JP4513415B2 - 固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法に関し、特に静止画/動画兼用の固体撮像装置および当該固体撮像装置の駆動方法に関する。
撮像デバイスとして例えばCCD(Charge Coupled Device)固体撮像装置を用いるデジタルスチルカメラでは、一般的に、メカニカルシャッタが使用されている。メカニカルシャッタを使用することにより、CCD固体撮像装置への光の入射をほぼ完全に遮断することができるため原理的にスミアが発生しない。ここに、スミアとは、信号電荷を転送する垂直転送部に強い光が漏れ込むと、高輝度被写体の上下に明るい帯が走るCCD固体撮像装置固有の現象のことである。
しかし、静止画と動画が融合されたデジタルスチルカメラでは、モニタリングモードでの動画撮像時にはデジタルスチルカメラで一般的に使用されている通常のメカニカルシャッタを使用できないことから、スミアを低減するには例えば1/30秒に1回の割合でシャッタを切らなければならないため、回転するメカニカルシャッタが必要になる。ただし、回転するメカニカルシャッタを使用すると、信頼性や騒音などの問題が発生する。
また、動画撮像時にメカニカルシャッタを使用しない場合には、CCD固体撮像装置への光の入射を遮断できないためスミアの発生は避けられない。このため、従来、動画撮像時に電子シャッタを切った際に発生するスミアを低減するための技術が種々提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2003−179813号公報 特開2003−197895号公報
ところで、近年、高精細化・多画素化に伴って画素ユニットが微細化する傾向にある。画素ユニットが微細化すると、光電変換素子内に取り込める光量が低下するため、CCD固体撮像装置の感度が低下する。したがって、感度を低下させずに、画素ユニットの微細化を図るためには、画素ユニットの開口を大きくせざるを得ない。しかしながら、画素ユニットの開口を大きく設定すると、垂直転送部の遮光マージンがなくなるため、スミアが悪化するという問題が発生する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、画素ユニットの微細化と低スミア化を両立させることが可能な固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、
露光終了後にメカニカルシャッタを閉じるとともに、全画素の信号電荷を独立に読み出す静止画撮像モードと、前記メカニカルシャッタを使用せずに、垂直方向および水平方向の少なくとも一方において画素を間引いて信号電荷を読み出すか、または画素を間引かずに信号電荷を読み出した後混合する動画撮像モードとを有する固体撮像装置において、
前記動画撮像モードでは、前記信号電荷を含む第1の電荷と前記信号電荷を含まない第2の電荷とを交互に並べた状態で垂直転送する。
そして、垂直転送する前記第1の電荷と前記第2の電荷とを電圧に変換し、この電圧変換して得られる前記第1の電荷に応じた第1の電圧と前記第2の電荷に応じた第2の電圧とを水平走査にて順次読み出した後、前記第1の電圧と前記第2の電圧との差をとるようにする。
上記構成の静止画/動画兼用の固体撮像装置において、静止画撮像モードでは全画素の信号電荷を独立に読み出して垂直転送するのに対して、動画撮像モードでは画素を間引いて信号電荷を読み出して垂直転送するか、または画素を間引かずに信号電荷を読み出した後混合して垂直転送することで、垂直転送部には信号電荷が存在しない空パケットが存在することになる。ここで、パケットとは、垂直転送部における1つの信号成分を扱う単位を言うものとする。そして、動画撮像モードでは、この空パケットを有効に活用して、信号電荷を含む第1の電荷(スミア成分+信号成分の電荷)と信号電荷を含まない第2の電荷(スミア成分のみの電荷)とを別々に転送する。そして、前記第1の電荷と前記第2の電荷との差をとる。これにより、スミア成分を除去できる。
本発明によれば、静止画/動画兼用の固体撮像装置において、動画撮像モードではデジタルスチルカメラで一般的に使用されている通常のメカニカルシャッタを用いることができなく、また高精細化・多画素化に伴う画素ユニットの微細化に起因して垂直転送部の遮光マージンがなくなることによってスミア成分が発生したとしても、当該スミア成分を確実に除去することができるため、画素ユニットの微細化と低スミア化を両立させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。ここでは、一例として、インターライン転送方式を採用した固体撮像装置に適用する場合を例に挙げて説明するが、これに限られるものではなく、フレームインターライン転送方式等、他の転送方式を採用した固体撮像装置にも適用可能である。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る静止画/動画兼用の固体撮像装置の構成例を示す全体の概略構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る固体撮像装置は、CCD撮像素子10Aと、切替スイッチ20と、ラインメモリ30と、差動アンプ40と、駆動回路50とを有する構成となっている。CCD撮像素子10Aは、行列状に2次元配置された多数の受光部(画素)11と、垂直CCD(垂直転送部)12と、水平CCD(水平転送部)13Aと、電荷検出部14Aとを有し、これらが半導体基板15上に一体的に形成された構成となっている。
