JP2004102461A - 紙幣取扱装置 - Google Patents

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【課題】取り扱い可能な金種数が多く、且つ、その金種数を容易に変更できる、小型な多金種対応の紙幣取扱装置を提供する。
【解決手段】搬送路から複数に分岐する分岐搬送路5a、5bと、内部に内部搬送路を持ち、分岐搬送路5a、5bの何れか、または、他の紙幣収納放出庫に連結する寸法を持つ紙幣収納放出庫8を用意し、それら紙幣収納放出庫を任意に選択組み合わせて配置することによって金種数を容易に変更できる小型な多金種対応の紙幣取扱装置を得ることができる。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙幣取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、国内での外国紙幣の取り扱いの増加や、国外での現金自動取引装置のニーズが高まってきている。これに伴い、現金自動取引装置は、日本円紙幣だけでなく、外国紙幣の取り扱いが必要となってきており、取り扱う金種の数の増加が求められている。また、取り扱う金種は今後も変化する可能性が大きい。
【0003】
上記の様に取扱金種数が増加した場合に対応する従来技術として、例えば特許文献1に記載のように、紙幣を金種別に出し入れする収納部を既収納側と次収納側に分け、入金された紙幣の内ある金種の紙幣を一時退避手段に一時的に蓄えつつ別のある金種の紙幣を既収納側に収納し、その後、一時退避手段に一時的に蓄えていた紙幣を次収納側に収納することで、一つの収納部に二つの金種を分けて収納する紙幣処理装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−32831号公報(第1頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の紙幣処理装置は、一つの収納部に二つの金種を分けて収納する際、上記の通り、一時退避手段を必ず必要とするため、その分装置全体が大きくならざるを得ない。また、新たに入金されたある金種の紙幣と収納部に既に収納されている同一金種の紙幣を一纏めにするために、入金が行われる毎に収納部に既に収納されている紙幣をも一時退避手段に全て搬送収納しなくてはならないため、収納枚数が増加するにつれ、入金処理時間が増大するという問題がある。
【0006】
また、一つの収納部に二つの金種を分けて収納するときにおいて、これら二種の紙幣サイズが異なるような場合については考慮されていない。
【0007】
本発明の目的は、取り扱い可能な金種数が多く、且つ、その金種数を容易に変更できる、小型な多金種対応の紙幣取扱装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の紙幣取扱装置は主に以下の特徴を持つ。第1に、利用者が投入した紙幣を繰り出し、利用者に与える紙幣を集積する入出金口と、紙幣の収納と放出の何れか一方または両方を行う紙幣収納放出庫と、前記入出金口と前記紙幣判別部と前記紙幣収納放出庫を結び、紙幣を搬送する搬送路を有する紙幣取扱装置において、前記搬送路から複数に分岐し前記紙幣収納放出庫に連結する分岐搬送路を有することを特徴とする。
【0009】
第2に利用者が投入した紙幣を繰り出し、利用者に与える紙幣を集積する入出金口と、紙幣の収納と放出の何れか一方または両方を行う紙幣収納放出庫が配置される収納庫群配置部と、前記入出金口と前記収納庫群は一部とを結び紙幣を搬送する搬送路とを有する紙幣取扱装置において、
前記搬送路から複数に分岐し前記収納庫群配置部に連結する分岐搬送路を有し、
前記収納庫群配置部に備えられる紙幣収納放出庫は、前記分岐搬送路または他の前記紙幣収納放出庫に連結する内部搬送路を持ち、
前記収納庫群配置部には前記分岐搬送路の何れかに連結する寸法を持つ前記紙幣収納放出庫を備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した現金自動取引装置の外観を示す斜視図である。装置の本体筐体101の上部には、筐体101の上部正面板101bに設けたカードスロット102aと連通し利用者のカードを処理し、取引明細票を印字して放出するカード・明細票処理機構102と、通帳スロット103aと連通し利用者の通帳を処理する通帳処理機構103とを備える。
