JP4612941B2 - 米袋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、米を充填して密封したあと、袋内に残留している空気を排出するための孔を設けた米袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流通を含めて一般消費者に届くまでの米は、通常プラスチックフィルム製の袋であって、三方シールしたものが用いられる。このような米袋は、米の充填に際しては自動充填機に口を上にして立ててセットし、上方のホッパーから5kg、10kgと云った量の米を充填したあと、口を横一文字にヒートシールして密封するものである。そこで、このような自動充填方法を取ると、米と一緒に袋内には空気が入り込み、口を密封したときにそのまま空気が袋内に残留してしまう。この結果、米袋は所謂パンパンに張った状態になることから、重ね積みした際に直ぐに崩れてしまうと云う問題がある。この問題を解消するため、特開平11−115981号公報には、米袋に対称的に細孔をあけ、この細孔を不織布製のテープで裏打ちし、米を密封したあと、この不織布→細孔を経由して中の空気を排出し、重ね積みができるようにした米袋が掲載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この公知例の米袋にあっては、次のような欠点がある。
1.細孔を袋の両側に設けているため、この細孔に沿って袋の強度が低下する。
2.細孔を袋の両側に設けているため、水は袋の両側から侵入する機会がある。
【0004】
本発明は、斯る点に鑑みて提供されるものであって、重ね積みができ、袋の強度の低下、重量及びコストの増大をもたらすことのない米袋を提供するのが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の米袋においては、表面と裏面で構成された平面視四角形の米袋において、前記表面又は裏面の一方であって、前記米袋の左右の何れか一方の一辺に近い位置に沿って排気孔を多設したこと、この排気孔に沿い、かつ裏側には、通気性素材を裏貼りしたこと、前記通気性素材を裏貼りした側と反対側の対位置に、同じ様に前記通気性素材と同一素材、同一大きさのダミー素材を貼り合わせることにより、袋の左右において、前記排気孔と対称となる位置の面の厚さ及び重さのバランスをとるように構成したこと、を特徴とするものである。
【0006】
更に、請求項2に記載の米袋においては、請求項1に記載の米袋において、米袋は、プラスチックフィルムで製袋されていることを特徴とするものである。
【0007】
更に、請求項3に記載の米袋においては、通気性素材及びダミー素材は、袋の内面との間においてヒートシール性を有する不織布であることを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】
図1及び図2に基づいて、請求項1〜3に記載した本願発明の実施例を説明する。図1は、未充填状態の米袋の全体を示し、図2はA−A´線断面図、図3は米を充填して密封したあと、米袋の内部から空気を排出している状態を示すものである。
【0009】
符号の1は2枚のプラスチックフィルムをサイドシール2a、2b、底シール2cを行った所謂3方シールで製袋された米袋本体であって、この米袋本体1の裏面4の右側のサイドシール2bの内側には、縦列状態の排気孔6が設けてあると共に、この排気孔6の裏側(内側)には、通気性を有する不織布7がヒートシール方法で裏貼りされている。図中3は製袋された袋の口であって、ここから米は充填される。5は米袋本体1の表面である。
【0010】
8は上記不織布7が裏貼りされている側と反対側に、不織布7と同一素材、同一大きさで対称的に裏貼りされたダミー不織布である。
なお、上記構成において、排気孔6は、実施例のように円形でも良いし、長楕円形、スリット等であっても良く、この孔の形状は任意である。また、通気孔の大きさとその数(間隔)は任意であるが、米袋に求められる強度を損ねない程度において、排気を短時間で行うことができるようにすることが必要である。また排気孔6は一列ではなく、千鳥状あるいは二列に設けても良い。
【0011】
米袋本体1の材質は、内面がヒートシール性を有することが条件で、強度的にはナイロンフィルム、LLDPEフィルム等であって、積層したものが使用される。但し、この米袋本体1の材質は、内面がヒートシール性を有すること以外には限定されない。
【0012】
