JP2010258814A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冗長系のプロセッサを設けることなく、迅速な障害対応処理が可能とする。
【解決手段】無線基地局10は、プロセッサ110とFPGA150を備えている。通常時には、プロセッサ110は、無線基地局10の各部の障害に関する対応処理を実行し、FPGA150は、無線端末250との間で伝送される信号の処理を実行する。一方、プロセッサ110に障害が発生した場合には、FPGA150は、障害処理系ROM180に記憶された、障害対応処理用回路設定情報に基づいて、内部に無線基地局10の各部の障害に関する対応処理を実行するための論理回路を構成し、プロセッサ110に代わって障害対応処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、他の通信装置との間で通信を行う通信装置に関する。
通信装置等の内部に設けられたプロセッサに、プログラム暴走等の障害が発生した場合の対策として、様々な手法が提案されている。例えば、通信装置内に、当該通信装置の各部の障害対応処理を実行する運用系のプロセッサと、冗長系のプロセッサとを備える場合がある。この場合、運用系のプロセッサに障害が発生した場合には、処理主体を運用系のプロセッサから冗長系のプロセッサに切り替えて、冗長系のプロセッサが通信装置の各部の障害対応処理を行うことにより、障害対応処理を継続させる(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−232998号公報
しかしながら、通信装置内に運用系のプロセッサと、冗長系のプロセッサとを設ける場合には、通常時、すなわち、運用系のプロセッサが障害対応処理を行っている間は、冗長系のプロセッサは何ら処理を行っておらず、不要である。このように通常時には不要な冗長系のプロセッサを設けることは、通信装置のコストの増加を招くとともに、通信装置の小型化の妨げとなる。また、冗長系のプロセッサは、障害対応処理用のソフトウェアを読み出して障害対応処理を実行するが、実行開始までにはある程度の時間を要する。
上記問題点に鑑み、本発明は、冗長系のプロセッサを設けることなく、迅速な障害対応処理が可能な通信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、他の通信装置(無線端末250)との間で通信を行う通信装置(無線基地局10)であって、前記通信装置の各部の障害対応処理を実行するプロセッサ(プロセッサ110)と、前記通信装置の各部の障害対応処理以外の所定の処理を実行するプログラマブルロジックデバイス(FPGA150)と、前記プロセッサの障害を検出する障害検出部(リセット回路ブロック130)と、前記通信装置の各部の障害対応処理の機能を実行するための回路設定情報を記憶する記憶部(障害処理系ROM180)とを備え、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記障害検出部によって前記プロセッサの障害が検出された場合に、前記記憶部に記憶された前記回路設定情報に基づいて内部の論理回路を構成し、前記プロセッサに代わって前記通信装置の各部の障害対応処理を実行することを要旨とする。
このような通信装置は、プロセッサとプログラマブルロジックデバイスを備え、プロセッサに障害が発生した場合には、プログラマブルロジックデバイスは、回路設定情報に基づいて内部の論理回路を構成した上で、プロセッサに代わって通信装置の各部の障害対応処理を実行する。
したがって、冗長系のプロセッサが不要である。また、プログラマブルロジックデバイスが、回路設定情報に基づいて、障害対応処理のための内部の論理回路を構成して障害対応処理を実行するため、冗長系のプロセッサがソフトウェアを読み出して障害対応処理を実行する場合と比較して、迅速な障害対応処理が可能となる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記プログラマブルロジックデバイスは、所定の装置(管理センタ装置200)へ前記プロセッサの障害情報を通知することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の装置へ前記プロセッサの障害情報を通知した後、前記所定の装置からの応答を受けた場合に、前記応答の内容に応じた処理を行うことを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第2又は第3の特徴に係り、