JP2000167774A - ダイヤモンドカッターの製造方法及びダイヤモンドカッター並びにダイヤモンドカッター製造治具 - Google Patents
ダイヤモンドカッターの製造方法及びダイヤモンドカッター並びにダイヤモンドカッター製造治具Info
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Abstract
するダイヤモンド粒子が互いに所定間隔をもってダイヤ
モンド層に固着され、ダイヤモンド粒子の固着強度を高
めてダイヤモンド粒子の脱落を防止できるダイヤモンド
カッターの製造方法及びダイヤモンドカッター並びにダ
イヤモンドカッター製造治具を提供する。 【解決手段】 ダイヤモンドカッターCの製造方法
は、基板10にバインダとボンド粉とを混練したボンド
(登録商標)ペーストを取着させるボンドペースト取着
工程と、ボンドペースト取着工程の後で所望に穿孔され
たスクリーン30をボンドペースト取着範囲に被覆する
スクリーン被覆工程と、ボンドペーストを被覆したスク
リーン30上から粘性物質40を塗布する塗布工程と、
塗布工程の後でスクリーン30を取り除くスクリーン除
去工程と、スクリーン30の穿孔部分31から粘性物質
40が付着したボンドペースト面にダイヤモンド砥粒2
2を接触させるダイヤモンド砥粒付着工程と、脱バイン
ダ処理後ボンドを溶融させることによって基板10とダ
イヤモンド層を一体に形成する。
Description
ーの製造方法及びダイヤモンドカッター並びにダイヤモ
ンドカッター製造治具に係り、特に石材、コンクリート
などの切断に用いるのに好適なダイヤモンドカッターの
製造方法及びダイヤモンドカッター並びにダイヤモンド
カッター製造治具に関するものである。
ダイヤモンド層が形成されたダイヤモンドカッターは公
知である。そして、このようなダイヤモンドカッターと
しては、例えば特公昭55−22194号公報で示され
ているように、「一時的な結合剤を使用して金属基材表
面にダイヤモンド結晶とろう付け用合金の粒子を附着さ
せて組立てたものを造る工程と、該組合せを還元性雰囲
気または真空中で約1300℃以下の温度迄に加熱して
ろう付け用合金を熔融する工程、該組合せを冷却して該
ろう付け用合金を固化させダイヤモンドを基材に結合す
る工程よりなり、ここに該ろう付け用合金はニッケルお
よびコバルトからなる群から選ばれた1種または2種の
金属の少なくとも50重量%、クロムの2〜26重量
%、および硼素、珪素、燐より成る群より選ばれた1種
または2種以上の元素の合計12重量%以下よりなる、
金属基材にダイヤモンド結晶を結合する」技術が知られ
ている。
れているように、「化学的または物理的に表面処理され
た前記砥石刃取付部に、有機糊剤と結合材として自溶合
金粉末の混合物を塗布し、その後乾燥させ、さらに有機
糊剤を塗布し、砥粒を散布し、乾燥させ次いで、非酸化
性雰囲気中において900〜1150°Cの加熱温度に
加熱し、前記自溶合金の融着により前記砥石刃取付部に
前記砥粒を固定し、前記加熱温度から徐々に冷却する」
技術が知られている。
ンドペーストにダイヤモンド砥粒を附着させるときに篩
を利用したり、直接散布することにより、ダイヤモンド
層を形成している。
モンド砥粒を篩や散布することによっているため、ダイ
ヤモンド層を形成するボンドペーストにダイヤモンド粒
子が、一部分に団塊となって附着したり、ダイヤモンド
粒子同士が隣接して結合することになり、ダイヤモンド
粒子の固着が弱くなるという不都合があった。すなわ
ち、このようにダイヤモンド粒子が団塊になったり、ダ
イヤモンド粒子が隣接した状態は、ダイヤモンド粒子を
固定するためのボンドペーストが、ダイヤモンド粒子の
周りに少ない状態となり、ダイヤモンド粒子の固着力の
低下を意味するものである。
るダイヤモンド粒子が互いに所定間隔をもってダイヤモ
ンド層に固着され、ダイヤモンド粒子の固着強度を高め
てダイヤモンド粒子の脱落を防止できるダイヤモンドカ
ッターの製造方法及びダイヤモンドカッター並びにダイ
