JP5975658B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、XYアドレス方式で各画素信号を読み出すCMOSイメージセンサなどの撮像素子を備えた撮像装置に関する。
近年、撮像素子としてCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを用いて画像を取得するデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置が普及している。CMOSイメージセンサは、画素信号のランダムアクセスが可能であり、CCDイメージセンサと比較して読み出しが高速で、高感度かつ低消費電力であるという利点がある。
また、CMOSイメージセンサにおいて、画像(被写体像)の歪みを防止するために全画素の露光タイミングを等しくしたCMOSイメージセンサがある。このようなCMOSイメージセンサでは、フォトダイオードをある時点で全画素を同時リセットし、所定の露光時間経過後に全画素におけるフォトダイオードの電荷を同時にフローティングディフュージョン(FD)に転送する。そして、FDの信号を一行ずつ順に出力する。
特許文献1には、画像の歪みを防止するためにフォトダイオードのリセットとFDへの転送を全行画素に対して同時に行うCMOSイメージセンサが開示されている。しかしながら、特許文献1の構成では、FDの信号を出力するまでの間に光がFDに漏れ込み、その光漏れ量が先の出力行と後の出力行との間で異なる。このため、光漏れ量の上下差が発生して画像が劣化する。
一方、特許文献2には、CMOSイメージセンサの行単位の読み出し方向とメカニカルシャッタの遮光方向を同一に設定し、メカニカルシャッタの遮光動作に合うようにフォトダイオードのリセットとFDへの転送を制御する撮像装置が開示されている。特許文献2の構成によれば、FDへの転送からメカニカルシャッタで遮光するまでの時間を全行等しくすることができるため、光漏れの上下差は解消する。
特開2006−191236号公報 特開2005−176105号公報
しかしながら、特許文献2の構成では、フォトダイオードのリセットおよびFDへの転送は全画素に対して同時に行われるものではない。このため、画像が歪む場合がある。このように、画像の歪みを防止するためにフォトダイオードのリセットとFDへの転送を全行画素に対して同時に行った場合、FDへの光漏れの上下差が発生して画像が劣化してしまう。一方、光漏れの上下差を解消するため、メカニカルシャッタの遮光動作に合うようにフォトダイオードのリセットとFDへの転送を制御した場合、画像が歪んでしまう。
そこで本発明は、画像の歪みを防止しつつ、光の漏れによる画像劣化を低減した撮像装置および撮像装置の制御方法を提供する。
本発明の側面としての撮像装置は、入射光を信号電荷に変換する複数の光電変換部および該信号電荷を蓄積する複数の蓄積部をそれぞれ二次元状に配列し、該信号電荷に応じた電圧値を読み出す制御回路を備えた撮像素子と、遮光部材を第1の方向に移動させることで前記複数の光電変換部への前記入射光を遮断するメカニカルシャッタとを有し、前記制御回路は、前記複数の蓄積部に蓄積された信号電荷の同時リセット後、露光により前記複数の光電変換部で生成された信号電荷を該複数の蓄積部のそれぞれに同時転送し、該複数の蓄積部に転送された該信号電荷に応じた電圧値を一行ごとに前記第1の方向および該第1の方向とは逆の第2の方向に交互に読み出す。
本発明の他の側面としての撮像装置の制御方法は、入射光を信号電荷に変換する複数の光電変換部および該信号電荷を蓄積する複数の蓄積部をそれぞれ二次元状に配列した撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、前記複数の蓄積部に蓄積された信号電荷の同時リセットするステップと、前記同時リセットの後、露光により前記複数の光電変換部で生成された信号電荷を前記複数の蓄積部のそれぞれに同時転送するステップと、前記同時転送の後、メカニカルシャッタの遮光部材を第1の方向に移動させて入射光を遮断しながら、前記複数の蓄積部に転送された前記信号電荷に応じた電圧値を一行ごとに前記第1の方向および該第1の方向とは逆の第2の方向に交互に読み出すステップとを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、画像の歪みを防止しつつ、光の漏れによる画像劣化を低減した撮像装置および撮像装置の制御方法を提供することができる。
実施例1における撮像装置のブロック図である。 実施例1における撮像素子の概略構成図である。 実施例1における撮像素子の各画素の回路構成図である。 実施例1におけるローリングシャッタ動作のタイミングチャートである。 実施例1におけるグローバルシャッタ動作のタイミングチャートである。 実施例2におけるグローバルシャッタ動作のタイミングチャートである。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、本発明の実施例1における撮像装置の構成について説明する。図1は、本実施例における撮像装置100のブロック図である。撮像装置100は、例えば、動画機能付き電子スチルカメラやビデオカメラとして適用可能である。
