JP2004105866A - 排ガス冷却装置及び排ガス冷却方法 - Google Patents

排ガス冷却装置及び排ガス冷却方法 Download PDF

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Abstract

【課題】排ガスダクトの内壁、ガス冷却装置の内壁に溶融塩が付着することなく排ガスを冷却できる排ガス冷却装置を提供する。
【解決手段】溶融炉1からの排ガス2を導入する導入管15と、導入管の外側に配置される管状体16と、導入管と管状体とで画成される環状部18に、冷却用ガスAを環状部の中心軸周りに旋回するよう導入する導入口19と、導入管から排出される排ガスと環状部18から排出される冷却用ガスAとが混合するガス混合室13とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶融炉からの排ガスを冷却する排ガス冷却装置、排ガス冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、溶融炉101から排出される排ガス102を冷却する従来のガス冷却室111の構成を示す模式的断面図である。焼却灰、発電所からの灰(共に不図示)を溶融する溶融炉101の排ガス排出口103から排出された排ガス102は、排ガスダクト104を通ってガス冷却室111に導かれ、ガス冷却室111で後述のように空気希釈によって冷却される。
【0003】
溶融炉101には、焼却灰等(不図示)が供給され、焼却灰等が溶融炉101で溶融され排ガス102が発生する。排ガス102中に含まれる飛灰の主成分は、例えばNaCl、KCl、NaSO、KSO等の塩類の混合物であり、これらの混合物の融点は約600℃であり、沸点は約1200℃である。溶融炉101内の温度は1500℃であるので、これらの飛灰はガス状態である。したがって、溶融炉101から排出された排ガス102は、排ガスダクト104内を通過してガス冷却室111で冷却されるまでの間に、その飛灰の温度が、必ず融点を通過することになる(例えば、特開平7−127841号公開公報を参照)。よって、飛灰が排ガスダクト104やガス冷却室111の内壁117に融着する可能性がある。
【0004】
排ガスダクト104の排ガス排出口103近傍には、冷却空気Aを挿入する冷却空気挿入口105を有する冷却空気挿入ノズル110が設けられている。冷却空気挿入口105にはブロワ(不図示)が接続され、該ブロワから送られる冷却空気Aは、冷却空気挿入ノズル110から排ガスダクト104内に流入する。ガス冷却室111には、冷却空気Bを供給する冷却空気供給ダクト112が設けられている。冷却空気Aは、一定量供給され、ガス冷却室111に流れ込む冷却空気の一部分であり、大部分は冷却空気供給ダクト112から自然吸気によって供給される冷却空気Bである。
ガス冷却室111には、排ガス排出口120が設けられ、排ガス排出口120には排ガスダクト123が接続されている。排ガス102は、不図示の誘引装置によって誘引され、排ガス排出口120から排ガスダクト123を通って排出される。
【0005】
図3は、冷却空気挿入ノズル110近傍の部分の排ガスダクト104の構造を示す部分断面図である。図3(A)は、部分縦断面図、図3(B)は、図3(A)のQ−Q断面図である。図示するように、排ガスダクト104は、排ガスダクト104を構成する外管104Aの内部を耐火物106でライニングして形成され、冷却空気挿入ノズル110は、耐火物106の内壁面に設けた環状溝107内に開口している。冷却空気挿入ノズル110は、環状溝107に流入する冷却空気Aが環状溝107の内面の接線方向から流入するように設けられている。即ち、冷却空気挿入ノズル110の長手方向と該環状溝107の内面接線方向とが一致するように設けられている。
【0006】
