JP2005303708A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 低感度撮影モードであっても、垂直転送路を大きくすること無く画質を向上させる。
【解決手段】 半導体基板上の行方向とこれに直交する列方向に配設された複数のPDに蓄積された信号電荷を、列方向に延在する垂直転送路に読み出し、当該信号電荷を垂直転送路に沿って列方向に転送する固体撮像素子を有するデジタルカメラであって、相対的に低感度で撮影を行う低感度撮影モードと、相対的に高感度で撮影を行う高感度撮影モードとを有し、固体撮像素子に入射する光の遮断制御を行うメカニカルシャッタと、低感度撮影モード時、メカニカルシャッタが光を遮断している期間に、複数のPDの各々からの信号電荷の読み出し及び転送を2回にわけて行う駆動部4とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体基板上の行方向とこれに直交する列方向に配設された複数の光電変換素子に蓄積された電荷を、前記列方向に延在する垂直転送路に読み出し、当該電荷を前記垂直転送路に沿って前記列方向に転送する固体撮像素子を有するデジタルカメラに関する。
CCD型の固体撮像素子を搭載したデジタルカメラには、撮影感度の設定を変更できるものがある。例えばフィルム感度でいえば、ISO感度100〜400に相当する低感度で撮影する低感度撮影モードと、ISO感度800以上に相当する高感度で撮影する高感度撮影モードとを切換設定可能なデジタルカメラがある。この低感度撮影モードで撮影した場合、例えば露光時間が長いため各光電変換素子に蓄積される電荷量は多くなり、高感度撮影モードで撮影した場合は、例えば露光時間が短くなるため各光電変換素子に蓄積される電荷量は少なくなる。
光電変換素子に蓄積された電荷は、各光電変換素子から垂直転送路に読み出され、垂直転送路を転送されることになる。露光期間が終了した後の電荷量は、熱拡散などによって時間経過と共に指数関数的に減少する。このため、固体撮像素子から電荷を直ぐに読み出さないと、撮像画像の画質が劣化してしまうことになる。高感度撮影モードで撮影が行われた場合、各光電変換素子に蓄積された電荷量は少ないため、露光期間終了から電荷を読み出すまでの間に減少する電子数の割合は少ない。ところが、低感度撮影モードで撮影が行われた場合、各光電変換素子に蓄積された電荷量は多いため、露光期間終了から電荷を読み出すまでの間に減少する電子数の割合は多い。この結果、低感度撮影モードで撮影して得られる画像の画質が劣化してしまうという問題がある。
この問題を解決するために、低感度撮影モード時には各光電変換素子からの電荷を同時に読み出す全画素読み出しを行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
又、全画素読み出しと、インターレース読み出しとを行うデジタルカメラが特許文献2に開示されている。
特開2003−284087号公報 特開平11−346331号公報
上記特許文献1記載の技術は、蓄積信号電荷量の多くなる低感度撮影モード時に全画素読み出しを行うため、低感度撮影モードに備えて垂直転送路を大きくしておかなければならず、その分、各光電変換素子を小さくしなければならない。しかしながら、光電変換素子が小さくなると、固体撮像素子から得られる画像の画質が落ちてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、光電変換素子に蓄積される信号電荷量が多くなる低感度撮影モード時であっても、垂直転送路を大きくすることなく画質を向上させることが可能なデジタルカメラを提供することを目的とする。
本発明のデジタルカメラは、半導体基板上の行方向とこれに直交する列方向に配設された複数の光電変換素子に蓄積された信号電荷を、前記列方向に延在する垂直転送路に読み出し、当該電荷を前記垂直転送路に沿って前記列方向に転送する固体撮像素子を有するデジタルカメラであって、相対的に低感度で撮影を行う低感度撮影モードと、相対的に高感度で撮影を行う高感度撮影モードとを有し、前記固体撮像素子に入射する光の遮断制御を行うメカニカルシャッタと、前記低感度撮影モード時、前記メカニカルシャッタが前記光を遮断している期間に、前記複数の光電変換素子の各々からの前記信号電荷の読み出し及び転送を2回にわけて行う固体撮像素子駆動手段とを備える。
この構成により、光電変換素子に蓄積される信号電荷量が多い低感度撮影モード時でも、複数の光電変換素子の各々からの信号電荷の読み出し及び転送を2回にわけて行うため、垂直転送路を大きくすることなく画質を向上させることができる。
