JP2004094695A - ハードウェア保護制御回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本実施形態のハードウェア保護制御回路は、制御CPUから一定周期毎に送信される制御データを用いて制御CPUの動作状態が正常か否かを判定して異常判定時にはパッケージ内に搭載したデータROMからの強制停止制御データに切り替えを行うCPU監視回路5と、CPU監視回路5からのSEL信号に基づいて制御CPUからのデータとCPU監視回路5からの強制停止制御信号(データ)の切り替えを行うデータセレクタ6と、CPU監視回路5からのSEL信号に基づいて制御CPUからのデータとCPU監視回路5からの強制停止制御信号(アドレス)の切り替えを行うアドレスセレクタ7と、CPU監視回路5を動作させるためのクロックを出力する発振器8から構成される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードウェア保護制御回路に関し、特にハードウェア制御を行うCPUの異常時に、CPUの動作を停止してハードウェアを保護するハードウェア保護制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CPUによって制御されるハードウェア機器においては、CPUの異常動作や暴走状態によるハードウェア機器の誤動作を防ぐためにCPUの異常を検出し、異常が発生したら速やかに動作を停止するハードウェア保護制御回路が設けられている。従来のハードウェア保護制御回路では、例えば、タイマ等を用いてCPUの異常動作を検出し、その異常動作に対して機器の強制停止を行ったり、別の制御CPUに切り替えたりしている。
【0003】
また上述した従来の別の補助制御CPUに制御を切り替える方式では、複数系統の制御回路が必要になり規模の増大を招いている。そのため、小規模な装置や、装置内のパッケージ単体等ではCPUの異常動作に対する有効な制御方法を持つことが出来ない。また、補助制御CPUが異常動作を起こすと停止制御を実行することが出来なくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
第1の問題点は、制御CPUが機能停止した時に被制御ハードウェアの強制停止を行った後、再起動した時に問題が生じる場合があることである。その理由は、機器の強制停止を行う際に、通常停止時のような停止制御が行われず、被制御ハードウェアに異常が発生するためである。
【0005】
第2の問題点は、制御CPUで行うものと同等の終了処理を行おうとした場合、被制御ハードウェアの回路規模が増大することである。その理由は、制御CPUと同等の制御を行うためには、被制御ハードウェアに別の補助制御用CPUが必要となるためである。
【0006】
第3の問題点は、被制御ハードウェアに補助制御用CPUを搭載した場合には、補助制御用CPUが異常動作する可能性を考慮しなければならない点である。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、本発明は、メイン制御CPUとは別の制御CPUを使用することなく、制御CPUの異常動作を検出した際に通常の終了処理を行うことが可能なハードウェア保護制御回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ハードウェア制御を行い、一定周期毎に信号を送信するCPUの異常時に前記CPUの動作を停止してハードウェアを保護するハードウェア保護制御回路において、一定周期毎に送信される前記信号の停止を検出すると前記ハードウェアを強制停止することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、ハードウェア制御を行い、一定周期毎に信号を送信するCPUの異常時に前記CPUの動作を停止してハードウェアを保護するハードウェア保護制御回路において、所定周波数のクロックを出力する発振器と、前記クロックを入力クロックとして前記CPUから出力されるデータ及びアドレスを入力して前記CPUの動作状態を判定し、前記CPUの動作異常時に前記ハードウェアを強制停止するデータ、アドレス、及び切り替え信号を出力するCPU監視回路と、前記CPUが出力するデータと前記CPU監視回路が出力するデータを入力して前記切り替え信号受信時に前記CPU監視回路が出力するデータを出力するデータセレクタ部と、前記CPUが出力するアドレスと前記CPU監視回路が出力するアドレスとを入力して前記切り替え信号受信時に前記CPU監視回路が出力するアドレスを出力するアドレスセレクタ部とを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、前記CPU監視部は、前記CPUからの入力データをデコードしてデコーダ出力を出力するデコーダ部と、前記デコーダ出力を一定幅のパルスに変換して出力するモノマルチ部と、前記モノマルチ部の出力断時にROMアドレスを生成するアドレス生成カウンタ部と、前記ROMアドレスに基づいて予め記憶された静止制御用データを出力する制御データ生成ROM部と、前記ROMアドレスに基づいて予め記憶された静止制御用アドレスを出力する制御アドレス生成ROM部とを有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明のハードウェア保護制御回路にかかわる実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態のハードウェア保護制御回路は、制御CPUから一定周期毎に送信される制御データを用いて制御CPUの動作状態が正常か否かを判定して異常判定時にはパッケージ内に搭載したデータROMからの強制停止制御データに切り替えを行うCPU監視回路5と、CPU監視回路5からのSEL信号に基づいて制御CPUからのデータとCPU監視回路5からの強制停止制御信号(データ)の切り替えを行うデータセレクタ6と、CPU監視回路5からのSEL信号に基づいて制御CPUからのデータとCPU監視回路5からの強制停止制御信号(アドレス)の切り替えを行うアドレスセレクタ7と、CPU監視回路5を動作させるためのクロックを出力する発振器8から構成される。発振器8の周波数は、制御に適当な速度で有ればどの様な周波数であっても構わない。
【0012】
図2は、CPU監視回路5の構成を示すブロック図である。CPU監視回路5は、制御CPUから一定周期毎に送信される制御データをデコードしデコーダ出力505を生成するデコーダ回路504と、デコーダ出力505を引き伸ばしSEL513信号を生成するモノマルチ506と、SEL513信号によるRST信号が解除された時にCLK503信号を使用してROMアドレス512信号を生成するアドレス生成カウンタ507と、ROMアドレス512信号に基づいてあらかじめ書き込んだ停止制御用のデータを出力する制御データ生成ROM508と、ROMアドレス512信号に基づいてあらかじめ書き込んだ停止制御用のアドレスを出力する制御アドレス生成ROM510とから構成される。
【0013】
