JP2004096546A - 固体撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速ドラフトモード時にスミアやブルーミングの現象を抑制することができる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像部と水平転送部と出力部とを備える固体撮像素子を使用した固体撮像装置において、第1の受光部から垂直転送部へ電荷が転送され、水平転送部を介して出力部より出力された第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、第1の受光部の近傍に設けられた読み出しを行わない第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する検出手段を備える。
【選択図】 図3
【解決手段】撮像部と水平転送部と出力部とを備える固体撮像素子を使用した固体撮像装置において、第1の受光部から垂直転送部へ電荷が転送され、水平転送部を介して出力部より出力された第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、第1の受光部の近傍に設けられた読み出しを行わない第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する検出手段を備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体撮像装置に関する。詳しくは、デジタルスチールカメラ等に用いられる固体撮像装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
2次元イメージセンサを備えデジタルスチールカメラに用いられる固体撮像素子を使用した固体撮像装置では、受光部として光電変換を行う受光素子の列方向(縦方向)の配列にそれぞれ隣接対応して、読み出された電荷の垂直方向の転送を行う垂直転送部が配置され、これら複数の垂直転送部には、電荷を水平方向に転送する水平転送部が接続配置されており、受光部から垂直転送部に読み出され、水平転送部に転送された電荷は、1フィールドごとに水平転送部によって転送され、受光信号として読み出される。
【0003】
以下、図面を用いて固体撮像素子について説明する。
図6は固体撮像素子の水平転送部から電荷電圧変換(以下、FDと言う)部101までの電位模式図であり、水平電極(1)(以下、Hφ1と言う)102と水平電極(2)(以下、Hφ2と言う)103に水平転送部を駆動するためのパルス、即ち水平転送クロックパルスを与えることによって電荷の転送を行い、Hφ1がオフの状態になった時に水平転送部からFD部に電荷が転送される。
なお、電荷がFD部に転送された後にリセットゲート(以下、φRGと言う)104をオンの状態にすることでFD部に蓄積された電荷のリセットを行う。
【0004】
図7は各パルスの動作タイミングを示す模式図であり、図7中符号AはHφ1の駆動パルスの動作タイミング、図7中符号BはHφ2の駆動パルスの動作タイミング、図7中符号CはφRGの駆動パルスの動作タイミング、図7中符号Dは後述するサンプルホールドpre−charged相(以下、SHPと言う)のクランプパルスの動作タイミング、図7中符号Eは後述するサンプルホールドdata相(以下、SHDと言う)のクランプパルスの動作タイミングを示している。
【0005】
また、図8はCCD(charge coupled device)の出力波形模式図を示したものであり、図7中符号A及び符号Bで示すタイミングでHφ1及びHφ2に駆動パルスを与えると共に、図7中符号Cで示すタイミングでφRGに駆動パルスを与えることによって図8中符号Fで示すCCDの出力波形が得られ、このCCD出力を図9に示す様な相関2重サンプリング(以下、CDSと言う)回路に入力し、図7中符号D及び符号Eで示すタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与えることによって図8中符号Gで示すCCDの出力(CDS後)波形が得られる。
【0006】
即ち、CDS回路はCCD出力のうちSHPのクランプパルスでサンプリングされ基準として用いられるpre−charged相(以下、P相と言う)105と、CCDの出力のうちSHDのクランプパルスでサンプリングされるそれぞれの画素のデータの出力であるdata相(以下、D相と言う)106との差を差動アンプによって減算処理を行うことによってCCDの出力波形を整形しているものである。
【0007】
さて、デジタルスチールカメラで撮影を行う際には、先ずデジタルスチールカメラに取り付けられた液晶画面に撮像対象となり得る映像を例えば読み出し速度(以下、フレームレートと言う)30frame/sec.で表示を行う高速ドラフトモードにより撮像したい映像を決定する。続いて、高速ドラフトモードで決定し、デジタルスチールカメラで撮影した映像の情報をフレーム読み出しモードにより固体撮像装置の全画素から読み出すことによって撮影を行う。
【0008】
図10はデジタルスチールカメラにおける高速ドラフトモード及びフレーム読み出しモードを説明するための電極構成模式図を示しており、図10中の符号(101)〜(148)は受光部を示し、図10中の「G」、「R」及び「B」の記号はカラーフィルターの「グリーン」、「レッド」及び「ブルー」を示している。
ここで、デジタルスチールカメラでは、垂直電極(1A)107に図11中符号Hで示す駆動パルスを与え、垂直電極(1B)108に図11中符号Iで示す駆動パルスを与え、垂直電極(2)109に図11中符号Jで示す駆動パルスを与え、垂直電極(3A)110に図11中符号Kで示す駆動パルスを与え、垂直電極(3B)111に図11中符号Lで示す駆動パルスを与え、垂直電極(4)112に図11中符号Mで示す駆動パルスを与えることにより高速ドラフトモード及びフレーム読み出しモードを使い分けている。
【0009】
即ち、図11中符号Nで示す高速ドラフトモードの際には、垂直電極(1B)及び(3B)には読出し電圧を印加せず、垂直電極(1A)及び垂直電極(3A)のみに読出し電圧を印加することにより符号(101)〜(106)及び符号(119)〜(124)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部に読み出される。垂直転送部に読み出された電荷は水平転送部に転送され、水平転送クロックパルスによって順次水平転送部から出力部へ転送され出力されることによって、8ライン中の2ラインの信号電荷を読み出し、垂直方向の画素を4画素のうち1画素しか読み出さない、即ち、垂直方向を画素を読み出す割合である圧縮率1/4で圧縮を行い、フレームレートの向上を図っている。
【0010】
また、図11中符号Oで示すフレーム読み出しモードの際には、デジタルスチールカメラに取り付けられた機械的なシャッターであるメカニカルシャッターを閉じることにより固体撮像装置に入射する光を遮断した後に、先ず、垂直電極(1A)及び垂直電極(1B)のみに読み出し電圧を印加することにより符号(107)〜(112)、符号(119)〜(124)、符号(131)〜(136)及び符号(143)〜(148)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部に読み出される。垂直転送部に読み出された電荷は水平転送部に転送され、水平転送クロックパルスによって順次水平転送部から出力部へ転送され出力される。その後、垂直電極(3A)及び垂直電極(3B)のみに読み出し電圧を印加することにより符号(101)〜(106)、符号(113)〜(118)、符号(125)〜(130)及び符号(137)〜(142)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部に読み出される。垂直転送部に読み出された電荷は水平転送部に転送され、水平転送クロックパルスによって順次水平転送部から出力部へ転送され出力される。この様にして2回に分けて読み出した信号を重ね合わせることにより固体撮像装置の全画素から電荷を読み出して1つの映像を得ている。
【0011】
ここで、フレーム読み出しモードにおける露光中に発生する、高輝度の被写体を撮影した時に受光部だけではなく垂直転送部にも信号電荷が入りこみ、出力画面上で高輝度の被写体の上下に縦線が発生する現象であるスミアや通常は受光部から基板へ排出される受光部に蓄積することができない過剰電荷が基板側ではなく垂直転送部へ漏れ込み、出力画面上でスミア同様に高輝度被写体の上下に縦線が発生する現象であるブルーミングの成分であるスミア信号やブルーミング信号、また、熱励起によって発生する暗信号等の不要電荷は、メカニカルシャッターを閉じた後受光部から電荷を読み出すまでの間に、垂直転送部の高速掃き出し転送による1フィールド分以上の空送りを設けることにより掃き出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高速ドラフトモードでは、垂直転送部に蓄積された不要電荷の除去動作がないために、スミアやブルーミングの現象が出力画面上に発生してしまうという不都合がある。
