記第2の能動領域側部分の前記半導体基板面高さである第2の高さよりも低いことを特徴とする。
【0020】
本発明の一態様による半導体装置の製造方法は、半導体基板の第1の能動領域上に第1の膜厚を有する第1のゲート絶縁膜と、前記半導体基板の第2の能動領域上に前記第1の膜厚より薄い第2の膜厚を有する第2のゲート絶縁膜とを有する装置を製造する方法であって、前記半導体基板における前記第1の能動領域の半導体基板表面が前記第2の能動領域の半導体基板表面よりも高さが低くなるように、前記半導体基板の表面部分に加工を行う工程を備えることを特徴とする。
【0021】
あるいは本発明の一態様による半導体装置の製造方法は、半導体基板における第1の能動領域の表面を露出し第2の能動領域を覆うマスクを形成する工程と、前記マスクを用いて酸化法により前記第1の能動領域の表面上に第1の酸化膜を形成する工程と、前記マスク及び前記第1の酸化膜を除去し、前記第1の能動領域の半導体基板表面が前記第2の能動領域の半導体基板表面より高さが低くなるようにする工程と、前記第1及び第2の能動領域の表面上に第2の酸化膜を形成する工程と、前記第2の酸化膜のうち、前記第1の能動領域にあるものを残存させ前記第2の能動領域にあるものを除去する工程と、前記半導体基板における前記第1の能動領域の前記第2の酸化膜の表面上に、前記第2の酸化膜より膜厚が薄い第3の酸化膜を、前記第2の能動領域の表面上に前記第3の酸化膜と略膜厚が等しい第4の酸化膜を形成する工程とを備えることで、第1の能動領域上には前記第2及び第3の酸化膜を含む第1のゲート絶縁膜を形成し、前記第2の能動領域上には前記第4の酸化膜を含む第2のゲート絶縁膜を形成し、前記第1のゲート絶縁膜の表面と前記第2のゲート絶縁膜の表面との高さが略等しいことを特徴とする。
【0022】
本発明の一態様による不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイと周辺回路とを備え、前記周辺回路に含まれるトランジスタは、半導体基板の第1の能動領域上に形成され、第1の膜厚を有する第1のゲート絶縁膜を有し、前記メモリセルアレイに含まれるトランジスタは、前記半導体基板の第2の能動領域上に形成され、前記第1の膜厚より薄い第2の膜厚を有する第2のゲート絶縁膜を有し、前記半導体基板における前記第1の能動領域の半導体基板表面が、前記第2の能動領域の半導体基板表面よりも高さが低いことを特徴とする。
【0023】
また本発明の一態様による不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイと周辺回路とを備え、前記周辺回路に含まれるトランジスタは、半導体基板の第1の能動領域上に形成され、第1の膜厚を有する第1のゲート絶縁膜を有し、前記メモリセルアレイに含まれるトランジスタは、前記半導体基板の第2の能動領域上に形成され、前記第1の膜厚より薄い第2の膜厚を有する第2のゲート絶縁膜を有し、前記第1の能動領域と前記第2の能動領域との間に設けられたトレンチ素子分離絶縁領域の底面において、前記第1の能動領域側の前記半導体基板の表面の第1の高さが、前記第2の能動領域側の前記半導体基板の表面の第2の高さよりも低いことを特徴とする。
【0024】
本発明の一態様によるメモリセルアレイと周辺回路とを備える不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、前記周辺回路に含まれるトランジスタは、半導体基板の第1の能動領域上に第1の膜厚を有する第1のゲート絶縁膜を有し、前記メモリセルアレイに含まれるトランジスタは、前記半導体基板の第2の能動領域上に前記第1の膜厚より薄い第2の膜厚を有する第2のゲート絶縁膜を有し、前記第1の能動領域における前記半導体基板の表面が、前記第2の能動領域における前記半導体基板の表面よりも高さが低くなるように、前記半導体基板の表面部分に加工を行う工程を備えることを特徴とする。
【0025】
本発明の一態様による電子装置は、カードインタフェースと、前記カードインタフェースに接続されたカードスロットと、前記カードスロットに電気的に接続されることが可能な電子カードとを備え、前記電子カードには、前記不揮発性半導体記憶装置が搭載されている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0027】
(1)第1の実施の形態
図1〜図14に、本発明の第1の実施の形態による半導体装置の構成及びその製造方法を工程別に示す。
【0028】
図1に示されたように、半導体基板101上に約1000Åの膜厚でシリコン酸化膜102を形成し、その表面上に約1000Åの膜厚のシリコン窒化膜103を形成する。このシリコン窒化膜103は、膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成する領域以外の領域を保護するために形成する。
【0029】
図2のように、フォトリソグラフィ工程により、膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成する領域が除去されたレジスト膜104をシリコン窒化膜103上に形成する。
【0030】
図3のように、このレジスト膜104をマスクとしてシリコン窒化膜103にRIEを行ってパターニングする。さらに、ウェットエッチングを行ってシリコン窒化膜103下のシリコン酸化膜102をパターニングすることで、厚いシリコン酸化膜を形成する領域を開口して半導体基板101の表面を露出する。
【0031】
図4に示されたように、酸化工程を行いシリコン窒化膜103で覆われていない領域に例えば約640Åの膜厚のシリコン酸化膜105を形成する。この酸化工程は、例えばLOCOS法等を用いてもよい。この結果、シリコン酸化膜105が形成された領域における半導体基板101の表面と、シリコン酸化膜105が形成されずシリコン窒化膜103で保護された領域における半導体基板101の表面とにおいて、基板の高さに段差(ここでは、約320Å)が生じることになる。
【0032】
このような基板の高さに段差を設けたのは、これ以降の工程で異なる膜厚のゲート絶縁膜を形成した状態において、ゲート絶縁膜の表面の高さが平坦であるようにするためである。従って、ゲート絶縁膜の膜厚の差(約320Å)に相当する分だけ半導体基板101の表面を落としこむように考慮した膜厚でシリコン酸化膜105を形成する必要がある。
【0033】
