JP2004090724A - 移動体用再生制御システム、移動体用再生制御方法並びに移動体用再生制御プログラムおよびそれを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】再生制御装置100は、予め音楽データを格納するデータベース101と、音楽データのデータ解析を行うデータ解析部102と、車両の走行状態を検出する走行状態検出部103と、当該車両を運転する運転者の運転状態を検出する運転者情報検出部104と、解析された音楽データの解析データ、検出された車両の走行状態および検出された運転者状態に基づいて再生される音楽データの選択制御を行うとともに、各部を制御する制御部105と、制御部105によって選択制御された音楽データを再生する再生部106と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などの移動体を運転している際に音楽などの音声を再生する再生制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両運転中における運転者の運転精神状態の低下、すなわち、眠気、疲労、焦燥感等を検出して、これを運転者に知らせることにより安全運転を促すようにした運転状態検出装置の開発が行われている。
【0003】
一方、長時間の単調作業において、作業者が居眠りをしてしまうことを防止する方法が種々研究されてきており、最近では、眠くなる原因そのものを排除するすなわち、長時間単調作業を行うのにふさわしい環境を整えることを主眼とした装置の開発が行われている。
【0004】
従来、このような違和感の無い快適な作業環境を整えることによって居眠りを防止することができる覚醒維持装置の代表的なものに、覚醒リズムに基づいて一定間隔またはランダム間隔に音声を再生する特開平8−196637号公報記載の覚醒維持装置が知られている。
【0005】
覚醒リズムとは、感覚神経あるいは視床下部(自律神経系)から脳幹網様体を賦活し、大脳皮質の覚醒度を高くするアクセル系と、縫線核の働きにより覚醒度を低くするブレーキ系のバランスが崩れ始める覚醒低下状態において生じると考えられており、覚醒維持のためには、上記の平衡状態をアクセル系が優位になる状態に変え、覚醒リズム現象を抑制することが望ましいと考えられる。
【0006】
同公報記載の覚醒維持装置は、人間の間隔を刺激するための音を発生する音源と覚醒リズムを計測する計測部を有し、計測された覚醒リズムに基づいて一定間隔またはランダム間隔で音の特性を変化させるように当該音源の再生制御を行うようになっており、例えば、当該覚醒維持装置を車両などの移動体に設置することにより、覚醒リズムに基づいて音声を断続的に再生し、人間の聴覚を刺激することによって居眠り運転を防止するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような覚醒維持装置にあっては、ユーザの選択した音楽を鑑賞することやユーザが興味のある音楽を聴くことができないという問題を有していた。
【0008】
特に、再生される音源に決められた音楽に加工を施すので、音を聴取することに飽きてしまうという問題が生じていた。
【0009】
本発明は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例としては、移動体の運転者の覚醒を維持しつつ、運転者などのユーザの嗜好にあった音楽などの音声を再生することができる再生制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の移動体用再生制御装置の発明は、移動体が走行する際に、データベースに格納された複数の音声データの中から1の音声データを再生する再生手段を制御する移動体用再生制御システムであって、データベースに格納された複数の音声データの中から1の音声データを再生する再生手段と、前記移動体を運転する運転者の心拍変動を示す心拍変動情報を少なくとも含む前記移動体の運転状態を示す運転情報を取得する運転情報取得手段と、前記音声データに含まれる音声成分を解析し、当該解析した音声データの音声成分を示す音声成分情報を取得する音声成分情報取得手段と、前記取得された運転情報に基づいて前記生体の心身状態の判断処理を行う判断処理手段と、前記判断された生体の心身状態に対する前記取得された音声成分情報に基づいて前記再生される音声データを選択する選択手段と、前記選択された音声データを再生させるために前記再生手段を制御する制御手段と、を備えた構成を有している。
【0011】
