WO2005007596A1 - 活性銀ろう付用部品および当該部品を使用した活性銀ろう付製品 - Google Patents

活性銀ろう付用部品および当該部品を使用した活性銀ろう付製品 Download PDF

Info

Publication number
WO2005007596A1
WO2005007596A1 PCT/JP2004/010022 JP2004010022W WO2005007596A1 WO 2005007596 A1 WO2005007596 A1 WO 2005007596A1 JP 2004010022 W JP2004010022 W JP 2004010022W WO 2005007596 A1 WO2005007596 A1 WO 2005007596A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
brazing
powder
metal
ceramic
active silver
Prior art date
Application number
PCT/JP2004/010022
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
Kaoru Tada
Mituo Kawai
Original Assignee
Brazing Co., Ltd.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brazing Co., Ltd. filed Critical Brazing Co., Ltd.
Priority to JP2005511831A priority Critical patent/JPWO2005007596A1/ja
Priority to US10/565,330 priority patent/US20060243776A1/en
Publication of WO2005007596A1 publication Critical patent/WO2005007596A1/ja

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B37/00Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating
    • C04B37/02Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating with metallic articles
    • C04B37/023Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating with metallic articles characterised by the interlayer used
    • C04B37/026Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating with metallic articles characterised by the interlayer used consisting of metals or metal salts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/22Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
    • B23K35/24Selection of soldering or welding materials proper
    • B23K35/30Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 1550 degrees C
    • B23K35/3006Ag as the principal constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B37/00Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating
    • C04B37/02Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating with metallic articles
    • C04B37/023Joining burned ceramic articles with other burned ceramic articles or other articles by heating with metallic articles characterised by the interlayer used
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2237/00Aspects relating to ceramic laminates or to joining of ceramic articles with other articles by heating
    • C04B2237/02Aspects relating to interlayers, e.g. used to join ceramic articles with other articles by heating
    • C04B2237/12Metallic interlayers
    • C04B2237/125Metallic interlayers based on noble metals, e.g. silver

Definitions

  • the present invention eliminates the disadvantages of applying a paste-form active silver solder by a conventional dispenser or screen printing method, and has a high production speed and a method of industrially superior brazing of metal and ceramics.
  • the purpose is to provide brazed products and heat sinks with excellent thermal conductivity.
  • the present invention is characterized in that, in the above brazed product, the active silver brazing powder contains 90% or more of a powder having a particle diameter of 10 ⁇ m to 100 ⁇ m manufactured by an atomizing method. That is.
  • the active silver brazing powder is sprayed and fixed thereon because the amount of the binder used is smaller than in the case of conventional paste-like active silver brazing, so that the gas is used during brazing. This is because the generation of pinholes and blowholes at the joint after brazing can be reduced.

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

 製造速度が速く、ろう付部のろう材組成が均一で接合信頼性が高く、かつ臭気による作業環境の低下などの問題のないろう付方法で金属とセラミックスをろう付したろう付製品を提供する。又、このようなろう付製品を製造する際に使用されるセラミックス部品及び金属部品も開示されている。  本発明のろう付製品は、金属より成る金属部品又はセラミックスより成るセラミックス部品の少なくとも一方のろう付部位にバインダーを塗布した後、活性銀ろう粉末を散布固着し、次いで相手材の接合面と合わせた後、炉中で加熱して活性銀ろう粉末を溶融させてろう付することにより製造される。本発明のろう付部品は、金属又はセラミックスの少なくとも一方のろう付部位にバインダーが塗布され、このバインダー上に活性銀ろう粉末が散布固着されているセラミックス部品及び金属部品である。

