JP2004098330A - 金型取付け機構 - Google Patents

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安部 新一
Masato Otsubo
大坪 正人
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Abstract

【課題】金型に位置決め用の加工を施す必要がなく、金型を取付け位置に位置決め固定することができる金型取付け機構を提供すること。
【解決手段】射出成形機の金型取付け部に金型Mを固定する金型取付け機構であって、前記金型の下面に当接し前記金型の上下方向の位置を定める下方基準部12、14と、該下方基準部上に配置された前記金型の一側面に当接し該金型の横方向の位置を定める側方基準部18、20と、前記側方基準部に前記金型が当接しているとき、前記金型をクランプして、前記金型を前記金型取付け部に固定するクランプ手段24、26、28、30と、を備えていることを特徴とする金型取付け機構。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金型の取付け機構に関し、より詳細には、金型を射出成形機の取付け部に固定する使用される金型取付け機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
2つの金型を相対移動によって開閉させながら射出成形を行う射出成形機が知られている。このような射出成形機では、射出成形機の金型取付け用のベース板(金型取付け部)に金型が着脱自在に固定される。ベース板上での金型の位置は、成形品の精度等に影響を及ぼすため、ベース板に金型を固定する際の位置決めは正確に行う必要がある。
【0003】
従来の射出成形機では、ベース板にロケートリングを設け、固定する金型の裏面にロケートリングに対応する凹部を設け、この凹部にロケートリングが嵌まるようにベース板に対して金型を配置して、ベース板に対する金型の位置決めを行っていた。また、1トン程度の比較的大型の金型では、ベース板に位置決め用のT字状の突起部を、金型にこの突起部に対応する形状の溝を、それぞれ形成しておき、突起部が溝に収容されるようにベース板に対して金型を配置して、ベース板に対する金型を位置決めを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの位置決め方法では、金型に位置決め用の凹部、溝などを加工する必要がある。従って、金型を製造する度に位置決め用の加工が必要となり、この加工工程が、金型の製造工程を簡略化する妨げとなっていた。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、金型に位置決め用の加工を施す必要がなく、金型を取付け位置に位置決め固定することができる金型取付け機構を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、射出成形機の金型取付け部に金型を固定する金型取付け機構であって、前記金型の下面に当接し前記金型の上下方向の位置を定める下方基準部と、該下方基準部上に配置された前記金型の一側面に当接し該金型の横方向の位置を定める側方基準部と、前記側方基準部に前記金型が当接しているとき、前記金型をクランプして、前記金型を前記金型取付け部に固定するクランプ手段と、を備えている、ことを特徴とする金型取付け機構が提供される。
【0007】
このような構成を有する本発明によれば、位置決め用の加工を施すことなく2つの基準部によって金型取付け部の所定位置に位置決めされるので、金型の製作工程が簡略化される。
【0008】
本発明の好ましい態様によれば、前記側方基準部に前記金型を押しつける押し付け装置を更に備え、前記クランプ手段が、前記金型を横方向に挟持する油圧シリンダを備えている。
【0009】
このような構成によれば、金型が側方基準部に押し付けられた状態で、横方向にクランプされることになる。
【0010】
本発明の他の好ましい態様によれば、前記下方基準部がローラを備えている。このような構成によれば、金型の横方向の移動に大きな力が不要となるので、小さな力で、金型の正確な位置決めが可能となる。
【0011】
本発明の別の好ましい態様によれば、前記クランプ手段が前記金型を上下方向に挟持する油圧シリンダを備えている。本発明のもう一つの好ましい態様によれば、前記ローラが水平方向に一列並んで配置された複数のローラである。
【0012】
本発明の別の好ましい態様によれば、前記下方基準部が、前記金型取付け部に対して変位可能である。本発明のさらに別の好ましい態様によれば、前記側方基準部が、前記金型取付け部に対して変位可能である。これらの構成によれば、寸法が異なる金型を適正に位置決めすることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態の金型取付け機構について詳細に説明する。