CCD撮像素子10Aにおいて、受光部11の各々は、例えばフォトダイオードからなり、受光した光をその光量に応じた電荷量の信号電荷に光電変換して蓄積する。垂直CCD12は、多数の受光部11の画素配列に対して垂直画素列ごとに配され、受光部11から読み出される信号電荷を垂直方向(ここでは、図の下方向)に転送する。水平CCD13Aは、垂直CCD12から行(ライン)単位で転送(シフト)される信号電荷を水平方向(ここでは、図の左方向)に転送し、転送先側の端部に設けられた電荷検出部14Aに順次供給する。電荷検出部14Aは、水平CCD13Aによって順に転送されてくる信号電荷を検出し、当該信号電荷を信号電圧に変換して出力する。
切替スイッチ20は、電荷検出部14Aから出力される信号電圧を行単位で複数系統に切り替えて出力する。本例に係る切替スイッチ20は、電荷検出部14Aから出力される信号電圧を行単位で例えば3系統に切り替えて出力する。具体的には、切替スイッチ20は、1行目、4行目、7行目、…のとき端子a側に、2行目、5行目、8行目、…のとき端子b側に、3行目、6行目、9行目、…のとき端子c側に切り替わる。切替スイッチ20の端子aはオープン状態となっている。これにより、1行目、4行目、7行目、…の信号電圧は後段の回路に供給されることはない。
ラインメモリ30は、その入力端子が切替スイッチ20の端子bに接続されている。これにより、2行目、5行目、8行目、…の各1行(ライン)分の信号電圧は、ラインメモリ30に格納されることになる。差動アンプ40は、その反転(−)入力端子がラインメモリ30の出力端子に接続され、その非反転(+)入力端子が切替スイッチ20の端子cに接続されている。これにより、差動アンプ40は、3行目、6行目、9行目、…の各信号電圧と、ラインメモリ30に格納されている2行目、5行目、8行目、…の各信号電圧との差をとる。
駆動回路50は、各種のタイミング信号を発生するタイミング発生器(図示せず)を有し、受光部11から垂直CCD12への信号電荷の読み出し駆動、垂直CCD12の転送駆動、水平CCD13Aの転送駆動、電荷検出部14Aのリセット動作の駆動、切替スイッチ20の切り替え駆動などを行う。また、本実施形態に係る固体撮像装置は静止画/動画兼用であることから、静止画撮像モード/動画撮像モードの各動作モードを、図示せぬコントローラから与えられるモード切替信号に応じて切り替える。
具体的には、静止画撮像モードでは、CCD撮像素子10Aの全画素の信号電荷を独立に読み出すため、駆動回路50は、受光部11の全てに対して信号電荷を読み出すための読み出し信号を与える。一方、動画撮像モードでは、フレームレートを上げる必要があることから、画素情報を削減するために例えば垂直方向において画素を間引いて信号電荷を読み出す操作が行われる。したがって、駆動回路50は、間引き対称の画素の行を除く残りの行の画素に対してのみ信号電荷を読み出すための読み出し信号を与える。この間引き読み出しは周知の技術である。
このように、静止画/動画兼用の固体撮像装置において、静止画撮像モードでは全画素の信号電荷を独立に垂直CCD12に読み出すのに対して、動画撮像モードでは画素を間引いて信号電荷を垂直CCD12に読み出すことで、垂直CCD12には信号電荷が存在しない空パケットが存在することになる。本発明では、動画撮像モードで空パケットが存在することに着目し、動画撮像モードでは、この空パケットを有効に活用してスミアの低減を図ることを特徴としている。
具体的には、特に受光部11に強い光が入射した際に、遮光膜の不完全さによって入射光の一部が当該遮光膜を透過して垂直CCD12に混入したり、半導体基板内部で発生した電荷が拡散により広がることによって垂直CCD12に混入したり、あるいは多重反射によって垂直CCD12にその側面から光が混入したりする等の理由によってスミアが発生するものとすると、垂直CCD12のパケット中の信号電荷はスミア成分を含むことになる。一方、空パケットにはスミア成分のみが不要電荷として存在することになる。
その結果、スミア成分+信号成分の電荷(第1の電荷)とスミア成分のみの電荷(第2の電荷)とは垂直CCD12によって行(ライン)単位で交互に垂直転送され、さらに水平CCD13Aによって後述するように別々に水平転送された後、電荷検出部14Aで信号電圧に変換されて出力される。そして、電荷検出部14Aと共に差検出手段を構成する切替スイッチ20、ラインメモリ30および差動アンプ40において、スミア成分+信号成分の電荷に応じた電圧とスミア成分のみの電荷に応じた電圧との差をとることにより、スミア成分を除去できる。