ヤモンドカッター製造治具を提供することにある。
ダイヤモンドカッターの製造方法によれば、取付部が形
成された基板と、該基板の外周端面に取着されたダイヤ
モンド層と、を備えたダイヤモンドカッターの製造方法
において、前記基板にバインダとボンド粉とを混練した
ボンドペーストを取着させるボンドペースト取着工程
と、該ボンドペースト取着工程の後で所望に穿孔された
スクリーンを前記ボンドペースト取着範囲に被覆するス
クリーン被覆工程と、前記ボンドペーストを被覆したス
クリーン上から粘性物質を塗布する塗布工程と、該塗布
工程の後で前記スクリーンを取り除くスクリーン除去工
程と、前記スクリーンの穿孔部分から粘性物質が付着し
た前記ボンドペースト面にダイヤモンド砥粒を接触させ
るダイヤモンド砥粒付着工程と、脱バインダ処理後前記
ボンドを溶融させることによって基板とダイヤモンド層
を一体に形成してなる構成とすることにより、解決され
る。
後で所望に穿孔されたスクリーンを前記ボンドペースト
取着範囲に被覆するスクリーン被覆工程と、前記ボンド
ペーストを被覆したスクリーン上から粘性物質を塗布す
る塗布工程を行なうことにより、ボンドペーストに塗布
される粘性物質は、スクリーンを除去すると、スクリー
ンの小孔が形成された範囲だけとなる。したがって、ス
クリーンを除去した後でダイヤモンド砥粒を接触させる
と、ダイヤモンド粒子は、粘性物質が塗布された個所、
すなわちスクリーンに形成された小孔の位置に付着する
ことになる。このようにしてスクリーンに形成された小
孔にしたがって、ダイヤモンド粒子を所定間隔で付着さ
せたダイヤモンド層を形成することができる。
モンドカッターによれば、取付部が形成された基板と、
該基板の外周端面に取着されたダイヤモンド層と、を備
えたダイヤモンドカッターであって、前記ダイヤモンド
層はボンドペーストにより所定間隔でダイヤモンド砥粒
が配列されて前記基板に固定されている構成とすること
により、解決される。
トにより所定間隔でダイヤモンド砥粒が配列されて前記
基板に固定されているダイヤモンドカッターによれば、
ダイヤモンド粒子が所定間隔で配置されているために、
ダイヤモンド粒子の固着強度が高まる。そして、ダイヤ
モンド層に均一にダイヤモンド粒子を配置して固着され
ているために、被切削材に対して均一な切り口となり、
切削がスムーズに行なわれることになる。
ヤモンドカッター製造治具によれば、取付部が形成され
た基板と、該基板の外周端面に取着されたダイヤモンド
層と、を備えたダイヤモンドカッターの製造過程で用い
られるダイヤモンドカッター製造治具であって、ダイヤ
モンド層となる部分を被覆するスクリーン部材と、該ス
クリーン部材に所望間隔で形成された多数の小孔とから
形成されている構成とすることにより、解決される。
リーン部材に形成する小孔の間隔や数を調整することに
より、ダイヤモンド粒子を一定間隔で所望数配置するこ
とが可能となり、ダイヤモンドカッターにおけるダイヤ
モンド粒子の配置調整が可能となる。またダイヤモンド
粒子が団塊になったり、隣接して配置されることがない
ために、各ダイヤモンド粒子が溶融ボンドによって確実
に基板に固定できることになる。
としてダイヤモンドチップを用いた例を示すが、これに
限定されるものではなく、基板に直接ダイヤモンド層を
形成してもよい。本発明のダイヤモンドカッターCは、
基板10にダイヤモンドチップ20を取着しており、こ
のダイヤモンドチップは、基台にバインダペーストとボ
ンド粉とを混練したボンドペーストを取着させ、ボンド
ペースト取着範囲に所望に穿孔されたスクリーンを被覆
し、このスクリーン上から粘性物質を塗布し、塗布工程
の後でスクリーンを取り除き、スクリーンの穿孔部分か
ら粘性物質が付着したボンドペースト面にダイヤモンド
砥粒を接触させ、脱バインダ処理後ボンドを溶融させる
ことによって基板とダイヤモンド層を一体に形成するこ
とにより製造することが可能となる。
きがなく、均等に配置することが可能となり、ダイヤモ