【0011】
また、本体筐体101の下部には、入出金口2を具備した紙幣を処理する紙幣取扱装置1を備えており、中間部には、取引の内容を表示および入力する顧客操作部105を設ける。106は現金自動取引装置全体の制御を司る本体制御部である。
【0012】
図2は、本装置の制御関係を示すブロック図である。本体筐体101に設けたカード・明細票処理機構102、通帳処理機構103、紙幣取扱装置1および顧客操作部105は、バス106aを介して本体制御部106と接続しており、本体制御部106の制御の下に必要な動作を行う。本体制御部106は、上記の他に、インタフェース部106b、係員操作部106c、外部記憶装置106dともバス106aで接続しており、必要なデータのやりとりを行う。なお、図2に示した101dは、上記各機構、構成部分に電力を供給する電源部である。
【0013】
図3に示すように、制御部10は装置の本体制御部106とバス106aを介して接続し、本体制御部106からの指令および紙幣取扱装置1の状態検出に応じて紙幣取扱装置1の制御を行う。また、紙幣取扱装置1の状態を、必要に応じて本体制御部106に送る。
【0014】
図4は、本発明を適用した紙幣取扱装置1の構成を示す側面図である。紙幣取扱装置1は主に、入出金口2、紙幣の判別を行う紙幣判別部3、入金された紙幣を取引成立までの間一旦収納する一時保管庫4、紙幣取扱装置に収納される紙幣を紙幣の収納と放出の何れか一方または両方を行う紙幣収納放出庫8、および、搬送路5、分岐搬送路5a、5bで構成する。尚、紙幣収納放出庫8は、入金された紙幣の収納、使用不能な紙幣や利用者の取り忘れ紙幣などの収納、他の紙幣収納放出庫8から紙幣を回収するための収納、出金用紙幣の放出、他の紙幣収納放出庫8へ紙幣を装填するための放出等の機能を持ち、用途に合わせて、それら動作の何れかを行う。
【0015】
なお、紙幣収納放出庫8が配置される部分は、入出金口2、紙幣判別部3、及び一時保管庫4を接続する搬送路5とから構成される上部分と分岐搬送路5a及び5bによって接続される。当該部分は複数の収納庫が配置される収納庫群配置部であり、紙幣取扱装置1で取り扱う紙幣が収められる。
【0016】
次に、紙幣取扱装置1の動作について説明する。
図10に入金取引時のフロー図を示す。入金取引時には、入出金口2に投入された紙幣を一枚ずつに分離し、紙幣判別部3で紙幣の金種、真偽を判定し、一時保管庫4に一旦収納する。この時、紙幣判別部3で判別できなかった紙幣や、傾きや間隔が異常となった紙幣は、直接入出金口2に搬送し、利用者に返却する。入金取引の成立後は、紙幣を一時保管庫4から搬出し、再び紙幣判別部3にて紙幣の状態を確認した後、ゲート11を切り替えることで該当する紙幣収納放出庫8に収納する。
【0017】
出金時には、該当する紙幣収納放出庫8から出金紙幣を所定の枚数だけ繰り出し、紙幣判別部3で判別し、入出金口2へ搬送することで利用者に支払う。出金動作中、使用不能な紙幣を発見した場合は、その紙幣を一旦一時保管庫4に収納し、それに代わる紙幣を新たに紙幣収納放出庫8から繰り出す。その後、使用不能な紙幣を一時保管庫4から搬出し、使用不能な紙幣を収納する紙幣収納放出庫8に搬送、収納する。
【0018】
次に、図5〜図7を用いて、紙幣収納放出庫8の構成を説明する。
紙幣収納放出庫8は、上部プーリ817と下部プーリ818に懸架した搬送用ベルト814と、ガイド815と、従動回転する搬送用ローラ816をもつ。すなわち、紙幣収納放出庫8は、搬送用ベルト814と、ガイド815及び搬送用ローラ816とで構成する内部路をもつ。この内部搬送路は、図5中の紙幣収納放出庫8の上部から下部に貫通しており、また、切り替えゲート822の位置に紙幣収納放出庫8内部に通ずるよう分岐してある。上部ギヤ819は上部プーリ817と同軸上に固定しており、下部ギヤ820は下部プーリ818と同軸上に固定している。また、連結用ギヤ821は上部ギヤ817と連結している。尚、本例では、連結用ギヤ821を紙幣収納放出庫8に備えたが、紙幣取扱装置1に備えてもよい。
【0019】
