JP2004106988A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回動カバーを回動させる時に、シート後端位置決め部とシート排出ローラとの干渉を防止すること。
【解決手段】シート排出ロール(R1,R2)を支持するフレーム(U1)と、前記シート排出ロール(R1,R2)の上方を被覆する排出ロール被覆部材(1)と、シートの後端部を支持するシート後端部支持部材(4)と、シート支持部本体(2)とを有する前記シート排出トレイ(TRh)と、排出ロール被覆部材(1)とシート排出トレイ(TRh)とを有し、且つ、回転軸(P1)を中心として回動可能に支持された回動カバー(U2)と、前記シート支持部本体(2)に対して相対移動可能に連結され、前記回動カバー(U2)が回動時に前記シート排出ロール(R1,R2)に干渉しない位置に移動可能に連結された前記シート後端部支持部材(4)とを備えた画像形成装置。
【選択図】 図4
【解決手段】シート排出ロール(R1,R2)を支持するフレーム(U1)と、前記シート排出ロール(R1,R2)の上方を被覆する排出ロール被覆部材(1)と、シートの後端部を支持するシート後端部支持部材(4)と、シート支持部本体(2)とを有する前記シート排出トレイ(TRh)と、排出ロール被覆部材(1)とシート排出トレイ(TRh)とを有し、且つ、回転軸(P1)を中心として回動可能に支持された回動カバー(U2)と、前記シート支持部本体(2)に対して相対移動可能に連結され、前記回動カバー(U2)が回動時に前記シート排出ロール(R1,R2)に干渉しない位置に移動可能に連結された前記シート後端部支持部材(4)とを備えた画像形成装置。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙排出ロールから排出される用紙が載置される用紙排出トレイと、前記排出ロールの上方を被覆する排出ロールカバーとを有し、前記用紙排出トレイと排出ロールカバーとが、シート排出方向後側のフレームに配置された回転軸を中心に回動可能な回動カバーを備えた画像形成装置に関し、特に、前記回動カバーを回動する場合に、前記用紙排出トレイと用紙排出ロールとが干渉しないように構成された画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、画像形成後のシートが排出されるシート排出トレイは、シート排出方向に沿って上方に傾斜して形成されたシート載置部と、前記シート載置部のシート排出方向後端に連続してほぼ鉛直に形成され、シートの後端を位置決め支持するシート後端位置決め部とを有する(例えば、特許文献1参照)。そして、シートを排出するシート排出ロールは、シートがシート後端位置決め部の上端に引っ掛からずにシート載置部に排出されるように、シート載置部側に突出して配置されている。
【0003】
前記従来の画像形成装置において、トナーカートリッジの交換等のメンテナンスを行う場合や、定着装置やシート排出ロール付近での用紙詰まり等のトラブルを解消する場合、シート排出ロールを被覆する排出ロール被覆部材やシート排出トレイを開閉して作業を行う。前記排出ロール被覆部材やシート排出トレイを開閉する方法としては、前記排出ロール被覆部材をシート排出方向後側のフレームに設けられた回転軸を中心として回転して開閉する場合(例えば、特許文献1参照)と、シート排出方向前方に設けられた回転軸を中心としてシート排出トレイを回転して開閉する場合(例えば、特許文献2参照)とが従来公知である。
【0004】
前記シート排出方向後側のフレームに回転軸が配置されている画像形成装置では、通常、前記シート排出トレイと前記排出ロール被覆部材とが一体的に形成された回動カバーを回動させて、画像形成装置の上部を開放する。しかしながら、前記シート排出ロールがシート載置部側に突出して配置されているので、シート排出トレイが回転する際に、シート後端位置決め部の上端がシート排出ロールに干渉し、それ以上開閉する(回転させる)ことができないという問題があった。実際の画像形成装置では、多数の構成部材を備えているので、各構成部材を配置する位置との関係上、全ての機種で前記干渉が発生しないように回動カバーの回転軸の位置を確保することは困難である。
【0005】
前記問題点を解決するため、下記の技術(J01),(J02)が従来公知である。
(J01)シート排出ロールを回動カバーに組み付け、回動カバー開閉時にシート排出ロールも一体的に移動させることにより、前記干渉を防止する技術。
(J02)シート後端位置決め部とシート載置部とを別の部材で構成し、シート後端位置決め部を画像形成装置のフレームに固定支持し、回動カバー開閉時にシート後端位置決め部を移動させないことにより、前記干渉を防止する技術。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−1576967号公報(第3頁〜4頁、第1図、第2図)。
【特許文献2】
特開2001−2472692号公報(第1図)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術(J01)では、シート排出ロール及びシート排出ロールに駆動力を伝達する装置(ギア等)を回動カバーに組み付けるので、回動カバーの剛性や精度を高める必要があり、コスト高になってしまう。また、回動カバーを開閉する度に、回動カバーに組み付けられた駆動力伝達装置(ギヤ等)とフレームに組み付けられた駆動装置とが連結・離脱するので、駆動力伝達装置と駆動装置とのの連結構造が複雑化してしまう。
【0008】
また、前記従来技術(J02)では、シート載置部とシート後端位置決め部とがそれぞれ別の部材に組み付けられるため、画像形成装置内部の温度が高くなった時に、組み付けられた部材からの熱伝達等の差によりシート載置部とシート後端位置決め部との間で熱膨張に差が生じ、シート排出トレイに反りが発生する場合がある。前記反りが発生すると、シート排出トレイと他の部材とが干渉したり、他の外壁形成部材との間に大きな隙間が空いたりすることがある。また、シート後端位置決め部がフレームに固定支持されているので、メンテナンス等の作業時に作業が難くなる。
【0009】
本発明は前述の事情に鑑み、下記(O01),(O02)の記載内容を課題とする。
(O01)シート排出トレイと一体的に回動する回動カバーを開閉する時に、シート後端位置決め部とシート排出ローラとの干渉を防止すること。
(O02)回動カバーの構成の複雑化や反りの発生を防止すること。
【0010】
【課題を解決するための手段】
次に、前記課題を解決するために案出した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0011】
(本発明)
前記課題を解決するために本発明の画像形成装置は下記の構成要件(A01)〜(A05)を備えたことを特徴とする。
(A01)シート(S)が排出される排出口(H1)を有し、前記排出口(H1)からシート(S)を排出するシート排出ロール(R1,R2)を支持するフレーム(U1,U1′)、
(A02)前記フレーム(U1,U1′)及びシート排出ロール(R1,R2)の上方を被覆する排出ロール被覆部材(1)、
(A03)前記フレーム(U1,U1′)のシート(S)の排出方向前方に配置されたシート排出トレイ(TRh、TRh′)であって、前記排出口(H1)から排出されたシート(S)の後端部を支持するシート後端部支持部材(4,4′)と、前記シート後端部支持部材(4,4′)のシート排出方向前方に配置されたシート支持部本体(2,2′)とを有する前記シート排出トレイ(TRh、TRh′)、