ンド層の全ての部分で切削が均等に行うことが可能とな
る。
照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等
は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿
って各種改変することができることは勿論である。
ものであり、図1はダイヤモンドカッターの一例として
ダイヤモンドチップとして適用したときの製造工程を示
す説明図、図2乃至図4は製造工程の拡大説明図、図5
は製造工程のブロック図、図6はダイヤモンドカッター
の一例を示す正面図である。また図7はダイヤモンドカ
ッター製造治具としてのスクリーンの例を示す説明図で
ある。
示すように、基板10と、ダイヤモンドチップ20と、
ダイヤモンド粒子(砥粒)22と、を主要構成要素とし
ており、ダイヤモンドチップ20は、基台21とダイヤ
モンド粒子(砥粒)22とを固定するボンドペースト層
23から構成されている。そして上記円形基板10の外
周に、ダイヤモンド粒子(砥粒)22が取着されたダイ
ヤモンドチップ20を焼結等により固着している。
基板10は中心に取付孔11が形成され、円形形状とし
て形成されている。本例の基板10は、冷間プレスで成
形されている。また、本例の基板10は、外周端面が同
一円の面に形成され、所定間隔で冷却用溝等が形成され
ているものを用いている。このとき、基板10の外周端
面に若干の凹凸等が形成されている場合には、基台21
を基板外周端面と整合するような形状に成形する。しか
し、外周端面に若干の凹凸等が形成されたり、溝を設け
ていないものを用いても良い。
の製造方法について、図1乃至5を参照して説明する。
本発明のダイヤモンドカッターCは、基板10にダイヤ
モンドチップ20を取着しており、このダイヤモンドチ
ップ20は、基台21にバインダペーストとボンド粉と
を混練したボンドペースト23を取着させ、ボンドペー
スト取着範囲に所望に穿孔されたスクリーン30を被覆
し、このスクリーン30上から粘性物質40を塗布し、
塗布工程の後でスクリーン30を取り除き、スクリーン
30の穿孔部分から粘性物質40が付着したボンドペー
スト面にダイヤモンド砥粒22を接触させ、少なくとも
ボンドペースト23中のバインダを除去した後、ダイヤ
モンド砥粒22の周辺部分のボンドを溶融させて基板1
0とダイヤモンド層を一体に形成することにより製造す
る。これをさらに詳細に説明する。
を混練してボンドペースト23を作成する。ボンドペー
スト23を構成するペースト用バインダとボンド粉は、
公知の材料を使用するものであり、本例で使用するボン
ドペースト23としては、ダイヤとの化学的親和力の高
いTi、Cr等を含むボンドであり、ダイヤに対するボ
ンドの濡れが良く、ダイヤ保持力がかなり強化されてい
る。基台21(基板10)との接着力は、ボンドと基台
21(基板10)が化学的に結合され、溶融に伴う拡散
もあるので、接着力は比較的強固となる。具体的にはC
u−Sn−Ti系や、Niロウ系のボンドと、各種のバ
インダ用ペーストを用いてボンドペーストを形成してい
る。
ば、市販の水溶性メチルセルロースを約3.3倍量の水
で希釈した有機糊剤、その他糊材等の粘着のある物質を
使用する。
0℃が適正温度範囲であり、ボンドとダイヤの濡れ具合
が良好となる。また適正脱脂条件について説明すると、
脱脂の昇温速度が速すぎると急激なバインダの分解ガス
でボンドとダイヤの飛散が生じる。そこで、真空脱脂は
バインダ熱分解温度まで5℃/minで昇温し20mi
n保持の条件が有効である。使用金属粉としては、ブロ
ンズ粉が溶融温度が低めで溶融状態が安定している。ま
たCuPの添加をすることにより、濡れ性を改善するこ
とができる。
ースト用バインダとボンド粉からなるボンドペースト2
3を、ディスペンサなどの射出機や刷毛を使用して、ダ
イヤモンドチップ20を構成する基台21に塗布等によ
り取着する。そして、次に述べるスクリーン30を固着
させないように、若干の所定時間を経過させて、乾燥さ
