JP2004098483A - 射出成形金型及びインモールド成形方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、連続フィルムを確実に押さえることにより、キャビティ内への異物進入を防止し、打恨等による歩留まりを押さえることができ、連続フィルムの位置決めを確実に行うことができ、連続フィルムを剥離する際に連続フィルムのたわみを防止し、連続フィルムのたわみによる剥離ラインの形成を防止することができるとともに、連続フィルムを押さえるタイミングを取ることができ、両面転写にも使用することができる射出成形金型を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る射出成形金型は、固定金型3と可動金型4とからなり、少なくとも一方の金型の嵌合表面4a上に連続フィルム14を通過させる射出成形金型において、金型の連続フィルム14の通過方向前端部と後端部に配置され、連続フィルム14を幅方向に跨いで金型の嵌合表面4aとの間に連続フィルム14を通過させる一組の押え板40、41と、押え板40、41を金型に金型の開閉から独立して離接させるエアーシリンダ42、43と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図4
【解決手段】本発明に係る射出成形金型は、固定金型3と可動金型4とからなり、少なくとも一方の金型の嵌合表面4a上に連続フィルム14を通過させる射出成形金型において、金型の連続フィルム14の通過方向前端部と後端部に配置され、連続フィルム14を幅方向に跨いで金型の嵌合表面4aとの間に連続フィルム14を通過させる一組の押え板40、41と、押え板40、41を金型に金型の開閉から独立して離接させるエアーシリンダ42、43と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続フィルムを通過させてインモールド成形品を成形する射出成形金型及びインモールド成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、固定金型と可動金型からなり、固定金型と可動金型の間に連続フィルムを通過させ、樹脂を射出してインモールド成形品を成形する射出成形金型において、連続フィルムのたわみにより連続フィルムと金型との間に隙間が生じ、かかる隙間からキャビティ内に異物が進入し、成形品に打恨等が発生し、歩留まりが低下するという問題があった。また、連続フィルムがたるむと連続フィルムの停止位置を決めるための位置決めマーカーが作用しなくなったり、誤動作するという問題があった。また、さらに成形品から連続フィルムを剥離する際に、連続フィルムがたわんだ状態で山形に引っ張られ、成形品の表面に剥離ラインが残ってしまうという問題があった。
【0003】
かかる問題を解決するため、従来、連続フィルムを押さえる機能を有する射出成形金型として、スプリング使用によるものと、成形機のノック装置を利用するものとがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者のスプリングを使用した連続フィルム押さえ方式の射出成形金型は、連続フィルムを押さえるタイミングが取れないという問題があった。
【0005】
また、後者のノック装置を利用した連続フィルム押さえ方式の射出成形金型は、可動金型側の連続フィルムしか押さえることができず、両面転写の場合には使用できないという問題があった。
【0006】
さらに、両者の押さえ構造は金型の開閉に連動するものであり、成形品の取り出しの際に連続フィルムは押さえられないため、剥離ラインの解消という効果は期待できない。
【0007】
そこで本発明は、連続フィルムを確実に押さえることにより、キャビティ内への異物進入を防止し、打恨等による歩留まりを押さえることができ、連続フィルムの位置決めを確実に行うことができ、連続フィルムを剥離する際に連続フィルムのたわみを防止し、連続フィルムのたわみによる剥離ラインの形成を防止することができるとともに、連続フィルムを押さえるタイミングを取ることができ、両面転写にも使用することができる射出成形金型を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る射出成形金型は、固定金型と可動金型とからなり、少なくとも一方の金型の嵌合表面上に連続フィルムを通過させる射出成形金型において、前記金型の前記連続フィルムの通過方向前端部と後端部に配置され、該連続フィルムを幅方向に跨いで前記金型の嵌合表面との間に前記連続フィルムを通過させる一組の押え板と、該押え板を前記金型に前記金型の開閉から独立して離接させる離接手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
