JP2004092011A - 弾性繊維用処理剤及び弾性繊維 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性繊維の処理剤として用いられる解舒性、制電性、チーズ捲形状、平滑性、編織加工時における風綿吸着の防止に優れる油剤を提供することにある。
【解決手段】平均粒子径が0.01〜20μmである下記式1で表される化合物、平均粒子径が0.01〜20μmである下記式2で表される化合物、平均粒子径が0.01〜20μmである下記式3で表される化合物より選ばれる少なくとも一種以上を0.01〜20重量部使用し、ベース成分としてシリコーン油、鉱物油及びエステル油より選ばれる少なくとも一種以上を80〜99.99重量部使用して構成される弾性繊維用処理剤である。
−C(O)−NH−R−NH−C(O)−R(1)
−NH−C(O)−R−C(O)−NH−R(2)
−NH−C(O)−R(3)
(式中,R,R,R,R〜Rは有機基を表し,R,RはC1〜10の脂肪族炭化水素基,芳香族炭化水素基等を表す)
【選択図】 なし

Description

発明の詳細な説明
 本発明は弾性繊維用処理剤に関する。詳しくは、該処理剤を弾性繊維に付与することで、解舒性、制電性、チーズ捲形状、平滑性に優れた弾性繊維が得られ、弾性繊維と綿糸を用いた編物や織物において、綿糸がこすれて生じた風綿の吸着が少なく編織の工程での弾性繊維の糸切れが起こらなくなるような弾性繊維用処理剤及び該処理剤を用いて処理された弾性繊維に関する。
 従来から、弾性繊維の処理剤として、いくつかの提案がなされている。特開平10−310979号公報、特公平6−15745号公報、特公昭40−5557号公報、特公昭37−4586号公報には膠着防止剤として、高級脂肪酸の金属塩を処理剤に用いる方法が記載されている。特開平9−78460号公報、特開平8−74179号公報、特公昭42−8438号公報には膠着防止剤として、シリコーン樹脂を処理剤に用いる方法が記載されている。特開平11−229277号公報には膠着防止剤として、アルキルリン酸エステル化合物を処理剤に用いる方法が記載されている。特表2001−509847号公報、特開平1−298259号公報には、膠着性の少ない弾性繊維を得るため、溶融したポリウレタンポリマー中にステアリン酸エチレンビスアミド等の高級脂肪酸アミドを分散混合して紡糸する方法が記載されている。特開平11−61651号公報には制電剤として、有機スルホン酸化合物、有機硫酸化合物を処理剤に用いる方法が記載されている。特開平9−49167号公報、特開平7−173770号公報には制電剤として、アルキルホスフェート金属塩とアルキルホスフェートアミン塩を処理剤に用いる方法が記載されている。特開平11−012950号公報には弾性繊維に良好なチーズ捲形状を付与する処理剤としてシリコーンオイル、カルボキシアミド変性シリコーン、高級脂肪酸マグネシウム塩からなる処理剤が記載されている。
発明が解決しようとする課題
 弾性繊維用処理剤は、シリコーン油、鉱物油およびエステル油などの疎水性のベース成分を用いているため、制電性が不十分である。チーズ解舒性については、繊維間の膠着性が強いと、チーズ解舒性が悪くなる。チーズ捲形状については、繊維間摩擦が悪くなると、チーズ捲形状が悪くなる。加工工程での操業性安定化には、平滑性が必要である。弾性繊維と綿糸を交編する場合、風綿が弾性繊維に吸着して吸糸口に詰まり、吸糸口で糸切れが起こるため、たびたび清掃しなければいけない問題がある。本発明は弾性繊維に付与することで、制電性、解舒性、チーズ捲形状、平滑性に優れた弾性繊維が得られ、弾性繊維と綿糸の交編時に風綿吸着が少なく、細物弾性繊維と綿糸の高速編織加工が可能となる弾性繊維用処理剤及び該処理剤を用いて処理された弾性繊維を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
 本発明は、N,N′−置換脂肪酸ビスアミド、N,N′−置換脂肪族ジアミド、N−置換脂肪酸アミドの平均粒子径を0.01〜20μmの範囲に制御することにより、膠着防止性を向上させるとともに、その処理剤中での分散安定性を改善し、更には弾性糸に制電性、チーズ捲形状、平滑性、綿糸との交編時の風綿吸着防止の効果を付与できることを見出したものである。本発明は、平均粒子径が0.01〜20μmである下記式1で表される化合物、平均粒子径が0.01〜20μmである下記式2で表される化合物、平均粒子径が0.01〜20μmである下記式3で表される化合物より選ばれる少なくとも一種以上を0.01〜20重量部使用し、ベース成分としてシリコーン油、鉱物油及びエステル油より選ばれる少なくとも一種以上を80〜99.99重量部使用して構成される弾性繊維用処理剤である。
  R−C(O)−NH−R−NH−C(O)−R    (式1)
  R−NH−C(O)−R−C(O)−NH−R    (式2)
  R−NH−C(O)−R               (式3)
(式1、式2、式3において、R、R、R、R、R、Rは有機基を表し、R、Rは炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基もしくは脂芳香族炭化水素基を表す)
 本発明は、上記式1〜3で表わされる化合物より選ばれる少なくとも一種以上の該化合物の分散効率と処理剤中での分散安定性を高めたり、処理剤の粘度を下げるために、シリコーン油/鉱物油とエステル油の総和=100/0〜10/90(重量比)からなるベース成分中に、上記式1〜3で表わされる化合物より選ばれる少なくとも一種以上の該化合物を、該ベース成分100重量部当たり0.01〜20重量部攪拌混合し、分散剤としてアミノ変性シリコーン及び/又はアミノアルキルシリコーンレジンを該ベース成分/該分散剤=99.5/0.5〜80/20(重量比)の割合になるよう攪拌混合して、分散し、上記式1〜3で表わされる化合物より選ばれる少なくとも一種以上の該化合物が平均径0.01〜20μmになるように分散された弾性繊維用処理剤である。
 本発明は、解舒性、制電性、チーズ捲形状、平滑性、風綿吸着防止の効果を高めるために、上記処理剤100重量部に対し、ポリエーテル変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、シリコーンレジン、高級脂肪酸の金属塩、有機スルホン酸化合物、有機硫酸化合物、有機カルボン酸アミン、有機リン酸エステルアミン塩、アミノ変性シリコーンの有機リン酸エステル中和物の少なくとも一種を更に0.01〜15重量部含有させた弾性繊維用処理剤が好ましい。
 又、本発明の弾性繊維は、上記処理剤が弾性繊維に対して0.1〜15重量%付与されていることを特徴とする。