しかも、高速ドラフトモードではフレームレートの向上を図るべく圧縮を行っているために電荷の読み出しを行う受光部は一部であるのに対し、スミア信号やブルーミング信号は全ての垂直転送部に存在しているために、非常に強調された状態で出力画面上にスミアやブルーミングの現象が発生してしまう。即ち、図10を用いて説明すると、垂直方向に並んだ8列の受光部のうち2列の受光部に蓄積された電荷を読み出しているが、スミア信号やブルーミング信号は8列全ての垂直転送部内に存在しているために、1列の受光部に蓄積された電荷の中に4列分の垂直転送部内に存在するスミア信号やブルーミング信号が含まれて出力されることになり、非常に強調された状態で出力画面上にスミアやブルーミングの現象が発生してしまうという不都合があった。
なお、固体撮像装置の画素数が増加すればするほど、高速ドラフトモードの際に、全ラインに占める電荷の読み出しを行う受光部のラインの割合が小さくなるために、画素数の増加に伴ってスミアやブルーミングの現象が顕著になってくる。
【0013】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、高速ドラフトモード時にスミアやブルーミングの現象を抑制することできる固体撮像装置の駆動方法及び固体撮像装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置は、複数の受光部がマトリクス状に配列され、前記受光部の垂直列毎に設けられた各受光部から電荷を転送する垂直転送部を有する撮像部と、前記垂直転送部より電荷が転送され、転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部と、該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷を出力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固体撮像装置において、第1の受光部から垂直転送部へ電荷が転送され、水平転送部を介して出力部より出力された前記第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、前記第1の受光部の近傍に設けられた読み出しを行わない第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する検出手段を備える。
【0015】
ここで、第1の受光部から垂直転送部へ電荷が転送され、水平転送部を介して出力部より出力された第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、第1の受光部の近傍に設けられた読み出しを行わない第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する検出手段によって、垂直転送部に蓄積された不要電荷を除去することができる。
【0016】
また、本発明に係る固体撮像装置は、複数の受光部がマトリクス状に配列され、前記受光部の垂直列毎に設けられた各受光部から電荷を転送する垂直転送部を有する撮像部と、前記垂直転送部より電荷が転送され、転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部と、該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷を出力する出力部とを備え、前記受光部から前記垂直転送部への電荷の転送を第1の電極及び第2の電極で行う如き構成とした固体撮像素子を使用した固体撮像装置において、前記第1の電極に対応した第1の受光部から垂直転送部へ電荷が転送され、水平転送部を介して出力部より出力された前記第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、前記第1の受光部の近傍に設けられると共に前記第2の電極に対応した第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する検出手段を備える。
【0017】
ここで、第1の電極に対応した第1の受光部から垂直転送部へ電荷が転送され、水平転送部を介して出力部より出力された第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、第1の受光部の近傍に設けられると共に第2の電極に対応した第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する検出手段によって、垂直転送部に蓄積された不要電荷を除去することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
【0019】
図1に本発明を適用した固体撮像装置の一例に印加する垂直転送クロックパルスの動作タイミングを示す。
ここで、図1中符号aは垂直電極(1A)に与える駆動パルスの動作タイミングを示し、図1中符号bは垂直電極(1B)に与える駆動パルスの動作タイミングを示し、図1中符号cは垂直電極(2)に与える駆動パルスの動作タイミングを示し、図1中符号dは垂直電極(3A)に与える駆動パルスの動作タイミングを示し、図1中符号eは垂直電極(3B)に与える駆動パルスの動作タイミングを示し、図1中符号fは垂直電極(4)に与える駆動パルスの動作タイミングを示しており、図1中符号gは水平ブランキング期間を示している。
【0020】
上記した図10に示す垂直電極に図1に示す様なタイミングで駆動パルスを与えることにより、図10中符号(101)〜(106)及び符号(119)〜(124)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部から水平転送部へと転送される。
即ち、図1中符号aで示す垂直転送クロックパルスに読出し電圧(1)1を加えることによって、図10中符号(119)〜(124)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部へ読み出される。次に、図1中符号dで示す垂直転送クロックパルスに読出し電圧(2)2を加えることによって、図10中符号(101)〜(106)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部へ読み出される。図10中符号(101)〜(106)及び符号(119)〜(124)で示す受光部に蓄積され読み出された電荷は、垂直転送クロックパルスによって順次垂直転送部から水平転送部へ転送される。
【0021】
ここで、垂直電極に与えられる駆動パルスは、図10中符号(101)〜(106)及び符号(119)〜(124)で示す受光部に蓄積された電荷を垂直転送部に読み出せる様に図1中符号a及び符号dで示す駆動パルスに読出し電圧を加えると共に、受光部から読み出された電荷を順次垂直転送部から水平転送部を介して出力部より出力することができれば充分であり、必ずしも図1に示す様な動作タイミングには限定されない。
【0022】
さて、図10に示す様に構成された垂直電極に図1に示す様な駆動パルスを与えると共に、従来と同様のタイミングでHφ1、Hφ2及びφRGに駆動パルスを与え、従来と同様のタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与えることによって図2に示す様なCCDの出力波形が得られる。
【0023】
ここで、図2中符号hは図10中符号(119)〜(124)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部に読み出され、垂直転送部から水平転送部へと転送された電荷に図7中符号A及び符号Bで示すタイミングでHφ1及びHφ2に駆動パルスを与えると共に図7中符号Cで示すタイミングでφRGに駆動パルスを与えることによって得られるCCDの出力波形を示しており、図2中符号iは図10中符号(113)〜(118)で示す受光部の空パケットのCCDの出力波形を示している。
【0024】