又、本発明のデジタルカメラは、前記固体撮像素子駆動手段が、前記2回の読み出しのうち、1回目に前記信号電荷を読み出すための印加電圧の印加時間を、2回目に前記信号電荷を読み出すための印加電圧の印加時間よりも短くする。
この構成により、1回目の読み出しで少なくとも信号電荷量の多い光電変換素子の各々から一部の信号電荷を読み出して転送しておき、2回目の読み出しで信号電荷量の少ない光電変換素子を含む全ての光電変換素子の各々から全ての信号電荷を読み出して転送することができる。
又、本発明のデジタルカメラは、前記固体撮像素子駆動手段が、前記2回の読み出しのうち、1回目に前記信号電荷を読み出すための印加電圧を、2回目に前記信号電荷を読み出すための印加電圧よりも低くする。
この構成により、1回目の読み出しで少なくとも信号電荷量の多い光電変換素子の各々から一部の信号電荷を読み出して転送しておき、2回目の読み出しで信号電荷量の少ない光電変換素子を含む全ての光電変換素子の各々から全ての信号電荷を読み出して転送することができる。
又、本発明のデジタルカメラは、前記2回の読み出しのうち1回目に前記複数の光電変換素子の各々から読み出されて転送された信号電荷に応じた信号と、前記2回の読み出しのうち2回目に前記複数の光電変換素子の各々から読み出されて転送された信号電荷に応じた信号とを加算する信号加算手段を備える。
この構成により、低感度撮影モードで撮影して得られるべき画像データを得ることができる。
本発明によれば、光電変換素子に蓄積される信号電荷量が多くなる低感度撮影モード時であっても、垂直転送路を大きくすることなく画質を向上させることが可能なデジタルカメラを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラの概略構成を示す図である。
図1のデジタルカメラは、撮像部1と、アナログ信号処理部2と、A/D変換部3と、駆動部4と、ストロボ5と、デジタル信号処理部6と、圧縮/伸張処理部7と、表示部8と、システム制御部9と、内部メモリ10と、メディアインタフェース11と、記録メディア12と、操作部13とを備える。デジタル信号処理部6、圧縮/伸張処理部7、表示部8、システム制御部9、内部メモリ10、及びメディアインタフェース11は、システムバス14に接続されている。
撮像部1は、撮影レンズ等の光学系及び後述する固体撮像素子20によって被写体の撮影を行うものであり、アナログの撮像信号を出力する。撮像部1には、固体撮像素子20への光の入射の遮断制御を行うメカニカルシャッタも含まれている。アナログ信号処理部2は、撮像部1で得られた撮像信号に所定のアナログ信号処理を施す。A/D変換部3は、アナログ信号処理部2で処理後のアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換部3の出力は、いわゆるRAW画像データとしてデジタル信号処理部6に送られる。RAW画像データは、撮像部1からの撮像信号の形式のままデジタル化したデジタル画像データである。
撮影に際しては、駆動部4を介して光学系、メカニカルシャッタ、及び固体撮像素子20の制御が行われる。固体撮像素子20は、操作部13の一部である2段レリーズボタン(図示せず)の操作による2段レリーズスイッチ(図示せず)のS2オンを契機として、所定のタイミングで、駆動部4に含まれるタイミングジェネレータ(図1ではTGと記載)からの駆動信号によって駆動される。駆動部4は、システム制御部9によって所定の駆動信号を出力する。
デジタル信号処理部6は、A/D変換部3からのデジタル画像データに対して、操作部13によって設定された動作モードに応じたデジタル信号処理を行う。デジタル信号処理部6が行う処理には、黒レベル補正処理(OB処理)、リニアマトリクス補正処理、ホワイトバランス調整処理、ガンマ補正処理、画像合成処理、同時化処理、及びY/C変換処理等が含まれる。デジタル信号処理部6は、例えばDSPで構成される。
圧縮/伸張処理部7は、デジタル信号処理部6で得られたY/Cデータに対して圧縮処理を施すとともに、記録メディア12から得られた圧縮画像データに対して伸張処理を施す。
表示部8は、例えばLCD表示装置を含んで構成され、撮影されてデジタル信号処理を経た画像データに基づく画像を表示する。記録メディア12に記録された圧縮画像データを伸張処理して得た画像データに基づく画像の表示も行う。また、撮影時のスルー画像、デジタルカメラの各種状態、操作に関する情報の表示等も可能である。
内部メモリ10は、例えばDRAMであり、デジタル信号処理部6やシステム制御部9のワークメモリとして利用される他、記録メディアに12に記録される撮影画像データを一時的に記憶するバッファメモリや表示部8への表示画像データのバッファメモリとしても利用される。メディアインタフェース11は、メモリカード等の記録メディア12との間のデータの入出力を行うものである。
