JP2004101469A - 硬さ試験装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】試料ストッカを固定した状態においても、試料ストッカへの試料の収納を容易にする。
【解決手段】硬さ試験装置10は、試験前の試料Sをストックしておく試料ストッカ2と、試料ストッカ2から搬送された試料Sの硬さ試験を行う硬さ試験機1と、を備える。試料ストッカ2は、試料Sを支持するガイド部22と、ガイド部22の一側面にガイド部22の上下方向に連続して形成され、試料Sの幅よりも大きな幅を有する開口部22aと、開口部22aを開閉自在とする開閉部材24と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】硬さ試験装置10は、試験前の試料Sをストックしておく試料ストッカ2と、試料ストッカ2から搬送された試料Sの硬さ試験を行う硬さ試験機1と、を備える。試料ストッカ2は、試料Sを支持するガイド部22と、ガイド部22の一側面にガイド部22の上下方向に連続して形成され、試料Sの幅よりも大きな幅を有する開口部22aと、開口部22aを開閉自在とする開閉部材24と、を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬さ試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧子により試料表面に荷重を負荷して圧痕を形成させることに基づいて、試料の材料特性を評価する試験機として硬さ試験機が知られている。
また、同一形状の試料を自動的に連続で試験を行う搬送装置を備えた硬さ試験機が開発されており、このタイプの硬さ試験機は、試料を予め整列させて積み上げてストックするための試料ストッカを備えている。
試料ストッカ7は、例えば、図8に示すように、基礎となる底盤71上に、横断面視略凹字形状のガイド72が二本直角に立設されている。これらのガイド72は、凹部72aが互いに向かい合うように離間されて配置されることにより二本のガイド72間に収納部73が形成されている。
そして、試験前に作業者が試料Sを試料ストッカ7の上端部から収納部73に収納することで、試料ストッカ7に試料Sがストックされる。
また、他の例として、試験片の種類ごとに複数の試験片を収納する試験片収容装置を設けた硬さ/引張自動試験機が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−313424号公報 (第2頁及び第3頁、第2図及び第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、試料Sが小さい場合には、試料Sを整えて積み上げていくために、両ガイド72間の間隔を狭くする必要があるので、試料Sの収納が困難であった。また、試料Sのストック数を増やすためにガイド72を長くした場合においては、手が底部まで届かないため、側方から試料Sを持ちながら収納しなければならず、試料Sの収納が煩雑であった。
一方、上述のような問題を解決するため、試料ストッカ7を硬さ試験機から着脱可能とし、試料Sの収納を手元で行うことが考えられるが、試料Sを多くストックできる試料ストッカ7は大型となるため、持ち運びが困難であった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、試料ストッカを固定した状態においても、試料ストッカへの試料の収納を容易にした硬さ試験装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば、図1〜図7に示すように、試験前の試料Sをストックしておく試料ストッカ2と、前記試料ストッカ2から搬送された試料Sの硬さ試験を行う硬さ試験機1と、を備えた硬さ試験装置10であって、前記試料ストッカ2は、前記試料Sを支持するガイド部22と、前記ガイド部22の一側面に前記ガイド部22の上下方向に連続して形成され、前記試料Sの幅よりも大きな幅を有する開口部22aと、前記開口部22aを開閉自在とする開閉部材24と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、ガイド部の一側面には、試料の幅よりも大きな幅を有する開口部がガイド部の上下方向に連続して形成され、この開口部を開閉自在とする開閉部材を備えるので、作業者は、開閉部材を開けてガイド部の側面の開口部から試料をガイド部内に収納することができることとなって、ガイド部内への試料の収納を容易にすることができる。また、試料の収納後は、開閉部材を閉じることにより、試料が開口部から崩落するのを防止することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、例えば、図3〜図7に示すように、請求項1に記載の硬さ試験装置10において、前記ガイド部22は、基礎となる底盤4上に、前記一側面に対向する側面の下端部で回動自在に連結され、前記ガイド部22を回動させた際に、前記ガイド部22の姿勢を固定する固定部材25と、前記ガイド部22の回動量を規制する回動量規制部材26と、を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、ガイド部は、基礎となる底盤上に、一側面に対向する側面の下端部で回動自在に連結され、ガイド部を回動させた際に、ガイド部の姿勢を固定する固定部材と、ガイド部の回動量を規制する回動量規制部材と、を備えるので、ガイド部を一側面に対向する側面側に回動させると、回動量規制部材によって所定の位置で回動が規制され、ガイド部は傾斜した状態で固定部材に固定されて停止することとなる。