図5に示されたように、燐酸等を用いたウェットエッチングを施しシリコン窒化膜103を除去し、フッ化水素、フッ化アンモニウム等を用いたウェットエッチングでシリコン酸化膜105、102を除去する。
【0034】
図6のように、膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成するため、熱酸化法により所望の膜厚(ここでは、約320Å)のシリコン酸化膜106を形成する。これにより、シリコン酸化膜106が、膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成する領域と膜厚の薄いゲート絶縁膜を形成する領域との両方に形成される。
【0035】
図7に示されたように、フォトリソグラフィ工程により膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成する領域を保護するレジスト膜107を形成し、このレジスト膜107をマスクとしてウェットエッチングを行い薄い膜厚のゲート絶縁膜を形成する領域上のシリコン酸化膜106を除去する。
【0036】
図8に示されたように、熱酸化法を用いてシリコン酸化膜を全体に形成する。これにより、厚い膜厚のゲート絶縁膜を形成する領域におけるシリコン酸化膜106上と、薄い膜厚のゲート絶縁膜を形成する領域における半導体基板101上とには、略等しい膜厚(ここでは、約80Å)のシリコン酸化膜が形成される。この結果、厚い膜厚のゲート絶縁膜を形成する領域には約400Åのゲート絶縁膜110が形成され、薄い膜厚のゲート絶縁膜を形成する領域には約80Åのゲート絶縁膜111が形成されることになる。
【0037】
図9に示されたように、ゲート絶縁膜110、111上に、例えば約100Åの膜厚でゲート電極材として多結晶シリコン膜112、約1000Åの膜厚でCMP工程における研磨ストッパ材となるシリコン窒化膜113を順に形成する。さらに、フォトリソグラフィ法を用いて能動領域を保護し素子分離領域が除去されたレジスト膜114を形成する。
【0038】
このレジスト膜114を用いて、図10に示されたように多結晶シリコン膜112、シリコン窒化膜113にパターニングを行い、RIEにより素子分離領域における半導体基板101に溝120を形成する。
【0039】
ここで、半導体基板101の溝120の底面には段差150が生じる。この段差150は、図56を用いて説明した従来の装置における段差350とは向きが異なり、膜厚の厚いゲート絶縁膜110が形成された領域から膜厚の薄いゲート絶縁膜111が形成された領域に向かって高くなるように形成される。
【0040】
図11に示されたように、CVD法を用いてシリコン酸化膜115を堆積して溝120を埋め込む。
【0041】
図12のように、シリコン窒化膜113をストッパ材としてCMPを行い、シリコン酸化膜115を平滑化する。
【0042】
後のゲート電極加工の際に、素子分離脇における高さの段差が大きいと加工マージンを劣化させる。そこで、予め段差を緩和させるためフッ化アンモニウム等を用いて素子分離領域におけるシリコン酸化膜115にウェットエッチングを行い、点線Mで示されたように高さを低く設定しておく。
【0043】
図13のように、多結晶シリコン膜112上のシリコン窒化膜113をRIE、あるいはケミカルドライエッチング、あるいはまた燐酸等を用いたウェットエッチングにより除去する。
【0044】
次に、多結晶シリコン膜112の表面上の自然酸化膜を除去する処理を施した後、多結晶シリコン膜を堆積し、図14に示されたようにフォトリソグラフィ工程、RIE工程を経て2層目のゲート電極116を形成する。
【0045】
図15に本実施の形態による半導体装置の一工程における縦断面を示し、図16に従来の半導体装置の一工程における縦断面を示す。
【0046】
図16に示されたように、従来は厚いゲート絶縁膜302が形成される領域と、薄いゲート絶縁膜303が形成される領域とで、半導体基板301の高さは一致している。尚、ここで半導体基板301の高さとは、この場合は、半導体基板裏面(ゲート酸化膜等の非形成面)からゲート酸化膜302,303形成面までの距離を意味している。これにより、ゲート絶縁膜302、303の表面上の高さが膜厚の相違分だけ異なり、この上のシリコン窒化膜306の表面上の高さが異なってくる。上述したように、シリコン窒化膜306上のシリコン酸化膜311は完全に除去する必要があり、図示された位置までCMPを行うと、厚いゲート絶縁膜302が形成された領域上のシリコン窒化膜306aは、薄いゲート絶縁膜303が形成された領域上のシリコン窒化膜306bより膜厚が薄くなる。この結果、シリコン酸化膜311にエッチングを行った際にシリコン窒化膜306a側の方がよりシリコン酸化膜311が大きく除去され、ゲート絶縁膜302付近まで除去されて酸化膜の不良を招くことになる。
【0047】
一方、図15に示されたように、本実施の形態では厚いゲート絶縁膜110が形成される領域と、薄いゲート絶縁膜111が形成される領域とで、ゲート絶縁膜110、111の高さの相違分が吸収されるように半導体基板101の高さが異なっている。これにより、ゲート絶縁膜110、111の表面上の高さが略一致し、この上のシリコン窒化膜113の高さが略一致する。従って、シリコン酸化膜115にCMPを行う工程において、膜厚の異なるゲート絶縁膜110、111上のそれぞれのシリコン窒化膜113が同じ高さでCMPを停止することができる。
【0048】
このように本実施の形態によれば、厚い膜厚のゲート絶縁膜110を形成する領域で半導体基板101の表面が低くなるようにすることで、ゲート電極材となる多結晶シリコン膜112を形成する表面上においては、膜厚の異なるゲート絶縁膜110、111の表面において段差が殆ど存在せず平坦化される。これにより、従来発生していた、膜厚の異なるゲート絶縁膜間に段差が存在した状態で、その表面上にゲート電極材を堆積し素子分離を行った場合に発生していたゲート絶縁膜の初期不良や装置寿命の劣化、半導体基板へのリークの発生等の問題を回避することが可能である。
【0049】
(2)第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態による半導体装置の構成及びその製造方法を工程別に図17〜図30に示す。
【0050】