図1に示されるように、撮像装置100は、光学鏡筒101、光学鏡筒101に設けられたメカニカルシャッタ101−1、および、撮像素子102を備える。また撮像装置100は、前処理部103、信号処理部104、圧縮伸張部105、同期制御部106、操作部107、画像表示部108、および、画像記録部109を備える。
光学鏡筒101は、被写体からの光を撮像素子102に集光するためのレンズユニット、このレンズユニットを移動させてズームや合焦を行うための駆動機構、メカニカルシャッタ機構、および、絞り機構などを備えて構成される。各駆動機構(可動部)は、同期制御部106からの制御信号に基づいて駆動される。メカニカルシャッタ101−1は、遮光部材を第1の方向に移動させることで撮像素子102の複数の光電変換部への入射光を遮断する(遮光動作)。
撮像素子102は、例えばXY読み出し方式のCMOS型イメージセンサである。撮像素子102は、後述のように、入射光を信号電荷に変換する複数の光電変換部および信号電荷を蓄積する複数の蓄積部をそれぞれ二次元状に配列し、信号電荷に応じた電圧値を読み出す制御回路(垂直走査回路240、水平走査回路250)を備える。撮像素子102の制御回路の動作、すなわち撮像素子102における露光、信号読み出し、および、リセットなどのタイミングは、同期制御部106からの制御信号に基づいて制御される。
前処理部103は、CDS(Correlated Double Sampling)回路、AGC(Auto Gain Control)回路、ADコンバータなどを備えて構成され、同期制御部106の制御に基づいて動作するフロントエンド回路である。CDS回路は、撮像素子102の出力信号に対してCDS処理を行うことにより、画素回路内のトランジスタのしきい値のばらつきに起因する固定パターンノイズを除去して、S/N(Signal/Noise)比を良好に保つようにサンプルホールドを行う。AGC回路は、AGC処理を行うことにより利得を制御する。ADコンバータは、CDS回路およびAGC回路を経て得られたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。信号処理部104は、同期制御部106の制御に基づいて、前処理部103でデジタル化された画像信号に対し、ホワイトバランス調整処理、色補正処理、AF(Auto Focus)処理、AE(Auto Exposure)処理などの信号処理を施す。
圧縮伸張部105は、同期制御部106の制御に基づいて、信号処理部104からの画像信号に対し、圧縮符号化処理を行う。この圧縮符号化処理は、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)方式などの所定の静止画像データフォーマットを用いて行われる。また圧縮伸張部105は、同期制御部106から供給された静止画像の符号化データに対して伸張復号化処理を行う。また圧縮伸張部105は、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式などを用いた動画像の圧縮符号化/伸張復号化処理を実行可能に構成してもよい。
同期制御部106は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備えて構成されるマイクロコンピュータである。同期制御部106は、ROMなどに記憶されたプログラムを実行することにより、撮像装置100の各部を統括的に制御する。操作部107は、例えばシャッタレリーズボタンなどの各種操作キー、レバー、または、ダイヤルなどを備えて構成される。ユーザが操作部107で入力操作を行うことにより、入力操作に応じた操作信号が操作部107から同期制御部106に出力される。
画像表示部108は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイス、および、表示デバイスに対応するインタフェース回路などを備えて構成される。画像表示部108は、同期制御部106から供給された画像信号から表示デバイスに表示させるための画像表示信号(画像)を生成する。画像記録部109は、例えば、可搬型の半導体メモリ、光ディスク、HDD(Hard Disk Drive)、または、磁気テープである。画像記録部109は、圧縮伸張部105により符号化された画像データファイルを同期制御部106から受け取って記憶する。また、同期制御部106からの制御信号に基づいて指定されたデータを読み出し、同期制御部106に出力する。
