JP2005286470A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 暗電流の発生を抑制して画質を向上させることが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】 低感度撮影モードが設定されているときは第1の読み出しモードで固体撮像素子を駆動し、高感度撮影モードが設定されているときは第2の読み出しモードで固体撮像素子を駆動する。第1の読み出しモードは、図5(a)のように、時刻t1でφV1,φV2の電位をハイレベルVHにすると共に、奇数行のPDの読み出しゲートに読み出しパルスを印加する。これにより、奇数行のPDに対応する2つの垂直転送路22によって1つの電位井戸L1が形成され、ここに信号電荷が読み出されて順次列方向に転送される。第2の読み出しモードは、図5(b)のように、時刻t1でφV1の電位をハイレベルVHにすると共に、奇数行のPDの読み出しゲートに読み出しパルスを印加する。これにより、奇数行のPDの読み出しゲートに対応する1つの垂直転送路22によって1つの電位井戸L2が形成され、ここに信号電荷が読み出されて順次列方向に転送される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、半導体基板上の行方向とこれに直交する列方向に配設された複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子に蓄積された信号電荷を列方向に転送する垂直転送路と、前記垂直転送路によって転送された信号電荷を前記行方向に転送する水平転送路と、前記行方向に転送された信号電荷に応じた信号を出力する出力部とを有する固体撮像素子によって被写体を撮像する撮像装置に関する。
一般に、固体撮像素子では、1つのフォトダイオード(PD)に蓄積することのできる最大の信号電荷量(以下、飽和信号電荷量という)が転送できるように、垂直転送路や水平転送路が設計されている。例えば、図8(a)に示す全画素読み出しのCCDでは、PD81から読み出した信号電荷を、PD81に対応する3つの垂直転送路のうち一番上の垂直転送路82に形成された電位井戸に読み出して転送を行う。このため、垂直転送路82に形成された電位井戸に溜めることのできる信号電荷量(以下、容量という)は、PD81の飽和信号電荷量と同等かそれ以上に設計されている。又、図8(b)に示すインターレース駆動のCCDでは、PD83から読み出した信号電荷を、PD83に対応する2つの垂直転送路84,85に形成された2つの電位井戸を結合した電位井戸に読み出して転送を行う。このため、2つの垂直転送路84,85の各々によって形成される電位井戸の容量の合計は、PD83の飽和信号電荷量と同等かそれ以上に設計されている。又、図8(c)に示すハニカム型のCCDでは、PD86から読み出した信号電荷を、PD86に対応する4つの垂直転送路のうち、下の2つの垂直転送路87,88によって形成される2つの電位井戸を結合した電位井戸に読み出して転送を行う。このため、2つの垂直転送路87,88の各々によって形成される電位井戸の容量の合計は、PD86の飽和信号電荷量と同等かそれ以上に設計されている。
従来、暗電流を抑制する手法として、特許文献1及び2記載のものが知られている。
特開平8−279608号公報 特開平9−163234号公報
図8に示すような固体撮像素子では、各PDに飽和信号電荷量の信号電荷を蓄積することができる程度の露光時間で撮像を行った場合、各PDに対応して形成される電位井戸の容量をフルに活用することができる。一方で、露光時間を例えば半分にした場合、各PDには最大で飽和信号電荷量の半分の信号電荷しか蓄積されなくなるため、各PDに対応して形成される電位井戸の容量に余裕が生じる。
垂直転送路における暗電流は、垂直転送路における電位が不安定な状態で発生しやすい。特に、固体撮像素子に入射する光が少なくなり、PDに蓄積される信号電荷が少なくなる場合(例えば、低ISO感度撮影時や暗部撮影時)には、暗電流によるノイズが目立ってしまい画質が大きく劣化してしまう。