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の装置へ前記プロセッサの障害情報を通知してから所定時間内に、前記所定の装置からの応答がない場合に、前記プロセッサをリセットすることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記プロセッサがリセットされた場合に、前記通信装置の各部の障害対応処理以外の所定の処理の実行に復帰することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1乃至第5の特徴の何れかに係り、前記通信装置は、無線端末との間で通信を行う無線基地局であり、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記通信装置の各部の障害対応処理以外の所定の処理として、前記無線端末との間で伝送される信号の処理を実行することを要旨とする。
本発明によれば、冗長系のプロセッサを設けることなく、迅速な障害対応処理が可能となる。
本発明の実施形態に係る無線基地局の構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る無線基地局の動作を示す第2のフローチャートである。 従来の通信装置に構成図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、(1)無線基地局の構成、(2)無線基地局の動作、(3)作用・効果、(4)その他の実施形態について説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)無線基地局の構成
まず、本発明の実施形態に係る無線基地局の構成を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る無線基地局の構成図である。
図1に示す無線基地局10は、無線端末250と通信を行う。また、無線基地局10は、外部の管理センタ装置200に接続されている。無線基地局10は、制御部100、無線通信部190及びアンテナ191を含む。
制御部100は、無線基地局10が具備する各種機能を制御する。無線通信部190は、RF回路、ベースバンド回路等を含み、変調及び復調、符号化及び復号等を行い、アンテナ191を介して、無線端末250との間で、無線信号の送信及び受信を行う。
制御部100は、プロセッサ110、ROM(Read Only Memory)112、WDT(Watch Dog Timer)120、リセット回路ブロック130、スイッチ140、FPGA(Field Programmable Gate Array)150、起動ROM制御部160、運用系ROM170及び障害処理系ROM180を含む。
ROM112には、無線基地局10の各部の障害に関する対応処理を実行するためのソフトウェア(障害対応処理ソフトウェア)が記憶されている。運用系ROM170には、FPGA150に、無線端末250との間で伝送される信号の処理を実行させるための回路設定情報(信号処理用回路設定情報)が記憶されている。障害処理系ROM180には、FPGA150に、無線基地局10の各部の障害に関する対応処理を実行させるための回路設定情報(障害対応処理用回路設定情報)が記憶されている。
プロセッサ110は、無線基地局10が起動すると、ROM112に記憶された、障害対応処理ソフトウェアを読み出して実行する。これにより、プロセッサ110は、無線基地局10の各部の障害に関する対応処理(障害対応処理)を開始する。これにより、プロセッサ110内に障害監視部111が構成される。ここで、無線基地局10の各部とは、制御部100内のWDT部120、リセット回路ブロック130、スイッチ140、FPGA150、起動ROM制御部160、運用系ROM170及び障害処理系ROM180である。
障害対応処理において、プロセッサ110内の障害監視部111は、無線基地局10の各部を監視する。監視の結果、無線基地局10の各部の障害を検出した場合、プロセッサ110は、当該障害に対応する障害情報を生成し、スイッチ140へ出力する。障害情報には、無線基地局10内の障害箇所を特定する情報が含まれている。
スイッチ140は、プロセッサ110とFPGA150とを択一的に管理センタ装置200に接続する。無線基地局10の起動後の初期状態においては、スイッチ140は、プロセッサ110を管理センタ装置200に接続している。プロセッサ110が管理センタ装置200に接続された状態において、プロセッサ110が障害情報を出力すると、スイッチ140を介して、プロセッサ110からの障害情報が管理センタ装置200へ送信される。