この状態で、試料を収納することにより、試料を高く積み上げても開口部側に崩落するのを防止することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、例えば、図1〜図7に示すように、請求項1又は2に記載の硬さ試験装置10において、前記ガイド部22の回動を防止し、前記試料Sを搬送する搬送装置3が前記ガイド部22内に出し入れ可能な状態で前記ガイド部22を保持する保持部材27を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、ガイド部の回動を防止し、試料を搬送する搬送装置がガイド部内に出し入れ可能な状態でガイド部を保持する保持部材を備えるので、試料を収納し終えた際には、ガイド部を傾斜した状態から搬送装置がガイド部内に出し入れ可能な状態まで戻してその状態を保持することができる。これにより、搬送装置によってガイド部から試料を確実に取り出すことができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、例えば、図1、図2、図5〜図7に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の硬さ試験装置10において、前記開閉部材24に前記ガイド部22内の前記試料Sの残量を確認する確認窓24aを設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、開閉部材にガイド部内の試料の残量を確認する確認窓を設けたので、作業者は開閉部材を開けなくてもガイド部内の試料の残量を確認窓を通して見ることができることとなって、試料を補充するタイミングを容易に確認することができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、例えば、図2に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の硬さ試験装置10において、前記開閉部材24は、磁気に引きつけられる性質を有する材料から形成され、前記開閉部材24を閉じた際に、前記ガイド部22の前記開閉部材24と接触する部分に、磁石28を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、確認窓は、磁気に引きつけられる性質を有する材料から形成され、開閉部材を閉じた際に、ガイド部の開閉部材と接触する部分に、磁石を設けたので、開閉部材を閉じた際には、磁石に開閉部材が引きつけられて開閉部材が開くのを防止することとなって、開閉部材が勝手に開いて試料が崩落するのを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態における硬さ試験装置について詳細に説明する。
図1に示すように、硬さ試験装置10は、試料Sの硬さ試験を行う硬さ試験機1、試験前の試料Sをストックしておく試料ストッカ2、試料ストッカ2の試料Sを硬さ試験機1に搬送する搬送装置3等を備えている。
硬さ試験機1は、例えば、図1に示すように、試料Sを押圧する圧子12、硬さを表示する表示部13、圧子12の位置まで試料台14(後述する)を上昇させる駆動源となる角ねじ15、硬さ試験機1の操作を行う操作部16等を備えている。また、角ねじ15の上端部には、試料Sを載置する試料台14が硬さ試験機1と独立して設けられている。
なお、これらの構成要素については、公知のものであるため、説明を省略する。
【0017】
試料ストッカ2は、図2〜図4に示すように、基礎となる底盤4上で背面側となる下端部がヒンジ23aを介して回動自在に連結されている。また、試料ストッカ2は、底盤4上にほぼ直角に立設され、下端部が平面視略コ字状のガイド部22、ガイド部22の正面側にヒンジ23bを介して開閉自在に設けられた開閉部材としての扉部24、ガイド部22の下端部に上面から下面に向けて貫通するとともに、ガイド部22に螺合された固定部材としてのノブ付きねじ25、ガイド部22の回動量を規制する回動量規制部材としてのストッパ26、ガイド部22の回動を防止して、搬送装置3がガイド部22内に形成された収納部22cに対して出し入れ可能な状態でガイド部22を保持する保持部材としてのクランプ27、扉部24を閉じた際に扉部24が勝手に開かないように扉部24をガイド部22に引きつけておくための磁石28等を備えている。
なお、ガイド部22の正面側とは、作業者が試料Sを収納部22cに収納したり、硬さ試験機1や搬送機器3の操作・確認等を行う面側をいう。
【0018】
ガイド部22は、その開口部22aを正面側に向けて底盤4上にヒンジ23aを介して回動自在に連結されている。このヒンジ23aは、自身が折り畳むようにバネ等によって付勢されている。ガイド部22の上部は、平面視略矩形状に形成されるとともに、鉛直方向に長尺に形成されている。これらのガイド部22の対向する面間の距離は試料Sの幅よりも若干大きめにとられており、この隙間が開口部22aとして機能し、開口部22aの奥の空間が収納部22cとして機能する。また、図4に示すように、各ガイド部22の対向する面側の背面側に位置する側縁部には、収納した試料Sが背面側に崩落しないように押さえる突起部22bが長尺方向に連続して形成されている。