(A04)前記排出ロール被覆部材(1)と前記シート排出トレイ(TRh、TRh′)とを有し、且つ、前記フレーム(U1,U1′)のシート排出方向後側に配置された回転軸(P1)を中心として回動可能に支持された回動カバー(U2,U2′)、
(A05)前記シート支持部本体(2,2′)に対して相対移動可能に連結され、前記回動カバー(U2,U2′)の回動時に前記シート排出ロール(R1,R2)に干渉しない位置に移動可能に連結された前記シート後端部支持部材(4,4′)。
【0012】
前記構成要件(A01)〜(A05)を備えた本発明の画像形成装置では、フレーム(U1,U1′)は、排出口(H1)からシート(S)を排出するシート排出ロール(R1,R2)を支持する。排出されたシート(S)は、前記フレーム(U1,U1′)のシート排出方向前方に配置されたシート排出トレイ(TRh、TRh′)に排出される。シート排出トレイ(TRh、TRh′)に排出されたシート(S)の後端部はシート後端部支持部材(4,4′)によって支持され、シート(S)の後端部以外の部分は、前記シート後端部支持部材(4,4′)のシート排出方向前方に配置されたシート支持部本体(2,2′)によって支持される。
【0013】
前記フレーム(U1,U1′)及びシート排出ロール(R1,R2)の上方は、排出ロール被覆部材(1)によって被覆されている。前記排出ロール被覆部材(1)と前記シート排出トレイ(TRh、TRh′)とを有する回動カバー(U2,U2′)は、シート排出方向後側のフレーム(U1,U1′)に配置された回転軸(P1)を中心として回動可能に支持されている。そして、前記シート排出トレイ(TRh、TRh′)のシート後端部支持部材(4,4′)は、前記シート支持部本体(2,2′)に対して相対移動可能であり、前記回動カバー(U2,U2′)の回動時に前記シート排出ロール(R1,R2)に干渉しない位置に移動可能に連結されている。
【0014】
したがって、本発明の画像形成装置では、前記回動カバー(U2,U2′)を回動させる時に、シート後端部支持部材(4,4′)がシート排出ロール(R1,R2)に干渉することを防止できる。即ち、シート後端部支持部材(4,4′)がシート排出ロール(R1,R2)に干渉することなく回動カバー(U2,U2′)を回動させて、フレーム(U1,U1′)及びシート排出ロール(R1,R2)の上方を開閉することができる。この結果、シート排出ロール(R1,R2)を回動カバー(U2,U2′)に組み付けることによるコストアップ及び構成の複雑化や、シート載置部とシート後端位置決め部とを別の部材に固定支持することによる反りの発生や作業の困難性(メンテナンス性の低下)等を防止することができる。
【0015】
また、前記構成要件(A01)〜(A05)を備えた本発明の画像形成装置は、下記の構成要件(A06)を備えることができる。
(A06)前記シート支持部本体(2,2′)に対して回転可能に支持された前記シート後端部支持部材(4,4′)。
前記構成要件(A06)を備えた本発明の画像形成装置では、回動カバー(U2,U2′)が回動する際に、前記シート後端部支持部材(4,4′)をシート支持部材本体に対して回転させることにより、シート後端部支持部材(4,4′)がシート排出ロール(R1,R2)に干渉しない位置に移動させることができる。この結果、シート後端部支持部材(4,4′)とシート排出ロール(R1,R2)との干渉が防止され、メンテナンス性の低下や反りの発生等も防止できる。
【0016】
また、前記構成要件(A01)〜(A05)を備えた本発明の画像形成装置は、下記の構成要件(A07)を備えることができる。
(A07)前記シート支持部本体(2,2′)に対してスライド移動可能に支持された前記シート後端部支持部材(4,4′)。
前記構成要件(A07)を備えた本発明の画像形成装置では、回動カバー(U2,U2′)が回動する際に、前記シート後端部支持部材(4,4′)がシート支持部材本体に対してスライド移動することによって、シート後端部支持部材(4,4′)をシート排出ロール(R1,R2)と干渉しない位置に移動させることができる。この結果、シート後端部支持部材(4,4′)とシート排出ロール(R1,R2)との干渉が防止され、メンテナンス性の低下や反りの発生等も防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0018】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の画像形成装置の全体説明図である。
図2は実施の形態1の画像形成装置の説明図であり、図2Aはシート後端部支持部材とシート支持部本体との連結部分の要部拡大説明図、図2Bは画像形成装置上部の回動カバーを上方に開放した状態(開放位置)の斜視図である。
図3は実施の形態1の画像形成装置の分解斜視図であり、図3Aは回動カバーの斜視図、図3Bはシート後端部支持部材の斜視図、図3Cは画像形成装置本体の斜視図である。
図4は回動カバーで画像形成装置上部を被覆した状態(被覆位置)の回動カバー部分の要部拡大説明図である。
図5は回動カバーを少し開放した状態での回動カバー部分の要部拡大説明図である。
図6は回動カバーで画像形成装置上部を開放した状態(開放位置)の回動カバー部分の要部拡大説明図である。
【0019】
図1において、実施の形態1の画像形成装置としてのプリンタUは、プリンタ本体(フレーム)U1と、前記プリンタ本体U1の上部を被覆する回動カバーU2とを有し、上面には記録シートが排出される排出トレイTRhが設けられている。前記回動カバーU2は、プリンタ本体U1の上部右端壁にヒンジピン(回転軸)P1によってヒンジ連結されており、被覆位置(図1、図4に示す状態)と開放位置(図2、図6に示す状態)との間で回動可能に支持されている。即ち、前記回動カバーU2を被覆位置と開放位置との間で回動させることによってプリンタ本体U1の上部を開閉することができる。図3Aにおいて、前記回動カバーU2は、右側の排出ロール被覆部(排出ロール被覆部材)1と、前記排出ロール被覆部1と一体的に形成されたシート載置部本体(シート支持部本体)2とを有している。
【0020】
図1において、前記排出トレイTRhは、前記シート載置部本体2と、シート載置部本体2の左方(−Y側)に配置されたシート前端載置部材3と、シート載置部本体2の右方(+Y側)に配置されたシート後端部支持部材4とを有する。前記シート載置部本体2は、回動カバーU2が被覆位置(図1の状態)にある時に、左側(−Y側)に行くに従って上方に傾斜して形成されている。前記シート前端支持部材3は、プリンタ本体U1に固定支持されており、前記シート載置部本体2の左端に連続するように、左方に行くに従って上方に傾斜して形成されている。
【0021】
前記シート後端部支持部材4は、記録シートの排出方向の後端部を位置決めして支持するシート後端位置決め壁(シート後端位置決め部)4aと、前記シート後端位置決め壁4aの下端部に連続して形成され、左方(−Y方向)に行くに従って上方に傾斜して形成され且つ左端(−Y端)が前記シート載置部本体2の右端に連続するシート後端載置部4bとを有する。
【0022】