上記のように、固体撮像素子に入射する光が少なくなる場合には、各PDに対応して形成される電位井戸の容量に余裕が生じるため、このことを考慮して固体撮像素子を駆動することが暗電流の抑制に繋がる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、暗電流の発生を抑制して画質を向上させることが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、半導体基板上の行方向とこれに直交する列方向に配設された複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子に蓄積された信号電荷を列方向に転送する垂直転送路と、前記垂直転送路からの信号電荷を前記行方向に転送する水平転送路と、前記水平転送路からの信号電荷に応じた信号を出力する出力部とを有する固体撮像素子によって被写体を撮像する撮像装置であって、前記複数の光電変換素子の各々に対応させて前記垂直転送路に電位井戸を形成し、前記複数の光電変換素子の各々に蓄積された信号電荷を前記電位井戸に読み出し、前記信号電荷を読み出した電位井戸を順次前記列方向に移動させる駆動制御を行う駆動制御手段を備え、前記駆動制御手段は、撮像条件に基づく前記固体撮像素子への入射光量に応じて、前記電位井戸の容量を変更する。
この構成により、撮像条件に基づく固体撮像素子への入射光量に応じて、電位井戸の容量を変更することができる。例えば、固体撮像素子への入射光量が少なくなる場合には、光電変換素子に蓄積される信号電荷量が少なくなるため、電位井戸の容量を小さくすることが可能となり、暗電流の発生を抑えることができ、画質を向上させることができる。
又、本発明の撮像装置は、前記駆動制御手段が、前記電位井戸の前記列方向の幅及び前記電位井戸の深さの少なくとも一方を制御して前記電位井戸の容量を変更する。
この構成により、例えば、電位井戸の列方向の幅を相対的に狭くすることで暗電流の発生を抑制することができ、画質を向上させることができる。又、電位井戸の深さを浅くすることで電位井戸の電位を安定状態に近づかせることができ、暗電流の発生を抑えることができる。又、電位井戸の幅を狭くした上で、その電位井戸の深さを浅くすることで暗電流の発生をより抑えることができる。
又、本発明の撮像装置は、前記駆動制御手段が、前記固体撮像素子への入射光量が相対的に多くなる場合に前記電位井戸の容量を相対的に大きくなるように制御し、前記固体撮像素子への入射光量が相対的に少なくなる場合に前記電位井戸の容量を相対的に小さくなるように制御する。
又、本発明の撮像装置は、前記固体撮像素子が、前記複数の光電変換素子の各々の飽和信号電荷量を越えた信号電荷を前記半導体基板に排出するオーバーフロードレインを含み、前記駆動制御手段により前記電位井戸の容量が相対的に小さくなるように制御される場合、撮像準備時に前記出力部から得られる信号に基づいて、前記相対的に小さい電位井戸の容量より多くの信号電荷を蓄積する光電変換素子があるか否かを判定する判定手段を備え、前記駆動制御手段は、前記相対的に小さい電位井戸の容量より多くの信号電荷を蓄積する光電変換素子があると判定された場合、前記複数の光電変換素子の各々に蓄積される信号電荷が前記相対的に小さい電位井戸の容量を越えないように前記オーバーフロードレインの電位を制御する。
この構成により、電位井戸の容量を小さくした場合におけるブルーミングの発生を抑制することができる。
本発明によれば、暗電流の発生を抑制して画質を向上させることが可能な撮像装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラの概略構成を示す図である。
図1のデジタルカメラは、撮像部1と、アナログ信号処理部2と、A/D変換部3と、駆動部4と、ストロボ5と、デジタル信号処理部6と、圧縮/伸張処理部7と、表示部8と、システム制御部9と、内部メモリ10と、メディアインタフェース11と、記録メディア12と、操作部13とを備える。デジタル信号処理部6、圧縮/伸張処理部7、表示部8、システム制御部9、内部メモリ10、及びメディアインタフェース11は、システムバス14に接続されている。
撮像部1は、撮影レンズ等の光学系及び後述する固体撮像素子20によって被写体の撮影を行うものであり、アナログの撮像信号を出力する。撮像部1には、固体撮像素子20への光の入射の遮断制御を行うメカニカルシャッタも含まれている。アナログ信号処理部2は、撮像部1で得られた撮像信号に所定のアナログ信号処理を施す。A/D変換部3は、アナログ信号処理部2で処理後のアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換部3の出力は、いわゆるRAW画像データとしてデジタル信号処理部6に送られる。RAW画像データは、撮像部1からの撮像信号の形式のままデジタル化したデジタル画像データである。