不織布7は、米袋本体1との間において、ヒートシール性を有することが必要であることと、通気性を有することが絶対的な条件である。また、排気孔6を開口したことにより低下した米袋本体1の強度を補うために、素材は強度のあるものを使用すると共に、テープ状に延びた一連のものを使用する。この不織布7の素材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、酢酸ビニル単体等を例示することができる。但し、本発明において用いることのできる不織布7は、上記例示のものに限定されないことは勿論である。
【0013】
ダミー不織布8は上記した不織布7と同一素材、大きさとし、袋本体1の中心線を挟んで左右対称位置に設けることがバランスを取る上において重要であり、このバランスがとれないと、一連に製袋したあと、これをロール状に捲き取ったときに、綺麗なロール状とはならず、保管は勿論のこと、自動充填機に対するセットに支障が発生し、トラブルの原因となる。同様のことは、一枚、一枚の米袋として裁断したものにおいても、重ねたときに左右のバランスが悪くなり、保管、自動充填機時にトラブルの原因になる。但し、ダミー不織布8は、不織布7と必ずしも同一素材とする必要はなく、コスト等から考えて、不織布以外に、ヒートシール性を有するプラスチックフィルム又はシートを用いるようにしてもよい。
【0014】
不織布7、ダミー不織布8を裏貼りする面と位置は、原則的には任意であるが、美観の点からは、米袋本体1の裏側のフィルム面5が好ましく、位置は、左右対称、又は上下対称であってもよい。
【0015】
図3は、米袋本体1内に米9を充填し、口3のシールを行って米9を密封した後、米袋本体1を圧迫して内部から空気を排出している状態の説明図であって、内部の空気は、矢印aに示すように不織布7→排気孔6を経由して外に排出される。
【0016】
図4は、このようにして袋内の空気を排出した状態の米袋をパレット10上に重ね積みした状態を示すもので、米袋は空気が抜けて偏平となり、重ね積みしても片寄らず、任意に重ね積みを行うことができる。そして本発明の米袋は、製袋後の一連の米袋をロール状に捲いたとき、あるいは1枚ずつ積み重ねたときに全体の厚さに片寄りがなくなり、自動充填時においてトラブルの原因となることはない。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上のように、米袋において、排気孔を米袋の両側ではなく、片側にのみ設けたことにより、この排気孔を設けていない側においては完全防水を図ることができ、公知の両側に排気孔を設けたものに比較して、水が袋内に侵入する機会を半減させることができる。
また、本発明においては、排気孔と反対側にはダミー素材を裏貼りしたことにより、米袋において左右のバランスがとれてロール状に捲いたり、自動充填機にセットしたときに、トラブルが発生したりしない。
また、コスト的に考えて、ダミー側の素材はそのバランスをとる、と云う目的を満足する限り、不織布ではない、低価格のものを使用して、米袋全体のコストの低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る米袋の全体を示す斜視図
【図2】A−A´断面図
【図3】米を充填した後、内部から空気を排気している状態の説明図
【図4】米を充填した袋を重ね積みしている状態の説明図
【符号の説明】
1 米袋本体
2a、2b サイドシール
2c 底シール
3 充填口
4 裏面
5 表面
6 排気孔
7 不織布
8 ダミー不織布
9 米
10 パレット

Claims (3)

  1. 表面と裏面で構成された平面視四角形の米袋において、前記表面又は裏面の一方であって、前記米袋の左右の何れか一方の一辺に近い位置に沿って排気孔を多設したこと、この排気孔に沿い、かつ裏側には、通気性素材を裏貼りしたこと、前記通気性素材を裏貼りした側と反対側の対位置に、同じ様に前記通気性素材と同一素材、同一大きさのダミー素材を貼り合わせることにより、袋の左右において、前記排気孔と対称となる位置の面の厚さ及び重さのバランスをとるように構成したこと、を特徴とする米袋。
  2. 請求項1の米袋は、プラスチックフィルムで製袋されていることを特徴とする米袋。
  3. 請求項1の通気性素材及びダミー素材は、袋の内面との間においてヒートシール性を有する不織布であることを特徴とする米袋。
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