また、図2中符号jは符号hで示すCCD出力をCDS回路に入力し、図7中符号D及び符号Eで示すタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与えることによって得られるCCDの出力波形(CDS後)を示しており、図2中符号kは符号iで示すCCD出力をCDS回路に入力し、図7中符号D及び符号Eで示すタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与えることによって得られるCCDの出力波形(CDS後)を示している。
【0025】
なお、図2中符号3は図10中符号(119)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図2中符号4は図10中符号(120)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図2中符号5は図10中符号(121)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図2中符号6は図10中符号(122)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図2中符号7は図10中符号(123)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図2中符号8は図10中符号(124)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示している。
更に、図2中符号9は図10中符号(113)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図2中符号10は図10中符号(114)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図2中符号11は図10中符号(115)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図2中符号12は図10中符号(116)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図2中符号13は図10中符号(117)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図2中符号14は図10中符号(118)で示す受光部の空パケットの出力波形を示している。
【0026】
また、図2中符号15は図10中符号(119)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示し、図2中符号16は図10中符号(120)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示し、図2中符号17は図10中符号(121)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示し、図2中符号18は図10中符号(122)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示し、図2中符号19は図10中符号(123)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示し、図2中符号20は図10中符号(124)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示しており、図2中符号21は図10中符号(113)〜(118)で示す受光部の空パケットの出力波形(CDS後)を示している。
なお、図2中符号lで示す破線は、P相とD相の差が無い場合におけるCCDの出力波形(CDS後)、即ち、垂直転送部に不要電荷が無いとした場合における空パケットのCCDの出力波形(CDS後)を示している。
【0027】
本発明を適用した固体撮像装置では、不要電荷を含んだ受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)から垂直転送部に蓄積された不要電荷のみの出力波形(CDS後)を減算処理することによって垂直転送部に蓄積された不要電荷の影響の無い出力波形(CDS後)を得ることができる。
即ち、図2中符号jで示すCCDの出力(CDS後)を記憶装置でメモリーしておき、図2中符号kで示すCCDの出力(CDS後)との差分をとることによって、図2中符号mで示す垂直転送部に蓄積された不要電荷の影響の無い出力波形(CDS後)を得ることができる。
【0028】
図3は、本発明を適用した固体撮像装置の他の一例を説明するための電極構成模式図を示したものである。
ここで、本発明を適用した固体撮像装置の他の一例についても上記した図1に示す様な駆動パルスを与える。即ち、垂直電極(1A−1)22に図1中符号aで示す動作タイミングで駆動パルスを与え、垂直電極(1A−2)23及び垂直電極(1B)24に図1中符号bで示す動作タイミングで駆動パルスを与え、垂直電極(2)25に図1中符号cで示す動作タイミングで駆動パルスを与え、垂直電極(3A−1)26に図1中符号dで示す動作タイミングで駆動パルスを与え、垂直電極(3A−2)27及び垂直電極(3B)28に図1中符号eで示す動作タイミングで駆動パルスを与え、垂直電極(4)29に図1中符号fで示す動作タイミングで駆動パルスを与える。
なお、図3中符号(1)〜(48)は受光部を示し、図3中の「G」、「R」及び「B」の記号はカラーフィルターの「グリーン」、「レッド」及び「ブルー」を示している。
【0029】
ここで、垂直電極(1A−1)は図3中符号(21)及び(22)で示す受光部に蓄積された電荷を読み出すべく形成され、垂直電極(3A−1)は図3中符号(3)及び(4)で示す受光部に蓄積された電荷を読み出すべく形成されているが、垂直電極(1A−1)及び垂直電極(3A−1)は、カラーフィルターの配置を考慮した上で、垂直方向を圧縮率1/4で圧縮を行うと共に、水平方向を圧縮率1/2で圧縮を行うことができるのであれば必ずしも図3中符号(21)及び(22)で示す受光部に蓄積された電荷を読み出す様に垂直電極(1A−1)を形成する必要は無く、同様に必ずしも図3中符号(3)及び(4)で示す受光部に蓄積された電荷を読み出す様に垂直電極(3A−1)を形成する必要は無く、例えば垂直電極(1A−1)及び垂直電極(3A−1)によって図3中符号(33)、(34)及び符号(15)、(16)で示す受光部に蓄積された電荷を読み出す様に形成しても良いし、垂直電極(1A−1)及び垂直電極(3A−1)によって図5中符号(43)、(44)、(47)、(48)及び符号(25)、(26)、(29)、(30)で示す受光部に蓄積された電荷を読み出す様に形成しても良い。
【0030】
上記の様に構成された垂直電極に図1に示す様な駆動パルスを与えることにより、図3中符号(3)、(4)及び符号(21)、(22)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部へ読み出され、読み出された電荷は垂直転送部から水平転送部へと転送される。
即ち、図1中符号aで示す垂直転送クロックパルスに読出し電圧(1)1を加えることによって、図3中符号(21)及び(22)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部へ読み出される。次に、図1中符号dで示す垂直転送クロックパルスに読出し電圧(2)2を加えることによって、図3中符号(3)及び(4)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部へ読み出される。図3中符号(3)、(4)及び符号(21)、(22)で示す受光部に蓄積され読み出された電荷は、垂直転送クロックパルスによって順次垂直転送部から水平転送部へ転送される。
【0031】
ここで、垂直電極に与える駆動パルスは、図3中符号(3)、(4)及び符号(21)、(22)で示す受光部に蓄積された電荷を垂直転送部に読み出せる様に図1中符号a及び符号dで示す駆動パルスに読出し電圧を加えると共に、受光部から読み出された電荷を順次垂直転送部から水平転送部を介して出力部より出力することができれば充分であり、必ずしも図1に示す様な動作タイミングには限定されない点は、上記した本発明を適用した固体撮像装置の一例と同様である。
【0032】
図4は各パルスの動作タイミングを示す模式図であり、図4中符号nはHφ1の駆動パルスの動作タイミング、図4中符号oはHφ2の駆動パルスの動作タイミング、図4中符号pはφRGの駆動パルスの動作タイミング、図4中符号qはSHPのクランプパルスの動作タイミング、図4中符号rはSHDのクランプパルスの動作タイミングを示している。