続いて、撮像装置100の基本的な動作について説明する。静止画像の撮像前には、撮像素子102から出力された画像信号(アナログ画像信号)が前処理部103に順次供給される。このアナログ画像信号は、CDS処理およびAGC処理が施された後、ADコンバータにおいてデジタル画像信号に変換される。信号処理部104は、前処理部103からのデジタル画像信号に対して画質補正処理を施し、カメラスルー画像の信号として、同期制御部106を介して画像表示部108に供給する。これにより、カメラスルー画像が画像表示部108に表示され、ユーザは表示画像(カメラスルー画像)を見て画角合わせを行うことが可能となる。
この状態で、操作部107のシャッタレリーズボタンが押下されると、同期制御部106の制御に応じて、撮像素子102からの1フレーム分の撮像信号が、前処理部103を介して信号処理部104に取り込まれる。信号処理部104は、取り込んだ1フレーム分の画像信号に画質補正処理を施し、処理後の画像信号を圧縮伸張部105に供給する。圧縮伸張部105は、入力された画像信号を圧縮符号化し、生成した符号化データを、同期制御部106を介して画像記録部109に供給する。これにより、撮像された静止画像のデータファイルが画像記録部109に記録される。
画像記録部109に記録された静止画像のデータファイルを再生する場合、同期制御部106は、操作部107からの操作入力に応じて、選択された画像データファイルを画像記録部109から読み込み、圧縮伸張部105に供給する。圧縮伸張部105は、この画像データファイルに対して伸張復号化処理を実行する。圧縮伸張部105で復号化された画像信号は、同期制御部106を介して画像表示部108に供給され、静止画像が再生(表示)される。
また、画像記録部109に動画像(動画像のデータファイル)を記録する場合、撮像素子102から出力された画像信号は、同期制御部106の制御に基づいて、前処理部103を介して信号処理部104に取り込まれる。圧縮伸張部105は、信号処理部104で順次処理された画像信号に対して圧縮符号化処理を施す。同期制御部106は、順次、生成された動画像の符号化データを画像記録部109に転送し、画像記録部109はこれらの符号化データ(動画像)を記録する。
画像記録部109に記録された動画像のデータファイルを再生する場合、同期制御部106は、操作部107からの操作入力に応じて、選択された画像データファイルを画像記録部109から読み込み、圧縮伸張部105に供給する。圧縮伸張部105は、供給された画像データファイルに対して伸張復号化処理を実行する。圧縮伸張部105で復号化された画像信号は、同期制御部106を介して画像表示部108に供給され、動画像が再生(表示)される。
次に、図2を参照して、撮像素子102(画素部およびその周辺のアナログ回路)の構成について説明する。図2は、撮像素子102の概略構成図である。本実施例において、撮像素子102はXYアドレス方式のCMOSイメージセンサである。図2に示されるように、撮像素子102には、画素部210(撮像領域)、定電流部220、列信号処理部230、および、垂直走査回路240(制御回路)が設けられている。更に撮像素子102には、行選択信号線241(1)〜241(n)、転送信号線242(1)〜242(n)、リセット信号線243(1)〜243(n)、水平走査回路250、水平信号線260、および、出力処理部270が設けられている。撮像素子102のこれらの要素は、半導体基板200の上に形成されている。
画素部210は、多数の画素310を二次元マトリクス状に配置して構成されており、各画素310には図3を参照して後述するような画素回路が設けられている。画素部210における各画素310の信号は、画素列ごとに垂直信号線314を通して列信号処理部230に出力される。定電流部220には、各画素310にバイアス電流を供給するための定電流源が画素列ごとに配置されている。垂直走査回路240は、各画素310に対し、行選択信号線241(1)〜241(n)、転送信号線242(1)〜242(n)、および、リセット信号線243(1)〜243(n)を走査して行選択し、各画素310のリセット動作や読み出し動作を制御する。
列信号処理部230は、各画素310の信号を垂直信号線314で1行分ずつ受け取り、列毎に所定の信号処理を行い、処理後の信号を一時的に保持する。列信号処理部230は、例えば、CDS処理、AGC処理、および、AD変換処理などを行う。水平走査回路250は、列信号処理部230の信号を1つずつ選択し、選択した信号を水平信号線260に供給する。出力処理部270は、水平信号線260から得られた信号に所定の処理を行い、撮像素子102の外部に出力する。出力処理部270は、例えばゲインコントロール回路や色処理回路を備える。なお本実施例において、AD変換を列信号処理部230で行う代わりに、出力処理部270で行うように構成してもよい。
