JP2004102711A - 振込処理方法及び振込処理プログラム - Google Patents
振込処理方法及び振込処理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004102711A JP2004102711A JP2002264417A JP2002264417A JP2004102711A JP 2004102711 A JP2004102711 A JP 2004102711A JP 2002264417 A JP2002264417 A JP 2002264417A JP 2002264417 A JP2002264417 A JP 2002264417A JP 2004102711 A JP2004102711 A JP 2004102711A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- financial institution
- institution system
- data storage
- account
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
【課題】効率的に振込処理を依頼できる振込処理方法及び振込処理プログラムを提供する。
【解決手段】利用者は、携帯電話端末10の振込先口座データ記憶部23に登録された振込先口座を特定し、振込金額を設定する。携帯電話端末10は、振込内容を金融機関システム40に送信する。そして、金融機関システム40は振込確認のための電子メールを携帯電話端末10に送信する。振込内容が確認された場合、携帯電話端末10は振込依頼を金融機関システム40に送信する。そして、本人認証ができた場合には、金融機関システム40は、確認された振込依頼に基づいて振込処理を実行する。一方、携帯電話端末10は、受信した振込確認に含まれる相手先識別子に対応する電子メールアドレスに振込を行なった旨の通知を行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】利用者は、携帯電話端末10の振込先口座データ記憶部23に登録された振込先口座を特定し、振込金額を設定する。携帯電話端末10は、振込内容を金融機関システム40に送信する。そして、金融機関システム40は振込確認のための電子メールを携帯電話端末10に送信する。振込内容が確認された場合、携帯電話端末10は振込依頼を金融機関システム40に送信する。そして、本人認証ができた場合には、金融機関システム40は、確認された振込依頼に基づいて振込処理を実行する。一方、携帯電話端末10は、受信した振込確認に含まれる相手先識別子に対応する電子メールアドレスに振込を行なった旨の通知を行なう。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを利用して預金口座への振込処理を行なう場合に用いる振込処理方法及び振込処理プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、金融機関から様々なサービスを利用して、送金を行なうことができる。特に、金融機関に開設された預金口座を利用しての振込は、安全に送金を行なうことが可能である。このような振込処理を依頼する場合には、振込元情報と振込先情報とを特定して依頼する必要がある。例えば、金融機関の店舗に設置された自動取引装置を利用して、これらの情報を入力する際には、手入力の他に、カードを利用することにより入力の効率化が図られている。
【0003】
具体的には、振込元情報の入力には、キャッシュカードに記憶された口座番号の利用や暗証番号の入力により簡略化されている。また、振込先情報の入力は、例えば、振込カードの利用により容易にできる(例えば、特許文献1参照)。この振込カードは同じ相手に何回も振り込む必要がある場合に有効である。このような顧客には、振込先の金融機関名、支店名、口座番号、氏名等を記憶した振込カードを提供する。そして、振込処理時の振込先情報の入力は、振込カードの読み取りにより行なわれる。
【0004】
このような振込カードを用いることにより、振込先情報に関して振込処理に必要な入力操作を軽減し、入力誤りを未然に防止すると共に振込処理時間の短縮化と効率化を図ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−266055号公報(第2−3頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような振込カードを利用して振込を行なう場合、振込カードを使用できる自動取引装置等を用いなければならない。すなわち、顧客は振込カードを持参して金融機関の店舗に出向く必要があり、振込を行なう者に手間がかかる。
【0007】
また、今日、顧客自身のコンピュータ端末からネットワークを介して振込処理を依頼できるモバイルバンキングやネットバンキング等のバンキングサービスが利用されている。しかし、このようなネットワークを介してのバンキングサービスでは、振込カードを利用することはできない。
【0008】
さらに、振込先の相手に振込状況を知らせるためには、顧客自身が連絡する必要がある。一方、顧客が相手に連絡を行なわない場合、振込先相手が振込状況を把握するためには、自身の預金口座の入出金状況を監視しておく必要があり、負担であった。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ネットワークを利用して的確かつ効率的に振込処理を行なうことができる振込処理方法及び振込処理プログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、連絡先識別子に関連づけられた連絡先情報を記録したアドレス帳データ記憶手段と、前記連絡先識別子に関連づけて振込先口座情報を記録した振込先口座データ記憶手段とを有し、ネットワークを介して金融機関システムに接続されたユーザ端末を用いて振込処理の依頼を行なう方法であって、前記ユーザ端末が、利用者に対して振込先の連絡先識別子及び振込金額の入力を促す段階と、入力された連絡先識別子に基づいて前記振込先口座データ記憶手段から振込先口座情報を抽出し、前記金融機関システムに振込内容を送信する段階と、入力された連絡先識別子に基づいて前記アドレス帳データ記憶手段から連絡先情報を抽出し、この連絡先にメッセージを送信する処理を実行する段階とを有することを要旨とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の振込処理方法において、前記連絡先情報は、電子メールアドレスを含んで構成することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の振込処理方法において、前記メッセージの送信処理は、前記ユーザ端末が、前記金融機関システムに送信した前記振込内容に対する振込内容確認を前記金融機関システムから受信し、前記振込内容確認に対して振込依頼を前記金融機関システムに送信するときに実行することを要旨とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の振込処理方法において、前記メッセージの送信処理は、前記ユーザ端末が、前記金融機関システムから振込完了通知を受信したときに実行することを要旨とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、連絡先識別子に関連づけられた連絡先情報を記録したアドレス帳データ記憶手段と、前記連絡先識別子に関連づけて振込先口座情報を記録した振込先口座データ記憶手段とを有し、ネットワークを介して金融機関システムに接続されたユーザ端末を用いて振込処理の依頼を行なうプログラムであって、前記ユーザ端末を、利用者に対して振込先の連絡先識別子及び振込金額の入力を促す手段と、入力された連絡先識別子に基づいて前記振込先口座データ記憶手段から振込先口座情報を抽出し、前記金融機関システムに振込内容を送信する手段と、入力された連絡先識別子に基づいて前記アドレス帳データ記憶手段から連絡先情報を抽出し、この連絡先にメッセージを送信する処理を実行する手段として機能させることを要旨とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の振込処理プログラムにおいて、前記連絡先情報は、電子メールアドレスを含んで構成することを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の振込処理プログラムにおいて、前記メッセージの送信処理は、前記ユーザ端末が、前記金融機関システムに送信した前記振込内容に対する振込内容確認を前記金融機関システムから受信し、前記振込内容確認に対して振込依頼を前記金融機関システムに送信するときに実行することを要旨とする。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項5又は6に記載の振込処理プログラムにおいて、前記メッセージの送信処理は、前記ユーザ端末が、前記金融機関システムから振込完了通知を受信したときに実行することを要旨とする。
【0016】
(作用)
