JPH11234572A - 撮像装置およびその駆動方法 - Google Patents

撮像装置およびその駆動方法

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JPH11234572A
JPH11234572A JP10029368A JP2936898A JPH11234572A JP H11234572 A JPH11234572 A JP H11234572A JP 10029368 A JP10029368 A JP 10029368A JP 2936898 A JP2936898 A JP 2936898A JP H11234572 A JPH11234572 A JP H11234572A
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light
photoelectric conversion
accumulation time
signal
charge
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JP10029368A
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Tetsuya Iizuka
哲也 飯塚
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Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/50Control of the SSIS exposure
    • H04N25/57Control of the dynamic range
    • H04N25/58Control of the dynamic range involving two or more exposures
    • H04N25/587Control of the dynamic range involving two or more exposures acquired sequentially, e.g. using the combination of odd and even image fields
    • H04N25/589Control of the dynamic range involving two or more exposures acquired sequentially, e.g. using the combination of odd and even image fields with different integration times, e.g. short and long exposures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors

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  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの画像情報を得る場合に、垂直CCDレ
ジスタのパケットの半分を信号Aに、残りの半分を信号
Bに使用すると、垂直解像度が半分に低下する。 【解決手段】 汎用のCCD撮像素子とその受光面への
入射光を遮光するメカニカルシャッタを用いた電子スチ
ルカメラにおいて、CCD撮像素子のフォトダイオード
での第1の蓄積時間Aの開始を電子シャッタ動作若しく
はメカニカルシャッタのシャッタ動作により決定し、第
1の蓄積時間Aの終了および第2の蓄積時間Bの開始を
フォトダイオードから垂直CCDレジスタへの信号電荷
の読み出し動作により決定し、第2の蓄積時間Bの終了
をメカニカルシャッタのシャッタ動作により決定し、第
1の蓄積時間Aに対応する第1の信号電荷が転送され、
垂直CCDレジスタの電荷パケットが空になるまで、第
2の蓄積時間Bに対応する第2の信号電荷をフォトダイ
オードに蓄積し保持するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置およびそ
の駆動方法に関し、特に光入力に対するダイナミックレ
ンジの広い所謂広ダイナミックレンジCCD(Charge Co
upled Device) 撮像素子を撮像デバイスとして使用した
撮像装置およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子を使用した撮像装置のダイ