撮影に際しては、駆動部4を介して光学系、メカニカルシャッタ、及び固体撮像素子20の制御が行われる。固体撮像素子20は、操作部13の一部である2段レリーズボタン(図示せず)の操作による2段レリーズスイッチ(図示せず)のS2オンを契機として、所定のタイミングで、駆動部4に含まれるタイミングジェネレータ(図1ではTGと記載)からの駆動信号によって駆動される。駆動部4は、システム制御部9によって所定の駆動信号を出力する。
デジタル信号処理部6は、A/D変換部3からのデジタル画像データに対して、操作部13によって設定された動作モードに応じたデジタル信号処理を行う。デジタル信号処理部6が行う処理には、黒レベル補正処理(OB処理)、リニアマトリクス補正処理、ホワイトバランス調整処理、ガンマ補正処理、画像合成処理、同時化処理、及びY/C変換処理等が含まれる。デジタル信号処理部6は、例えばDSPで構成される。
圧縮/伸張処理部7は、デジタル信号処理部6で得られたY/Cデータに対して圧縮処理を施すとともに、記録メディア12から得られた圧縮画像データに対して伸張処理を施す。
表示部8は、例えばLCD表示装置を含んで構成され、撮影されてデジタル信号処理を経た画像データに基づく画像を表示する。記録メディア12に記録された圧縮画像データを伸張処理して得た画像データに基づく画像の表示も行う。また、撮影時のスルー画像、デジタルカメラの各種状態、操作に関する情報の表示等も可能である。
内部メモリ10は、例えばDRAMであり、デジタル信号処理部6やシステム制御部9のワークメモリとして利用される他、記録メディアに12に記録される撮影画像データを一時的に記憶するバッファメモリや表示部8への表示画像データのバッファメモリとしても利用される。メディアインタフェース11は、メモリカード等の記録メディア12との間のデータの入出力を行うものである。
システム制御部9は、所定のプログラムによって動作するプロセッサを主体に構成され、撮影動作を含むデジタルカメラ全体の制御を行う。
操作部13は、デジタルカメラ使用時の各種操作を行うものであり、レリーズボタンもこれに含まれる。
図1に示すデジタルカメラは、撮影感度の設定が変更可能となっている。例えばフィルム感度でいえば、ISO感度100に相当する感度で撮影を行う低感度撮影モードと、ISO感度200、400、800に相当する感度で撮影を行う高感度撮影モードとを切換設定可能となっている。図1に示すデジタルカメラでは、例えば、露光時間等の撮像条件を変えることでISO感度を変えており、ISO感度が低いほど露光時間を長く設定し、ISO感度が高いほど露光時間を短く設定している。
図2は、本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラに搭載される固体撮像素子の概略構成を示す図である。
図2に示すように、固体撮像素子20は、半導体基板上の行方向(図2のX方向)とこれに直交する列方向(図2のY方向)にマトリクス状に配列された複数の光電変換素子(例えば、フォトダイオード(PD))21と、これらPD21から列毎に読み出された信号電荷をY方向に転送するY方向に延在する垂直転送路(V−CCD)22と、V−CCD22の出力に接続され、V−CCD22から移された信号電荷を各々X方向に転送する水平転送路(H−CCD)23と、H−CCD23の出力に接続され、転送されてきた信号電荷に応じた電圧信号を出力する出力部24とを備える。
V−CCD22は、垂直転送クロックφV1〜φV4によって四相駆動されるようになっている。H−CCD23は、水平転送クロックφH1,φH2により二相駆動されるようになっている。
出力部24は、例えばフローティングディフュージョンアンプからなるが、フローティングディフュージョン構造ではなく、フローティングゲート構造等であってもよい。
固体撮像素子20では、垂直転送クロックφV1〜φV4および水平転送クロックφH1,φH2の発生タイミングの制御により、後述する第1の読み出しモードと、第2の読み出しモードとに対応できるようになっている。上記垂直転送クロックφV1〜φV4および水平転送クロックφH1,φH2の発生タイミングの制御は、図1に示す駆動部4がシステム制御部9の指示に応じて行う。
図3は、図2に示す固体撮像素子20の破線で囲った領域25の拡大図である。
固体撮像素子20のPD21には、2つの垂直転送路22(垂直転送電極)が対応しており、列方向に隣接する2つのPD21に対応する4つの垂直転送路22に、それぞれ垂直転送クロックφV1〜φV4が印加されるようになっている。奇数行のPD21の読み出しゲートは、垂直転送クロックφV1が印加される垂直転送路22に対応する位置に設けられる。偶数行のPD21の読み出しゲートは、垂直転送クロックφV3が印加される垂直転送路22に対応する位置に設けられる。尚、各PD21の飽和信号電荷量は、1つの垂直転送路22によって形成される電位井戸のうち、容量の最も大きい電位井戸に溜めることのできる信号電荷量の2倍となるように設計されている。飽和信号電荷量は、PD21の大きさによって決まる値である。