上記のように冷却空気Aを排ガスダクト104の環状溝107の内面接線方向から吹き込むことにより、冷却空気Aは、環状溝107を図3(B)中反時計回りにグルグル回る旋回流となり、環状溝107から溢れ排ガスダクト104内を旋回しながら、排ガス102の流れの影響を受けガス冷却室111へ向かって進む。これにより排ガスダクト104の内壁面、即ち耐火物の内面に冷却空気Aの層108が形成され、溶融炉101からの排ガス102はこの冷却空気Aの層108で囲まれた管状の空間を通って流れることになる。言い換えると排ガス102は冷却空気Aの層108により排ガスダクト104の内壁面から離れた位置を通ることになる。これにより、排ガス102に含まれる付着性のある溶融塩等が環状溝107下流側の排ガスダクト104内壁に付着するのが防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような従来のガス冷却室111によれば、ガス冷却室111内での排ガス102と冷却空気Bとの混合がうまくいかず、ガス冷却室111の内壁117、ガス冷却室111下流の排ガスダクト123の内壁に溶融塩の付着物(20〜30mの長さ)ができることがあった。
【0008】
そこで本発明は、ガス冷却装置から排ガスを排出する排ガスダクトの内壁、ガス冷却装置の内壁に溶融塩が付着することなく排ガスを冷却できる排ガス冷却装置、排ガス冷却方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による排ガス冷却装置は、例えば図1に示すように、溶融炉1からの排ガス2を導入する導入管15と;導入管15の外側に配置される管状体16と;導入管15と管状体16とで画成される環状部18に、冷却用ガスAを環状部18の中心軸周りに旋回するよう導入する導入口25と;導入管15から排出される排ガス2と環状部18から排出される冷却用ガスAとが混合するガス混合室13とを備える。
【0010】
このように構成すると、導入口25と、ガス混合室13とを備えるので、導入口25によって、環状部18に冷却用ガスAを環状部18の中心軸周りに旋回するよう導入し、ガス混合室13で、導入管15から排出される、溶融炉1からの排ガス2と環状部18から排出される冷却用ガスAとを混合することができる。環状部18から排出される冷却用ガスAは、導入管15から排出される排ガス2の周りを排ガス2の進行方向周りに旋回するので、導入管15の出口部15Bの外側では、排ガス2の圧力が冷却用ガスAの圧力より高くなる。したがって、導入管15を出た排ガス2は、膨張するので外側に広がり、旋回する冷却用ガスAによって急速に攪拌され、希釈されて、冷却される。よって、排ガス2の攪拌、希釈は、ガス混合室13で行われるので、排ガス2中にガス状態で含まれた物質が、ガス冷却装置11から排ガス2を排出する排ガスダクト23の内壁、ガス冷却装置11の内壁17に付着するのを防止することができる。なお、溶融炉1からの排ガス2は、高温であり、常温で固形物である物質をガス状態で含む。また、冷却用ガスは、冷却用空気を含む。
【0011】
請求項1に記載の排ガス冷却装置において、前記導入される冷却用ガスAの環状部18内での流速を10〜50m/s以上とするとよい。
【0012】
このように構成すると、旋回する冷却用ガスAの流速が高いので、導入管15の出口部の外側では、排ガス2の圧力が冷却用ガスAの圧力より高くなる。したがって、導入管15を出た排ガス2は、大きい膨張速度で膨張して外側に広がり、外側に広がる間に旋回する冷却用ガスAによって攪拌され、希釈されて、冷却される。よって、排ガス2の攪拌、希釈が、ガス混合室13で行われ、排ガス2中にガス状態で含まれる物質が、排ガスダクト23の内壁、ガス冷却装置11の内壁に付着することを防止することができる。
【0013】
請求項2に係る発明による排ガス冷却装置は、請求項1に記載の排ガス冷却装置において、図1に示すように、管状体16が、導入管15と管状体16との間の相対的移動を吸収する移動吸収機構22を有する。
【0014】
このように構成すると、管状体16が移動吸収機構22を有するので、導入管15と管状体16との間の相対的移動を移動吸収機構22によって吸収することができ、導入管15の熱移動を吸収することができ、導入管15に接続される排ガスダクト4の排ガス冷却装置11に対する熱移動を吸収することができる。また、管状体16の内側には冷却用ガスAが供給されるので、移動吸収熱機構22の温度を低く維持することができ、移動吸収熱機構22に特別な耐熱対策を施す必要がない。