ナミックレンジを見かけ上拡大する方法として、固体撮
像素子から蓄積時間の異なる2つの画像情報を得る方法
が知られている。例えば、蓄積時間の長い信号電荷Aで
感度を稼ぎ、この信号電荷Aが飽和する領域の光量の情
報を、蓄積時間の短い信号電荷Bから得て、これら信号
電荷A,Bを2つの画像情報として導出するというもの
である。
【0003】固体撮像素子から、蓄積時間の異なる2つ
の画像情報A,Bを得る従来方法としては、フィールド
もしくはフレーム毎に蓄積時間を変えて2つの画像情報
A,Bを得る方法がある。これを、CCD撮像素子で実
現した場合を図4に示す。図4は、CCD撮像素子の光
電変換素子(例えば、フォトダイオード)に時間の経過
とともに電荷が蓄積されていく模様を示したものであ
る。
【0004】CCD撮像素子では、光電変換素子に蓄積
された信号電荷を例えば基板に掃き捨てるための電子シ
ャッタパルスと、光電変換素子に蓄積された信号電荷を
垂直CCDレジスタに読み出すための読み出しパルスと
によって蓄積時間を制御するようにしている。このよう
に、蓄積時間を電子シャッタパルスと読み出しパルスで
制御する方式の欠点は、図4から明らかなように、2つ
の画像情報A,Bの蓄積期間が離れてしまうことであ
る。
【0005】図4に破線で示した場合には、2つの画像
情報A,Bの蓄積タイミングが接するが、電子スチルカ
メラではこのような状況はまれである。電子スチルカメ
ラの一般的に使用するシャッタスピード(蓄積時間Aに
相当)は、一般に1フレームの時間(フレーム周期)よ
りも短い。例えば、現時点でのフレーム周期は早いもの
で1/30秒であるが、スチルカメラとして使用し易い
シャッタスピードの下限は1/125秒である。
【0006】図4において、フレーム周期を1/30
秒、蓄積時間Aを1/125秒、蓄積時間Bを1/12
5秒の1/4の1/500秒として考える。この場合、
蓄積時間A,Bの各々の中心からの時間差は約1/33
秒となる。そのため、2つの画像情報A,Bの蓄積期間
が離れると、カメラ本体側の振動である所謂手振れ(撮
影者の手の振動)や被写体の移動によるブレが生じやす
く、撮像が困難になるという欠点がある。
【0007】かかる欠点を解決した他の従来例として、
全画素読み出し方式のCCD撮像素子において、垂直方
向の有効期間の信号電荷を読み出した後、垂直ブランキ
ング期間内にもう一度短い露光期間を設けて光電変換
し、この信号電荷を再度読み出して露光時間の長い方の
信号電荷と短い方の信号電荷の各信号出力を信号処理系
で加算するようにしたものがある(例えば、文献;Komob
uchi,H.,“1/4 Inch NTSC Format Hyper-D Range IL-CC
D ”1995 IEEE Workshop on Charge-Coupled Devices a
nd Advanced Image Sensors,Apr.1995. 参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来例に係るCCD撮像素子では、垂直CCDレジ
スタのパケットの半分を信号Aに、残りの半分を信号B
に使用することになるために、本来CCD撮像素子が持
つ垂直解像度の半分の解像度となる。そのため、電子ス
チルカメラのような解像度を重視する用途には適さな
い。勿論、このCCD撮像素子でも、垂直CCDレジス
タのパケット数を光電変換素子数(画素数)の2倍にす
れば解像度低下の問題については解決できるが、その場
合、垂直CCDレジスタの取り扱い電荷が極度に減少す
るという新たな問題が生じるため現実的ではない。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、蓄積時間が異なりか
つ蓄積期間が隣接する2つの画像情報を、垂直解像度を
低下させることなく得ることが可能な撮像装置およびそ
の駆動方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による撮像装置
は、複数個の光電変換素子と、これら光電変換素子から
読み出された信号電荷を転送する電荷転送部とを有する
固体撮像素子と、この固体撮像素子の受光面への入射光
を遮光する遮光手段と、光電変換素子での第1の蓄積時
間の開始を固体撮像素子の電子シャッタ動作若しくは遮
光手段の遮光解除動作により決定し、第1の蓄積時間の
終了および第2の蓄積時間の開始を光電変換素子から電
荷転送部への信号電荷の読み出し動作により決定し、第
2の蓄積時間の終了を遮光手段の遮光開始動作により決
定する第1の駆動手段と、第1の蓄積時間に対応する第