【0019】
扉部24は、試料Sの収納を行うための開口部22aを開閉自在にするものであり、ガイド部22の長尺方向に沿った長尺側の側縁の一方がヒンジ23bを介して回動自在に設けられ、磁気に引きつけられる性質を有する材料、例えば、鉄や鋼等から形成されている。扉部24の中央付近には、扉部24の長尺側の側縁に沿って連続した確認窓24aが設けられており、試料ストッカ2内の試料Sの残量を、扉部24を開けずに知ることができるようになっている。
【0020】
ノブ付きねじ25は、ねじ部25bがガイド部22の下端部の厚さよりも長く形成されており、ガイド部22にねじ込むことで、ガイド部22の下面側からその先端が突出するように形成されている。また、ねじ部25bの突出量はねじ部25bの上面に設けられたノブ25aを回して調節する。
なお、図4〜図6においては、ノブ付きねじ25は二つであるが、ガイド部22が大型になれば、ノブ付きねじ25を数カ所に設けてガイド部22の固定をより強固にしてもよい。
【0021】
ストッパ26は、ガイド部22の下端部を跨ぐように設けられ、ガイド部22が傾いた際に、その下端部が当接することによって、試料ストッカ2の回動量を規制するものである。
【0022】
クランプ27は、ガイド部22よりもさらに正面側に設置されており、レバーの操作により、いわゆるトグル機構によってガイド部22の下端部を上方から押さえ付け、試料ストッカ2を直立した状態に保持するものである。
【0023】
磁石28は、扉部24を閉じた際に、扉部24がガイド部22と接触する部分に設けられている。なお、磁石28は、永久磁石、電磁石を問わない。
【0024】
搬送装置3は、試料ストッカ2の背後に設けられ、収納部22c内を上下方向に移動可能な吸着ヘッド31、吸着ヘッド31の下端に設けられた吸着ノズル32、吸着ヘッド31の水平方向への移動を案内するガイドレール33、ガイドレール33を上下方向に移動させるガイドレール移動装置34等を備えている。
なお、搬送装置3の構成要素については、公知のものであるため、説明を省略する。
【0025】
次に、上述の硬さ試験装置10を用いて硬さ試験を行う方法について説明する。
まず、クランプ27を操作して、クランプ27によるガイド部22の押さえ付け状態を開放する。すると、ガイド部22は、ヒンジ23aの付勢力によって背面側へ回動し、ガイド部22の下端部がストッパ26に当接することで所定の角度傾斜した状態で回動が規制される。ここで、ノブ付きねじ25のノブ25aを回してねじ部25bの先端をガイド部22の下面側から突出させ、底盤4に突き当たるまでねじ部25bを突出させる。これにより、ガイド部22は、ストッパ26とノブ付きねじ25とによって傾斜した状態で固定されることになる。
【0026】
次いで、試料ストッカ2の扉部24を開けて、開口部22aから硬さ試験に用いる試料Sを収納部22cに収納する。試料Sを収納した後、扉部24を閉じ、ノブ25aを回し、ガイド部22の下面から突出したねじ部25bを元の状態に戻す。さらに、クランプ27を操作して、ガイド部22の下端部を押さえ付け、ガイド部22を直立した状態に保持する。
【0027】
次いで、搬送装置3の吸着ノズル32がガイド部22の上端から試料Sを吸着して取り出し、隣接する硬さ試験機1の試料台14に搬送して載置する。試料台14に載置された試料Sは硬さ試験が行われ、この試験と並行して搬送装置3が収納部22c内の試料Sを次々に試料台14に搬送する。
上記一連の工程中、作業者は、確認窓24aから試料Sの残量を確認し、残量が少なくなれば、一旦作業を停止し、上述の手順にて試料Sを適宜補充する。
【0028】
本実施の形態の硬さ試験装置10によれば、試料ストッカ2の正面側のガイド部22には、試料Sの幅よりも大きな幅を有する開口部22aがガイド部22の上下方向に連続して形成され、この開口部22aを開閉自在とする扉部24を備えるので、作業者は、扉部24を開けてガイド部22の開口部22aから試料Sを収納することができることとなって、収納部22cへの試料Sの収納を容易にすることができる。また、試料Sの収納後は、扉部24を閉じることにより、試料Sが開口部22aから崩落するのを防止することができる。
【0029】
また、試料ストッカ2は、底盤4上に、ガイド部22の下端部の背面側で付勢力のかかったヒンジ23aを介して回動自在に連結され、ノブ付きねじ25と、ストッパ26と、を備えるので、ガイド部22を背面側に回動させると、ストッパ26によって所定の位置で回動が規制され、ガイド部22は傾斜した状態でノブ付きねじ25に固定されて停止することとなる。この状態で、試料Sを収納することにより、試料Sの荷重はガイド部22の背面側に大きく作用するので、試料Sを高く積み上げても試料Sが開口部22a側に崩落するのを防止することができる。
【0030】
また、ガイド部22の回動を防止して、搬送装置3がガイド部22内に出し入れ可能な状態でガイド部22を保持するクランプ27を備えるので、試料Sを収納し終えた際には、ガイド部22を傾斜した状態から初期の直立状態に戻し、クランプ27によってガイド部22の直立状態を保持することができる。これにより、搬送装置3は、収納部22cから試料Sを確実に取り出すことができる。