Description

明 細 書
活性銀ろう付用部品および当該部品を使用した活性銀ろう付製品 技術分野
[0001] 本発明は、金属とセラミックスとを活性銀ろうでろう付したろう付製品、特に半導体素 子の放熱のために使用するヒートシンクに関する。又、本発明は、このようなろう付製 品を製造する際に使用される部品(ろう付用セラミックス部品又はろう付用金属部品) に関するものでもある。
^景技術
[0002] 従来より半導体素子の放熱用ヒートシンクには、銅板とアルミナ、窒化アルミニウム 又は窒化珪素の板とをダイレクトボンディングといわれる方法で接合したものが使用さ れている。
最近半導体素子の出力が大きくなつてきたが、従来のダイレクトボンディング方法で 製造するヒートシンクでは銅板を厚くすることができないために放熱が不十分となり、 また大電流を流せなレ、などの問題が生じてレ、る。
銅板を厚くしたヒートシンクを製造する方法としては、活性銀ろうと言われるチタンや ジノレコニゥム、ハフニウム等を含んだ銀ろうで銅板とセラミックス板とをろう付する方法 が知られている。更に、従来よりセラミックスと金属とをろう付する方法として、セラミツ タスのろう付面にメタライズを施し、銀ろう他のろう材を使用して金属とろう付する方法 が知られている力 この方法ではメタライス '処理の工数が力かる不具合があった。
[0003] 一般に、活性銀ろうは展延性が悪ぐ圧延で薄板ゃ箔を作ることが困難であるため 、銀粉末と銅粉末及びチタンあるいは水素化チタンの粉末とを有機溶剤系のバイン ダ一とともに混練したペースト状の活性銀ろうが一般に使用され、このペースト状の活 性銀ろうを金属あるいはセラミックスの接合面に塗布した後、炉中で加熱溶融してろう 付を行っている。また、銀粉末及び銅粉末に替えて銀と銅の合金である銀ろう粉末を 使用したペースト状活性銀ろう材ゃ水素化チタン粉末に替えて他の活性金属あるい はその化合物の粉末を使用したペースト状活性銀ろう材も開発されている。さらに、 チタンあるいはジルコニウム他の活性金属を銀及び銅とともに溶解後、 合金粉末とした活性銀ろう粉末とバインダーとを混練したペースト状活性銀ろう材も 開発されている。
[0004] 金属あるいはセラミックスのろう付部にペースト状の活性銀ろうを塗布する方法とし てディスペンサーによる方法やスクリーン印刷による方法が知られている力 ディスぺ ンサ一による方法ではペースト状の活性銀ろうを薄く均一に塗布することは困難であ り、一般にはスクリーン印刷による方法が行われている。
し力、しながら、スクリーン印刷による方法では銅板やセラミックス板が厚くなると、塗 布作業時における外周部へのペースト状ろう材の垂れを防止することが困難となり、 またスキージゃスクリーンに付着したペースト状ろう材を除去する手間力かかるなどの 不都合がある。
[0005] そこで、このようなディスペンサーやスクリーン印刷方法によるペースト状活性銀ろう 材の塗布の不具合を解消する方法として、チタンゃジノレコニゥム等の活性金属を重 量比で 2%前後含有した活性銀ろうの薄板ゃ箔を作り、これをセラミックスと金属との 間に挟んで炉中で加熱してろう付する方法も検討されている。
し力しながら、チタン等の活性金属を含む合金は展延性が悪ぐ圧延時に割れが 発生するため、活性金属を含む合金の薄板ゃ箔を製造することは工業的に問題が あった。
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0006] 本発明は、従来のディスペンサーやスクリーン印刷などの方法によってペースト状 活性銀ろうを塗布する際の不具合を解消し、製造速度が速く工業的に優れた方法で ろう付した金属とセラミックスのろう付製品、更には熱伝導性の優れたヒートシンクを提 供することを目的としている。
又、ペースト状活性銀ろう材ゃ活性銀ろう材の薄板ゃ箔を使用して金属とセラミック スをろう付する際の不具合を解消し、工業的に使用が可能な活性銀ろう付用セラミツ タス部品および活性銀ろう付用金属部品を提供することも本発明の課題である。 課題を解決するための手段
[0007] 本発明に係るろう付製品は、金属より成る金属部品とセラミックスより成るセラミックス 部品とがろう付されたろう付製品であって、該金属部品又はセラミックス部品の少なく とも一方のろう付部位にバインダーを塗布した後、該バインダー上に、下記の成分 a) 一 C):
a)銀、
b)銅、及び
c)チタン、ジルコニウム、インジウム及びスズの少なくとも 1種
