JP2004107292A - 新規ビナフタレン誘導体並びにその製造方法 - Google Patents

新規ビナフタレン誘導体並びにその製造方法 Download PDF

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Shoichi Nishiyama
西山 正一
Hiroaki Tenma
天満 浩章
Hisao Eguchi
江口 久雄
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Abstract

【課題】平面光源や表示に使用される有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子若しくは電子写真感光体等の正孔輸送又は正孔注入材料として利用できる新規ビナフタレン誘導体並びにその製造方法を提供する。
【解決手段】一般式(1)で表されるビナフタレン誘導体
【化11】
Figure 2004107292

(式中、R〜Rは各々独立して水素原子、直鎖,分岐若しくは環状のアルキル基若しくはアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基であり、Ar、Arは各々独立して置換又は無置換のアリール基又は複素芳香環基を表し、さらにArとArは結合している窒素原子と共に含窒素複素環を形成してもよい。)を用いる。
【選択図】   なし

Description

【0001】
【発明に属する技術分野】
本発明は新規ビナフタレン誘導体並びにその製造方法に関するものである。該化合物は、感光材料、有機光導電材料として使用でき、さらに具体的には、平面光源や表示に使用される有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子若しくは電子写真感光体等の正孔輸送又は正孔注入材料として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
感光材料や正孔輸送材料として開発されている有機光導電材料は、低コスト、加工性が多様であり、無公害性などの多くの利点があり、多くの化合物が提案されている。例えば、オキサジアゾール誘導体(例えば、特許文献1参照)、オキサゾール誘導体(例えば、特許文献2参照)、ヒドラゾン誘導体(例えば、特許文献3参照)、トリアリールピラゾリン誘導体(例えば、特許文献4,5参照)、アリールアミン誘導体(例えば、特許文献6,7参照)、スチルベン誘導体(例えば、特許文献8,9参照)等の材料が開示されている。
【0003】
中でも4,4’,4”−トリス[N,N−(1−ナフチル)フェニルアミノ]トリフェニルアミン(1−TNATA)、4,4’,4”−トリス[N,N−(m−トリル)フェニルアミノ]トリフェニルアミン(MTDATA)、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(α−NPD)、4,4’−ビス[N−(m−トリル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(TPD)等のアリールアミン誘導体が正孔輸送又は正孔注入材料として多く使われている(例えば、非特許文献1,2参照)。しかしながら、これら材料は、安定性、耐久性に乏しいなどの難点を有する事から、現在では、優れた正孔輸送能力を有し、高Tg(=ガラス転移温度)を有した耐久性のある正孔輸送材料の開発が望まれている。
【0004】
また、アリールアミン類の製造方法として、塩基の存在下でアミン化合物によるアリールハライドのアミノ化反応において、トリアルキルホスフィン類とパラジウム化合物からなる触媒を用いる方法が知られている(例えば特許文献10参照)。
【0005】
【特許文献1】
米国特許第3189447号明細書(クレーム)
【特許文献2】
米国特許第3257203号明細書(クレーム)
【特許文献3】
特開昭54−59143号公報(特許請求の範囲)
【特許文献4】
特開昭51−93224号公報(特許請求の範囲)
【特許文献5】
特開昭55−108667号公報(特許請求の範囲)
【特許文献6】
特開昭55−144250号公報(特許請求の範囲)
【特許文献7】
特開昭56−119132号公報(特許請求の範囲)
【特許文献8】
特開昭58−190953号公報(特許請求の範囲)
【特許文献9】
特開昭59−195658号公報(特許請求の範囲)
【特許文献10】
特開平10−320949号公報(特許請求の範囲)
【非特許文献1】