又、各PD21には、オーバーフロードレインが設けられている。このオーバーフロードレインの電位レベルは、各PD21に飽和信号電荷量を越える信号電荷が発生した場合に、その信号電荷を半導体基板上に掃き出すことができる値(以下、この値をデフォルト値とする)になっている。オーバーフロードレインの電位レベルは、必要に応じて、駆動部4からのOFDパルスにより制御される。
図4は、固体撮像素子20の光電変換特性を示す図である。
図4に示すように、ISO感度100のときに固体撮像素子20に入射する入射光量は符号Aの範囲で示す量となり、ISO感度200のときに固体撮像素子20に入射する入射光量はAの半分の符号Bの範囲で示す量となり、ISO感度400のときに固体撮像素子20に入射する入射光量はAの1/4の符号Cの範囲で示す量となり、ISO感度800のときに固体撮像素子20に入射する入射光量はAの1/8の符号Dの範囲で示す量となる。ISO感度が高くなるにつれて入射光量が減少するため、各PD21に蓄積される信号電荷量もISO感度が高くなるにつれて減少し、それに応じて出力電圧も減少する。
以下、固体撮像素子20の駆動方法について説明する。
図5は、固体撮像素子20駆動時の垂直転送路22のポテンシャル図である。本実施形態では、固体撮像素子20の駆動方法の一例として奇数行と偶数行とに分けて信号電荷の読み出しを行うインターレース駆動を行うが、低感度撮影モードで撮影が行われたときは、図5(a)に示す第1の読み出しモードで固体撮像素子20を駆動し、高感度撮影モードで撮影が行われたときは、図5(b)に示す第2の読み出しモードで固体撮像素子20を駆動する。
図5(a)に示す第1の読み出しモードの動作
デジタルカメラにおける露光時間は、通常は、電子シャッタ開のタイミング(このときメカニカルシャッタは開状態)から、メカニカルシッャタ閉までの間である。図5(a)に示すインターレース読み出しでは、露光により、固体撮像素子20の各PD21に信号電荷が蓄積される。この信号電荷の蓄積後、直ぐに信号電荷を読み出すのではなく、その前に、掃き出しパルスで垂直転送路22を高速駆動する。これにより、垂直転送路22に残っている電荷やノイズ電荷が掃き出され、垂直転送路22が綺麗にされる。掃き出し期間の終了後、時刻t1でφV1,φV2の電位をハイレベルVHにすると共に、奇数行のPD21の読み出しゲートに読み出しパルスを印加する。これにより、奇数行のPD21に対応する2つの垂直転送路22に電位井戸L1が形成され、その電位井戸L1に信号電荷が読み出される。次に、時刻t2でφV3の電位をハイレベルVHにし、時刻t3でφV1の電位をローレベルVLにすることで、信号電荷を蓄積した電位井戸L1が列方向に転送される。偶数行のPD21に蓄積された信号電荷も同様に、奇数行のPD21に蓄積された信号電荷の転送後に掃き出し期間が設けられ、この掃き出し期間の終了後、偶数行のPD21に対応する2つの垂直転送路22に電位井戸L1が形成され、その電位井戸L1に信号電荷が読み出されて順次転送される。
図5(b)に示す第2の読み出しモードの動作
図5(b)に示すインターレース読み出しでは、掃き出し期間の終了後、時刻t1でφV1の電位をハイレベルVHにすると共に、奇数行のPD21の読み出しゲートに読み出しパルスを印加する。これにより、奇数行のPD21の読み出しゲートに対応する1つの垂直転送路22に電位井戸L2が形成され、その電位井戸L2に信号電荷が読み出される。次に、時刻t2でφV2の電位をハイレベルVHにし、時刻t3でφV1の電位をローレベルVLにすることで、信号電荷が蓄積された電位井戸L2が列方向に転送される。偶数行のPD21に蓄積された信号電荷も同様に、奇数行のPD21に蓄積された信号電荷の転送後に掃き出し期間が設けられ、この掃き出し期間の終了後、偶数行のPD21の読み出しゲートに対応する1つの垂直転送路22に電位井戸L2が形成され、その電位井戸L2に信号電荷が読み出されて順次転送される。
図5(a)の第1の読み出しモードでは、電位井戸L2の2倍の容量を持つ電位井戸L1にPD21の信号電荷を読み出すため、PD21の飽和信号電荷量の信号電荷を全て読み出して転送することができる。低感度撮影モードで撮影が行われた場合には、PD21に蓄積される信号電荷量が飽和信号電荷量に到達することもあり得るため、低感度撮影モード時には第1の読み出しモードで固体撮像素子20を駆動することが有効である。