【0015】
上記目的を達成するために、請求項3に係る発明による排ガス冷却方法は、例えば図1に示すように、溶融炉1からの排ガス2を導入し、排ガス2の流れの周囲に、排ガス2と混合しないよう排ガス2の移動方向周りに流速を持たせて旋回させつつ、排ガス2の移動方向と同じ方向に移動するよう、冷却用ガスAを導入する工程と;導入される排ガス2と導入される冷却用ガスAとを混合させて排ガス2を冷却する工程とからなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1(A)は、本発明の実施の形態に係る、溶融炉1(図中、部分的に表示)から排出された、高温の排ガス2(1100〜1200℃)を冷却する、排ガス冷却装置としてのガス冷却室11を示す側面断面ブロック図である。
【0017】
溶融炉1は、都市ごみ、下水汚泥、その他の廃棄物を不図示の焼却炉で焼却することにより発生する焼却灰(不図示)を約1500℃で溶融処理する。溶融炉1は、プラズマ式、抵抗式、アーク式の溶融炉1とするとよい。焼却灰の溶融処理によって溶融炉1で高温の排ガス2が発生する。溶融炉1は、常温で固形物である物質をガス状態で含む高温の排ガス2を、排出する排ガス排出口3を備え、排ガス排出口3には、排ガスダクト4が接続されている。焼却灰は、発電所からの灰(不図示)であってもよい。
【0018】
ガス冷却室11は、導入フランジ部12と、鉛直方向上下に長い略筒型をしたガス混合室としてのガス冷却室本体13と、排ガス2をガス冷却室本体13へ導入する導入路14とを備える。導入フランジ部12は、溶融炉1からの排ガス2を導入する導入口12Aを有し、排ガスダクト4に接続されている。導入路14は、導入管としての内管15と管状体としての外管16とを含んで構成される。導入路14は水平に配置され、導入路14の外管16は、その一端16Aが移動吸収機構としてのエキスパンション22を介して導入フランジ部12に接続し、その他端16Bがガス冷却室本体13に接続するよう構成されている。内管15は、外管16の内側に配置されている。内管15と外管16は水平に配置され、互いに平行で、中心軸を一致させて配置されている。内管15は、その一端15Aが導入フランジ部12に接続され、内管15の、出口部としての他端15Bは、自由端である。他端15Bには、テーパー部(先端に向かって外径が減少し内径が増加)が形成され、他端15Bは、ガス冷却室本体13の内壁17の延長面より、ガス冷却室本体13の中心に向かって僅かに突き出した位置に配置されている。
【0019】
エキスパンション22を内管15の外側に配置し、排ガス2を内管15内に通し、内管15の外側でエキスパンション22の内側に後述のように大気の冷却用ガスとしての冷却空気Aを通しているので、溶融炉1の排ガスダクト4の接続部の熱移動による、排ガスダクト4のガス冷却室11側の端部4Bの変位の吸収を、高温仕様のエキスパンション22を用いることなく、比較的常温仕様に近い温度仕様のエキスパンション22を用いて行うことができる。
【0020】
ガス冷却室11は、冷却された排ガス2をさらに排出する排ガス排出口20を鉛直方向上側に備える。排ガス2は、不図示の誘引装置によって誘引され、排ガス排出口20から排出される。ガス冷却室11は、冷却された排ガス2から固化した固化物を排出する固化物排出口21を鉛直方向下側に備える。排ガス排出口20には、排ガスダクト23(一部のみ図示)が接続され、排ガス2は、排ガスダクト23を通って、排ガス2からダストを取り除く不図示の除塵装置に送られる。除塵装置には、バグフィルタ、サイクロンセパレータ、電気集塵機等が用いられる。
【0021】
排ガスダクト23は、不図示の消石灰噴霧口を有し、消石灰噴霧口から消石灰粉が噴霧され、該消石灰粉は排ガス2中の酸性ガスと反応する。
【0022】