なお、本発明を適用した固体撮像装置の他の一例では、SHPのクランプパルスで空パケットのCCDの出力のD相のサンプリングを行い、SHDのクランプパルスで不要電荷を含んだ受光部に蓄積された電荷のCCDの出力のD相のサンプリングを行えるタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与えている。
【0033】
さて、図3に示す様に構成された垂直電極に図1に示す様な駆動パルスを与えると共に、図4で示すタイミングでHφ1、Hφ2及びφRGに駆動パルスを与え、SHP及びSHDにクランプパルスを与えることによって図5で示す様なCCDの出力波形が得られる。
【0034】
ここで、図5中符号sは図3中符号(21)及び(22)で示す受光部で蓄積された電荷が垂直転送部に読み出され、垂直転送部から水平転送部へと転送された電荷に図4中符号n及び符号oで示すタイミングでHφ1及びHφ2に駆動パルスを与えると共に図4中符号pで示すタイミングでφRGに駆動パルスを与えることによって得られるCCDの出力波形及び図3中符号(19)、(20)、(23)及び(24)で示す受光部の空パケットのCCDの出力波形を示している。
【0035】
また、図5中符号tは符号sで示すCCD出力をCDS回路に入力し、図4中符号q及び符号rで示すタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与えることによって得られるCCDの出力波形(CDS後)を示している。
【0036】
なお、図5中符号30は図3中符号(19)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図5中符号31は図3中符号(20)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図5中符号32は図3中符号(21)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図5中符号33は図3中符号(22)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図5中符号34は図3中符号(23)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図5中符号35は図3中符号(24)で示す受光部の空パケットの出力波形を示している。
【0037】
また、図5中符号36は図3中符号(21)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示し、図5中符号37は図3中符号(22)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示している。
【0038】
本発明を適用した固体撮像装置では、垂直転送部に蓄積された不要電荷のみのCCDの出力波形のD相をSHPのクランプパルスでサンプリングを行い、不要電荷を含んだ受光部に蓄積された電荷のCCDの出力波形のD相をSHDのクランプパルスでサンプリングを行い、CDS回路で減算処理を行うことによって図5中符号tで示す様な垂直転送部に蓄積された不要電荷の影響の無い出力波形(CDS後)を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上述べてきた如く、本発明の固体撮像装置によれば、高速ドラフトモード時にスミアやブルーミングの現象を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した固体撮像装置の一例に印加する垂直転送クロックパルスの動作タイミングを示す模式図である。
【図2】本発明を適用した固体撮像装置の一例におけるCCDの出力波形模式図である。
【図3】本発明を適用した固体撮像装置の他の一例を説明するための電極構成模式図である。
【図4】本発明を適用した固体撮像装置の他の一例における各パルスの動作タイミングを示す模式図である。
【図5】図4に示すタイミングで各パルスを印加した場合におけるCCDの出力波形模式図である。
【図6】固体撮像素子の水平転送部からFD部までの電位模式図である。
【図7】各パルスの動作タイミングを示す模式図である。
【図8】CCDの出力波形模式図である。
【図9】CDS回路の回路図である。
【図10】デジタルスチールカメラにおける高速ドラフトモード及びフレーム読み出しモードを説明するための電極構成模式図である。
【図11】高速ドラフトモード及びフレーム読出しモードの際に印加する各パルスの動作タイミングを示す模式図である。
【符号の説明】
1 読み出し電圧(1)
2 読み出し電圧(2)
3 図10中符号(119)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形
4 図10中符号(120)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形
5 図10中符号(121)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形
6 図10中符号(122)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形
7 図10中符号(123)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形
8 図10中符号(124)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形
9 図10中符号(113)で示す受光部の空パケットの出力波形
10 図10中符号(114)で示す受光部の空パケットの出力波形
11 図10中符号(115)で示す受光部の空パケットの出力波形
12 図10中符号(116)で示す受光部の空パケットの出力波形
13 図10中符号(117)で示す受光部の空パケットの出力波形
14 図10中符号(118)で示す受光部の空パケットの出力波形
15 図10中符号(119)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
16 図10中符号(120)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
17 図10中符号(121)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
18 図10中符号(122)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
19 図10中符号(123)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
20 図10中符号(124)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
21 図10中符号(113)〜(118)で示す受光部の空パケットの出力波形(CDS後)
22 垂直電極(1A−1)
23 垂直電極(1A−2)
24 垂直電極(1B)
25 垂直電極(2)
26 垂直電極(3A−1)
27 垂直電極(3A−2)
28 垂直電極(3B)
29 垂直電極(4)
30 図3中符号(19)で示す受光部の空パケットの出力波形
31 図3中符号(20)で示す受光部の空パケットの出力波形
32 図3中符号(21)で示す受光部の空パケットの出力波形
33 図3中符号(22)で示す受光部の空パケットの出力波形
34 図3中符号(23)で示す受光部の空パケットの出力波形
35 図3中符号(24)で示す受光部の空パケットの出力波形
36 図3中符号(21)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
37 図3中符号(22)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
【発明の属する技術分野】
本発明は固体撮像装置に関する。詳しくは、デジタルスチールカメラ等に用いられる固体撮像装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
2次元イメージセンサを備えデジタルスチールカメラに用いられる固体撮像素子を使用した固体撮像装置では、受光部として光電変換を行う受光素子の列方向(縦方向)の配列にそれぞれ隣接対応して、読み出された電荷の垂直方向の転送を行う垂直転送部が配置され、これら複数の垂直転送部には、電荷を水平方向に転送する水平転送部が接続配置されており、受光部から垂直転送部に読み出され、水平転送部に転送された電荷は、1フィールドごとに水平転送部によって転送され、受光信号として読み出される。