また、上記課題を解決するために本発明に係るインモールド成形品の代表的な製造方法は、固定金型と可動金型のうち少なくとも一方の金型の嵌合表面上に連続フィルムを通過させるインモールド成形方法において、型開きした状態で押え板を開放して該押え板と金型の嵌合表面との間に前記連続フィルムを送る段階と、前記連続フィルムの位置決めを行い、樹脂を射出して前記連続フィルムを金型側に付勢して成形品を成形するとともに、少なくとも型開き前に離接手段により前記押え板を前記金型側に当接する方向に移動して前記連続フィルムを前記金型側に押え付ける段階と、前記金型を型開きし、前記押え板で前記連続フィルムを前記金型側に押え付けた状態で前記連続フィルムから成形品を剥離する段階と、を有することを特徴とした。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る両面インモールド転写成形方法の実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態の製造方法により形成される保護パネルの斜視図、図2は可動金型の斜視図、図3は可動金型及び第二連続フィルムの上視図、図4は樹脂成形品の製造方法の説明図、図5は樹脂成形品の製造方法の説明図、図6は樹脂成形品の製造方法の説明図、図7、図8は金型、連続フィルム、押え板の作動チャートである。
【0011】
図1に、本実施形態により製造される加飾付き樹脂成形品の例を示す。この加飾付き樹脂成形品Pは携帯電話等の電子機器表示窓のパネルとして用いられる。図1に示す加飾付き樹脂成形品Pは透明なアクリルの板体1aであって周囲に枠1bを印刷し、中央部に液晶画面を表示するための透明な表示窓1cを残している。
【0012】
以下、本実施形態に係る加飾付き樹脂成形品Pの製造方法について説明する。本実施形態は、2つの連続フィルムを平行に送り出す形式の射出成形金型の例である。
【0013】
図4に示すように、射出成形金型は、固定金型3、可動金型4からなり、固定金型3と可動金型4との間に第一連続フィルム7と第二連続フィルム14を連続して通過させる。
【0014】
固定金型3には、透明樹脂を注入するスプルー形成部3aと、キャビティ3bと、これに連結する導入路3cが形成されている。また、可動金型4の嵌合表面4aには、キャビティ4bと、これに連結する導入路4cが形成されている。
【0015】
固定金型3、可動金型4のそれぞれには、第1の巻き取り装置5と第2の巻き取り装置6とが取り付けられている。それぞれの巻き取り装置5、6は、送り出しロール5a、6aと、巻き取りロール5b、6bを有しており、両者間に連続フィルム7、14を巻き掛けている。
【0016】
第一連続フィルム7と第二連続フィルム14は、それぞれ送り出しロール5a、6aに巻き付けられて保持され、先端を固定金型3と可動金型4との間を通過させて、巻き取りロール5b、6bに巻き付けられることで準備を完了する。図3に示すように、第一連続フィルム7は、第二連続フィルム14より幅が狭く設定されている。
【0017】
また、固定金型3の連続フィルムの通過方向(矢印X方向)前端部と後端部には、段差3d、3eが形成され、段差3d、3eには、一組の押え板30、31と、離接手段であるエアーシリンダ32、33と、ラバー34、35が設けられている。同様に、可動金型4の連続フィルムの通過方向(矢印X方向)前端部と後端部には、段差4d、4eが形成され、段差4d、4eには、一組の押え板40、41と、離接手段であるエアーシリンダ42、43と、ラバー44、45が設けられている。
【0018】
図2、図3に示すように、押え板41は、第二連続フィルム14をフィルム幅方向(矢印Y方向)に跨いで可動金型4の嵌合表面4aとの間に第二連続フィルム14を通過させる。
【0019】
エアーシリンダ43は、押え板41のフィルム幅方向(矢印Y方向)両端に設けられ、コントローラー(不図示)からの信号により押え板41を可動金型4に金型の開閉から独立して離接させる。
【0020】
ラバー45は、エアーシリンダ43の間かつ、段差4dの押え板41が接触する位置に設けられ、押え板41と接した際のショックを吸収し、第二連続フィルム14を押さえ込んで第二連続フィルム14が引っ張られた際に、これがずれることを防止する。
【0021】
押え板41は、エアーシリンダ43によるピストン動作により段差4dから一番離れた位置と、押え板41の可動金型4側の面が可動金型4の嵌合表面4aとの差Gがきわてめ小さく設定されている。かかる構成により、第二連続フィルム14を押さえていない状態でも、第二連続フィルム14と嵌合表面4aとの間の隙間を小さくすることができ、箔張り等の異物の両者間への進入を防止することができる。他の、押え板30、31、40、エアーシリンダ32、33、42、ラバー34、35、44も同様に構成されている。