【0031】
また、扉部24に収納部22c内の試料Sの残量を確認する確認窓24aを設けたので、作業者は扉部24を開けなくても試料ストッカ2内の試料Sの残量を確認窓24aを通して見ることができることとなって、試料Sを補充するタイミングを容易に確認することができる。
【0032】
さらに、扉部24は、磁気に引きつけられる性質を有する材料から形成され、扉部24を閉じた際に、ガイド部22の扉部24と接触する部分に、磁石28を設けたので、扉部24を閉じた際には、扉部24が磁石28に引きつけられて、扉部24が開くのを防止することとなって、扉部24が勝手に開いて試料Sが崩落するのを防止することができる。
【0033】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、ガイド部22は、ヒンジ23aの付勢力によって傾斜させなくても、手で押して傾斜させるものであってもよい。また、円形の試料Sにも対応可能なように、ガイド部22の対向する面を曲面としてもよい。また、磁石28は、扉部24とガイド部22との両方に設けてもよい。
その他、本発明は、発明の要旨を逸脱しない範囲内で自由に変更、改良が可能である。
【0034】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ガイド部の一側面には、試料の幅よりも大きな幅を有する開口部がガイド部の上下方向に連続して形成され、この開口部を開閉自在とする開閉部材を備えるので、ガイド部内への試料の収納を容易にすることができる。また、試料の収納後は、開閉部材を閉じることにより、試料が開口部から崩落するのを防止することができる。
【0035】
請求項2に記載の発明によれば、ガイド部は、基礎となる底盤上に、一側面に対向する側面の下端部で回動自在に連結され、ガイド部を回動させた際に、ガイド部の姿勢を固定する固定部材と、ガイド部の回動量を規制する回動量規制部材と、を備えるので、ガイド部を一側面に対向する側面側に回動させると、回動量規制部材によって所定の位置で回動が規制され、ガイド部は傾斜した状態で固定部材に固定されて停止することとなる。この状態で、試料を収納することにより、試料を高く積み上げても開口部側に崩落するのを防止することができる。
【0036】
請求項3に記載の発明によれば、ガイド部の回動を防止し、試料を搬送する搬送装置がガイド部内に出し入れ可能な状態でガイド部を保持する保持部材を備えるので、試料を収納し終えた際には、ガイド部を傾斜した状態から搬送装置がガイド部内に出し入れ可能な状態まで戻してその状態を保持することができる。これにより、搬送装置によってガイド部から試料を確実に取り出すことができる。
【0037】
請求項4に記載の発明によれば、開閉部材にガイド部内の試料の残量を確認する確認窓を設けたので、試料を補充するタイミングを容易に確認することができる。
【0038】
請求項5に記載の発明によれば、確認窓は、磁気に引きつけられる性質を有する材料から形成され、開閉部材を閉じた際に、ガイド部の開閉部材と接触する部分に、磁石を設けたので、開閉部材が勝手に開いて試料が崩落するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における硬さ試験装置を示す正面図である。
【図2】上記実施の形態における試料ストッカを示す正面図である。
【図3】上記実施の形態における試料ストッカを示す側面図である。
【図4】上記実施の形態における試料ストッカを示す平面図である。
【図5】上記実施の形態における扉部を閉じた際の試料ストッカを示す斜視図である。
【図6】上記実施の形態における扉部を開けた際の試料ストッカを示す斜視図である。
【図7】上記実施の形態における傾斜させた状態の試料ストッカを示す斜視図である。
【図8】従来技術における試料ストッカを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 硬さ試験機
2 試料ストッカ
22 ガイド部
22a 開口部
24 扉部(開閉部材)
24a 確認窓
25 ノブ付きねじ(固定部材)
26 ストッパ(回動量規制部材)
27 クランプ(保持部材)
28 磁石
3 搬送装置
4 底盤
10 硬さ試験装置
S 試料
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬さ試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧子により試料表面に荷重を負荷して圧痕を形成させることに基づいて、試料の材料特性を評価する試験機として硬さ試験機が知られている。
また、同一形状の試料を自動的に連続で試験を行う搬送装置を備えた硬さ試験機が開発されており、このタイプの硬さ試験機は、試料を予め整列させて積み上げてストックするための試料ストッカを備えている。
試料ストッカ7は、例えば、図8に示すように、基礎となる底盤71上に、横断面視略凹字形状のガイド72が二本直角に立設されている。これらのガイド72は、凹部72aが互いに向かい合うように離間されて配置されることにより二本のガイド72間に収納部73が形成されている。
そして、試験前に作業者が試料Sを試料ストッカ7の上端部から収納部73に収納することで、試料ストッカ7に試料Sがストックされる。
