JP2004099087A - 精米用無孔袋 - Google Patents

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Hiroyuki Sugawara
菅原 浩之
Kenji Yasunaga
安永 研二
Ryoji Suzuki
鈴木 良治
Toshihide Kurisaki
栗崎 稔英
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TOYO HOZAI KK
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Abstract

【課題】精米充填時に余分の空気を速やかに放出する開口部を有しながら、流通保存時には空気の流通を阻害し、しかも製造がきわめて容易な精米用無孔袋を提供する。
【解決手段】タテ融着部に、2ないし5mm幅の、複数の融着阻害部が散在する精米用無孔袋であり、この融着阻害部は、シーラント層のタテ融着部となるべき部位及びその延長部に、シリコーン樹脂とセルローズ系樹脂を主成分とする融着阻害剤を間欠的に印刷した後、タテ融着して形成してなり、タテ融着部の幅が6ないし12mmであり、シーラント層がポリエチレンである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、精米充填時に余分の空気を速やかに放出する開口部を有しながら、流通保存時には空気の流通を阻害し、しかも製造がきわめて容易な精米用無孔袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、精米袋はその大部分が空気の流通が自由な通気性の袋である。その理由は、精米充填時に精米と共に袋中に大量の空気が入り、風船のように膨れ上がる。この空気を早急に排除しないと安定に積み上げることができない。そこで空気を早急に排除できるように袋本体にφ約1mmの複数の穿孔を設けた孔あけ袋が使用されている。孔あけ加工をした袋は、孔から入った空気や水蒸気が精米に吸収され米の品質を劣化させ、水蒸気により米にカビが発生する等のトラブルがあった。稀に、空気を排除するために真空包装した精米袋もあるが、費用が嵩む欠点がありあまり普及していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、無孔袋が開発されたが、これは、タテ融着部に1cm前後の非融着部を残し、タテ融着部全体を通気性の不織布や多数の穿孔を有するフィルムを貼着している。或いは、細いタテ融着部に間欠的に非融着部を設け、その内側にミシン目を設け、更にミシン目の外側をタテ融着する等の方法が行われている。
これらの方法は製造に手間を要し、袋本体に穿孔を設けるよりましとは言え、依然として常時空気の流通が行われている。
本発明はより簡易な方法でより空気の流通を遮断する精米用無孔袋を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成は、タテ融着部に、2ないし5mm幅の、複数の融着阻害部が散在する精米用無孔袋であり、この融着阻害部は、シーラント層のタテ融着部となるべき部位及びその延長部に、シリコーン樹脂とセルローズ系樹脂を主成分とする融着阻害剤を間欠的に印刷した後、タテ融着して形成したことを特徴とし、タテ融着部の幅が6ないし12mmであり、シーラント層がポリエチレンであることを特徴とする。
【0005】
すなわち、精米袋のタテ融着部は6〜12mmの融着幅を有するが、この融着部位に直接筒状の細長い融着阻害部を設けるものである。細長いとは、融着阻害部の幅がタテ融着幅よりも明らかに狭いことを意味する。一般に精米袋はナイロンやポリエステル等の強い基材を用いているため、張りがあり、タテ融着部は長さ方向に引張られているため保管中は勿論、通常の運搬などの操作では細長い融着阻害部が全部開くことはない。充填時のように精米と共に大量の空気が入り、これを押圧する時には内圧が加わるため開いて空気を速やかに排出することができる。
【0006】
融着阻害部は米粒が出ない細い幅であるため、ヒートシーラーで調節することは困難である。本発明は融着阻害部とその延長部に前もって融着阻害剤を印刷するものである。その上で通常の方法でタテ融着を行えば、そのまま精米用無孔袋を製造することができる。融着阻害剤はシーラント層の融着を阻害すればよく、シリコーン樹脂やセルローズ系樹脂等を主成分とし、印刷インキとして使用できる性状のものであればよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明に使用するフィルムは特に限定しないが、精米を内容物とするものであるからナイロンやポリエステルを基材とする張りのあるフィルムが好ましい。ナイロンやポリエステルには熱融着性がなく、フィルムを融着して製袋するためには、フィルム内面にシーラント層を設ける。シーラント層はポリエチレンやリニアローデンシティポリエチレン(以下、LLDPEとする)が好ましい。基材フィルムがポリエチレンやポリプロピレン等、フィルム自体が熱融着性である場合には基材自体がシーラント層であり、更にシーラント層を設ける必要はない。
【0008】
本発明においてタテ融着部とは、フィルムの流れ方向の融着部である。内容物の重量に耐えるためにもタテ融着部の幅は6〜12mm、好ましくは7〜11mm、より好ましくは8〜10mmである。6mm未満では内容物の重量に耐えられず、12mmを越えるとフィルムが無駄に使用される。
【0009】
融着阻害部はタテ融着部に間欠的に設けられた、実質的に融着されていない開口部である。フィルムに印刷を施すにあたって、内面のシーラント層の上に2〜5mm幅でタテ融着部となるべき部位を横断し、更に内方に延長するように融着阻害剤を印刷する。融着阻害部はタテ融着部に対しほぼ垂直であり、2〜5mm幅、好ましくは3〜4.5mm幅である。融着阻害剤の印刷部位は等間隔に散在させてもよく、3〜5mm幅の間隔で連結して数個設けて1団とし、この1団を等間隔に設けてもよい。タテ融着した場合に、融着阻害剤を設けた部位は融着されずに残る。したがって、製袋充填する場合に精米と同時に大量の空気が混入しても、積み上げると上の袋の重量により押圧され、タテ融着部の融着阻害剤を印刷した部位から空気が押し出されて安定する。
【0010】