これにより、静止画/動画兼用の固体撮像装置において、動画撮像モードではデジタルスチルカメラで一般的に使用されている通常のメカニカルシャッタを用いることができなく、また高精細化・多画素化に伴う画素ユニット(1つの受光部11および当該受光部に対応する垂直CCD12の部分)の微細化に起因して、垂直CCD12の遮光マージンがなくなることによってスミア成分が発生したとしても、当該スミア成分を確実に除去することができるため、画素ユニットの微細化と低スミア化を両立させることができる。
以下に、上記構成の本実施形態に係る静止画/動画兼用の固体撮像装置における動画撮像モードでの具体的な動作について、図2の動作説明図を用いて説明する。ここでは、受光部11の各々に対応して配されるカラーフィルタが例えばベイヤー配列のCCD撮像素子10Aにおいて、3行(ライン)ごとに1行の各画素(受光部11)からのみ信号電荷を読み出すいわゆる垂直1/3間引きの場合を例に挙げて説明するものとする。
図2には、信号電荷の読み出し後の垂直CCD12における1ライン目〜9ライン目の各パケット中の電荷を示している。図2において、○印は(信号成分+スミア成分)の電荷を、△印はスミア成分のみの電荷をそれぞれ示している。すなわち、垂直CCD12には、先述した理由によってスミアが発生することから、垂直CCD12中の各空パケットにはスミア成分の電荷△が存在する。
そして、受光部11から信号電荷を読み出すことにより、当該信号電荷が読み出されたパケットの電荷○は、元々存在するスミア成分に信号電荷が加えられたものとなる。ここでは、垂直1/3間引きによって動画撮像時のフレームレートを上げるようにしていることから、例えば3ライン目、6ライン目、9ライン目、…の各パケットの電荷が(信号成分+スミア成分)の電荷○となり、それ以外の全パケットの電荷がスミア成分の電荷△となっている。
図2において、垂直CCD12の各々からは、水平CCD13Aに対してライン単位で電荷が転送(シフト)され、この1ライン分の各電荷が水平CCD13Aによって順次水平転送され、電荷検出部14Aで電圧変換されて出力される。このとき、切替スイッチ20は、各ラインの水平転送に同期して端子a、端子b、端子cの順に切り替わる。これにより、1ライン目、4ライン目、7ライン目、…のスミア成分の電荷△に応じた電圧は端子aを通して破棄され、2ライン目、5ライン目、8ライン目、…のスミア成分の電荷△に応じた電圧は端子bを通してラインメモリ30に格納される。
ここでは、1ライン目、4ライン目、7ライン目、…のスミア成分の電荷△に応じた電圧を破棄するとしたが、2ライン目、5ライン目、8ライン目、…のスミア成分の電荷△に応じた電圧を破棄するようにしても良い。ただし、3ライン目、6ライン目、9ライン目、…に隣接する2ライン目、5ライン目、8ライン目、…のスミア成分の電荷△を利用するようにした方が、スミア成分の電荷量が等しくなるものと考えられ、スミア成分をより確実に除去できることから好ましいと言える。また、1ライン目、4ライン目、7ライン目、…のスミア成分の電荷△についても電圧変換して出力するとしたが、例えば水平CCD13Aに隣接した電荷排出部を設け、当該電荷排出部に水平CCD13Aから直接排出することも可能である。
3ライン目、6ライン目、9ライン目、…の(信号成分+スミア成分)の電荷○に応じた電圧は、端子cを通して差動アンプ40にその非反転入力として与えられる。差動アンプ40は、3ライン目、6ライン目、9ライン目、…の(信号成分+スミア成分)の電荷○に応じた電圧を非反転入力とし、ラインメモリ30に格納されている1ライン前の電圧、即ち2ライン目、5ライン目、8ライン目、…のスミア成分の電荷△に応じた電圧を反転入力とし、それらの差をとることにより、信号成分中に含まれるスミア成分を、当該信号成分中から除去する。
なお、本実施形態では、3ラインごとに1ラインの各画素からのみ信号電荷を読み出す垂直1/3間引きの場合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではなく、垂直1/n間引きのn値については、垂直方向の画素数とフレームレートとの関係から任意に設定可能である。また、垂直方向において画素情報を間引く手法のみならず、垂直方向および水平方向の双方において画素情報を間引く手法をとることも可能である。
水平方向において画素情報を間引くには、例えば図3に示すように、垂直CCD12の各々の最終転送段(最終パケット)と水平CCD13Aとの間に、垂直CCD12の各々から水平CCD13Aへの電荷の転送を阻止する転送阻止ゲート部16を設けることで実現することができる。一例として、転送阻止ゲート部16を水平方向において3画素ごとに2画素配置することにより、カラーフィルタのベイヤー配列を考慮しつつ水平1/3間引きを、垂直1/3間引きと並行して実行することができる。