また、他の例として、試験片の種類ごとに複数の試験片を収納する試験片収容装置を設けた硬さ/引張自動試験機が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−313424号公報 (第2頁及び第3頁、第2図及び第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、試料Sが小さい場合には、試料Sを整えて積み上げていくために、両ガイド72間の間隔を狭くする必要があるので、試料Sの収納が困難であった。また、試料Sのストック数を増やすためにガイド72を長くした場合においては、手が底部まで届かないため、側方から試料Sを持ちながら収納しなければならず、試料Sの収納が煩雑であった。
一方、上述のような問題を解決するため、試料ストッカ7を硬さ試験機から着脱可能とし、試料Sの収納を手元で行うことが考えられるが、試料Sを多くストックできる試料ストッカ7は大型となるため、持ち運びが困難であった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、試料ストッカを固定した状態においても、試料ストッカへの試料の収納を容易にした硬さ試験装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば、図1〜図7に示すように、試験前の試料Sをストックしておく試料ストッカ2と、前記試料ストッカ2から搬送された試料Sの硬さ試験を行う硬さ試験機1と、を備えた硬さ試験装置10であって、前記試料ストッカ2は、前記試料Sを支持するガイド部22と、前記ガイド部22の一側面に前記ガイド部22の上下方向に連続して形成され、前記試料Sの幅よりも大きな幅を有する開口部22aと、前記開口部22aを開閉自在とする開閉部材24と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、ガイド部の一側面には、試料の幅よりも大きな幅を有する開口部がガイド部の上下方向に連続して形成され、この開口部を開閉自在とする開閉部材を備えるので、作業者は、開閉部材を開けてガイド部の側面の開口部から試料をガイド部内に収納することができることとなって、ガイド部内への試料の収納を容易にすることができる。また、試料の収納後は、開閉部材を閉じることにより、試料が開口部から崩落するのを防止することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、例えば、図3〜図7に示すように、請求項1に記載の硬さ試験装置10において、前記ガイド部22は、基礎となる底盤4上に、前記一側面に対向する側面の下端部で回動自在に連結され、前記ガイド部22を回動させた際に、前記ガイド部22の姿勢を固定する固定部材25と、前記ガイド部22の回動量を規制する回動量規制部材26と、を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、ガイド部は、基礎となる底盤上に、一側面に対向する側面の下端部で回動自在に連結され、ガイド部を回動させた際に、ガイド部の姿勢を固定する固定部材と、ガイド部の回動量を規制する回動量規制部材と、を備えるので、ガイド部を一側面に対向する側面側に回動させると、回動量規制部材によって所定の位置で回動が規制され、ガイド部は傾斜した状態で固定部材に固定されて停止することとなる。この状態で、試料を収納することにより、試料を高く積み上げても開口部側に崩落するのを防止することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、例えば、図1〜図7に示すように、請求項1又は2に記載の硬さ試験装置10において、前記ガイド部22の回動を防止し、前記試料Sを搬送する搬送装置3が前記ガイド部22内に出し入れ可能な状態で前記ガイド部22を保持する保持部材27を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、ガイド部の回動を防止し、試料を搬送する搬送装置がガイド部内に出し入れ可能な状態でガイド部を保持する保持部材を備えるので、試料を収納し終えた際には、ガイド部を傾斜した状態から搬送装置がガイド部内に出し入れ可能な状態まで戻してその状態を保持することができる。これにより、搬送装置によってガイド部から試料を確実に取り出すことができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、例えば、図1、図2、図5〜図7に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の硬さ試験装置10において、前記開閉部材24に前記ガイド部22内の前記試料Sの残量を確認する確認窓24aを設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、開閉部材にガイド部内の試料の残量を確認する確認窓を設けたので、作業者は開閉部材を開けなくてもガイド部内の試料の残量を確認窓を通して見ることができることとなって、試料を補充するタイミングを容易に確認することができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、例えば、図2に