せる。
取着範囲にスクリーン30を被覆する。本例のスクリー
ン30は、断面コ字状の枠体であり、ボンドペースト2
3が取着された基台端部に嵌合可能に形成されている。
スクリーン30はボンドペースト23の取り付けを考慮
して、基台21より若干大き目で基台21と略同形状に
形成されている。そして、基台21にスクリーン30を
被覆するように嵌合させる。
被覆するように形成しても良く、或いは所定長さに形成
し、この所定長さに形成された複数のスクリーン30を
用いて基台端部を被覆するように構成しても良い。スク
リーン30には、所望箇所に多数の小孔31が穿孔され
ており、この小孔31を介して、粘性物質40が基台2
1に塗布されるように構成されている。
から形成されている。このようにスクリーン30を金属
製とすることにより、表面や小孔31に付着した粘性物
質40を取り除いて再使用することが可能となり、低コ
スト化を実現するとともに、廃棄物を減少させて環境へ
の影響を抑えることができる。またスクリーン30を単
一金属で形成することにより、リサイクルが可能となり
資源の有効利用を図ることが可能となる。
限定されるものではなく、基台21(基板10)の端部
形状に合わせて、各種形成するものである。例えば図7
(a)に示すスクリーン30は、端部側が薄く中心部に
向けて厚みが増した形状の基台21(基板10)に用い
られるものであり、図7(b)に示すスクリーン30
は、端部がアール形状の基台21(基板10)に用いら
れるものである。さらに図7(c)に示すスクリーン3
0は端部側が薄く、且つ端部がアール形状の基台21
(基板10)に用いられるものである。
ず、紙製或いは樹脂フィルム製とすることもできる。紙
製や樹脂フィルム製のスクリーン30とすれば、製造時
において、各基台21(基板10)に常に新しいスクリ
ーン30を使用することが可能となり、生産効率の向上
を図ることができる。
0に、粘性物質40をディスペンサなどの射出機や刷毛
を使用して塗布する。塗布された粘性物質40は、スク
リーン30の小孔31を介して基台21に付着する。
リーン30を取り外す。スクリーン30が取り外された
基台21表面には、図3に示すように、スクリーン30
の小孔31と同様のパターンで粘性物質40が付着して
いる。
着させる。ダイヤモンド砥粒22としては通常40〜5
0メッシュのダイヤモンド粒子を使用する。ダイヤモン
ド砥粒22は、図1及び図3に示すように、予め作業台
等の上に所定量が載せられており、このダイヤモンド砥
粒22中に前記基台21の粘性物質40が付着した側を
接触させ、基台21にダイヤモンド砥粒22を付着させ
る。
体に形成するため、加熱炉の炉内にセットし、排気を行
う。処理は、乾燥、昇温、減圧脱脂、溶融、炉冷(真空
冷却)、取り出しの順で行なう。なお製造における加熱
条件としては、温度120℃で乾燥し、5℃/minで
昇温し、脱脂は、180℃20min保持〜380℃2
0min保持で行なうと好適である。次に溶融について
昇温を30℃/minで行い、900℃〜1100℃で
15min保持する。次に、炉冷(真空冷却)を行なう
が、約7℃/minで行なう。さらに外熱炉体移動を6
00℃で行ない、その後取り出す。なお上記では、溶融
接合時の炉内真空度10−5〜10−6Torrとして
いる。
ンド粒子を単一層に保持したダイヤモンドチップ20を
得ることができる。そしてこのダイヤモンドチップ20
を基板10に取着してダイヤモンドカッターCが形成さ
れる。なお上記実施例では複数の基台21にダイヤモン
ド砥粒22を取着させ、基台21を基板10に貼着した
構成例を示したが、基板10に直接ダイヤモンド砥粒2
2を取着させた構成としても良い。またダイヤモンドカ
ッターCとしては、円形基板の外周にダイヤモンド層が
形成されたダイヤモンドホイール、筒状の一方端面側に
ダイヤモンドチップを取りつけたコアビット、皿状のダ
イヤモンドカッター等各種形態のものとすることが可能
である。
造するときも、スクリーンとしては、上記各ダイヤモン
