JP2004098230A - 加工装置、加工方法および変位検出ユニット - Google Patents

加工装置、加工方法および変位検出ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】切削工具の刃先位置の熱変位による加工誤差を抑制あるいは低減し、加工精度と生産性を向上させることができる加工方法および加工装置を提供する。
【解決手段】切削工具を振動させる振動手段と、前記切削工具の位置を検出する位置検出手段と、前記切削工具と前記被加工物との相対位置を調整する位置調整手段と、前記位置検出手段の検出結果に応じて、前記切削工具と前記被加工物との相対位置を所定の位置に保持するように前記位置調整手段を制御する制御手段とを備える。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工装置および加工方法に関し、さらに詳しくは切削工具に超音波振動等によって楕円振動を付与する振動切削装置および振動切削方法およびこれに用いる変位検出ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧電素子、磁歪素子などのアクチュエータによって切削工具に超音波振動等によって楕円振動を付与する振動切削装置および振動切削方法においては、難削材の加工を可能にし、また、刃物が断続的にワークを加工するため、切削工具であるバイトの寿命の向上を図ることができる。
【0003】
ここで、従来用いられている振動切削装置および方法においては、ワークの切取り動作の際、補助として刃物に振動が付与される。さらに、振動は工具およびその支持体を共に振動させて、高周波の振動が付与される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、振動切削装置における駆動軸は、アクチュエータを数100Hz以上の周波数で振動させるために、アクチュエータからの発熱および摺動部での発熱が大きくなる。こうした発熱は、切削工具の先端位置に熱変位を生じさせ、加工精度の劣化を招くという問題を生じさせる。
【0005】
振動切削装置が用いられる光学素子部品の金型加工に代表されるようなサブミクロン単位での高精度加工においては、ごくわずかな熱変位が加工精度に悪影響を及ぼす。また、振動切削装置を駆動させてから温度が安定するまでの暖機時間は生産性の悪化を招いている。さらに、発熱が大きすぎると、振動切削装置の構造が許容する変位量を超え、装置構造を破損する恐れもある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、前述した従来技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであって、切削工具の刃先位置の熱変位による加工誤差を抑制あるいは低減し、加工精度と生産性を向上させることができる加工装置および加工方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の加工装置は、切削工具を振動させる振動手段と、前記切削工具の位置を検出する位置検出手段と、前記切削工具と被加工物との相対位置を調整する位置調整手段と、前記位置検出手段の検出結果に応じて、前記切削工具と前記被加工物との相対位置を所定の位置に保持するように前記位置調整手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
また、前記振動手段と前記切削工具とを接続する工具支持体と、前記工具支持体に対して非接触状態で前記位置検出手段が取り付けられたセンサー支持体とをさらに備えてもよい。
【0009】
さらに、前記振動手段は、第一の方向の直動振動を発生させる第一のアクチュエータと、前記第一の方向と異なる第二の方向の直動振動を発生させる第二のアクチュエータとを備え、前記切削工具の振動は、前記第一の方向の直動振動と前記第二の方向の直動振動とが合成されたものであってもよい。
【0010】
さらにまた、前記工具支持体は、前記位置検出手段が位置する空隙部分を有し、前記振動手段と前記切削工具と前記位置検出手段とがほぼ一直線上に配置されていてもよい。
【0011】
さらにまた、前記振動手段の温度を検出する手段および前記振動手段を冷却する手段をさらに備えることができる。
【0012】