を含有する活性銀ろう粉末を散布固着させ、ろう付する相手部品のろう付部位とを重 ね合せた後、炉中で加熱して前記活性銀ろう粉末を溶融させてろう付したことを特徴 とする。
[0008] 又、本発明は、上述のろう付製品において、前記活性銀ろう粉末が、アトマイズ法 で製造した 10 μ m— 100 μ mの粒径を有する粉末を 90%以上含むことを特徴とす るものである。
[0009] 更に本発明は、上述のろう付製品において、前記金属部品が銅又は銅合金製であ り、前記セラミックス部品が窒化アルミニウム又は窒化珪素製であり、前記ろう付製品 力 半導体素子の放熱用ヒートシンクであることを特徴とするものでもある。
[0010] 又、本発明に係るろう付部品は、金属又はセラミックスより成り、金属とセラミックスと のろう付を行なってろう付製品を製造する際に使用される部品であって、金属より成 る金属部品又はセラミックスより成るセラミックス部品の少なくとも一方のろう付部位に バインダーが塗布され、該バインダー上に、下記の成分 a)— c):
a)銀、
b)銅、及び
c)チタン、ジルコニウム、インジウム及びスズの少なくとも 1種
を含有する活性銀ろう粉末が散布固着されていることを特徴とする。
発明を実施するための最良の形態
[0011] 本発明において金属あるいはセラミックスの一方の接合面にバインダーを塗布する 理由は、活性銀ろう粉末を接合面に固着させるためであり、有機溶剤系のバインダー でも良いが、有機溶剤系のバインダーは塗布時及びろう付時の臭気によって作業環 境が悪くなることから、水溶性バインダーが望ましぐエチレングリコール水溶液やポリ ビュルアルコール水溶液等が挙げられる。
本発明においてバインダーを塗布した後、その上に活性銀ろう粉末を散布して固 着させる理由は、従来のペースト状活性銀ろうの場合に比べてバインダー使用量が 少なくなるためにろう付時にガスの放出を少なぐろう付後の接合部のピンホールや ブローホールの発生を少なくすることができるためである。
バインダーの塗布及び活性銀ろう粉末の散布に要する時間は、ペースト状ろう材を 利用したスクリーン印刷方法に比べて短縮でき、大量生産が可能となる。
[0012] バインダーを塗布する方法として種々の方法が知られている力 S、スプレー方法によ るバインダーの噴霧が簡単で作業も早くできることから工業的に望ましい。スプレー 方法でのバインダーの塗布状態としては、バインダーを粒状に均一に分散させること が望ましい。バインダーを粒状に均一に分散させることによって活性銀ろう粉末を接 合面に均一に分散させて固着させることができる。
本発明においてバインダーと活性銀ろう粉末を同時に散布しない理由は、活性銀 ろう粉末の回収再利用を容易にするためである。
バインダーと活性銀ろう粉末を予め混合したスラリー状の活性銀ろうを噴霧して塗 布した場合、ろう付部以外に飛散したスラリー状の活性銀ろうが塗布装置内に付着し て、回収再利用が困難になる。また、米国ウォールコルモノィ社の粉末ろう材塗布装 置を使用した場合、バインダーと粉末ろう材は別々に粉末ろう材塗布装置に供給さ れる力 ノ ンダ一の噴霧と同時に粉末ろう材が散布されて混合するため、ろう材部 以外に飛散した活性銀ろう粉末の回収再利用が困難となる。
[0013] 本発明において活性銀ろう粉末を用いている理由は、バインダーの上に銀粉末、 銅粉末およびチタンあるいは水素化チタンを順次散布する場合にはバインダーの塗 布回数が増え処理時間が増えること、またバインダーの使用量が多くなり、工業的で なレ、ことによる。バインダーの上に銀粉末、銅粉末およびチタンあるいは水素化チタ ンの粉末の混合物を散布する場合には、夫々の粒子径ゃ比重の違いによって均一 な割合に散布することが困難となる。
[0014] 本発明における活性銀ろう粉末は、 a)銀、 b)銅、及び c)チタン、ジルコニウム、イン ジゥム及びスズの少なくとも 1種、の所要量を配合し溶解後、アトマイズ方法で作った 球状粉末がバインダー上に散布しやすレ、ことから望ましレ、。
本発明における活性銀ろう粉末にインジウムゃスズ等の元素が含有されている場合 、融点が下がるために、ろう付時の作業温度 (溶融温度)が低くなり、ろう付部品の残 留応力を低下させることができるという利点がある。また、酸素や窒素はろう付特性を 低下させるために少ないほうが望ましぐ実用上はいずれも 0. 05%以下が好ましレ、
[0015] 本発明において好ましい活性銀ろう粉末の合金系を以下に示す。
1 ) Ag_Cu_In_Ti合金