次に、図3を参照して、撮像素子102における各画素310の回路構成について説明する。図3は、各画素310の回路構成図である。図3に示されるように、画素310には、フォトダイオードPD11(光電変換部)、転送トランジスタM12、増幅トランジスタM13、選択トランジスタM14、および、リセットトランジスタM15が設けられている。なお本実施例において、各トランジスタはnチャネルMOSFET(MOS Field−Effect Transistor)である。
また、転送トランジスタM12、選択トランジスタM14、および、リセットトランジスタM15の各ゲートには、転送信号線242、行選択信号線241、および、リセット信号線243がそれぞれ接続されている。これらの信号線は、水平方向に延在し、同一行に含まれる複数の画素310を同時に駆動できるように構成されている。このような構成により、ライン順次動作型のローリングシャッタや、全行同時動作型のグローバルシャッタの動作を制御することが可能である。選択トランジスタM14のソースには、垂直信号線314が接続されている。また、垂直信号線314の一方の端部は、定電流源315を介して接地されている。
フォトダイオードPD11は、入射光を光電変換することにより生成された信号電荷を蓄積する。フォトダイオードPD11のP側(政局側)は接地され、そのN側(負極側)は転送トランジスタM12のソースに接続されている。転送トランジスタM12がオンすると、フォトダイオードPD11の電荷が蓄積部であるFD316(フローティングディフュージョン)に転送される。このとき、FD316には寄生容量C16が存在するため、FD316に電荷が蓄積される。
増幅トランジスタM13のドレインには電源電圧Vddが印加されている。また、増幅トランジスタM13のゲートは、FD316に接続されている。増幅トランジスタM13は、FD316の電圧値を電気信号に変換する。選択トランジスタM14は、信号電荷を読み出す画素を行単位で選択する、すなわち信号電荷の読み出し行を選択する。選択トランジスタM14のドレインは増幅トランジスタM13のソースに接続され、選択トランジスタM14のソースは垂直信号線314に接続されている。選択トランジスタM14がオンした場合、増幅トランジスタM13および定電流源315によりソースフォロアが構成される。このため、FD316に蓄積された信号電荷に応じた電圧値が垂直信号線314に出力される。リセットトランジスタM15のドレインには、電源電圧Vddが印加されている。またリセットトランジスタM15のソースは、FD316に接続されている。リセットトランジスタM15は、FD316に蓄積された信号電荷(電圧値)を電源電圧Vddにリセットする。
続いて、画素部210の基本的動作について説明する。本実施例の撮像装置100では、ローリングシャッタおよびグローバルシャッタの2種類の電子シャッタ動作が可能である。
<ローリングシャッタ動作>
以下、ローリングシャッタ動作について説明する。まず、メカニカルシャッタ101−1の開閉を判定し、メカニカルシャッタ101−1が閉じている場合には開放する。続いて、設定する露光時間に基づいてリセット時間を計算する。計算されたリセット時間になると、画素部210の読み出し開始行の画素310に対して、リセット信号線243を高電位に設定してリセットトランジスタM15をオンする。次に、転送信号線242を高電位に設定して転送トランジスタM12をオンする。これにより、FD316およびフォトダイオードPD11がリセットされる。続いて、転送信号線242を低電位に設定して転送トランジスタM12をオフする。これにより、フォトダイオードPD11の露光が開始される。次に、リセット信号線243を低電位に設定してリセットトランジスタM15をオフする。
その後、露光の終了直前に、開始行のリセット信号線243を高電位に設定してリセットトランジスタM15をオンすることで、FD316に電源電圧Vddを印加する。この状態で、開始行の行選択信号線241を高電位に設定して選択トランジスタM14をオンする。その後、リセット信号線243を低電位に設定してリセットトランジスタM15をオフすることで、FD316の電圧値に対応するリセット電圧を垂直信号線314に出力する。
次に、転送信号線242を高電位に設定して転送トランジスタM12をオンすることで、フォトダイオードPD11に生じた信号電荷がFD316に転送される。そして、転送信号線242を低電位に設定して転送トランジスタM12をオフすることで、露光が終了する。このとき、FD316に転送された信号電荷が加えられて得られた電圧に比例した信号電荷電圧が垂直信号線314に出力される。ここで、垂直信号線314に出力された信号電荷電圧からリセット電圧を引いた差が信号電圧となる。この信号電圧は、例えば対応する列の列信号処理部230のCDS処理により抽出される。そして、各列が水平走査回路250により順次選択され、開始行の1行分の画素信号が出力される。