【0003】
以下、図面を用いて固体撮像素子について説明する。
図6は固体撮像素子の水平転送部から電荷電圧変換(以下、FDと言う)部101までの電位模式図であり、水平電極(1)(以下、Hφ1と言う)102と水平電極(2)(以下、Hφ2と言う)103に水平転送部を駆動するためのパルス、即ち水平転送クロックパルスを与えることによって電荷の転送を行い、Hφ1がオフの状態になった時に水平転送部からFD部に電荷が転送される。
なお、電荷がFD部に転送された後にリセットゲート(以下、φRGと言う)104をオンの状態にすることでFD部に蓄積された電荷のリセットを行う。
【0004】
図7は各パルスの動作タイミングを示す模式図であり、図7中符号AはHφ1の駆動パルスの動作タイミング、図7中符号BはHφ2の駆動パルスの動作タイミング、図7中符号CはφRGの駆動パルスの動作タイミング、図7中符号Dは後述するサンプルホールドpre−charged相(以下、SHPと言う)のクランプパルスの動作タイミング、図7中符号Eは後述するサンプルホールドdata相(以下、SHDと言う)のクランプパルスの動作タイミングを示している。
【0005】
また、図8はCCD(charge coupled device)の出力波形模式図を示したものであり、図7中符号A及び符号Bで示すタイミングでHφ1及びHφ2に駆動パルスを与えると共に、図7中符号Cで示すタイミングでφRGに駆動パルスを与えることによって図8中符号Fで示すCCDの出力波形が得られ、このCCD出力を図9に示す様な相関2重サンプリング(以下、CDSと言う)回路に入力し、図7中符号D及び符号Eで示すタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与えることによって図8中符号Gで示すCCDの出力(CDS後)波形が得られる。
【0006】
即ち、CDS回路はCCD出力のうちSHPのクランプパルスでサンプリングされ基準として用いられるpre−charged相(以下、P相と言う)105と、CCDの出力のうちSHDのクランプパルスでサンプリングされるそれぞれの画素のデータの出力であるdata相(以下、D相と言う)106との差を差動アンプによって減算処理を行うことによってCCDの出力波形を整形しているものである。
【0007】
さて、デジタルスチールカメラで撮影を行う際には、先ずデジタルスチールカメラに取り付けられた液晶画面に撮像対象となり得る映像を例えば読み出し速度(以下、フレームレートと言う)30frame/sec.で表示を行う高速ドラフトモードにより撮像したい映像を決定する。続いて、高速ドラフトモードで決定し、デジタルスチールカメラで撮影した映像の情報をフレーム読み出しモードにより固体撮像装置の全画素から読み出すことによって撮影を行う。
【0008】
図10はデジタルスチールカメラにおける高速ドラフトモード及びフレーム読み出しモードを説明するための電極構成模式図を示しており、図10中の符号(101)〜(148)は受光部を示し、図10中の「G」、「R」及び「B」の記号はカラーフィルターの「グリーン」、「レッド」及び「ブルー」を示している。
ここで、デジタルスチールカメラでは、垂直電極(1A)107に図11中符号Hで示す駆動パルスを与え、垂直電極(1B)108に図11中符号Iで示す駆動パルスを与え、垂直電極(2)109に図11中符号Jで示す駆動パルスを与え、垂直電極(3A)110に図11中符号Kで示す駆動パルスを与え、垂直電極(3B)111に図11中符号Lで示す駆動パルスを与え、垂直電極(4)112に図11中符号Mで示す駆動パルスを与えることにより高速ドラフトモード及びフレーム読み出しモードを使い分けている。
【0009】
即ち、図11中符号Nで示す高速ドラフトモードの際には、垂直電極(1B)及び(3B)には読出し電圧を印加せず、垂直電極(1A)及び垂直電極(3A)のみに読出し電圧を印加することにより符号(101)〜(106)及び符号(119)〜(124)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部に読み出される。垂直転送部に読み出された電荷は水平転送部に転送され、水平転送クロックパルスによって順次水平転送部から出力部へ転送され出力されることによって、8ライン中の2ラインの信号電荷を読み出し、垂直方向の画素を4画素のうち1画素しか読み出さない、即ち、垂直方向を画素を読み出す割合である圧縮率1/4で圧縮を行い、フレームレートの向上を図っている。
【0010】
また、図11中符号Oで示すフレーム読み出しモードの際には、デジタルスチールカメラに取り付けられた機械的なシャッターであるメカニカルシャッターを閉じることにより固体撮像装置に入射する光を遮断した後に、先ず、垂直電極(1A)及び垂直電極(1B)のみに読み出し電圧を印加することにより符号(107)〜(112)、符号(119)〜(124)、符号(131)〜(136)及び符号(143)〜(148)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部に読み出される。垂直転送部に読み出された電荷は水平転送部に転送され、水平転送クロックパルスによって順次水平転送部から出力部へ転送され出力される。その後、垂直電極(3A)及び垂直電極(3B)のみに読み出し電圧を印加することにより符号(101)〜(106)、符号(113)〜(118)、符号(125)〜(130)及び符号(137)〜(142)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部に読み出される。垂直転送部に読み出された電荷は水平転送部に転送され、水平転送クロックパルスによって順次水平転送部から出力部へ転送され出力される。この様にして2回に分けて読み出した信号を重ね合わせることにより固体撮像装置の全画素から電荷を読み出して1つの映像を得ている。
【0011】
ここで、フレーム読み出しモードにおける露光中に発生する、高輝度の被写体を撮影した時に受光部だけではなく垂直転送部にも信号電荷が入りこみ、出力画面上で高輝度の被写体の上下に縦線が発生する現象であるスミアや通常は受光部から基板へ排出される受光部に蓄積することができない過剰電荷が基板側ではなく垂直転送部へ漏れ込み、出力画面上でスミア同様に高輝度被写体の上下に縦線が発生する現象であるブルーミングの成分であるスミア信号やブルーミング信号、また、熱励起によって発生する暗信号等の不要電荷は、メカニカルシャッターを閉じた後受光部から電荷を読み出すまでの間に、垂直転送部の高速掃き出し転送による1フィールド分以上の空送りを設けることにより掃き出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高速ドラフトモードでは、垂直転送部に蓄積された不要電荷の除去動作がないために、スミアやブルーミングの現象が出力画面上に発生してしまうという不都合がある。
しかも、高速ドラフトモードではフレームレートの向上を図るべく圧縮を行っているために電荷の読み出しを行う受光部は一部であるのに対し、スミア信号やブルーミング信号は全ての垂直転送部に存在しているために、非常に強調された状態で出力画面上にスミアやブルーミングの現象が発生してしまう。即ち、図10を用いて説明すると、垂直方向に並んだ8列の受光部のうち2列の受光部に蓄積された電荷を読み出しているが、スミア信号やブルーミング信号は8列全ての垂直転送部内に存在しているために、1列の受光部に蓄積された電荷の中に4列分の垂直転送部内に存在するスミア信号やブルーミング信号が含まれて出力されることになり、非常に強調された状態で出力画面上にスミアやブルーミングの現象が発生してしまうという不都合があった。
なお、固体撮像装置の画素数が増加すればするほど、高速ドラフトモードの際に、全ラインに占める電荷の読み出しを行う受光部のラインの割合が小さくなるために、画素数の増加に伴ってスミアやブルーミングの現象が顕著になってくる。
【0013】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、高速ドラフトモード時にスミアやブルーミングの現象を抑制することできる固体撮像装置の駆動方法及び固体撮像装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置は、複数の受光部がマトリクス状に配列され、前記受光部の垂直列毎に設けられた各受光部から電荷を転送する垂直転送部を有する撮像部と、前記垂直転送部より電荷が転送され、転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部と、該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷を出力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固体撮像装置において、第1の受光部から垂直転送部へ電荷が転送され、水平転送部を介して出力部より出力された前記第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、前記第1の受光部の近傍に設けられた読み出しを行わない第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する検出手段を備える。