また、請求項8に記載の移動用再生制御方法の発明は、移動体が走行する際に、データベースに格納された複数の音声データの中から1の音声データを再生する再生手段を制御する移動体用再生制御方法であって、前記移動体を運転する運転者の心拍変動を示す心拍変動情報を少なくとも含む前記移動体の運転状態を示す運転情報を取得する運転情報取得工程と、前記音声データに含まれる音声成分を解析し、当該解析した音声データの音声成分を示す音声成分情報を取得する音声成分情報取得工程と、前記取得された運転情報に基づいて前記生体の心身状態を判断する判断手処理工程と、前記判断された生体の心身状態に対する前記取得された音声成分情報に基づいて前記再生される音声データを選択する選択工程と、前記選択された音声データを再生させるために前記再生手段を制御する制御工程と、を含む構成を有している。
【0012】
また、請求項13に記載の移動体用再生制御プログラムの発明は、コンピュータによって、データベースに格納された複数の音声データの中から1の音声データを再生する再生手段を制御する移動体用再生制御プログラムであって、前記コンピュータを、前記移動体を運転する運転者の心拍変動を示す心拍変動情報を少なくとも含む前記移動体の運転状態を示す運転情報を取得する運転情報取得手段、前記音声データに含まれる音声成分を解析し、当該解析した音声データの音声成分を示す音声成分情報を取得する音声成分情報取得手段、前記取得された運転情報に基づいて前記生体の心身状態を判断する判断手処理手段、前記判断された生体の心身状態に対する前記取得された音声成分情報に基づいて前記再生される音声データを選択する選択手段、前記選択された音声データを再生させるために前記再生手段を制御する制御手段、として機能させる構成を有している。
【0013】
また、請求項17に記載の記録媒体の発明は、請求項13乃至17の何れか一項に記載の移動体用再生制御プログラムをコンピュータに読み取り可能に記録した構成を有している。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、車両などの移動体に搭載され、CDプレーヤまたはハードディスクに格納される音楽データなどを再生する際の移動体で用いる再生制御装置の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0015】
〔第1実施形態〕
図1〜図6は、本願に係る再生制御装置の第1実施形態を示す図であり、まず、図1を用いて本実施形態の再生制御装置の構成について説明する。
【0016】
なお、図1は、本実施形態の再生制御装置の構成を示す図であり、本実施形態では、当該再生制御装置が車両に搭載されたものとして説明する。
【0017】
本実施形態の再生制御装置100は、図1に示すように、予め音楽データを格納するデータベース101と、音楽データのデータ解析を行うデータ解析部102と、車両の走行状態を検出する走行状態検出部103と、当該車両を運転する運転者の運転状態を検出する運転者情報検出部104と、解析された音楽データの解析されたデータ(以下、解析データという。)、検出された車両の走行状態および検出された運転者状態に基づいて再生される音楽データの選択制御を行うとともに、各部を制御する制御部105と、制御部105によって選択制御された音楽データを再生する再生部106と、を備えている。
【0018】
なお、例えば、本実施形態のデータベース101は、本発明のデータベース101を構成し、データ解析部102は、本発明の音声成分情報取得手段を構成する。また、例えば、本実施形態の走行状態検出部103は、本発明の運転情報取得手段を構成し、本実施形態の運転者情報検出部104は、本発明の運転情報取得手段を構成する。さらに、例えば、本実施形態の制御部105は、本発明の判断処理手段、判定処理手段、選択手段および制御手段を構成し、本実施形態の再生部106は、本発明の再生手段を構成する。
【0019】
データベース101は、例えば、ハードディスクによって構成され、1000曲以上の音楽データを格納するようになっており、後述するように、1の音楽データを、制御部105を介してデータ解析部102またはデータ再生部106に出力するようになっている。
【0020】
データ解析部102には、制御部105によって任意の音楽データが選択される際に、当該選択される音楽データが入力されるようになっており、このデータ解析部102は、入力された音楽データのデータ解析を行うとともに、当該音楽データの解析データ(例えば、本発明の音声成分情報に相当する。)を取得し、当該取得した解析データを制御部105に出力するようになっている。
【0021】
データ解析部102は、具体的には、左右のスピーカ出力の音圧差、音像の遠近などの音像定位、音楽データにおけるリズムの速度を示すテンポ、1小節内を占める基本的な音符の数や種類によって定められる拍子(ビート)および打楽器のパターンを示すリズムパターンなどの音楽成分を解析するとともに、音楽データのジャンルや雰囲気を形成する基となる特定の和音に関する音楽成分を音楽成分情報(例えば、本願発明の音楽成分情報に相当する。)として検出するようになっている。