システム制御部9は、所定のプログラムによって動作するプロセッサを主体に構成され、撮影動作を含むデジタルカメラ全体の制御を行う。
操作部13は、デジタルカメラ使用時の各種操作を行うものであり、レリーズボタンもこれに含まれる。
図1に示すデジタルカメラは、撮影感度の設定が変更可能となっている。例えばフィルム感度でいえば、ISO感度100〜400に相当する低感度で撮影する低感度撮影モードと、ISO感度800に相当する高感度で撮影する高感度撮影モードとを切換設定可能となっている。高感度撮影モードでは、例えば、露光時間を短くして撮影を行う。低感度撮影モードでは、例えば、露光時間を長くして撮影を行う。
図2は、本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラに搭載される固体撮像素子の概略構成を示す図である。
図2に示すように、固体撮像素子20は、半導体基板上の行方向(図2のX方向)とこれに直交する列方向(図2のY方向)にマトリクス状に配列された複数の光電変換素子(例えば、フォトダイオード(PD))21と、これらPD21から列毎に読み出された信号電荷をY方向に転送するY方向に延在する垂直転送路(V−CCD)22と、V−CCD22の出力に接続され、V−CCD22から移された信号電荷を各々X方向に転送する水平転送路(H−CCD)23と、H−CCD23の出力に接続され、転送されてきた信号電荷を検出して電圧信号に変換する出力部24とを備える。
V−CCD22は、垂直転送クロックφV1〜φV4によって四相駆動されるようになっている。H−CCD23は、水平転送クロックφH1,φH2により二相駆動されるようになっている。
出力部24は、例えばフローティングディフュージョンアンプからなるが、フローティングディフュージョン構造ではなく、フローティングゲート構造等であってもよい。
固体撮像素子20では、垂直転送クロックφV1〜φV4および水平転送クロックφH1,φH2の発生タイミングの制御により、複数のPD21の各々から信号電荷を読み出す第1の全画素読み出しモードと、複数のPD21の各々からの信号電荷の読み出しを2回に分けて行う第2の全画素読み出しモードとに対応できるようになっている。上記垂直転送クロックφV1〜φV4および水平転送クロックφH1,φH2の発生タイミングの制御は、図1に示す駆動部4がシステム制御部9の指示に応じて行う。
図3は、固体撮像素子20の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。本実施形態では、高感度撮影モードで撮影が行われたときは、図3(a)の第1の全画素読み出しモードで固体撮像素子20を駆動し、低感度撮影モードで撮影が行われたときは、図3(b)又は(c)の第2の全画素読み出しモードで固体撮像素子20を駆動する。
図3(a)の第1の全画素読み出しモードの動作
デジタルカメラにおける露光時間は、通常は、電子シャッタ開のタイミング(このときメカニカルシャッタは開状態)から、メカニカルシッャタ閉までの間である。図3(a)の第1の全画素読み出しモードでは、露光により、固体撮像素子20の各PD21に信号電荷が蓄積される。この信号電荷の蓄積後、直ぐに信号電荷を読み出すのではなく、その前に、掃き出しパルスで垂直転送路22を高速駆動する。これにより、垂直転送路22に残っている電荷やノイズ電荷が掃き出され(図3(a)の掃き出し期間N1)、垂直転送路22が綺麗にされる。
掃き出し期間N1の終了後、読み出しパルスPが各PD21の読み出しゲートに印加され、固体撮像素子20の全PD21の信号電荷が各PD21に隣接した垂直転送路22に読み出される。そして、垂直転送路22の各転送電極に順次転送電位が印加され、垂直転送路22に形成された電位井戸により信号電荷が順次転送される(図3(a)のデータ読み出し期間M1)。
図3(b)の第2の全画素読み出しモードにおける動作
図3(b)の第2の全画素読み出しモードでは、露光による信号電荷の蓄積後、直ぐに信号電荷を読み出すのではなく、その前に、掃き出しパルスで垂直転送路22を高速駆動する。これにより、垂直転送路22に残っている電荷やノイズ電荷が掃き出され(図3(b)の掃き出し期間N1)、垂直転送路22が綺麗にされる。
掃き出し期間N1の終了後、1回目の読み出しパルスP1が各PD21の読み出しゲートに印加され、固体撮像素子20の全PD21に蓄積されている信号電荷のうち、少なくとも信号電荷量が多いPD21からの信号電荷の一部が、各PD21に隣接した垂直転送路22に読み出される。そして、垂直転送路22の各転送電極に順次転送電位が印加され、垂直転送路22に形成された電位井戸により信号電荷が順次転送される(図3(b)のデータ読み出し期間M1)。そして、転送された信号電荷に応じた電圧信号は、内部メモリ10に一旦記憶される。