「アドバンスド・マテリアルズ(Advanced Materials)」,(ドイツ国),1998年,第10巻,第14号,p1108−1112(図1、表1)
【非特許文献2】
「ジャーナル・オブ・ルミネッセンス(Journal of Luminescence)」,(オランダ国),1997年,72−74,p985−991(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、優れた正孔輸送能力を有し、またα−NPD又はMTDATAより高Tgを有し耐久性のある新規材料を提供することである。更に詳しくは有機EL素子等の正孔輸送材料に適した新規ビナフチル誘導体を提供する事である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意検討した結果、一般式(1)で示されるビナフタレン誘導体が、高Tgを有することを見いだし本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、一般式(1)で示されるビナフタレン誘導体及びその製造方法に関するものである。
【0008】
【化4】
Figure 2004107292
(式中、R〜Rは各々独立して水素原子、直鎖,分岐若しくは環状のアルキル基若しくはアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基であり、Ar、Arは各々独立して置換又は無置換のアリール基又は複素芳香環基を表し、さらにArとArは結合している窒素原子と共に含窒素複素環を形成してもよい。)
以下、本発明に関して詳細に説明する。
【0009】
一般式(1)で表されるビナフタレン誘導体において、Ar、Arは各々独立して置換又は無置換のアリール基又は複素芳香環基を表し、さらにArとArは結合している窒素原子と共に含窒素複素環を形成してもよい。
【0010】
置換又は無置換のアリール基としては、置換基を有してもよい炭素数6〜24の芳香環基であり、具体的には、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−アントリル基、9−アントリル基、2−フルオレニル基、4−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、2−メチルフェニル基、4−エチルフェニル基、3−エチルフェニル基、2−エチルフェニル基、4−n−プロピルフェニル基、4−イソプロピルフェニル基、2−イソプロピルフェニル基、4−n−ブチルフェニル基、4−イソブチルフェニル基、4−sec−ブチルフェニル基、2−sec−ブチルフェニル基、4−tert−ブチルフェニル基、3−tert−ブチルフェニル基、2−tert−ブチルフェニル基、4−n−ペンチルフェニル基、4−イソペンチルフェニル基、2−ネオペンチルフェニル基、4−tert−ペンチルフェニル基、4−n−ヘキシルフェニル基、4−(2’−エチルブチル)フェニル基、4−n−ヘプチルフェニル基、4−n−オクチルフェニル基、4−(2’−エチルヘキシル)フェニル基、4−tert−オクチルフェニル基、4−n−デシルフェニル基、4−n−ドデシルフェニル基、4−n−テトラデシルフェニル基、4−シクロペンチルフェニル基、4−シクロヘキシルフェニル基、4−(4’−メチルシクロヘキシル)フェニル基、4−(4’−tert−ブチルシクロヘキシル)フェニル基、3−シクロヘキシルフェニル基、2−シクロヘキシルフェニル基、4−エチル−1−ナフチル基、6−n−ブチル−2−ナフチル基、2,4−ジメチルフェニル基、2,5−ジメチルフェニル基、3,4−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基、2,4−ジエチルフェニル基、2,3,5−トリメチルフェニル基、2,3,6−トリメチルフェニル基、3,4,5−トリメチルフェニル基、2,6−ジエチルフェニル基、2,5−ジイソプロピルフェニル基、2,6−ジイソブチルフェニル基、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル基、2,5−ジ−tert−ブチルフェニル基、4,6−ジ−tert−ブチル−2−メチルフェニル基、5−tert−ブチル−2−メチルフェニル基、4−tert−ブチル−2,6−ジメチルフェニル基、9−メチル−2−フルオレニル基、9−エチル−2−フルオレニル基、9−n−ヘキシル−2−フルオレニル基、9,9−ジメチル−2−フルオレニル基、9,9−ジエチル−2−フルオレニル基、9,9−ジ−n−プロピル−2−フルオレニル基、4−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