 本発明の処理剤の粘度は、好ましくは、30℃における粘度が3〜30mm/Sである。3mm/S未満では、処理剤の揮発が問題となり、30mm/Sを超えると平滑性に劣る場合がある。
 本発明では、平均粒子径が0.01〜20μmである式1で表される化合物、平均粒子径が0.01〜20μmである式2で表される化合物、平均粒子径が0.01〜20μmである式3で表される化合物より選ばれる少なくとも一種以上を0.01〜20重量部用いる。
0.01重量部未満では、解舒性、制電性、チーズ捲形状、平滑性、風綿吸着防止の効果が不十分であり、20重量部を超えるとチーズ膠着防止効果が強くなり過ぎて、チーズ捲き形状が崩れ、形状不良となる。
式1で表される化合物、式2で表される化合物、及び式3で表される化合物の平均粒子径は、0.01〜20μm、好ましくは0.1〜5μmである。0.01μmより小さいと、処理剤の粘度が高くなり、取り扱い性が悪くなったり、膠着防止性が低下することがある。20μmより大きいと、処理剤中における分散性が悪くなり、弾性繊維の加工工程等において、編針やガイドとの摩擦が大きくなることがある。上記の式1、式2及び式3で表されるR、R、R、R、R、Rは、有機基であり、好ましくは、置換基を有してもよい炭素数10〜30のアルキル基及び、置換基を有してもよい炭素数10〜30のアルケニル基であり、更に好ましくは、置換基として水酸基を有してもよい炭素数12〜22のアルキル基及び、置換基として水酸基を有してもよい炭素数12〜22のアルケニル基である。上記の式1及び式2で表されるR、Rは炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基もしくは脂芳香族炭化水素基であり、好ましくは、炭素数1〜8のアルキレン基及び、炭素数1〜8の置換基を有してもよい芳香族炭化水素基、及び炭素数1〜8の置換基を有してもよい脂芳香族炭化水素基である。
 本発明に好適な上記式1で表される化合物の具体例としては、N,N′−カプリン酸エチレンビスアミド、N,N′−ラウリン酸エチレンビスアミド、N−ラウリン酸−N′−ステアリン酸メチレンビスアミド、N−ミリスチン酸−N′−パルミチン酸エチレンビスアミド、N,N′−パルミチン酸ヘキサメチレンビスアミド、N,N′−ステアリン酸エチレンビスアミド、N,N′−オレイン酸エチレンビスアミド、N,N′−ステアリン酸メチレンビスアミド、N,N′−オレイン酸メチレンビスアミド、N,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミド、N,N′−ステアリン酸ブチレンビスアミド、N,N′−イソステアリン酸エチレンビスアミド、N,N−ベヘン酸ヘキサメチレンビスアミド、N,N′−ヒドロキシステアリン酸ヘキサメチレンビスアミド、N,N′−ステアリン酸ヘキサメチレンビスアミド、N,N′−オレイン酸ヘキサメチレンビスアミド、N,N−リシノレイン酸ヘキサメチレンビスアミド、N−ステアリン酸−N′−オレイン酸エチレンビスアミド、N−オレイン酸−N′−ベヘン酸エチレンビスアミド、N,N′−ベヘン酸エチレンビスアミド、N,N′−ステアリン酸キシリレンビスアミド、N,N′−エルカ酸エチレンビスアミド、N,N′−リシノレイン酸エチレンビスアミド等のN,N′−置換脂肪酸ビスアミドが例示できる。特に好ましくは、N,N′−ステアリン酸エチレンビスアミド、N,N′−オレイン酸エチレンビスアミド、N,N′−ステアリン酸メチレンビスアミド、N,N′−オレイン酸メチレンビスアミド、N,N′−ステアリン酸ヘキサメチレンビスアミド、N,N′−オレイン酸ヘキサメチレンビスアミド、N,N′−ベヘン酸エチレンビスアミド、N,N′−ステアリン酸キシリレンビスアミド、N,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミドである。
式2で表される化合物の具体例としては、N,N′−ジオレイルアジピン酸アミド、N,N′−ジステアリルアジピン酸アミド、N,N′−ジオレイルセバシン酸アミド、N,N′−ジステアリルセバシン酸アミド、N,N′−ジステアリルテレフタル酸アミド、N,N′−ジステアリルイソフタル酸アミド、N−ラウリル−N′−ステアリルアジピン酸アミド、N−ステアリル−N′−オレイルセバシン酸アミド、N−ステアリル−N′−オレイルテレフタル酸アミド、N−ミリスチル−N′−パルミチルイソフタル酸アミド等のN,N′−置換脂肪族ジアミドが例示できる。特に好ましくは、N,N′−ジオレイルアジピン酸アミド、N,N′−ジステアリルアジピン酸アミド、N,N′−ジオレイルセバシン酸アミド、N,N′−ジステアリルセバシン酸アミド、N,N′−ジステアリルテレフタル酸アミド、N,N′−ジステアリルイソフタル酸アミド、N−ステアリル−N′−オレイルセバシン酸アミド、N−ステアリル−N′−オレイルテレフタル酸アミドである。
式3で表される化合物の具体例としては、N−ラウリルステアリン酸アミド、N−エイコサニルミリスチン酸アミド、N−パルミチルステアリン酸アミド、N−ステアリルステアリン酸アミド、N−オレイルパルミチン酸アミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N−ステアリルベヘン酸アミド、N−ステアリルオレイン酸アミド、N−ステアリルエルカ酸アミド等のN−置換脂肪酸アミドが例示できる。特に好ましくは、N−パルミチルステアリン酸アミド、N−ステアリルステアリン酸アミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N−ステアリルベヘン酸アミド、N−ステアリルエルカ酸アミドである。
 式1で表される化合物、式2で表される化合物、そして式3で表される化合物は、例えばホモミキサー、コロイドミル、サンドミル、ビスコミル、ダイノーミル、コボールミル等のような高剪断性の混合または粉砕装置中で、平均粒子径については、特に限定はしないが、通常、市販されている平均粒子径が30〜200μm程度の式1で表される化合物及び式2で表される化合物及び式3で表される化合物を、処理剤のベース成分でもあるシリコーン油、鉱物油及びエステル油より選ばれる少なくとも一種以上と共に入れ、攪拌混合することにより調整できると共に、この処理により、式1で表される化合物及び式2で表される化合物及び式3で表される化合物の平均粒子径を本発明にとって必要な0.01〜20μmに粉砕調整することができる。平均粒子径の調整は混合または粉砕装置の回転速度、攪拌羽根の形状及び処理時間を選定することにより行うことができる。経済性の面からより好ましい装置はビスコミル、ダイノーミル、またはコボールミルである。