続いて、開始行の行選択信号線241を低電位に設定して選択トランジスタM14をオフする。その後、計算されたリセット時間になった場合、リセットトランジスタM15および転送トランジスタM12をオンし、これらのトランジスタをオフした後に次の露光が開始される。以上の動作が、水平同期信号に同期して開始行から1行ずつ遅延して行われ、各行の画素信号が順次出力される。従って、各行の露光期間が1行毎にずれていくことになる。
図4は、ローリングシャッタ動作における読み出し位置のタイミングチャートである。ローリングシャッタ動作は、例えば、モニタリング時の画像表示や動画記録に用いられる。メカニカルシャッタ101−1が閉じている場合、メカニカルシャッタ101−1は開放に設定される。図4において、横軸は時間、縦軸Vreadは読み出し位置をそれぞれ示し、最上部が読み出し開始行、最下部が読み出し終了行である。
まず、設定される露光時間に基づいて、リセット開始時間(タイミングt11)を計算する。そして、タイミングt11からタイミングt12までのリセット動作期間において、画素部210の読み出し開始行から読み出し終了行まで、上述した画素310のリセット動作が1行ごとに実施される(図4中の直線11)。次に、読み出し開始行のリセットから露光期間が過ぎたタイミングt13において、上述した画素310の読み出し動作が開始される。そして、タイミングt13からタイミングt14までの読み出し動作期間において、画素部210の読み出し開始行から読み出し終了行まで1行ごとに画素信号が出力される(図4中の直線41)。
また、次のリセット開始時間(タイミングt15)から次のリセット動作期間が始まる(図4中の直線13)。更に、次の読み出し開始時間(タイミングt16)から次の読み出し動作期間が始まる(図4中の直線43)。また、図4中のタイミングt10までが、一つ前の読み出し動作期間である(図4中の直線42)。このような動作により、タイミングt13からタイミングt16までを1周期とした同期制御を行うことで、モニタリング時の画像表示や動画記録が実現可能となる。
<グローバルシャッタ動作>
次に、ローリングシャッタ動作について説明する。メカニカルシャッタ101−1が閉じている場合、メカニカルシャッタ101−1を開放する。続いて、設定される露光時間に基づいてリセット時間を計算する。計算されたリセット時間になると、画素部210において、全行のリセット信号線243(1)〜243(n)を高電位に設定してリセットトランジスタM15をオンする。次に、全行の転送信号線242(1)〜242(n)を高電位にして転送トランジスタM12をオンする。このような動作により、全画素310のFD316およびフォトダイオードPD11がリセットされる。
続いて、全行の転送信号線242(1)〜242(n)を低電位にして転送トランジスタM12をOFFすることで、全画素のフォトダイオードPD11の露光が開始される。次に、全行のリセット信号線243(1)〜243(n)を低電位にしてリセットトランジスタM15をOFFする。その後、露光の終了直前に、全行のリセット信号線243(1)〜243(n)を高電位に設定してリセットトランジスタM15をオンする。これにより、全画素310のFD316に対して電源電圧Vddが印加される。
次に、全行のリセット信号線243(1)〜243(n)を低電位に設定してリセットトランジスタM15をオフする。続いて、全行の転送信号線242(1)〜242(n)を高電位に設定して転送トランジスタM12をオンする。これにより、全画素310のフォトダイオードPD11に生じた信号電荷がFD316に転送される。そして、全行の転送信号線242(1)〜242(n)を低電位に設定して転送トランジスタM12をオフする。これにより露光は終了し、全画素310のFD316には、転送された信号電荷が蓄積した状態になる。その後、メカニカルシャッタ101−1の遮光動作を開始させて全画素310を遮光し、FD316などの各要素への光漏れを防ぐ。
ただし、メカニカルシャッタ101−1が遮光動作を開始してから終了するまでには時間差があり、光漏れに対して上下差が発生する。このため、メカニカルシャッタ101−1が遮光してから信号読み出しを行うと、光漏れ量の上下差をそのまま読み出すことになり、露光ムラが顕著となる。そこで、本実施例では、この露光ムラの上下差を低減するため、メカニカルシャッタ101−1が閉じる方向とは逆方向から行選択を行う。以下、本実施例のメカニカルシャッタ101−1は、画素部210の上側(行選択信号線241(1)側)から下側へ遮光動作を行うものとして説明する。
図5は、本実施例におけるグローバルシャッタ動作のタイミングチャートである。図5(a)は、行選択信号線241、転送信号線242、および、リセット信号線243のON/OFFタイミング、および、メカニカルシャッタ101−1(遮光部材)の開閉タイミングを示す。図5(b)は、画素310(電圧値)の読み出しタイミングを示し、横軸は時間、縦軸Vreadは読み出し位置を示している。図5(b)中の上側が画素部210の上側(行選択信号線241(1)側)、図5(b)中の下側が画素部210の下側(行選択信号線241(n)側)にそれぞれ対応する。