請求項1又は5に記載の発明によれば、ユーザ端末は、連絡先識別子に関連づけられた連絡先情報を記録したアドレス帳データ記憶手段と、前記連絡先識別子に関連づけて振込先口座情報を記録した振込先口座データ記憶手段とを有する。このユーザ端末は、利用者に対して振込先の連絡先識別子及び振込金額の入力を促す。そして、入力された連絡先識別子に基づいて振込先口座データ記憶手段から振込先口座情報を抽出し、金融機関システムに振込内容を送信する。さらに、入力された連絡先識別子に基づいてアドレス帳データ記憶手段から連絡先情報を抽出し、この連絡先にメッセージを送信する処理を実行する。このため、振込先の相手に対してメッセージを送信することができる。従って、振込先の相手は効率的に振込状況を把握することができる。
【0017】
請求項2又は6に記載の発明によれば、連絡先情報は、電子メールアドレスを含んで構成する。このため、振込先の相手に対して電子メールを用いてメッセージを送信することができる。
【0018】
請求項3又は7に記載の発明によれば、メッセージの送信処理は、前記ユーザ端末が、前記金融機関システムに送信した前記振込内容に対する振込内容確認を前記金融機関システムから受信し、前記振込内容確認に対して振込依頼を前記金融機関システムに送信するときに実行する。このため、利用者の確認に基づいて振込先の相手に対して電子メールを用いてメッセージを送信することができる。
【0019】
請求項4又は8に記載の発明によれば、前記メッセージの送信処理は、前記ユーザ端末が、前記金融機関システムから振込完了通知を受信したときに実行する。このため、金融機関システムから振込完了通知に基づいて振込先の相手に対して電子メールを用いてメッセージを送信することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図7に従って説明する。本実施形態では、受取人の預金口座に対して、顧客の預金口座から振込を行なう場合に用いる振込処理方法及び振込処理プログラムとして説明する。本実施形態では、金融機関は、電子メールを利用しての振込依頼を受け付けるサービスを提供する。
【0021】
本サービスの利用者は、図1に示すように、ネットワークとしてのインターネットIに接続可能なユーザ端末としての携帯電話端末10を利用して振込処理の依頼を行なう。
【0022】
この携帯電話端末10は、図1に示すように、ダイヤル番号ボタン110の他に、表示部101、選択ボタン102、モード切り替えボタン103を有する。この携帯電話端末10は、通常の電話通話機能の他に、電子メールの送信、ウェブページの受信や各種データの処理を行なうデータ処理機能を有する。通常の電話モードからデータ処理モードへ切り替える場合には、モード切り替えボタン103を用いる。
【0023】
表示部101には、携帯電話端末10が受信した電子メールやウェブページが表示される。また、選択ボタン102は、ポインタ移動機能とクリック機能とを有する。この選択ボタン102を用いて方向指示を行なうことによりポインタを移動させることができ、選択ボタン102を押すことによりポインタが示している項目を選択することができる。
【0024】
携帯電話端末10は、図示しない制御手段(CPU)、記憶手段(RAM、ROM、ハードディスク等)、データ送受信手段等を有する。そして、携帯電話端末10は、各種機能を実現するための各種アプリケーションプログラムを内蔵している。このプログラムの中には、ブラウザ機能を実行するためのプログラムが含まれる。さらに、振込処理を行なうためのアプリケーションプログラムを内蔵し、この携帯電話端末10の制御手段は、振込処理に関して後述する処理手順(振込先の連絡先識別子及び振込金額の入力を促す段階や振込内容を送信する段階、メッセージを送信する処理を実行する段階等)を実行する。これにより、携帯電話端末10の制御手段は、振込先の連絡先識別子及び振込金額の入力を促す手段や振込内容を送信する手段、メッセージを送信する処理を実行する手段等の各手段として機能する。
【0025】
携帯電話端末10には、アドレス帳データ記憶手段としてのアドレス帳データ記憶部22及び振込先データ記憶手段としての振込先口座データ記憶部23が、それぞれ接続されている。
【0026】
アドレス帳データ記憶部22には、図2に示すようにアドレス帳データ220が記録される。アドレス帳は携帯電話端末10に標準で添付されている基本的な機能の一つである。このアドレス帳データ220は、携帯電話端末10の利用者が、相手先に連絡を行なうための連絡先の一覧ファイルを登録しておくために用いる。本実施形態では、アドレス帳データ記憶部22には、相手先識別子、連絡先としての電話番号及び電子メールアドレスに関連するデータが、相互に関連づけられて記録されている。
【0027】
相手先識別子データ領域には、連絡を行なう相手先を特定するために用いる識別子に関するデータが記録されている。ここでは、相手先識別子として相手の名前を用いる。この名前には、本名の他、ニックネーム等を用いることができる。本実施形態では、アドレス帳データ記憶部22には、相手先識別子が「山田A」のアドレス帳データ220が含まれる。
【0028】
電話番号データ領域には、この相手先に電話連絡を行なう場合に用いる電話番号に関するデータが記録されている。
電子メールアドレスデータ領域には、この相手先に電子メールを送信する場合に用いる電子メールアドレスに関するデータが記録されている。
【0029】
振込先口座データ記憶部23には、図3に示すように、振込先口座に関して振込先口座データ230が記録される。この振込先口座データ230は、携帯電話端末10の利用者が振込先の預金口座を登録した場合に記録される。本実施形態では、振込先口座データ記憶部23には、振込先毎に相手先識別子及び振込先口座識別子に関連するデータが、相互に関連づけられて記録されている。
【0030】
相手先識別子データ領域には、振込を行なう相手先を特定するために用いる識別子に関するデータが記録されている。ここでは、この相手先識別子には、アドレス帳データ記憶部22に記録された相手先識別子(本名やニックネーム)と同じものを用いて設定する。
【0031】
振込先口座識別子データ領域には、この相手先の預金口座を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、口座識別子は、振込先口座の金融機関名、支店名、預金種目及び口座番号に関するデータを含んで構成される。
【0032】
また、振込先相手(本実施形態では「山田A」)は、インターネットIを介して電子メールを受信することできる携帯電話端末11を利用している場合を想定する。
【0033】
さらに、インターネットIには金融機関システム40が接続されている。金融機関システム40は、利用者から受け付けた振込依頼を処理するための金融のコンピュータシステムである。金融機関システム40は、図示しない制御手段(CPU)、記憶手段(RAM、ROM、ハードディスク等)、データ送受信手段等を有する。この金融機関システム40は、振込内容の確認や振込処理を実行する。
【0034】
金融機関システム40には顧客データ記憶部41が設けられている。顧客データ記憶部41には、図4に示すように、金融機関に預金口座を開設した顧客であって、本サービスの利用者に関しての顧客データ410が記録されている。顧客データ410は、本サービスの利用依頼を申請した場合に設定される。本実施形態では、顧客データ410には、利用者の口座毎に、口座識別子、利用者識別子、電子メールアドレス及びパスワードに関するデータが相互に関連づけられて記録される。
【0035】
口座識別子データ領域には、本サービスの利用者の預金口座を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、口座識別子は、この金融機関に開設された利用者の預金口座の支店名、預金種目及び口座番号に関するデータを含んで構成される。
【0036】
利用者識別子データ領域には、本サービスの利用者であって、この預金口座の名義人を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、金融機関が利用者毎に割り当てた顧客番号を用いる。この顧客番号を用いることにより、他のデータ記憶部に登録された口座名義人の名前、住所や各種属性情報等を抽出することができる。
【0037】
電子メールアドレスデータ領域には、この利用者の電子メールアドレスに関するデータが記録されている。
パスワードデータ領域には、利用者が振込処理を依頼する場合に用いるパスワードに関するデータが記録されている。
【0038】
次に、上記のように構成されたシステムを用いて、利用者が本サービスを利用する手順を図5に従って説明する。この手順には振込先登録段階と振込依頼段階とがある。
【0039】
(振込先登録段階)
まず、本サービスの利用を希望する顧客は、金融機関に対して本サービスの利用申請を行なう。この利用申請には、この顧客の預金口座の口座識別子、利用者識別子、電子メールアドレス、パスワードに関する情報が含まれる。この利用申請を受理した金融機関は、金融機関システム40に利用者登録を行なう(S2−1)。具体的には、顧客データ記憶部41にこれらのデータを含む顧客データ410を記録する。
【0040】
次に、金融機関は利用者として登録された顧客に対して本サービスを利用するためのアプリケーションプログラムを提供する。具体的には、利用者は、このアプリケーションプログラムを携帯電話端末10にダウンロードして用いる。
【0041】