図2A、図4において、前記シート載置部本体2の右端部(+Y端部)下面には前後一対の固定軸支持部11が支持されており、前記固定軸支持部11には、固定軸12が固定支持される。
図2A、図3、図4において、前記シート後端載置部4のシート後端載置部4bの前後両端部には貫通孔形成部16が一体的に形成されており、前記貫通孔形成部16には前記固定軸12が貫通する貫通孔17(図2A参照)が形成されている。したがって、前記固定軸12及び貫通孔17によって、前記シート後端部支持部材4は回動カバーU2に対して回転可能に支持されている。
【0023】
図4〜図6において、前記回動カバーU2のシート載置部本体2の左端には下方に伸びるリブ21が一体的に形成されている。前記リブ21の右方のシート載置部本体2下面には、下方に突出する突出部22が形成されており、前記突出部22の周辺にはバネ係止部23がシート載置部本体2に一体的に形成されている。前記突出部22の下端には円板状のストッパ24がネジ止めされている。
【0024】
前記突出部22の下方には円筒状のポップアップ部材26が配置されている。前記ポップアップ部材26の上端部には、前記突出部22が貫通する貫通孔26aと、バネ係止溝26bとが形成されている。前記バネ係止部23とバネ係止溝26bとの間には圧縮バネ27が配置されており、前記圧縮バネ27によって前記ポップアップ部材26は常に下方に付勢されている。前記回動カバーU2は、図4に示す被覆位置にあるとき、図示しないポップアップ係止部材によって係止されており、前記圧縮バネ27は圧縮された状態で保持される。前記ポップアップ係止部材の構成を含むポップアップに関する機構は、従来公知なので(例えば、特開平11−157166号公報等参照)詳細な説明は省略する。
そして、前記ポップアップ係止部材による係止を解除すると、図5に示すように前記圧縮バネ27の弾性力によって回動カバーU2の左端部がポップアップする(跳ね上がる)。このとき、前記ストッパ24がポップアップ部材26の貫通孔26aの下端側の壁に係合するので、ポップアップ部材26は回動カバーU2と一体的に移動する。ポップアップした後は、ユーザが前記回動カバーU2を手動で回動させることができる。
なお、前記回動カバーU2を開閉する機構は、前記ポップアップ機構に限定されず、スナップ機構等の公知の機構を使用することができる。
【0025】
図1において、前記プリンタU内部には、前記プリンタ本体U1に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジU3及び定着ユニットU4が配置されている。前記回動カバーU2を開放位置(図2、図6に示す状態)に回動させ、プリンタ本体U1の上部を開放した状態で、プリンタ本体U1に対してプロセスカートリッジU3や定着ユニットU4の着脱が行われる。
【0026】
図1において、プリンタ本体U1はマイコンにより構成されたコントローラCと、コントローラCにより作動を制御されるIPS(イメージプロセッシングシステム)、レーザ駆動回路DL、および電源装置E等を有している。電源装置Eは、後述の帯電ロールCR、現像ロールGaおよび転写ロールTr等の被給電部材(給電される部材)にバイアス電圧を印加する。
前記IPS(イメージプロセッシングシステム)は、外部のホストコンピュータ等から入力された印字データを潜像形成用の画像データに変換して所定のタイミングでレーザ駆動回路DLに出力する。レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号をROS(潜像形成装置)に出力する。
【0027】
前記開閉可能な回動カバーU2を開放位置に移動させた状態でプリンタ本体U1に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジU3は、像担持体ユニットU3aおよび現像ユニットU3bを有している。前記プロセスカートリッジU3の像担持体ユニットU3aは、像担持体PR、帯電ロールCRおよびそれらを回転可能に支持するトナー回収容器(クリーナ)CLを有している。前記トナー回収容器CLの上面には凹部が形成されており、その凹部には持ち運びするためのハンドル(図示せず)が回動可能(起伏可能)に収容されている。
【0028】
現像ユニットU3bは、現像容器Vを有しており、現像容器V内部には現像ロールGaおよび現像剤攪拌部材Gbが回転可能に支持されている。前記現像容器Vには現像剤カートリッジ装着部V1が設けられており、前記現像剤カートリッジ装着部V1には現像剤カートリッジKが着脱可能に装着される。前記現像剤カートリッジK内部には現像剤を攪拌しながら現像容器V内の現像剤撹拌部材Gbに搬送する攪拌搬送部材Gcが回転可能に支持されている。
【0029】
回転する像担持体PRの表面は、帯電領域Q1において前記帯電ロールCRにより帯電され、潜像書込位置Q2において前記ROS(潜像書込装置)から出射するレーザビームLにより静電潜像が書き込まれる。前記静電潜像は現像領域Q3において現像ユニットU3bの現像ロールGaによりトナー像に現像され、像担持体PR及び転写ロールTrとの圧接領域により形成される転写領域Q4において転写ロールTrにより記録シートSに転写される。
像担持体PR表面の残留トナーは、転写領域Q4の下流側のクリーニング領域Q5においてクリーニングブレードCBにより除去され(擦り取られ)、トナー回収容器CLに回収される。なお、前記クリーニングブレードCBの対向する側にはフィルムシールFSが設けられており、フィルムシールFSは前記トナー回収容器CL内に回収されたトナーが外にこぼれ出るのを防止する。
【0030】
プリンタ本体U1の下部に配置された給紙トレイTR1は、その左右両側に左右方向(Y軸方向)に沿って配置された一対のレール(図示せず)に沿って左右に移動可能に支持されている。
前記給紙トレイTR1から、ピックアップロールRpにより取出された記録シートSは、リタードロールおよび給紙ロールを有するさばきロールRsにより1枚づつ分離されて、シート搬送路SHに沿って配置されたシート搬送ロールRaにより搬送され、転写領域Q4のシート搬送方向の上流側に配置されたレジロールRrにより所定のタイミングで、前記転写領域Q4に搬送される。
また、プリンタ本体U1の右側下部(+Y側−Z部)に配置された手差トレイTR0から給紙された記録シートSも前記シート搬送路SHに沿って配置されたシート搬送ロールRa、レジロールRrにより前記転写領域Q4に搬送される。
【0031】
前記コントローラCにより動作が制御される電源装置Eから所定のタイミングで転写バイアスが印加される転写ロールTrは、転写領域Q4を通過する記録シートSに像担持体PR上のトナー像を転写する。
前記転写領域Q4においてトナー像が転写された記録シートSは、トナー像が未定着の状態で定着ユニットU4に搬送される。前記定着ユニットU4は一対の定着ロールFh,Fpからなる定着装置Fを有し、前記一対の定着ロールFh,Fpの圧接領域によって定着領域Q6が形成される。前記定着ユニットU4に搬送された記録シートSは、定着領域Q6において定着装置Fの一対の定着ロールFh,Fpによりトナー像が定着される。定着トナー像が形成された記録シートSは、定着ユニットU4と一体に形成されたシートガイドSG1と、回動カバーU2に一体的に形成されたフィン状のシートガイドSG2とによってガイドされてプリンタ本体U1に支持された排出ロールR1、R2に搬送される。そして、前記記録シートSは、前記排出ロールR1、R2により排出口H1から前記排出トレイTRhに排出される。