【0022】
例えば、データ解析部102は、スピーカ出力の音圧を算出する場合には、音楽データの周波数帯域別の音響パワーデータを算出するとともに、各周波数帯域毎の音響パワーデータの和を算出して総合的な音響パワーを算出するようになっており、この算出された総合的な音響パワーに基づいて左右のスピーカ出力差を算出するようになっている。
【0023】
また、データ解析部102は、音楽データの音像の遠近を算出する場合には、スピーカのフロント出力、リア出力の相互相関を算出することによって音楽データにおけるフロント出力とリア出力の遅延時間を求めるようになっており、このデータ解析部102は、当該遅延時間が大きい場合には、音像は遠く、小さい場合には、音像は近いと判断するようになっている。
【0024】
さらに、データ解析部102では、入力された音楽データの音響パワーデータを求め、当該音響パワーデータの微分値に対して自己相関関数を計算することによってテンポや拍子を算出するようになっており、入力された音楽データに含まれる数種類の打楽器の演奏時間を算出するとともに、当該各打楽器の演奏時間に基づいて打楽器の演奏を音符化し、予め内部のメモリに格納されたリズムパターンと比較することによってリズムパターンを判定するようになっている。
【0025】
さらにまた、データ解析部102では、上述した方法により算出された拍子に基づいて和音の基礎となる根音を検出し、当該根音に対するテンションコードを算出することにより特定和音を検出するようになっている。
【0026】
なお、データ解析部102におけるテンポ、拍子、リズムパターンおよび特定和音の検出方法の詳細は特開平6−290574号を参照されたい。
【0027】
走行状態検出部103は、車両の速度、進行方向など車両の車両情報を検出するようになっており、当該検出した車両情報に基づいて車両の走行状態を判断するとともに、当該判断結果を走行情報(例えば、本発明の移動体情報、運転情報に相当する。)として制御部105に出力するようになっている。
【0028】
例えば、走行状態検出部103は、車両の速度を検出する車速パルスを検出する車速パルス検出部と、車両を運転する際のハンドルの切れ角を検出するハンドルセンサーとを有し、当該車両の速度の情報(以下、速度情報という。)およびハンドルの切れ角の情報(以下、切れ角情報という。)に基づいて、車両の走行路が一般道か高速道路か、走行場所が市街地か郊外の道路であるか、などの走行路の種類、車両が高速走行中であるか渋滞中であるか、などの車両の走行状態を判断するとともに、走行時間、走行時の天気、走行時の時間などの走行状況を勘案して、これらの判断結果、走行状況を示す走行情報を制御部105に出力するようになっている。
【0029】
なお、例えば、本実施形態の速度情報および切れ角情報は、本願発明の心拍変動情報、運転情報に相当する。
【0030】
運転者情報検出部104は、当該車両などの車両を運転する運転者の心拍信号、心電図波形データなどの心拍変動を検出するとともに、当該心拍信号および心電図波形データに基づいて心拍数、心拍揺らぎなどの運転者の状態を示す運転者情報(例えば、本願発明の心拍変動情報、運転情報に相当する。)を取得するようになっており、当該取得した運点者情報を制御部105に出力するようになっている。
【0031】
例えば、運転者情報検出部104は、ハンドルの一部に運転者の心拍信号を検出する検出部を設け、当該検出部を両手で握ることによって心拍信号、すなわち、人体の心臓の活動電位の時間軸上の変化を検出するとともに、当該心臓の活動電位の時間軸上の変化に基づいて心電図波形データを生成し、当該心電図波形データに基づいて心拍数のデータ(以下、心拍数データ(例えば、本願発明の心拍数データに相当する。)という。)および心拍揺らぎのデータ(以下、心拍揺らぎデータ(例えば、本願発明の心拍揺らぎデータに相当する)という。)などの各情報を運転者制御部105に出力するようになっている。
【0032】
なお、この心拍ゆらぎは心拍変動を示し、当該心拍変動とは心周期のゆらぎのうち、洞結節に対する自律神経入力のゆらぎを原因とする心周期の変動であり、心拍変動を解析するには、心電図波形データにおける1周期毎、すなわち、1拍ごとのピーク間隔を計測するのが一般的である。
【0033】
具体的には、本実施形態の運転者情報検出部104は、心拍数を算出する場合には、取得した心拍信号から心電図波形データを生成し、当該心電図波形データの各周期毎の最大値であるR波とR波の間隔を示す値を算出する(以下、ピーク波形データという。)とともに、当該R波とR波の間隔に、入力されたピーク間隔の値の逆数をとり、それを60倍して1分間の心拍数を算出し、当該算出した心拍数データを制御部105に出力するようになっている。