このように、水平方向において間引かれた画素情報を、上記実施形態の場合と同様に、ライン単位で電圧変換して出力し、電荷検出部14Aと共に差検出手段を構成する切替スイッチ20、ラインメモリ30および差動アンプ40において、スミア成分+信号成分の電荷に基づく電圧とスミア成分のみの電荷に基づく電圧との差を取ることにより、スミア成分を除去できる。また、水平方向において間引かれた画素情報を、ライン単位で電圧変換して出力する手法以外にも次のような手法を採ることも可能である。
1ライン目、4ライン目、7ライン目、…のスミア成分の電荷△については、例えば先述したように、水平CCD13Aに隣接して設けた電荷排出部に排出した後、図4(A)に示すように、2ライン目、5ライン目、8ライン目、…のスミア成分の電荷△を水平CCD13Aに垂直転送する。次いで、水平CCD13Aを1ビット分だけ水平転送(1ビットシフト)した後、3ライン目、6ライン目、9ライン目、…の(信号成分+スミア成分)の電荷○を垂直転送する。これにより、水平CCD13A中には、図4(B)に示すように、スミア成分の電荷△と(信号成分+スミア成分)の電荷○とが交互に並ぶことになる。
そして、水平CCD13A中に交互に並んだスミア成分の電荷△と(信号成分+スミア成分)の電荷○とを、電荷検出部14Aで交互に電圧に変換して後段の信号処理部に与える。この変形例の場合は、スミア成分の電荷△に応じた電圧と(信号成分+スミア成分)の電荷○に応じた電圧との時間差は、1ライン相当の時間ではなく、1ビット相当の時間となることから、図1のラインメモリ30に代えてビットメモリを用いることで、(信号成分+スミア成分)の電荷○に応じた電圧とスミア成分の電荷△に応じた電圧との差を検出することができるためスミア成分を除去できる。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した垂直方向および水平方向の双方において画素情報を間引く手法での水平方向における間引きの考え方を基に、水平方向においてのみ画素情報を間引く手法をとることも可能である。
[第2実施形態]
図5は、本発明の第2実施形態に係る静止画/動画兼用の固体撮像装置の構成例を示す全体の概略構成図であり、図中、図1と同等部分には同一符号を付して示している。
第1実施形態に係る静止画/動画兼用の固体撮像装置では、(信号成分+スミア成分)の電荷に応じた電圧とスミア成分の電荷に応じた電圧との差を検出する差検出手段をCCD撮像素子10Aの外部(半導体基板15外)に有しているのに対して、本実施形態に係る静止画/動画兼用の固体撮像装置では、当該差検出手段をCCD撮像素子10Bの内部(半導体基板15上)に有する構成となっている。
差検出手段の機能を半導体基板15上で実現するために、本実施形態に係るCCD撮像素子10Bでは、水平CCD13Bが水平方向の画素数に対して倍密度(2倍)のパケットPを有し、また電荷検出部14Bが(信号成分+スミア成分)の電荷からスミア成分の電荷を減ずる機能を持つ構成となっている。すなわち、電荷検出部14Bは、水平CCD13Bによって水平転送される(信号成分+スミア成分)の電荷とスミア成分の電荷との差をとり、当該差の電荷を電圧に変換して出力する差検出手段を構成している。この電荷検出部14Bから出力される信号電圧は、出力バッファ17でインピーダンス変換された後、半導体基板15外に出力される。
上記構成の本実施形態に係るCCD撮像素子10Bにおいて、先ず、水平CCD13Bの動作について、図6の動作説明図を用いて説明する。ここでは、受光部11の各々に対応して配されるカラーフィルタが例えばベイヤー配列のCCD撮像素子10Bにおいて、3行(ライン)ごとに1行の各画素(受光部11)からのみ信号電荷を読み出す垂直1/3間引きの場合を例に挙げて説明するものとする。
図6には、信号電荷の読み出し後の垂直CCD12における1ライン目〜9ライン目の各パケット中の電荷を示している。図6において、○印は(信号成分+スミア成分)の電荷を、△印はスミア成分のみの電荷をそれぞれ示している。垂直CCD12中の各空パケットにはスミア成分の電荷△が存在しており、受光部11から信号電荷を読み出すことにより、当該信号電荷が読み出されたパケットの電荷○は、元々存在するスミア成分に信号電荷が加えられたものとなる。ここでは、垂直1/3間引きを行うことから、例えば3ライン目、6ライン目、9ライン目、…の各パケットの電荷が(信号成分+スミア成分)の電荷○となり、それ以外の全パケットの電荷がスミア成分の電荷△となっている。
図6において、垂直CCD12の各々からは、水平CCD13Bに対してライン単位で電荷が転送(シフト)される。このとき、例えば1ライン目、4ライン目、7ライン目、…のスミア成分の電荷△については捨てられることになる。この電荷を捨てる処理については、垂直CCD12から水平CCD13Bに電荷を転送するV−H転送部や、水平CCD13Bに隣接して設けられる先述した電荷排出部などで行うことができる。