、2−メトキシフェニル基、4−エトキシフェニル基、3−エトキシフェニル基、2−エトキシフェニル基、4−n−プロポキシフェニル基、3−n−プロポキシフェニル基、4−イソプロポキシフェニル基、2−イソプロポキシフェニル基、4−n−ブトキシフェニル基、4−イソブトキシフェニル基、2−sec−ブトキシフェニル基、4−n−ペンチルオキシフェニル基、4−イソペンチルオキシフェニル基、2−イソペンチルオキシフェニル基、4−ネオペンチルオキシフェニル基、2−ネオペンチルオキシフェニル基、4−n−ヘキシルオキシフェニル基、2−(2’−エチルブチル)オキシフェニル基、4−n−オクチルオキシフェニル基、4−n−デシルオキシフェニル基、4−n−ドデシルオキシフェニル基、4−n−テトラデシルオキシフェニル基、4−シクロヘキシルオキシフェニル基、2−シクロヘキシルオキシフェニル基、2−メトキシ−1−ナフチル基、4−メトキシ−1−ナフチル基、4−n−ブトキシ−1−ナフチル基、5−エトキシ−1−ナフチル基、6−メトキシ−2−ナフチル基、6−エトキシ−2−ナフチル基、6−n−ブトキシ−2−ナフチル基、6−n−ヘキシルオキシ−2−ナフチル基、7−メトキシ−2−ナフチル基、7−n−ブトキシ−2−ナフチル基、2−メチル−4−メトキシフェニル基、2−メチル−5−メトキシフェニル基、3−メチル−4−メトキシフェニル基、3−メチル−5−メトキシフェニル基、3−エチル−5−メトキシフェニル基、2−メトキシ−4−メチルフェニル基、3−メトキシ−4−メチルフェニル基、2,4−ジメトキシフェニル基、2,5−ジメトキシフェニル基、2,6−ジメトキシフェニル基、3,4−ジメトキシフェニル基、3,5−ジメトキシフェニル基、3,5−ジエトキシフェニル基、3,5−ジ−n−ブトキシフェニル基、2−メトキシ−4−エトキシフェニル基、2−メトキシ−6−エトキシフェニル基、3,4,5−トリメトキシフェニル基、4−フェニルフェニル基、3−フェニルフェニル基、2−フェニルフェニル基、4−(4’−メチルフェニル)フェニル基、4−(3’−メチルフェニル)フェニル基、4−(4’−メトキシフェニル)フェニル基、4−(4’−n−ブトキシフェニル)フェニル基、2−(2’−メトキシフェニル)フェニル基、4−(4’−クロロフェニル)フェニル基、3−メチル−4−フェニルフェニル基、3−メトキシ−4−フェニルフェニル基、9−フェニル−2−フルオレニル基、4−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、2−フルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、2−クロロフェニル基、4−ブロモフェニル基、2−ブロモフェニル基、4−クロロ−1−ナフチル基、4−クロロ−2−ナフチル基、6−ブロモ−2−ナフチル基、2,3−ジフルオロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,5−ジフルオロフェニル基、2,6−ジフルオロフェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオロフェニル基、2,3−ジクロロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル基、2,5−ジブロモフェニル基、2,4,6−トリクロロフェニル基、2,4−ジクロロ−1−ナフチル基、1,6−ジクロロ−2−ナフチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニル基、2−フルオロ−5−メチルフェニル基、3−フルオロ−2−メチルフェニル基、3−フルオロ−4−メチルフェニル基、2−メチル−4−フルオロフェニル基、2−メチル−5−フルオロフェニル基、3−メチル−4−フルオロフェニル基、2−クロロ−4−メチルフェニル基、2−クロロ−5−メチルフェニル基、2−クロロ−6−メチルフェニル基、2−メチル−3−クロロフェニル基、2−メチル−4−クロロフェニル基、3−クロロ−4−メチルフェニル基、3−メチル−4−クロロフェニル基、2−クロロ−4,6−ジメチルフェニル基、2−メトキシ−4−フルオロフェニル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニル基、2−フルオロ−4−エトキシフェニル基、2−フルオロ−6−メトキシフェニル基、3−フルオロ−4−エトキシフェニル基、3−クロロ−4−メトキシフェニル基、2−メトキシ−5−クロロフェニル基、3−メトキシ−6−クロロフェニル基、5−クロロ−2,4−ジメトキシフェニル基などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