管理センタ装置200は、障害情報を受信する。更に、管理センタ装置200は、障害情報を解析し、障害情報の応答として、障害を復旧させるための障害対応通知を生成して、無線基地局10内のスイッチ140へ向けて送信する。
スイッチ140は、管理センタ装置200からの障害対応通知をプロセッサ110へ出力する。プロセッサ110は、入力した障害対応通知に応じて、障害箇所のリセット等の障害対応処理を実行する。
また、プロセッサ110は、スイッチ140を介して管理センタ装置200へ障害情報を送信してから所定時間内(例えば10分以内)に、スイッチ140を介して管理センタ装置200からの障害対応通知を受信しなかった場合、リセット回路ブロック130へ無線基地局10の各部をリセットするためのリセット制御信号を出力する。リセット回路ブロック130は、リセット制御信号を入力すると、無線基地局10の全体をリセットする。
あるいは、プロセッサ110内の障害監視部111が、無線基地局10の各部の障害を検出した場合、プロセッサ110は、障害情報の生成及び出力に代えて、リセット回路ブロック130へ障害箇所をリセットするためのリセット制御信号を出力する。リセット回路ブロック130は、リセット制御信号を入力すると、対応する障害箇所をリセットする。
起動ROM制御部160は、無線基地局10が起動すると、運用系ROM170に記憶された、信号処理用回路設定情報を読み出して、FPGA150へ出力する。
FPGA150は、回路設定情報に基づいて、内部の論理回路の構成を適宜変更可能なプログラマブルロジックデバイスである。FPGA150は、無線基地局10の起動時には、上述した起動ROM制御部160からの信号処理用回路設定情報を入力する。更に、FPGA150は、入力した信号処理用回路設定情報に基づいて、内部に無線端末250との間で伝送される信号の処理のための論理回路を構成する。更に、FPGA150は、無線端末250との間で伝送される信号の処理を実行する。
また、プロセッサ110は、WDT部120に対して、所定の周期で信号(定期アクセス信号)を出力する。WDT部120は、定期アクセス信号を入力する毎に、リセットされるタイマである。プロセッサ110に障害が発生すると、定期アクセス信号が出力されなくなる。その結果、WDT部120のタイマ値が所定時間に達した場合、換言すれば、直前の定期アクセス信号の入力からの経過時間が所定時間に達した場合には、WDT部120は、リセット回路ブロック130へタイムアウト信号を出力する。
リセット回路ブロック130は、WDT部120からのタイムアウト信号を入力した場合、プロセッサ110に障害が発生し、当該プロセッサ110が、定期アクセス信号を送信することができなくなった結果、WDT部120のタイマ値が所定時間に達してタイムアウト信号が出力されたとみなす。このように、WDT部120からのタイムアウト信号を入力した場合、リセット回路ブロック130は、プロセッサ110に代わってFPGA150に障害対応処理を実行させるために、起動ROM制御部160へ障害処理系切替通知を出力する。
起動ROM制御部160は、障害処理系切替通知を入力すると、障害処理系ROM180に記憶された、障害対応処理用回路設定情報を読み出して、FPGA150へ出力する。
FPGA150は、起動ROM制御部160からの障害対応処理用回路設定情報を入力する。更に、FPGA150は、入力した障害対応処理用回路設定情報に基づいて、内部に無線基地局10の各部の障害に関する対応処理を実行するための論理回路を構成する。すなわち、FPGA150内の論理回路の構成が、信号処理用の構成から障害対応処理用の構成に切り替わり、障害監視部151が構成される。更に、FPGA150は、プロセッサ110に代わって障害対応処理を開始する。
障害対応処理において、FPGA150は、自身がプロセッサ110に代わって障害対応処理を開始したこと、すなわち、プロセッサ110に障害が発生したことに応じて、当該障害に対応する障害情報(プロセッサ障害情報)を生成し、スイッチ140へ出力する。
スイッチ140は、FPGA150からのプロセッサ障害情報を入力すると、FPGA150を管理センタ装置200に接続する。これにより、プロセッサ障害情報が、FPGA150から管理センタ装置200へ送信される。
管理センタ装置200は、FPGA150からのプロセッサ障害情報を受信する。更に、管理センタ装置200は、プロセッサ障害情報を解析し、プロセッサ障害情報の応答として、障害を復旧させるための障害対応通知(プロセッサ障害通知)を生成して、無線基地局10内のスイッチ140へ向けて送信する。