本実施の形態は上記第1の実施の形態に対し、構成を一部変更したものに相当する。上記第1の実施の形態では、図1〜図14に示されたようにシリコン酸化膜102上にシリコン窒化膜103を形成し、レジスト膜104をマスクとして、膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成する領域上のシリコン酸化膜102及びシリコン窒化膜103をウェットエッチングにより除去している。これに対し、本実施の形態ではシリコン酸化膜上にシリコン窒化膜は形成せず、膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成する領域上のシリコン酸化膜をウェットエッチングでなくRIEにより除去する。
【0051】
図17に示されたように、半導体基板201上に約1000Åの膜厚でシリコン酸化膜202を形成する。上述したように、シリコン酸化膜202上には、膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成する領域以外の領域を保護するシリコン窒化膜の形成は行わない。
【0052】
この状態で、図18のようにフォトリソグラフィ工程により、膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成する領域が除去されたレジスト膜204をシリコン酸化膜202上に形成する。
【0053】
図19のように、このレジスト膜204をマスクとしてシリコン酸化膜202にRIEを行い、マスクで保護されていない領域上のシリコン酸化膜202を除去して半導体基板201の表面を露出し、さらにゲート絶縁膜の膜厚差に相当する分(ここでは、約320Å)だけ半導体基板の表面部分をエッチングして除去する加工を一括して行う。
【0054】
図20に示されたように、熱酸化法を用いてシリコン窒化膜202で覆われていない領域に例えば約640Åの膜厚のシリコン酸化膜205を形成する。この酸化工程は、例えばLOCOS法等を用いてもよい。このようなシリコン酸化膜205を形成するのは、RIE工程により表面が荒れた基板表面における不純物を除去するためである。
【0055】
この結果、シリコン酸化膜205が形成された領域における半導体基板201の表面と、シリコン酸化膜205が形成されずシリコン酸化膜202が形成された領域における半導体基板201の表面とにおいて、基板の高さに段差(ここでは、約320Å)が生じることになる。
【0056】
このような基板の高さに段差を設けたのは、上記第1の実施の形態と同様に、以降の工程で異なる膜厚のゲート絶縁膜を形成した状態において、ゲート絶縁膜の表面の高さが平坦であるようにするためである。
【0057】
図21に示されたように、フッ化水素、フッ化アンモニウム等を用いたウェットエッチングを施してシリコン酸化膜202、205を除去し、半導体基板201の表面を露出する。
【0058】
以降の工程は、上記第1の実施の形態と同様である。図22のように、膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成するため、例えば320Åのシリコン酸化膜206を膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成する領域と、膜厚の薄いゲート絶縁膜を形成する領域とに形成する。
【0059】
図23に示されたように、フォトリソグラフィ工程により膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成する領域を保護するレジスト膜207を形成し、このレジスト膜207をマスクとしてウェットエッチングを行い薄い膜厚のゲート絶縁膜を形成する領域上のシリコン酸化膜206を除去する。
【0060】
図24に示されたように、約80Åのシリコン酸化膜を全体に形成し、厚い膜厚のゲート絶縁膜を形成する領域には約400Åのゲート絶縁膜210、薄い膜厚のゲート絶縁膜を形成する領域には約80Åのゲート絶縁膜211を形成する。
【0061】
図25に示されたように、ゲート絶縁膜210、211上に、約100Åの膜厚で多結晶シリコン膜212、約1000Åの膜厚で研磨ストッパ材となるシリコン窒化膜213を順に形成する。さらに、フォトリソグラフィ法を用いて能動領域を保護し素子分離領域が除去されたレジスト膜214を形成する。
【0062】
このレジスト膜214を用いて、図26に示されたように多結晶シリコン膜212、シリコン窒化膜213にパターニングを行い、RIEにより素子分離領域における半導体基板201に溝220を形成する。
【0063】
半導体基板201の溝220の底面には、上記第1の実施の形態と同様に、膜厚の厚いゲート絶縁膜210が形成された領域から膜厚の薄いゲート絶縁膜211が形成された領域に向かって高くなる段差250が形成される。
【0064】
図27に示されたように、CVD法を用いてシリコン酸化膜215を堆積して溝220を埋め込み、図28のようにシリコン窒化膜213をストッパ材としてCMPを行い、シリコン酸化膜215を平滑化する。
【0065】
素子分離脇における段差を緩和させるため、フッ化アンモニウム等を用いて素子分離領域におけるシリコン酸化膜215にウェットエッチングを行って点線Nで示されたように高さを低くする。
【0066】
図29のように、多結晶シリコン膜212上のシリコン窒化膜213をRIE、あるいはケミカルドライエッチング、あるいはまた燐酸等を用いたウェットエッチングにより除去する。多結晶シリコン膜212の表面上の自然酸化膜を除去した後、多結晶シリコン膜を堆積し、図30に示されたようにフォトリソグラフィ工程、RIE工程を経てゲート電極216を形成する。
【0067】
上記第1の実施の形態と同様に本実施の形態によれば、ゲート電極材となる多結晶シリコン膜212を形成する表面上において、膜後の異なるゲート絶縁膜210、211の表面に段差が殆ど存在せず平坦化される。このため、ゲート絶縁膜の初期不良や装置寿命の劣化、半導体基板へのリークの発生を防止することができる。
【0068】
上記各実施の形態では、厚い酸化膜の膜厚を400Å、薄い酸化膜の膜厚を80Åとし、段差を320Åとしたが、これに限るものではない。但し、段差は厚いゲート酸化膜と薄いゲート酸化膜との差分程度が望ましい。また、段差は差分の半分程度以上あればよい。
【0069】