【0032】
(実施の形態1の作用)
前記構成を備えた実施の形態1のプリンタUでは、シート後端部支持部材4が回動カバーU2に対して回転可能に支持されているので、回動カバーU2を被覆位置から開放位置に回動させる際に、シート後端部支持部材4がシート載置部本体2に対して回動する。前記シート後端部支持部材4の重心が固定軸12に対して下方に位置するので、図5に示すように、シート後端部支持部材4は、回動カバーU2が回動する際に、固定軸12を中心に下方(図5において時計回り方向)に回転する。前記シート後端部支持部材4の回転によって、シート後端位置決め壁4aの上端部が下側の排出ロールR2の下方に移動する。したがって、実施の形態1のプリンタUでは、回動カバーU2を回動させる際に、シート後端位置決め壁4aの上端部が、排出ロールR1,R2に干渉しない(衝突しない)。
【0033】
この結果、従来、シート後端部支持部材4がシート本体載置部2と一体的に移動することによって、シート後端位置決め壁4aの上端部とシート排出ロールR1、R2とが干渉すること(図5の2点鎖線参照)が防止される。また、シート排出ロールR1,R2を回動カバーU2に組み付けることによるコストアップ及び構成の複雑化や、シート載置部TRh2とシート後端位置決め壁4aとをそれぞれ別の部材に固定支持することによる反りの発生を防止できる。さらに、シート後端位置決め壁4aがプリンタ本体U1に固定支持されていないので、プロセスカートリッジU3や定着ユニットU4の交換等のメンテナンスや、紙詰まり等のトラブルの解消をする時に、メンテナンス性の低下を防止し、メンテナンス等の作業を容易に行うことができる。
【0034】
なお、実施の形態1のプリンタUにおいて、前記回動カバーU2を開放位置から被覆位置に移動させる際に、前記シート後端部支持部材4を所定の位置に位置決めして保持するためのガイド部材を設けることも可能である。
また、実施の形態1では、シート後端部支持部材4が下方(図5において時計回り)に回転するように構成されているが、逆方向(図5において反時計回り)に回転するように構成することも可能である。
さらに、前記シート後端載置部4bとシート載置部本体2とを一体形成し、シート後端位置決め部4aのみをシート載置部本体2に対して回転可能に構成することも可能である。
さらにまた、実施の形態1のプリンタUでは、回動カバーU2が回動する際に、シート後端部支持部材4が自然に下方に回転するよう構成されているが、ユーザが手動で回転させたり、モータ等の駆動装置によって回転させるように構成することも可能である。
【0035】
(実施の形態2)
図7は実施の形態2の画像形成装置の回動カバー部分の要部拡大説明図である。
なお、この実施の形態2の説明において、前記実施の形態1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施の形態2は、下記の点で前記実施の形態1と相違しているが、他の点では前記実施の形態1と同様に構成されている。
【0036】
図7において、実施の形態2のプリンタU′では、シート後端位置決め部材4′のシート後端載置部4b′の左右方向(Y軸方向)の長さが実施の形態1のシート後端載置部4bより長く構成されている。そして、回動カバーU2′のシート載置部本体2′の右端部下面(+Y端部−Z面)には、前記シート後端載置部4b′の前後両端をスライド移動可能に支持するスライド溝が形成された前後一対のスライドレール31,31(図7には後側のみ記載)が支持されている。なお、前記シート後端載置部4b′の左端部下面(−Y端部−Z面)には、下方に突出する前後一対の被ストッパ部4c′,4c′が形成されており、前記スライドレール31,31の右端部(+Y端部)には前記被ストッパ部4c′,4c′を係止するストッパ部31a、31aが内方に突出して形成されている。
【0037】
(実施の形態2の作用)
前記構成を備えた実施の形態2のプリンタU′では、プリンタU′の上部を開放する場合、シート載置部本体2′をポップアップさせて回動カバーU2′を回動させる。そのまま前記回動カバーU2′を回動させるとシート後端位置決め壁4a′の上端部がシート排出ロールR1,R2と干渉するので、ユーザが手動でシート後端部支持部材4′をスライド移動させることによって干渉が防止され、回動カバーU2′を回動できる。
【0038】
したがって、シート排出ロールR1,R2を回動カバーU2′に組み付けることによるコストアップ及び構成の複雑化や、シート載置部本体2′とシート後端位置決め壁4a′とをそれぞれ別の部材に固定支持することによる反りの発生を防止できる。また、シート後端位置決め壁4a′がプリンタ本体U1′に固定支持されていないので、メンテナンス性の低下を防止し、メンテナンス等の作業を容易に行うことができる。
【0039】
(変更例)
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01),(H02)を下記に例示する。
(H01)前記各実施の形態において、複写機やFAX等のプリンタ以外の画像形成装置に適用することも可能である。
(H02)前記実施の形態1において、シート後端位置決め壁4aを上部と下部で別体に構成し且つ、シート載置部本体2、シート後端載置部4b及びシート後端位置決め壁4aの下部を一体的に構成し、シート後端位置決め部4aの上部をシート後端位置決め部4aの下部に対して回転可能に支持する構成とすることも可能である。
【0040】
【発明の効果】
前述の本発明の画像形成装置は、下記の効果(E01),(E02)を奏することができる。
(E01)シート排出トレイと一体的に回動する回動カバーを開閉する時に、シート後端位置決め部とシート排出ローラとの干渉を防止することができる。
(E02)回動カバーの構成の複雑化や反りの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態1の画像形成装置の全体説明図である。
【図2】図2は実施の形態1の画像形成装置の説明図であり、図2Aはシート後端部支持部材とシート支持部本体との連結部分の要部拡大説明図、図2Bは画像形成装置上部の回動カバーを上方に開放した状態(開放位置)の斜視図である。
【図3】図3は実施の形態1の画像形成装置の分解斜視図であり、図3Aは回動カバーの斜視図、図3Bはシート後端部支持部材の斜視図、図3Cは画像形成装置本体の斜視図である。
【図4】図4は回動カバーで画像形成装置上部を被覆した状態(被覆位置)の回動カバー部分の要部拡大説明図である。
【図5】図5は回動カバーを少し開放した状態での回動カバー部分の要部拡大説明図である。
【図6】図6は回動カバーで画像形成装置上部を開放した状態(開放位置)の回動カバー部分の要部拡大説明図である。
【図7】図7は実施の形態2の画像形成装置の回動カバー部分の要部拡大説明図である。
【符号の説明】
H1…排出口、P1…回転軸、R1,R2…シート排出ロール、S…シート、TRh、TRh′…シート排出トレイ、U1,U1′…フレーム、U2,U2′…回動カバー、1…排出ロール被覆部材、2,2′…シート支持部本体、4,4′…シート後端部支持部材。