スイッチ140は、管理センタ装置200からのプロセッサ障害対応通知をFPGA150へ出力する。FPGA150は、入力したプロセッサ障害対応通知を解析する。プロセッサ障害対応通知の解析の結果、プロセッサ障害対応通知がプロセッサ110のリセットを指示している場合には、FPGA150は、プロセッサ110に対して、リセット割込通知を出力し、当該プロセッサ110をリセットさせる。
プロセッサ110は、リセット後に、ROM112に記憶された、障害対応処理ソフトウェアを読み出して実行する。これにより、プロセッサ110は、障害対応処理を再開する。また、FPGA150は、起動ROM制御部160を介して、運用系ROM170から信号処理用回路設定情報を読み出し、当該信号処理用回路設定情報に基づいて、内部に無線端末250との間で伝送される信号の処理のための論理回路を構成する。更に、FPGA150は、無線端末250との間で伝送される信号の処理に復帰する。
また、プロセッサ障害対応通知の解析の結果、プロセッサ障害対応通知がプロセッサ110のリセット以外の障害対応処理を指示している場合には、FPGA150は、指示に応じた障害対応処理を実行する。
また、FPGA150は、スイッチ140を介して管理センタ装置200へプロセッサ障害情報を送信してから所定時間内(例えば10分以内)に、スイッチ140を介して管理センタ装置200からのプロセッサ障害対応通知を受信しなかった場合、プロセッサ110に対して、リセット割込通知を出力し、当該プロセッサ110をリセットさせる。上述と同様、プロセッサ110は、リセット後に、ROM112に記憶された、障害対応処理ソフトウェアを読み出して実行する。これにより、プロセッサ110は、障害対応処理を再開する。また、上述と同様、FPGA150は、無線端末250との間で伝送される信号の処理に復帰する。
また、障害対応処理において、FPGA150内の障害監視部151は、プロセッサ110内の障害監視部111と同様の処理を行う。すなわち、FPGA150内の障害監視部151は、無線基地局10の各部を監視する。監視の結果、無線基地局10の各部の障害を検出した場合、プロセッサ110は、当該障害に対応する障害情報を生成し、スイッチ140へ向けて出力する。
スイッチ140は、FPGA150からの障害情報を入力すると、FPGA150を管理センタ装置200に接続する。これにより、障害情報が、FPGA150から管理センタ装置200へ送信される。
管理センタ装置200は、FPGA150からの障害情報を受信する。更に、管理センタ装置200は、障害情報を解析し、障害を復旧させるための障害対応通知を生成して、無線基地局10内のスイッチ140へ向けて送信する。
スイッチ140は、管理センタ装置200からの障害対応通知をFPGA150へ出力する。FPGA150は、入力した障害対応通知に応じて、障害箇所のリセット等の障害対応処理を実行する。
また、FPGA150は、スイッチ140を介して管理センタ装置200へ障害情報を送信してから所定時間内に、スイッチ140を介して管理センタ装置200からの障害対応通知を受信しなかった場合、リセット回路ブロック130へ無線基地局10の各部をリセットするためのリセット制御信号を出力する。リセット回路ブロック130は、リセット制御信号を入力すると、無線基地局10の全体をリセットする。
あるいは、FPGA150内の障害監視部151が、無線基地局10の各部の障害を検出した場合、FPGA150は、障害情報の生成及び出力に代えて、リセット回路ブロック130へ障害箇所をリセットするためのリセット制御信号を出力する。リセット回路ブロック130は、リセット制御信号を入力すると、対応する障害箇所をリセットする。
(2)無線基地局の動作
次に、無線基地局10の動作を説明する。図2は、起動時の無線基地局10の動作(第1の動作)を示すフローチャートである。また、図3は、プロセッサ110の障害発生時の無線基地局10の動作(第2の動作)を示すフローチャートである。
図2のステップS101において、無線基地局10が起動すると、ステップS102において、制御部100内のプロセッサ110は、ROM112に記憶された障害対応処理ソフトウェアを読み出して実行することにより、無線基地局10の各部の障害に関する対応処理(障害対応処理)を開始する。
ステップS103において、制御部100内のFPGA150は、運用系ROM170に記憶された信号処理用回路設定情報に基づいて、内部に無線端末250との間で伝送される信号の処理のための論理回路を構成し、無線端末250との間で伝送される信号の処理を開始する。