【0034】
また、運転者情報検出部104は、心拍揺らぎを算出する場合には、心拍数を算出する場合と同様に、取得した心拍信号から心電図波形データを生成し、当該心電図波形データの各周期毎の最大値であるR波とR波の間隔を示す値を算出するとともに、CDM(Complex Demodulation)法により心拍変動の各成分の周波数と振幅の変化を時間の関数として連続的に分析し、心拍ゆらぎデータを算出するようになっている。
【0035】
なお、このCDM法は、算出されたR−R間隔データに、予め定められた正弦波の周波数(例えば、0.3Hz)を変調器で乗算し、直交した中間周波数成分I(in Phase)、Q(quadrature)信号を生成し、これらI,Q信号から予め定められた帯域幅(例えば0.15Hz)を有するローパスフィルタにより復調し、心拍ゆらぎを算出するようになっている。
【0036】
制御部105には、データ解析部102によって解析された音楽データの解析データ、走行状態検出部103によって検出された車両の走行情報、および、運転者情報検出部104によって検出された運転者情報が入力されるようになっており、この制御部105は、入力された解析情報、走行情報および運転者情報に基づいて当該運転者の心身状態を判定し、再生される音楽データの選択制御(以下、再生制御動作という。)を行うようになっている。
【0037】
具体的には、制御部105には、上述のように運転者情報として心拍数データおよび心拍揺らぎデータが入力されるようになっており、当該運転者の心拍数データおよび心拍揺らぎデータに基づいて当該運転者の心身状態を判定するとともに、入力された走行情報に基づいて、心拍数データおよび心拍揺らぎデータによって当該心身状態を判断する際の各心拍数データおよび心拍揺らぎデータの閾値を決定するようになっている。
【0038】
また、制御部105は、このように決定された心拍数データおよび心拍揺らぎデータの閾値に基づいて、運転者の状態を判断し、その状態を持続させるまたは進行させるなどの当該心身状態を保持する音楽成分の要素を有する音楽データの再生の停止または中止を再生部106に対して指示するようになっている。
【0039】
すなわち、制御部105は、心拍数データおよび心拍揺らぎデータの閾値に基づいて心身状態、具体的には、眠気を有する状態であるか、緊張状態であるか、または、疲労状態であるかを判定し、当該運転者の状態が眠気を有する場合には当該眠気状態を保持させる音楽成分を有する音楽データの再生の中止または再生の停止、当該運転者の状態が緊張状態を示す場合に当該緊張状態を持続させる要素を有する音楽データの再生の中止または再生の停止、または、当該運転者の状態が疲労状態を示す場合に当該緊張状態を持続させる要素を有する音楽データの再生の中止、または、再生の停止を再生部106に指示するようになっている。
【0040】
制御部105は、入力された車両が走行する走行路の種類、車両の走行状態、および、走行時間、走行時の天気、走行開始からの時間などの走行状況を示す走行情報に基づいて、心身状態を判断する際の心拍数および心拍揺らぎの閾値を決定するようになっている。
【0041】
例えば、車両が一般道を通常走行している場合に、「眠気あり」と判断する心拍数の閾値は「65」以下、心拍揺らぎ閾値は「20msec」以上、「緊張状態である」と判断する心拍数の閾値は「90」以上、心拍揺らぎの閾値は「5msec」以下であり、車両が一般道を通常走行している場合に、「疲労状態である」と判断する心拍数の閾値は、70以下である。また、車両が高速道路を高速走行している場合には、心拍数および心拍揺らぎの閾値とも下がるようになっている。
【0042】
また、制御部105は、入力された解析データに基づいて、再生を開始する音楽データの再生中止の有無または現在再生している音楽データの再生停止の有無を判断し、音楽データの再生中止または再生停止を再生部106に指示するとともに、他の音楽データをデータベース101内から選択し、当該選択した音楽データの再生を再生部106に指示するようになっている。
【0043】
例えば、制御部105は、上述のように運転者の覚醒状態において「眠気あり」と判断した場合には、再生を開始する音楽データまたは再生している音楽データの解析データを参照し、当該音楽データのテンポが70BPM(Beat Per Minute)以下の場合には、当該音楽データの再生中止または再生停止を指示するようになっている。
【0044】
また、制御部105は、上述のように運転者の覚醒状態において「緊張状態である」と判断した場合には、再生を開始する音楽データまたは再生している音楽データの解析データを参照し、当該音楽データのテンポが90BPM(Beat PerMinute)以上の場合には、当該音楽データの再生中止または再生停止を指示するようになっている。