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙排出ロールから排出される用紙が載置される用紙排出トレイと、前記排出ロールの上方を被覆する排出ロールカバーとを有し、前記用紙排出トレイと排出ロールカバーとが、シート排出方向後側のフレームに配置された回転軸を中心に回動可能な回動カバーを備えた画像形成装置に関し、特に、前記回動カバーを回動する場合に、前記用紙排出トレイと用紙排出ロールとが干渉しないように構成された画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、画像形成後のシートが排出されるシート排出トレイは、シート排出方向に沿って上方に傾斜して形成されたシート載置部と、前記シート載置部のシート排出方向後端に連続してほぼ鉛直に形成され、シートの後端を位置決め支持するシート後端位置決め部とを有する(例えば、特許文献1参照)。そして、シートを排出するシート排出ロールは、シートがシート後端位置決め部の上端に引っ掛からずにシート載置部に排出されるように、シート載置部側に突出して配置されている。
【0003】
前記従来の画像形成装置において、トナーカートリッジの交換等のメンテナンスを行う場合や、定着装置やシート排出ロール付近での用紙詰まり等のトラブルを解消する場合、シート排出ロールを被覆する排出ロール被覆部材やシート排出トレイを開閉して作業を行う。前記排出ロール被覆部材やシート排出トレイを開閉する方法としては、前記排出ロール被覆部材をシート排出方向後側のフレームに設けられた回転軸を中心として回転して開閉する場合(例えば、特許文献1参照)と、シート排出方向前方に設けられた回転軸を中心としてシート排出トレイを回転して開閉する場合(例えば、特許文献2参照)とが従来公知である。
【0004】
前記シート排出方向後側のフレームに回転軸が配置されている画像形成装置では、通常、前記シート排出トレイと前記排出ロール被覆部材とが一体的に形成された回動カバーを回動させて、画像形成装置の上部を開放する。しかしながら、前記シート排出ロールがシート載置部側に突出して配置されているので、シート排出トレイが回転する際に、シート後端位置決め部の上端がシート排出ロールに干渉し、それ以上開閉する(回転させる)ことができないという問題があった。実際の画像形成装置では、多数の構成部材を備えているので、各構成部材を配置する位置との関係上、全ての機種で前記干渉が発生しないように回動カバーの回転軸の位置を確保することは困難である。
【0005】
前記問題点を解決するため、下記の技術(J01),(J02)が従来公知である。
(J01)シート排出ロールを回動カバーに組み付け、回動カバー開閉時にシート排出ロールも一体的に移動させることにより、前記干渉を防止する技術。
(J02)シート後端位置決め部とシート載置部とを別の部材で構成し、シート後端位置決め部を画像形成装置のフレームに固定支持し、回動カバー開閉時にシート後端位置決め部を移動させないことにより、前記干渉を防止する技術。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−1576967号公報(第3頁〜4頁、第1図、第2図)。
【特許文献2】
特開2001−2472692号公報(第1図)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術(J01)では、シート排出ロール及びシート排出ロールに駆動力を伝達する装置(ギア等)を回動カバーに組み付けるので、回動カバーの剛性や精度を高める必要があり、コスト高になってしまう。また、回動カバーを開閉する度に、回動カバーに組み付けられた駆動力伝達装置(ギヤ等)とフレームに組み付けられた駆動装置とが連結・離脱するので、駆動力伝達装置と駆動装置とのの連結構造が複雑化してしまう。
【0008】
また、前記従来技術(J02)では、シート載置部とシート後端位置決め部とがそれぞれ別の部材に組み付けられるため、画像形成装置内部の温度が高くなった時に、組み付けられた部材からの熱伝達等の差によりシート載置部とシート後端位置決め部との間で熱膨張に差が生じ、シート排出トレイに反りが発生する場合がある。前記反りが発生すると、シート排出トレイと他の部材とが干渉したり、他の外壁形成部材との間に大きな隙間が空いたりすることがある。また、シート後端位置決め部がフレームに固定支持されているので、メンテナンス等の作業時に作業が難くなる。
【0009】
本発明は前述の事情に鑑み、下記(O01),(O02)の記載内容を課題とする。
(O01)シート排出トレイと一体的に回動する回動カバーを開閉する時に、シート後端位置決め部とシート排出ローラとの干渉を防止すること。
(O02)回動カバーの構成の複雑化や反りの発生を防止すること。
【0010】
【課題を解決するための手段】
次に、前記課題を解決するために案出した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0011】
(本発明)
前記課題を解決するために本発明の画像形成装置は下記の構成要件(A01)〜(A05)を備えたことを特徴とする。
(A01)シート(S)が排出される排出口(H1)を有し、前記排出口(H1)からシート(S)を排出するシート排出ロール(R1,R2)を支持するフレーム(U1,U1′)、
(A02)前記フレーム(U1,U1′)及びシート排出ロール(R1,R2)の上方を被覆する排出ロール被覆部材(1)、
(A03)前記フレーム(U1,U1′)のシート(S)の排出方向前方に配置されたシート排出トレイ(TRh、TRh′)であって、前記排出口(H1)から排出されたシート(S)の後端部を支持するシート後端部支持部材(4,4′)と、前記シート後端部支持部材(4,4′)のシート排出方向前方に配置されたシート支持部本体(2,2′)とを有する前記シート排出トレイ(TRh、TRh′)、
(A04)前記排出ロール被覆部材(1)と前記シート排出トレイ(TRh、TRh′)とを有し、且つ、前記フレーム(U1,U1′)のシート排出方向後側に配置された回転軸(P1)を中心として回動可能に支持された回動カバー(U2,U2′)、
(A05)前記シート支持部本体(2,2′)に対して相対移動可能に連結され、前記回動カバー(U2,U2′)の回動時に前記シート排出ロール(R1,R2)に干渉しない位置に移動可能に連結された前記シート後端部支持部材(4,4′)。
【0012】
前記構成要件(A01)〜(A05)を備えた本発明の画像形成装置では、フレーム(U1,U1′)は、排出口(H1)からシート(S)を排出するシート排出ロール(R1,R2)を支持する。排出されたシート(S)は、前記フレーム(U1,U1′)のシート排出方向前方に配置されたシート排出トレイ(TRh、TRh′)に排出される。シート排出トレイ(TRh、TRh′)に排出されたシート(S)の後端部はシート後端部支持部材(4,4′)によって支持され、シート(S)の後端部以外の部分は、前記シート後端部支持部材(4,4′)のシート排出方向前方に配置されたシート支持部本体(2,2′)によって支持される。
【0013】
前記フレーム(U1,U1′)及びシート排出ロール(R1,R2)の上方は、排出ロール被覆部材(1)によって被覆されている。前記排出ロール被覆部材(1)と前記シート排出トレイ(TRh、TRh′)とを有する回動カバー(U2,U2′)は、シート排出方向後側のフレーム(U1,U1′)に配置された回転軸(P1)を中心として回動可能に支持されている。そして、前記シート排出トレイ(TRh、TRh′)のシート後端部支持部材(4,4′)は、前記シート支持部本体(2,2′)に対して相対移動可能であり、前記回動カバー(U2,U2′)の回動時に前記シート排出ロール(R1,R2)に干渉しない位置に移動可能に連結されている。