この際、 Cuは 20 30%力 S好ましく、特に好ましくは 23 28%であり、 Inは 2— 16 %が好ましぐ特に好ましくは 3— 15%であり、 Tiは 1一 3%が好ましぐ特に好ましく は 1. 5- 2. 5%である。この合金は、添加された Inによって、 Inを含まない下記の A g— Cu— Ti合金に比べて融点が低ぐ低い温度でろう付ができるという利点がある。
2) Ag - Cu_Sn_Ti合金
この際、 Cuは 20— 35%力 S好ましく、 Snは 2— 15%が好ましぐ Tiは 1一 3%が好ま しく、特に好ましくは 1 · 5- 2. 5%である。この合金も、添カロされた Snによって、 Snを 含まない下記の Ag— Cu— Ti合金に比べて融点が低ぐ低い温度でろう付ができると レ、う利点がある。
3) Ag_Cu - Ti合金
この際、 Cuは 20— 35%が好ましぐ Tiは 1一 3%が好ましぐ特に好ましくは 1 · 5— 2. 5%である。
[0016] 本発明では、活性銀ろう粉末として 10 μ m— 100 μ mの粒径を有する粉末を 90% 以上含む合金粉末が使用され、この理由は、 10 z m以下の微細粉末の場合には微 細粉末が飛散したり、その粉末の回収が困難になるためであり、 l OO x m以上の粗 大粉末の場合にはろう付面に散布固着した粗大粉末がまばらとなり、良好なろう付が 困難になることによる。尚、本発明における活性銀ろう粉末の粒径は 20 z m— 80 μ mが望ましい。
[0017] 本発明において、活性銀ろうの粉末をセラミックス又は金属のろう付面にバインダー で固着させてろう付用セラミックス部品又はろう付用金属部品とする方法としては、セ ラミックス又は金属のろう付面にバインダーをスプレーで噴霧した後、その上に活性 銀ろう粉末を電磁振動子等の振動を利用したフィーダ一装置を使用して散布し、そ の後乾燥すれば良い。ノ インダ一の噴霧と活性銀ろう粉末の散布に要する時間は、 ペースト状活性銀ろう材を使用したスクリーン印刷方法に比べ大幅に短縮でき、大量 生産が可能になる。本発明のろう付用部品においては、ろう付面の単位面積あたり 前記の活性銀ろうの粉末が 0. 004g/cm2以上、好ましくは 0. 01 -0. 03g/cm2 の量にて固着されている。
[0018] 本発明において、ろう付される金属が銅又は銅合金であることが好ましい理由は、 優れた熱伝導性と電気伝導性を有するためであり、ろう付されるセラミックスとして窒 化アルミニウム又は窒化珪素が好ましレ、理由は、これらのセラミックスが半導体素子 の放熱用ヒートシンクとして必要な優れた熱伝導性と電気絶縁性を有するためである
[0019] 本発明に係るろう付用部品(ろう付用セラミックス部品及びろう付用金属部品)の活 性銀ろう粉末が固着したろう付面に、もう一方のろう付用部品のろう付面を合わせて ろう付を行うことによって、金属とセラミックスの活性銀ろう付を容易に行うことが可能と なる。この際、ろう付温度は、活性銀ろう粉末の組成によって適宜選択されるが、一般 的には 750— 900°Cである。
以下、本発明について実施例をもって詳細に説明する。
実施例
[0020] ぐ実施例 1 >
銅 27. 4%、チタン 1. 8%、残部銀及び付随的不純物よりなる合金をアルゴン雰囲 気中で溶解後、アトマイズ方法で溶湯を噴霧して活性銀ろう粉末を作製した。次いで 分級装置を用いてこれを分級し、表 1に示したように粒度分布の異なる 4種の粉末を 得た。次に、 25 X 25 X 0. 5mmの銅板の上に市販の水溶性バインダー(ポリビュル アルコール水溶液)をスプレーにより噴霧し、その上に分級した活性銀ろう粉末を電 磁フィーダ一により散布した。その後、バインダーに付着していない余分な活性銀ろ う粉末を除去してからバインダーを乾燥し、銅板に固着した活性銀ろう粉末の重量測 定を行うとともに、粉末の散布状態を目視検査した。これらの結果を表 1に示した。 [0021] [表 1]
Figure imgf000008_0001
[0022] これらの結果から、活性銀ろう粉末の粒径が 10 μ mより細かいものを多く含んだも のでは散布が良好にできず、また粒径が 100 a mより大きなものを多く含んだもので はフィーダ一での散布は良好にできるが、粉末の分布がまばらとなり、良好なろう付 が期待できないことが判明した。尚、銅板の代わりに、アルミナ板を使用した場合にも 上記と同様の結果が得られた。
[0023] <実施例 2 >
窒化アルミニウムと無酸素銅の 20mm角の角棒各 1本及び、アトマイズ法で製造し た銅 23. 7%、チタン 2. 2%、インジウム 14. 2%、酸素 0. 02%、窒素 0. 001%以 下、残部銀及び付随的不純物より成る粒径 20 μ m— 80 μ mの活性銀ろう粉末を用 し/