上述した第1、第2の実施の形態はいずれも一例であって、本発明を限定するものではない。例えば、ゲート酸化膜の形成法は熱酸化法によるものだけでなく、CVD法等でもよく、例えばTa膜等、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い膜を用いても良く、また、膜厚の厚い酸化膜と薄い酸化膜とで一部材料が異なっても良い。同様に、ゲート電極材は多結晶シリコンに限ることはなく、高融点金属でも良く、またそれらの積層電極でも良い。
【0070】
各々の膜の形成法、膜厚、材料は必要に応じて様々に変形することができる。
【0071】
(3)第3の実施の形態
本発明の第3の実施の形態による不揮発性半導体記憶装置について、図31〜図33を参照して説明する。本実施の形態は、上記第1、第2の実施の形態における構造を不揮発性半導体記憶装置に適用したものに相当する。
【0072】
図31に、本実施の形態による不揮発性半導体記憶装置であって、特にNAND型フラッシュメモリの概略構成を示す。
【0073】
この半導体記憶装置は、メモリセルアレイMAと、メモリセルアレイMAの図中左右両側に分割して配置されたローデコーダRD1及びRD2と、メモリセルアレイMAの入出力側の端面に配置されたカラムデコーダ及びセンスアンプCD&S/Aとを備えている。
【0074】
メモリセルアレイMAは、NAND型セル構造のブロックを複数有し、各ブロック毎に、複数のメモリセルトランジスタが、それぞれ隣接するトランジスタ同士でソース、ドレインを共有するように直列に接続され、その両側に選択トランジスタが配置されている。
【0075】
メモリセルアレイMAにおいて、ローデコーダRD1又はRD2がワード線を選択し、このワード線に接続されたメモリセルトランジスタが選択される。
【0076】
カラムデコーダ及びセンスアンプCD&SAがビット線を選択し、このビット線に接続されたメモリセルトランジスタが選択されて、書き込み又は読み出しが行われる。
【0077】
ここで、メモリセルアレイMAの各セルトランジスタは、半導体基板上に形成された薄いゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜)を介して浮遊ゲート電極が形成され、更に浮遊ゲート電極上にインターポリ絶縁膜(ONO膜等)を介して制御ゲート電極が積層された状態で形成されている。これらのトランジスタには、低電圧VCCが供給される。
【0078】
一方、ローデコーダRD1及びRD2、カラムデコーダ及びセンスアンプCD&SAは、周辺回路に相当し、低電圧VCCより高いプログラム電圧VPPを供給され、高耐圧が要求されるので、メモリセルアレイMAにおけるセルトランジスタのゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜)よりも厚いゲート絶縁膜を有するトランジスタで構成されている。
【0079】
図31における400部分を拡大した図32に、周辺回路におけるトランジスタとメモリセルアレイMAにおけるトランジスタの配列の概要を示した平面図を示す。さらに、この図32におけるA−A線に沿う縦断面を図33に示す。
【0080】
周辺回路におけるトランジスタは、半導体基板601の表面において、素子分離領域(STI)によって区画形成された能動領域AA1内に形成されたソース領域661、チャネル領域662及びドレイン領域663を有し、チャネル領域662上に厚いゲート絶縁膜611を介して形成されたゲート電極500を有する。
【0081】
一方、メモリセルアレイMAにおけるトランジスタは、半導体基板601の表面において、素子分離領域(STI)によって区画形成された能動領域AA2内に形成されたソース領域671、チャネル領域672及びドレイン領域673を有し、チャネル領域672上に薄いゲート絶縁膜621を介して形成されたゲート電極501を有する。上述したように、隣接するトランジスタがソース又はドレイン領域を共有する状態で、直列に接続されている。
【0082】
そして、各能動領域AA1、AA2の間の素子分離領域(シャロートレンチアイソレーション、以下STIという)には、シリコン酸化膜503が形成されている。
【0083】
図33に示されたように、半導体基板601の表面部分において、上記第1の実施の形態又は第2の実施の形態と同様の工程を経て、周辺回路側に膜厚の厚いゲート絶縁膜611、メモリセルアレイMA側に膜厚の薄いゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜)621を形成する。
【0084】
ここで、ゲート絶縁膜611、621のそれぞれの表面の高さは略一致している。
【0085】
周辺回路における各トランジスタの能動領域AA1の間は、STIによって素子分離され、同様にメモリセルアレイMAにおけるセルアレイが形成された能動領域AA2と、周辺回路の能動領域AA1との間もSTIによって素子分離されている。
【0086】
ここで、周辺回路とメモリセルアレイMAとの間のSTIには、上記第1、第2の実施の形態と同様に、半導体基板601の底面に段差650が存在する。この段差650は、厚いゲート絶縁膜611が形成された周辺回路から、薄いゲート絶縁膜621が形成されたメモリセルアレイMAに向かって高くなるように形成される。
【0087】
メモリセルアレイMAにおいて、ゲート絶縁膜621の表面上に順に、浮遊ゲート電極となる多結晶シリコン膜622、ONO膜等から成るインターポリ絶縁膜623、制御ゲート電極となる多結晶シリコン膜624、タングステン(W)やタングステンシリサイド(WSi)等から成る制御ゲート低抵抗化金属膜625が積層されて、ゲート電極501を構成している。
【0088】
一方、周辺回路では、メモリセルトランジスタにおける浮遊ゲート電極は不要ではあるが、同一プロセスにより製造するため、材質、厚さが同様のゲート電極が形成されている。
【0089】
即ち、ゲート絶縁膜611の表面上に順に、浮遊ゲート電極となる多結晶シリコン膜612、インターポリ絶縁膜613、制御ゲート電極となる多結晶シリコン膜614、制御ゲート低抵抗化金属膜615が積層されて、ゲート電極500を構成している。
【0090】
そして、各STI間には、シリコン酸化膜503が形成されている。
【0091】
本実施の形態によれば、上記第1、第2の実施の形態と同様の構成を不揮発性半導体記憶装置に適用することで、厚いゲート絶縁膜611を形成する周辺回路では、薄いゲート絶縁膜621を形成するメモリセルアレイMAよりも半導体基板601の表面を低く形成し、浮遊ゲート電極材となる多結晶シリコン膜612、622の表面において段差が殆ど存在せず平坦化される。