ここでは、4ライン目〜6ライン目の動作の場合を例に挙げて説明するものとする。先ず、4ライン目のスミア成分の電荷△が上述したようにして捨てられる。次に、5ライン目のスミア成分の電荷△が垂直CCD12の各々から水平CCD13Bにシフトされる。このラインシフトが終了すると、水平CCD13Bが1パケット分(1ビット分)だけ転送動作を行う。このとき、水平CCD13Bが水平方向の画素数に対して倍密度のパケットPを有していることから、水平CCD13Bの各々の下には空パケットが位置する。この状態で、次の6ライン目の(信号成分+スミア成分)の電荷○が垂直CCD12の各々から水平CCD13Bにシフトされる。その結果、水平CCD13B中には、スミア成分の電荷△と(信号成分+スミア成分)の電荷○とが交互に並ぶことになる。そして、水平CCD13Bは、スミア成分の電荷△と(信号成分+スミア成分)の電荷○とを交互に水平転送する。
図7は、電荷検出部14Bおよびその周辺部分についての具体的な回路例を示す回路図である。
図7において、本回路例に係る電荷検出部14Bは、FD領域(フローティングディフュージョン領域)21と、水平CCD13Bによって転送されてくる(信号成分+スミア成分)の電荷○をFD領域21および後述するNchMOSトランジスタQn11のドレインに流し込む第1の電流源である例えばカレントミラー回路22と、水平CCD13Bによって転送されてくるスミア成分の電荷△をFD領域21から吸い込む第2の電流源である例えばカレントミラー回路23と、水平CCD13Bの転送動作に同期してカレントミラー回路22とカレントミラー回路23の各動作を切り替える切替スイッチ24と、FD領域21をリセットするリセットトランジスタ25とを有する構成となっている。
カレントミラー回路22は、ゲートとドレインが共通に接続されかつ水平CCD13Bによって転送されて来る信号電荷を一時的に蓄積する容量Cpの1端子に接続されるとともに、第1の電源電圧VDD1(例えば、15V)の直流電源26の正極側端子にソースが接続されたPchMOSトランジスタQp11と、当該MOSトランジスタQp11とゲートが共通に接続されるとともに、ソースが直流電源26の正極側端子に、ドレインが切替スイッチ24を介してFD領域21にそれぞれ接続されたPchMOSトランジスタQp12と、MOSトランジスタQp11とゲートが共通に接続されるとともに、ソースが直流電源26の正極側端子に、ドレインがMOSトランジスタQn11のドレインに接続されたPchMOSトランジスタQp13とから構成されている。
このカレントミラー回路22において、当該カレントミラー回路22の入力端子、即ちMOSトランジスタQp11のゲートには、図7に示すように寄生容量Cpが付く。そこで、変換効率や周波数特性が低下しないようにするために、カレントミラー回路22を構成するMOSトランジスタQp11,Qp12,Qp13がサブスレッシホルド領域で動作するように、当該MOSトランジスタQp11,Qp12,Qp13の動作点を設定する。具体的には、MOSトランジスタQp11,Qp12,Qp13のチャネル幅Wを大きくする。
カレントミラー回路23は、ゲートとドレインが共通に接続されかつPchMOSトランジスタQp13のドレインに接続され、ソースが接地されたNchMOSトランジスタQn11と、当該MOSトランジスタQn11とゲートが共通に接続されるとともに、ソースが接地され、ドレインが切替スイッチ24を介してFD領域21に接続されたNchMOSトランジスタQn12とから構成されている。
切替スイッチ24は、ソースがMOSトランジスタQp12のドレインに、ドレインがFD領域21にそれぞれ接続されたPchMOSトランジスタQp14と、当該MOSトランジスタQp14とゲートが共通に接続されるとともに、ドレインがFD領域21に、ソースがMOSトランジスタQn12のドレインにそれぞれ接続されたNchMOSトランジスタQn14とから構成されている。MOSトランジスタQp14,Qn14の各ゲートには、水平CCD13Bを駆動する逆相の水平転送パルスφH1,φH2の2倍の周期の切り替えパルスφSWが図5の駆動回路50から与えられる。
リセットトランジスタ25は、第1の電源電圧VDD1よりも低い第2の電源電圧VDD2(例えば、5V)の直流電源27の正極側端子にドレインが、FD領域21にソースがそれぞれ接続されたNchMOSトランジスタによって構成されている。リセットトランジスタ25のゲートには、水平CCD13Bを駆動する水平転送パルスφH1,φH2に同期し、かつその2倍の周期のリセットゲートパルスφRGが図5の駆動回路50から印加される。出力バッファ17は、第2の電源電圧VDD2を動作電源としている。
続いて、上記構成の電荷検出部14Bの動作について、図8のタイミングチャートに基づいて説明する。図8は、水平転送パルスφH1,φH2、切り替えパルスφSWおよびリセットゲートパルスφRGのタイミング関係を示している。