【0045】
さらに、制御部105は、上述のように運転者の覚醒状態において「疲労状態である」と判断した場合には、再生を開始する音楽データまたは再生している音楽データの解析データを参照し、当該音楽データのテンポが90BPM(Beat Per Minute)以上の場合、音像が近い場合、または、左右の音圧差が10dB以上の場合には、当該音楽データの再生中止または再生停止を指示するようになっている。
【0046】
なお、制御部105は、各覚醒状態において解析データを参照しても上記以外のテンポなどの場合には、再生開始またはそのまま再生を持続させるようになっている。
【0047】
また、制御部105は、上記運転者の覚醒状態を判断した際に、データベース101内に該当する音楽データが無かった場合には、「該当する音楽データなし」と図示しない表示部など運転者に通知するようになっている。
【0048】
再生部106は、制御部105の指示により、データベース101に格納された複数の音楽データから1の音楽データを再生するとともに、当該再生を開始する音楽データまたは当該再生を行っている音楽データが上述のように運転者の心身状態を保持する成分を有していると判断された場合には、当該音楽データの再生の停止または再生の中止を行うようになっている。
【0049】
次に、図2〜図4を用いて音楽データが再生開始または再生中に行われる再生制御動作について説明する。
【0050】
なお、以下に説明する再生制御動作は、図示しない操作部などによってユーザからデータベース101に格納される音楽データの再生が指示されたときから動作を開始し、当該音楽データの再生中は本動作は継続されるようになっており、例えば、10秒間隔毎に当該再生制御動作を繰り返すようになっている。
【0051】
また、以下の各再生制御動作は、それぞれ、並列して動作するようになっている。
【0052】
まず、制御手段によって運転者の心身状態が「眠気有り」と判断される場合の再生制御動作について説明する。
【0053】
なお、図2は、運転者の心身状態が「眠気有り」と判断される場合の再生制御動作を示すフローチャートである。
【0054】
まず、車両の運転者その他のユーザによってデータベース101に格納されている音楽データの再生の開始が指示されると、制御部105は、運転者情報検出部104および走行状態検出部103を制御して、運転者の心拍数および心拍揺らぎなどの心拍変動および車両の走行状況を検出させ、制御部105は、心拍数情報または心拍揺揺らぎ情報などの心拍変動情報および速度情報または切れ角情報などの走行情報を取得する(ステップS11)。
【0055】
なお、既に音楽データが再生されている場合には、制御部105は、開始の指示とは関係なく、前回本動作を行った時より予め定められた時間の経過後に、運転者の心拍数および心拍揺らぎなどの心拍変動および車両の走行状況を検出させ、制御部105は、当該心拍変動情報および走行情報を取得する。
【0056】
また、この処理では、通常、制御部によって任意に音楽データの再生が行われるランダム演奏、ユーザが予め設定された順に音楽データの再生が行われるプログラム演奏、または、アーティストのアルバムなどの共通性を有する複数の音楽データの再生が行われるアルバム演奏など複数の音楽データの再生が指示されるようになっている。
【0057】
次いで、制御部105は、取得した心拍変動情報および走行情報に基づいて運転者が眠気を有する心身状態であるか否かを判断し(ステップS12)、制御部105が、運転者が眠気を有しない心身状態であると判断した場合には、ステップS16に行き、制御部105は、後述するように、ユーザに指示された音楽データを選択して当該音楽データの再生を行わせる。
【0058】
なお、制御部105は、上述のように、走行情報に基づいて閾値を設定し、当該心拍変動情報が閾値以上または以下かを、例えば、心拍変動情報が心拍数データである場合に、当該心拍数データが設定された閾値以下か、心拍揺らぎデータである場合には、当該心拍揺らぎデータが設定された閾値以上かを判断する。
【0059】
一方、制御部105が、運転者が眠気を有する心身状態であると判断した場合には、以下の動作を行う。
【0060】
まず、制御部105は、データベース101を検索してユーザによって指示された音楽データを取得する(ステップS13)。
【0061】
なお、後述するように、ステップS15から戻ってきた場合には、制御部105は、ユーザによって指示された音楽データの次に再生候補としてユーザから指示された音楽データを取得する。
【0062】
また、再生可能な音楽データが無い場合には、制御部は、この時点で本動作を中止して、その旨を図示しない操作部によって表示させる。
【0063】