【0092】
これにより、従来発生していたゲート絶縁膜の初期不良や装置寿命の劣化、半導体基板へのリークの発生等の問題を回避することができる。
【0093】
次に、本発明の第4の実施の形態として、上記第3の実施の形態による不揮発性半導体記憶装置を用いた電子カードと、この電子カードを用いた、本発明の第5の実施の形態による電子装置について説明する。
【0094】
(4)第4、第5の実施の形態
図34に、第4の実施の形態による電子カードと、この電子カードを用いた、第5の実施の形態による電子装置の構成を示す。
【0095】
ここでは、電子装置の一例として携帯電子機器、さらにその一例としてデジタルスチルカメラを示す。電子カードは、例えばメモリカード1051であり、デジタルスチルカメラ1101の記録メディアとして用いられ、内部に上記第3の実施の形態による不揮発性半導体記憶装置が集積化され封止されたICパッケージPK1を有している。
【0096】
ディジタルスチルカメラ1101のケースには、カードスロット1102、このカードスロット1102に接続された、図示されていない回路基板が収納されている。
【0097】
メモリカード1051は、デジタルスチルカメラ1101のカードスロット1102に取り外しが可能な状態で装着される。メモリカード1051がカードスロット1102に装着されると、回路基板上の電子回路に電気的に接続される。
【0098】
電子カードが、例えば非接触型のICカードであった場合には、カードスロット1102に収納し、あるいは近づけることで、回路基板上の電子回路に、無線信号により電気的に接続される。
【0099】
図35に、デジタルスチルカメラの基本的な構成を示す。
【0100】
被写体からの光が、レンズ1103によって集光されて撮像装置1104に入力される。撮像装置1104は、例えばCMOSイメージセンサであり、入力された光を光電変換し、例えばアナログ信号を出力する。このアナログ信号は、アナログ増幅器(AMP)で増幅された後、A/Dコンバータによりディジタル変換される。変換された信号は、カメラ信号処理回路1105に入力され、例えば自動露出制御(AE)、自動ホワイトバランス制御(AWB)、及び色分離処理を行った後、輝度信号と色差信号に変換される。
【0101】
画像をモニタする場合、カメラ信号処理回路1105から出力された信号がビデオ信号処理回路1106に入力され、ビデオ信号に変換される。ビデオ信号の方式としては、例えば、NTSC(National Television System Committee)を挙げることができる。
【0102】
ビデオ信号は、表示信号処理回路1107を介して、ディジタルスチルカメラ1101に取り付けられた表示部1108に出力される。表示部1108は、例えば液晶モニタとしてもよい。
【0103】
ビデオ信号は、ビデオドライバ1109を介してビデオ出力端子1110に与えられる。ディジタルスチルカメラ1101により撮像された画像は、ビデオ出力端子1110を介して、例えばテレビジョン等の画像機器に出力することができる。これにより、撮像した画像を表示部1108以外でも表示することができる。撮像装置1104、アナログ増幅器(AMP)、A/Dコンバータ(A/D)、カメラ信号処理回路1105は、マイクロコンピュータ1111によって制御される。
【0104】
画像をキャプチャする場合、操作ボタン、例えばシャッタボタン1112を操作者が押す。これにより、マイクロコンピュータ1111が、メモリコントローラ1113を制御し、カメラ信号処理回路1105から出力された信号がフレーム画像としてビデオメモリ1114に書き込まれる。ビデオメモリ1114に書き込まれたフレーム画像は、圧縮/伸張処理回路1115により、所定の圧縮フォーマットに基づいて圧縮され、カードインタフェース1116を介してカードスロットに装着されているメモリカード1051に記録される。
【0105】
記録した画像を再生する場合、メモリカード1051に記録されている画像を、カードインタフェース1116を介して読み出し、圧縮/伸張処理回路1115により伸張した後、ビデオメモリ1114に書き込む。書き込まれた画像は、ビデオ信号処理回路1106に入力され、画像をモニタする場合と同様に、表示部1108や画像機器に映し出される。
【0106】
尚、この構成では、回路基板1100上に、カードスロット1102、撮像装置1104、アナログ増幅器(AMP)、A/Dコンバータ(A/D)、カメラ信号処理回路1105、ビデオ信号処理回路1106、表示装置1107、ビデオドライバ1109、マイクロコンピュータ1111、メモリコントローラ1113、ビデオメモリ1114、圧縮/伸張処理回路1115、及びカードインタフェース1116が実装される。
【0107】
ここで、カードスロット1102については、回路基板1100上に実装される必要はなく、コネクタケーブル等により回路基板1100に接続されてもよい。
【0108】
また、回路基板1100上には、さらに電源回路1117が実装される。電源回路1117は、外部電源、あるいは電池から電源の供給を受け、ディジタルスチルカメラ1101の内部で使用する内部電源電圧を発生する。電源回路1117として、例えばDC−DCコンバータを用いてもよい。内部電源電圧は、上述した各回路に供給される他、ストロボ1118、表示部1108にも供給される。
【0109】
このように、本実施の形態による電子カードは、上述したデジタルスチルカメラ等の携帯電子機器に用いることが可能である。しかしこの電子カードは携帯電子機器だけでなく、例えば図36〜図45に示された例のように、各種機器にも適用することができる。即ち、図36に示されたビデオカメラ、図37に示されたテレビジョン、図38に示されたオーディオ機器、図39に示されたゲーム機器、図40に示された電子楽器、図41に示された携帯電話、図42に示されたパーソナルコンピュータ、図43に示されたパーソナルディジタルアシスタント(PDA)、図44に示されたヴォイスレコーダ、図45に示されたPCカード等にも、上記電子カードを用いることができる。
【0110】