 本発明では、下記式1で表される化合物、下記式2で表される化合物、下記式3で表される化合物より選ばれる少なくとも一種以上を、シリコーン油/鉱物油とエステル油の総和=100/0〜10/90(重量比)からなるベース成分100重量部当たり0.01〜20重量部使用し、該ベース成分/分散剤=99.5/0.5〜80/20(重量比)の割合でアミノ変性シリコーン及び/又はアミノアルキルシリコーンレジンからなる該分散剤を使用し、該ベース成分及び該分散剤と混合または粉砕装置で攪拌混合することにより、調整できると共に、この処理により、下記の式1で表される化合物及び式2で表される化合物及び式3で表される化合物の平均粒子径を本発明にとって必要な0.01〜20μmに効率よく、粉砕調整することができる。
0.01重量部未満では、解舒性、制電性、チーズ捲形状、平滑性、風綿吸着防止の効果が不十分であり、少量であるため、分散処理の経済性が悪く、20重量部を超えるとチーズ膠着防止効果が強くなり過ぎて、チーズ捲き形状が崩れ、形状不良となる。
該ベース成分のシリコーン油/鉱物油とエステル油の総和の重量比について、シリコーン油の重量比が10未満では、アミノ変性シリコーン及び/又はアミノアルキルシリコーンレジンからなる該分散剤が該ベース成分に相溶し難い場合があり、充分な分散効果が得られない。
該ベース成分/該分散剤の重量比について、該分散剤の重量比が0.5未満では、平均粒子径の微小化や微小化に伴う増粘の抑制などの分散効果が不十分であり、20を超えると本来の目的である分散効果に対し、過剰量となり、不経済である。本発明で分散剤として用いられるアミノ変性シリコーンは、下記式4で表わされるアミノアルキル基含有オルガノポリシロキサンが好ましい。
(R10SiO−[(R10SiO]k−[(R1011)SiO]l−SiR(R10   (式4)
(式中、RはHN(CH−、1価炭化水素基、アルコキシ基から選択される基、R10は1価炭化水素基又はアルコキシ基、R11は1価炭化水素基、HN(CH−、HN(CHNH(CH−から選択される基、kは5〜10,000の正数、lは0.1〜400の正数)
上記式4中、R、R10、R11はそのうちの少なくとも一つ以上はHN(CH−及び/又はHN(CHNH(CH−であり、これらのアルキルアミノ基を含有することにより、処理剤中での式1〜3の化合物の分散安定性向上と平均粒子径を微小化する効果が得られる。
はHN(CH−、1価炭化水素基、アルコキシ基から選択される基を表し、好ましくは、HN(CH−、メチル基、メトキシ基である。R10は1価炭化水素基又はアルコキシ基を表し、好ましくは、メチル基、メトキシ基である。R11は1価炭化水素基、HN(CH−、HN(CHNH(CH−から選択される基を表し、好ましくは、メチル基、HN(CH−、HN(CHNH(CH−である。
kとlの総和が5.1未満では、揮発性が問題となることがあり、kが10,000を超え、且つlが400を超える場合は、処理剤の粘度が高くなり、平滑性に悪影響を及ぼす。
 本発明で分散剤として用いられるアミノアルキルシリコーンレジンは、下記式5で表わされるものが好ましい。
  〔(HNR12NHR13SiO1.5)n(R14SiO1.5〕t       (式5)
(式中、R12は炭素数1〜3の側鎖を有していてもよい炭化水素基、R13は炭素数1〜5の側鎖を有していてもよい炭化水素基、R14は炭素数4〜10の側鎖を有していてもよい飽和または不飽和の炭化水素基、nは0.1〜0.5の正数、mは0.5〜0.9の正数であり、n+m=1。tは5〜50の正数を表わす)
 上記式5中、R12はメチレン、エチレン、トリメチレン、プロピレン、ビニレン等の炭素数1〜3の炭化水素基を表す。好ましくはエチレンである。
 R13はメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、プロピレン、シクロペンチレン、ビニレン等の炭素数1〜5の炭化水素基、好ましくはプロピレンである。R14はn−ブチル、tert−ブチル、sec−ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、2−エチルヘキシル、デシル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ベンジル、フェニル等の側鎖や不飽和基を有していてもよいアルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル等から選ばれた炭素数4〜10の炭化水素基、好ましくは側鎖を有していてもよいアルキル基である。nは0.1〜0.5、好ましくは0.1〜0.2であり、mは0.5〜0.9、好ましくは0.8〜0.9である。n+m=1である。tは5〜50、より好ましくは30〜40である。この範囲において、処理剤中での上記式1〜3の化合物の分散安定性向上と平均粒子径を微小化する効果が得られる。
 本発明において、平均粒子径は、処理剤をベース成分で希釈し、バッチセルを用いて粒度分布測定装置「LA−910」(堀場製作所製)により測定するか、デジタルマイクロスコープ「VH−7000」(キーエンス社製)で測定する。
本発明の処理剤には、解舒性、制電性、チーズ捲形状、平滑性、風綿吸着防止の効果を高めるために、高級脂肪酸の金属塩、有機スルホン酸化合物、有機硫酸化合物、有機リン酸エステルアミン塩、アミノ変性シリコーンの有機リン酸エステル中和物が0.01〜15重量部添加されていても良い。高級脂肪酸の金属塩としては、従来より、弾性繊維に用いられている公知のものを用いることができ、ステアリン酸Al、ステアリン酸Ca、ステアリン酸Mg、ステアリン酸Ba、ステアリン酸亜鉛等が好ましい。
 本発明の処理剤には、解舒性、制電性、チーズ捲形状、平滑性、風綿吸着防止の効果を高めるために、従来の公知の変性シリコーン(アルキル変性シリコーン、エステル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、カルビソール変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、リン酸変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、式:R151617SiO1/2(式中、R15、R16、R17は一価炭化水素基である。)で示されるシロキサン単位と式:SiOで示されるシロキサン単位とからなるオルガノポリシロキサン樹脂、式:R151617SiO1/2(式中、R15、R16、R17は一価炭化水素基である。)で示されるシロキサン単位と式:SiOで示されるシロキサン単位及び式:R18SiO3/2(式中、R18は一価炭化水素基である。)で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキサン樹脂、式:R18SiO3/2(式中、R18は一価炭化水素基である。)で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキサン樹脂等)や制電剤、つなぎ剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等、通常弾性繊維の処理剤に用いられる成分を配合することができる。