データ読み出し期間M1における転送によって垂直転送路22には若干の電荷が残るため、期間M1の後も掃き出しパルスで垂直転送路22を高速駆動して垂直転送路22を綺麗にする掃き出し期間N2が設けられる。掃き出し期間N2終了後、2回目の読み出しパルスP2が、各PD21の読み出しゲートに1回目の読み出しパルスP1よりも長い時間印加され、信号電荷量が少ないPD21を含む全てのPD21からの信号電荷が、各PD21に隣接した垂直転送路22に読み出される。そして、垂直転送路22の各転送電極に順次転送電位が印加され、垂直転送路22に形成された電位井戸により信号電荷が順次転送される(図3(a)のデータ読み出し期間M2)。転送された信号電荷に応じた電圧信号は、内部メモリ10に一旦記憶される。
尚、内部メモリ10に記憶された1回目の読み出し及び転送で得られた電圧信号と、2回目の読み出し及び転送で得られた電圧信号とは、デジタル信号処理部6によってデジタル加算され、これにより、低感度撮影モードで撮影した1つの画像データが得られる。
図3(b)に示す第2の全画素読み出しモードの特徴は、各PD21からの信号電荷を2回に分けて読み出すことと、1回目の読み出しパルスP1の印加時間を、2回目の読み出しパルスP2の印加時間よりも短くしていることである。1回目の読み出しでは、短い時間しか読み出しパルスP1が印加されないため、信号電荷量が比較的多いPD21からのみ、その一部の信号電荷が読み出される。2回目の読み出しでは、長い時間(PD21に蓄積可能な最大信号電荷量を垂直転送路22に読み出すことができる程度の時間)読み出しパルスP2が印加されるため、各PD21に蓄積されている信号電荷を全て残すことなく読み出すことができる。このように2回に分けて信号電荷の読み出し及び転送を行うことで、1回で信号電荷の読み出し及び転送を行う場合に比べ、垂直転送路22の大きさを小さくすることができる。したがって、PD21のサイズを大きくすることができ、画質を向上させることができる。
図3(c)の第2の全画素読み出しモードにおける動作
図3(c)に示す第2の全画素読み出しモードは、図3(b)に示す第2の全画素読み出しモードとほぼ同様の動作であるが、読み出しパルスP1とP2との印加時間を変えるのではなく、その大きさを変えている点が異なる。つまり、図3(c)においては、図3(b)で示した1回目の読み出しパルスP1と2回目の読み出しパルスP2との印加時間を同じにし、1回目の読み出しパルスP1の電圧値を、2回目の読み出しパルスP2の電圧値よりも小さくしている。このようにすることでも、図3(b)の場合と全く同様の効果を得ることができる。尚、2回目の読み出しパルスP2の電圧値は、PD21に蓄積可能な最大信号電荷量を垂直転送路22に読み出すことができる程度の値となっている。
以下、図1に示すデジタルカメラの撮影時の動作について説明する。
図4は、図1に示すデジタルカメラの動作手順を示すフローチャートである。
デジタルカメラの電源スイッチが投入されると、図4に示すプログラムが起動され、ユーザがレリーズボタンを半押しすると、2段スイッチのS1がオンとなる(ステップS1)。スイッチS1がオンされると、次のステップS2で、測光と測距が行われ、次に、ステップS3で、撮影感度モードが設定されているか否かが判定される。
ユーザが撮影感度モードの設定をしていない場合には、ステップS3からステップS4に進み、撮影感度モードを自動設定し、ステップS5に進む。ユーザが撮影感度モードを設定している場合にはステップS3からステップS5に進む。
ステップS5では、2段レリーズボタンが全押しされるのを待機する。全押しされると2段スイッチのS2がオンとなり、ステップS6に進んで撮像処理が実行される。この撮像処理では、測光値に応じた露光時間でメカニカルシャッタの開閉が行われ、測距値に応じた合焦位置に撮影レンズの繰り出しが行われ、被写体にピントのあった状態での信号電荷が固体撮像素子20の各PD21に蓄積される。
次のステップS7では、ユーザが設定した撮影感度モードあるいはステップS4で自動設定された撮影感度モードが、予め設定されている所定撮影感度値(例えばISO400)より高いか否かが判定される。この判定結果がNO、即ち、撮影感度モードがISO400以下の場合には、ステップS9に進み、図3(b)又は(c)に示すような第2の全画素読み出しモードで固体撮像素子20を駆動し、固体撮像素子20から信号電荷に応じた電圧信号を得る。
ステップS7の判定結果がYES、即ち、撮影感度モードがISO400より高い場合には、ステップS8に進み、図3(a)に示す第1の全画素読み出しモードで固体撮像素子20を駆動し、固体撮像素子20から信号電荷に応じた電圧信号を得る。