【0011】
置換又は無置換の複素芳香環基としては、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子のうち少なくとも一つのヘテロ原子を含有する芳香環基であり、例えば、4−キノリル基、4−ピリジル基、3−ピリジル基、2−ピリジル基、3−フリル基、2−フリル基、3−チエニル基、2−チエニル基、2−オキサゾリル基、2−チアゾリル基、2−ベンゾオキサゾリル基、2−ベンゾチアゾリル基、2−ベンゾイミダゾリル基などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
【0012】
高Tgを達成するためには、Ar及びArのうち少なくとも一つが置換又は無置換の縮合環式芳香族基であることが好ましく、例えば、ナフチル基、フェナントリル基、フルオレニル基の他、アントラセニル基、ピレニル基、クリセニル基、ピセニル基、ペリレニル基等を挙げることができる。さらに好ましくは、1−ナフチル基、9−フェナントリル基又は2−フルオレニル基である。
【0013】
一般式(1)で表される化合物において、さらに、ArとArは結合している窒素原子と共に含窒素複素環を形成していてもよく、置換又は無置換の−N−カルバゾリイル基、−N−フェノキサジニイル基又は−N−フェノチアジニイル基を形成していてもよい。含窒素複素環は、置換基として例えば、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基又は炭素数6〜10のアリール基で単置換又は多置換されていてもよい。これらの中で、好ましくは、無置換又はハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基若しくは炭素数6〜10のアリール基で単置換若しくは多置換の−N−カルバゾリイル基、−N−フェノキサジニイル基又は−N−フェノチアジニイル基であり、より好ましくは、無置換の−N−カルバゾリイル基、−N−フェノキサジニイル基又は−N−フェノチアジニイル基である。置換の−N−カルバゾリイル基、−N−フェノキサジニイル基又は−N−フェノチアジニイル基の具体例としては、例えば、2−メチル−N−カルバゾリイル基、3−メチル−N−カルバゾリイル基、4−メチル−N−カルバゾリイル基、3−n−ブチル−N−カルバゾリイル基、3−n−ヘキシル−N−カルバゾリイル基、3−n−オクチル−N−カルバゾリイル基、3−n−デシル−N−カルバゾリイル基、3,6−ジメチル−N−カルバゾリイル基、2−メトキシ−N−カルバゾリイル基、3−メトキシ−N−カルバゾリイル基、3−エトキシ−N−カルバゾリイル基、3−イソプロポキシ−N−カルバゾリイル基、3−n−ブトキシ−N−カルバゾリイル基、3−n−オクチルオキシ−N−カルバゾリイル基、3−n−デシルオキシ−N−カルバゾリイル基、3−フェニル−N−カルバゾリイル基、3−(4’−メチルフェニル)−N−カルバゾリイル基、3−(4’−tert−ブチルフェニル)−N−カルバゾリイル基、3−クロロ−N−カルバゾリイル基、2−メチル−N−フェノチアジニイル基などを挙げることができる。
【0014】
一般式(1)で表されるビナフタレン誘導体において、R〜Rは、各々独立して水素原子、直鎖,分岐若しくは環状のアルキル基若しくはアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基である。
【0015】
アルキル基としては、炭素数1〜18の直鎖,分岐若しくは環状のアルキル基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ステアリル基、トリクロロメチル基、トリフロロメチル基、シクロプロピル基、シクロヘキシル基、1,3−シクロヘキサジエニル基、2−シクロペンテン−1−イル基等を挙げることができる。
【0016】
アルコキシ基としては、炭素数1〜18の直鎖,分岐若しくは環状のアルコキシ基が挙げられ、具体的にはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、ステアリルオキシ基、トリフロロメトキシ基等を例示することができる。
【0017】