上述した実施の形態はいずれも一例であり、本発明を限定するものではなく、本発明の技術的範囲を超えない範囲で様々に変形することが可能である。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、膜厚の異なるゲート絶縁膜を有しつつも、膜厚の厚いゲート絶縁膜を形成する第1の能動領域の方が膜厚の薄いゲート絶縁膜を形成する第2の能動領域よりも半導体基板表面の高さが低いことにより、ゲート絶縁膜表面の段差がより小さくなり、その上のゲート電極形成工程、また第1、第2の能動領域間の素子分離形成工程においてゲート絶縁膜の不良等を防止することができ、歩留まりを向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図2】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図3】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図4】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図5】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図6】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図7】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図8】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図9】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図10】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図11】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図12】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図13】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図14】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図15】同第1の実施の形態による半導体装置の断面構造を示す縦断面図。
【図16】従来の半導体装置の断面構造を示す縦断面図。
【図17】本発明の第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図18】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図19】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図20】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図21】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図22】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図23】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図24】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図25】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図26】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図27】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図28】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図29】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図30】同第2の実施の形態による半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図31】本発明の第3の実施の形態による不揮発性半導体記憶装置のレイアウトを示した平面図。
【図32】同第3の実施の形態による不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルアレイ領域と周辺回路領域とを対比して示した平面図。
【図33】図43におけるA−A線に沿う縦断面を示した縦断面図。
【図34】上記第3の実施の形態による不揮発性半導体記憶装置を用いた、本発明の第4の実施の形態による電子カードと、同電子カードを用いることが可能な本発明の第5の実施の形態による電子装置の構成を示したブロック図。
【図35】同電子装置の構成を示したブロック図。
【図36】同電子装置の具体的な例を示した説明図。
【図37】同電子装置の具体的な例を示した説明図。
【図38】同電子装置の具体的な例を示した説明図。
【図39】同電子装置の具体的な例を示した説明図。
【図40】同電子装置の具体的な例を示した説明図。
【図41】同電子装置の具体的な例を示した説明図。
【図42】同電子装置の具体的な例を示した説明図。
【図43】同電子装置の具体的な例を示した説明図。
【図44】同電子装置の具体的な例を示した説明図。
【図45】同電子装置の具体的な例を示した説明図。
【図46】従来の半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図47】従来の半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図48】従来の半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図49】従来の半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図50】従来の半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図51】従来の半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図52】従来の半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図53】従来の半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図54】従来の半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図55】従来の半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【図56】従来の半導体装置の断面構造及びその製造方法を工程別に示す素子の縦断面図。