ド層を形成する構成に合わせて、各種形成するものであ
る。スクリーンの形状をダイヤモンドチップの形状に合
わせて構成することにより、所望形状のダイヤモンド砥
粒層を取着することができる。
カッターの製造方法によれば、ボンドペースト取着工程
の後で所望に穿孔されたスクリーンを前記ボンドペース
ト取着範囲に被覆するスクリーン被覆工程と、前記ボン
ドペーストを被覆したスクリーン上から粘性物質を塗布
する塗布工程を行なうことにより、ボンドペーストに塗
布される粘性物質は、スクリーンを除去すると、スクリ
ーンの小孔が形成された範囲だけとなる。したがって、
スクリーンを除去した後でダイヤモンド砥粒を接触させ
ると、ダイヤモンド粒子は、粘性物質が塗布された個
所、すなわちスクリーンに形成された小孔の位置に付着
することになる。このようにしてスクリーンに形成され
た小孔にしたがって、ダイヤモンド粒子を所定間隔で付
着させたダイヤモンド層を形成することができる。
れば、ダイヤモンド粒子が所定間隔で配置されているた
めに、ダイヤモンド粒子の固着強度が高まる。そして、
ダイヤモンド層に均一にダイヤモンド粒子を配置して固
着されているために、被切削材に対して均一な切り口と
なり、切削がスムーズに行なわれることになる。
造治具としてのスクリーン部材によれば、スクリーン部
材に形成する小孔の間隔や数を調整することにより、ダ
イヤモンド粒子を一定間隔で所望数配置することが可能
となり、ダイヤモンドカッターにおけるダイヤモンド粒
子の配置調整が可能となる。またダイヤモンド粒子が団
塊になったり、隣接して配置されることがないために、
各ダイヤモンド粒子が溶融ボンドによって確実に基板に
固定できることになる。
イヤモンドチップとして適用したときの製造工程を示す
説明図である。
る。
ーンの例を示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 取付部が形成された基板と、該基板の外
周端面に取着されたダイヤモンド層と、を備えたダイヤ
モンドカッターの製造方法において、前記基板にバイン
ダとボンド粉とを混練したボンドペーストを取着させる
ボンドペースト取着工程と、該ボンドペースト取着工程
の後で所望に穿孔されたスクリーンを前記ボンドペース
ト取着範囲に被覆するスクリーン被覆工程と、前記ボン
ドペーストを被覆したスクリーン上から粘性物質を塗布
する塗布工程と、該塗布工程の後で前記スクリーンを取
り除くスクリーン除去工程と、前記スクリーンの穿孔部
分から粘性物質が付着した前記ボンドペースト面にダイ
ヤモンド砥粒を接触させるダイヤモンド砥粒付着工程
と、脱バインダ処理後前記ボンドを溶融させることによ
って基板とダイヤモンド層を一体に形成してなることを
特徴とするダイヤモンドカッターの製造方法。 - 【請求項2】 取付部が形成された基板と、該基板の外
周端面に取着されたダイヤモンド層と、を備えたダイヤ
モンドカッターであって、前記ダイヤモンド層はボンド
材料により所定間隔でダイヤモンド砥粒が配列されて前
記基板に固定されていることを特徴とするダイヤモンド
カッター。 - 【請求項3】 取付部が形成された基板と、該基板の外
周端面に取着されたダイヤモンド層と、を備えたダイヤ
モンドカッターの製造過程で用いられるダイヤモンドカ
ッター製造治具であって、ダイヤモンド層となる部分を
被覆するカバー部材と、該カバー部材に所望間隔で形成
された多数の小孔とから形成されていることを特徴とす
るダイヤモンドカッター製造治具。
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JP30172298A JP4269018B2 (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | ダイヤモンドカッターの製造方法及びダイヤモンドカッター |
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