【0014】
したがって、本発明の画像形成装置では、前記回動カバー(U2,U2′)を回動させる時に、シート後端部支持部材(4,4′)がシート排出ロール(R1,R2)に干渉することを防止できる。即ち、シート後端部支持部材(4,4′)がシート排出ロール(R1,R2)に干渉することなく回動カバー(U2,U2′)を回動させて、フレーム(U1,U1′)及びシート排出ロール(R1,R2)の上方を開閉することができる。この結果、シート排出ロール(R1,R2)を回動カバー(U2,U2′)に組み付けることによるコストアップ及び構成の複雑化や、シート載置部とシート後端位置決め部とを別の部材に固定支持することによる反りの発生や作業の困難性(メンテナンス性の低下)等を防止することができる。
【0015】
また、前記構成要件(A01)〜(A05)を備えた本発明の画像形成装置は、下記の構成要件(A06)を備えることができる。
(A06)前記シート支持部本体(2,2′)に対して回転可能に支持された前記シート後端部支持部材(4,4′)。
前記構成要件(A06)を備えた本発明の画像形成装置では、回動カバー(U2,U2′)が回動する際に、前記シート後端部支持部材(4,4′)をシート支持部材本体に対して回転させることにより、シート後端部支持部材(4,4′)がシート排出ロール(R1,R2)に干渉しない位置に移動させることができる。この結果、シート後端部支持部材(4,4′)とシート排出ロール(R1,R2)との干渉が防止され、メンテナンス性の低下や反りの発生等も防止できる。
【0016】
また、前記構成要件(A01)〜(A05)を備えた本発明の画像形成装置は、下記の構成要件(A07)を備えることができる。
(A07)前記シート支持部本体(2,2′)に対してスライド移動可能に支持された前記シート後端部支持部材(4,4′)。
前記構成要件(A07)を備えた本発明の画像形成装置では、回動カバー(U2,U2′)が回動する際に、前記シート後端部支持部材(4,4′)がシート支持部材本体に対してスライド移動することによって、シート後端部支持部材(4,4′)をシート排出ロール(R1,R2)と干渉しない位置に移動させることができる。この結果、シート後端部支持部材(4,4′)とシート排出ロール(R1,R2)との干渉が防止され、メンテナンス性の低下や反りの発生等も防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0018】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の画像形成装置の全体説明図である。
図2は実施の形態1の画像形成装置の説明図であり、図2Aはシート後端部支持部材とシート支持部本体との連結部分の要部拡大説明図、図2Bは画像形成装置上部の回動カバーを上方に開放した状態(開放位置)の斜視図である。
図3は実施の形態1の画像形成装置の分解斜視図であり、図3Aは回動カバーの斜視図、図3Bはシート後端部支持部材の斜視図、図3Cは画像形成装置本体の斜視図である。
図4は回動カバーで画像形成装置上部を被覆した状態(被覆位置)の回動カバー部分の要部拡大説明図である。
図5は回動カバーを少し開放した状態での回動カバー部分の要部拡大説明図である。
図6は回動カバーで画像形成装置上部を開放した状態(開放位置)の回動カバー部分の要部拡大説明図である。
【0019】
図1において、実施の形態1の画像形成装置としてのプリンタUは、プリンタ本体(フレーム)U1と、前記プリンタ本体U1の上部を被覆する回動カバーU2とを有し、上面には記録シートが排出される排出トレイTRhが設けられている。前記回動カバーU2は、プリンタ本体U1の上部右端壁にヒンジピン(回転軸)P1によってヒンジ連結されており、被覆位置(図1、図4に示す状態)と開放位置(図2、図6に示す状態)との間で回動可能に支持されている。即ち、前記回動カバーU2を被覆位置と開放位置との間で回動させることによってプリンタ本体U1の上部を開閉することができる。図3Aにおいて、前記回動カバーU2は、右側の排出ロール被覆部(排出ロール被覆部材)1と、前記排出ロール被覆部1と一体的に形成されたシート載置部本体(シート支持部本体)2とを有している。
【0020】
図1において、前記排出トレイTRhは、前記シート載置部本体2と、シート載置部本体2の左方(−Y側)に配置されたシート前端載置部材3と、シート載置部本体2の右方(+Y側)に配置されたシート後端部支持部材4とを有する。前記シート載置部本体2は、回動カバーU2が被覆位置(図1の状態)にある時に、左側(−Y側)に行くに従って上方に傾斜して形成されている。前記シート前端支持部材3は、プリンタ本体U1に固定支持されており、前記シート載置部本体2の左端に連続するように、左方に行くに従って上方に傾斜して形成されている。
【0021】
前記シート後端部支持部材4は、記録シートの排出方向の後端部を位置決めして支持するシート後端位置決め壁(シート後端位置決め部)4aと、前記シート後端位置決め壁4aの下端部に連続して形成され、左方(−Y方向)に行くに従って上方に傾斜して形成され且つ左端(−Y端)が前記シート載置部本体2の右端に連続するシート後端載置部4bとを有する。
【0022】
図2A、図4において、前記シート載置部本体2の右端部(+Y端部)下面には前後一対の固定軸支持部11が支持されており、前記固定軸支持部11には、固定軸12が固定支持される。
図2A、図3、図4において、前記シート後端載置部4のシート後端載置部4bの前後両端部には貫通孔形成部16が一体的に形成されており、前記貫通孔形成部16には前記固定軸12が貫通する貫通孔17(図2A参照)が形成されている。したがって、前記固定軸12及び貫通孔17によって、前記シート後端部支持部材4は回動カバーU2に対して回転可能に支持されている。
【0023】
図4〜図6において、前記回動カバーU2のシート載置部本体2の左端には下方に伸びるリブ21が一体的に形成されている。前記リブ21の右方のシート載置部本体2下面には、下方に突出する突出部22が形成されており、前記突出部22の周辺にはバネ係止部23がシート載置部本体2に一体的に形成されている。前記突出部22の下端には円板状のストッパ24がネジ止めされている。
【0024】
前記突出部22の下方には円筒状のポップアップ部材26が配置されている。前記ポップアップ部材26の上端部には、前記突出部22が貫通する貫通孔26aと、バネ係止溝26bとが形成されている。前記バネ係止部23とバネ係止溝26bとの間には圧縮バネ27が配置されており、前記圧縮バネ27によって前記ポップアップ部材26は常に下方に付勢されている。前記回動カバーU2は、図4に示す被覆位置にあるとき、図示しないポップアップ係止部材によって係止されており、前記圧縮バネ27は圧縮された状態で保持される。前記ポップアップ係止部材の構成を含むポップアップに関する機構は、従来公知なので(例えば、特開平11−157166号公報等参照)詳細な説明は省略する。
そして、前記ポップアップ係止部材による係止を解除すると、図5に示すように前記圧縮バネ27の弾性力によって回動カバーU2の左端部がポップアップする(跳ね上がる)。このとき、前記ストッパ24がポップアップ部材26の貫通孔26aの下端側の壁に係合するので、ポップアップ部材26は回動カバーU2と一体的に移動する。ポップアップした後は、ユーザが前記回動カバーU2を手動で回動させることができる。