1の信号電荷が転送され、電荷転送部の電荷パケットが
空になるまで、第2の蓄積時間に対応する第2の信号電
荷を光電変換素子に蓄積し保持する第2の駆動手段とを
備えた構成となっている。
【0011】また、本発明による撮像装置の駆動方法
は、複数個の光電変換素子と、これら光電変換素子から
読み出された信号電荷を転送する電荷転送部とを有する
固体撮像素子と、この固体撮像素子の受光面への入射光
を遮光する遮光手段とを備えた撮像装置において、光電
変換素子での第1の蓄積時間の開始を固体撮像素子の電
子シャッタ動作若しくは遮光手段の遮光解除動作により
決定し、第1の蓄積時間の終了および第2の蓄積時間の
開始を光電変換素子から電荷転送部への信号電荷の読み
出し動作により決定し、第2の蓄積時間の終了を遮光手
段の遮光開始動作により決定し、第1の蓄積時間に対応
する第1の信号電荷が転送され、電荷転送部の電荷パケ
ットが空になるまで、第2の蓄積時間に対応する第2の
信号電荷を光電変換素子に蓄積し保持するようにする。
【0012】上記構成の撮像装置またはその駆動方法に
おいて、固体撮像素子が集積化された半導体基板に電子
シャッタパルスを与えることで、光電変換素子に蓄積さ
れた信号電荷を当該基板に掃き捨てる電子シャッタ動作
が行われ、また固体撮像素子の読み出しゲートに読み出
しパルスを与えることで、光電変換素子に蓄積された信
号電荷を電荷転送部に読み出す読み出し動作が行われ
る。
【0013】一方、光電変換素子の各々においては、遮
光手段の遮光解除動作、即ちメカニカルシャッタ動作に
よって光信号が固体撮像素子の受光面上に入射した時
点、または電子シャッタ動作による光電変換素子から基
板への信号電荷の掃き捨てが完了した時点から信号電荷
の蓄積動作が開始し、また読み出し動作による光電変換
素子から電荷転送部への信号電荷の読み出しが完了した
時点で信号電荷の蓄積動作が終了するとともに、その時
点から次の信号電荷の蓄積動作が開始する。
【0014】そこで、光電変換素子での第1の蓄積時間
の開始を固体撮像素子の電子シャッタ動作若しくは遮光
手段の遮光解除動作により決定し、第1の蓄積時間の終
了および第2の蓄積時間の開始を光電変換素子から電荷
転送部への信号電荷の読み出し動作により決定すること
で、第1,第2の蓄積期間が隣接する。また、第2の蓄
積時間の終了を遮光手段の遮光開始動作により決定する
ことで、第1,第2の蓄積時間として異なる蓄積時間を
設定する。
【0015】そして、第1の蓄積時間に対応する第1の
信号電荷が転送され、電荷転送部の電荷パケットが空に
なるまで、第2の蓄積時間に対応する第2の信号電荷を
光電変換素子に蓄積し保持することで、第1の蓄積時間
の信号電荷に基づく第1の画像情報と、第2の蓄積時間
の信号電荷に基づく第2の画像情報とを順に固体撮像素
子の出力として導出する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明が適
用される電子スチルカメラの概略を示す構成図である。
【0017】本カメラは、CCD撮像素子11を撮像デ
バイスとして使用し、少なくとも、このCCD撮像素子
11の受光面上に被写体(図示せず)からの入射光を結
像させる結像レンズ12と、CCD撮像素子11への入
射光を遮光する例えばメカニカルシャッタ13と、CC
D撮像素子11を駆動するための各種のタイミングパル
スを発生するタイミングパルス発生回路14とを備えて
いる。
【0018】本カメラはさらに、CCD撮像素子11の
出力信号を電気的に処理し、2つの画像情報を独立に記
録する記録装置15と、この記録装置15に独立に記録
された2つの画像情報を合成処理する画像合成装置16
とを具備し、記憶メディア15に独立に記録された2つ
の画像情報の内の1つの画像情報を出力できるととも
に、画像合成装置16で画像合成された合成画像情報を
出力可能な構成となっている。ここで、記録装置15お
よび画像合成装置16については、カメラと一体でなく
ても良い。
【0019】なお、本例では、CCD撮像素子の受光面
への入射光を遮光する遮光手段として、メカニカルシャ
ッタ13を用いる構成としたが、これに限定されるもの
ではなく、液晶シャッタなどの他の遮光手段であっても
良いことは勿論である。
【0020】CCD撮像素子11は、全画素の信号電荷
を一斉に垂直CCDレジスタに読み出すいわゆる全画素
読み出し方式のCCD撮像素子であり、垂直CCDレジ
スタの電荷パケットの数が光電変換素子の数と等しいか
若しくは上回るものが用いられる。ここに、電荷パケッ
トとは、1つの信号成分に相当する一塊の信号電荷を扱