【0022】
次に、図4乃至図7を用いて樹脂の射出工程について説明する。図4に示すように、エアーシリンダ32、33、42、43を動作させて、押え板30、31、40、41を嵌合表面からわずかに離れた位置に移動させ、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14の押圧を解除する。
【0023】
そして、巻き取り装置5、6を作動させて、第一連続フィルム7の送り方向(矢印X方向)と第二連続フィルム14を併走するように固定金型3と可動金型4の間に間欠送りする。このとき、押え板30、31、40、41が嵌合表面からわずかに離れた位置にあるため、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14は嵌合表面を摺るように送られる。第一連続フィルム7と第二連続フィルム14のそれぞれの印刷パターンをキャビティ3b、4bの位置に停止させ、その後、固定金型3と可動金型4とを合わせ型閉めする。
【0024】
図5に示すように、エアーシリンダ32、33、42、43を動作させて、押え板30、31、40、41を固定金型3、可動金型4側に移動し、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14をラバー34、35、44、45に押圧する。
【0025】
そして、固定金型3と可動金型4とを合わせた上でスプルー形成部3aに透明樹脂を射出する。射出された透明樹脂は、初めに第二連続フィルム14を可動金型4側に付勢しながら導入路4cを進み、続いて第一連続フィルム7を固定金型3側に付勢しながら導入路3cを進んで導入路3c、4cを満たし、第一連続フィルム7と第二連続フィルム14を固定金型と可動金型側に押圧しながら、キャビティ3b、4bに充填されて第一連続フィルム7及び第二連続フィルム14に印刷された絵柄等が射出された樹脂表面に転写される。
【0026】
そして、図6に示すように、樹脂が硬化した後、押え板30、31、40、41にて第一連続フィルム7、第二連続フィルム14をラバー34、35、44、45に押圧したまま、固定金型3と可動金型4を開く。
【0027】
そして、固定型側に残した樹脂が硬化した成形品21をバキューム式の取出機(不図示)により吸引して取り出す。そして、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14の剥離層にて、成形品21と各連続フィルム7、14を分離させる。その後、導入路3c、4cに形成されたランナー部21aを切断除去し樹脂成形品Pが形成される。
【0028】
図7に、金型、連続フィルム、押え板の作動チャートを示す。同図に示すように、射出成形作業としては、▲1▼連続フィルム送り工程、▲2▼射出成形工程、▲3▼成形品取出し工程の3つの工程を繰り返して行う。
【0029】
先ず、連続フィルム送り工程においては、金型は開かれ、押え板も連続フィルムをフリーとした状態で、連続フィルムを所定位置に停止させる。
【0030】
次に、射出成形工程では、連続フィルムの停止し、金型を閉鎖した状態で、樹脂をキャビティに射出し、成形品を成形する。
【0031】
さらに、成形品取出し工程では、押え板で連続フィルムを拘束し、金型を開き、連続フィルムは停止した状態で、さらに押え板の連続フィルムの拘束を解くことなく、取出し機によって成形品を金型内から取り出す。このとき、まず、金型を開いた際、成形品21は可動側の第二連続フィルム14から剥離されるが、このとき第二連続フィルム14は押え板40、41によって可動金型4側に押えつけられているため、面状に一気に剥離させることができる。そして、さらに成形品21は取出し機によって固定金型3から剥離させて取り出されるが、同様に固定金型3側の第一連続フィルム7は押え板30、31によって固定金型3に押えつけられているため、面状に一気に剥離させることができる。このため、成形品21の剥離時、連続フィルム7、14を山形に引っ張ることがなく、剥離ラインが形成されることを防止することができる。
【0032】
上述のごとく、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14を押さえる位置に段差3d、3e、4d、4eを設け、押え板30、31、40、41の離間位置を嵌合表面からわずかに離れた位置とし、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14を嵌合表面を摺るように送るよう構成した。これにより、キャビティ3b、4b内への箔ばり等の異物の進入を防止し、打恨等による歩留まりを押さえることができる。また、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14のたるみによる位置決めマーカーの誤動作を防止して第一連続フィルム7、第二連続フィルム14の位置決めを確実に行うことができる。
