JP2004106050A - ろう付方法およびその方法を用いたプレート型熱交換器 - Google Patents

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Kaoru Tada
多田 薫
Mitsuo Kawai
河合 光雄
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Abstract

【課題】ろう付部の接合強度を確保し、多量生産に適する経済的なろう付方法およびその方法を用いてろう付したプレート型熱交換器を提供する。
【解決手段】ろう付所定個所に粉末ろう材とバインダーとを混練したペーストろう材をスクリーン印刷方法により塗布設置した後、該ペーストろう材上に粉末ろう材を散布、付着させた後、ろう付部材と被ろう付部材とを重ね合わせて加熱し、ろう付する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペーストろう材と粉末ろう材とをろう付所定箇所に設置しろう付する方法およびその方法でろう付したプレート型熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ろう付を行う場合、一般にはろう付部材あるいは被ろう付部材の少なくとも一方のろう付所定個所に粉末ろう材とバインダーとを混練したペーストろう材をディスペンサーを使用して塗布設置した後、ろう付部材と被ろう付部材とを重ね合わせて加熱し、ろう付している。
【0003】
しかし、ろう付する部材の面積が広い場合やろう付所定箇所が多い場合には、ディスペンサーによるペーストろう材の塗布設置に時間がかかるという問題がある。
【0004】
ディスペンサー使用によるこのような問題点を解決する方法として、ペーストろう材をスクリーン印刷により塗布設置する方法が知られており、特開2000−337789号広報にはスクリーン印刷方法により粉末ろう材を塗布してろう付を行ったプレート型熱交換器が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ペーストろう材をスクリーン印刷方法で塗布設置する方法は、ペーストろう材中の粉末ろう材が沈降分離しないように粉末ろう材の粒子を微細にしなければならないことから、ペーストろう材を厚く、言替えると粉末ろう材の量を多く塗布設置することができないため、ろう付後のろう付強度を確保することが困難であった。なお、複数回重ね塗りをすることによりろう材の量を多く塗布設置することができるが、時間がかかるという問題がある。
【0006】
本発明は、このような従来のスクリーン印刷方法によるペーストろう材を塗布設置するろう付け方法の難点を解消するためになされたものであり、ろう付部に供給されるろう材の量を多くしてろう付部の接合強度を十分に確保するとともに、多量生産に適した経済的なろう付け方法を提供することを目的としている。更に、この方法を用いてろう付したプレート型熱交換器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るろう付方法は、ろう付部材あるいは被ろう付部材の少なくとも一方のろう付所定個所に粉末ろう材とバインダーとを混練したペーストろう材をスクリーン印刷方法により塗布設置した後、該ペーストろう材上に粉末ろう材を散布、付着させ、次いで該ペーストろう材上に付着した粉末ろう材以外の余分な粉末ろう材を除去した後、ろう付部材と被ろう付部材とを重ね合わせて加熱し、ろう付することを特徴としている。
【0008】
本発明においては、ペーストろう材中の粉末ろう材の粒子径より大きな粉末ろう材をスクリーン印刷で塗布設置したペーストろう材の上に散布付着させることにより、ろう付所定箇所のろう材の量を多くすることができ、ろう付部のろう付強度を確保することができるようになる。
【0009】
粉末ろう材をスクリーン印刷方法で塗布設置したペーストろう材上に散布付着させる方法としては、粉末ろう材を吹き付ける方法や重力落下させる方法等があり、これらの方法によって効率良く、かつ確実に粉末ろう材を付着させることができる。
【0010】
スクリーン印刷方法で塗布設置したペーストろう材の上に付着した粉末ろう材以外の余分な粉末ろう材の除去は、粉末ろう材を散布した後にろう付部材を反転したり、エアーノズルからの気流等で行うことができる。
【0011】
ペーストろう材用のバインダーは有機溶剤系のものでも良いが、作業性の観点からは水溶性バインダーが望ましい。
【0012】
本発明においては、ろう付所定箇所以外の余分な粉末ろう材を除去する前あるいは後に、ペーストろう材中の水分あるいは有機溶剤を加熱、除去させることにより粉末ろう材が強固に固着し、ろう付部材と被ろう付部材との重ね合わせ時に粉末ろう材が脱落しにくくなり、作業性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について説明する。
【0014】
<実施例1>
図1に示したようなプレート型熱交換器を構成するステンレス製のプレート(1)、フィン(2)、バー(3)を用意した。また、400メッシュ以下に粒度調整したJISZ3265で規定されるBNi−2の粉末ろう材に市販の水溶性バインダーを10%混練したペーストろう材およびペーストろう材上に散布するための粉末ろう材として350メッシュ以上200メッシュ以下に粒度調整したBNi−2の粉末ろう材を用意した。
【0015】
まず、プレート(1)のろう付所定箇所にペーストろう材をスクリーン印刷方法で塗布設置後粉末ろう材を散布付着させた後、余分な粉末ろう材を除去した。次いで、100℃で3分間ペーストを乾燥させた後、プレート(1)、フィン(2)、バー(3)を重ね合わせて真空中で1080℃、20分間加熱ろう付を行い、プレート型熱交換器を完成させた。なお、ペーストろう材を塗布設置したプレート(1)のろう付所定箇所は、フィン(2)との接合部に対応する部分およびバー(3)との接合部に対応する部分とした。
【0016】
完成したプレート型熱交換器について漏洩試験を3kg/cmの圧力で行ったところ、漏洩は認められず、良好なろう付が行われていた。
【0017】
<比較例1>
実施例と同様にプレート(1)、フィン(2)、バー(3)を用意し、実施例1と同じくプレート(1)の上にペーストろう材をスクリーン印刷法で塗布設置した後、このプレート(1)とフィン(2)、バー(3)を重ね合わせ真空中で1080℃、20分間加熱ろう付を行い、プレート型熱交換器を完成させた。
【0018】
完成したプレート型熱交換器について漏洩試験を3kg/cmの圧力で行ったところ、漏洩が認められた。漏洩箇所を調べた結果、漏洩はプレート(1)とフィン(2)との接合部であった。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、従来のスクリーン印刷方法によるペーストろう材の塗布設置に比べ、ろう付所定箇所にろう材の量を多く設置できることから確実に気密なろう付ができ、特にプレート型熱交換器を多量生産する場合のろう付方法として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプレート型熱交換器の説明図である。
【符号の説明】
1プレート
2フィン
3バー

Claims (2)

  1. ろう付部材あるいは被ろう付部材の少なくとも一方のろう付所定個所に粉末ろう材とバインダーとを混練したペーストろう材をスクリーン印刷方法により塗布設置した後、該ペーストろう材上に粉末ろう材を散布、付着させ、次いで該ペーストろう材上に付着した粉末ろう材以外の余分な粉末ろう材を除去した後、ろう付部材と被ろう付部材とを重ね合わせて加熱し、ろう付することを特徴とするろう付方法。
  2. 特許請求の範囲請求項1記載のろう付方法でろう付したことを特徴とするプレート型熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109641297A (zh) * 2016-09-01 2019-04-16 林德股份公司 用于制造具有有针对性地施加到特别是翅片和封条上的钎焊材料的板式换热器块的方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109641297A (zh) * 2016-09-01 2019-04-16 林德股份公司 用于制造具有有针对性地施加到特别是翅片和封条上的钎焊材料的板式换热器块的方法
JP2019529117A (ja) * 2016-09-01 2019-10-17 リンデ アクチエンゲゼルシャフトLinde Aktiengesellschaft 特にフィンおよびサイドバーにろう材を目標通りに塗布することによりプレート型熱交換器ブロックを製造する方法

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