切替スイッチ24は、水平転送パルスφH1,φH2の2倍の周期の切り替えパルスφSWに同期してカレントミラー回路22,23の各動作を切り替える。具体的には、水平CCD13Bから(信号成分+スミア成分)の電荷(図6中、○印)が出力されるタイミングで切り替えパルスφSWが低レベルになることにより、PchMOSトランジスタQp14がオン状態となってカレントミラー回路22の出力側をFD領域21に接続し、当該カレントミラー回路22を動作状態にする。また、水平CCD13Bからスミア成分の電荷(図6中、△印)が出力されるタイミングで切り替えパルスφSWが高レベルになることにより、NchMOSトランジスタQn14がオン状態となってカレントミラー回路23の出力側をFD領域21に接続し、当該カレントミラー回路23を動作状態にする。
先ず、カレントミラー回路22が動作状態にあるとき、水平CCD13Bによって転送されてきた(スミア成分+信号電荷)の電荷(ここでは、電子)による信号電流は、カレントミラー回路22により折り返される。この転送されてきた電子は、金属配線等を介してPchMOSトランジスタQp11から流れてきた正孔と再結合することによって信号電流として流れる仕組みになっている。
ここで、MOSトランジスタQp11のソースには、水平CCD13Bによって転送されてきた電子が流れ込めるように、水平CCD13Bのポテンシャル(例えば、10V程度)に対して充分に高い電源電圧、例えば15V程度の電源電圧VDD1が印加されている。カレントミラー回路22は、(スミア成分+信号電荷)の電荷による電流を折り返すことにより、水平CCD13Bによって転送されてきた(スミア成分+信号電荷)の電荷に比例した電荷をFD領域21に流し込む。
次に、カレントミラー回路23が動作状態にあるとき、水平CCD13Bによって転送されてきたスミア成分の電荷による電流は、カレントミラー回路22により折り返され、さらにカレントミラー回路23で折り返される。これにより、カレントミラー回路23は、スミア成分の電荷に比例した電荷をFD領域21から吸い込む。その結果、FD領域21において、(スミア成分+信号電荷)の電荷からスミア成分の電荷が減算される。すなわち、CCD撮像素子10Bの内部において、(スミア成分+信号電荷)の電荷からスミア成分の電荷を減算する処理が行われる。
この減算処理後の信号電荷は、FD領域21の容量によって信号電圧に変換される。そして、この信号電圧を例えばソースフォロア回路からなる出力バッファ17によってインピーダンス変換して出力する。その後、FD領域21は、リセットトランジスタ25によって出力バッファ17の電源電圧VDD2と等しい電源電圧、例えば5V程度の低い電源電圧にリセットされる。
カレントミラー回路22の入力端子、即ちMOSトランジスタQp11のゲートには、図7に示したように寄生容量Cpが付くが、特にカレントミラー回路22を構成するPchMOSトランジスタQp11,Qp12,Qp13がサブスレッシホルド領域で動作するように動作点を設定しているため、信号電流が大きく変化しても点Pの電位、即ちMOSトランジスタQp11のゲート電位は殆ど変化しない。したがって、寄生容量Cpによる信号電荷を信号電圧に変換するときの変換効率の低下や周波数特性の低下は殆ど起こらない。
上述したように、本実施形態に係るCCD撮像素子10Bでは、(スミア成分+信号成分)の電荷による電流をFD領域21に流し込む第1の電流源と、スミア成分の電荷による電流をFD領域21から吸い込む第2の電流源とを設けるとともに、これら第1、第2の電流源の各動作を水平CCD13Bの転送動作に同期して切り替えることにより、FD領域21において、(スミア成分+信号成分)の電荷からスミア成分の電荷を減算する処理を画素ごとに行うことができる。すなわち、(スミア成分+信号成分)の電荷からスミア成分の電荷を減算してスミアの除去を行う処理をCCD撮像素子10Bの内部で行うことができる。
なお、本実施形態では、スミアを除去するための処理を、電荷検出部14Bの作用によってCCD撮像素子10Bの内部で行うとしたが、これに限られるものではなく、(スミア成分+信号成分)の電荷とスミア成分の電荷とをそれぞれ電圧変換して半導体基板15の外部に出力した後、CCD撮像素子10Bの外部で行うようにすることも可能である。ただし、CCD撮像素子10Bの内部で上記処理を実現する構成を採った方が、CCD撮像素子10Bの外部で行う場合に比べて、消費電力の増大やS/Nの低下を招いたりすることなく実現できるとともに、外部に演算処理を行うための回路を設けなくて済む分だけ外付け部品の点数を削減できる利点がある。
また、本実施形態では、垂直方向における間引き動作を例に挙げて説明したが、第1実施形態の場合と同様に、垂直CCD12の各々から水平CCD13Bへ電荷を転送するV−H転送部に転送阻止ゲート部を設けて、垂直CCD12の各々から水平CCD13Bへ転送する画素情報を制御することによって水平方向における間引き動作を実現することも可能である。