【0015】
ここで、第1の受光部から垂直転送部へ電荷が転送され、水平転送部を介して出力部より出力された第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、第1の受光部の近傍に設けられた読み出しを行わない第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する検出手段によって、垂直転送部に蓄積された不要電荷を除去することができる。
【0016】
また、本発明に係る固体撮像装置は、複数の受光部がマトリクス状に配列され、前記受光部の垂直列毎に設けられた各受光部から電荷を転送する垂直転送部を有する撮像部と、前記垂直転送部より電荷が転送され、転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部と、該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷を出力する出力部とを備え、前記受光部から前記垂直転送部への電荷の転送を第1の電極及び第2の電極で行う如き構成とした固体撮像素子を使用した固体撮像装置において、前記第1の電極に対応した第1の受光部から垂直転送部へ電荷が転送され、水平転送部を介して出力部より出力された前記第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、前記第1の受光部の近傍に設けられると共に前記第2の電極に対応した第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する検出手段を備える。
【0017】
ここで、第1の電極に対応した第1の受光部から垂直転送部へ電荷が転送され、水平転送部を介して出力部より出力された第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、第1の受光部の近傍に設けられると共に第2の電極に対応した第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する検出手段によって、垂直転送部に蓄積された不要電荷を除去することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
【0019】
図1に本発明を適用した固体撮像装置の一例に印加する垂直転送クロックパルスの動作タイミングを示す。
ここで、図1中符号aは垂直電極(1A)に与える駆動パルスの動作タイミングを示し、図1中符号bは垂直電極(1B)に与える駆動パルスの動作タイミングを示し、図1中符号cは垂直電極(2)に与える駆動パルスの動作タイミングを示し、図1中符号dは垂直電極(3A)に与える駆動パルスの動作タイミングを示し、図1中符号eは垂直電極(3B)に与える駆動パルスの動作タイミングを示し、図1中符号fは垂直電極(4)に与える駆動パルスの動作タイミングを示しており、図1中符号gは水平ブランキング期間を示している。
【0020】
上記した図10に示す垂直電極に図1に示す様なタイミングで駆動パルスを与えることにより、図10中符号(101)〜(106)及び符号(119)〜(124)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部から水平転送部へと転送される。
即ち、図1中符号aで示す垂直転送クロックパルスに読出し電圧(1)1を加えることによって、図10中符号(119)〜(124)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部へ読み出される。次に、図1中符号dで示す垂直転送クロックパルスに読出し電圧(2)2を加えることによって、図10中符号(101)〜(106)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部へ読み出される。図10中符号(101)〜(106)及び符号(119)〜(124)で示す受光部に蓄積され読み出された電荷は、垂直転送クロックパルスによって順次垂直転送部から水平転送部へ転送される。
【0021】
ここで、垂直電極に与えられる駆動パルスは、図10中符号(101)〜(106)及び符号(119)〜(124)で示す受光部に蓄積された電荷を垂直転送部に読み出せる様に図1中符号a及び符号dで示す駆動パルスに読出し電圧を加えると共に、受光部から読み出された電荷を順次垂直転送部から水平転送部を介して出力部より出力することができれば充分であり、必ずしも図1に示す様な動作タイミングには限定されない。
【0022】
さて、図10に示す様に構成された垂直電極に図1に示す様な駆動パルスを与えると共に、従来と同様のタイミングでHφ1、Hφ2及びφRGに駆動パルスを与え、従来と同様のタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与えることによって図2に示す様なCCDの出力波形が得られる。
【0023】
ここで、図2中符号hは図10中符号(119)〜(124)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部に読み出され、垂直転送部から水平転送部へと転送された電荷に図7中符号A及び符号Bで示すタイミングでHφ1及びHφ2に駆動パルスを与えると共に図7中符号Cで示すタイミングでφRGに駆動パルスを与えることによって得られるCCDの出力波形を示しており、図2中符号iは図10中符号(113)〜(118)で示す受光部の空パケットのCCDの出力波形を示している。
【0024】
また、図2中符号jは符号hで示すCCD出力をCDS回路に入力し、図7中符号D及び符号Eで示すタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与えることによって得られるCCDの出力波形(CDS後)を示しており、図2中符号kは符号iで示すCCD出力をCDS回路に入力し、図7中符号D及び符号Eで示すタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与えることによって得られるCCDの出力波形(CDS後)を示している。
【0025】
なお、図2中符号3は図10中符号(119)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図2中符号4は図10中符号(120)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図2中符号5は図10中符号(121)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図2中符号6は図10中符号(122)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図2中符号7は図10中符号(123)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図2中符号8は図10中符号(124)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示している。
更に、図2中符号9は図10中符号(113)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図2中符号10は図10中符号(114)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図2中符号11は図10中符号(115)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図2中符号12は図10中符号(116)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図2中符号13は図10中符号(117)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図2中符号14は図10中符号(118)で示す受光部の空パケットの出力波形を示している。