【0014】
図1に沿って、本発明の第1の実施形態の金型取付け機構を説明する。図1は、金型取付け機構の構成を示す概略的な正面図である。本実施形態の金型取付け機構は、移動金型と固定金型とを開閉させながら射出成形を行う射出成形機の金型取付け板(金型取付け部)に、移動側金型または固定側金型を固定するために用いられる金型取付け機構である。金型Mは、図中に二点鎖線で示すように、金型取付け板10の表面に固定される。
【0015】
図1に示されているように、金型取付け機構は、射出成形機に垂直に取付けられた長方形の移動側の金型取付け板10の下縁に沿って固定された下方基準ブロック12を備えている。下方基準ブロック12は細長い直方体形状を有している。下方基準ブロック12の上面14は、金型取付け板10の表面に沿って配置された移動側の金型Mの下面Maに当接し、金型取付け板10に対する金型Mの上下方向の位置を定める下方基準面となる。
【0016】
下方基準ブロック12は、射出成形機に取付けられた油圧シリンダ16を介して、金型取付け板10に対して配置されており、油圧シリンダ16の作動により、下方基準ブロック12の上下方向の位置を変更することができる。
【0017】
また、金型取付け機構は、金型取付け板10の一方の側端に沿って配置された側方基準ブロック18を備えている。側方基準ブロック18は、細長い直方体形状を有し、金型取付け板10の外方で、射出成形機に取付けられている。側方基準ブロック18は、一側面20が、金型取付け板10の表面に沿って配置される移動側の金型Mの一側面Mbに当接し金型取付け板10上での金型の横方向の位置を規定する側方基準面となる。尚、側方基準ブロック18は、横方向に変位可能に構成されていることが好ましい。
【0018】
金型取付け板10を挟んで、側方基準ブロック18と対向する位置には、位置決め用油圧シリンダ22が配置されている。この位置決め用油圧シリンダ22は、先端で金型取付け板10の表面に沿って配置された金型Mの他側面Mcを押し、金型Mの一側面Mbを側方基準ブロック18の側方基準面20に当接させることができるように、構成されている。
【0019】
位置決め用油圧シリンダ22の上下両側には、第1および第2のクランプ用油圧シリンダ24、26が配置されている。このクランプ用シリンダ24、26は、金型取付け板10を挟んで対向する位置に設けられた第3および第4のクランプ用シリンダ28、30との間で、下方基準ブロック12および側方基準ブロック18に当接し、且つ、金型取付け板10の表面に沿って配置された金型を挟持し、金型取付け板10に対して固定することが出来るように構成されている。
【0020】
各油圧シリンダ22、24、26、28、30は、金型取付け板10の外方側の位置で、射出成形機に取付けられ、射出成形機の制御によって作動が制御されるように構成されている。
【0021】
次に、図2に沿って、クランプ用油圧シリンダ24〜30の構成を詳細に説明する。図2は、クランプ用油圧シリンダの構成を示す、図1のII−II線に沿った概略的な断面図である。本実施形態の金型取付け機構では、図2に示されているように、クランプ用油圧シリンダ本体32のロッド34の先端に、下方(金型取付け面10方向)側に傾斜面36を有するクランプ部材38が連結されている。傾斜面36は、取付ける金型Mの側端の上側稜線部に当接するように構成されている。従って、クランプ用油圧シリンダ本体32の作動によってクランプ部材38が矢印A方向に移動すると、金型Mは、矢印A方向に押されると同時に、金型取付け板10の表面にも押し付けられることになる。
【0022】
このような構成を有する本実施形態の金型取付け機構では、まず、金型取付け面10に沿って上方から金型Mを下方基準ブロック12上に配置する。金型Mの下面Maが下方基準ブロック12の下方基準面14に当接することにより、金型Mの上下方向に位置決めが完了する。次いで、位置決め用油圧シリンダ22を作動させ、金型Mを側方基準ブロック18の側方基準面20に当接させ、金型Mの横方向の位置決めを行う。この状態で、第1および第2のクランプ用油圧シリンダ24、26と、第3および第4のクランプ用油圧シリンダ28、30とを作動させ、金型を挟持して、金型取付け面10上の所定位置に固定する。
【0023】
次に、本発明の第2の実施態様について説明する。図3は、第2の実施形態の金型取付け機構の構成を示す図1と同様の正面図であり、図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【0024】
この第2の実施態様の金型取付け機構は、金型の横方向の位置決めに関しては、第1の実施形態の金型取付け機構とほぼ同様の構成を有している。即ち、図3に示されているように、上下方向に延びる側方基準ブロック40が、金型取付け板10の一側部に設けられている。また、金型取付け板10の上下位置には、第1ないし第4のクランプ用油圧シリンダ44、46、48、50が配置されている。