そして、利用者は、このアプリケーションプログラムを用いて、相手先口座と相手先識別子とを関連づけて記録する(S1−1)。まず、利用者は携帯電話端末10に格納されたアプリケーションプログラムを起動する。この場合、携帯電話端末10の表示部101には図6に示す表示画面500が出力される。この表示画面500は各処理を選択するためのメニュー画面である。この表示画面500には、振込先口座登録ボタン501、振込依頼ボタン502及び終了ボタン503が設けられている。振込先を設定する場合には振込先口座登録ボタン501を選択する。後述する振込処理の依頼を行なう場合は、振込依頼ボタン502を選択する。また、このアプリケーションプログラムを終了させる場合には、終了ボタン503を選択する。
【0042】
ここでは、選択ボタン102を用いて、振込先の登録を行なうために振込先口座登録ボタン501を選択する。振込先口座登録ボタン501を選択した場合、携帯電話端末10の表示部101には図6に示す表示画面510が出力される。この表示画面510は、振込先口座の登録を行なうための画面である。この表示画面510には、名前入力欄511、振込先口座入力欄512、新規登録ボタン513、削除ボタン514及び後退ボタン515が設けられている。
【0043】
名前入力欄511には、振込を行なう相手先を特定するための相手先識別子を入力する。この名前入力欄511には、すでにアドレス帳データ記憶部22に登録されている相手先識別子の中から選択する。
【0044】
振込先の振込先口座入力欄512には、この相手先の預金口座(振込先口座)を特定するための口座識別子に関する情報を入力する。ここでは、口座識別子としての銀行名、本支店名、預金種目及び口座番号を入力する。なお、この入力には、金融機関が振込先口座を特定できるものであれば、金融機関コード、本支店コード、預金種目コード等を用いることも可能である。
【0045】
また、新規登録ボタン513は、表示画面510に入力した預金口座を、振込先口座として登録するためのボタンである。削除ボタン514は、表示画面510に表示された振込先を削除する場合に用いる。後退ボタン515を選択した場合には、携帯電話端末10の表示部101には表示画面500が再度、出力される。
【0046】
ここでは、振込の相手先として、アドレス帳データ記憶部22に記録された相手先識別子「山田A」を選択する。そして、この「山田A」の預金口座を振込先口座として振込先口座入力欄512に入力する。そして、振込先口座の入力を完了した場合、新規登録ボタン513を選択する。この場合、携帯電話端末10の制御手段は、入力された名前と振込先口座とを関連づけて振込先口座データ記憶部23に記録する。これにより、振込先口座の登録を完了する。
【0047】
(振込依頼段階)
次に、利用者が携帯電話端末10を用いて振込処理の依頼を行なう場合の手順を説明する。まず、利用者は携帯電話端末10のアプリケーションプログラムを起動する。この場合、振込先登録段階と同様に、携帯電話端末10の表示部101には、表示画面500が出力される。振込処理の依頼を行なう場合は、表示画面500の振込依頼ボタン502を選択する。
【0048】
この場合、携帯電話端末10の表示部101には、表示画面520が出力される。この表示画面520には、振込先選択欄521、金額入力欄522、送信ボタン523及び中止ボタン524が含まれる。
【0049】
まず、振込先選択欄521を用いて相手先識別子を選択し、振込先を特定する(S1−2)。この場合、選択ボタン102を用いて振込先選択欄521を選択し、選択ボタン102を回転させることにより、振込先選択欄521には振込先口座データ記憶部23に登録された振込先候補が順次表示される。そして、目的の振込先を決定する場合には選択ボタン102を押す。ここでは、「山田A」に振込を行なう場合を想定する。
【0050】
次に、金額入力欄522を用いて、振込を行なう金額を入力する(S1−3)。この場合は、選択ボタン102を用いて金額入力欄522を選択し、ダイヤル番号ボタン110を用いて金額を入力する。
【0051】
そして、振込先や金額の入力を完了した場合には、送信ボタン523を選択する。送信ボタン523が押された場合、携帯電話端末10は、振込内容を、インターネットIを介して金融機関システム40に送信する(S1−4)。この場合、まず、携帯電話端末10の制御手段は、振込先選択欄521に入力された相手先識別子に基づいて、振込先口座データ記憶部23から振込先口座識別子を抽出する。そして、抽出した振込先口座識別子と金額とを含めた振込内容を金融機関システム40に送信する。
【0052】
振込内容を受信した金融機関システム40は、振込内容を送信した携帯電話端末10の送信元アドレスを確認する(S2−2)。顧客データ記憶部41に送信元アドレスが利用者の電子メールアドレスとして記録されている場合、金融機関システム40はこの電子メールアドレスに関連づけて顧客データ410に含まれる口座識別子を特定する。そして、金融機関システム40は、特定した口座識別子を用いて、この預金口座の残高を確認する(S2−3)。さらに、金融機関システム40は受信した振込内容に含まれる振込先口座の有無を確認する。
【0053】
振込内容の確認ができた場合には、金融機関システム40は振込確認のための電子メールを携帯電話端末10に送信する(S2−4)。この場合、電子メールの送信先として、顧客データ410に含まれる電子メールアドレスを用いる。
【0054】
この電子メールを受信した携帯電話端末10の表示部101には、図7に示す表示画面530が出力される。この表示画面530には、振込内容を確認するために用いるUniform Resource Locator(URL531)が付加されている。選択ボタン102を用いてこのURL531を選択した場合、携帯電話端末10は金融機関システム40に確認画面の要求を送信する。金融機関システム40はこの要求に応じて確認画面を送信する。
【0055】
この場合、携帯電話端末10の表示部101に図7に示す表示画面540が出力される。この表示画面540には、振込内容、パスワード入力欄541、実行ボタン542及び中止ボタン543が含まれる。処理を中止する場合には中止ボタン543を選択する。
【0056】
表示画面540に出力された振込内容を確認した利用者は、パスワード入力欄541にパスワードを入力し、実行ボタン542を選択する。この場合、携帯電話端末10の制御手段は、インターネットIを介して振込依頼を金融機関システム40に送信する(S1−5)。
【0057】
振込依頼を受信した金融機関システム40は、振込依頼に含まれるパスワードを用いて本人認証を行なう(S2−5)。具体的には、金融機関システム40は、顧客データ記憶部41に記録されているパスワードと、受信したパスワードとを照合する。
【0058】
そして、本人認証ができた場合には、金融機関システム40は、確認された振込依頼に基づいて振込処理を実行する(S2−6)。そして、金融機関システム40は、利用者に振込完了通知の電子メールを送信する(S2−7)。
【0059】
一方、携帯電話端末10は、受信した振込確認に含まれる相手先識別子を抽出し、これに関連づけられた電子メールアドレスを振込先口座データ記憶部23から抽出する(S1−6)。そして、携帯電話端末10は、この電子メールアドレスに、振込を行なった旨の通知を行なう(S1−7)。この結果、受取人は携帯電話端末11を用いて振込状況を把握でする。以上により、振込処理を終了する。
【0060】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、携帯電話端末10の振込先口座データ記憶部23には振込先口座が登録されている。そして、登録された振込先口座を用いて、金融機関システム40に振込内容を送信する。このため、利用者は自身の携帯電話端末10を用いて効率的に振込処理を行なうことができる。金融機関システム40が振込依頼を受付可能であれば、振込依頼を行なう場所や時間の自由度を大きくすることができる。また、同じ相手に複数回の振込を行なう場合、登録された情報を用いるので、利用者は振込先情報の入力負荷を軽減し、効率的に振込を行なうことができる。
【0061】
・ 上記実施形態では、振込先口座データ記憶部23には、振込先毎に相手先識別子及び振込先口座識別子に関連するデータが、相互に関連づけられて記録されている。そして、この相手先識別子には、アドレス帳データ記憶部22に記録された相手先識別子と同じものを用いて設定する。このため、携帯電話端末10のアドレス帳データ記憶部22に記録されたアドレス帳データ220を用いて、振込先の相手が使用する電子メールアドレス等の連絡先を特定できる。
【0062】
・ 上記実施形態では、振込内容を受信した金融機関システム40は、振込内容を送信した携帯電話端末10の送信元アドレスを確認する。そして、振込内容の確認ができた場合には、金融機関システム40は振込確認のための電子メールを携帯電話端末10に送信する。この場合、電子メールの送信先として、顧客データ410に含まれる電子メールアドレスを用いる。このため、金融機関システム40は、利用者の携帯電話端末10で受信した電子メールを用いて、振込処理の依頼を確認させることができる。
【0063】
・ 上記実施形態では、顧客データ記憶部41には顧客データ410が記録されている。この顧客データ410には、振込処理を依頼する場合に用いるパスワードに関するデータが記録される。そして、振込依頼を受信した金融機関システム40は、振込依頼に含まれるパスワードを用いて本人認証を行なう。このため、電子メールを用いた振込処理の依頼であっても、より安全に処理を行なうことができる。
【0064】
・ 上記実施形態では、携帯電話端末10は、受信した振込確認に含まれる相手先識別子を抽出し、これに関連づけられた電子メールアドレスを振込先口座データ記憶部23から抽出する。そして、携帯電話端末10は、この電子メールアドレスに、振込を行なった旨の通知を行なう。このため、振込先の相手は振込状況を迅速に把握することができる。