ステップS8またはステップS9で固体撮像素子20を駆動し、電圧信号を取得した後は、次にステップS10に進み、取得した電圧信号をデジタル変換して内部メモリ10に格納し、デジタル信号処理部6にて各種画像処理を施した後、画像処理後のY/Cデータを記録メディア12に記憶して処理を終了する。
このように、図1のデジタルカメラによれば、1回目の読み出しで多くの信号電荷量を持つPD21からの信号電荷の一部を読み出しておくことで、それらのPD21の信号電荷量を全体的に少なくしておくことができ、この結果、熱拡散による信号電荷の減少量を少なくすることができる。このため、低感度撮影モード時における撮影画像の画質劣化を防ぐことができる。
又、低感度撮影モード時にはPD21に蓄積される電荷量が多いため、従来行っているような第1の全画素読み出しでは、垂直転送路22を大きくしておく必要がある。ところが、本実施形態によれば、低感度撮影モード時には、図3(b)又は(c)に示すような第2の全画素読み出しモードで読み出しを行っているため、垂直転送路22を大きくする必要がない。又、高感度撮影モード時には、従来行っている第1の全画素読み出しを行うが、高感度撮影モード時にはPD21に蓄積される電荷量が少ないため、垂直転送路22が小さくても充分に対応することができる。この結果、従来の固体撮像素子と同じサイズの固体撮像素子20を作ろうとした場合、PD21のサイズを大きくとることが可能となり、画質を向上させることができる。
尚、上記では、図2に示した固体撮像素子20を例にして説明したが、本出願人等が先に提案した例えば特開平10―136391号公報に記載される固体撮像素子、即ち、各行に配置したPDを垂直方向に隣接する行のPDに対して1/2ピッチづつずらしたハニカム画素配置と呼ばれる固体撮像素子にも本発明は適用可能である。
本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラの概略構成を示す図 本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラに搭載される固体撮像素子の概略構成を示す図 本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラに搭載される固体撮像素子の駆動方法を示すタイミングチャート 本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラの動作手順を示すフローチャート
符号の説明
1 撮像部
2 アナログ信号処理部
3 A/D変換部
4 駆動部
5 ストロボ
6 デジタル信号処理部
7 圧縮/伸張処理部
8 表示部
9 システム制御部
10 内部メモリ
11 メディアインタフェース
12 記録メディア
13 操作部
14 システムバス

Claims (4)

  1. 半導体基板上の行方向とこれに直交する列方向に配設された複数の光電変換素子に蓄積された信号電荷を、前記列方向に延在する垂直転送路に読み出し、当該電荷を前記垂直転送路に沿って前記列方向に転送する固体撮像素子を有するデジタルカメラであって、
    相対的に低感度で撮影を行う低感度撮影モードと、相対的に高感度で撮影を行う高感度撮影モードとを有し、
    前記固体撮像素子に入射する光の遮断制御を行うメカニカルシャッタと、
    前記低感度撮影モード時、前記メカニカルシャッタが前記光を遮断している期間に、前記複数の光電変換素子の各々からの前記信号電荷の読み出し及び転送を2回にわけて行う固体撮像素子駆動手段とを備えるデジタルカメラ。
  2. 請求項1記載のデジタルカメラであって、
    前記固体撮像素子駆動手段は、前記2回の読み出しのうち、1回目に前記信号電荷を読み出すための印加電圧の印加時間を、2回目に前記信号電荷を読み出すための印加電圧の印加時間よりも短くするデジタルカメラ。
  3. 請求項1記載のデジタルカメラであって、
    前記固体撮像素子駆動手段は、前記2回の読み出しのうち、1回目に前記信号電荷を読み出すための印加電圧を、2回目に前記信号電荷を読み出すための印加電圧よりも低くするデジタルカメラ。
  4. 請求項1〜3のいずれか記載のデジタルカメラであって、
    前記2回の読み出しのうち1回目に前記複数の光電変換素子の各々から読み出されて転送された信号電荷に応じた信号と、前記2回の読み出しのうち2回目に前記複数の光電変換素子の各々から読み出されて転送された信号電荷に応じた信号とを加算する信号加算手段を備えるデジタルカメラ。
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