一方、図5(b)の第2の読み出しモードでは、電位井戸L1の1/2の容量を持つ電位井戸L2にPD21の信号電荷を読み出すため、PD21の飽和信号電荷量の半分の信号電荷しか読み出すことができない。ところが、高感度撮影モードで撮影が行われた場合には、PD21に蓄積される信号電荷は、図4に示したように飽和信号電荷量の半分以下となる。このため、図5(b)のように、1つの垂直転送路22に形成される電位井戸L2で信号電荷の読み出し及び転送を充分に行うことが可能である。又、垂直転送路22における暗電流は、電位井戸が形成された状態で発生しやすくなるが、図5(b)の場合では、垂直転送路22に形成される電位井戸の大きさの占める割合が図5(a)の場合よりも少なくなるため、図5(a)の場合より暗電流の発生を抑えることができる。逆に、図5(a)の場合では、暗電流が発生しやすくなってしまうが、低感度撮影モード時は信号電荷量が多くなるため、暗電流が発生してもSN比は大きく劣化しない。一方、高感度撮影モード時は信号電荷量が少なくなるため、暗電流が発生するとSN比が大きく劣化してしまう。そこで、このSN比の劣化を防ぐために、高感度撮影モード時には第2の読み出しモードで固体撮像素子20を駆動することが有効である。
以下、図1に示すデジタルカメラの撮影時の動作について説明する。
図6は、図1に示すデジタルカメラの動作手順を示すフローチャートである。
ユーザがレリーズボタンを半押しすると、2段スイッチのS1がオンとなる(ステップS1)。スイッチS1がオンされると、システム制御部9は撮像部1を制御して仮撮像を行い、仮撮像により得られた画像データに基づいて測光と測距を行い(ステップS2)、設定されている撮影感度が一定値よりも高いか否かを判定する(ステップS3)。
設定されている撮影感度が一定値よりも低い、即ち、撮影感度がISO感度100であった場合(ステップS3:NO)、システム制御部9は、図5(a)に示す第1の読み出しモードを選択する(ステップS7)。一方、設定されている撮影感度が一定値よりも高い、即ち、撮影感度がISO感度200、ISO感度400、及びISO感度800のいずれかであった場合(ステップS3:YES)、システム制御部9は、図5(b)に示す第2の読み出しモードを選択する(ステップS4)。
図5(b)に示す第2の読み出しモードを選択後、システム制御部9は、電位井戸L2の容量より多くの信号電荷を蓄積するPD21があるか否かをステップS2で測定した明るさに基づいて判定する。測定した明るさが所定値を越えており、電位井戸L2の容量より多くの信号電荷を蓄積するPD21があると判定した場合(ステップS5:YES)、システム制御部9は、各PD21に蓄積される信号電荷が電位井戸L2の容量を越えないようにOFDバイアスを制御する。具体的には、オーバーフロードレインの電位レベルを、デフォルト値よりも所定量上昇させる(ステップS6)。これにより、各PD21には、電位井戸L2の容量以上の信号電荷が蓄積されなくなる。このため、電位井戸L2に信号電荷を読み出した際に、その信号電荷が電位井戸L2から溢れ出てしまうのを防ぐことができ、ブルーミングの発生を抑えることができる。
システム制御部9は、測定した明るさが所定値を超えておらず、電位井戸L2の容量より多くの信号電荷を蓄積するPD21がないと判定した場合(ステップS5:NO)、オーバーフロードレインの電位レベルをデフォルト値のままとする。又、システム制御部9は、ステップS7で第1の読み出しモードを選択した場合は、オーバーフロードレインの電位レベルをデフォルト値のままとする。尚、ステップS5及びS6の処理は省略しても良い。
ステップS8では、システム制御部9が、2段レリーズボタンが全押しされるのを待機し、全押しされると2段スイッチのS2がオンとなり、本撮像処理を実行する(ステップS9)。本撮像処理では、設定されているISO感度に応じた露光時間でメカニカルシャッタの開閉が行われ、測距値に応じた合焦位置に撮影レンズの繰り出しが行われ、被写体にピントのあった状態での信号電荷が固体撮像素子20の各PD21に蓄積される。
本撮像処理後、システム制御部9は、ステップS4又はS7で選択した読み出しモードで固体撮像素子20を駆動し(ステップS10)、信号電荷に応じた電圧信号を固体撮像素子20から得る。電圧信号を取得した後は、取得した電圧信号をデジタル変換して内部メモリ10に格納し、デジタル信号処理部6にて各種画像処理を施した後(ステップS11)、画像処理後のY/Cデータを記録メディア12に記憶して処理を終了する。