 本発明の弾性繊維は、上記処理剤が弾性繊維に対して0.1〜15重量%付与されていることを特徴とする。
 以下実施例により本発明を具体的に説明する。
 なお具体例における、各特性の評価は次の方法に従って行った。
油剤の作用効果の評価法
粘度:キャノンフェンスケ粘度計を用い、一定温度(例えば、25℃、30℃)における試料液の動粘度を求めた。
 アミン価:イソプロピルアルコール、キシレン/イソプロピルアルコール(1/1)混合等の溶剤に溶解した試料を、0.1N−HClエチレングリコール/イソプロピルアルコール溶液で自動電位差滴定装置(平沼社製COM−900)を使用して電位差滴定して、終点の滴定量(ml)を測定し、下式6よりアミン価を算出した。尚、アミン価とは試料1gを中和するのに要するHClと当量となるKOHのmg数で表されるものである。
  アミン価(KOHmg/g)=(A×F×5.61)/W  (式6)
 (式6において、A=滴定量(ml)、F=0.1N−HClの力価、W=試料重量(g))
 ローラー静電気:図1において、解舒速度比測定機の解舒側に処理剤を付与した繊維のチーズ(1)をセットし、50m/分の周速で回転させ、チーズ上2cmのところにおいて、春日式電位差測定装置(2)で、回転を始めて1時間後の発生静電気を測定する。
 編成張力:図2において、チーズ(3)から縦取りした弾性糸(4)をコンペンセーター(5)を経てローラー(6)、編み針(7)を介して、Uゲージ(8)に付したローラー(9)を経て速度計(10)、巻き取りローラー(11)に連結する。速度計(10)での走行速度が定速(例えば、10m/分、100m/分)になるように巻き取りローラーの回転速度を調整して、巻き取りローラーに巻き取り、そのときの編成張力をUゲージ(8)で測定し、繊維/編み針間の摩擦(g)を計測する。走行糸条より1cmのところで春日式電位差測定装置(12)で発生静電気を測定する。
 繊維間摩擦係数(F/FμS):図3において、処理剤が付与された弾性繊維のモノフィラメントを50〜60cm程取り、一方の端に荷重T1(13)を吊り、ローラー(14)を介して、Uゲージ(15)にもう一方の端を掛けて定速(例えば、3cm/分)で引っ張り、そのときの2次張力T2をUゲージ(15)で測定し、式7により、繊維間摩擦係数を求める。
 摩擦係数(F/FμS)=1/θ・ln(T2/T1)   (式7)
(式7において、θ=2π、ln=自然対数、T1は22dtex当り1g)
チーズ捲形状(捲き崩れ有無):評価に供する処理剤が付与されたモノフィラメントチーズ(巻き量400g)の捲形状にバルジや綾等の捲き崩れが有るか無いかを目視で確認した。
 風綿吸着試験法:図4においてチーズ(16)から20m/分の速度で弾性糸を出し、コンペンセーター(17)を経てローラー(18)から風綿の吸糸口(19)を経て巻取ローラー(20)で80m/分で巻取る。綿糸(21)は、ガイド(22)からローラー(23)と編針(24)を経て巻取ローラー(25)で80m/分の速度で巻取られる。風綿はローラー(23)と編針(24)の間で綿糸を1回撚りでこすり合わせて発生させる。60分間弾性繊維を走行させたときの吸糸口に集積する風綿の重量を測定する。弾性繊維及び綿糸は20℃、45%RHの雰囲気下で3日間調湿したものを用いた。測定雰囲気は20℃、45%RHで行った。吸糸口は、直径0.2mm、長さ10mm、その材質はアルミナである。
 解舒速度比:図5において、解舒速度比測定機の解舒側に処理剤を付与した繊維のチーズ(26)をセットし、巻き取り側に紙管(27)をセットする。巻き取り速度を一定速度にセットした後、ローラー(28)及び(29)を同時に起動させる。この状態では糸(30)に張力はほとんどかからないため、糸はチーズ上で膠着して離れないので、解舒点(31)は図5に示す状態にある。解舒速度を変えることによって、チーズからの糸(30)の解舒点(31)が変わるので、この点がチーズとローラーとの接点(32)と一致するように解舒速度を設定する。解舒速度比は式8によって求める。この値が小さいほど、解舒性が良いことを示す。
  解舒速度比(%)=(巻取速度−解舒速度)÷解舒速度X100(式8)
 分散安定性:処理剤を100mlのすり栓付き試験管に入れ、25℃にて1ヶ月又は6ヶ月静置した後、処理剤の外観を観察し、下記の基準で評価した。○:透明な層や沈澱が無い。 △:透明な層がある。 ×:沈澱がある。
 処理剤−1の調製:N,N′−ステアリン酸エチレンビスアミド(平均粒子径50μm)2重量部を、25℃における粘度が5mm/sのシリコーン油98重量部に分散し、この液をビスコミルCVM−2(五十嵐機械社製)に通してN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミドを粉砕した。得られたN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミドの平均粒子径は0.7μmであった。
 処理剤−2の調製:N,N′−ジステアリルテレフタル酸アミド(平均粒子径50μm)1重量部を、30秒の流動パラフィン99重量部に分散し、この液をビスコミルCVM−2(五十嵐機械社製)に通してN,N′−ジステアリルテレフタル酸アミドを粉砕した。得られたN,N′−ジステアリルテレフタル酸アミドの平均粒子径は0.7μmであった。
 処理剤−3の調製:N,N′−ステアリン酸エチレンビスアミド(平均粒子径50μm)1重量部とN−ステアリルベヘン酸アミド(平均粒子径50μm)1重量部を、イソオクチルラウレート98重量部に分散し、この液をビスコミルCVM−2(五十嵐機械社製)に通してN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミドとN−ステアリルベヘン酸アミドを粉砕した。得られたN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミドとN−ステアリルベヘン酸アミドの平均粒子径は共に0.7μmであった。