さらにまた、前記位置調整手段は、前記位置検出手段の検出結果に応じて、前記振動手段による前記切削工具の振動振幅を変化させることができる。
【0013】
ここで、前記振動手段は、磁歪素子や圧電素子等の機能性固体素子をアクチュエータとして用いることができる。
【0014】
本発明の変位検出ユニットは、切削工具が取り付けられる第一の支持体と、前第一の支持体が取り付けられて前記切削工具を振動させる振動手段と、前記切削工具の位置を検出する位置検出センサと、前記位置検出センサが前記第一の支持体に対して非接触であるように前記位置検出センサが取り付けられた第二の支持体とを備えることを特徴とする。
【0015】
また、前記第一の支持体は、前記位置検出センサが位置する空隙部分を有し、前記振動手段と前記切削工具と前記位置検出センサとがほぼ一直線上に配置することができる。
【0016】
本発明の加工方法は、被加工物を切削する切削工具に振動を加える振動付与ステップと、前記振動付与ステップ中に、前記切削工具の位置を検出する位置検出ステップと、前記位置検出ステップの検出結果に応じて、前記切削工具と前記被加工物との相対位置を所定の位置に保持するステップとを備えることを特徴とする。
【0017】
また、前記位置検出ステップは、前記切削工具の所定の振動振幅のピークを基準値とし、その後の前記振動付与ステップにおける前記切削工具の振動振幅のピークと前記基準値との差を測定することにより、前記切削工具の位置変動を検出することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は、本発明の加工装置の構成を示す概略図であり、自由曲面加工で、150nm以下の形状精度と、50nmRz(最大高さ)以下の表面粗さを得ようとするものであって、振動切削ユニット1および被加工物11は、NC制御で20nmの精密位置決めを行うことが出来る精密位置決め装置上に設置されている。10は、位置調整手段としてのXYテーブルであり、XYテーブル10に配設されたZ軸回りに回転するロータ8に被加工物11を保持するワークテーブル12が設置されている。ワーク11は、ワークテーブル12上に保持され、XY方向に移動およびZ軸回りに回転可能である。また、XYテーブル10の上方には、門型コラム13に沿ってZ軸方向に移動可能な位置調整手段であるクロスビーム14が配設され、このクロスビーム14にはY軸回りに回転するロータ9が配設されており、ロータ9には下部に切削工具(バイト)4を備えた振動切削ユニット1が取り付けられている。振動切削ユニット1はZ軸方向に上下動およびY軸まわりに回転し得るように構成されている。なお、ロータ8、9は割り出しおよび高速回転動作を行うことが出来る。振動切削ユニット1には、Z軸方向に沿った直動振動を発生するZ軸方向に延在する駆動軸2aとX軸方向に沿った直動振動を発生するX軸方向に延在する駆動軸2bとが互いに直交して設けられている。
【0020】
この構成により、被加工物11の加工時には、XYテーブル10により被加工物11をXY方向に移動させ、クロスビーム14により振動切削ユニット1をZ軸方向に上下に移動させることによって、3軸制御により被加工物11と切削工具4の相対位置の位置制御を行う。また、ロータ8、9の回転により5軸の位置制御を行うこともできる。
【0021】
15は、振動加工装置1の駆動軸2a、2bを駆動して切削工具4に任意の工具軌跡を描かせるための発振装置であり、発振装置15から発せられる信号は、増幅器16にて増幅されて任意波形をなす駆動電流として、入力ケーブル17を介して駆動軸2a、2bにそれぞれ供給され、振動切削ユニット1を駆動させる。20は、温度検出装置であり、振動加工装置1の内部に設置した複数の熱電対温度計等の温度センサ21(図1においては各駆動軸2a、2bにそれぞれ3個ずつ設けられている)に接続され、温度センサ21を介して振動切削ユニット1内部の温度を測定し検出する。24は温度制御装置であり、温度検出装置20により測定され検出される振動切削ユニット1の内部の温度データに基づいて冷却装置50(50a、50b)を制御する。冷却装置50(50a、50b)は、振動切削ユニット1の内部を冷却するための冷媒を冷却用配管51(51a、51b)を介して振動切削ユニット1に供給して各駆動軸2a、2b内を循環させ、振動切削ユニット1および各駆動軸2a、2bを冷却する作用をし、冷媒の温度や流量は、温度制御装置24によって、振動切削ユニット1の内部の温度データに基づいて制御調整される。冷却用配管51(51a、51b)は、加工装置の内部を通りクロスビーム14から振動切削ユニット1の駆動軸2a、2bへそれぞれ接続され、各駆動軸2a、2bにおいて複数の系統に分岐して設けられている冷媒流路(図4においては、3系統であり、それぞれを52a、52b、52cとする)にそれぞれ連通されている。