う単位を言うものとする。図2に、インターライントラ
ンスファ型CCD撮像素子の構成の一例を示す。
【0021】図2において、撮像部21は、マトリクス
状に2次元配置された複数個の光電変換素子であるフォ
トダイオード22と、これらフォトダイオード22の垂
直列毎に配されてフォトダイオード22から読み出しゲ
ート23を介して読み出された信号電荷を垂直転送する
複数本の垂直CCDレジスタ24とから構成されてい
る。なお、本例に係る垂直CCDレジスタ24は、図2
から明らかなように、フォトダイオード22の数にほぼ
対応した数の電荷パケット25を有している。
【0022】複数本の垂直CCDレジスタ24の転送先
側の端部には、その配列方向に沿って水平CCDレジス
タ26が隣接して設けられている。この水平CCDレジ
スタ26は、複数本の垂直CCDレジスタ24からその
ラインシフト動作によって移される1ライン分の信号電
荷を水平転送する。
【0023】水平CCDレジスタ26の転送先側の端部
には、この水平CCDレジスタ26によって順次転送さ
れてきた信号電荷を検出して信号電圧に変換する例えば
フローティング・ディフュージョン・アンプ構成の電荷
検出アンプ27が設けられている。そして、この電荷検
出アンプ27の出力電圧が出力端子28を介してCCD
出力として導出される。
【0024】以上の構成要素が半導体基板(図示せず)
上に集積化されることにより、インターライントランス
ファ型のCCD撮像素子20が構成されている。かかる
構成のCCD撮像素子20は、図1に示すタイミングパ
ルス発生回路14から電子シャッタパルス、読み出しパ
ルス、垂直/水平転送パルス等の各種のタイミングパル
スが与えられることにより、各種の動作を行うようにな
っている。
【0025】すなわち、電子シャッタパルスが半導体基
板に与えられることで、フォトダイオード22に蓄積さ
れた信号電荷を当該基板に掃き捨てる電子シャッタ動作
が行われ、読み出しゲート23に読み出しパルスが与え
られることで、フォトダイオード22に蓄積された信号
電荷を垂直CCDレジスタ24に読み出す読み出し動作
が行われ、垂直CCDレジスタ24/水平CCレジスタ
26に垂直/水平転送パルスが与えられることで、信号
電荷の垂直/水平転送動作が行われる。
【0026】これら各種のタイミングパルスを発生する
タイミングパルス発生回路14は、フォトダイオード2
2での信号電荷の蓄積時間を決定する第1の駆動手段お
よびフォトダイオード22での信号電荷の保持(蓄積)
状態を制御する第2の駆動手段の両機能を持っている。
【0027】フォトダイオード22の各々においては、
図1のメカニカルシャッタ13の遮光解除動作(シャッ
タ動作)によりこのメカニカルシャッタ13を通して光
がCCD撮像素子20の受光面上に入射した時点から、
または電子シャッタ動作によるフォトダイオード22か
ら基板への信号電荷の掃き捨てが完了した時点信号電荷
の蓄積動作が開始し、また読み出し動作によるフォトダ
イオード21から垂直CCDレジスタ24への信号電荷
の読み出しが完了した時点で信号電荷の蓄積動作が終了
するとともに、その時点から次の信号電荷の蓄積動作が
開始する。
【0028】なお、本実施形態では、フォトダイオード
22の数と垂直CCDレジスタ24の電荷パケット25
の数がほぼ等しいCCD撮像素子20を用いた場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、フォ
トダイオード22の数に対して垂直CCDレジスタ24
の電荷パケット25の数が1/2のCCD撮像素子でも
インターライントランスファ型であれば、1フレーム若
しくは1フィールドにフォトダイオード22の1/2を
使用するか、若しくはフォトダイオード22の信号電荷
を2画素加算する構成を採ることにより、本発明は適用
できる。
【0029】次に、上記構成のインターライントランス
ファ型CCD撮像素子20の動作について、図2を用い
て図3を参照しつつ説明する。なお、図3のタイミング
チャートには、CCD撮像素子20の駆動タイミング、
メカニカルシャッタ13の開(ON)/閉(OFF)タ
イミングおよびフォトダイオード22に信号電荷が蓄積
される様子がそれぞれ示されている。
【0030】先ず、時刻t1以前にメカニカルシャッタ
13を開にし、その後時刻t1にて電子シャッタパルス
によってフォトダイオード22に蓄積されていた信号電
荷をリセットする。具体的には、電子シャッタパルスを
基板に印加することにより、フォトダイオード22から
基板へ信号電荷を排出する(掃き捨てる)。このリセッ