【0033】
また、押え板30、31、40、41は、それぞれエアーシリンダ32、33、42、43により、金型の開閉タイミングから独立して固定金型3、可動金型4から接離するため、押え板30、31、40、41にて第一連続フィルム7、第二連続フィルム14をラバー34、35、44、45に押圧したまま、成形品21を第一連続フィルム7、第二連続フィルム14から剥離する。これにより、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14が金型の嵌合表面から離れる(浮く)のを防止し、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14のたわみによる剥離ラインの形成を防止することができる。
【0034】
尚、本実施形態では、離接手段としてエアーシリンダ32、33、42、43を用いたが、電磁式クラッチを用いても同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、両面に連続フィルムを使用する構成を示したが、固定金型3、可動金型4のいずれか一方に連続フィルムを通過させる片面インモールド成形に本発明を適用することもできる。
【0035】
また、図8に示すように、本発明の射出成形作業は、連続フィルム7、14を停止し(t1)、押え板30、31、40、41により連続フィルム7、14を拘束した後(t2)、固定金型3、可動金型4の型閉めを行う(t3)ように制御してもよい。固定金型3若しくは可動金型4の嵌合表面が凸状に湾曲している場合、その両端で連続フィルム7、14を押さえることで第一連続フィルム7、14を確実に嵌合表面に密着させることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、固定金型、可動金型の第一連続フィルム、第二連続フィルムの送り方向両端に前記第一連続フィルム、前記第二連続フィルムを前記固定金型、前記可動金型側に押さえるための押え板と、該押え板を前記固定金型、前記可動金型に当接離間するための離接手段とを設け、型開きした状態で前記押え板を開放して前記第一連続フィルム、前記第二連続フィルムを送り、前記連続フィルムの位置決めを行い、樹脂を射出して前記連続フィルムを金型側に付勢して成形品を成形するとともに、少なくとも型開き前に前記離接手段により前記押え板を前記金型側に当接する方向に移動して前記連続フィルムを前記金型側に押え付け、前記金型を型開きし、前記押え板で前記連続フィルムを前記金型側に押え付けた状態で前記連続フィルムから成形品を剥離する。
【0037】
これにより、連続フィルムを確実に押さえることにより、キャビティ内への異物進入を防止し、打恨等による歩留まりを押さえることができる。そして、金型を開いた状態でも押え板は連続フィルムを拘束するので、成形品を連続フィルムから剥離する際に連続フィルムのたわみを防止し、連続フィルムのたわみによる成形品表面における剥離ラインの形成を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の製造方法により形成される保護パネルの斜視図である。
【図2】可動金型の斜視図である。
【図3】可動金型及び第二連続フィルムの上視図である。
【図4】樹脂成形品の製造方法の説明図である。
【図5】樹脂成形品の製造方法の説明図である。
【図6】樹脂成形品の製造方法の説明図である。
【図7】金型、連続フィルム、押え板の作動チャートである。
【図8】金型、連続フィルム、押え板の作動チャートである。
【符号の説明】
P …樹脂成形品
1a …板体
1b …枠
1c …表示窓
3 …固定金型
3a …スプルー形成部
3b、4b …キャビティ
3c、4c …導入路
3d、3e、4d、4e …段差
4 …可動金型
5 …第1の巻き取り装置
5a、6a …送り出しロール
5b、6b …巻き取りロール
6 …第2の巻き取り装置
7 …第一連続フィルム
14 …第二連続フィルム
21 …成形品
21a …ランナー部
30、31、40、41 …押え板
32、33、42、43 …エアーシリンダ