無酸素銅の 20mm角の面に、市販の前記水溶性バインダーをスプレーで噴霧した 後、上記の活性銀ろう粉末 0. 08gをバインダーの上に散布固着した。次いで、窒化 アルミニウムの 20mm角面を、活性銀ろう粉末を散布固着した面に突合せ、真空炉 中で 750°Cに加熱してろう付を行った。得られたろう付品より試験片を採取し、 JISに 準じて折り曲げ試験を行った。その結果、窒化アルミニウムが破損したが、ろう付部に は異常は見られず健全なろう付ができていることが判明した。尚、同様にして、窒化 アルミニウムの表面に上記バインダーをスプレー塗布し、活性銀ろう粉末を散布固着 させて無酸素銅の面とろう付けした場合にも同様の結果が得られた。
[0024] <実施例 3 >
窒化珪素と無酸素銅の 20mm角の角棒各 1本及び銅 27. 4%、チタン 1. 8%、酸 素 0. 02%、窒素 0. 001 %以下、残部銀及び付随的不純物より成る粒径 20 z m 8 0 μ mの活性銀ろう粉末を用意した。
無酸素銅の 20mm角の面に市販の前記水溶性バインダーをスプレーで噴霧した 後、活性銀ろう粉末を 0. 09gバインダーの上に散布固着した。次いで、窒化珪素の 20mm角面を活性銀ろう粉末を散布固着した面に突合せ、真空炉中で 830°Cに加 熱してろう付を行った。得られたろう付品より試験片を採取し、 JISに準じて折り曲げ試 験を行った。その結果、窒化珪素が破損したが、ろう付部には異常は見られず健全 なろう付ができていることが判明した。
尚、同様にして、窒化珪素の表面に上記バインダーをスプレー塗布し、活性銀ろう 粉末を散布固着させて無酸素銅の面とろう付けした場合にも同様の結果が得られた
[0025] <実施例 4 >
25 X 25 X 0. 6mmの窒化珪素と 25 X 25 X 1mmの無酸素銅を用意した。また、銅 24. 5%、チタン 2. 1%、インジウム 13. 8%、酸素 0. 03%、窒素 0. 001 %、残部銀 及び付随的不純物より成る粒径 20 μ m— 80 μ mの活性銀ろう粉末を用意した。 無酸素銅の 25mm角の面に市販の水溶性バインダーをスプレーで噴霧した後、活 性銀ろう粉末 0. 09gをバインダーの上に散布固着した。次いで、窒化珪素を銅板の 活性銀ろう粉末を散布固着した面に重ね合わせ、真空炉中で 750°Cに加熱してろう 付を行った。
得られたろう付部品の接合部を超音波探傷したところ、ピンホールやブローホール などが検出されず、健全なろう付ができていることが確認された。
[0026] ぐ実施例 5 >
25 X 25 X 0. 6mmの窒ィ匕ァノレミニゥムと 25 X 25 X 1mmの無酸素銅を用意した。 また、 同 26. 7%、チタン 2. 0%、スズ 4. 8%、酸素 0. 03%、室素 0. 001%、残部 銀及び付随的不純物より成る粒径 20 μ m 80 μ mの活性銀ろうの合金粉末を用意 した。
無酸素銅の 25mm角の面に市販の前記水溶性バインダーをスプレーで噴霧した 後、活性銀ろうの合金粉末 0. 10gをバインダーの上に散布固着した。次いで、窒化 珪素を銅板の活性銀ろうの合金粉末を散布固着した面に重ね合わせ、真空炉中で 8 00°Cに加熱してろう付を行った。
得られたろう付部品の接合部を超音波探傷したところ、ピンホールやブローホール などが検出されず、健全なろう付ができていることが確認された。
[0027] ぐ比較例 >
窒化アルミニウムと無酸素銅の 20mm角の角棒各 1本及び、銅 25. 7%、インジゥ ム 7. 6%、酸素 0. 02%、窒素 0. 001%以下、残部銀及び付随的不純物より成る粒 径 20 μ m 80 μ mの銀ろう粉末を用意した。
無酸素銅の 20mm角の面に、市販の前記水溶性バインダーをスプレーで噴霧した 後、上記の銀ろう粉末 0. 09gをバインダーの上に散布固着した。次いで、窒化アルミ 二ゥムの 20mm角面を、銀ろう粉末を散布固着した面に突合せ、真空炉中で 790°C に加熱した力 ろう付はできなかった。
産業上の利用可能性
[0028] 本発明の活性銀ろう付用セラミックス部品及び金属部品によれば、ペースト状活性 銀ろう材を使用する不具合がなぐ従来のろう付方法で製造したろう付部品に比べ作 業スピードが速く大量生産が可能となり、またろう付部の活性銀ろうの化学組成が均 一なことから、ろう付部の接合信頼性が高いろう付ができるなど工業上非常に有益で める。