融着阻害剤はシリコーン樹脂やセルローズ系樹脂をグラビア印刷できるように配合したインキであり、例えばポリコートPシリーズ(商品名、大日本インキ化学工業社製)等が市販されている。融着阻害剤の印刷幅は2〜5mm、好ましくは3〜4.5mmと細く、長さはタテ融着幅であるため細長く、内容物である精米がこぼれ落ちるおそれはない。タテ融着部が内容物を入れた状態で、ほぼ真っ直ぐになっているため、細長い融着阻害部はタテ融着部の長さ方向に引張られて全開する状態にはならず、全体としては常に閉じた状態にある。したがって、長く保存しても精米が水蒸気を吸収することもなく、又酸化されて品質が劣化するおそれもない。
【0011】
【実施例】
実施例1
精米袋として幅740mmのラミネートフィルムを用意した。このフィルム構成は、延伸ナイロン/印刷/アンカーコート剤/ポリエチレン/LLDPE/融着阻害剤であった。延伸ナイロンは15〜25μm厚を使用し、一方の面に印刷を施し、印刷面にアンカーコート剤を介して15〜20μmのポリエチレン層を積層した。更にポリエチレン層に30〜120μm厚のLLDPEを積層した。フィルム構成は上記に限定されるものではなく、表層に未延伸ポリプロピレン、ポリエチレン、延伸ポリエステル等を使用してもよい。
【0012】
図1は表裏一方のフィルムの融着阻害剤塗布方法を説明する1実施例の平面図であり、図2は本発明精米袋の1実施例の斜視図である。
本発明は通常の製袋充填機を用いて製袋充填できる利点がある。すなわち、1は一方のフィルムであり、両端に通常のタテシールバーを用いて幅9mmのタテシールを行う。2はタテシールを施すべき部位であり、図1において斜線で表した。3は融着阻害剤印刷部位であり、この部位に細かい点を付して表示した。
【0013】
融着阻害剤としては大日本インキ化学工業株式会社製のポリコートP−81を4mm幅、4mm間隔で5本印刷して1団とし、80mmの間隔を保って次の1団を印刷した。融着阻害剤印刷部位3はタテシールを施すべき部位2内のみであってはならず、更に一方のフィルム1の内方に向かって同一幅で延出した延出部位4を設けることが重要である。融着阻害剤印刷部位3はタテシールバーで加熱押圧しても融着されずに残り開口している。タテシールは多少ぶれる場合もあるため、延出部位4が存在しない場合には融着阻害部となるべき部位が融着されて塞がるおそれがある。一方のフィルム1に融着阻害剤を印刷すれば他方のフィルムには融着阻害剤を印刷しない。
【0014】
フィルムの融着阻害剤印刷面同士を重ね合わせ、通常の巻取り製袋機にかけて2本のタテシール5を行いながら余白耳部を切断し巻取る。この巻取られた筒状体を巻出してヨコシールし、10kgの精米を充填し、再びヨコシール・切断を行い、タテ55cm、ヨコ36cmの精米充填袋を高速で製造した。すなわち、タテシールを行いながら、充填、ヨコシール・切断の工程を繰返して精米充填袋を高速で製造していくと、精米袋を積上げなければならない。この時、精米と共に充填袋内に落下混入した空気は上に袋を積上げることにより、融着阻害剤により融着されずに残った融着阻害部から排出され、安定に積上げられる。余剰の空気排出後は各融着阻害部は幅4mm、長さ9mmの筒状でありタテ融着方向に扁平に配置されているため、保存状態では外部の空気は入り込めない。運搬等で精米袋の形状が変形しても融着阻害部はほとんど開かない。
【0015】
精米袋における融着阻害部は注意して探さないと見えないが、図2においては説明のため線状に表現した。6はヨコシールである。
本実施例においては、1団の融着阻害剤印刷部位3を5本設けたが4〜8本等自由である。また、融着阻害剤印刷部位3同士の間隔は4mmとしたが、3〜8mmであってもよい。要するに、製袋充填時に混入した大量の空気を容易に排出できる程度の融着阻害部(融着阻害剤塗布部位3)が、タテ融着部5に存在していればよい。
【0016】
【発明の効果】
融着阻害剤をシーラント層に印刷する本発明により、きわめて簡易な方法で、通常の製袋充填機を用いて、精米充填時の空気の排出に支障がなく、保存時の空気の流通を阻害できる精米用無孔袋を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は表裏一方のフィルムの融着阻害剤塗布方法を説明する1実施例の平面図である。
【図2】図2は本発明精米袋の1実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 一方のフィルム
2 タテシールを施すべき部位
3 融着阻害剤印刷部位
4 延出部位
5 タテシール
6 ヨコシール

Claims (6)

  1. タテ融着部に、2ないし5mm幅の、複数の融着阻害部が散在することを特徴とする精米用無孔袋。
  2. 融着阻害部は、シーラント層のタテ融着部となるべき部位及びその延長部に、融着阻害剤を間欠的に印刷した後、タテ融着して形成したことを特徴とする請求項1記載の精米用無孔袋。
  3. タテ融着部の幅が6ないし12mmであることを特徴とする請求項1又は2記載の精米用無孔袋。
  4. シーラント層がポリエチレンであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載する精米用無孔袋。
  5. 融着阻害剤がシリコーン樹脂を含有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載する精米用無孔袋。
  6. 融着阻害剤がシリコーン樹脂とセルローズ系樹脂を主成分とすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載する精米用無孔袋。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013220816A (ja) * 2012-04-12 2013-10-28 Toppan Printing Co Ltd 包装用フィルムおよび梱包物
JP2014162521A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Taisei Lamick Co Ltd 包装袋、その製造方法および製造装置

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