尚、上記では、ISO感度200設定時における電位井戸L2の容量と、ISO感度400設定時における電位井戸L2の容量とは同じとなっているが、図4に示したように、ISO感度が高くなればなる程、各PD21に蓄積される信号電荷量は少なくなるため、実際には、ISO感度400設定時における電位井戸L2の容量は、ISO感度200設定時における電位井戸L2の容量の半分あれば十分である。同様に、ISO感度800設定時における電位井戸L2の容量は、ISO感度200設定時における電位井戸L2の容量の1/4あれば十分である。
そこで、本実施形態では、システム制御部9が、図6のステップS10で固体撮像素子20を第2の読み出しモードで駆動する際に、電位井戸L2の深さを制御して、電位井戸L2の容量をISO感度に応じて可変制御しても良い。
例えば、図7(a)に示すように、ISO感度200に設定されているときは、各PD21の読み出しゲートに対応する垂直転送路22に形成される電位井戸L2の底の電位はVHとなっているが、ISO感度400やISO感度800に設定されているときは、この電位VHを、図7(b)に示すようにVLとVHとの間のミディアムレベルの電位VMにする。電位井戸L2の底の電位がVMになることで、電位井戸L2の容量が小さくなるが、信号電荷量はISO感度200に設定されているときよりも少なくなっているため支障はない。又、電位井戸L2の底の電位がVLに近づくほど電位は安定するため、これにより、暗電流の発生をより抑えることができる。尚、ISO感度800に設定されているときの電位井戸L2の底の電位VMは、ISO感度400に設定されているときの電位井戸L2の底の電位VMと同じか、又はそれよりも低くすることが好ましい。
この場合、デジタルカメラでは、ISO感度400,800のそれぞれに応じて、電位井戸L2の底の電位VMを予め決めておき、図6のステップS4とステップS5との間において、システム制御部9が、設定されている撮影感度に応じた電位VMを選択する。そして、ステップS5の判定で、上記選択した電位VMによって決まる電位井戸L2の容量より多くの信号電荷を蓄積するPD21があるか否かを判定し、選択した電位VMによって決まる電位井戸L2の容量より多くの信号電荷を蓄積するPD21があると判定した場合には、各PD21に蓄積される信号電荷が、選択した電位VMによって決まる電位井戸L2の容量を越えないようにOFDバイアスを制御する。更に、ステップS10で、上記選択した電位VMに基づいて垂直転送パルスφV1〜φV4の電位の制御を行う。
又、上記では、低感度撮影モードが設定されているときに第1の読み出しモードで固体撮像素子20を駆動し、高感度撮影モードが設定されているときに第2の読み出しモードで固体撮像素子20を駆動しているが、低感度撮影モードが設定されているときに第1の読み出しモードで固体撮像素子20を駆動し、高感度撮影モードが設定されているときも、第2の読み出しモードの代わりに第1の読み出しモードで固体撮像素子20を駆動するようにしても良い。但し、高感度撮影モードが設定されているときには、電位井戸L1の底の電位をVHからVMに変更する制御を行う。このようにすることでも、暗電流の発生を抑制することができ、画質を向上させることが可能である。この場合の電位井戸L1の底の電位VMは、電位井戸L1の容量が、ISO感度200,400,800のいずれかが設定されたときの各PD21に蓄積される信号電荷量の最大値と同じになるように設定しておく。そして、システム制御部9が、設定されているISO感度に応じたVMを選択すれば良い。
又、この場合のデジタルカメラの動作は、図6に示すフローにおいて、ステップS4でシステム制御部9が第1の読み出しモードを選択し、その後、設定されているISO感度に応じた電位VMを選択する。そして、ステップS5で、選択した電位VMによって決まる電位井戸L1の容量より多くの信号電荷を蓄積するPD21があるか否かを判定し、選択した電位VMによって決まる電位井戸L1の容量より多くの信号電荷を蓄積するPD21がある判定した場合には、各PD21に蓄積される信号電荷が、選択した電位VMによって決まる電位井戸L1の容量を越えないようにOFDバイアスを制御する。更に、ステップS10で、上記選択した電位VMに基づいて垂直転送パルスφV1〜φV4の電位の制御を行う。