まず、設定すべき露光時間に基づいて、リセット時間(タイミングt1)を計算する。そして、タイミングt1において、上述した全行同時リセット動作を実施する(図5(b)中の直線10)。次に、リセット時間であるタイミングt1から露光期間が経過したタイミングt2において、上述した全行同時転送を行う(図5(b)中の直線20)。全行同時転送を行った後、行選択信号線241(1)〜241(n)を順次走査して行単位で信号の読み出しを実施する。このとき、FD316への光漏れは継続しているため、タイミングt3において、メカニカルシャッタ101−1(遮光部材)は遮光動作を開始する(図5(a)、(b)中の直線30)。メカニカルシャッタ101−1は、タイミングt3からタイミングt4まで、画素部210の上側から下側の方向(第1の方向)に閉じるように遮光動作を行う。また、メカニカルシャッタ101−1は、画素310(電圧値)の読み出し開始後(タイミングt5の後)に遮光部材の移動を開始する。
タイミングt5からタイミングt6までの読み出し期間において、画素部210の最下行(行選択信号線241(n))から画素310の電圧値の読み出しを開始する。そして、画素部210の最上行(行選択信号線241(1))である読み出し終了行まで1行ごとに画素信号が順次出力される(図5(a)、(b)中の直線40)。すなわち画素部210の画素310は、メカニカルシャッタ101−1が閉じる方向と逆方向である、画素部210の下側から上側の方向(第2の方向)に読み出される。図5(b)中の領域90は、全行同時転送動作後の全画素(全行)に対する光漏れの状態を示している。本実施例の構成によれば、タイミングt7において直線30と直線40とが交差するため、領域90(光漏れ量)を小さくすることができる。
このように本実施例では、垂直走査回路240は、複数のFD316に蓄積された信号電荷の同時リセット後、露光により複数のフォトダイオードPD11で生成された信号電荷を複数のFD316のそれぞれに同時転送する。そして垂直走査回路240は、複数のFD316に転送された信号電荷に応じた電圧値を一行ごとに第1の方向とは逆の第2の方向に読み出す。
以上のように、グローバルシャッタ動作を行う撮像装置において、メカニカルシャッタを設け、かつ、メカニカルシャッタが閉じる方向と逆方向から画素信号を読み出すため、光漏れによる露光ムラを低減することができる。
次に、図6を参照して、本発明の実施例2における撮像装置について説明する。本実施例において、撮像装置および撮像素子の基本構成は実施例1と同様であるため、これらの説明は省略する。
図6は、本実施例におけるグローバルシャッタ動作のタイミングチャートである。図6(a)は、行選択信号線241、転送信号線242、および、リセット信号線243のON/OFFタイミング、および、メカニカルシャッタ101−1の開閉タイミングを示す。図6(b)は、画素310の読み出しタイミングを示し、横軸は時間、縦軸Vreadは読み出し位置を示している。図6(b)中の上側が画素部210の上側(行選択信号線241(1)側)、図6(b)中の下側が画素部210の下側(行選択信号線241(n)側)にそれぞれ対応する。
まず、設定すべき露光時間に基づいて、リセット時間(タイミングt1)を計算する。そして、リセット時間(タイミングt1)において、上述した全行同時リセット動作を実施する(図6(b)中の直線10)。次に、リセット時間(タイミングt1)から露光期間が経過したタイミングt2において、上述した全行同時転送動作を実施する(図6(b)中の直線20)。全行同時転送動作を実施した後、所定の行(図6(a)中の行選択信号線241(k))を開始行として、行選択信号線241(k)の上側(241(k−1)、241(k−2)、…)と下側(241(k+1)、241(k+2)、…)の行を交互に読み出す。すなわち、行選択信号線241(k)、241(k+1)、241(k−1)、241(k+2)、241(k−2)、…のように順番に読み出す(図6(a)、(b)中の直線43、44)。直線43は、最下の行選択信号線241(n)まで延びる。
行選択信号線241(k)については、以下のように算出される。まず、第2の方向に読み出される行(直線44)とメカニカルシャッタ101−1が遮光方向(第1の方向)に移動して入射光が遮断される行(直線30)とが交差する(重なる)タイミングt7を算出する。タイミングt7は、例えば、光漏れ量91、92の最大値がそれぞれ同程度となるように事前調整される。そして、タイミングt7における読み出し行i(行選択信号線241(i))を求める。読み出し開始行k(行選択信号線241(k))は、読み出し行iを用いて、以下の式(1)により算出される。