【符号の説明】
101、201 半導体基板
102、105、106、115、202、205、206、215 シリコン酸化膜
103、113、213 シリコン窒化膜
104、107、114、204、207、214 フォトレジスト膜
110、111、210、211 ゲート絶縁膜
112、212 多結晶シリコン膜
116、216 ゲート電極
120、220 溝
150、250 段差
500、501 ゲート電極
503 シリコン酸化膜
601 半導体基板
611、621 ゲート絶縁膜
612、614、622、624 多結晶シリコン膜
613、623 インターポリ絶縁膜
615、625 制御ゲート低抵抗化金属膜
650 段差
MA メモリセルアレイ
RD1、RD2 ローデコーダ
CD&S/A カラムデコーダ・センスアンプ
AA1、AA2 能動領域
1051 メモリカード
1101 デジタルスチルカメラ
1102 カードスロット
1103 レンズ
1104 撮像装置
1105 カメラ信号処理回路
1106 ビデオ信号処理回路
1107 表示信号処理回路
1108 表示部
1109 ビデオドライバ
1111 マイクロコンピュータ
1112 シャッタボタン
1113 メモリコントローラ
1114 ビデオメモリ
1115 圧縮/伸張処理回路
1116 カードインタフェース
1117 電源回路
1118 ストロボ

Claims (22)

  1. 半導体基板の第1の能動領域上に第1の膜厚を有する第1のゲート絶縁膜と、前記半導体基板の第2の能動領域上に前記第1の膜厚より薄い第2の膜厚を有する第2のゲート絶縁膜とを備える半導体装置であって、
    前記半導体基板における前記第1の能動領域の半導体基板表面が前記第2の能動領域の半導体基板表面よりも高さが低いことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の膜厚と前記第2の膜厚との差に対応する分、前記第1の能動領域の半導体基板表面が前記第2の能動領域の半導体基板表面よりも高さが低いことにより、前記第1のゲート絶縁膜の表面と前記第2のゲート絶縁膜の表面の高さが略等しいことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1の能動領域と前記第2の能動領域との間は、絶縁膜が埋め込まれた溝によって素子分離されており、
    前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜上にはそれぞれゲート電極が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 前記第1のゲート絶縁膜上の前記ゲート電極と、前記第2のゲート絶縁膜上の前記ゲート電極は、材質が同一で、厚さがほぼ同一であることを特徴とする請求項3記載の半導体素子。
  5. 半導体基板の第1の能動領域上に第1の膜厚を有する第1のゲート絶縁膜と、
    前記半導体基板の第2の能動領域上に前記第1の膜厚よりも薄い第2の膜厚を有する第2のゲート絶縁膜と、
    前記第1の能動領域と前記第2の能動領域間に設けられたトレンチ素子分離絶縁領域とを備えた半導体装置であって、
    前記トレンチ素子分離領域底面の前記第1の能動領域側部分の前記半導体基板面高さである第1の高さが、前記トレンチ素子分離領域底面の前記第2の能動領域側部分の前記半導体基板面高さである第2の高さよりも低いことを特徴とする半導体装置。
  6. 前記第1の膜厚と前記第2の膜厚の差分が前記第1の高さと前記第2の高さの差分の1/2以上、2倍以下であることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 半導体基板の第1の能動領域上に第1の膜厚を有する第1のゲート絶縁膜と、前記半導体基板の第2の能動領域上に前記第1の膜厚より薄い第2の膜厚を有する第2のゲート絶縁膜とを有する半導体装置を製造する方法であって、
    前記半導体基板における前記第1の能動領域の半導体基板表面が前記第2の能動領域の半導体基板表面よりも高さが低くなるように、前記半導体基板の表面部分に加工を行う工程を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記半導体基板の表面部分に加工を行う工程では、前記第1の膜厚と前記第2の膜厚との差に対応する分、前記第1の能動領域の半導体基板表面が前記第2の能動領域の半導体基板表面よりも高さを低くすることにより、前記第1のゲート絶縁膜の表面と前記第2のゲート絶縁膜の表面の高さが略等しくなるようにすることを特徴とする請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 半導体基板における第1の能動領域の表面を露出し第2の能動領域を覆うマスクを形成する工程と、
    前記マスクを用いて酸化法により前記第1の能動領域の表面上に第1の酸化膜を形成する工程と、
    前記マスク及び前記第1の酸化膜を除去し、前記第1の能動領域の半導体基板表面が前記第2の能動領域の半導体基板表面より高さが低くなるようにする工程と、
    前記第1及び第2の能動領域の表面上に第2の酸化膜を形成する工程と、
    前記第2の酸化膜のうち、前記第1の能動領域にあるものを残存させ前記第2の能動領域にあるものを除去する工程と、
    前記半導体基板における前記第1の能動領域の前記第2の酸化膜の表面上に、前記第2の酸化膜より膜厚が薄い第3の酸化膜を、前記第2の能動領域の表面上に前記第3の酸化膜と略膜厚が等しい第4の酸化膜を形成する工程と、
    を備えることで、
    第1の能動領域上には前記第2及び第3の酸化膜を含む第1のゲート絶縁膜を形成し、前記第2の能動領域上には前記第4の酸化膜を含む第2のゲート絶縁膜を形成し、前記第1のゲート絶縁膜の表面と前記第2のゲート絶縁膜の表面との高さが略等しいことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 前記第3及び第4の酸化膜上に導電材料から成る第1の膜を堆積し、前記第1の膜上に研磨ストッパ材となる第2の膜を堆積する工程と、