処理剤−4の調製:N,N′−ステアリン酸エチレンビスアミド(平均粒子径50μm)5重量部とN,N′−ジステアリルアジピン酸アミド(平均粒子径50μm)5重量部を、40秒の流動パラフィン60重量部、イソオクチルラウレート30重量部に分散し、この液をビスコミルCVM−2(五十嵐機械社製)に通してN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミドとN,N′−ジステアリルアジピン酸アミドを粉砕した。得られたN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミドとN,N′−ジステアリルアジピン酸アミドの平均粒子径は共に0.9μmであった。
 処理剤−5の調製:N,N′−ステアリン酸エチレンビスアミド(平均粒子径50μm)2重量部を、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油97重量部、アミノ変性シリコーン〔側鎖ジアミン変性型のアミノ変性シリコーン、アミン価5KOHmg/g、粘度1200mm/s(25℃)〕1重量部に分散し、この液をダイノーミルに通してN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミドを粉砕した。得られたN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミドの平均粒子径は0.3μmであった。
 処理剤−6の調製:N,N′−ステアリン酸エチレンビスアミド(平均粒子径50μm)2重量部を、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油97重量部、アミノアルキルシリコーンレジン〔アミン価11KOHmg/g、粘度300mm/s(25℃)〕1重量部に分散し、この液をダイノーミルに通してN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミドを粉砕した。得られたN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミドの平均粒子径は0.3μmであった。
 処理剤−7の調製:N,N′−ステアリン酸メチレンビスアミド(平均粒子径50μm)1重量部を、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油88.5重量部、40秒の流動パラフィン10重量部、アミノ変性シリコーン〔側鎖ジアミン変性型のアミノ変性シリコーン、アミン価1KOHmg/g、粘度14500mm/s(25℃)〕0.5重量部に分散し、この液をダイノーミルに通してN,N′−ステアリン酸メチレンビスアミドを粉砕した。得られたN,N′−ステアリン酸メチレンビスアミドの平均粒子径は0.3μmであった。
処理剤−8の調製:N,N′−ステアリン酸メチレンビスアミド(平均粒子径50μm)1重量部を、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油88.5重量部、40秒の流動パラフィン10重量部、アミノアルキルシリコーンレジン〔アミン価11KOHmg/g、粘度300mm/s(25℃)〕0.5重量部に分散し、この液をダイノーミルに通してN,N′−ステアリン酸メチレンビスアミドを粉砕した。得られたN,N′−ステアリン酸メチレンビスアミドの平均粒子径は0.3μmであった。
 処理剤−9の調製:N,N′−ステアリン酸ヘキサメチレンビスアミド(平均粒子径50μm)3重量部を、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油75重量部、イソオクチルラウレート20重量部、アミノ変性シリコーン〔両末端モノアミン変性型のアミノ変性シリコーン、アミン価25KOHmg/g、粘度70mm/s(25℃)〕2重量部に分散し、この液をダイノーミルに通してN,N′−ステアリン酸ヘキサメチレンビスアミドを粉砕した。得られたN,N′−ステアリン酸ヘキサメチレンビスアミドの平均粒子径は0.4μmであった。
 処理剤−10の調製:N,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミド(平均粒子径50μm)5重量部を、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油73重量部、40秒の流動パラフィン10重量部、イソオクチルラウレート10重量部、アミノ変性シリコーン〔側鎖モノアミン変性型のアミノ変性シリコーン、アミン価28KOHmg/g、粘度900mm/s(25℃)〕2重量部に分散し、この液をダイノーミルに通してN,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミドを粉砕した。得られたN,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミドの平均粒子径は0.3μmであった。
 処理剤−11の調製:N,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミド(平均粒子径50μm)5重量部を、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油73重量部、40秒の流動パラフィン10重量部、イソオクチルラウレート10重量部、アミノアルキルシリコーンレジン〔アミン価11KOHmg/g、粘度300mm/s(25℃)〕2重量部に分散し、この液をダイノーミルに通してN,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミドを粉砕した。得られたN,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミドの平均粒子径は0.3μmであった。
 処理剤−12の調製:N,N′−ジステアリルアジピン酸アミド(平均粒子径50μm)4重量部を、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油94重量部、アミノアルキルシリコーンレジン〔アミン価11KOHmg/g、粘度300mm/s(25℃)〕2重量部に分散し、この液をダイノーミルに通してN,N′−ジステアリルアジピン酸アミドを粉砕した。得られたN,N′−ジステアリルアジピン酸アミドの平均粒子径は0.4μmであった。
 処理剤−13の調製:N−ステアリルステアリン酸アミド(平均粒子径50μm)2重量部とN,N′−ステアリン酸メチレンビスアミド(平均粒子径50μm)2重量部を、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油94重量部、アミノアルキルシリコーンレジン〔アミン価11KOHmg/g、粘度300mm/s(25℃)〕2重量部に分散し、この液をダイノーミルに通してN−ステアリルステアリン酸アミドとN,N′−ステアリン酸メチレンビスアミドを粉砕した。得られたN−ステアリルステアリン酸アミドとN,N′−ステアリン酸メチレンビスアミドの平均粒子径は共に0.4μmであった。