アリール基としては、置換基を有してもよい炭素数6〜24の芳香環であり、具体的には、フェニル基、4−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、2−メチルフェニル基、4−エチルフェニル基、3−エチルフェニル基、2−エチルフェニル基、4−n−プロピルフェニル基、4−n−ブチルフェニル基、4−イソブチルフェニル基、4−tert−ブチルフェニル基、4−シクロペンチルフェニル基、4−シクロヘキシルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、3,4−ジメチルフェニル基、1−ビフェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、9−フェナントリル基、9,9−ジアルキル−フルオレン−2−イル基、9,9−ジ−トリフルオロメチル−フルオレン−2−イル基等前記Ar又はArと同一の置換基を挙げることができる。
【0018】
又、アリールオキシ基としては、置換基を有してもよい炭素数6〜24の芳香環であり、具体的には、フェノキシ基、p−tert−ブチルフェノキシ基、3−フルオロフェノキシ基、4−フルオロフェノキシ基等を挙げることができる。
【0019】
ハロゲン原子としては弗素、塩素、臭素又はヨウ素原子がある。
【0020】
アミノ基としては、メチルアミノ基、エチルアミノ基、フェニルアミノ基等のモノ置換アミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基、ジフェニルアミノ基、N−フェニルナフチルアミノ基、ビス(アセトオキシメチル)アミノ基、ビス(アセトオキシエチル)アミノ基、ビス(アセトオキシプロピル)アミノ基、ビス(アセトオキシブチル)アミノ基、ジベンジルアミノ基等のジ置換アミノ基を例示することができるが、上記置換基に具体的に限定されるものではない。
【0021】
前記一般式(1)で表されるビナフタレン誘導体は、一般式(2)で表されるジハロビナフタレン誘導体(式中、R〜Rは各々独立して水素原子、直鎖,分岐若しくは環状のアルキル基若しくはアルコシキ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基であり、Xは塩素、臭素又は沃素原子を表す)と一般式(3)で表されるアミン化合物(式中、Ar、Arは各々独立して置換又は無置換のアリール基又は複素芳香環基を表し、さらにArとArは結合している窒素原子と共に含窒素複素環を形成してもよい。)とを塩基存在下、パラジウム触媒により反応させることにより合成することができる。
【0022】
【化5】
Figure 2004107292
【化6】
Figure 2004107292
本発明で使用するパラジウム触媒は、パラジウム化合物及び三級ホスフィンからなる。
【0023】
パラジウム化合物としては、特に限定するものではないが、例えば、ヘキサクロロパラジウム(IV)酸ナトリウム四水和物、ヘキサクロロパラジウム(IV)酸カリウム等の4価パラジウム化合物類、塩化パラジウム(II)、臭化パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、パラジウムアセチルアセトナート(II)、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジウム(II)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、ジクロロテトラアンミンパラジウム(II)、ジクロロ(シクロオクタ−1,5−ジエン)パラジウム(II)、パラジウムトリフルオロアセテート(II)等の2価パラジウム化合物類、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウムクロロホルム錯体(0)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等の0価パラジウム化合物類等が挙げられる。
【0024】
パラジウム化合物の使用量は、特に限定するものではないが、一般式(2)で表されるジハロビナフタレン誘導体1モルに対しパラジウム換算で通常0.000001〜20モル%の範囲である。パラジウム化合物が上記範囲内であれば、高い選択率でビナフタレン誘導体を合成できるが、活性を更に向上させるためには、また高価なパラジウム化合物を使用することからも、より好ましいパラジウム化合物の使用量は、ジハロビナフタレン誘導体1モルに対し、パラジウム換算で0.0001〜5モル%の範囲である。
【0025】