【0065】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・ 上記実施形態では、携帯電話端末10は、受信した振込確認に含まれる相手先識別子を抽出し、これに関連づけられたメールアドレスを振込先口座データ記憶部23から抽出する。そして、携帯電話端末10は、この電子メールアドレスに、振込を行なった旨の通知を行なう。これに代えて、携帯電話端末10は、振込内容を金融機関システム40に送信する時に、相手先の電子メールアドレスに振込を行なった旨の通知を行なってもよい。これにより、振込先の相手により早く振込状況を知らせることができる。
【0066】
・ 上記実施形態では、携帯電話端末10は、金融機関システム40に対する振込内容の送信や振込依頼の送信とは別に、相手先の電子メールアドレスに振込を行なった旨の通知を行なう。この代わりに、金融機関システム40と相手先の電子メールアドレスとに同じメッセージを同報送信してもよい。この場合、金融機関システム40は、メッセージの中から振込内容や振込依頼を抽出し、振込処理を行なう。これにより、通信回数を削減でき、通信コストを減らすことができる。
【0067】
・ 上記実施形態では一つの預金口座に振込を行なう場合を想定する。これに代えて、複数の預金口座に同時に振込処理を行なうことができるようにしてもよい。この場合、表示画面520に複数の振込先選択欄521を設け、さらにそれに対応する金額入力欄522を設ける。これにより、通信回数を削減しながら、効率的に振込処理を行なうことができる。
【0068】
・ 上記実施形態では、インターネットIに接続された携帯電話端末10を用いて振込処理を依頼する。これに代えて、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)を用いてもよい。
【0069】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ネットワークを介して的確かつ効率的に振込処理を依頼することができる。また、振込先の相手も迅速に振込状況を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム概略図。
【図2】アドレス帳データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図3】振込先口座データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図4】顧客データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図5】本実施形態の処理手順の説明図。
【図6】携帯電話端末の表示部に出力された表示画面の説明図。
【図7】携帯電話端末の表示部に出力された表示画面の説明図。
【符号の説明】
10…ユーザ端末としての携帯電話端末、22…アドレス帳データ記憶手段としてのアドレス帳データ記憶部、23…振込先口座データ記憶手段としての振込先口座データ記憶部、40…金融機関システム、I…ネットワークとしてのインターネット。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを利用して預金口座への振込処理を行なう場合に用いる振込処理方法及び振込処理プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、金融機関から様々なサービスを利用して、送金を行なうことができる。特に、金融機関に開設された預金口座を利用しての振込は、安全に送金を行なうことが可能である。このような振込処理を依頼する場合には、振込元情報と振込先情報とを特定して依頼する必要がある。例えば、金融機関の店舗に設置された自動取引装置を利用して、これらの情報を入力する際には、手入力の他に、カードを利用することにより入力の効率化が図られている。
【0003】
具体的には、振込元情報の入力には、キャッシュカードに記憶された口座番号の利用や暗証番号の入力により簡略化されている。また、振込先情報の入力は、例えば、振込カードの利用により容易にできる(例えば、特許文献1参照)。この振込カードは同じ相手に何回も振り込む必要がある場合に有効である。このような顧客には、振込先の金融機関名、支店名、口座番号、氏名等を記憶した振込カードを提供する。そして、振込処理時の振込先情報の入力は、振込カードの読み取りにより行なわれる。
【0004】
このような振込カードを用いることにより、振込先情報に関して振込処理に必要な入力操作を軽減し、入力誤りを未然に防止すると共に振込処理時間の短縮化と効率化を図ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−266055号公報(第2−3頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような振込カードを利用して振込を行なう場合、振込カードを使用できる自動取引装置等を用いなければならない。すなわち、顧客は振込カードを持参して金融機関の店舗に出向く必要があり、振込を行なう者に手間がかかる。
【0007】
また、今日、顧客自身のコンピュータ端末からネットワークを介して振込処理を依頼できるモバイルバンキングやネットバンキング等のバンキングサービスが利用されている。しかし、このようなネットワークを介してのバンキングサービスでは、振込カードを利用することはできない。
【0008】
さらに、振込先の相手に振込状況を知らせるためには、顧客自身が連絡する必要がある。一方、顧客が相手に連絡を行なわない場合、振込先相手が振込状況を把握するためには、自身の預金口座の入出金状況を監視しておく必要があり、負担であった。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ネットワークを利用して的確かつ効率的に振込処理を行なうことができる振込処理方法及び振込処理プログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、連絡先識別子に関連づけられた連絡先情報を記録したアドレス帳データ記憶手段と、前記連絡先識別子に関連づけて振込先口座情報を記録した振込先口座データ記憶手段とを有し、ネットワークを介して金融機関システムに接続されたユーザ端末を用いて振込処理の依頼を行なう方法であって、前記ユーザ端末が、利用者に対して振込先の連絡先識別子及び振込金額の入力を促す段階と、入力された連絡先識別子に基づいて前記振込先口座データ記憶手段から振込先口座情報を抽出し、前記金融機関システムに振込内容を送信する段階と、入力された連絡先識別子に基づいて前記アドレス帳データ記憶手段から連絡先情報を抽出し、この連絡先にメッセージを送信する処理を実行する段階とを有することを要旨とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の振込処理方法において、前記連絡先情報は、電子メールアドレスを含んで構成することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の振込処理方法において、前記メッセージの送信処理は、前記ユーザ端末が、前記金融機関システムに送信した前記振込内容に対する振込内容確認を前記金融機関システムから受信し、前記振込内容確認に対して振込依頼を前記金融機関システムに送信するときに実行することを要旨とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の振込処理方法において、前記メッセージの送信処理は、前記ユーザ端末が、前記金融機関システムから振込完了通知を受信したときに実行することを要旨とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、連絡先識別子に関連づけられた連絡先情報を記録したアドレス帳データ記憶手段と、前記連絡先識別子に関連づけて振込先口座情報を記録した振込先口座データ記憶手段とを有し、ネットワークを介して金融機関システムに接続されたユーザ端末を用いて振込処理の依頼を行なうプログラムであって、前記ユーザ端末を、利用者に対して振込先の連絡先識別子及び振込金額の入力を促す手段と、入力された連絡先識別子に基づいて前記振込先口座データ記憶手段から振込先口座情報を抽出し、前記金融機関システムに振込内容を送信する手段と、入力された連絡先識別子に基づいて前記アドレス帳データ記憶手段から連絡先情報を抽出し、この連絡先にメッセージを送信する処理を実行する手段として機能させることを要旨とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の振込処理プログラムにおいて、前記連絡先情報は、電子メールアドレスを含んで構成することを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の振込処理プログラムにおいて、前記メッセージの送信処理は、前記ユーザ端末が、前記金融機関システムに送信した前記振込内容に対する振込内容確認を前記金融機関システムから受信し、前記振込内容確認に対して振込依頼を前記金融機関システムに送信するときに実行することを要旨とする。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項5又は6に記載の振込処理プログラムにおいて、前記メッセージの送信処理は、前記ユーザ端末が、前記金融機関システムから振込完了通知を受信したときに実行することを要旨とする。