そして紙幣収納放出庫8は、スタック・フィードローラ801と、ピックアップローラ811と、従動回転するバックアップローラ802と、収納方向に回転し、繰り出し方向には回転しないゲートローラ803と、ゲートローラ803と同一軸上にあって可撓性の押込み部材が放射状に配置されたブラシローラ804と、分離時とスタック時で位置が変化する分離・スタックガイド805と、透過センサ(紙幣残留検出センサ)888a、888bで構成する取込放出口をもつ。尚、ブラシローラ804は後述する紙幣放出動作を実現するため、半周分のみしかシートを有していない。また、ピックアップローラ811はスタック・フィードローラ801と同期駆動し、さらに、ブラシローラ804はスタック・フィードローラ801に対して逆転駆動する構成であり、駆動源の共用化を図っている。尚、ブラシローラ804は1方向クラッチを介してスタック・フィードローラ801と連結しており、紙幣放出時にブラシローラ804は回転しない。
【0020】
さらに紙幣収納放出庫8は、底板808と、底板808より上面で紙幣下面を支持するように懸架された底面平ベルト807と、押板806と、分離・スタックガイド805と、ストッパ810(天板)と、側壁813で構成する紙幣収納空間をもつ。尚、ストッパ810は紙幣の上端を規制するものであり、紙幣の寸法に応じて、上部紙幣支持部材812と一体で上下方向に調整可能である。また、側壁813も紙幣の寸法に合わせて取り付け位置の設定ができる。
【0021】
さらに、上部紙幣支持部材812を分離・スタックガイド805の上部と入り組むように配置し、下部紙幣支持部材809をゲートローラ803の近傍に配置する。上部紙幣支持部材812、下部紙幣支持部材は、図示しない駆動源により、押板806、底面ベルト807と連動して紙幣の集積方向に回転する構造をもつ。但し、上部紙幣支持部材812は1方向クラッチを介して押板806、底面ベルト807と連結しており、紙幣放出時に上部紙幣支持部材812は自由に回転する。
【0022】
次に、紙幣収納放出庫8の紙幣収納動作について図5を用いて述べる。
紙幣収納放出庫8に収納する紙幣を、図5中の紙幣収納放出庫8の上部から取り込み、図示しない駆動源を用いて駆動する搬送用ベルト814と従動する搬送用ローラ816とで挟持しながら搬送する。紙幣を紙幣収納放出庫8に収納する場合は、図示しない駆動源を用いて切り替えゲート822を図5中の実線の位置に固定し、図示せぬ駆動モータにより回転するスタック・フィードローラ801とバックアップローラ802間に紙幣を誘導する。続いて、紙幣をスタック・フィードローラ801とスタック方向に回転するゲートローラ803間に搬送し、分離・スタックガイド805に沿って紙幣収納放出庫8に取込む。紙幣を取込む際、ブラシローラ804が紙幣の下端を集積方向に掻き出すことにより続いて取込まれる紙幣との干渉を防止する。
【0023】
透過センサ888a、888bの光は取込んだ紙幣により遮へいされるが、取込んだ紙幣の量が少ない内は、ブラシローラ804が紙幣を掻き出すことができるため、短い時間で光の遮へいを回避できる。しかし、紙幣を取込み続けると、ブラシローラ804が紙幣を掻き出すことができなくなるため、透過センサ888a、888bの光の遮へい時間が長くなる。透過センサ888a、888bの光の遮へい時間が所定時間以上になった場合、押板806と底面ベルト807は図示せぬ金庫外の駆動源により一体となって動作し、収納紙幣を分離・スタックガイド805から遠ざける方向に運ぶ。この動作により、取込んだ紙幣と収納済みの紙幣は干渉しない。
【0024】
さらにこの時、上部紙幣支持部材812は図5中で左周りに、下部紙幣支持部材809は右回りに回転し、収納済み紙幣の上下端部を支持することで、紙幣の立位状態を維持する。
【0025】
次に、紙幣収納放出庫8の紙幣放出動作について図6を用いて述べる。ブラシローラ804は前述のように、約半周分のみしかシートを有していない。紙幣を放出する際には、紙幣の分離を阻害しないようにシートが突出しない位相でブラシローラ804を停止し保持する。尚、ブラシローラ804は1方向クラッチを介してスタック・フィードローラ801と連結しているため、紙幣放出時にブラシローラ804は回転しない。
【0026】