パラジウム化合物と組み合わせて使用される三級ホスフィンとしては、特に限定するものではなく、例えば、トリエチルホスフィン、トリ−シクロヘキシルホスフィン、トリ−イソプロピルホスフィン、トリ−n−ブチルホスフィン、トリ−iso−ブチルホスフィン、トリ−sec−ブチルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン等のトリアルキルホスフィン類が挙げられるが、これらのうち、ビナフタレン誘導体の選択性を向上させるためには、トリ−tert−ブチルホスフィンがより好ましい。
【0026】
本発明において、三級ホスフィンの使用量は、パラジウム化合物に対して通常0.01〜10000倍モルの範囲で使用すればよい。三級ホスフィンの使用量が、上記の範囲内であれば、ビナフタレン誘導体の選択率に変化はないが、活性を更に向上させるためには、また高価な三級ホスフィンを使用することからも、より好ましい三級ホスフィンの使用量は、パラジウム化合物に対して0.1〜10倍モルの範囲である。
【0027】
本発明においては、パラジウム化合物と三級ホスフィンが必須であり、両者を組み合わせて触媒として反応系に加える。添加方法は、反応系にそれぞれ単独で加えても、予め錯体の形にし調整して添加してもよい。
【0028】
本発明において使用される塩基としては、無機塩基及び/又は有機塩基から選択すればよく、特に限定するものではないが、より好ましくは、ナトリウム−メトキシド、ナトリウム−エトキシド、カリウム−メトキシド、カリウム−エトキシド、リチウム−tert−ブトキシド、ナトリウム−tert−ブトキシド、カリウム−tert−ブトキシド等のようなアルカリ金属アルコキシドであって、それらは反応場にそのまま加えても、またアルカリ金属、水素化アルカリ金属及び水酸化アルカリ金属とアルコールからその場で調製して反応場に供してもよい。
【0029】
使用される塩基の量は、反応で生成するハロゲン化水素に対し、0.5倍モル以上使用するのが好ましい。塩基の量が0.5倍モル未満では、ビナフタレン誘導体の収率が低くなる場合がある。塩基を大過剰に加えてもビナフタレン誘導体の収率に変化はないが、反応終了後の後処理操作が煩雑になることから、より好ましい塩基の量は、1〜5倍モルの範囲である。
【0030】
本発明における反応は、通常不活性溶媒存在下で行う。使用される溶媒としては、本反応を著しく阻害しない溶媒であればよく、特に限定するものではないが、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系有機溶媒や、ジエチルエーテル、テトラハイドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系有機溶媒、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホトリアミド等を挙げることができる。これらのうちより好ましくは、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系有機溶媒である。
【0031】
本発明は、常圧下、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で行うことも、また加圧下でも行うことができる。
【0032】
本発明は反応温度20℃〜300℃の範囲で行われるが、より好ましくは50℃〜200℃の範囲で行われる。
【0033】
本発明において反応時間は、ジハロビナフタレン誘導体、アミン化合物、塩基、パラジウム触媒の量及び反応温度によって一定しないが、数分〜72時間の範囲から選択すればよい。
【0034】
反応終了後、常法によって処理することにより目的とする化合物を得ることができる。
【0035】
本発明のビナフタレン誘導体は、ラセミ体又は光学活性なR体或いはS体でも特に限定されない。
【0036】
本発明の新規ビナフタレン誘導体は、有機EL素子若しくは電子写真感光体等の正孔輸送材料としのみでなく、光電変換素子、太陽電池、イメージセンサー等有機光導電材料のいずれの分野においても使用できる。
【0037】
【発明の効果】
本発明による一般式(1)で表されるビナフタレン誘導体は、従来報告された材料と比較して、安定性及び耐久性に優れた材料であり、有機EL素子若しくは電子写真感光体等の正孔輸送材料等として利用できる。
【0038】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づき、さらに詳細に説明する。
【0039】
合成例1 (6,6’−ジブロモ−2,2’−ジメトキシ−1,1’−ビナフチルの合成)