【0016】
(作用)
請求項1又は5に記載の発明によれば、ユーザ端末は、連絡先識別子に関連づけられた連絡先情報を記録したアドレス帳データ記憶手段と、前記連絡先識別子に関連づけて振込先口座情報を記録した振込先口座データ記憶手段とを有する。このユーザ端末は、利用者に対して振込先の連絡先識別子及び振込金額の入力を促す。そして、入力された連絡先識別子に基づいて振込先口座データ記憶手段から振込先口座情報を抽出し、金融機関システムに振込内容を送信する。さらに、入力された連絡先識別子に基づいてアドレス帳データ記憶手段から連絡先情報を抽出し、この連絡先にメッセージを送信する処理を実行する。このため、振込先の相手に対してメッセージを送信することができる。従って、振込先の相手は効率的に振込状況を把握することができる。
【0017】
請求項2又は6に記載の発明によれば、連絡先情報は、電子メールアドレスを含んで構成する。このため、振込先の相手に対して電子メールを用いてメッセージを送信することができる。
【0018】
請求項3又は7に記載の発明によれば、メッセージの送信処理は、前記ユーザ端末が、前記金融機関システムに送信した前記振込内容に対する振込内容確認を前記金融機関システムから受信し、前記振込内容確認に対して振込依頼を前記金融機関システムに送信するときに実行する。このため、利用者の確認に基づいて振込先の相手に対して電子メールを用いてメッセージを送信することができる。
【0019】
請求項4又は8に記載の発明によれば、前記メッセージの送信処理は、前記ユーザ端末が、前記金融機関システムから振込完了通知を受信したときに実行する。このため、金融機関システムから振込完了通知に基づいて振込先の相手に対して電子メールを用いてメッセージを送信することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図7に従って説明する。本実施形態では、受取人の預金口座に対して、顧客の預金口座から振込を行なう場合に用いる振込処理方法及び振込処理プログラムとして説明する。本実施形態では、金融機関は、電子メールを利用しての振込依頼を受け付けるサービスを提供する。
【0021】
本サービスの利用者は、図1に示すように、ネットワークとしてのインターネットIに接続可能なユーザ端末としての携帯電話端末10を利用して振込処理の依頼を行なう。
【0022】
この携帯電話端末10は、図1に示すように、ダイヤル番号ボタン110の他に、表示部101、選択ボタン102、モード切り替えボタン103を有する。この携帯電話端末10は、通常の電話通話機能の他に、電子メールの送信、ウェブページの受信や各種データの処理を行なうデータ処理機能を有する。通常の電話モードからデータ処理モードへ切り替える場合には、モード切り替えボタン103を用いる。
【0023】
表示部101には、携帯電話端末10が受信した電子メールやウェブページが表示される。また、選択ボタン102は、ポインタ移動機能とクリック機能とを有する。この選択ボタン102を用いて方向指示を行なうことによりポインタを移動させることができ、選択ボタン102を押すことによりポインタが示している項目を選択することができる。
【0024】
携帯電話端末10は、図示しない制御手段(CPU)、記憶手段(RAM、ROM、ハードディスク等)、データ送受信手段等を有する。そして、携帯電話端末10は、各種機能を実現するための各種アプリケーションプログラムを内蔵している。このプログラムの中には、ブラウザ機能を実行するためのプログラムが含まれる。さらに、振込処理を行なうためのアプリケーションプログラムを内蔵し、この携帯電話端末10の制御手段は、振込処理に関して後述する処理手順(振込先の連絡先識別子及び振込金額の入力を促す段階や振込内容を送信する段階、メッセージを送信する処理を実行する段階等)を実行する。これにより、携帯電話端末10の制御手段は、振込先の連絡先識別子及び振込金額の入力を促す手段や振込内容を送信する手段、メッセージを送信する処理を実行する手段等の各手段として機能する。
【0025】
携帯電話端末10には、アドレス帳データ記憶手段としてのアドレス帳データ記憶部22及び振込先データ記憶手段としての振込先口座データ記憶部23が、それぞれ接続されている。
【0026】
アドレス帳データ記憶部22には、図2に示すようにアドレス帳データ220が記録される。アドレス帳は携帯電話端末10に標準で添付されている基本的な機能の一つである。このアドレス帳データ220は、携帯電話端末10の利用者が、相手先に連絡を行なうための連絡先の一覧ファイルを登録しておくために用いる。本実施形態では、アドレス帳データ記憶部22には、相手先識別子、連絡先としての電話番号及び電子メールアドレスに関連するデータが、相互に関連づけられて記録されている。
【0027】
相手先識別子データ領域には、連絡を行なう相手先を特定するために用いる識別子に関するデータが記録されている。ここでは、相手先識別子として相手の名前を用いる。この名前には、本名の他、ニックネーム等を用いることができる。本実施形態では、アドレス帳データ記憶部22には、相手先識別子が「山田A」のアドレス帳データ220が含まれる。
【0028】
電話番号データ領域には、この相手先に電話連絡を行なう場合に用いる電話番号に関するデータが記録されている。
電子メールアドレスデータ領域には、この相手先に電子メールを送信する場合に用いる電子メールアドレスに関するデータが記録されている。
【0029】
振込先口座データ記憶部23には、図3に示すように、振込先口座に関して振込先口座データ230が記録される。この振込先口座データ230は、携帯電話端末10の利用者が振込先の預金口座を登録した場合に記録される。本実施形態では、振込先口座データ記憶部23には、振込先毎に相手先識別子及び振込先口座識別子に関連するデータが、相互に関連づけられて記録されている。
【0030】
相手先識別子データ領域には、振込を行なう相手先を特定するために用いる識別子に関するデータが記録されている。ここでは、この相手先識別子には、アドレス帳データ記憶部22に記録された相手先識別子(本名やニックネーム)と同じものを用いて設定する。
【0031】
振込先口座識別子データ領域には、この相手先の預金口座を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、口座識別子は、振込先口座の金融機関名、支店名、預金種目及び口座番号に関するデータを含んで構成される。
【0032】
また、振込先相手(本実施形態では「山田A」)は、インターネットIを介して電子メールを受信することできる携帯電話端末11を利用している場合を想定する。
【0033】
さらに、インターネットIには金融機関システム40が接続されている。金融機関システム40は、利用者から受け付けた振込依頼を処理するための金融のコンピュータシステムである。金融機関システム40は、図示しない制御手段(CPU)、記憶手段(RAM、ROM、ハードディスク等)、データ送受信手段等を有する。この金融機関システム40は、振込内容の確認や振込処理を実行する。
【0034】
金融機関システム40には顧客データ記憶部41が設けられている。顧客データ記憶部41には、図4に示すように、金融機関に預金口座を開設した顧客であって、本サービスの利用者に関しての顧客データ410が記録されている。顧客データ410は、本サービスの利用依頼を申請した場合に設定される。本実施形態では、顧客データ410には、利用者の口座毎に、口座識別子、利用者識別子、電子メールアドレス及びパスワードに関するデータが相互に関連づけられて記録される。
【0035】
口座識別子データ領域には、本サービスの利用者の預金口座を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、口座識別子は、この金融機関に開設された利用者の預金口座の支店名、預金種目及び口座番号に関するデータを含んで構成される。
【0036】
利用者識別子データ領域には、本サービスの利用者であって、この預金口座の名義人を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、金融機関が利用者毎に割り当てた顧客番号を用いる。この顧客番号を用いることにより、他のデータ記憶部に登録された口座名義人の名前、住所や各種属性情報等を抽出することができる。
【0037】
電子メールアドレスデータ領域には、この利用者の電子メールアドレスに関するデータが記録されている。
パスワードデータ領域には、利用者が振込処理を依頼する場合に用いるパスワードに関するデータが記録されている。
【0038】
次に、上記のように構成されたシステムを用いて、利用者が本サービスを利用する手順を図5に従って説明する。この手順には振込先登録段階と振込依頼段階とがある。
【0039】
(振込先登録段階)
まず、本サービスの利用を希望する顧客は、金融機関に対して本サービスの利用申請を行なう。この利用申請には、この顧客の預金口座の口座識別子、利用者識別子、電子メールアドレス、パスワードに関する情報が含まれる。この利用申請を受理した金融機関は、金融機関システム40に利用者登録を行なう(S2−1)。具体的には、顧客データ記憶部41にこれらのデータを含む顧客データ410を記録する。
【0040】