又、上記では、図2に示した固体撮像素子20を例にして説明したが、本出願人等が先に提案した例えば特開平10―136391号公報に記載される固体撮像素子、即ち、各行に配置したPDを垂直方向に隣接する行のPDに対して1/2ピッチづつずらしたハニカム画素配置と呼ばれる固体撮像素子にも本発明は適用可能である。
又、上記では、ISO感度に応じて駆動方法を切り替えているが、この他に、本撮像前に被写体の明るさを測定しておき、この明るさに応じて駆動方法を切り替えても良い。例えば、暗部撮影時には、固体撮像素子20への入射光量が相対的に少なくなるため第2の読み出しモードで駆動し、明るいところでの撮像時には、固体撮像素子20への入射光量が相対的に多くなるため第1の読み出しモードで駆動するといったことも可能である。
本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラの概略構成を示す図 本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラに搭載される固体撮像素子の概略構成を示す図 図2に示す固体撮像素子の破線で囲った領域の拡大図 本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラに搭載される固体撮像素子の光電変換特性を示す図 本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラに搭載される固体撮像素子駆動時の垂直転送路のポテンシャル図 本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラの動作フローを示す図 本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラに搭載される固体撮像素子のPDとVCCDのポテンシャル図 従来の固体撮像素子を説明するための図
符号の説明
1 撮像部
2 アナログ信号処理部
3 A/D変換部
4 駆動部
5 ストロボ
6 デジタル信号処理部
7 圧縮/伸張処理部
8 表示部
9 システム制御部
10 内部メモリ
11 メディアインタフェース
12 記録メディア
13 操作部
14 システムバス

Claims (4)

  1. 半導体基板上の行方向とこれに直交する列方向に配設された複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子に蓄積された信号電荷を列方向に転送する垂直転送路と、前記垂直転送路からの信号電荷を前記行方向に転送する水平転送路と、前記水平転送路からの信号電荷に応じた信号を出力する出力部とを有する固体撮像素子によって被写体を撮像する撮像装置であって、
    前記複数の光電変換素子の各々に対応させて前記垂直転送路に電位井戸を形成し、前記複数の光電変換素子の各々に蓄積された信号電荷を前記電位井戸に読み出し、前記信号電荷を読み出した電位井戸を順次前記列方向に移動させる駆動制御を行う駆動制御手段を備え、
    前記駆動制御手段は、撮像条件に基づく前記固体撮像素子への入射光量に応じて、前記電位井戸の容量を変更する撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記駆動制御手段は、前記電位井戸の前記列方向の幅及び前記電位井戸の深さの少なくとも一方を制御して前記電位井戸の容量を変更する撮像装置。
  3. 請求項1又は2記載の撮像装置であって、
    前記駆動制御手段は、前記固体撮像素子への入射光量が相対的に多くなる場合に前記電位井戸の容量を相対的に大きくなるように制御し、前記固体撮像素子への入射光量が相対的に少なくなる場合に前記電位井戸の容量を相対的に小さくなるように制御する撮像装置。
  4. 請求項3記載の撮像装置であって、
    前記固体撮像素子は、前記複数の光電変換素子の各々の飽和信号電荷量を越えた信号電荷を前記半導体基板に排出するオーバーフロードレインを含み、
    前記駆動制御手段により前記電位井戸の容量が相対的に小さくなるように制御される場合、撮像準備時に前記出力部から得られる信号に基づいて、前記相対的に小さい電位井戸の容量より多くの信号電荷を蓄積する光電変換素子があるか否かを判定する判定手段を備え、
    前記駆動制御手段は、前記相対的に小さい電位井戸の容量より多くの信号電荷を蓄積する光電変換素子があると判定された場合、前記複数の光電変換素子の各々に蓄積される信号電荷が前記相対的に小さい電位井戸の容量を越えないように前記オーバーフロードレインの電位を制御する撮像装置。
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