34、35、44、45 …ラバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続フィルムを通過させてインモールド成形品を成形する射出成形金型及びインモールド成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、固定金型と可動金型からなり、固定金型と可動金型の間に連続フィルムを通過させ、樹脂を射出してインモールド成形品を成形する射出成形金型において、連続フィルムのたわみにより連続フィルムと金型との間に隙間が生じ、かかる隙間からキャビティ内に異物が進入し、成形品に打恨等が発生し、歩留まりが低下するという問題があった。また、連続フィルムがたるむと連続フィルムの停止位置を決めるための位置決めマーカーが作用しなくなったり、誤動作するという問題があった。また、さらに成形品から連続フィルムを剥離する際に、連続フィルムがたわんだ状態で山形に引っ張られ、成形品の表面に剥離ラインが残ってしまうという問題があった。
【0003】
かかる問題を解決するため、従来、連続フィルムを押さえる機能を有する射出成形金型として、スプリング使用によるものと、成形機のノック装置を利用するものとがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者のスプリングを使用した連続フィルム押さえ方式の射出成形金型は、連続フィルムを押さえるタイミングが取れないという問題があった。
【0005】
また、後者のノック装置を利用した連続フィルム押さえ方式の射出成形金型は、可動金型側の連続フィルムしか押さえることができず、両面転写の場合には使用できないという問題があった。
【0006】
さらに、両者の押さえ構造は金型の開閉に連動するものであり、成形品の取り出しの際に連続フィルムは押さえられないため、剥離ラインの解消という効果は期待できない。
【0007】
そこで本発明は、連続フィルムを確実に押さえることにより、キャビティ内への異物進入を防止し、打恨等による歩留まりを押さえることができ、連続フィルムの位置決めを確実に行うことができ、連続フィルムを剥離する際に連続フィルムのたわみを防止し、連続フィルムのたわみによる剥離ラインの形成を防止することができるとともに、連続フィルムを押さえるタイミングを取ることができ、両面転写にも使用することができる射出成形金型を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る射出成形金型は、固定金型と可動金型とからなり、少なくとも一方の金型の嵌合表面上に連続フィルムを通過させる射出成形金型において、前記金型の前記連続フィルムの通過方向前端部と後端部に配置され、該連続フィルムを幅方向に跨いで前記金型の嵌合表面との間に前記連続フィルムを通過させる一組の押え板と、該押え板を前記金型に前記金型の開閉から独立して離接させる離接手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
また、上記課題を解決するために本発明に係るインモールド成形品の代表的な製造方法は、固定金型と可動金型のうち少なくとも一方の金型の嵌合表面上に連続フィルムを通過させるインモールド成形方法において、型開きした状態で押え板を開放して該押え板と金型の嵌合表面との間に前記連続フィルムを送る段階と、前記連続フィルムの位置決めを行い、樹脂を射出して前記連続フィルムを金型側に付勢して成形品を成形するとともに、少なくとも型開き前に離接手段により前記押え板を前記金型側に当接する方向に移動して前記連続フィルムを前記金型側に押え付ける段階と、前記金型を型開きし、前記押え板で前記連続フィルムを前記金型側に押え付けた状態で前記連続フィルムから成形品を剥離する段階と、を有することを特徴とした。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る両面インモールド転写成形方法の実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態の製造方法により形成される保護パネルの斜視図、図2は可動金型の斜視図、図3は可動金型及び第二連続フィルムの上視図、図4は樹脂成形品の製造方法の説明図、図5は樹脂成形品の製造方法の説明図、図6は樹脂成形品の製造方法の説明図、図7、図8は金型、連続フィルム、押え板の作動チャートである。
【0011】
図1に、本実施形態により製造される加飾付き樹脂成形品の例を示す。この加飾付き樹脂成形品Pは携帯電話等の電子機器表示窓のパネルとして用いられる。図1に示す加飾付き樹脂成形品Pは透明なアクリルの板体1aであって周囲に枠1bを印刷し、中央部に液晶画面を表示するための透明な表示窓1cを残している。
【0012】
以下、本実施形態に係る加飾付き樹脂成形品Pの製造方法について説明する。本実施形態は、2つの連続フィルムを平行に送り出す形式の射出成形金型の例である。
【0013】
図4に示すように、射出成形金型は、固定金型3、可動金型4からなり、固定金型3と可動金型4との間に第一連続フィルム7と第二連続フィルム14を連続して通過させる。
【0014】