[第3実施形態]
図9は、本発明の第3実施形態に係る静止画/動画兼用の固体撮像装置の構成例を示す全体の概略構成図であり、図中、図1と同等部分には同一符号を付して示している。
第1実施形態に係る静止画/動画兼用の固体撮像装置では、(信号成分+スミア成分)の電荷とスミア成分の電荷とを1本の水平CCD13Aで転送する構成を採っているのに対して、本実施形態に係る静止画/動画兼用の固体撮像装置では、(信号成分+スミア成分)の電荷とスミア成分の電荷とを2本の水平CCD13A−1,13A−2で別々に水平転送する構成を採っている。
図9において、垂直CCD12の各々から行単位でシフト(転送)される(信号成分+スミア成分)の電荷とスミア成分の電荷とを2本の水平CCD13A−1,13A−2に振り分けて並行に水平転送する技術、例えばスミア成分の電荷を垂直CCD12に近い側の水平CCD13A−1に、(信号成分+スミア成分)の電荷を垂直CCD12から遠い側の水平CCD13A−2にそれぞれ振り分けて並行に水平転送する技術は周知の技術である。
2本の水平CCD13A−1,13A−2に対して、単一の電荷検出部14Cが共通に設けられている。この電荷検出部14Cは、例えばフローティング・ディフュージョン・アンプ構成となっており、図10に示すように、矩形状のFD領域31の隣接する2辺にて水平CCD13A−1,13A−2の各水平出力ゲートHOGに接合されている。水平CCD13A−2には、その水平出力ゲートHOGの前段に最終段ゲートLHが設けられている。
このように、スミア成分の電荷を水平転送する水平CCD13A−1と、(スミア成分+信号成分)の電荷を水平転送する水平CCD13A−2とに対して単一の電荷検出部14Cを兼用することにより、スミア成分の電荷に応じた電圧出力と(スミア成分+信号成分)の電荷に応じた電圧出力との間の相対的なゲイン差をなくすことができるため、外部での信号処理の際にゲイン補正を行わなくて済むという利点がある。
次に、上記構成の電荷検出部14Cの動作について、図11の動作波形図を用いて説明する。
先ず、FD領域31をリセットゲートパルスφRG(D)によってリセットすると、FD領域31の電位は出力波形(E)のP相になる。続いて、水平転送パルスφH1(A)が高レベルから低レベルに遷移すると、水平CCD13A−1によって転送されてきたスミア成分の電荷が水平出力ゲートHOGを通してFD領域31に転送されるため、出力電圧(E)はS相に変化する。その後、最終段ゲートLHの駆動パルスφLH(C)が高レベルから低レベルに遷移すると、水平CCD13A−2によって転送されてきた(スミア成分+信号成分)の電荷が最終段ゲートLHおよび水平出力ゲートHOGを通してFD領域31に転送されるため、出力電圧(E)はD相に変化する。
この出力電圧(E)は、ソースフォロア回路32でインピーダンス変換された後、外部のCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)回路33に供給される。このCDS回路33は、出力電圧(E)のP相とS相とを相関二重サンプリングすることによってスミア成分に基づく電圧Soutを出力し、さらにS相とD相とを相関二重サンプリングすることによって(スミア成分+信号成分)に基づく電圧Doutを出力する。これら出力電圧Sout,Doutは次段の差検出回路34に供給される。差検出回路34は、差動アンプ等を用いて出力電圧Doutから出力電圧Soutを減ずる処理を行う。これにより、スミアを除去することができる。
なお、本実施形態では、スミア成分の電荷用の水平CCD13A−1と、(スミア成分+信号成分)の電荷用の水平CCD13A−2とに対して単一の電荷検出部14Cを兼用し、スミア成分の電荷に応じた電圧と(スミア成分+信号成分)の電荷に応じた電圧とを交互に出力して両者の差をとる構成の場合を例に挙げて説明したが、この構成に限られるものではなく、例えば、スミア成分の電荷用の水平CCD13A−1と、(スミア成分+信号成分)の電荷用の水平CCD13A−2とに対して別々に電荷検出部を設け、スミア成分の電荷に応じた電圧と(スミア成分+信号成分)の電荷に応じた電圧とを並列的に出力して外部の差検出回路34によって両者の差をとるようにすることも可能である。
さらに、本実施形態では、垂直方向における間引き動作を例に挙げて説明したが、第1実施形態の場合と同様に、垂直CCD12の各々から水平CCD13A−1,13A−2へ電荷を転送するV−H転送部に転送阻止ゲート部を設けて、垂直CCD12の各々から水平CCD13A−1,13A−2へ転送する画素情報を制御することによって水平方向における間引き動作を実現することも可能である。
また、上記各実施形態では、フレームレートを上げるために、受光部(画素)11から電荷を読み出す際に画素情報を垂直方向において間引いたり、垂直CCD12から水平CCD13A,13B,13A−1,13A−2に電荷を転送する際に画素情報を水平方向において間引いたりするとしたが、水平CCD13A,13B,13A−1,13A−2内において電荷を混合することによってフレームレートを上げるようにすることも可能である。水平CCD内において電荷を混合する技術は周知の技術である。