続いて分離・スタックガイド805を、二点鎖線805aで示す位置に移動させ、押板806と底面ベルト807を図示せぬ金庫外の駆動源により一体となって動かし、ピックアップローラ811に所定の押圧力がかかるまで収納紙幣を移動させる。続いて、ピックアップローラ811に押し付けた紙幣を、図示せぬ金庫外の駆動源により回転するピックアップローラ811にて一枚ずつ分離する。その際、内蔵した1方向クラッチの作用により繰り出し方向には回転しないゲートローラ803で紙幣の2枚送りを防止しながら、スタック・フィードローラ801で紙幣を紙幣収納放出庫8の外へ搬送する。紙幣を分離搬送している間、押板806と底面ベルト807は、ピックアップローラ811に所定の押圧力がかかるように制御しながら動き続ける。この様に一枚ずつ分離し、スタック・フィードローラ801とバックアップローラ802間に搬送した紙幣を、切り替えゲート822で図6中の紙幣収納放出庫8の上部方向に誘導しながら、搬送用ベルト814と搬送用ローラ816とで挟持して紙幣収納放出庫8の上部へ搬出する。
【0027】
尚、図5中の紙幣収納放出庫8の上部から取り込み、搬送用ベルト814と従動する搬送用ローラ816とで挟持しながら搬送する紙幣を、図5中の紙幣収納放出庫8に収納せず下部に搬送する場合は、図示しない駆動源を用いて切り替えゲート822を図5中の点線の位置に固定し、紙幣を下部に搬送する。
【0028】
また、図5中の紙幣収納放出庫8の下部から取り込んだ紙幣を、上部に搬出する場合は、図示しない駆動源を用いて切り替えゲート822を図5中の点線の位置に固定し、搬送用ベルト814と従動する搬送用ローラ816とで紙幣を挟持しながら上部に搬送する。
【0029】
すなわち、紙幣収納放出庫8に備えられる内部搬送路は、紙幣を双方向に搬送可能であり、紙幣の収納および放出を行うことができる。
【0030】
図8に、図5に示す紙幣収納放出庫8と同等の機能を持ち、紙幣収納方向の寸法が2分の1である紙幣収納放出庫8a、8bを示す。紙幣収納放出庫8a、8bは、紙幣収納放出庫8と比べ、紙幣収納容量以外は全て同じ機能を持つ。
【0031】
図9に、紙幣収納放出庫8と紙幣収納放出庫8aおよび8bを備えた紙幣取扱装置1を示す。図9に示す紙幣取扱装置1は、図4に示す紙幣取扱装置1の上二つの紙幣収納放出庫8を紙幣収納放出庫8aおよび8bに代えたものである。
【0032】
図9に示す紙幣取扱装置1の場合、図9中右側の二つ紙幣収納放出庫8a内の内部搬送路、及び二つの紙幣収納放出庫8内の内部搬送路が分岐搬送路5aと連結し、図9中左側の二つ紙幣収納放出庫8b内の内部搬送路が分岐搬送路5bと連結する。
【0033】
また、紙幣収納放出庫8および紙幣収納放出庫8a、8bのそれぞれの連結用ギヤ821が上部に位置する紙幣収納放出庫8または紙幣収納放出庫8a、8bの下部連結ギヤ820と連結し、一番上の紙幣収納放出庫8a、8bの連結用ギヤ821が図示しない駆動源と連結することで、駆動源の共有化を行う。
【0034】
係員が紙幣取扱装置1に各紙幣収納放出庫8、8a、8bを装着する際、係員操作部106cを通して、紙幣収納放出庫8、8a、8bの各個数および各々の収納紙幣を入力することで、紙幣取扱装置1は各取扱紙幣に該当する紙幣収納放出庫8、8a、8bを認識することができる。
【0035】
すなわち、係員は、係員操作部106cを操作して紙幣取扱装置1に装着される紙幣収納放出庫の個数及び各々の紙幣収納放出庫に収納される紙幣を入力し、当該入力情報はバス106aを介して本体制御部106へと伝達される。本体制御部106は、これらの入力情報を紙幣取扱装置1に備えられる制御部10へと伝達し、制御部10は装着された紙幣収納放出庫の数及び各々の紙幣収納放出庫に収納される紙幣を認識する。制御部10はこれらの情報に基づいて紙幣取扱装置1の各構成要素の動作を制御する。以下、入金取引時および出金取引時における紙幣取扱装置1の動作について説明する。
【0036】
入金取引時には、図10に示すフロー図の様に、入出金口2に投入された紙幣を一枚ずつ分離し、紙幣判別部3で紙幣の金種、真偽を判定し、一時保管庫4に一旦収納する。この時、紙幣判別部3で判別できなかった紙幣や、傾きや間隔が異常となった紙幣は、直接入出金口2に搬送し、利用者に返却する。入金取引の成立後は、紙幣を一時保管庫4から搬出し、再び紙幣判別部3にて紙幣の状態を確認した後、ゲート11を切り替えることで該当する紙幣収納放出庫8または8aまたは8bに収納する。
【0037】
出金時には、該当する紙幣収納放出庫8または8aまたは8bから出金紙幣を所定の枚数だけ繰り出し、紙幣判別部3で判別し、入出金口2へ搬送することで利用者に支払う。出金動作中、使用不能な紙幣を発見した場合は、その紙幣を一旦一時保管庫4に収納し、それに代わる紙幣を新たに紙幣収納放出庫8または8aまたは8bから繰り出す。その後、使用不能な紙幣を一時保管庫4から搬出し、使用不能な紙幣を収納する紙幣収納放出庫8または8aまたは8bに搬送、収納する。