【0022】
次に、振動切削ユニット1の詳細について以下に説明する。
【0023】
振動切削ユニット1には、Z軸方向に沿った直動振動を発生するZ軸方向に延在する駆動軸2aおよびX軸方向に沿った直動振動を発生するX軸方向に延在する駆動軸2bとが互いに直交して設けられ、これらの駆動軸2a、2bは、図2に示すように、それぞれ弾性ヒンジ6a、6bを介して振動伝達機構3に連結され、振動伝達機構3の先端部に工具ホルダ5を介して切削工具4が取り付けられている。直交するZ軸方向の駆動軸2aとX軸方向の駆動軸2bは、発振装置15からの信号によって、それぞれ、任意の周波数とストロークで駆動され、Z軸方向およびX軸方向の直動振動をそれぞれ発生し、これらの直動振動は、弾性ヒンジ6a、6bを介して振動伝達機構3に伝達合成され、振動伝達機構3の先端部に取り付けられている切削工具4をX−Z平面内で楕円軌跡(円を含む)を描くように振動させ、この楕円振動を伴って切削加工を行うように構成されている。ここで、位置検出手段である変位センサ23aは、駆動軸2aの中心軸と切削工具4の先端部と変位センサ23aの中心軸とが同一直線上に配置されるように、第二の支持体、すなわちセンサ支持体であるセンサホルダ26を介して、第一の支持体、すなわち工具支持体である振動伝達機構3の空隙部分3aに配置されている。同様に、変位センサ23bは後述する振動切削ユニットの基準位置Oに対する切削工具4の位置変動を検出できるようにハウジング40に取り付けられている。このように構成した振動切削ユニット1においては、駆動軸2aの中心軸と切削工具4の先端部と変位センサ23aの中心軸とが同一直線上に配置されていることにより、切削工具4のZ軸方向の位置変動を高精度に検出できる。
【0024】
図3は図2のA矢視方向の断面図であり、以下に本発明の加工装置における切削工具の位置変動の検出について説明する。なお、以下に記す切削工具4の位置変動検出機構の説明は加工精度に影響の大きいZ軸方向を対象としている。また、X軸方向についても同様の機構を有しているが、センサ23bが工具軌跡の中心軸上にないため、てこの拡大率を考慮する必要がある。
【0025】
本実施例における形態の振動切削ユニット1において、振動手段としてのアクチュエータ30の駆動条件は、駆動周波数500Hz、駆動ストローク±10μmである。アクチュエータ30を必要条件で駆動させるためには数十Wの電力を要するが、アクチュエータ30の熱容量は小さく発熱が顕著である。そのため、アクチュエータ30および駆動ロッド31は、アクチュエータ30の駆動による発熱による影響を受けやすく、装置ハウジング部40に比べ発熱による熱変位が大きい。このため、後述する駆動軸2aの冷却によって取り除ききれない切削工具4の1μm程度のごくわずかな熱変位も形状精度150nmの高精度加工を行うには大きな問題となる。また、冷却制御を開始してから温度が安定するまでの暖機時間は生産性の悪化を招き、暖機時間をなくすか、もしくは短くすることが求められている。
【0026】
こうした問題を解決するためには、熱変位により変動する切削工具4の先端位置を測定、管理することが望ましいが、振動している鋭利な切削工具4の先端位置を直接測定することは非常に困難である。そこで、本実施例では振動切削ユニット1の基準位置Oに対する切削工具4の先端位置までの距離Lの位置変動ΔLを検出するにあたり、測定ターゲット27と切削工具4の先端位置の距離Lは熱変位の影響を受けない構造とし、変位センサ23aと工具ホルダ5とのギャップCの変動≒ΔLとして測定した。位置変動を測定する変位センサ23aには非接触で高分解能をもつ静電容量式センサを用いた。
【0027】
上述したように、センサホルダ26に取り付けられたセンサ23aは、駆動軸2aの中心軸と切削工具4の先端部と変位センサ23aの中心軸とが同一直線上に配置されるよう、振動伝達機構3の空隙部分3aに配置され、センサホルダ26は振動切削ユニット1のハウジング40に固定される。また、センサ23aおよびセンサホルダ26は振動伝達機構3および工具ホルダ5には非接触であり、切削工具4の運動を妨げない構造になっている。なお、センサホルダ26、装置ハウジング40ともに低熱膨張材を使用している。