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の硬さ試験装置10において、前記開閉部材24は、磁気に引きつけられる性質を有する材料から形成され、前記開閉部材24を閉じた際に、前記ガイド部22の前記開閉部材24と接触する部分に、磁石28を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、確認窓は、磁気に引きつけられる性質を有する材料から形成され、開閉部材を閉じた際に、ガイド部の開閉部材と接触する部分に、磁石を設けたので、開閉部材を閉じた際には、磁石に開閉部材が引きつけられて開閉部材が開くのを防止することとなって、開閉部材が勝手に開いて試料が崩落するのを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態における硬さ試験装置について詳細に説明する。
図1に示すように、硬さ試験装置10は、試料Sの硬さ試験を行う硬さ試験機1、試験前の試料Sをストックしておく試料ストッカ2、試料ストッカ2の試料Sを硬さ試験機1に搬送する搬送装置3等を備えている。
硬さ試験機1は、例えば、図1に示すように、試料Sを押圧する圧子12、硬さを表示する表示部13、圧子12の位置まで試料台14(後述する)を上昇させる駆動源となる角ねじ15、硬さ試験機1の操作を行う操作部16等を備えている。また、角ねじ15の上端部には、試料Sを載置する試料台14が硬さ試験機1と独立して設けられている。
なお、これらの構成要素については、公知のものであるため、説明を省略する。
【0017】
試料ストッカ2は、図2〜図4に示すように、基礎となる底盤4上で背面側となる下端部がヒンジ23aを介して回動自在に連結されている。また、試料ストッカ2は、底盤4上にほぼ直角に立設され、下端部が平面視略コ字状のガイド部22、ガイド部22の正面側にヒンジ23bを介して開閉自在に設けられた開閉部材としての扉部24、ガイド部22の下端部に上面から下面に向けて貫通するとともに、ガイド部22に螺合された固定部材としてのノブ付きねじ25、ガイド部22の回動量を規制する回動量規制部材としてのストッパ26、ガイド部22の回動を防止して、搬送装置3がガイド部22内に形成された収納部22cに対して出し入れ可能な状態でガイド部22を保持する保持部材としてのクランプ27、扉部24を閉じた際に扉部24が勝手に開かないように扉部24をガイド部22に引きつけておくための磁石28等を備えている。
なお、ガイド部22の正面側とは、作業者が試料Sを収納部22cに収納したり、硬さ試験機1や搬送機器3の操作・確認等を行う面側をいう。
【0018】
ガイド部22は、その開口部22aを正面側に向けて底盤4上にヒンジ23aを介して回動自在に連結されている。このヒンジ23aは、自身が折り畳むようにバネ等によって付勢されている。ガイド部22の上部は、平面視略矩形状に形成されるとともに、鉛直方向に長尺に形成されている。これらのガイド部22の対向する面間の距離は試料Sの幅よりも若干大きめにとられており、この隙間が開口部22aとして機能し、開口部22aの奥の空間が収納部22cとして機能する。また、図4に示すように、各ガイド部22の対向する面側の背面側に位置する側縁部には、収納した試料Sが背面側に崩落しないように押さえる突起部22bが長尺方向に連続して形成されている。
【0019】
扉部24は、試料Sの収納を行うための開口部22aを開閉自在にするものであり、ガイド部22の長尺方向に沿った長尺側の側縁の一方がヒンジ23bを介して回動自在に設けられ、磁気に引きつけられる性質を有する材料、例えば、鉄や鋼等から形成されている。扉部24の中央付近には、扉部24の長尺側の側縁に沿って連続した確認窓24aが設けられており、試料ストッカ2内の試料Sの残量を、扉部24を開けずに知ることができるようになっている。
【0020】
ノブ付きねじ25は、ねじ部25bがガイド部22の下端部の厚さよりも長く形成されており、ガイド部22にねじ込むことで、ガイド部22の下面側からその先端が突出するように形成されている。また、ねじ部25bの突出量はねじ部25bの上面に設けられたノブ25aを回して調節する。
なお、図4〜図6においては、ノブ付きねじ25は二つであるが、ガイド部22が大型になれば、ノブ付きねじ25を数カ所に設けてガイド部22の固定をより強固にしてもよい。
【0021】
ストッパ26は、ガイド部22の下端部を跨ぐように設けられ、ガイド部22が傾いた際に、その下端部が当接することによって、試料ストッカ2の回動量を規制するものである。
【0022】
クランプ27は、ガイド部22よりもさらに正面側に設置されており、レバーの操作により、いわゆるトグル機構によってガイド部22の下端部を上方から押さえ付け、試料ストッカ2を直立した状態に保持するものである。
【0023】
磁石28は、扉部24を閉じた際に、扉部24がガイド部22と接触する部分に設けられている。なお、磁石28は、永久磁石、電磁石を問わない。
【0024】
搬送装置3は、試料ストッカ2の背後に設けられ、収納部22c内を上下方向に移動可能な吸着ヘッド31、吸着ヘッド31の下端に設けられた吸着ノズル32、吸着ヘッド31の水平方向への移動を案内するガイドレール33、ガイドレール33を上下方向に移動させるガイドレール移動装置34等を備えている。
なお、搬送装置3の構成要素については、公知のものであるため、説明を省略する。