【0026】
また、図2中符号15は図10中符号(119)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示し、図2中符号16は図10中符号(120)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示し、図2中符号17は図10中符号(121)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示し、図2中符号18は図10中符号(122)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示し、図2中符号19は図10中符号(123)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示し、図2中符号20は図10中符号(124)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示しており、図2中符号21は図10中符号(113)〜(118)で示す受光部の空パケットの出力波形(CDS後)を示している。
なお、図2中符号lで示す破線は、P相とD相の差が無い場合におけるCCDの出力波形(CDS後)、即ち、垂直転送部に不要電荷が無いとした場合における空パケットのCCDの出力波形(CDS後)を示している。
【0027】
本発明を適用した固体撮像装置では、不要電荷を含んだ受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)から垂直転送部に蓄積された不要電荷のみの出力波形(CDS後)を減算処理することによって垂直転送部に蓄積された不要電荷の影響の無い出力波形(CDS後)を得ることができる。
即ち、図2中符号jで示すCCDの出力(CDS後)を記憶装置でメモリーしておき、図2中符号kで示すCCDの出力(CDS後)との差分をとることによって、図2中符号mで示す垂直転送部に蓄積された不要電荷の影響の無い出力波形(CDS後)を得ることができる。
【0028】
図3は、本発明を適用した固体撮像装置の他の一例を説明するための電極構成模式図を示したものである。
ここで、本発明を適用した固体撮像装置の他の一例についても上記した図1に示す様な駆動パルスを与える。即ち、垂直電極(1A−1)22に図1中符号aで示す動作タイミングで駆動パルスを与え、垂直電極(1A−2)23及び垂直電極(1B)24に図1中符号bで示す動作タイミングで駆動パルスを与え、垂直電極(2)25に図1中符号cで示す動作タイミングで駆動パルスを与え、垂直電極(3A−1)26に図1中符号dで示す動作タイミングで駆動パルスを与え、垂直電極(3A−2)27及び垂直電極(3B)28に図1中符号eで示す動作タイミングで駆動パルスを与え、垂直電極(4)29に図1中符号fで示す動作タイミングで駆動パルスを与える。
なお、図3中符号(1)〜(48)は受光部を示し、図3中の「G」、「R」及び「B」の記号はカラーフィルターの「グリーン」、「レッド」及び「ブルー」を示している。
【0029】
ここで、垂直電極(1A−1)は図3中符号(21)及び(22)で示す受光部に蓄積された電荷を読み出すべく形成され、垂直電極(3A−1)は図3中符号(3)及び(4)で示す受光部に蓄積された電荷を読み出すべく形成されているが、垂直電極(1A−1)及び垂直電極(3A−1)は、カラーフィルターの配置を考慮した上で、垂直方向を圧縮率1/4で圧縮を行うと共に、水平方向を圧縮率1/2で圧縮を行うことができるのであれば必ずしも図3中符号(21)及び(22)で示す受光部に蓄積された電荷を読み出す様に垂直電極(1A−1)を形成する必要は無く、同様に必ずしも図3中符号(3)及び(4)で示す受光部に蓄積された電荷を読み出す様に垂直電極(3A−1)を形成する必要は無く、例えば垂直電極(1A−1)及び垂直電極(3A−1)によって図3中符号(33)、(34)及び符号(15)、(16)で示す受光部に蓄積された電荷を読み出す様に形成しても良いし、垂直電極(1A−1)及び垂直電極(3A−1)によって図5中符号(43)、(44)、(47)、(48)及び符号(25)、(26)、(29)、(30)で示す受光部に蓄積された電荷を読み出す様に形成しても良い。
【0030】
上記の様に構成された垂直電極に図1に示す様な駆動パルスを与えることにより、図3中符号(3)、(4)及び符号(21)、(22)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部へ読み出され、読み出された電荷は垂直転送部から水平転送部へと転送される。
即ち、図1中符号aで示す垂直転送クロックパルスに読出し電圧(1)1を加えることによって、図3中符号(21)及び(22)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部へ読み出される。次に、図1中符号dで示す垂直転送クロックパルスに読出し電圧(2)2を加えることによって、図3中符号(3)及び(4)で示す受光部に蓄積された電荷が垂直転送部へ読み出される。図3中符号(3)、(4)及び符号(21)、(22)で示す受光部に蓄積され読み出された電荷は、垂直転送クロックパルスによって順次垂直転送部から水平転送部へ転送される。
【0031】
ここで、垂直電極に与える駆動パルスは、図3中符号(3)、(4)及び符号(21)、(22)で示す受光部に蓄積された電荷を垂直転送部に読み出せる様に図1中符号a及び符号dで示す駆動パルスに読出し電圧を加えると共に、受光部から読み出された電荷を順次垂直転送部から水平転送部を介して出力部より出力することができれば充分であり、必ずしも図1に示す様な動作タイミングには限定されない点は、上記した本発明を適用した固体撮像装置の一例と同様である。
【0032】
図4は各パルスの動作タイミングを示す模式図であり、図4中符号nはHφ1の駆動パルスの動作タイミング、図4中符号oはHφ2の駆動パルスの動作タイミング、図4中符号pはφRGの駆動パルスの動作タイミング、図4中符号qはSHPのクランプパルスの動作タイミング、図4中符号rはSHDのクランプパルスの動作タイミングを示している。
なお、本発明を適用した固体撮像装置の他の一例では、SHPのクランプパルスで空パケットのCCDの出力のD相のサンプリングを行い、SHDのクランプパルスで不要電荷を含んだ受光部に蓄積された電荷のCCDの出力のD相のサンプリングを行えるタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与えている。
【0033】
さて、図3に示す様に構成された垂直電極に図1に示す様な駆動パルスを与えると共に、図4で示すタイミングでHφ1、Hφ2及びφRGに駆動パルスを与え、SHP及びSHDにクランプパルスを与えることによって図5で示す様なCCDの出力波形が得られる。
【0034】
ここで、図5中符号sは図3中符号(21)及び(22)で示す受光部で蓄積された電荷が垂直転送部に読み出され、垂直転送部から水平転送部へと転送された電荷に図4中符号n及び符号oで示すタイミングでHφ1及びHφ2に駆動パルスを与えると共に図4中符号pで示すタイミングでφRGに駆動パルスを与えることによって得られるCCDの出力波形及び図3中符号(19)、(20)、(23)及び(24)で示す受光部の空パケットのCCDの出力波形を示している。
【0035】
また、図5中符号tは符号sで示すCCD出力をCDS回路に入力し、図4中符号q及び符号rで示すタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与えることによって得られるCCDの出力波形(CDS後)を示している。
【0036】
なお、図5中符号30は図3中符号(19)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図5中符号31は図3中符号(20)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図5中符号32は図3中符号(21)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図5中符号33は図3中符号(22)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形を示し、図5中符号34は図3中符号(23)で示す受光部の空パケットの出力波形を示し、図5中符号35は図3中符号(24)で示す受光部の空パケットの出力波形を示している。
【0037】