【0028】
基準位置Oから位置検出手段であるセンサ23aの取り付け基準までの距離をLとし、熱変位によるLの位置変動をLeとするとき、ハウジング40およびセンサホルダ26は低熱膨張材から成り、後述の冷却制御により温度変化は±0.1℃に抑えられているため、Leは±20nm程度に抑えられている。したがって、振動切削ユニットの基準位置Oに対するセンサホルダ26の取り付け基準位置の位置変動は目標精度に対して十分無視し得る程度であり、ギャップCの変動を測定することにより、基準位置Oに対する切削工具4の先端位置の位置変動ΔTを知ることが出来る。
【0029】
次に、振動切削ユニット1の駆動軸2(2a、2b)について、図4を参照して説明する。なお、Z軸方向の駆動軸2aを例にとって説明するが、X軸方向の駆動軸2bも同様の構造を有している。
【0030】
振動の駆動源としての磁歪素子からなるアクチュエータ30は、駆動軸ハウジング32に取り付けられている高い熱伝導性をもつ固定部材33により保持され、アクチュエータ30に接続された駆動ロッド31は、Z軸方向に移動しうるように固定部材33や駆動軸ハウジング32を貫通して下方に延び、摩擦による影響がないように弾性ヒンジからなる駆動ロッドガイド34によりガイドされている。また、アクチュエータ30と固定部材33の間には熱伝導シート53を挿入して、アクチュエータ30と固定部材33間に隙間がないようにする。駆動軸ハウジング32には、アクチュエータ30および固定部材33を包囲するように3系統の冷媒流路52a、52b、52cがそれぞれ独立して形成され、冷媒流路52aと52bはそれぞれ駆動軸ハウジング32のZ軸方向の上部および固定部材の側部に配設され、冷媒流路52bは固定部材33の下側部を取り巻くように配設されている。これらの冷媒流路52a、52b、52cは、それぞれ必要な冷却の程度に応じて別個に冷却用冷媒の流量を変化させて循環できるように構成され、冷媒流路毎に適宜の冷却を行うことができる。
【0031】
また、熱電対温度計等の温度センサー21a、21b、21cは、アクチュエータ30の駆動に伴う発熱の程度がアクチュエータ30の部位によって異なるために、駆動軸2aにおいてアクチュエータ30の上下の部位および側部の部位の3箇所の温度を測定しうるように、固定部材32のそれぞれの部位に配置されている。これらの温度センサー21a、21b、21cによってそれぞれの部位の温度を測定して温度検出装置20により検出される温度情報は、制御装置24へ送られる。
【0032】
駆動軸ハウジング32は、振動伝達機構3や工具ホルダ5などとともに主構造体を構成し、これらは低熱膨張材で形成して、アクチュエータ30の発熱の影響を小さくしている。
【0033】
本実施例で用いたアクチュエータ30は、磁歪素子を利用したものであり、発振装置15および増幅器16から発生された任意波形をもつ電流により駆動される。なお、アクチュエータとしては、磁歪素子以外にも圧電素子等の他のいわゆる機能性固体素子を用いることもでき、さらに、電磁力を用いたもの等も用いることもできる。
【0034】
次に、図5により、切削工具4の先端位置の変動および制御の手順について説明する。
【0035】
まず、振動切削ユニット1を駆動させ、切削工具先端軌跡(リサージュ)のX、Z軸方向のピーク位置がPx、Pzにある任意の時刻(例えば、制御開始時)の変位センサ23a、23bの読みとり値を基準値として設定する。なお、ピーク位置として各ピーク位置Px、Pzの反対方向のピーク位置Pxb、Pzbを基準位置として用いることも出来るが、Px、Pzを用いた方がより高精度に切削工具先端位置の検出することが出来る。
【0036】
これは、実際にアクチュエータの動きのなかで,その軌跡がワークに転写されるのはアクチュエータが一番伸びたPx、Pzの所であるので、そこをセンシングする方がより精度が高いためである。すなわち、振動発生源であるアクチュエータは、10nm程度での先端位置再現性(一番伸びたところの位置)があるが、長時間では温度ドリフト等によりごくわずかに波形が変動しており、アクチュエータが一番伸びた位置の変動と一番縮んだ位置(Pxb、Pzb)での変動は完全に一致するものではないからである。
【0037】