次に、金融機関は利用者として登録された顧客に対して本サービスを利用するためのアプリケーションプログラムを提供する。具体的には、利用者は、このアプリケーションプログラムを携帯電話端末10にダウンロードして用いる。
【0041】
そして、利用者は、このアプリケーションプログラムを用いて、相手先口座と相手先識別子とを関連づけて記録する(S1−1)。まず、利用者は携帯電話端末10に格納されたアプリケーションプログラムを起動する。この場合、携帯電話端末10の表示部101には図6に示す表示画面500が出力される。この表示画面500は各処理を選択するためのメニュー画面である。この表示画面500には、振込先口座登録ボタン501、振込依頼ボタン502及び終了ボタン503が設けられている。振込先を設定する場合には振込先口座登録ボタン501を選択する。後述する振込処理の依頼を行なう場合は、振込依頼ボタン502を選択する。また、このアプリケーションプログラムを終了させる場合には、終了ボタン503を選択する。
【0042】
ここでは、選択ボタン102を用いて、振込先の登録を行なうために振込先口座登録ボタン501を選択する。振込先口座登録ボタン501を選択した場合、携帯電話端末10の表示部101には図6に示す表示画面510が出力される。この表示画面510は、振込先口座の登録を行なうための画面である。この表示画面510には、名前入力欄511、振込先口座入力欄512、新規登録ボタン513、削除ボタン514及び後退ボタン515が設けられている。
【0043】
名前入力欄511には、振込を行なう相手先を特定するための相手先識別子を入力する。この名前入力欄511には、すでにアドレス帳データ記憶部22に登録されている相手先識別子の中から選択する。
【0044】
振込先の振込先口座入力欄512には、この相手先の預金口座(振込先口座)を特定するための口座識別子に関する情報を入力する。ここでは、口座識別子としての銀行名、本支店名、預金種目及び口座番号を入力する。なお、この入力には、金融機関が振込先口座を特定できるものであれば、金融機関コード、本支店コード、預金種目コード等を用いることも可能である。
【0045】
また、新規登録ボタン513は、表示画面510に入力した預金口座を、振込先口座として登録するためのボタンである。削除ボタン514は、表示画面510に表示された振込先を削除する場合に用いる。後退ボタン515を選択した場合には、携帯電話端末10の表示部101には表示画面500が再度、出力される。
【0046】
ここでは、振込の相手先として、アドレス帳データ記憶部22に記録された相手先識別子「山田A」を選択する。そして、この「山田A」の預金口座を振込先口座として振込先口座入力欄512に入力する。そして、振込先口座の入力を完了した場合、新規登録ボタン513を選択する。この場合、携帯電話端末10の制御手段は、入力された名前と振込先口座とを関連づけて振込先口座データ記憶部23に記録する。これにより、振込先口座の登録を完了する。
【0047】
(振込依頼段階)
次に、利用者が携帯電話端末10を用いて振込処理の依頼を行なう場合の手順を説明する。まず、利用者は携帯電話端末10のアプリケーションプログラムを起動する。この場合、振込先登録段階と同様に、携帯電話端末10の表示部101には、表示画面500が出力される。振込処理の依頼を行なう場合は、表示画面500の振込依頼ボタン502を選択する。
【0048】
この場合、携帯電話端末10の表示部101には、表示画面520が出力される。この表示画面520には、振込先選択欄521、金額入力欄522、送信ボタン523及び中止ボタン524が含まれる。
【0049】
まず、振込先選択欄521を用いて相手先識別子を選択し、振込先を特定する(S1−2)。この場合、選択ボタン102を用いて振込先選択欄521を選択し、選択ボタン102を回転させることにより、振込先選択欄521には振込先口座データ記憶部23に登録された振込先候補が順次表示される。そして、目的の振込先を決定する場合には選択ボタン102を押す。ここでは、「山田A」に振込を行なう場合を想定する。
【0050】
次に、金額入力欄522を用いて、振込を行なう金額を入力する(S1−3)。この場合は、選択ボタン102を用いて金額入力欄522を選択し、ダイヤル番号ボタン110を用いて金額を入力する。
【0051】
そして、振込先や金額の入力を完了した場合には、送信ボタン523を選択する。送信ボタン523が押された場合、携帯電話端末10は、振込内容を、インターネットIを介して金融機関システム40に送信する(S1−4)。この場合、まず、携帯電話端末10の制御手段は、振込先選択欄521に入力された相手先識別子に基づいて、振込先口座データ記憶部23から振込先口座識別子を抽出する。そして、抽出した振込先口座識別子と金額とを含めた振込内容を金融機関システム40に送信する。
【0052】
振込内容を受信した金融機関システム40は、振込内容を送信した携帯電話端末10の送信元アドレスを確認する(S2−2)。顧客データ記憶部41に送信元アドレスが利用者の電子メールアドレスとして記録されている場合、金融機関システム40はこの電子メールアドレスに関連づけて顧客データ410に含まれる口座識別子を特定する。そして、金融機関システム40は、特定した口座識別子を用いて、この預金口座の残高を確認する(S2−3)。さらに、金融機関システム40は受信した振込内容に含まれる振込先口座の有無を確認する。
【0053】
振込内容の確認ができた場合には、金融機関システム40は振込確認のための電子メールを携帯電話端末10に送信する(S2−4)。この場合、電子メールの送信先として、顧客データ410に含まれる電子メールアドレスを用いる。
【0054】
この電子メールを受信した携帯電話端末10の表示部101には、図7に示す表示画面530が出力される。この表示画面530には、振込内容を確認するために用いるUniform Resource Locator(URL531)が付加されている。選択ボタン102を用いてこのURL531を選択した場合、携帯電話端末10は金融機関システム40に確認画面の要求を送信する。金融機関システム40はこの要求に応じて確認画面を送信する。
【0055】
この場合、携帯電話端末10の表示部101に図7に示す表示画面540が出力される。この表示画面540には、振込内容、パスワード入力欄541、実行ボタン542及び中止ボタン543が含まれる。処理を中止する場合には中止ボタン543を選択する。
【0056】
表示画面540に出力された振込内容を確認した利用者は、パスワード入力欄541にパスワードを入力し、実行ボタン542を選択する。この場合、携帯電話端末10の制御手段は、インターネットIを介して振込依頼を金融機関システム40に送信する(S1−5)。
【0057】
振込依頼を受信した金融機関システム40は、振込依頼に含まれるパスワードを用いて本人認証を行なう(S2−5)。具体的には、金融機関システム40は、顧客データ記憶部41に記録されているパスワードと、受信したパスワードとを照合する。
【0058】
そして、本人認証ができた場合には、金融機関システム40は、確認された振込依頼に基づいて振込処理を実行する(S2−6)。そして、金融機関システム40は、利用者に振込完了通知の電子メールを送信する(S2−7)。
【0059】
一方、携帯電話端末10は、受信した振込確認に含まれる相手先識別子を抽出し、これに関連づけられた電子メールアドレスを振込先口座データ記憶部23から抽出する(S1−6)。そして、携帯電話端末10は、この電子メールアドレスに、振込を行なった旨の通知を行なう(S1−7)。この結果、受取人は携帯電話端末11を用いて振込状況を把握でする。以上により、振込処理を終了する。
【0060】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、携帯電話端末10の振込先口座データ記憶部23には振込先口座が登録されている。そして、登録された振込先口座を用いて、金融機関システム40に振込内容を送信する。このため、利用者は自身の携帯電話端末10を用いて効率的に振込処理を行なうことができる。金融機関システム40が振込依頼を受付可能であれば、振込依頼を行なう場所や時間の自由度を大きくすることができる。また、同じ相手に複数回の振込を行なう場合、登録された情報を用いるので、利用者は振込先情報の入力負荷を軽減し、効率的に振込を行なうことができる。
【0061】
・ 上記実施形態では、振込先口座データ記憶部23には、振込先毎に相手先識別子及び振込先口座識別子に関連するデータが、相互に関連づけられて記録されている。そして、この相手先識別子には、アドレス帳データ記憶部22に記録された相手先識別子と同じものを用いて設定する。このため、携帯電話端末10のアドレス帳データ記憶部22に記録されたアドレス帳データ220を用いて、振込先の相手が使用する電子メールアドレス等の連絡先を特定できる。
【0062】
・ 上記実施形態では、振込内容を受信した金融機関システム40は、振込内容を送信した携帯電話端末10の送信元アドレスを確認する。そして、振込内容の確認ができた場合には、金融機関システム40は振込確認のための電子メールを携帯電話端末10に送信する。この場合、電子メールの送信先として、顧客データ410に含まれる電子メールアドレスを用いる。このため、金融機関システム40は、利用者の携帯電話端末10で受信した電子メールを用いて、振込処理の依頼を確認させることができる。
【0063】