固定金型3には、透明樹脂を注入するスプルー形成部3aと、キャビティ3bと、これに連結する導入路3cが形成されている。また、可動金型4の嵌合表面4aには、キャビティ4bと、これに連結する導入路4cが形成されている。
【0015】
固定金型3、可動金型4のそれぞれには、第1の巻き取り装置5と第2の巻き取り装置6とが取り付けられている。それぞれの巻き取り装置5、6は、送り出しロール5a、6aと、巻き取りロール5b、6bを有しており、両者間に連続フィルム7、14を巻き掛けている。
【0016】
第一連続フィルム7と第二連続フィルム14は、それぞれ送り出しロール5a、6aに巻き付けられて保持され、先端を固定金型3と可動金型4との間を通過させて、巻き取りロール5b、6bに巻き付けられることで準備を完了する。図3に示すように、第一連続フィルム7は、第二連続フィルム14より幅が狭く設定されている。
【0017】
また、固定金型3の連続フィルムの通過方向(矢印X方向)前端部と後端部には、段差3d、3eが形成され、段差3d、3eには、一組の押え板30、31と、離接手段であるエアーシリンダ32、33と、ラバー34、35が設けられている。同様に、可動金型4の連続フィルムの通過方向(矢印X方向)前端部と後端部には、段差4d、4eが形成され、段差4d、4eには、一組の押え板40、41と、離接手段であるエアーシリンダ42、43と、ラバー44、45が設けられている。
【0018】
図2、図3に示すように、押え板41は、第二連続フィルム14をフィルム幅方向(矢印Y方向)に跨いで可動金型4の嵌合表面4aとの間に第二連続フィルム14を通過させる。
【0019】
エアーシリンダ43は、押え板41のフィルム幅方向(矢印Y方向)両端に設けられ、コントローラー(不図示)からの信号により押え板41を可動金型4に金型の開閉から独立して離接させる。
【0020】
ラバー45は、エアーシリンダ43の間かつ、段差4dの押え板41が接触する位置に設けられ、押え板41と接した際のショックを吸収し、第二連続フィルム14を押さえ込んで第二連続フィルム14が引っ張られた際に、これがずれることを防止する。
【0021】
押え板41は、エアーシリンダ43によるピストン動作により段差4dから一番離れた位置と、押え板41の可動金型4側の面が可動金型4の嵌合表面4aとの差Gがきわてめ小さく設定されている。かかる構成により、第二連続フィルム14を押さえていない状態でも、第二連続フィルム14と嵌合表面4aとの間の隙間を小さくすることができ、箔張り等の異物の両者間への進入を防止することができる。他の、押え板30、31、40、エアーシリンダ32、33、42、ラバー34、35、44も同様に構成されている。
【0022】
次に、図4乃至図7を用いて樹脂の射出工程について説明する。図4に示すように、エアーシリンダ32、33、42、43を動作させて、押え板30、31、40、41を嵌合表面からわずかに離れた位置に移動させ、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14の押圧を解除する。
【0023】
そして、巻き取り装置5、6を作動させて、第一連続フィルム7の送り方向(矢印X方向)と第二連続フィルム14を併走するように固定金型3と可動金型4の間に間欠送りする。このとき、押え板30、31、40、41が嵌合表面からわずかに離れた位置にあるため、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14は嵌合表面を摺るように送られる。第一連続フィルム7と第二連続フィルム14のそれぞれの印刷パターンをキャビティ3b、4bの位置に停止させ、その後、固定金型3と可動金型4とを合わせ型閉めする。
【0024】
図5に示すように、エアーシリンダ32、33、42、43を動作させて、押え板30、31、40、41を固定金型3、可動金型4側に移動し、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14をラバー34、35、44、45に押圧する。
【0025】
そして、固定金型3と可動金型4とを合わせた上でスプルー形成部3aに透明樹脂を射出する。射出された透明樹脂は、初めに第二連続フィルム14を可動金型4側に付勢しながら導入路4cを進み、続いて第一連続フィルム7を固定金型3側に付勢しながら導入路3cを進んで導入路3c、4cを満たし、第一連続フィルム7と第二連続フィルム14を固定金型と可動金型側に押圧しながら、キャビティ3b、4bに充填されて第一連続フィルム7及び第二連続フィルム14に印刷された絵柄等が射出された樹脂表面に転写される。
【0026】
そして、図6に示すように、樹脂が硬化した後、押え板30、31、40、41にて第一連続フィルム7、第二連続フィルム14をラバー34、35、44、45に押圧したまま、固定金型3と可動金型4を開く。