次に、被加工物11に対する切り込み量をt、送り量をmとし、以後ある時間が経過した後、熱変位によって工具先端軌跡の頂点位置に変動が生じ、装置基準位置に対するX、Z方向の頂点位置がPx2、Pz2に変位すると、実際の切り込み量はt+Ze、送り量はm+Xeとなり加工精度に悪影響を与えることとなる。そこで、センサの基準値を設定した瞬間から随時頂点位置にZeの変動が生じた場合には振動切削ユニット1が設置してあるクロスビームを−Zeだけ移動させ、Xeの変動が生じた場合には被加工物が設置してあるXYテーブルを−Xeだけ移動させる。このように、頂点位置の変動に対し常に振動切削ユニット1および被加工物11を工具先端軌跡の頂点位置の変位と反対方向にNC指令値をオフセットさせるフィードバック制御を行うことにより熱変動による加工精度の悪化を大幅に低減させることが出来る。
【0038】
なお、被加工物と切削工具とのあたり点を出した時に工具先端軌跡の頂点位置の基準値設定を行えば切り込み量を正確に管理することが出来る。
【0039】
以上のように構成される振動切削加工装置において、被加工物の加工に際して、被加工物11はワークテーブル12にセットされてXYテーブル10によりXY軸方向に移動され、振動切削ユニット1はクロスビーム14によりZ軸方向に上下動され、被加工物11と切削工具4は3軸制御により位置制御が行われる。振動切削ユニット1の駆動軸2a、2bの内部にそれぞれ設けられているアクチュエータ30は、発振装置15および増幅器16から発生された任意波形をもつ電流により駆動され、駆動軸2a、2bは、それぞれ、所定の周波数とストロークで駆動され、Z軸方向およびX軸方向の直動振動をそれぞれ発生する。これらの直動振動は、駆動ロッド31および弾性ヒンジ6a、6bを介して振動伝達機構3に伝達され、振動伝達機構3の先端部に取り付けられている切削工具4をX−Z平面内で楕円軌跡を描くように振動させ、この楕円振動により切削加工を行う。
【0040】
このような切削加工に際して、アクチュエータ30を備える駆動軸2a、2bが冷却されない場合には、アクチュエータ30の駆動に伴う発熱により短時間で数十℃も温度上昇する。この温度上昇によって振動切削ユニット1の熱膨張により、切削工具4の刃先位置は熱変位により数十μmも変位することとなり、高精度の切削加工を行うことができなくなってしまう。また、発熱が大きすぎると、振動切削加工装置の構造が許容する変位量を超え、装置構造を破損する恐れもある。
【0041】
そこで、このようなアクチュエータ30の駆動に伴う発熱による切削工具4の刃先位置の熱変位を抑制し低減するためにアクチュエータ30の駆動による発熱を冷却することを必要とする。さらに、アクチュエータ30の駆動に伴う発熱の程度はアクチュエータ30の部位によって異なるために、駆動軸2a、2bにおいてそれぞれ温度センサー21a、21b、21cが設置された3箇所の部位の温度を温度検出装置20により測定検出し、その検出された温度情報を受けた制御装置24は、その温度情報に基づいて、冷却装置50(50a、50b)を制御し、それぞれ独立した冷媒流路52a、52b、52cを用いて必要な冷却の程度に見合った冷却用冷媒の流量に調整し、各冷媒流路毎に所要流量の冷媒を流して、各部位の冷却を行う。このように、温度センサー21および温度検出装置20により、振動切削ユニット1内の温度を測定し検出して、その温度情報を制御装置24により冷却装置50(50a、50b)にフィードバックして冷却用冷媒の温度や流量を制御調整して振動切削ユニット1内を冷却する。このようにして、温度の上昇を抑制し、さらには温度分布をなくして、アクチュエータ30の駆動に伴う発熱によって生じる切削工具4の刃先位置の熱変位を抑制あるいは低減させることができ、熱変位に伴う加工精度の劣化を低減できる。
【0042】
また、上述した実施例では、温度検出装置20および制御装置24により、振動切削ユニット1内の温度を測定しその温度情報をフィードバックして冷却を行っているが、予め温度変化の履歴が明らかになっている駆動条件と同一の条件で振動切削ユニット1を駆動させる場合、適切な冷却条件を見つけておくことにより、温度測定およびフィードバックによる温度制御を行わずに、一定の条件で冷却することも可能である。また、温度センサの設置数も必要に応じて、任意の数に設定することができる。
【0043】