なお、前記回動カバーU2を開閉する機構は、前記ポップアップ機構に限定されず、スナップ機構等の公知の機構を使用することができる。
【0025】
図1において、前記プリンタU内部には、前記プリンタ本体U1に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジU3及び定着ユニットU4が配置されている。前記回動カバーU2を開放位置(図2、図6に示す状態)に回動させ、プリンタ本体U1の上部を開放した状態で、プリンタ本体U1に対してプロセスカートリッジU3や定着ユニットU4の着脱が行われる。
【0026】
図1において、プリンタ本体U1はマイコンにより構成されたコントローラCと、コントローラCにより作動を制御されるIPS(イメージプロセッシングシステム)、レーザ駆動回路DL、および電源装置E等を有している。電源装置Eは、後述の帯電ロールCR、現像ロールGaおよび転写ロールTr等の被給電部材(給電される部材)にバイアス電圧を印加する。
前記IPS(イメージプロセッシングシステム)は、外部のホストコンピュータ等から入力された印字データを潜像形成用の画像データに変換して所定のタイミングでレーザ駆動回路DLに出力する。レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号をROS(潜像形成装置)に出力する。
【0027】
前記開閉可能な回動カバーU2を開放位置に移動させた状態でプリンタ本体U1に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジU3は、像担持体ユニットU3aおよび現像ユニットU3bを有している。前記プロセスカートリッジU3の像担持体ユニットU3aは、像担持体PR、帯電ロールCRおよびそれらを回転可能に支持するトナー回収容器(クリーナ)CLを有している。前記トナー回収容器CLの上面には凹部が形成されており、その凹部には持ち運びするためのハンドル(図示せず)が回動可能(起伏可能)に収容されている。
【0028】
現像ユニットU3bは、現像容器Vを有しており、現像容器V内部には現像ロールGaおよび現像剤攪拌部材Gbが回転可能に支持されている。前記現像容器Vには現像剤カートリッジ装着部V1が設けられており、前記現像剤カートリッジ装着部V1には現像剤カートリッジKが着脱可能に装着される。前記現像剤カートリッジK内部には現像剤を攪拌しながら現像容器V内の現像剤撹拌部材Gbに搬送する攪拌搬送部材Gcが回転可能に支持されている。
【0029】
回転する像担持体PRの表面は、帯電領域Q1において前記帯電ロールCRにより帯電され、潜像書込位置Q2において前記ROS(潜像書込装置)から出射するレーザビームLにより静電潜像が書き込まれる。前記静電潜像は現像領域Q3において現像ユニットU3bの現像ロールGaによりトナー像に現像され、像担持体PR及び転写ロールTrとの圧接領域により形成される転写領域Q4において転写ロールTrにより記録シートSに転写される。
像担持体PR表面の残留トナーは、転写領域Q4の下流側のクリーニング領域Q5においてクリーニングブレードCBにより除去され(擦り取られ)、トナー回収容器CLに回収される。なお、前記クリーニングブレードCBの対向する側にはフィルムシールFSが設けられており、フィルムシールFSは前記トナー回収容器CL内に回収されたトナーが外にこぼれ出るのを防止する。
【0030】
プリンタ本体U1の下部に配置された給紙トレイTR1は、その左右両側に左右方向(Y軸方向)に沿って配置された一対のレール(図示せず)に沿って左右に移動可能に支持されている。
前記給紙トレイTR1から、ピックアップロールRpにより取出された記録シートSは、リタードロールおよび給紙ロールを有するさばきロールRsにより1枚づつ分離されて、シート搬送路SHに沿って配置されたシート搬送ロールRaにより搬送され、転写領域Q4のシート搬送方向の上流側に配置されたレジロールRrにより所定のタイミングで、前記転写領域Q4に搬送される。
また、プリンタ本体U1の右側下部(+Y側−Z部)に配置された手差トレイTR0から給紙された記録シートSも前記シート搬送路SHに沿って配置されたシート搬送ロールRa、レジロールRrにより前記転写領域Q4に搬送される。
【0031】
前記コントローラCにより動作が制御される電源装置Eから所定のタイミングで転写バイアスが印加される転写ロールTrは、転写領域Q4を通過する記録シートSに像担持体PR上のトナー像を転写する。
前記転写領域Q4においてトナー像が転写された記録シートSは、トナー像が未定着の状態で定着ユニットU4に搬送される。前記定着ユニットU4は一対の定着ロールFh,Fpからなる定着装置Fを有し、前記一対の定着ロールFh,Fpの圧接領域によって定着領域Q6が形成される。前記定着ユニットU4に搬送された記録シートSは、定着領域Q6において定着装置Fの一対の定着ロールFh,Fpによりトナー像が定着される。定着トナー像が形成された記録シートSは、定着ユニットU4と一体に形成されたシートガイドSG1と、回動カバーU2に一体的に形成されたフィン状のシートガイドSG2とによってガイドされてプリンタ本体U1に支持された排出ロールR1、R2に搬送される。そして、前記記録シートSは、前記排出ロールR1、R2により排出口H1から前記排出トレイTRhに排出される。
【0032】
(実施の形態1の作用)
前記構成を備えた実施の形態1のプリンタUでは、シート後端部支持部材4が回動カバーU2に対して回転可能に支持されているので、回動カバーU2を被覆位置から開放位置に回動させる際に、シート後端部支持部材4がシート載置部本体2に対して回動する。前記シート後端部支持部材4の重心が固定軸12に対して下方に位置するので、図5に示すように、シート後端部支持部材4は、回動カバーU2が回動する際に、固定軸12を中心に下方(図5において時計回り方向)に回転する。前記シート後端部支持部材4の回転によって、シート後端位置決め壁4aの上端部が下側の排出ロールR2の下方に移動する。したがって、実施の形態1のプリンタUでは、回動カバーU2を回動させる際に、シート後端位置決め壁4aの上端部が、排出ロールR1,R2に干渉しない(衝突しない)。
【0033】
この結果、従来、シート後端部支持部材4がシート本体載置部2と一体的に移動することによって、シート後端位置決め壁4aの上端部とシート排出ロールR1、R2とが干渉すること(図5の2点鎖線参照)が防止される。また、シート排出ロールR1,R2を回動カバーU2に組み付けることによるコストアップ及び構成の複雑化や、シート載置部TRh2とシート後端位置決め壁4aとをそれぞれ別の部材に固定支持することによる反りの発生を防止できる。さらに、シート後端位置決め壁4aがプリンタ本体U1に固定支持されていないので、プロセスカートリッジU3や定着ユニットU4の交換等のメンテナンスや、紙詰まり等のトラブルの解消をする時に、メンテナンス性の低下を防止し、メンテナンス等の作業を容易に行うことができる。
【0034】
なお、実施の形態1のプリンタUにおいて、前記回動カバーU2を開放位置から被覆位置に移動させる際に、前記シート後端部支持部材4を所定の位置に位置決めして保持するためのガイド部材を設けることも可能である。