Claims

請求の範囲
[1] 金属より成る金属部品とセラミックスより成るセラミックス部品とがろう付されたろう付 製品において、該金属部品又はセラミックス部品の少なくとも一方のろう付部位にバ インダーを塗布した後、該バインダー上に、下記の成分 a) c):
a)銀、
b)銅、及び
c)チタン、ジルコニウム、インジウム及びスズの少なくとも 1種
を含有する活性銀ろう粉末を散布固着させ、ろう付する相手部品のろう付部位とを重 ね合せた後、炉中で加熱して前記活性銀ろう粉末を溶融させてろう付したことを特徴 とするろう付製品。
[2] 前記活性銀ろう粉末が、アトマイズ法で製造した 10 μ m- 100 /i mの粒径を有する 粉末を 90%以上含むことを特徴とする請求項 1に記載のろう付製品。
[3] 前記金属部品が銅又は銅合金製であり、前記セラミックス部品が窒化アルミニウム 又は窒化珪素製であり、前記ろう付製品が、半導体素子の放熱用ヒートシンクである ことを特徴とする請求項 1又は 2に記載のろう付製品。
[4] 金属又はセラミックスより成り、金属とセラミックスとのろう付を行なってろう付製品を 製造する際に使用されるろう付用部品において、金属より成る金属部品又はセラミツ タスより成るセラミックス部品の少なくとも一方のろう付部位にバインダーが塗布され、 該バインダー上に、下記の成分 a)— c):
a)銀、
b)銅、及び
c)チタン、ジルコニウム、インジウム及びスズの少なくとも 1種
を含有する活性銀ろう粉末が散布固着されていることを特徴とするろう付用部品。
PCT/JP2004/010022 2003-07-22 2004-07-14 活性銀ろう付用部品および当該部品を使用した活性銀ろう付製品 WO2005007596A1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005511831A JPWO2005007596A1 (ja) 2003-07-22 2004-07-14 活性銀ろう付用部品および当該部品を使用した活性銀ろう付製品
US10/565,330 US20060243776A1 (en) 2003-07-22 2004-07-14 Part for active silver brazing and active silver brazing product using the part