図1(B)に示すように、外管16と内管15によって円環状の環状部としての円環部18が形成されている。外管16には、冷却空気Aを導入する二つの導入口25が180度離れて形成され、各導入口25には、水平に配置された空気供給ノズル19が接続されている。各空気供給ノズル19は不図示の冷却空気供給手段としての空気ブロワが接続され、空気ブロワより空気供給ノズル19に大気が冷却空気Aとして供給される。冷却空気は、外管16の内壁の接線方向に並行な方向(内管15の外壁の接線方向に並行な方向でもある)(図1(A)の紙面に直角な方向)から円環部18に供給され、円環部18内を円環部18に沿って、図中反時計回りに10m/sから100m/s、好ましくは10m/sから50m/sの流速で流れて旋回する旋回流が形成される。旋回流は、図中反時計方向回りに回転しているが、時計方向回りに回転するものであってもよい。
【0023】
次に図1(A)、(B)を参照して、本実施の形態の作用について説明する。
溶融炉1に不図示の焼却灰が供給され、焼却灰が溶融炉1で溶融され排ガス2が発生する。排ガス2内に含まれる飛灰の主成分は、NaCl、KCl、NaSO、KSO等の常温で固形物である物質としての塩類の混合物であり、これらの混合物の融点は約600℃であり、沸点は約1200℃である。溶融炉1内の温度は前述のように1500℃であるので、これらの溶融塩はガス状で排ガス2中に含まれる。
【0024】
ガス状の溶融塩を含んだ排ガス2は、溶融炉1から排出され、排ガス排出口3から排ガスダクト4を通り、導入口12Aから導入路14の内管15に導入され、内管15からガス冷却室本体13に導入される。
【0025】
空気供給ノズル19には、不図示の空気ブロワから冷却空気Aが供給され、円環部18には冷却空気Aの旋回流が発生し、円環部18を通ってガス冷却室本体13に向かう、冷却空気Aの旋回流が供給されている。
【0026】
円環部18からガス冷却室本体13に供給された冷却空気Aは、円環部18に沿って円環状に旋回しながらガス冷却室本体13に供給されるので、冷却空気Aは内管15から離れると同時に、排ガス2による内管15の中心軸線の延長線から離れ径方向外に向かう方向の力が働き、円環部18を旋回しながら出た冷却空気4と、内管15を出た排ガス2は攪拌され、排ガス2は冷却空気Aにより希釈されほぼ瞬時に冷却される。以下、より詳しく説明する。
【0027】
図1(A)に示す、内管15の内側のXと、内管15の外側のYの条件を比較すると、Yでは冷却空気Aの旋回が生じているのでXよりYの方が流速が大きく、したがってYよりXの方が圧力が高い(ベルヌーイの定理による)。即ち、内管15には内圧がかかっている。よって、排ガス2が内管15を出ると外側(内管15の中心線を延長した延長線から内管15の径方向に離れて広がろうとする方向)の力が働き、外側に広がろうとする排ガス2が、旋回する冷却空気A(大気温度)によって急速に効率よく攪拌されるので、排ガス2の温度は瞬時に150〜200℃にまで下がる。排ガス2の冷却により、排ガス2中にガス状で含まれていた溶融塩は析出して固形化し自重で落下し、固化物排出口21から排出される。排ガス2の温度が150〜200℃にまで下がるので、排ガス2中に含まれる固化した析出塩、その他の煤塵は、付着力が低下し、ガス冷却室11の内壁17、排ガスダクト23の内壁に付着することはない。
【0028】
内管15を出た排ガス2が瞬時に冷却されるので、内管15の他端15Bに溶融塩が融着し、円環状の融着物24が形成され、ガス冷却室本体13の内壁17に溶融塩が溶着することがない。この融着物24の外側の気体(主として冷却空気A)は内側の気体(排ガス2)より流速が早いので内側の方が圧力が高く、内圧がかかっている状態である。融着量が多くなると円環状の融着物24の長さが長くなるが、長さが長くなるほど強度が低下するので、ある長さまで成長すると内圧により融着物24が破壊され、脱落し、固化物排出口21から排出される。
【0029】