k=i+(n−i)/2 … (1)
タイミングt5において、直線43、44で示される方向に行読み出しを開始した後、FD316への光漏れを防ぐためにタイミングt3においてメカニカルシャッタ101−1による遮光動作を開始する。第1の方向に電圧値を読み出す際、最終行nの電圧値まで読み出される(直線43)。タイミングt7に達したとき、信号が読み出されていない行はタイミングt7における読み出し行iよりも上側の行のみである。このため、読み出し行i−1から1の方向に順次画素を読み出す(図6(a)、(b)中の直線45)。
このように本実施例では、垂直走査回路240は、複数のFD316に蓄積された信号電荷の同時リセット後、露光により複数のフォトダイオードPD11で生成された信号電荷を複数のFD316のそれぞれに同時転送する。そして垂直走査回路240は、複数のFD316に転送された信号電荷に応じた電圧値を一行ごとに第1の方向および第1の方向とは逆の第2の方向に読み出す。
上記各実施例によれば、撮像素子の全行同時リセットと全行同時転送により、全行の露光期間を一致させる。その後、レンズ内のメカニカルシャッタ(遮光部材)を閉じて画素の回路内部への光漏れを遮断し、メカニカルシャッタが閉じる方向とは逆の方向から信号を読み出す。これにより、画像の歪みを防止しつつ、光の漏れによる画像劣化を低減した撮像装置および撮像装置の制御方法を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 撮像装置
101−1 メカニカルシャッタ
102 撮像素子
240 垂直走査回路
316 FD(フローティングディフュージョン)
PD11 フォトダイオード

Claims (6)

  1. 入射光を信号電荷に変換する複数の光電変換部および該信号電荷を蓄積する複数の蓄積部をそれぞれ二次元状に配列し、該信号電荷に応じた電圧値を読み出す制御回路を備えた撮像素子と、
    遮光部材を第1の方向に移動させることで前記複数の光電変換部への前記入射光を遮断するメカニカルシャッタと、を有し、
    前記制御回路は、前記複数の蓄積部に蓄積された信号電荷の同時リセット後、露光により前記複数の光電変換部で生成された信号電荷を該複数の蓄積部のそれぞれに同時転送し、該複数の蓄積部に転送された該信号電荷に応じた電圧値を一行ごとに前記第1の方向および該第1の方向とは逆の第2の方向に交互に読み出す、ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記信号電荷に応じた前記電圧値の読み出し開始行は、該電圧値が前記第2の方向に読み出される行と前記遮光部材が前記第1の方向に移動して前記入射光が遮断される行とのタイミングが重なる行に基づいて算出されることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記制御回路は、前記第1の方向に前記信号電荷に応じた前記電圧値を読み出す際、最終行の電圧値まで読み出すことを特徴とする請求項またはに記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子は、
    前記複数の蓄積部に蓄積された前記信号電荷をリセットする複数のリセットトランジスタと、
    前記複数の光電変換部から前記複数の蓄積部のそれぞれに前記信号電荷を転送する複数の転送トランジスタと、
    前記複数の蓄積部に転送された前記信号電荷の読み出し行を選択する選択トランジスタと、を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記メカニカルシャッタは、前記信号電荷に応じた前記電圧値の読み出し開始後に前記遮光部材の移動を開始することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 入射光を信号電荷に変換する複数の光電変換部および該信号電荷を蓄積する複数の蓄積部をそれぞれ二次元状に配列した撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記複数の蓄積部に蓄積された信号電荷の同時リセットするステップと、
    前記同時リセットの後、露光により前記複数の光電変換部で生成された信号電荷を前記複数の蓄積部のそれぞれに同時転送するステップと、
    前記同時転送の後、メカニカルシャッタの遮光部材を第1の方向に移動させて入射光を遮断しながら、前記複数の蓄積部に転送された前記信号電荷に応じた電圧値を一行ごとに前記第1の方向および該第1の方向とは逆の第2の方向に交互に読み出すステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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