【0025】
さらに、図3および図4に示されているように、金型取付け面10の上方および下方には、断面L字型の上方および下方レール部材52、54が設けられている。上方および下方レール部材52、54の立ち上がり部52a、54aは、金型取付け板10から取付けられる金型Mの厚さに相当する間隔をあけて、金型取付け板10と平行に延びている。さらに、上方および下方レール部材52、54は、図4に示されているように、間に金型Mを配置できる間隔をおいて、金型取付け面10上に配置されている。
【0026】
下方レール部材52の内側には、回転可能な複数のローラ56が水平方向に一列に並んで配置されている。この結果、各ローラ56の上面を結んだ線L(一点鎖線)が、金型Mの下側基準線となる。
【0027】
このような構成の金型取付け機構によれば、金型Mを金型取付け板10の側方(図3の左方向)からローラ56の上を滑らせながら、上方および下方レール52、54の間に金型取付け板10上に配置することによって、金型の上下方向の位置決めが完了する。さらに、金型Mの側面を側方基準ブロック40に押し付けることによって、金型Mの横方向位置決めが完了する。この状態で、第1ないしび第4のクランプ用油圧シリンダ44、46、48、50を作動させて金型Mを、上下方向から挟持することにより、所定位置に位置決めされた金型Mが金型取付け板10に対して固定されることになる。
【0028】
このように上記第1および第2の実施態様の金型取付け機構によれば、金型Mを側方基準ブロック40に押し付けるだけで、金型Mの位置決めが完了するので、金型の取付けの自動化が容易になる。
【0029】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなくて、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
【0030】
なお、上記実施形態では、移動側の金型を例に説明したが、固定側の金型に同様の金型取付け機構を設けてもよい。
【0031】
上記第1の実施形態では、下方基準ブロック12と、側方基準ブロック18とが別体であった、これらを一体としてよい。すなわち、単一のL字形基準ブロックに下方基準面と側方基準面とを形成する構成でもよい。
【0032】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、金型側に位置決め用の加工を施す必要がなく、金型を取付け位置に位置決め固定することができる金型取付け機構が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示す概略的な正面図である。
【図2】クランプ用油圧シリンダの構成を示す、図1のII−II線に沿った概略的な断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の金型取付け機構の構成を示す図1と同様の正面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【符号の説明】
M:金型
10:金型取付け板
12:下方基準ブロック
14:下側基準ブロックの上面
18:側方基準ブロック
22:位置決め用油圧シリンダ
24、26、28、30:クランプ用油圧シリンダ

Claims (7)

  1. 射出成形機の金型取付け部に金型を固定する金型取付け機構であって、
    前記金型の下面に当接し前記金型の上下方向の位置を定める下方基準部と、
    該下方基準部上に配置された前記金型の一側面に当接し該金型の横方向の位置を定める側方基準部と、
    前記側方基準部に前記金型が当接しているとき、前記金型をクランプして、前記金型を前記金型取付け部に固定するクランプ手段と、を備えている、
    ことを特徴とする金型取付け機構。
  2. 前記側方基準部に前記金型を押しつける押し付け装置を更に備え、
    前記クランプ手段が、前記金型を横方向に挟持する油圧シリンダを備えている、
    請求項1に記載の金型取付け機構。
  3. 前記下方基準部がローラを備えている、
    請求項1または2に記載の金型取付け機構。
  4. 前記クランプ手段が前記金型を上下方向に挟持する油圧シリンダを備えている、
    請求項1に記載の金型取付け機構。
  5. 前記ローラが、水平方向に一列並んで配置された複数のローラである、
    請求項3または4に記載の金型取付け機構。
  6. 前記下方基準部が、前記金型取付け部に対して変位可能である、
    請求項1ないし5の何れか1項に記載の金型取付け機構。
  7. 前記側方基準部が、前記金型取付け部に対して変位可能である、
    請求項1ないし6の何れか1項に記載の金型取付け機構。
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