 平均粒子径の測定,デジタルマイクロスコープ「VH−7000」(キーエンス社製)により、20箇所の粒子径を測定し、その平均を算出した。
 実施例1〜14及び比較例1〜5
紡糸原液の調整:数平均分子量2000のポリテトラメチレンエーテルグリコールと4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートをモル比率1:2で反応させ、次いで1,2−ジアミノプロパンのジメチルホルムアミド溶液を用いて鎖延長し、ポリマー濃度27%のジメチルホルムアミド溶液を得た。30℃での濃度は1500mPaSであった。
 実施例1
 ポリウレタン紡糸原液を190℃のN気流中に吐出して乾式紡糸した。紡糸中走行糸に上記で調製した処理剤−1をオイリングローラーにより繊維に対して6重量%付与した後、毎分500mの速度でポビンに巻き取り44dtexモノフィラメントチーズ(巻き量400g)を得た。得られたチーズを35℃、50%RHの雰囲気中に48時間放置して評価に供した。油剤性能の評価結果を表1及び表2に示した。
 実施例2
 上記で調製した処理剤−2を付与した以外は、実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例3
 上記で調製した処理剤−3を付与した以外は、実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例4
 上記で調製した処理剤−4を付与した以外は、実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例5
 実施例2の処理剤に、更にアルカンスルホネートNa塩を3重量部添加した
 以外は実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例6
実施例2の処理剤に、更にラウリルサルフェートトリエタノールアミン塩を3
 重量部添加した以外は実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例7
 実施例4の処理剤に、更に2−エチルヘキシル酸ジエタノールアミン塩を3重量部添加した以外は実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例8
 実施例4の処理剤に、更に2−エチルヘキシルホスフェートジエタノールアミン塩を3重量部添加した以外は実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例9
 実施例1の処理剤に、更にポリエーテル変性シリコーン〔信越化学工業社製、「KF−351」;粘度100mm/s(25℃)〕を0.3重量部添加した以外は実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例10
 実施例1の処理剤に、更に両末端カルボキシ変性タイプのカルボキシ変性シリコーン(粘度140mm/s)を0.5重量部添加した以外は実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例11
実施例1の処理剤に、更にアミノ変性シリコーン〔側鎖アミノ変性型のアミノ変性シリコーン、アミン価6KOHmg/g、粘度90mm/s(25℃)〕を5重量部添加した以外は実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例12
 実施例3の処理剤に、更にMQ比が1.0のシリコーンレジンを20重量部添加した以外は実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例13
 実施例4の処理剤に、更にステアリン酸Alを2重量部添加した以外は実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例14
実施例1の処理剤に、更にアミノ変性シリコーン〔側鎖アミノ変性型のアミノ変性シリコーン、アミン価37KOHmg/g、粘度800mm/s(25℃)〕と2−エチルヘキシルホスフェートの中和塩を5重量部添加した以外は実施例1と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 比較例1
 実施例1において、平均粒子径が50μmのN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミド2重量部と、25℃における粘度が5mm/sのシリコーン油98重量部とからなる処理剤を付与した以外は、実施例1と同様にして弾性糸を紡糸し、巻き取った。
 比較例2
実施例1において、平均粒子径が50μmの N,N′−ジステアリルテレフタル酸アミド1重量部と、30秒の流動パラフィン99重量部とからなる処理剤を付与した以外は、実施例1と同様にして弾性糸を紡糸し、巻き取った。
 比較例3
 実施例1において、平均粒子径が50μmのN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミド5重量部、平均粒子径が50μmのN,N′−ジステアリルアジピン酸アミド5重量部、40秒の流動パラフィン60重量部、イソオクチルラウレート30重量部とからなる処理剤を付与した以外は、実施例1と同様にして弾性糸を紡糸し、巻き取った。
 比較例4
 実施例1において、平均粒子径が0.7μmのステアリン酸マグネシウム1重量部、30秒の流動パラフィン99重量部とからなる処理剤を付与した以外は、実施例1と同様にして弾性糸を紡糸し、巻き取った。
 比較例5
 実施例1において、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油20重量部、60秒の流動パラフィン80重量部とからなる処理剤を付与した以外は、実施例1と同様にして弾性糸を紡糸し、巻き取った。
 表1及び表2の評価結果からわかるように、本発明の処理剤−1〜4を用いた実施例1〜14のチーズからの解舒性、制電性、チーズ捲形状、平滑性、風綿吸着防止性は良好で、処理剤自身も沈澱や分離が無く、分散安定性に優れていた。一方、比較例1〜5は解舒性、制電性、チーズ捲形状、平滑性、風綿吸着防止性が良くなく、処理剤自身の分散安定性が劣る。
Figure 2004092011
Figure 2004092011
 実施例15〜26及び比較例6〜12
 紡糸原液の調整:
 数平均分子量2000のポリテトラメチレングリコール100重量部と4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート25重量部を70℃で反応させ、N,N’−ジメチルアセトアミド250重量部を加え冷却しながら反応混合物を溶解させた。1,2−ジアミノプロパン5重量部をN,N’−ジメチルアセトアミド184重量部に溶解させたものを添加した。この様にしてポリウレタン紡糸原液を得た。
 実施例15
 ポリウレタン紡糸原液を2つの細孔を有する紡糸口金より190℃のN気流中に吐出して乾式紡糸した。紡糸中走行糸に上記で調整した処理剤−5をオイリングローラーにより繊維に対して6重量%付与した後、毎分400mの速度でボビンに巻き取り、22dtexマルチフィラメントのチーズ(巻き量400g)を得た。得られたチーズを35℃、50%RHの雰囲気中に48時間放置して評価に供した。油剤性能の評価結果を表3及び表4に示した。
 実施例16
 上記で調整した処理剤−6を付与した以外は、実施例15と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例17
 上記で調整した処理剤−7を付与した以外は、実施例15と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例18
 上記で調整した処理剤−8を付与した以外は、実施例15と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例19
 上記で調整した処理剤−9を付与した以外は、実施例15と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例20
 上記で調整した処理剤−10を付与した以外は、実施例15と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例21
 上記で調整した処理剤−11を付与した以外は、実施例15と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例22
 上記で調整した処理剤−12を付与した以外は、実施例15と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例23
 上記で調整した処理剤−13を付与した以外は、実施例15と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例24
 実施例15の処理剤に、更にアミノ変性シリコーン〔側鎖アミノ変性型のアミノ変性シリコーン、アミン価37KOHmg/g、粘度800mm/s(25℃)〕と2−エチルヘキシルホスフェートの中和塩を5重量部添加した以外は実施例15と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例25
 実施例16の処理剤に、更にMQ比が1.0のシリコーンレジンを20重量部添加した以外は実施例15と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 実施例26
 実施例22の処理剤に、更にポリエーテル変性シリコーン〔信越化学工業社製、「KF−351」;粘度100mm/s(25℃)〕を0.3重量部添加した以外は実施例15と同様にして、ポリウレタン弾性糸を紡糸し、チーズに巻き取った。
 比較例6
 実施例15において、平均粒子径が50μmのN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミド2重量部と、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油97重量部、アミノ変性シリコーン〔側鎖ジアミン変性型のアミノ変性シリコーン、アミン価5KOHmg/g、粘度1200mm/s(25℃)〕1重量部とからなる処理剤を付与した以外は、実施例15と同様にして弾性糸を紡糸し、巻き取った。
 比較例7
 実施例15において、平均粒子径が50μmのN,N′−ステアリン酸メチレンビスアミド1重量部と、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油88.5重量部、40秒の流動パラフィン10重量部、アミノ変性シリコーン〔側鎖ジアミン変性型のアミノ変性シリコーン、アミン価1KOHmg/g、粘度14500mm/s(25℃)〕0.5重量部とからなる処理剤を付与した以外は、実施例15と同様にして弾性糸を紡糸し、巻き取った。
 比較例8
 実施例15において、平均粒子径が50μmのN,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミド5重量部と、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油73重量部、40秒の流動パラフィン10重量部、イソオクチルラウレート10重量部、アミノ変性シリコーン〔側鎖モノアミン変性型のアミノ変性シリコーン、アミン価28KOHmg/g、粘度900mm/s(25℃)〕2重量部とからなる処理剤を付与した以外は、実施例15と同様にして弾性糸を紡し、巻き取った。
 比較例9
 N,N′−ステアリン酸エチレンビスアミド(平均粒子径50μm)2重量部を、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油98重量部に分散し、この液をダイノーミルに通してN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミドを粉砕した。得られたN,N′−ステアリン酸エチレンビスアミドの平均粒子径は0.7μmであった。このようにして調整した処理剤を付与した以外は、実施例15と同様にして弾性糸を紡糸し、巻き取った。
 比較例10
 N,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミド(平均粒子径50μm)5重量部を、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油75重量部、40秒の流動パラフィン10重量部、イソオクチルラウレート10重量部に分散し、この液をダイノーミルに通してN,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミドを粉砕した。得られたN,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミドの平均粒子径は0.9μmであった。このようにして調整した処理剤を付与した以外は、実施例15と同様にして弾性糸を紡糸し、巻き取った。
 比較例11
 実施例15において、平均粒子径が0.7μmのステアリン酸マグネシウム1重量部、40秒の流動パラフィン99重量部とからなる処理剤を付与した以外は、実施例15と同様にして弾性糸を紡糸し、巻き取った。