なお、ステップS102の動作とステップS103の動作は、同時に行われてもよく、ステップS103の動作が先に行われ、ステップS102の動作が後に行われてもよい。
その後、図3に示す動作に移行し、ステップS201において、制御部100内のリセット回路ブロック130は、プロセッサ110に障害が発生したか否かを判定する。
リセット回路ブロック130は、WDT部120からのタイムアウト信号を入力した場合に、プロセッサ110に障害が発生したと判定する。この場合、ステップS202において、リセット回路ブロック130は、起動ROM制御部160へ障害処理系切替通知を出力する。起動ROM制御部160は、起動ROM制御部160は、障害処理系切替通知を入力すると、障害処理系ROM180に記憶された、障害対応処理用回路設定情報をFPGA150へ出力する。FPGA150は、入力した障害対応処理用回路設定情報に基づいて、内部に無線基地局10の各部の障害に関する対応処理を実行するための論理回路を構成し、プロセッサ110に代わって障害対応処理を開始する。
障害対応処理の開始後、ステップS203において、FPGA150は、プロセッサ障害情報を生成し、スイッチ140を介して管理センタ装置200へ送信する。
その後、ステップS204において、FPGA150は、スイッチ140を介して、管理センタ装置200からのプロセッサ障害対応通知を受信したか否かを判定する。
プロセッサ障害対応通知を受信した場合、ステップS205において、FPGA150は、プロセッサ障害対応通知がプロセッサ110のリセットを指示しているか否かを判定する。
また、プロセッサ障害対応通知を受信していない場合、ステップS206において、FPGA150は、プロセッサ障害情報の送信から所定時間経過したか否かを判定する。プロセッサ障害情報の送信から所定時間経過していない場合には、再びステップS204における、FPGA150による、管理センタ装置200からのプロセッサ障害対応通知を受信したか否かの判定以降の動作が繰り返される。
ステップS205において、プロセッサ障害対応通知がプロセッサ110のリセットを指示していると判定された場合、あるいは、ステップS206において、プロセッサ障害情報の送信から所定時間経過したと判定された場合、ステップS207において、FPGA150は、プロセッサ110に対して、リセット割込通知を出力し、当該プロセッサ110をリセットさせる。
ステップS208において、リセット後のプロセッサ110は、ROM112に記憶された、障害対応処理ソフトウェアを読み出して実行することにより、障害対応処理を再開する。
ステップS209において、FPGA150は、運用系ROM170に記憶された、信号処理用回路設定情報に基づいて、内部に無線端末250との間で伝送される信号の処理のための論理回路を構成し、無線端末250との間で伝送される信号の処理に復帰する。
一方、ステップS205において、プロセッサ障害対応通知がプロセッサ110のリセット以外の障害対応処理を指示していると判定された場合(ステップS205において否定判断の場合)、ステップS210において、FPGA150は、指示に応じた障害対応処理を実行する。
(3)作用・効果
以下、本発明の実施形態に係る無線基地局10について、従来の無線基地局と比較した作用効果を説明する。
図4は、従来の無線基地局の構成図である。図4に示す無線基地局300は、制御部301、無線通信部350及びアンテナ360を含む。制御部301は、運用系プロセッサ302、その他回路ブロック304、スイッチ306、ROM307及び冗長系プロセッサ308を含む。
運用系プロセッサ302は、無線基地局300が起動すると、ROM307から障害対応処理ソフトウェアを読み出して実行し、無線基地局300の各部の障害に関する対応処理(障害対応処理)を開始する。障害対応処理において、運用系プロセッサ302内の障害監視部303は、無線基地局300の各部を監視する。無線基地局300の各部の障害を検出した場合、運用系プロセッサ302は、当該障害に対応する障害情報を生成し、スイッチ140を介して、不図示の管理センタ装置へ送信する。
一方、運用系プロセッサ302に障害が発生した場合、冗長系プロセッサ308は、ROM307から障害対応処理ソフトウェアを読み出して実行し、運用系プロセッサ302に代わって、障害対応処理を開始する。障害対応処理において、冗長系プロセッサ308内の障害監視部309は、無線基地局300の各部を監視する。無線基地局300の各部の障害を検出した場合、冗長系プロセッサ308は、当該障害に対応する障害情報を生成し、スイッチ140を介して、不図示の管理センタ装置へ送信する。
