JP2004100294A - 杭打機の押込み力・引抜き力検出装置 - Google Patents

杭打機の押込み力・引抜き力検出装置 Download PDF

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Takanori Yamazaki
山崎 隆典
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Abstract

【課題】昇降装置駆動用モータの油圧配管に発生する圧損や作業装置の昇降速度の変化にも影響を受けず、正確な押込み力・引抜き力を検出する。
【解決手段】ベースマシン2の前部に立設するリーダ3の長手方向にラックギア6をスライド可能に設け、ラックギア6の下端に荷重検出器として剪断型ロードセル15を取り付け、作業装置5に搭載した昇降装置9のピニオンギア10,10をラックギア6に噛合させ、作業装置5の昇降に伴って上下にスライドするラックギア6により、剪断型ロードセル15に作用する引張荷重又は圧縮荷重を検出する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、杭打機によって地中に圧入・埋設される杭の押込み力・引抜き力検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
杭打機では、地中に圧入・埋設される杭の支持力を確保するために、杭の押込み力・引抜き力を検出して施工管理を行っている。リーダの長手方向に設けたラックギアに、作業装置に搭載した昇降装置のピニオンギアを噛合させ、該ピニオンギアの回転により前記作業装置を昇降させて杭を地中に押込み又は引抜く杭打機における押込み力・引抜き力の検出として、昇降装置の駆動用モータの油圧回路に、上昇回路と下降回路とにそれぞれ圧力検出器を設け、各圧力検出器により駆動用モータの作動圧力を検出し、検出値から作業装置の昇降力を演算したものを押込み力・引抜き力とするものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−151455号公報(第4頁、第10頁、第21頁、図19)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の駆動用モータの作動圧力変動による検出では、駆動用モータの油圧配管に発生する圧損が検出値に影響を与え、正確な押込み力・引抜き力が検出できない。特に、作業装置に昇降装置を搭載したものでは油圧配管が長くなり、圧損が大きく不利である。また、作業装置の昇降速度の変化も圧損に影響する。さらに、駆動用モータがトルクを出していない、すなわち、実際に押込み力・引抜き力が発生していない状態でも、作業装置の落下保持のために油圧回路に配設されたカウンタバランス弁が開くまでは圧力だけが発生するので、押込み力・引抜き力がでているように表示してしまう。
【0005】
また、作業装置本体の自重による押込み力を掛けた状態で作業装置の下降を止めると、作業装置の落下保持のために駆動用モータに備えられているネガティブブレーキが作動し、油圧回路上の圧力が抜けてしまい押込み力の表示が0になってしまう。しかも、押込み初期の段階で作業装置本体の自重を杭に掛けて行くときは、圧力がほとんど変化しないので、正確に押込み力を検出できない。
【0006】
そこで、本発明は、昇降装置駆動用モータの油圧配管に発生する圧損や作業装置の昇降速度の変化にも影響を受けず、正確な押込み力・引抜き力を検出することができる杭打機の押込み力・引抜き力検出装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明の杭打機の押込み力・引抜き力検出装置は、リーダの長手方向に設けたラックギアに、作業装置に搭載した昇降装置のピニオンギアを噛合させ、該ピニオンギアの回転により前記作業装置を昇降させて杭を地中に押込み又は引抜く杭打機において、前記ラックギアを前記リーダの長手方向にスライド可能に設け、該ラックギアの上端又は下端のいずれか一方又は双方に荷重検出器を取り付けたことを特徴している。また、前記荷重検出器が剪断型ロードセル、あるいは、引張型ロードセルであることが好ましい。さらに、剪断型ロードセルを用いた場合は、剪断型ロードセルの検出値に対して、前記作業装置の自重を補正して杭にかかる荷重を測定することことが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示される実施形態例に基づいて説明する。図1乃至図8は本発明の第1実施形態例を示すもので、杭打機1は、ベースマシン2の前部に立設したリーダ3をバックステー4にて後方から支持し、リーダ3の前部に作業装置5を昇降可能に設けている。
【0009】
リーダ3の前面には、リーダ3の長手方向に沿ってラックギア6が設けられている。前記作業装置5は、リーダ3両側面のガイドパイプ7,7にガイドギブ8,8をそれぞれ摺動可能に係合するとともに、前記ラックギア6の両側面に形成した歯6a,6aに、作業装置5に搭載した昇降装置9の一対のピニオンギア10,10を噛合させ、昇降装置9駆動用の油圧モータにてピニオンギア10,10を回転させることにより、作業装置5をリーダ3に沿って昇降させる。
【0010】
前記ラックギア6は、リーダ3の略全長に亘って一体に形成され、リーダ3の長手方向に長い長孔11を短いピッチで複数個設けている。このラックギア6は、ワッシャー12と、ラックギア6の車体前後方向の肉厚よりもやや長いカラー13とを外嵌したボルト14を前記各長孔11に挿通してリーダ3の前面に螺着することにより、リーダ3の長手方向にはスライド可能に、かつリーダ3前方への移動を規制されて取り付けられている。
【0011】