 比較例12
 実施例15において、25℃における粘度が10mm/sのシリコーン油50重量部、40秒の流動パラフィン50重量部とからなる処理剤を付与した以外は、実施例15と同様にして弾性糸を紡糸し、巻き取った。
 表3及び表4の評価結果からわかるように、本発明の処理剤−5〜13を用いた実施例15〜26のチーズからの解舒性、制電性、チーズ捲形状、平滑性、風綿吸着防止性は良好で、処理剤自身も沈澱や分離が無く、分散安定性に優れていた。一方、比較例6〜8及び比較例11〜12は解舒性、制電性、チーズ捲形状、平滑性、風綿吸着防止性が良くなく、処理剤自身の分散安定性が劣る。実施例15〜26では分散剤を用いて分散処理しているため、分散剤を用いずに分散処理した比較例9〜10に比べ、平均粒子径がより小さく、長期における分散安定性に優れる。
Figure 2004092011
Figure 2004092011
発明の効果
 本発明の処理剤を用いることにより、良好な解舒性、安定した制電性、良好なチーズ捲形状、良好な平滑性を弾性繊維に与えることができ、又、弾性繊維と綿糸との交編時の風綿吸着が少ないことによる糸切れ回数の減少で、編織機の稼働率向上及び編織物品位を向上させることができる。
又、処理剤の平均粒子径を一定範囲とすることで、処理剤自身の分散安定性が向上する。
更に、分散剤を用いることで、処理剤を効率よく粉砕調整でき、平均粒子径をより微小化し、処理剤の分散安定性をより向上させることができる。
ローラー静電気発生量の測定方法を説明する模式図。 編成張力の測定方法及び静電気発生量の測定方法を説明する模式図。 繊維間摩擦係数の測定方法を説明する模式図。 風綿吸着の測定方法を説明する模式図 解舒速度比の測定方法を説明する模式図。
符号の説明
1 弾性繊維のチーズ、 2 春日式電位差測定装置、 3 弾性繊維のチーズ、 4 糸、 5 コンペンセーター、 6 ローラー、 7 編み針、 8 Uゲージ、 9 ローラー、 10 速度計、 11 巻き取りローラー、 12 春日式電位差測定装置、 13 荷重、 14 ローラー、 15 Uゲージ、 16 弾性繊維のチーズ、 17 コンペンセーター、 18 ローラー、 19 風綿の吸糸口、 20 弾性繊維の巻取ローラー、 21 綿糸、 22 ガイド、 23 ローラー、 24 編針、 25 綿糸の巻取ローラー、 26 チーズ、 27 巻き取り用紙管、 28 ローラー、 29 ローラー、 30 走行糸条、 31 解舒点、 32 チーズとローラーの接点

Claims (7)

  1. 平均粒子径が0.01〜20μmである下記式1で表される化合物、平均粒子径が0.01〜20μmである下記式2で表される化合物、平均粒子径が0.01〜20μmである下記式3で表される化合物より選ばれる少なくとも一種以上を0.01〜20重量部使用し、ベース成分としてシリコーン油、鉱物油及びエステル油より選ばれる少なくとも一種以上を80〜99.99重量部使用して構成される弾性繊維用処理剤。
      R−C(O)−NH−R−NH−C(O)−R    (式1)
      R−NH−C(O)−R−C(O)−NH−R    (式2)
      R−NH−C(O)−R               (式3)
    (式1、式2、式3において、R、R、R、R、R、Rは有機基を表し、R、Rは炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基もしくは脂芳香族炭化水素基を表す)
  2. シリコーン油/鉱物油とエステル油の総和=100/0〜10/90(重量比)からなるベース成分及び該ベース成分100重量部当たり0.01〜20重量部の上記式1〜3で表される化合物より選ばれる少なくとも一種以上を使用し、更に分散剤としてアミノ変性シリコーン及び/又はアミノアルキルシリコーンレジンを該ベース成分/該分散剤=99.5/0.5〜80/20(重量比)の割合で使用して、上記式1〜3で表される該化合物より選ばれる少なくとも一種以上の平均径が0.01〜20μmに分散された弾性繊維用処理剤。
  3. 請求項1及び請求項2に記載の弾性繊維用処理剤100重量部に対して、ポリエーテル変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、シリコーンレジン、高級脂肪酸の金属塩、有機スルホン酸化合物、有機硫酸化合物、有機カルボン酸アミン、有機リン酸エステルアミン塩、アミノ変性シリコーンの有機リン酸エステル中和物の少なくとも一種が0.01〜15重量部更に添加されていることを特徴とする弾性繊維用処理剤。
  4. 請求項1〜3に記載の弾性繊維用処理剤が弾性繊維に対し、0.1〜15重量%付与されていることを特徴とする弾性繊維。
  5. 分散剤として用いるアミノ変性シリコーンにおいて、該アミノ変性シリコーンが下記式4で表わされるアミノアルキル基含有オルガノポリシロキサンである請求項2記載の弾性繊維用処理剤。
    (R10SiO−[(R10SiO]k−[(R1011)SiO]l−SiR(R10  (式4)
    (式中、RはHN(CH−、1価炭化水素基、アルコキシ基から選択される基、R10は1価炭化水素基又はアルコキシ基、R11は1価炭化水素基、HN(CH−、HN(CHNH(CH−から選択される基、kは5〜10,000の正数、lは0.1〜400の正数)
  6. 分散剤として用いるアミノアルキルシリコーンレジンにおいて、該アミノアルキルシリコーンレジンが下記式5で表わされる請求項2記載の弾性繊維用処理剤。
      〔(HNR12NHR13SiO1.5)n(R14SiO1.5       (式5)
     (式中、R12は炭素数1〜3の側鎖を有していてもよい炭化水素基、R13は炭素数1〜5の側鎖を有していてもよい炭化水素基、R14は炭素数4〜10の側鎖を有していてもよい飽和または不飽和の炭化水素基、nは0.1〜0.5の正数、mは0.5〜0.9の正数であり、n+m=1。tは5〜50の正数を表わす)
  7. 上記式1の化合物が、N,N′−ステアリン酸メチレンビスアミド、N,N′−ステアリン酸エチレンビスアミド、N,N′−ステアリン酸ヘキサメチレンビスアミド、N,N′−12−ヒドロキシステアリン酸エチレンビスアミドであり、上記式2の化合物が、N,N′−ジステアリルアジピン酸アミド、N,N′−ジステアリルテレフタル酸アミドであり、上記式3の化合物がN−ステアリルステアリン酸アミド、N−ステアリルベヘン酸アミド、でN−ステアリルエルカ酸アミドである請求項1及び請求項2記載の弾性繊維用処理剤。
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