これに対して、本発明の実施形態に係る無線基地局10は、プロセッサ110とFPGA150を備えている。通常時には、プロセッサ110は、無線基地局10の各部の障害に関する対応処理(障害対応処理)を実行し、FPGA150は、無線端末250との間で伝送される信号の処理を実行する。
一方、プロセッサ110に障害が発生した場合には、FPGA150は、障害処理系ROM180に記憶された、障害対応処理用回路設定情報に基づいて、内部に無線基地局10の各部の障害に関する対応処理を実行するための論理回路を構成し、プロセッサ110に代わって障害対応処理を実行する。
したがって、無線基地局10は、冗長系のプロセッサが不要である。また、FPGA150が、障害対応処理用回路設定情報に基づいて、障害対応処理のための内部の論理回路を構成し、障害対応処理を実行するため、冗長系のプロセッサが障害対応処理ソフトウェアを読み出して障害対応処理を実行する場合と比較して、迅速な障害対応処理が可能となる。
また、FPGA150が、障害対応処理において、プロセッサ110をリセットすることにより、当該プロセッサ110は、障害対応処理を再開することができ、FPGAは、元の無線端末250との間で伝送される信号の処理の実行に復帰することができる。
(4)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態では、無線基地局10について説明したが、有線により通信を行う通信装置等、他の通信装置にも同様に本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、無線基地局10の制御部100内にFPGAが設けられているが、FPGA以外のプログラマブルロジックデバイスが設けられている場合にも、同様に本発明を適用することができる。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の通信装置は、冗長系のプロセッサを設けることなく、迅速な障害対応処理が可能であり、通信装置として有用である。
10…無線基地局100…制御部、110…プロセッサ、111…障害監視部、112…ROM、120…WDT部、130…リセット回路ブロック、140…スイッチ、150…FPGA、151…障害監視部、160…起動ROM制御部、170…運用系ROM、180…障害処理系ROM、190…無線通信部、191…アンテナ、200…管理センタ装置、250…無線端末

Claims (6)

  1. 他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、
    前記通信装置の各部の障害対応処理を行うプロセッサと、
    前記通信装置の各部の障害対応処理以外の所定の処理を行うプログラマブルロジックデバイスと、
    前記プロセッサの障害を検出する障害検出部と、
    前記通信装置の各部の障害対応処理の機能を実行するための回路設定情報を記憶する記憶部と
    を備え、
    前記プログラマブルロジックデバイスは、前記障害検出部によって前記プロセッサの障害が検出された場合に、前記記憶部に記憶された前記回路設定情報に基づいて内部の論理回路を構成し、前記プロセッサに代わって前記通信装置の各部の障害対応処理を実行する通信装置。
  2. 前記プログラマブルロジックデバイスは、所定の装置へ前記プロセッサの障害情報を通知する請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の装置へ前記プロセッサの障害情報を通知した後、前記所定の装置からの応答を受けた場合に、前記応答の内容に応じた処理を行う請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の装置へ前記プロセッサの障害情報を通知してから所定時間内に、前記所定の装置からの応答がない場合に、前記プロセッサをリセットする請求項2又は3に記載の通信装置。
  5. 前記プログラマブルロジックデバイスは、前記プロセッサがリセットされた場合に、前記通信装置の各部の障害対応処理以外の所定の処理の実行に復帰する請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、無線端末との間で通信を行う無線基地局であり、
    前記プログラマブルロジックデバイスは、前記通信装置の各部の障害対応処理以外の所定の処理として、前記無線端末との間で伝送される信号の処理を実行する請求項1乃至5の何れかに記載の通信装置。
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