【0027】
そして、固定型側に残した樹脂が硬化した成形品21をバキューム式の取出機(不図示)により吸引して取り出す。そして、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14の剥離層にて、成形品21と各連続フィルム7、14を分離させる。その後、導入路3c、4cに形成されたランナー部21aを切断除去し樹脂成形品Pが形成される。
【0028】
図7に、金型、連続フィルム、押え板の作動チャートを示す。同図に示すように、射出成形作業としては、▲1▼連続フィルム送り工程、▲2▼射出成形工程、▲3▼成形品取出し工程の3つの工程を繰り返して行う。
【0029】
先ず、連続フィルム送り工程においては、金型は開かれ、押え板も連続フィルムをフリーとした状態で、連続フィルムを所定位置に停止させる。
【0030】
次に、射出成形工程では、連続フィルムの停止し、金型を閉鎖した状態で、樹脂をキャビティに射出し、成形品を成形する。
【0031】
さらに、成形品取出し工程では、押え板で連続フィルムを拘束し、金型を開き、連続フィルムは停止した状態で、さらに押え板の連続フィルムの拘束を解くことなく、取出し機によって成形品を金型内から取り出す。このとき、まず、金型を開いた際、成形品21は可動側の第二連続フィルム14から剥離されるが、このとき第二連続フィルム14は押え板40、41によって可動金型4側に押えつけられているため、面状に一気に剥離させることができる。そして、さらに成形品21は取出し機によって固定金型3から剥離させて取り出されるが、同様に固定金型3側の第一連続フィルム7は押え板30、31によって固定金型3に押えつけられているため、面状に一気に剥離させることができる。このため、成形品21の剥離時、連続フィルム7、14を山形に引っ張ることがなく、剥離ラインが形成されることを防止することができる。
【0032】
上述のごとく、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14を押さえる位置に段差3d、3e、4d、4eを設け、押え板30、31、40、41の離間位置を嵌合表面からわずかに離れた位置とし、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14を嵌合表面を摺るように送るよう構成した。これにより、キャビティ3b、4b内への箔ばり等の異物の進入を防止し、打恨等による歩留まりを押さえることができる。また、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14のたるみによる位置決めマーカーの誤動作を防止して第一連続フィルム7、第二連続フィルム14の位置決めを確実に行うことができる。
【0033】
また、押え板30、31、40、41は、それぞれエアーシリンダ32、33、42、43により、金型の開閉タイミングから独立して固定金型3、可動金型4から接離するため、押え板30、31、40、41にて第一連続フィルム7、第二連続フィルム14をラバー34、35、44、45に押圧したまま、成形品21を第一連続フィルム7、第二連続フィルム14から剥離する。これにより、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14が金型の嵌合表面から離れる(浮く)のを防止し、第一連続フィルム7、第二連続フィルム14のたわみによる剥離ラインの形成を防止することができる。
【0034】
尚、本実施形態では、離接手段としてエアーシリンダ32、33、42、43を用いたが、電磁式クラッチを用いても同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、両面に連続フィルムを使用する構成を示したが、固定金型3、可動金型4のいずれか一方に連続フィルムを通過させる片面インモールド成形に本発明を適用することもできる。
【0035】
また、図8に示すように、本発明の射出成形作業は、連続フィルム7、14を停止し(t1)、押え板30、31、40、41により連続フィルム7、14を拘束した後(t2)、固定金型3、可動金型4の型閉めを行う(t3)ように制御してもよい。固定金型3若しくは可動金型4の嵌合表面が凸状に湾曲している場合、その両端で連続フィルム7、14を押さえることで第一連続フィルム7、14を確実に嵌合表面に密着させることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、固定金型、可動金型の第一連続フィルム、第二連続フィルムの送り方向両端に前記第一連続フィルム、前記第二連続フィルムを前記固定金型、前記可動金型側に押さえるための押え板と、該押え板を前記固定金型、前記可動金型に当接離間するための離接手段とを設け、型開きした状態で前記押え板を開放して前記第一連続フィルム、前記第二連続フィルムを送り、前記連続フィルムの位置決めを行い、樹脂を射出して前記連続フィルムを金型側に付勢して成形品を成形するとともに、少なくとも型開き前に前記離接手段により前記押え板を前記金型側に当接する方向に移動して前記連続フィルムを前記金型側に押え付け、前記金型を型開きし、前記押え板で前記連続フィルムを前記金型側に押え付けた状態で前記連続フィルムから成形品を剥離する。