ト動作が終了した時点からフォトダイオード22への信
号電荷の蓄積が開始する。
【0031】すなわち、空になったフォトダイオード2
2にメカニカルシャッタ13を通して光信号の入射が開
始することにより、フォトダイオード22にはその光電
変換作用によって信号電荷が時間とともに徐々に蓄積さ
れる。そして、時刻t2で読み出しパルスを読み出しゲ
ート23に印加することにより読み出しゲート23が開
き、フォトダイオード22に蓄積されている信号電荷が
読み出しゲート23を通して垂直CCDレジスタ24へ
読み出される。これにより、フォトダイオード22が空
になる。
【0032】以上の動作により、第1の蓄積時間Aは時
刻t2と時刻t1の時間差によって決まり、この蓄積時
間Aで蓄積された信号電荷は垂直CCDレジスタ24の
各電荷パケット26に蓄積される。
【0033】なお、垂直CCDレジスタ24に読み出さ
れた蓄積時間Aの信号電荷は、時刻t2から時刻t4の
期間に、垂直CCDレジスタ24の垂直電荷転送および
水平CCDレジスタ26の水平電荷転送により、電荷検
出アンプ27を介してCCD撮像素子20より電圧信号
として出力され、時刻t4において、垂直CCDレジス
タ24の電荷パケット26は空になる。
【0034】一方、時刻t2で空になったフォトダイオ
ード22は、メカニカルシャッタ13が開状態にあるこ
とから、新たに信号電荷の蓄積を開始する。この蓄積
は、時刻t3でメカニカルシャッタ13が閉となって光
信号入力を遮断することにより終了する。したがって、
第2の蓄積時間Bは、時刻t3と時刻t2の時間差で決
定される。
【0035】時刻t3から時刻t4の期間は、メカニカ
ルシャッタ13が閉の状態にあり、蓄積時間Bに蓄積さ
れた信号電荷をフォトダイオード22で保持している期
間である。そして、時刻t4にて読み出しパルスを読み
出しゲート23に印加し、フォトダイオード22で保持
された信号電荷を読み出しゲート23を通して垂直CC
Dレジスタ24へ読み出す。
【0036】垂直CCDレジスタ24に読み出された蓄
積時間Bの信号電荷は、時刻t4以降に垂直CCDレジ
スタ24による垂直電荷転送、さらに水平CCDレジス
タ26による水平電荷転送により、電荷検出アンプ27
を介してCCD撮像素子20より電圧信号として出力さ
れる。
【0037】なお、上述した一連の動作において、時刻
t2の直前に垂直CCDレジスタ24を駆動して、垂直
CCDレジスタ24の電荷パケット25に蓄積されてい
た信号電荷、あるいは暗信号電荷やスミア電荷を排出す
るようにしても良い。また、時刻t4の直前に垂直CC
Dレジスタ24のパケットが空になった時点から蓄積時
間Bの信号電荷が垂直CCDレジスタ24へ読み出され
るまでの間に、垂直CCDレジスタ24のパケットに蓄
積された暗信号電荷やスミア電荷を排出するようにして
も良い。
【0038】また、本例では、蓄積時間の長い方の信号
電荷が短い方の信号電荷よりも先に得られる構成として
いるが、その逆、即ち蓄積時間の短い方の信号電荷を長
い方の信号電荷よりも先に得られるようにしても良い。
このように、蓄積時間の短い方を先にすることにより、
時刻t1から時刻t2の期間は全て電気的なタイミング
で決定できるため、高精度な蓄積時間を得ることができ
る利点がある。その結果、個々の蓄積時間に対する誤差
を小さく抑えることができる。
【0039】さらに、上述した動作説明では、時刻t1
での蓄積開始を電子シャッタ動作によって行うとした
が、電子シャッタ動作の代わりにメカニカルシャッタ動
作(即ち、メカニカルシャッタ13の遮光解除動作)に
よって行うようにすることも可能である。ただし、電子
シャッタ動作を用いた方が、蓄積時間の設定に際して良
い精度を得ることができる。
【0040】続いて、上述した一連の動作によりCCD
撮像素子20から出力された蓄積時間A,Bの各信号電
荷に基づく2つの画像情報の扱いについて、図1を用い
て説明する。
【0041】2つの画像情報は、記録装置15にて画像
信号処理が施されて記録メディアに独立に記録される。
このように、2つの画像情報を独立に記録することによ
り、通常の信号処理方法をそのまま使用できるととも
に、パーソナルコンピュータ等にてソフトウェアによる
画像合成処理を施すことによって随時好みの画像情報に
編集することができるという利点がある。
【0042】すなわち、通常の信号処理方法をそのまま
使用できることで、1つの画像情報を扱う通常の電子ス
チルカメラに、本発明の機能を組み込むことにより、通
常の撮像と本発明に係る撮像の両機能を簡易に切り替え