6,6’−ジブロモ−2,2’−ジヒドロキシ−1,1’−ビナフチル10g(21.8mmol)をジクロロメタン100mlに懸濁させ、40%苛性水溶液4.6gを30℃以下に保持しながら滴下した。その後、14時間加熱還流し、その後ジメチル硫酸5.49gを滴下した。4時間加熱還流したところ固体が析出したので、反応液を室温まで戻し濾過した。メタノールで洗浄の後、真空乾燥し8.9g(純度=98%)の白色粉末を得た。
1H−NMRより下記(4)の構造を有する目的化合物であることを確認した。
【0040】
1H−NMR(ppm,THF−d8);3.84(s,6H),6.98−8.10(m,10H)
【0041】
【化7】
Figure 2004107292
実施例1 (6,6’−ジ(N−フェニル−1−ナフチルアミノ)−2,2’−ジメトキシ−1,1’−ビナフチルの合成)
200ml四つ口フラスコに、6,6’−ジブロモ−2,2’−ジメトキシ−1,1’−ビナフチル8.5g(18mmol)、N−フェニル−1−ナフチルアミン8.3g(37.8mmol)及びナトリウム−tert−ブトキシド4.15g(43.2mmol)をキシレン60mlに懸濁させ、20分間系内を窒素で置換した。その後、酢酸パラジウム4mg、トリ−tert−ブチルホスフィン15mgを加え125℃で6時間加熱攪拌し反応を終了した。反応液温度を50℃に冷却し水50gを加えた。生成した粉末を濾過、更に得られた粉末をキシレンから再結晶することにより淡黄色粉末11.0gを得た(収率=81%)。
瞬間脱離質量分析法(FDMS)、元素分析より下記(5)の構造を有する目的化合物であることを確認した。
・FDMS;749
Figure 2004107292
示差走査熱量測定(DSC)によりTgを測定したところ、141℃であった。
【0042】
【化8】
Figure 2004107292
実施例2 (6,6’−ビス(ジフェニルアミノ)−2,2’−ジメトキシ−1,1’−ビナフチルの合成)
N−フェニル−1−ナフチルアミンをジフェニルアミン6.37gに変更した以外は、実施例1と同様な操作を行い下記(6)の構造を有する淡黄色粉末7.9g(収率=77%)を得た。
・FDMS;649
Figure 2004107292
【0043】
【化9】
Figure 2004107292
実施例3 (6,6’−ジ(N−m−トリル−フェニルアミノ)−2,2’−ジメトキシ−1,1’−ビナフチルの合成)
N−フェニル−1−ナフチルアミンをN−m−トリル−アニリン6.9gに変更した以外は、実施例1と同様な操作を行い下記(7)の構造を有する淡黄色粉末9.9g(収率=81%)を得た。
・FDMS;677
Figure 2004107292
【0044】
【化10】
Figure 2004107292

Claims (6)

  1. 一般式(1)で表されるビナフタレン誘導体。
    Figure 2004107292
    (式中、R〜Rは各々独立して水素原子、直鎖,分岐若しくは環状のアルキル基若しくはアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基であり、Ar、Arは各々独立して置換又は無置換のアリール基又は複素芳香環基を表し、さらにArとArは結合している窒素原子と共に含窒素複素環を形成してもよい。)
  2. 一般式(1)において、Ar及びArのうち少なくとも一つが置換又は無置換の縮合環式芳香族基である請求項1記載のビナフタレン誘導体。
  3. 縮合環式芳香族基が、1−ナフチル基、9−フェナントリル基又は2−フルオレニル基である請求項2記載のビナフタレン誘導体。
  4. 一般式(2)で表されるジハロビナフタレン(式中、R〜Rは各々独立して水素原子、直鎖,分岐若しくは環状のアルキル基若しくはアルコシキ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基であり、Xは塩素、臭素又は沃素原子を表す)と一般式(3)(式中、Ar、Arは各々独立して置換又は無置換のアリール基又は複素芳香環基を表し、さらにArとArは結合している窒素原子と共に含窒素複素環を形成してもよい。)で表されるアミン化合物とを塩基存在下、パラジウム触媒により反応させる請求項1乃至3いずれかに記載のビナフタレン誘導体の製造方法。
    Figure 2004107292
    Figure 2004107292
  5. パラジウム触媒が、三級ホスフィンとパラジム化合物からなる触媒である請求項4記載のビナフタレン誘導体の製造方法。
  6. 三級ホスフィンが、トリ−tert−ブチルホスフィンである請求項5記載のビナフタレン誘導体の製造方法。
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