ラックギア6の下端には、荷重検出器として剪断型ロードセル15が設けられている。この剪断型ロードセル15は、歯底以下の幅にしたラックギア6の下端にボルト16にて連結される上部連結板17と、リーダ3の下部に複数のボルト18にて取り付けられたブラケット19にボルト20にて連結される下部連結板21との間に水平方向に取り付けられ、押込み力・引抜き力管理装置(図示せず)への配線15a側をリーダ3の内部に収納して、配線15aの損傷を防止している。上部連結板17と下部連結板21とは、剪断型ロードセル15と平行な位置で、ボルト22にて連結されている。なお、作業装置5をリーダ3下部から脱着する場合は、ラックギア6下端のボルト16からリーダ3のブラケット19に至る部分を取り外して行う。また、リーダ3下部には、杭23の振れ止め24が設けられている。
【0012】
このように構成することにより、作業装置5にて杭23を回転しながら、昇降装置9により作業装置5を下降させて杭23を地中に押込むと、作業装置5の下降に伴うピニオンギア10,10の回転でラックギア6は上方へスライドする。これにより、上部連結板17が持ち上げられて剪断型ロードセル15にリーダ3と作業装置5間に働く相対的な力、すなわち、ラックギア6に掛かる引張荷重である押込み力が作用する。また、作業装置5を上昇させて杭23を引抜く場合は、ラックギア6は下方へスライドするから、剪断型ロードセル15に圧縮荷重である引抜き力が作用する。このとき、ラックギア6には、座屈荷重が作用するが、ラックギア6が短いピッチで、ワッシャー13によりリーダ3前方への移動を規制されてボルト14にて取り付けられているので、座屈変形を抑えることができる。
【0013】
この状態では、剪断型ロードセル15が検出した数値は、図9に実線Aで示されるように、作業装置5の自重Wが加わった数値であるから、この自重Wを差し引くように、押込み力・引抜き力管理装置に演算式を入力しておけば、正確な押込み力・引抜き力Bを測定して表示することができる。
【0014】
すなわち、杭23を地中に押込む過程で説明するならば、杭23を押込む前は、作業装置5の自重Wが(−)の荷重として剪断型ロードセル15に作用する。作業装置5を下降させていくと杭23の頭に作業装置5の自重Wがかかり、剪断型ロードセル15の荷重は減少して0となった時点で作業装置5の自重Wが杭23にかかる。ここから、昇降装置9により作業装置5を下降させていくと、杭23にかかる荷重は、作業装置5の自重W+昇降装置9の押込み力となる。したがって、作業装置5の自重Wについての補正をしておけば正確な押込み力が計測できる。なお、ラックギア6の上端に剪断型ロードセル15を設けてもよい。
【0015】
図10乃至図12は本発明の第2実施形態例を示すもので、以降の実施形態例において前記第1実施形態例と同一要素には同一の符号を付して説明する。本実施形態例は、リーダ3の長手方向にスライド可能に設けたラックギア6の上端及び下端とリーダ3の上部及び下部のブラケット19との間に、荷重検出器としてそれぞれ引張型ロードセル30をピン31,32,33にて取り付けたもので、作業装置5を下降させた場合の押込み力は下端の引張型ロードセル30が、作業装置5を上昇させた場合の引抜き力は、上端の引張型ロードセル30がそれぞれ検出するようにしたものである。
【0016】
図13は本発明の第3実施形態例を示すもので、本実施形態例の杭打機は、前面に歯40aを形成したラックギア40を、短いピッチで複数個設けた各長孔11にワッシャー12とカラー13とを外嵌したボルト14を挿通してリーダ3の長手方向にスライド可能に設け、作業装置5に搭載した昇降装置9のピニオンギア42をラックギア40の歯40aに噛合させてピニオンギア42を回転させることにより、作業装置5をリーダ3に沿って昇降させるもので、前記第1、2実施形態例と同様に、ラックギア40に、剪断型ロードセル15又は引張型ロードセル30を取り付けることによって、押込み力・引抜き力を測定することができる。
【0017】
図14及び図15は本発明の第4実施形態例を示すもので、前面に歯50aを形成したラックギア50は、歯50a両側のフランジ50b,50bにそれぞれ長孔11を短いピッチで複数個設け、各長孔11にワッシャー12とカラー13とを外嵌したボルト14を挿通してリーダ3の長手方向にスライド可能に設けられている。該ラックギア50には、2つのスプロケット51,51間に掛け渡されたチェーン52を噛合させた作業装置がリーダ3に沿って昇降可能に設けられている。この構成でも、前記第各実施形態例と同様に、ラックギア50に、剪断型ロードセル15又は引張型ロードセル30を取り付けることによって、押込み力・引抜き力を測定することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の杭打機の押込み力・引抜き力検出装置は、昇降装置駆動用モータの油圧配管に発生する圧損や作業装置の昇降速度の影響を受けることがなく、また、カウンタバランス弁の動作に拘わらず、正確に押込み力・引抜き力を検出できる。さらに、押込み力を掛けた状態で作業装置を止めた場合や、駆動用モータを作動させずに作業装置の自重のみを杭に掛けていく段階でも正確に押込み力を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例の剪断型ロードセルの取付構造を示す拡大正面図
【図2】同じく杭打機の正面図
【図3】同じく杭打機の側面図
【図4】同じくラックギアの取付構造を示す拡大正面図
【図5】同じくラックギアの取付構造を示す拡大断面側面図
【図6】同じく剪断型ロードセルの取付構造を示す拡大断面側面図
【図7】同じくリーダ上部の横断面図
【図8】同じくリーダ下部の横断面図
【図9】ロードセル荷重と押込み力・引抜き力の関係を示すグラフ図
【図10】第2実施形態例の引張型ロードセルの取付構造を示す拡大正面図
【図11】同じく引張型ロードセルの取付構造を示す拡大断面側面図
【図12】同じくリーダ下部の横断面図
【図13】第3実施形態例の昇降機構を示す一部断面拡大図
【図14】第4実施形態例の昇降機構を示す一部断面拡大図
【図15】同じくラックギアの正面図
【符号の説明】
1…杭打機、2…ベースマシン、3…リーダ、5…作業装置、6,40,50…ラックギア、9…昇降装置、10,42…ピニオンギア、11…長孔、12…ワッシャー、13…カラー、14…ボルト、15…剪断型ロードセル、30…引張型ロードセル