    前記第1及び第2の膜に対し、前記第1、第2の能動領域上において電極の形状にパターニングし、前記第1、第2の能動領域の間の素子分離領域における前記半導体基板の表面部分に溝を形成する工程と、
    表面全体に絶縁膜を堆積する工程と、
    前記第2の膜を研磨ストッパ材として前記絶縁膜に平坦化を行う工程と、
    前記素子分離領域における前記絶縁膜にエッチングを行って高さを低くする工程と、
    前記第2の膜を除去する工程と、
    表面全体に導電材料から成る第3の膜を堆積する工程と、
    前記第3の膜に対し、前記第1、第2の能動領域上において電極の形状にパターニングする工程と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項9記載の半導体装置の製造方法。
  11. メモリセルアレイと周辺回路とを備える不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記周辺回路に含まれるトランジスタは、半導体基板の第1の能動領域上に形成され、第1の膜厚を有する第1のゲート絶縁膜を有し、
    前記メモリセルアレイに含まれるトランジスタは、前記半導体基板の第2の能動領域上に形成され、前記第1の膜厚より薄い第2の膜厚を有する第2のゲート絶縁膜を有し、
    前記半導体基板における前記第1の能動領域の半導体基板表面が、前記第2の能動領域の半導体基板表面よりも高さが低いことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  12. 前記第1の膜厚と前記第2の膜厚との差に対応する分、前記第1の能動領域の半導体基板表面が前記第2の能動領域の半導体基板表面よりも高さが低いことにより、前記第1のゲート絶縁膜の表面と前記第2のゲート絶縁膜の表面の高さが略等しいことを特徴とする請求項11記載の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 前記第1の能動領域と前記第2の能動領域との間は、絶縁膜が埋め込まれた溝によって素子分離されており、
    前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜上には、それぞれ浮遊ゲート電極、インターポリ絶縁膜、制御ゲート電極及び制御ゲート低抵抗化金属膜が形成されていることを特徴とする請求項11記載の不揮発性半導体記憶装置。
  14. 前記メモリセルアレイは、複数のメモリセルトランジスタがそれぞれ隣接するトランジスタ同士でソース、ドレインを共有するように直列接続され、その両端に選択トランジスタが配置されていることを特徴とする請求項11記載の不揮発性半導体記憶装置。
  15. メモリセルアレイと周辺回路とを備える不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記周辺回路に含まれるトランジスタは、半導体基板の第1の能動領域上に形成され、第1の膜厚を有する第1のゲート絶縁膜を有し、
    前記メモリセルアレイに含まれるトランジスタは、前記半導体基板の第2の能動領域上に形成され、前記第1の膜厚より薄い第2の膜厚を有する第2のゲート絶縁膜を有し、
    前記第1の能動領域と前記第2の能動領域との間に設けられたトレンチ素子分離絶縁領域の底面において、前記第1の能動領域側の前記半導体基板の表面の第1の高さが、前記第2の能動領域側の前記半導体基板の表面の第2の高さよりも低いことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  16. 前記メモリセルアレイは、複数のメモリセルトランジスタがそれぞれ隣接するトランジスタ同士でソース、ドレインを共有するように直列接続され、その両端に選択トランジスタが配置されていることを特徴とする請求項15記載の不揮発性半導体記憶装置。
  17. メモリセルアレイと周辺回路とを備える不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、
    前記周辺回路に含まれるトランジスタは、半導体基板の第1の能動領域上に第1の膜厚を有する第1のゲート絶縁膜を有し、
    前記メモリセルアレイに含まれるトランジスタは、前記半導体基板の第2の能動領域上に前記第1の膜厚より薄い第2の膜厚を有する第2のゲート絶縁膜を有し、
    前記第1の能動領域における前記半導体基板の表面が、前記第2の能動領域における前記半導体基板の表面よりも高さが低くなるように、前記半導体基板の表面部分に加工を行う工程を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  18. 前記半導体基板の表面部分に加工を行う工程では、前記第1の膜厚と前記第2の膜厚との差に対応する分、前記第1の能動領域の前記半導体基板の表面が前記第2の能動領域の前記半導体基板の表面よりも高さを低くすることにより、前記第1のゲート絶縁膜の表面と前記第2のゲート絶縁膜の表面の高さが略等しくなるようにすることを特徴とする請求項17記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  19. 請求項11記載の前記不揮発性半導体記憶装置が、電子カードに搭載されている、半導体装置。
  20. 電子装置が、
    カードインタフェースと、
    前記カードインタフェースに接続されたカードスロットと、
    前記カードスロットに電気的に接続されることが可能な電子カードとを備え、
    前記電子カードには、請求項11記載の前記不揮発性半導体記憶装置が搭載されている、電子装置。
  21. 請求項15記載の前記不揮発性半導体記憶装置が、電子カードに搭載されている、半導体装置。
  22. 電子装置が、
    カードインタフェースと、
    前記カードインタフェースに接続されたカードスロットと、
    前記カードスロットに電気的に接続されることが可能な電子カードとを備え、
    前記電子カードには、請求項15記載の前記不揮発性半導体記憶装置が搭載されている、電子装置。
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