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003300598 2003-07-22
JP2003-300598 2003-07-22
JP2003341823 2003-08-25
JP2003-341824 2003-08-25
JP2003341824 2003-08-25
JP2003-341823 2003-08-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2005007596A1 true WO2005007596A1 (ja) 2005-01-27

Family

ID=34084279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2004/010022 WO2005007596A1 (ja) 2003-07-22 2004-07-14 活性銀ろう付用部品および当該部品を使用した活性銀ろう付製品

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20060243776A1 (ja)
JP (1) JPWO2005007596A1 (ja)
WO (1) WO2005007596A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120223127A1 (en) * 2006-07-31 2012-09-06 Honeywell International Inc. Components and methods of forming protective coating systems on components
WO2012161148A1 (ja) * 2011-05-24 2012-11-29 田中貴金属工業株式会社 活性金属ろう材
JP2015174097A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 田中貴金属工業株式会社 活性金属ろう材層を備える複合材料

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4576335B2 (ja) * 2003-08-02 2010-11-04 株式会社ブレイジング ろう付用活性バインダー及び、該バインダーを用いたろう付製品の製造方法
US20070251938A1 (en) * 2006-04-26 2007-11-01 Watlow Electric Manufacturing Company Ceramic heater and method of securing a thermocouple thereto
US7696455B2 (en) * 2006-05-03 2010-04-13 Watlow Electric Manufacturing Company Power terminals for ceramic heater and method of making the same
CN101288928B (zh) * 2008-05-09 2012-02-15 中国科学技术大学 陶瓷颗粒增强复合钎料及其应用
JP4775461B2 (ja) * 2009-03-10 2011-09-21 ウシオ電機株式会社 エキシマランプ及びエキシマランプの製造方法
US9731384B2 (en) * 2014-11-18 2017-08-15 Baker Hughes Incorporated Methods and compositions for brazing
CN115055862A (zh) * 2022-06-20 2022-09-16 河北工业大学 一种低温连接WC-Co硬质合金与钢的钎料的制备方法及其应用

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04317471A (ja) * 1991-04-11 1992-11-09 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk セラミックス接合用ろう材の製造方法
JPH0936277A (ja) * 1995-07-18 1997-02-07 Mitsubishi Materials Corp パワーモジュール用基板及びその製造方法
JPH1129371A (ja) * 1997-07-10 1999-02-02 Tokuyama Corp ろう材および窒化アルミニウム部材と金属部材との接合方法
JP2000281460A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Tokuyama Corp 金属粉末ろう材および窒化アルミニウム部材と金属部材との接合方法
JP2001252760A (ja) * 2000-03-10 2001-09-18 Furukawa Electric Co Ltd:The アルミニウム合金組み立て品の短時間ろう付方法
JP2001252761A (ja) * 2000-03-09 2001-09-18 Showa Denko Kk 金属部材のろう付け方法及びろう付け用フィルム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6149051A (en) * 1997-08-07 2000-11-21 Alliedsignal Inc. Braze titanium

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04317471A (ja) * 1991-04-11 1992-11-09 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk セラミックス接合用ろう材の製造方法
JPH0936277A (ja) * 1995-07-18 1997-02-07 Mitsubishi Materials Corp パワーモジュール用基板及びその製造方法
JPH1129371A (ja) * 1997-07-10 1999-02-02 Tokuyama Corp ろう材および窒化アルミニウム部材と金属部材との接合方法
JP2000281460A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Tokuyama Corp 金属粉末ろう材および窒化アルミニウム部材と金属部材との接合方法
JP2001252761A (ja) * 2000-03-09 2001-09-18 Showa Denko Kk 金属部材のろう付け方法及びろう付け用フィルム
JP2001252760A (ja) * 2000-03-10 2001-09-18 Furukawa Electric Co Ltd:The アルミニウム合金組み立て品の短時間ろう付方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120223127A1 (en) * 2006-07-31 2012-09-06 Honeywell International Inc. Components and methods of forming protective coating systems on components
WO2012161148A1 (ja) * 2011-05-24 2012-11-29 田中貴金属工業株式会社 活性金属ろう材
JP2012240112A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 活性金属ろう材
US9375811B2 (en) 2011-05-24 2016-06-28 Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K. Active metal brazing material
JP2015174097A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 田中貴金属工業株式会社 活性金属ろう材層を備える複合材料