【0038】
このような構成とすることによって紙幣取扱装置1の大きさを変えずに取り扱う金種の数を変更することができる。
【0039】
尚、図9には、二つの紙幣収納放出庫8と二つの紙幣収納放出庫8aと二つの紙幣収納放出庫8bを組み合わせた紙幣取扱装置1を例として示したが、紙幣収納放出庫8の段数や列数を拡張したり、紙幣収納放出庫8と紙幣収納放出庫8a、8bの紙幣収納方向の寸法比を変更することで、他の組み合わせを採用することができる。
【0040】
また、本例では、紙幣を立位姿勢で収納する紙幣収納放出庫8を備えた紙幣取扱装置1について説明したが、紙幣を水平姿勢で収納する紙幣収納放出庫8を備えた紙幣取扱装置1でも何ら構わない。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、取り扱い可能な金種数が多く、且つ、その金種数を容易に変更できる、小型な多金種対応の紙幣取扱装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の現金自動取引装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本実施例の現金自動取引装置の制御関係を示すブロック図である。
【図3】本実施例の紙幣取扱装置の制御関係を示すブロック図である。
【図4】本実施例の紙幣取扱装置の側面図である。
【図5】本実施例の紙幣収納放出庫の側面図である。
【図6】本実施例の紙幣収納放出庫の側面図である。
【図7】本実施例の紙幣収納放出庫の上面図である。
【図8】本実施例の紙幣収納放出庫の側面図である。
【図9】本実施例の紙幣取扱装置の側面図である。
【図10】本実施例の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1…紙幣取扱装置、2…入出金口、3…紙幣判別部、4…一時保管庫、5…搬送路、5a、5b…分岐搬送路、8、8a…紙幣収納放出庫、814…搬送用ベルト、815…ガイド、816…搬送用ローラ、817…上部プーリ、818…下部プーリ、819…上部ギヤ、820…下部ギヤ、821…連結用ギヤ、822…切り替えゲート。

Claims (6)

  1. 利用者が投入した紙幣を繰り出し、利用者に与える紙幣を集積する入出金口と、紙幣の収納と放出の何れか一方または両方を行う紙幣収納放出庫と、前記入出金口と前記紙幣判別部と前記紙幣収納放出庫を結び、紙幣を搬送する搬送路を有する紙幣取扱装置において、前記搬送路から複数に分岐し前記紙幣収納放出庫に連結する分岐搬送路を有することを特徴とする紙幣取扱装置。
  2. 請求項1記載の紙幣取扱装置において、前記分岐搬送路または他の前記紙幣収納放出庫に連結する内部搬送路を持ち、前記分岐搬送路の何れかに連結する寸法を持つ前記紙幣収納放出庫を、任意に選択組み合わせて配置することを特徴とする紙幣取扱装置。
  3. 利用者が投入した紙幣を繰り出し、利用者に与える紙幣を集積する入出金口と、紙幣の収納と放出の何れか一方または両方を行う紙幣収納放出庫が配置される収納庫群配置部と、前記入出金口と前記収納庫群は一部とを結び紙幣を搬送する搬送路とを有する紙幣取扱装置において、
    前記搬送路から複数に分岐し前記収納庫群配置部に連結する分岐搬送路を有し、
    前記収納庫群配置部に備えられる紙幣収納放出庫は、前記分岐搬送路または他の前記紙幣収納放出庫に連結する内部搬送路を持ち、
    前記収納庫群配置部には前記分岐搬送路の何れかに連結する寸法を持つ前記紙幣収納放出庫を備えることを特徴とする紙幣取扱装置。
  4. 前記内部搬送路は、紙幣を双方向に搬送する双方向搬送路であることを特徴とする請求項3に記載の紙幣取扱装置。
  5. 係員によって操作される係員操作部と、前記係員操作部とバスを介して接続される本体制御部とを備え、
    前記係員操作部は、紙幣取扱装置に搭載される紙幣収納放出庫の数と各々の前記紙幣収納放出庫が収納する紙幣の種類とが入力されることを特徴とする請求項3に記載の紙幣取扱装置。
  6. 各構成要素の動作を制御する制御部を備え、当該制御部は、前記係員操作部から入力される情報に基づいて各構成要素を制御することを特徴とする請求項5に記載の紙幣取扱装置。
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