【0025】
次に、上述の硬さ試験装置10を用いて硬さ試験を行う方法について説明する。
まず、クランプ27を操作して、クランプ27によるガイド部22の押さえ付け状態を開放する。すると、ガイド部22は、ヒンジ23aの付勢力によって背面側へ回動し、ガイド部22の下端部がストッパ26に当接することで所定の角度傾斜した状態で回動が規制される。ここで、ノブ付きねじ25のノブ25aを回してねじ部25bの先端をガイド部22の下面側から突出させ、底盤4に突き当たるまでねじ部25bを突出させる。これにより、ガイド部22は、ストッパ26とノブ付きねじ25とによって傾斜した状態で固定されることになる。
【0026】
次いで、試料ストッカ2の扉部24を開けて、開口部22aから硬さ試験に用いる試料Sを収納部22cに収納する。試料Sを収納した後、扉部24を閉じ、ノブ25aを回し、ガイド部22の下面から突出したねじ部25bを元の状態に戻す。さらに、クランプ27を操作して、ガイド部22の下端部を押さえ付け、ガイド部22を直立した状態に保持する。
【0027】
次いで、搬送装置3の吸着ノズル32がガイド部22の上端から試料Sを吸着して取り出し、隣接する硬さ試験機1の試料台14に搬送して載置する。試料台14に載置された試料Sは硬さ試験が行われ、この試験と並行して搬送装置3が収納部22c内の試料Sを次々に試料台14に搬送する。
上記一連の工程中、作業者は、確認窓24aから試料Sの残量を確認し、残量が少なくなれば、一旦作業を停止し、上述の手順にて試料Sを適宜補充する。
【0028】
本実施の形態の硬さ試験装置10によれば、試料ストッカ2の正面側のガイド部22には、試料Sの幅よりも大きな幅を有する開口部22aがガイド部22の上下方向に連続して形成され、この開口部22aを開閉自在とする扉部24を備えるので、作業者は、扉部24を開けてガイド部22の開口部22aから試料Sを収納することができることとなって、収納部22cへの試料Sの収納を容易にすることができる。また、試料Sの収納後は、扉部24を閉じることにより、試料Sが開口部22aから崩落するのを防止することができる。
【0029】
また、試料ストッカ2は、底盤4上に、ガイド部22の下端部の背面側で付勢力のかかったヒンジ23aを介して回動自在に連結され、ノブ付きねじ25と、ストッパ26と、を備えるので、ガイド部22を背面側に回動させると、ストッパ26によって所定の位置で回動が規制され、ガイド部22は傾斜した状態でノブ付きねじ25に固定されて停止することとなる。この状態で、試料Sを収納することにより、試料Sの荷重はガイド部22の背面側に大きく作用するので、試料Sを高く積み上げても試料Sが開口部22a側に崩落するのを防止することができる。
【0030】
また、ガイド部22の回動を防止して、搬送装置3がガイド部22内に出し入れ可能な状態でガイド部22を保持するクランプ27を備えるので、試料Sを収納し終えた際には、ガイド部22を傾斜した状態から初期の直立状態に戻し、クランプ27によってガイド部22の直立状態を保持することができる。これにより、搬送装置3は、収納部22cから試料Sを確実に取り出すことができる。
【0031】
また、扉部24に収納部22c内の試料Sの残量を確認する確認窓24aを設けたので、作業者は扉部24を開けなくても試料ストッカ2内の試料Sの残量を確認窓24aを通して見ることができることとなって、試料Sを補充するタイミングを容易に確認することができる。
【0032】
さらに、扉部24は、磁気に引きつけられる性質を有する材料から形成され、扉部24を閉じた際に、ガイド部22の扉部24と接触する部分に、磁石28を設けたので、扉部24を閉じた際には、扉部24が磁石28に引きつけられて、扉部24が開くのを防止することとなって、扉部24が勝手に開いて試料Sが崩落するのを防止することができる。
【0033】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、ガイド部22は、ヒンジ23aの付勢力によって傾斜させなくても、手で押して傾斜させるものであってもよい。また、円形の試料Sにも対応可能なように、ガイド部22の対向する面を曲面としてもよい。また、磁石28は、扉部24とガイド部22との両方に設けてもよい。
その他、本発明は、発明の要旨を逸脱しない範囲内で自由に変更、改良が可能である。
【0034】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ガイド部の一側面には、試料の幅よりも大きな幅を有する開口部がガイド部の上下方向に連続して形成され、この開口部を開閉自在とする開閉部材を備えるので、ガイド部内への試料の収納を容易にすることができる。また、試料の収納後は、開閉部材を閉じることにより、試料が開口部から崩落するのを防止することができる。
【0035】
請求項2に記載の発明によれば、ガイド部は、基礎となる底盤上に、一側面に対向する側面の下端部で回動自在に連結され、ガイド部を回動させた際に、ガイド部の姿勢を固定する固定部材と、ガイド部の回動量を規制する回動量規制部材と、を備えるので、ガイド部を一側面に対向する側面側に回動させると、回動量規制部材によって所定の位置で回動が規制され、ガイド部は傾斜した状態で固定部材に固定されて停止することとなる。この状態で、試料を収納することにより、試料を高く積み上げても開口部側に崩落するのを防止することができる。