Also Published As

Publication number Publication date
US20060243776A1 (en) 2006-11-02
JPWO2005007596A1 (ja) 2007-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013002407A1 (ja) ろう材、ろう材ペースト、セラミックス回路基板、セラミックスマスター回路基板及びパワー半導体モジュール
JP5871450B2 (ja) 高温はんだ材料
JP5757359B2 (ja) Cu/セラミックス接合体、Cu/セラミックス接合体の製造方法、及び、パワーモジュール用基板
TW200900242A (en) Reactive multilayer joining with improved metallization techniques
US20090186195A1 (en) Reactive Multilayer Joining With Improved Metallization Techniques
JP5142198B2 (ja) 窒化珪素基板、それを用いた窒化珪素回路基板及びその用途
WO2005007596A1 (ja) 活性銀ろう付用部品および当該部品を使用した活性銀ろう付製品
TW201444035A (zh) 電力模組用基板、附散熱器的電力模組用基板、電力模組、電力模組用基板的製造方法、銅板接合用膏及接合體的製造方法
JP4576335B2 (ja) ろう付用活性バインダー及び、該バインダーを用いたろう付製品の製造方法
JP5844299B2 (ja) 接合材、接合構造体
CN102317031A (zh) 金属填料、低温连接无铅焊料、及连接结构体
Calata et al. Sintered nanosilver paste for high-temperature power semiconductor device attachment
KR102352640B1 (ko) 접합용 성형체 및 그 제조 방법
CN106346169B (zh) 空气中钎焊金刚石的膏状钎料、其制备方法及应用
JP2006049595A (ja) 銀ろうクラッド材並びにパッケージ封止用の蓋体及びリング体
JP2019220641A (ja) 接合体の製造方法
JP5535375B2 (ja) 接続シート
JP2010241627A (ja) 金属−セラミックス接合基板およびそれに用いるろう材
Zhang et al. Al/Ni multilayer used as a local heat source for mounting microelectronic components
JP2011161487A (ja) ろう付接合用ペーストとろう材設置・塗布方法
JP6969466B2 (ja) 接合用成形体の製造方法及びこの方法で得た接合用成形体を用いた接合方法
JPH04270094A (ja) ろう付用材料
JP2006120973A (ja) 回路基板および回路基板の製造方法
WO2020095411A1 (ja) 接合構造体、半導体装置及びその製造方法
JP2016015483A (ja) パッケージ封止方法及び封止用ペースト

Legal Events

Date Code Title Description
AK Designated states

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): AE AG AL AM AT AU AZ BA BB BG BR BW BY BZ CA CH CN CO CR CU CZ DE DK DM DZ EC EE EG ES FI GB GD GE GH GM HR HU ID IL IN IS JP KE KG KP KR KZ LC LK LR LS LT LU LV MA MD MG MK MN MW MX MZ NA NI NO NZ OM PG PH PL PT RO RU SC SD SE SG SK SL SY TJ TM TN TR TT TZ UA UG US UZ VC VN YU ZA ZM ZW

AL Designated countries for regional patents

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): BW GH GM KE LS MW MZ NA SD SL SZ TZ UG ZM ZW AM AZ BY KG KZ MD RU TJ TM AT BE BG CH CY CZ DE DK EE ES FI FR GB GR HU IE IT LU MC NL PL PT RO SE SI SK TR BF BJ CF CG CI CM GA GN GQ GW ML MR NE SN TD TG

121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2005511831

Country of ref document: JP

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2006243776

Country of ref document: US

Ref document number: 10565330

Country of ref document: US

122 Ep: pct application non-entry in european phase
WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 10565330

Country of ref document: US