その他の実施形態として、振動切削ユニットを乗せる装置の形態によっては、たとえばワークテーブルがX−YおよびZ軸方向に移動できる形態の装置であれば、振動切削ユニットの位置は変化させず被加工物のみを移動させて同様の効果を得ることも出来る。また、振動切削ユニットも被加工物も移動させず、切削工具の刃先位置を一定に保持する方法を図6に示す。なお、簡単のため背分力方向一軸での場合を説明する。図6a、bは振動する切削工具の変位を縦軸に、経過時間を横軸にとったグラフである。a、bともに工具位置に熱変位が生じたときの波形を波線で示し、補正後の波形を実線で示している。aは、位置調整方法として、切削工具の振動振幅を変化させる方法で、例では補正すべき変位量を切削工具の振幅を小さくすることにより切削工具の刃先位置を制御している。bは、工具振動の振動振幅は変えずに指令値にオフセットを持たせることにより刃先位置を制御している。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の加工装置によれば、切削工具を振動させる振動手段と、前記切削工具の位置を検出する位置検出手段と、前記切削工具と前記被加工物との相対位置を調整する位置調整手段と、前記位置検出手段の検出結果に応じて、前記切削工具と前記被加工物との相対位置を所定の位置に保持するように前記位置調整手段を制御する制御手段とを備えることにより、切削工具の刃先位置の変動を検出および制御し、切削工具の熱変位による加工誤差を抑制あるいは低減することが可能となる。
【0045】
また、前記振動手段と前記切削工具とを接続する工具支持体と、前記工具支持体に対して非接触状態で前記位置検出手段が取り付けられたセンサー支持体とをさらに備えることにより、熱変位による影響を受けることなく切削工具の刃先位置の変動を検出することができる。
【0046】
さらに、前記振動手段は、第一の方向の直動振動を発生させる第一のアクチュエータと、前記第一の方向と異なる第二の方向の直動振動を発生させる第二のアクチュエータとを備えることにより、前記切削工具の振動は、2次元の任意の振動軌跡を合成することができる。
【0047】
さらに、前記工具支持体は、前記位置検出手段が位置する空隙部分を有し、前記振動手段と前記切削工具と前記位置検出手段とがほぼ一直線上に配置されていることにより、高精度に位置変動を検出することができる。
【0048】
さらに、前記振動手段の温度を検出する手段および前記振動手段を冷却する手段をさらに備えることにより、切削工具の熱変位を低減することができる。
【0049】
さらに、前記位置調整手段は、前記位置検出手段の検出結果に応じて、前記振動手段による前記切削工具の振動振幅を変化させることにより、振動切削ユニットや被加工物を移動させることなく、切削工具の刃先位置を所定の位置に保持することができる。
【0050】
本発明の変位検出ユニットは、切削工具が取り付けられる第一の支持体と、位置検出センサが前記第一の支持体に対して非接触状態で取り付けられた第二の支持体とを備えることにより、熱変位による影響を受けることなく切削工具の刃先位置の変動を検出することができる。
【0051】
また、前記第一の支持体は、前記位置検出センサが位置する空隙部分を有し、前記振動手段と前記切削工具と前記位置検出センサとがほぼ一直線上に配置されているので、高精度に位置変動を検出することができる。
【0052】
本発明の加工方法は、被加工物を切削する切削工具に振動を加える振動付与ステップと、前記振動付与ステップ中に、前記切削工具の位置を検出する位置検出ステップと、前記位置検出ステップの検出結果に応じて、前記切削工具と前記被加工物との相対位置を所定の位置に保持するステップとを備えることにより、切削工具の刃先位置の変動を検出および制御し、切削工具の熱変位による加工誤差を抑制あるいは低減することが可能となる。
【0053】
また、前記位置検出ステップは、前記切削工具の所定の振動振幅のピークを基準値とし、その後の前記振動付与ステップにおける前記切削工具の振動振幅のピークと前記基準値との差を測定することにより、前記切削工具の位置変動を検出することにより、より簡易で高精度な位置変動の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加工装置の構成を示す概略図である。
【図2】駆動軸部の詳細を示す図である。
【図3】図2のA矢視方向の断面図である。
【図4】駆動軸内の冷媒流路を示す図である。
【図5】切削工具の先端位置の変動および制御について説明する図である。
【図6】切削工具の変位と経過時間の関係を示す図である。