【0037】
これにより、連続フィルムを確実に押さえることにより、キャビティ内への異物進入を防止し、打恨等による歩留まりを押さえることができる。そして、金型を開いた状態でも押え板は連続フィルムを拘束するので、成形品を連続フィルムから剥離する際に連続フィルムのたわみを防止し、連続フィルムのたわみによる成形品表面における剥離ラインの形成を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の製造方法により形成される保護パネルの斜視図である。
【図2】可動金型の斜視図である。
【図3】可動金型及び第二連続フィルムの上視図である。
【図4】樹脂成形品の製造方法の説明図である。
【図5】樹脂成形品の製造方法の説明図である。
【図6】樹脂成形品の製造方法の説明図である。
【図7】金型、連続フィルム、押え板の作動チャートである。
【図8】金型、連続フィルム、押え板の作動チャートである。
【符号の説明】
P …樹脂成形品
1a …板体
1b …枠
1c …表示窓
3 …固定金型
3a …スプルー形成部
3b、4b …キャビティ
3c、4c …導入路
3d、3e、4d、4e …段差
4 …可動金型
5 …第1の巻き取り装置
5a、6a …送り出しロール
5b、6b …巻き取りロール
6 …第2の巻き取り装置
7 …第一連続フィルム
14 …第二連続フィルム
21 …成形品
21a …ランナー部
30、31、40、41 …押え板
32、33、42、43 …エアーシリンダ
34、35、44、45 …ラバー
Claims (4)
- 固定金型と可動金型とからなり、少なくとも一方の金型の嵌合表面上に連続フィルムを通過させる射出成形金型において、
前記金型の前記連続フィルムの通過方向前端部と後端部に配置され、該連続フィルムを幅方向に跨いで前記金型の嵌合表面との間に前記連続フィルムを通過させる一組の押え板と、
該押え板を前記金型に前記金型の開閉から独立して離接させる離接手段と、を有することを特徴とする射出成形金型。 - 請求項1記載の射出成形金型であって、
前記金型の、前記押え板が配置される部位は、他のキャビティが形成される面に対して、一段低く形成されていることを特徴とする射出成形金型。 - 請求項1または2記載の射出成形金型であって、
前記可動金型側に第1連続フィルムを、前記固定金型側には第2連続フィルムを通過させ、
前記一組の押え板及び離接手段は、前記第1連続フィルム及び前記第2連続フィルムをそれぞれ通過させるように、前記可動金型及び前記固定金型の夫々に設けたことを特徴とする射出成形金型。 - 固定金型と可動金型のうち少なくとも一方の金型の嵌合表面上に連続フィルムを通過させるインモールド成形方法において、
型開きした状態で押え板を開放して該押え板と金型の嵌合表面との間に前記連続フィルムを送る段階と、
前記連続フィルムの位置決めを行い、前記金型の型閉め後、樹脂を射出して前記連続フィルムを金型側に付勢して成形品を成形するとともに、少なくとも型開き前に離接手段により前記押え板を前記金型側に当接する方向に移動して前記連続フィルムを前記金型側に押え付ける段階と、
前記金型を型開きし、前記押え板で前記連続フィルムを前記金型側に押え付けた状態で前記連続フィルムから成形品を剥離する段階と、を有することを特徴としたインモールド成形方法。
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JP2002263619A JP2004098483A (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | 射出成形金型及びインモールド成形方法 |
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CN111438880A (zh) * | 2020-05-08 | 2020-07-24 | 东明兴业科技股份有限公司 | 一种双面imr的注塑模具结构 |
-
2002
- 2002-09-10 JP JP2002263619A patent/JP2004098483A/ja active Pending
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