・ 上記実施形態では、顧客データ記憶部41には顧客データ410が記録されている。この顧客データ410には、振込処理を依頼する場合に用いるパスワードに関するデータが記録される。そして、振込依頼を受信した金融機関システム40は、振込依頼に含まれるパスワードを用いて本人認証を行なう。このため、電子メールを用いた振込処理の依頼であっても、より安全に処理を行なうことができる。
【0064】
・ 上記実施形態では、携帯電話端末10は、受信した振込確認に含まれる相手先識別子を抽出し、これに関連づけられた電子メールアドレスを振込先口座データ記憶部23から抽出する。そして、携帯電話端末10は、この電子メールアドレスに、振込を行なった旨の通知を行なう。このため、振込先の相手は振込状況を迅速に把握することができる。
【0065】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・ 上記実施形態では、携帯電話端末10は、受信した振込確認に含まれる相手先識別子を抽出し、これに関連づけられたメールアドレスを振込先口座データ記憶部23から抽出する。そして、携帯電話端末10は、この電子メールアドレスに、振込を行なった旨の通知を行なう。これに代えて、携帯電話端末10は、振込内容を金融機関システム40に送信する時に、相手先の電子メールアドレスに振込を行なった旨の通知を行なってもよい。これにより、振込先の相手により早く振込状況を知らせることができる。
【0066】
・ 上記実施形態では、携帯電話端末10は、金融機関システム40に対する振込内容の送信や振込依頼の送信とは別に、相手先の電子メールアドレスに振込を行なった旨の通知を行なう。この代わりに、金融機関システム40と相手先の電子メールアドレスとに同じメッセージを同報送信してもよい。この場合、金融機関システム40は、メッセージの中から振込内容や振込依頼を抽出し、振込処理を行なう。これにより、通信回数を削減でき、通信コストを減らすことができる。
【0067】
・ 上記実施形態では一つの預金口座に振込を行なう場合を想定する。これに代えて、複数の預金口座に同時に振込処理を行なうことができるようにしてもよい。この場合、表示画面520に複数の振込先選択欄521を設け、さらにそれに対応する金額入力欄522を設ける。これにより、通信回数を削減しながら、効率的に振込処理を行なうことができる。
【0068】
・ 上記実施形態では、インターネットIに接続された携帯電話端末10を用いて振込処理を依頼する。これに代えて、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)を用いてもよい。
【0069】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ネットワークを介して的確かつ効率的に振込処理を依頼することができる。また、振込先の相手も迅速に振込状況を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム概略図。
【図2】アドレス帳データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図3】振込先口座データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図4】顧客データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図5】本実施形態の処理手順の説明図。
【図6】携帯電話端末の表示部に出力された表示画面の説明図。
【図7】携帯電話端末の表示部に出力された表示画面の説明図。
【符号の説明】
10…ユーザ端末としての携帯電話端末、22…アドレス帳データ記憶手段としてのアドレス帳データ記憶部、23…振込先口座データ記憶手段としての振込先口座データ記憶部、40…金融機関システム、I…ネットワークとしてのインターネット。
Claims (8)
- 連絡先識別子に関連づけられた連絡先情報を記録したアドレス帳データ記憶手段と、前記連絡先識別子に関連づけて振込先口座情報を記録した振込先口座データ記憶手段とを有し、ネットワークを介して金融機関システムに接続されたユーザ端末を用いて振込処理の依頼を行なう方法であって、
前記ユーザ端末が、
利用者に対して振込先の連絡先識別子及び振込金額の入力を促す段階と、
入力された連絡先識別子に基づいて前記振込先口座データ記憶手段から振込先口座情報を抽出し、前記金融機関システムに振込内容を送信する段階と、
入力された連絡先識別子に基づいて前記アドレス帳データ記憶手段から連絡先情報を抽出し、この連絡先にメッセージを送信する処理を実行する段階と
を有することを特徴とする振込処理方法。 - 前記連絡先情報は、電子メールアドレスを含んで構成することを特徴とする請求項1に記載の振込処理方法。
- 前記メッセージの送信処理は、
前記ユーザ端末が、前記金融機関システムに送信した前記振込内容に対する振込内容確認を前記金融機関システムから受信し、
前記振込内容確認に対して振込依頼を前記金融機関システムに送信するときに実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の振込処理方法。 - 前記メッセージの送信処理は、
前記ユーザ端末が、前記金融機関システムから振込完了通知を受信したときに実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の振込処理方法。 - 連絡先識別子に関連づけられた連絡先情報を記録したアドレス帳データ記憶手段と、前記連絡先識別子に関連づけて振込先口座情報を記録した振込先口座データ記憶手段とを有し、ネットワークを介して金融機関システムに接続されたユーザ端末を用いて振込処理の依頼を行なうプログラムであって、
前記ユーザ端末を、
利用者に対して振込先の連絡先識別子及び振込金額の入力を促す手段と、
入力された連絡先識別子に基づいて前記振込先口座データ記憶手段から振込先口座情報を抽出し、前記金融機関システムに振込内容を送信する手段と、
入力された連絡先識別子に基づいて前記アドレス帳データ記憶手段から連絡先情報を抽出し、この連絡先にメッセージを送信する処理を実行する手段
として機能させることを特徴とする振込処理プログラム。 - 前記連絡先情報は、電子メールアドレスを含んで構成することを特徴とする請求項5に記載の振込処理プログラム。
- 前記メッセージの送信処理は、
前記ユーザ端末が、前記金融機関システムに送信した前記振込内容に対する振込内容確認を前記金融機関システムから受信し、
前記振込内容確認に対して振込依頼を前記金融機関システムに送信するときに実行することを特徴とする請求項5又は6に記載の振込処理プログラム。 - 前記メッセージの送信処理は、
前記ユーザ端末が、前記金融機関システムから振込完了通知を受信したときに実行することを特徴とする請求項5又は6に記載の振込処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002264417A JP2004102711A (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | 振込処理方法及び振込処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002264417A JP2004102711A (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | 振込処理方法及び振込処理プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004102711A true JP2004102711A (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=32263869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002264417A Pending JP2004102711A (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | 振込処理方法及び振込処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004102711A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007034948A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Oki Electric Ind Co Ltd | 自動取引システムおよびそれに用いる自動取引装置並びに自動取引方法 |
JP2007048077A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 支払状況管理システム |
JP2008276294A (ja) * | 2007-04-25 | 2008-11-13 | Japan Research Institute Ltd | 振込処理システム及び振込処理方法 |
JP2010515165A (ja) * | 2006-12-26 | 2010-05-06 | ビザ ユー.エス.エー.インコーポレイテッド | エイリアスを使用したモバイル・ペイメントのシステム及び方法 |
JP2012501495A (ja) * | 2008-08-26 | 2012-01-19 | ファイアーソーン・モバイル・インコーポレイテッド | 遅延性決済金融口座間でリアルタイム金融取引を達成するシステム及び方法 |