本実施の形態のガス冷却室11は、内管15の内側を通って出た内管15外に出た排ガス2と、内管15の外側を通って円環部18外に出た冷却空気Aの混合を急速に行わせることができ、ガス冷却室本体13の内壁17、ガス冷却室11から排ガス2を排出する排ガスダクト23の内壁に溶融塩が付着することを抑制することができる。よって、ガス冷却室11および排ガスダクト23に溶融塩が付着しないため、人力により現場で溶融塩を剥がすための清掃をする手間を省くことができる。また、ガス冷却室本体13の内壁17等にダストが付着するダストトラブルにより溶融炉1の稼働率が低下するのを回避することができる。さらに、溶融炉1の高温の排ガス2を急速に冷却することができるため、ダイオキシン類の再合成を抑制することができる。
【0030】
また、図3に示すように、従来のガス冷却室111では、排ガスダクト104内に直接冷却空気Aを吹き込むので排ガスダクト104の吹込部109の上流内壁面に溶融塩が付着することがあった。
しかし、図1に示すように、本実施の形態のガス冷却室11では、排ガスダクト4の内側に冷却空気Aを吹き込まないので、排ガスダクト4の内壁、排ガスダクト4の延長部の役割を持つ内管15の内壁(他端15Bの部分を除く)に付着する溶融塩の量を減少させることができ、溶融塩を剥がすための清掃の頻度を減少させ、手間を減少させることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、導入口とガス混合室とを設けたので、導入口によって、環状部に冷却用ガスを環状部の中心軸周りに旋回するよう導入し、ガス混合室で、導入管から排出される排ガスと環状部から排出される冷却用ガスとを混合することができる。環状部から排出される冷却用ガスは、導入管から排出される排ガスの周りを排ガスの進行方向周りに旋回するので、導入管の出口部の外側では、排ガスの圧力が冷却用ガスの圧力より高くなる。したがって、導入管を出た排ガスは、膨張するので外側に広がり、旋回する冷却用ガスによって急速に攪拌され、希釈されて、冷却される。よって、排ガスの攪拌、希釈は、ガス混合室で行われるので、排ガス中にガス状態で含まれた物質が、ガス冷却装置から排ガスを排出する排ガスダクトの内壁、ガス冷却装置の内壁に付着するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、溶融炉に接続されたガス冷却室の構成を示す断面ブロック図である。(B)は、(A)のP−P断面ブロック図である。
【図2】溶融炉に接続された、従来のガス冷却室の構成を示すブロック図である。
【図3】溶融炉と、従来のガス冷却室とを結ぶ従来の排ガスダクトの構成を示すブック図である。
【符号の説明】
1 溶融炉
2 排ガス
3 排ガス排出口
4 排ガスダクト
11 ガス冷却室
12 導入フランジ部
13 ガス冷却室本体
15 内管
16 外管
17 内壁
18 円環部
19 空気供給ノズル
20 排ガス排出口
21 固化物排出口
22 エキスパンション
23 排ガスダクト
24 溶融物
25 導入口

Claims (3)

  1. 溶融炉からの排ガスを導入する導入管と;
    前記導入管の外側に配置される管状体と;
    前記導入管と前記管状体とで画成される環状部に、冷却用ガスを前記環状部の中心軸周りに旋回するよう導入する導入口と;
    前記導入管から排出される前記排ガスと前記環状部から排出される前記冷却用ガスとが混合するガス混合室とを備える;
    排ガス冷却装置。
  2. 前記管状体が、前記導入管と管状体との間の相対的移動を吸収する移動吸収機構を有する;
    請求項1に記載の排ガス冷却装置。
  3. 溶融炉からの排ガスを導入し、前記排ガスの流れの周囲に、前記排ガスと混合しないよう前記排ガスの移動方向周りに流速を持たせて旋回させつつ、前記排ガスの移動方向と同じ方向に移動するよう、冷却用ガスを導入する工程と;
    前記導入される排ガスと前記導入される冷却用ガスとを混合させて前記排ガスを冷却する工程とからなる;
    排ガス冷却方法。
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