次に、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。CPUはパッケージに対し、特定のアドレスに対して特定のデータを定期的に送信する。デコーダ回路504はそのデータを抽出し、デコーダ出力505として出力する。デコーダ信号505はモノマルチ回路506に入力される。図3のタイムチャート図に示すように、制御CPUが通常状態ならば周期的にデコーダ出力505が変化し、SEL513信号が「1」固定となるため制御データ出力3と制御アドレス4には制御CPUからのデータおよびアドレスが出力される。
【0014】
制御CPUが異常状態になるとデコーダ回路504が停止し、デコーダ出力505が固定値となるため、一定の保護期間Tが経過した後、SEL513が「0」固定となる。従って、制御データ出力3と制御アドレス4には制御データ生成ROM508と制御アドレス生成ROM510から出力されるデータおよびアドレスが出力される。
【0015】
制御データ生成ROM508と制御アドレス生成ROM510には、CPUからの停止動作を行う場合と同じデータとアドレスが格納されており、CPU異常時でもCPU正常時と同等の停止処理を行うことが出来る。
【0016】
【発明の効果】
第1の効果は、制御CPU異常時でも制御CPU正常時と同等の停止処理を行うことが出来ることである。その理由は、停止制御回路に搭載されたROMより、制御CPU正常時と同等の停止処理データを送出することで、被制御ハードウェアからは正常な処理を行ったように見えるためである。
【0017】
第2の効果は、さまざまな停止処理制御を行うことが出来ることである。その理由は、ROM内のデータを書き換えることにより任意の終了動作を行うことが可能となるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のハードウェア保護制御回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態のCPU監視回路5の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態の動作を示すタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 データ入力
2 アドレス入力
3 制御データ出力
4 制御アドレス出力
5 CPU監視回路
6 データセレクタ
7 アドレスセレクタ
8 発振器
501 Din
502 ADin
503 CLK
504 デコーダ回路
505 デコーダ出力
506 モノマルチ
507 アドレス生成カウンタ
508 制御データ生成ROM
509 Dout
510 制御アドレス生成ROM
511 ADout
512 ROMアドレス
513 SEL
Claims (3)
- ハードウェア制御を行い、一定周期毎に信号を送信するCPUの異常時に前記CPUの動作を停止してハードウェアを保護するハードウェア保護制御回路において、一定周期毎に送信される前記信号の停止を検出すると前記ハードウェアを強制停止することを特徴とするハードウェア保護制御回路。
- ハードウェア制御を行い、一定周期毎に信号を送信するCPUの異常時に前記CPUの動作を停止してハードウェアを保護するハードウェア保護制御回路において、所定周波数のクロックを出力する発振器と、前記クロックを入力クロックとして前記CPUから出力されるデータ及びアドレスを入力して前記CPUの動作状態を判定し、前記CPUの動作異常時に前記ハードウェアを強制停止するデータ、アドレス、及び切り替え信号を出力するCPU監視回路と、前記CPUが出力するデータと前記CPU監視回路が出力するデータとを入力して前記切り替え信号受信時に前記CPU監視回路が出力するデータを出力するデータセレクタ部と、前記CPUが出力するアドレスと前記CPU監視回路が出力するアドレスとを入力して前記切り替え信号受信時に前記CPU監視回路が出力するアドレスを出力するアドレスセレクタ部とを備えることを特徴とするハードウェア保護制御回路。
- 前記CPU監視回路は、前記CPUからの入力データをデコードしてデコーダ出力を出力するデコーダ部と、前記デコーダ出力を一定幅のパルスに変換して出力するモノマルチ部と、前記モノマルチ部の出力断時にROMアドレスを生成するアドレス生成カウンタ部と、前記ROMアドレスに基づいて予め記憶された静止制御用データを出力する制御データ生成ROM部と、前記ROMアドレスに基づいて予め記憶された静止制御用アドレスを出力する制御アドレス生成ROM部とを有することを特徴とする請求項2記載のハードウェア保護制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002256248A JP2004094695A (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | ハードウェア保護制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002256248A JP2004094695A (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | ハードウェア保護制御回路 |
Publications (1)
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JP2002256248A Pending JP2004094695A (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | ハードウェア保護制御回路 |
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JP (1) | JP2004094695A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2013114630A1 (ja) * | 2012-02-03 | 2015-05-11 | 富士通株式会社 | 電子装置、及び制御方法 |
CN107834524A (zh) * | 2017-11-17 | 2018-03-23 | 南京国电南自轨道交通工程有限公司 | 一种基于脉冲信号监测的地铁直流保护装置 |
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2002
- 2002-09-02 JP JP2002256248A patent/JP2004094695A/ja active Pending
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JPWO2013114630A1 (ja) * | 2012-02-03 | 2015-05-11 | 富士通株式会社 | 電子装置、及び制御方法 |
CN107834524A (zh) * | 2017-11-17 | 2018-03-23 | 南京国电南自轨道交通工程有限公司 | 一种基于脉冲信号监测的地铁直流保护装置 |
CN107834524B (zh) * | 2017-11-17 | 2019-03-08 | 南京国电南自轨道交通工程有限公司 | 一种基于脉冲信号监测的地铁直流保护装置 |
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