【0036】
請求項3に記載の発明によれば、ガイド部の回動を防止し、試料を搬送する搬送装置がガイド部内に出し入れ可能な状態でガイド部を保持する保持部材を備えるので、試料を収納し終えた際には、ガイド部を傾斜した状態から搬送装置がガイド部内に出し入れ可能な状態まで戻してその状態を保持することができる。これにより、搬送装置によってガイド部から試料を確実に取り出すことができる。
【0037】
請求項4に記載の発明によれば、開閉部材にガイド部内の試料の残量を確認する確認窓を設けたので、試料を補充するタイミングを容易に確認することができる。
【0038】
請求項5に記載の発明によれば、確認窓は、磁気に引きつけられる性質を有する材料から形成され、開閉部材を閉じた際に、ガイド部の開閉部材と接触する部分に、磁石を設けたので、開閉部材が勝手に開いて試料が崩落するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における硬さ試験装置を示す正面図である。
【図2】上記実施の形態における試料ストッカを示す正面図である。
【図3】上記実施の形態における試料ストッカを示す側面図である。
【図4】上記実施の形態における試料ストッカを示す平面図である。
【図5】上記実施の形態における扉部を閉じた際の試料ストッカを示す斜視図である。
【図6】上記実施の形態における扉部を開けた際の試料ストッカを示す斜視図である。
【図7】上記実施の形態における傾斜させた状態の試料ストッカを示す斜視図である。
【図8】従来技術における試料ストッカを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 硬さ試験機
2 試料ストッカ
22 ガイド部
22a 開口部
24 扉部(開閉部材)
24a 確認窓
25 ノブ付きねじ(固定部材)
26 ストッパ(回動量規制部材)
27 クランプ(保持部材)
28 磁石
3 搬送装置
4 底盤
10 硬さ試験装置
S 試料
Claims (5)
- 試験前の試料をストックしておく試料ストッカと、前記試料ストッカから搬送された試料の硬さ試験を行う硬さ試験機と、を備えた硬さ試験装置であって、
前記試料ストッカは、
前記試料を支持するガイド部と、
前記ガイド部の一側面に前記ガイド部の上下方向に連続して形成され、前記試料の幅よりも大きな幅を有する開口部と、
前記開口部を開閉自在とする開閉部材と、
を備えることを特徴とする硬さ試験装置。 - 請求項1に記載の硬さ試験装置において、
前記ガイド部は、基礎となる底盤上に、前記一側面に対向する側面の下端部で回動自在に連結され、
前記ガイド部を回動させた際に、前記ガイド部の姿勢を固定する固定部材と、
前記ガイド部の回動量を規制する回動量規制部材と、
を備えることを特徴とする硬さ試験装置。 - 請求項1又は2に記載の硬さ試験装置において、
前記ガイド部の回動を防止し、前記試料を搬送する搬送装置が前記ガイド部内に出し入れ可能な状態で前記ガイド部を保持する保持部材を備えることを特徴とする硬さ試験装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の硬さ試験装置において、
前記開閉部材に前記ガイド部内の前記試料の残量を確認する確認窓を設けたことを特徴とする硬さ試験装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の硬さ試験装置において、
前記開閉部材は、磁気に引きつけられる性質を有する材料から形成され、
前記開閉部材を閉じた際に、前記ガイド部の前記開閉部材と接触する部分に、磁石を設けたことを特徴とする硬さ試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002266792A JP2004101469A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 硬さ試験装置 |
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JP2002266792A JP2004101469A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 硬さ試験装置 |
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JP2004101469A true JP2004101469A (ja) | 2004-04-02 |
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JP (1) | JP2004101469A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106124305A (zh) * | 2016-08-26 | 2016-11-16 | 温州市凯宇五金有限公司 | 一种五金制作用硬度检测装置 |
-
2002
- 2002-09-12 JP JP2002266792A patent/JP2004101469A/ja active Pending
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