また、実施の形態1では、シート後端部支持部材4が下方(図5において時計回り)に回転するように構成されているが、逆方向(図5において反時計回り)に回転するように構成することも可能である。
さらに、前記シート後端載置部4bとシート載置部本体2とを一体形成し、シート後端位置決め部4aのみをシート載置部本体2に対して回転可能に構成することも可能である。
さらにまた、実施の形態1のプリンタUでは、回動カバーU2が回動する際に、シート後端部支持部材4が自然に下方に回転するよう構成されているが、ユーザが手動で回転させたり、モータ等の駆動装置によって回転させるように構成することも可能である。
【0035】
(実施の形態2)
図7は実施の形態2の画像形成装置の回動カバー部分の要部拡大説明図である。
なお、この実施の形態2の説明において、前記実施の形態1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施の形態2は、下記の点で前記実施の形態1と相違しているが、他の点では前記実施の形態1と同様に構成されている。
【0036】
図7において、実施の形態2のプリンタU′では、シート後端位置決め部材4′のシート後端載置部4b′の左右方向(Y軸方向)の長さが実施の形態1のシート後端載置部4bより長く構成されている。そして、回動カバーU2′のシート載置部本体2′の右端部下面(+Y端部−Z面)には、前記シート後端載置部4b′の前後両端をスライド移動可能に支持するスライド溝が形成された前後一対のスライドレール31,31(図7には後側のみ記載)が支持されている。なお、前記シート後端載置部4b′の左端部下面(−Y端部−Z面)には、下方に突出する前後一対の被ストッパ部4c′,4c′が形成されており、前記スライドレール31,31の右端部(+Y端部)には前記被ストッパ部4c′,4c′を係止するストッパ部31a、31aが内方に突出して形成されている。
【0037】
(実施の形態2の作用)
前記構成を備えた実施の形態2のプリンタU′では、プリンタU′の上部を開放する場合、シート載置部本体2′をポップアップさせて回動カバーU2′を回動させる。そのまま前記回動カバーU2′を回動させるとシート後端位置決め壁4a′の上端部がシート排出ロールR1,R2と干渉するので、ユーザが手動でシート後端部支持部材4′をスライド移動させることによって干渉が防止され、回動カバーU2′を回動できる。
【0038】
したがって、シート排出ロールR1,R2を回動カバーU2′に組み付けることによるコストアップ及び構成の複雑化や、シート載置部本体2′とシート後端位置決め壁4a′とをそれぞれ別の部材に固定支持することによる反りの発生を防止できる。また、シート後端位置決め壁4a′がプリンタ本体U1′に固定支持されていないので、メンテナンス性の低下を防止し、メンテナンス等の作業を容易に行うことができる。
【0039】
(変更例)
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01),(H02)を下記に例示する。
(H01)前記各実施の形態において、複写機やFAX等のプリンタ以外の画像形成装置に適用することも可能である。
(H02)前記実施の形態1において、シート後端位置決め壁4aを上部と下部で別体に構成し且つ、シート載置部本体2、シート後端載置部4b及びシート後端位置決め壁4aの下部を一体的に構成し、シート後端位置決め部4aの上部をシート後端位置決め部4aの下部に対して回転可能に支持する構成とすることも可能である。
【0040】
【発明の効果】
前述の本発明の画像形成装置は、下記の効果(E01),(E02)を奏することができる。
(E01)シート排出トレイと一体的に回動する回動カバーを開閉する時に、シート後端位置決め部とシート排出ローラとの干渉を防止することができる。
(E02)回動カバーの構成の複雑化や反りの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態1の画像形成装置の全体説明図である。
【図2】図2は実施の形態1の画像形成装置の説明図であり、図2Aはシート後端部支持部材とシート支持部本体との連結部分の要部拡大説明図、図2Bは画像形成装置上部の回動カバーを上方に開放した状態(開放位置)の斜視図である。
【図3】図3は実施の形態1の画像形成装置の分解斜視図であり、図3Aは回動カバーの斜視図、図3Bはシート後端部支持部材の斜視図、図3Cは画像形成装置本体の斜視図である。
【図4】図4は回動カバーで画像形成装置上部を被覆した状態(被覆位置)の回動カバー部分の要部拡大説明図である。
【図5】図5は回動カバーを少し開放した状態での回動カバー部分の要部拡大説明図である。
【図6】図6は回動カバーで画像形成装置上部を開放した状態(開放位置)の回動カバー部分の要部拡大説明図である。
【図7】図7は実施の形態2の画像形成装置の回動カバー部分の要部拡大説明図である。
【符号の説明】
H1…排出口、P1…回転軸、R1,R2…シート排出ロール、S…シート、TRh、TRh′…シート排出トレイ、U1,U1′…フレーム、U2,U2′…回動カバー、1…排出ロール被覆部材、2,2′…シート支持部本体、4,4′…シート後端部支持部材。
Claims (3)
- 下記の構成要件(A01)〜(A05)を備えたことを特徴とする画像形成装置、
(A01)シートが排出される排出口を有し、前記排出口からシートを排出するシート排出ロールを支持するフレーム、
(A02)前記フレーム及びシート排出ロールの上方を被覆する排出ロール被覆部材、
(A03)前記フレームのシートの排出方向前方に配置されたシート排出トレイであって、前記排出口から排出されたシートの後端部を支持するシート後端部支持部材と、前記シート後端部支持部材のシート排出方向前方に配置されたシート支持部本体とを有する前記シート排出トレイ、
(A04)前記排出ロール被覆部材と前記シート排出トレイとを有し、且つ、前記フレームのシート排出方向後側に配置された回転軸を中心として回動可能に支持された回動カバー、
(A05)前記シート支持部本体に対して相対移動可能に連結され、前記回動カバーの回動時に前記シート排出ロールに干渉しない位置に移動可能に連結された前記シート後端部支持部材。 - 下記の構成要件(A06)を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置、
(A06)前記シート支持部本体に対して回転可能に連結された前記シート後端部支持部材。 - 下記の構成要件(A07)を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置、
(A07)前記シート支持部本体に対してスライド移動可能に連結された前記シート後端部支持部材。
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Cited By (2)
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-
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- 2002-09-17 JP JP2002270241A patent/JP2004106988A/ja active Pending
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