また、図5中符号36は図3中符号(21)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示し、図5中符号37は図3中符号(22)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)を示している。
【0038】
本発明を適用した固体撮像装置では、垂直転送部に蓄積された不要電荷のみのCCDの出力波形のD相をSHPのクランプパルスでサンプリングを行い、不要電荷を含んだ受光部に蓄積された電荷のCCDの出力波形のD相をSHDのクランプパルスでサンプリングを行い、CDS回路で減算処理を行うことによって図5中符号tで示す様な垂直転送部に蓄積された不要電荷の影響の無い出力波形(CDS後)を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上述べてきた如く、本発明の固体撮像装置によれば、高速ドラフトモード時にスミアやブルーミングの現象を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した固体撮像装置の一例に印加する垂直転送クロックパルスの動作タイミングを示す模式図である。
【図2】本発明を適用した固体撮像装置の一例におけるCCDの出力波形模式図である。
【図3】本発明を適用した固体撮像装置の他の一例を説明するための電極構成模式図である。
【図4】本発明を適用した固体撮像装置の他の一例における各パルスの動作タイミングを示す模式図である。
【図5】図4に示すタイミングで各パルスを印加した場合におけるCCDの出力波形模式図である。
【図6】固体撮像素子の水平転送部からFD部までの電位模式図である。
【図7】各パルスの動作タイミングを示す模式図である。
【図8】CCDの出力波形模式図である。
【図9】CDS回路の回路図である。
【図10】デジタルスチールカメラにおける高速ドラフトモード及びフレーム読み出しモードを説明するための電極構成模式図である。
【図11】高速ドラフトモード及びフレーム読出しモードの際に印加する各パルスの動作タイミングを示す模式図である。
【符号の説明】
1 読み出し電圧(1)
2 読み出し電圧(2)
3 図10中符号(119)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形
4 図10中符号(120)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形
5 図10中符号(121)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形
6 図10中符号(122)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形
7 図10中符号(123)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形
8 図10中符号(124)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形
9 図10中符号(113)で示す受光部の空パケットの出力波形
10 図10中符号(114)で示す受光部の空パケットの出力波形
11 図10中符号(115)で示す受光部の空パケットの出力波形
12 図10中符号(116)で示す受光部の空パケットの出力波形
13 図10中符号(117)で示す受光部の空パケットの出力波形
14 図10中符号(118)で示す受光部の空パケットの出力波形
15 図10中符号(119)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
16 図10中符号(120)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
17 図10中符号(121)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
18 図10中符号(122)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
19 図10中符号(123)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
20 図10中符号(124)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
21 図10中符号(113)〜(118)で示す受光部の空パケットの出力波形(CDS後)
22 垂直電極(1A−1)
23 垂直電極(1A−2)
24 垂直電極(1B)
25 垂直電極(2)
26 垂直電極(3A−1)
27 垂直電極(3A−2)
28 垂直電極(3B)
29 垂直電極(4)
30 図3中符号(19)で示す受光部の空パケットの出力波形
31 図3中符号(20)で示す受光部の空パケットの出力波形
32 図3中符号(21)で示す受光部の空パケットの出力波形
33 図3中符号(22)で示す受光部の空パケットの出力波形
34 図3中符号(23)で示す受光部の空パケットの出力波形
35 図3中符号(24)で示す受光部の空パケットの出力波形
36 図3中符号(21)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
37 図3中符号(22)で示す受光部に蓄積された電荷の出力波形(CDS後)
Claims (4)
- 複数の受光部がマトリクス状に配列され、前記受光部の垂直列毎に設けられた各受光部から電荷を転送する垂直転送部を有する撮像部と、
前記垂直転送部より電荷が転送され、転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部と、
該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷を出力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固体撮像装置において、
第1の受光部から垂直転送部へ電荷が転送され、水平転送部を介して出力部より出力された前記第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、前記第1の受光部の近傍に設けられた読み出しを行わない第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する検出手段を備える
ことを特徴とする固体撮像装置。 - 複数の受光部がマトリクス状に配列され、前記受光部の垂直列毎に設けられた各受光部から電荷を転送する垂直転送部を有する撮像部と、
前記垂直転送部より電荷が転送され、転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部と、
該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷を出力する出力部とを備え、
前記受光部から前記垂直転送部への電荷の転送を第1の電極及び第2の電極で行う如き構成とした固体撮像素子を使用した固体撮像装置において、
前記第1の電極に対応した第1の受光部から垂直転送部へ電荷が転送され、水平転送部を介して出力部より出力された前記第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、前記第1の受光部の近傍に設けられると共に前記第2の電極に対応した第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する検出手段を備える
ことを特徴とする固体撮像装置。 - 前記検出手段は、出力部より出力された前記第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、前記第1の受光部の水平方向に隣接された読み出しを行わない前記第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。 - 前記検出手段は、出力部より出力された前記第1の受光部に蓄積された電荷を含む出力電荷と、前記第1の受光部の垂直方向に隣接された読み出しを行わない前記第2の受光部の空パケットの出力電荷との出力差を検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
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2002
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