さらに、上記各実施形態では、画素で光電変換された信号電荷を垂直画素列ごとに配された垂直CCDで垂直転送し、水平CCDで水平転送した後、当該水平CCDの後段に配された電荷検出部で電圧変換して得られる各信号電圧を順次読み出すいわゆる水平CCD方式の固体撮像装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明は水平CCD方式の固体撮像装置への適用に限られるものではなく、画素で光電変換された信号電荷を垂直画素列ごとに配された垂直転送部で垂直転送し、各垂直列毎に垂直転送部の後段に設けられた電荷検出部で電圧変換して得られる各信号電圧を水平走査にて順次読み出すいわゆる水平スキャン方式の固体撮像装置にも適用可能である。
この水平スキャン方式の固体撮像装置に適用する場合には、電荷検出部で電圧変換して得られる(スミア成分+信号成分)の電荷に応じた第1の電圧とスミア成分の電荷に応じた第2の電圧との差をとった後、水平走査にて順次読み出すようにするか、電荷検出部で電圧変換して得られる(スミア成分+信号成分)の電荷に応じた第1の電圧とスミア成分の電荷に応じた第2の電圧とを水平走査にて順次読み出した後、これら第1の電圧と第2の電圧との差をとるようにすれば良い。
本発明に係る固体撮像装置は、静止画/動画兼用のデジタルスチルカメラやカメラ機能付き携帯電話などにおいて、その撮像デバイスとして用いて好適なものである。
本発明の第1実施形態に係る静止画/動画兼用の固体撮像装置の構成例を示す全体の概略構成図である。 第1実施形態に係る静止画/動画兼用の固体撮像装置における動画撮像モードの動作説明図である。 第1実施形態の変形例を示す要部の概略構成図である。 第1実施形態の変形例に係る動作説明図である。 本発明の第2実施形態に係る静止画/動画兼用の固体撮像装置の構成例を示す全体の概略構成図である。 第2実施形態に係る水平CCDの動作説明図である。 第2実施形態に係る電荷検出部およびその周辺部分についての具体的な回路例を示す回路図である。 第2実施形態に係る電荷検出部の動作説明のためのタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る静止画/動画兼用の固体撮像装置の構成例を示す全体の概略構成図である。 第3実施形態に係る電荷検出部の構造を示す平面パターン図である。 第3実施形態に係る電荷検出部の動作説明に供する動作波形図である。
符号の説明
10A,10B,10C…CCD撮像素子、11…受光部(画素)、12…垂直CCD、13A,13A−1,13A−2,13B…水平CCD、14A,14B,14C…電荷検出部、16…転送阻止ゲート部、17…出力バッファ、21,31…FD(フローティングディフュージョン)領域、22,23…カレントミラー回路、33…CDS回路、34…差検出回路

Claims (2)

  1. 露光終了後にメカニカルシャッタを閉じるとともに、全画素の信号電荷を独立に読み出す静止画撮像モードと、
    前記メカニカルシャッタを使用せずに、垂直方向および水平方向の少なくとも一方において画素を間引いて信号電荷を読み出すか、または画素を間引かずに信号電荷を読み出した後混合する動画撮像モードとを有し、
    前記動画撮像モード時に、前記信号電荷を含む第1の電荷と前記信号電荷を含まない第2の電荷とを交互に並べた状態で垂直転送する垂直転送部と、
    前記垂直転送部によって転送される前記第1の電荷と前記第2の電荷とを電圧に変換する電荷検出部と、
    前記電荷検出部で電圧変換して得られる前記第1の電荷に応じた第1の電圧と前記第2の電荷に応じた第2の電圧とを水平走査にて順次読み出した後、前記第1の電圧と前記第2の電圧との差をとる差検出手段と
    を備えた固体撮像装置。
  2. 露光終了後にメカニカルシャッタを閉じるとともに、全画素の信号電荷を独立に読み出す静止画撮像モードと、
    前記メカニカルシャッタを使用せずに、垂直方向および水平方向の少なくとも一方において画素を間引いて信号電荷を読み出すか、または画素を間引かずに信号電荷を読み出した後混合する動画撮像モードとを有する固体撮像装置の駆動に当たって、
    前記動画撮像モードでは、
    前記信号電荷を含む第1の電荷と前記信号電荷を含まない第2の電荷とを交互に並べた状態で垂直転送し、
    この垂直転送する前記第1の電荷と前記第2の電荷とを電圧に変換し、
    この電圧変換して得られる前記第1の電荷に応じた第1の電圧と前記第2の電荷に応じた第2の電圧とを水平走査にて順次読み出した後、前記第1の電圧と前記第2の電圧との差をとる
    固体撮像装置の駆動方法。
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