WO2016179165A1 (en) * | 2015-05-05 | 2016-11-10 | Mastercard International Incorproated | Systems, methods, devices, and computer readable media for enabling direct electronic payment transfers |
JP2017513161A (ja) * | 2015-02-16 | 2017-05-25 | 小米科技有限責任公司Xiaomi Inc. | 振込処理方法および装置 |
JP6247410B1 (ja) * | 2017-03-03 | 2017-12-13 | 楽天銀行株式会社 | 振込制御システム、金融機関システム、会計システム、振込制御システムの制御方法、金融機関システムの制御方法、会計システムの制御方法、及びプログラム |
JP2019121120A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | マネーツリー株式会社 | 取引管理システム、取引管理装置、取引管理方法及び取引管理プログラム |
-
2002
- 2002-09-10 JP JP2002264417A patent/JP2004102711A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007034948A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Oki Electric Ind Co Ltd | 自動取引システムおよびそれに用いる自動取引装置並びに自動取引方法 |
JP2007048077A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 支払状況管理システム |
JP2014132474A (ja) * | 2006-12-26 | 2014-07-17 | Visa Usa Inc | エイリアスを使用したモバイル・ペイメントのシステム及び方法 |
JP2010515165A (ja) * | 2006-12-26 | 2010-05-06 | ビザ ユー.エス.エー.インコーポレイテッド | エイリアスを使用したモバイル・ペイメントのシステム及び方法 |
JP2016186814A (ja) * | 2006-12-26 | 2016-10-27 | ビザ ユー.エス.エー.インコーポレイテッド | エイリアスを使用したモバイル・ペイメントのシステム及び方法 |
JP4503042B2 (ja) * | 2007-04-25 | 2010-07-14 | 株式会社日本総合研究所 | 振込処理システム及び振込処理方法 |
JP2008276294A (ja) * | 2007-04-25 | 2008-11-13 | Japan Research Institute Ltd | 振込処理システム及び振込処理方法 |
JP2012501495A (ja) * | 2008-08-26 | 2012-01-19 | ファイアーソーン・モバイル・インコーポレイテッド | 遅延性決済金融口座間でリアルタイム金融取引を達成するシステム及び方法 |
JP2017513161A (ja) * | 2015-02-16 | 2017-05-25 | 小米科技有限責任公司Xiaomi Inc. | 振込処理方法および装置 |
WO2016179165A1 (en) * | 2015-05-05 | 2016-11-10 | Mastercard International Incorproated | Systems, methods, devices, and computer readable media for enabling direct electronic payment transfers |
US10607210B2 (en) | 2015-05-05 | 2020-03-31 | Mastercard International Incorporated | Systems, methods, devices, and computer readable media for enabling direct electronic payment transfers |
US11195164B2 (en) | 2015-05-05 | 2021-12-07 | Mastercard International Incorporated | Systems, methods, devices, and computer readable media for enabling direct electronic payment transfers |
JP6247410B1 (ja) * | 2017-03-03 | 2017-12-13 | 楽天銀行株式会社 | 振込制御システム、金融機関システム、会計システム、振込制御システムの制御方法、金融機関システムの制御方法、会計システムの制御方法、及びプログラム |
JP2018147165A (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-20 | 楽天銀行株式会社 | 振込制御システム、金融機関システム、会計システム、振込制御システムの制御方法、金融機関システムの制御方法、会計システムの制御方法、及びプログラム |
JP2019121120A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | マネーツリー株式会社 | 取引管理システム、取引管理装置、取引管理方法及び取引管理プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7757945B2 (en) | Method for electronic payment | |
JP4334247B2 (ja) | 携帯端末装置および電子マネーサーバ | |
JP4304162B2 (ja) | 決済方法及び決済中継サーバ | |
US8626842B2 (en) | Content transaction management server device, content-providing server device, and terminal device and control program | |
US7069028B2 (en) | Device and method for mediating between questioners and answerer by using mobile telephone | |
JP2009543185A (ja) | モバイル環境における金融取引のための方法およびシステム | |
CN102349082A (zh) | 支付系统 | |
US20100070375A1 (en) | Personal Information Applications, Personal Information Access Devices, and Methods of Accessing Personal Information | |
CN101661649A (zh) | 自动交易装置以及自动交易系统 | |
JP5238229B2 (ja) | 口座振替受付システム、受付装置、端末装置、及び、コンピュータプログラム | |
US20050038683A1 (en) | System and method of international patent application | |
JP6138975B2 (ja) | クーポン発行装置、クーポン発行システム、クーポン発行方法およびプログラム | |
JP2004102711A (ja) | 振込処理方法及び振込処理プログラム | |
JP4452459B2 (ja) | 送金管理方法及び送金管理プログラム | |
JP4920386B2 (ja) | 取引照会システム、取引照会プログラム及び取引照会方法 | |
JP2001352583A (ja) | 課金システム | |
JP2004213440A (ja) | 個人認証方法および管理方法 | |
JP2006350809A (ja) | 会員登録支援方法及び会員登録支援プログラム | |
JP2005107580A (ja) | 口座振込通知管理方法、口座振込通知管理プログラム及び口座振込通知管理システム | |
JP4536332B2 (ja) | Atm操作支援システム及びatm操作支援プログラム | |
JP4881088B2 (ja) | 口座取引停止システム | |
JP2002041790A (ja) | 口座開設情報提供システム及び口座開設情報提供方法 | |
JP2002123676A (ja) | テレホンバンキングシステム | |
JP5059148B2 (ja) | Atm操作支援システム、atm操作支援プログラム、atm操作支援用記録媒体及びatm | |
JP2003058805A (ja) | 代金支払方法及び代金支払プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050816 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051115 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060307 |