【符号の説明】
1  振動切削ユニット
2a Z軸方向の駆動軸
2b X軸方向の駆動軸
3  振動伝達機構
3a 空隙部分
4  切削工具
5  工具ホルダ
6a、6b 弾性ヒンジ
8  ロータ(Z軸まわり)
9  ロータ(X軸まわり)
10 XYテーブル
11 被加工物
12 ワークテーブル
13 門型コラム
14 クロスビーム
15 発振装置
16 増幅器
17 入力ケーブル
20 温度検出装置
21a、21b、21c 温度センサ
22 変位検出装置
23a、23b 変位センサ
24 温度制御装置
25 変位制御装置
26 センサホルダ
27 測定ターゲット
28 NC制御装置
30 アクチュエータ
31 駆動ロッド
32 駆動軸ハウジング
33 固定部材
34 駆動ロッドガイド
40 ハウジング
50a、50b 冷却装置
51a、51b 冷却用配管
52a、52b、52c 冷却流路
53 熱伝導シート

Claims (10)

  1. 切削工具を振動させる振動手段と、
    前記切削工具の位置を検出する位置検出手段と、
    前記切削工具と被加工物との相対位置を調整する位置調整手段と、
    前記位置検出手段の検出結果に応じて、前記切削工具と前記被加工物との相対位置を所定の位置に保持するように前記位置調整手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする加工装置。
  2. 前記振動手段と前記切削工具とを接続する工具支持体と、
    前記工具支持体に対して非接触状態で前記位置検出手段が取り付けられたセンサー支持体と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記振動手段は、第一の方向の直動振動を発生させる第一のアクチュエータと、前記第一の方向と異なる第二の方向の直動振動を発生させる第二のアクチュエータとを備え、前記切削工具の振動は、前記第一の方向の直動振動と前記第二の方向の直動振動とが合成されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の加工装置。
  4. 前記工具支持体は、前記位置検出手段が位置する空隙部分を有し、前記振動手段と前記切削工具と前記位置検出手段とがほぼ一直線上に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の加工装置。
  5. 前記振動手段の温度を検出する手段および前記振動手段を冷却する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の加工装置。
  6. 前記位置調整手段は、前記位置検出手段の検出結果に応じて、前記振動手段による前記切削工具の振動振幅を変化させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の加工装置。
  7. 切削工具が取り付けられる第一の支持体と、
    前記第一の支持体に取り付けられて前記切削工具を振動させる振動手段と、
    前記切削工具の位置を検出する位置検出センサと、
    前記位置検出センサが前記第一の支持体に対して非接触状態で取り付けられた第二の支持体と
    を備えることを特徴とする変位検出ユニット。
  8. 前記第一の支持体は、前記位置検出センサが位置する空隙部分を有し、前記振動手段と前記切削工具と前記位置検出センサとがほぼ一直線上に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の変位検出ユニット。
  9. 被加工物を切削する切削工具に振動を加える振動付与ステップと、
    前記振動付与ステップ中に、前記切削工具の位置を検出する位置検出ステップと、
    前記位置検出ステップの検出結果に応じて、前記切削工具と前記被加工物との相対位置を所定の位置に保持するステップと
    を備えることを特徴とする加工方法。
  10. 前記位置検出ステップは、前記切削工具の所定の振動振幅のピークを基準値とし、その後の前記振動付与ステップにおける前記切削工具の振動振幅のピークと前記基準値との差を測定することにより、前記切削工具の位置変動を検出することを特徴とする請求項9に記載の加工方法。
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