て使用できる電子スチルカメラを実現できることにな
る。
【0043】また、好ましくは、記録装置15に独立に
記録された2つの画像情報を画像合成装置16で画像合
成して1つの画像情報として出力するようにする。この
ように、2つの画像情報を画像合成して1つの画像情報
として出力することにより、本発明の機能に基づく撮像
結果を確認できることになる。この場合にも、後でも本
格的な処理にて合成処理を行うことができることから、
簡易処理で済ませることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
汎用の固体撮像素子とその受光面への入射光を遮光する
遮光手段を使用し、それらの駆動タイミングを適当に設
定することにより、蓄積時間が異なりかつ蓄積期間が隣
接する2つの画像情報を、垂直解像度を低下させること
なく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電子スチルカメラの概略を
示す構成図である。
【図2】インターライントランスファ型CCD撮像素子
の概略構成図である。
【図3】本発明の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図4】従来例の課題を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】 11…CCD撮像素子、13…メカニカルシャッタ、1
4…タイミングパルス発生回路、15…記録装置、16
…画像合成装置、20…インターライントランスファ型
CCD撮像素子、22…フォトダイオード、23…読み
出しゲート、24…垂直CCDレジスタ、25…電荷パ
ケット、26…水平CCDレジスタ、27…電荷検出ア
ンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の光電変換素子と、これら光電変
    換素子から読み出された信号電荷を転送する電荷転送部
    とを有する固体撮像素子と、 前記固体撮像素子の受光面への入射光を遮光する遮光手
    段と、 前記光電変換素子での第1の蓄積時間の開始を前記固体
    撮像素子の電子シャッタ動作若しくは前記遮光手段の遮
    光解除動作により決定し、前記第1の蓄積時間の終了お
    よび第2の蓄積時間の開始を前記光電変換素子から前記
    電荷転送部への信号電荷の読み出し動作により決定し、
    前記第2の蓄積時間の終了を前記遮光手段の遮光開始動
    作により決定する第1の駆動手段と、 前記第1の蓄積時間に対応する第1の信号電荷が転送さ
    れ、前記電荷転送部の電荷パケットが空になるまで、前
    記第2の蓄積時間に対応する第2の信号電荷を前記光電
    変換素子に蓄積し保持する第2の駆動手段とを備えたこ
    とを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撮像装置において、 前記第1の信号電荷に基づく第1の画像情報と前記第2
    の信号電荷に基づく第2の画像情報とを独立に記録する
    記録手段を備えたことを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の撮像装置において、 前記記録手段に記録された第1,第2の画像情報を合成
    する画像合成手段を備えたことを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 複数個の光電変換素子と、これら光電変
    換素子から読み出された信号電荷を転送する電荷転送部
    とを有する固体撮像素子と、前記固体撮像素子の受光面
    への入射光を遮光する遮光手段とを備えた撮像装置にお
    いて、 前記光電変換素子での第1の蓄積時間の開始を前記固体
    撮像素子の電子シャッタ動作若しくは前記遮光手段の遮
    光解除動作により決定し、 前記第1の蓄積時間の終了および第2の蓄積時間の開始
    を前記光電変換素子から前記電荷転送部への信号電荷の
    読み出し動作により決定し、 前記第2の蓄積時間の終了を前記遮光手段の遮光開始動
    作により決定し、 前記第1の蓄積時間に対応する第1の信号電荷が転送さ
    れ、前記電荷転送部の電荷パケットが空になるまで、前
    記第2の蓄積時間に対応する第2の信号電荷を前記光電
    変換素子に蓄積し保持することを特徴とする撮像装置の
    駆動方法。
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