Claims (4)

  1. リーダの長手方向に設けたラックギアに、作業装置に搭載した昇降装置のピニオンギアを噛合させ、該ピニオンギアの回転により前記作業装置を昇降させて杭を地中に押込み又は引抜く杭打機において、前記ラックギアを前記リーダの長手方向にスライド可能に設け、該ラックギアの上端又は下端のいずれか一方又は双方に荷重検出器を取り付けたことを特徴とする杭打機の押込み力・引抜き力検出装置。
  2. 前記荷重検出器が剪断型ロードセルであることを特徴とする請求項1記載の杭打機の押込み力・引抜き力検出装置。
  3. 前記荷重検出器が引張型ロードセルであることを特徴とする請求項1記載の杭打機の押込み力・引抜き力検出装置。
  4. 前記剪断型ロードセルの検出値に対して、前記作業装置の自重を補正して杭にかかる荷重を測定することを特徴とする請求項2記載の杭打機の押込み力・引抜き力検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217953A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 杭打機のリーダ吊り具及びリーダ吊り方法
JP2019190197A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 日本車輌製造株式会社 杭打機の作業装置着脱方法
CN115787755A (zh) * 2023-01-18 2023-03-14 西南石油大学 自升式钻井平台插拔桩作业模拟试验系统及方法

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