次いで、制御部105は、データ解析部102にユーザによって指示された音楽データを出力し、データ解析部102を制御して当該音楽データの音声成分の解析を行わせる(ステップS14)。
【0064】
具体的には、データ解析部102は、音楽データのテンポ、拍子(ビート)、リズムパターン、および、特定の和音の各音楽成分を解析し、当該解析された音楽成分を音楽成分情報として制御部105に出力する。
【0065】
なお、既に音楽データが再生部106によって再生されている場合には、データ解析部102は、解析された音楽データの音楽成分を内部にあるメモリなどに格納しておき、それを出力する。
【0066】
次いで、制御部105は、運転者の運転者が眠気を有する心身状態に対して、入力された音楽成分情報が当該眠気を有する心身状態を保持する成分を有しているか否か、すなわち、当該音楽データを聴取した際に眠くなるか否かを判断し(ステップS15)、制御部105が当該音楽データを聴取すると眠くなると判断した場合にはステップS13に戻る。
【0067】
一方、制御部105が当該音楽データを聴取しても、眠くならないと判断した場合には、制御部105は当該ユーザによって指示された音楽データを再生するよう選択し、再生部106を制御して当該音楽データの再生を開始する(ステップS16)。
【0068】
なお、既に、再生部106によって音楽データが再生されている場合には、制御部105は当該音楽データの再生をし続けるよう、再生部106を制御し、当該動作を終了させる。
【0069】
次に、制御手段によって運転者の心身状態が「緊張有り」と判断される場合の再生制御動作について説明する。
【0070】
なお、図3は、運転者の心身状態が「緊張有り」と判断される場合の再生制御動作を示すフローチャートである。
【0071】
まず、車両の運転者その他のユーザによってデータベース101に格納されている音楽データの再生の開始が指示されると、制御部105は、運転者情報検出部104および走行状態検出部103を制御して、運転者の心拍数および心拍揺らぎなどの心拍変動および車両の走行状況を検出させ、制御部105は、当該心拍変動情報および走行情報を取得する(ステップS21)。
【0072】
なお、「眠気有り」に係る再生制御動作と同様に、既に音楽データが再生されている場合には、制御部105は、開始の指示とは関係なく、前回本動作を行った時より予め定められた時間の経過後に、運転者の心拍数および心拍揺らぎなどの心拍変動および車両の走行状況を検出させ、制御部105は、当該心拍変動情報および走行情報を取得する。
【0073】
また、この処理では、通常、制御部によって任意に音楽データの再生が行われるランダム演奏、ユーザが予め設定された順に音楽データの再生が行われるプログラム演奏、または、アーティストのアルバムなどの共通性を有する複数の音楽データの再生が行われるアルバム演奏など複数の音楽データの再生が指示されるようになっている。
【0074】
次いで、制御部105は、取得した心拍変動情報および走行情報に基づいて運転者が緊張を有する心身状態であるか否かを判断し(ステップS22)、制御部105が、運転者が緊張を有しない心身状態であると判断した場合には、ステップS26に行き、制御部105は、後述するように、ユーザに指示された音楽データを選択して当該音楽データの再生を行わせる。
【0075】
なお、制御部105は、上述のように、走行情報に基づいて閾値を設定し、当該心拍変動情報が閾値以上または以下かを、例えば、心拍変動情報が心拍数データである場合に、当該心拍数データが設定された閾値以上か、心拍揺らぎデータである場合には、当該心拍揺らぎデータが設定された閾値以下かを判断する。
【0076】
一方、制御部105が、運転者が緊張をする心身状態であると判断した場合には、以下の動作を行う。
【0077】
まず、制御部105は、データベース101を検索してユーザによって指示された音楽データを取得する(ステップS23)。
【0078】
なお、後述するように、ステップS25から戻ってきた場合には、制御部105は、ユーザによって指示された音楽データの次に再生候補としてユーザから指示された音楽データを取得する。
【0079】
また、再生可能な音楽データが無い場合には、制御部は、この時点で本動作を中止して、その旨を図示しない操作部によって表示させる。
【0080】
次いで、制御部105は、データ解析部102にユーザによって指示された音楽データを出力し、データ解析部102を制御して当該音楽データの音声成分の解析を行わせる(ステップS24)。
【0081】
具体的には、データ解析部102は、音楽データのテンポ、拍子(ビート)、リズムパターン、および、特定の和音の各音楽成分を解析し、当該解析された音楽成分を音楽成分情報として制御部105に出力する。
【0082】
なお、既に音楽データが再生部106によって再生されている場合には、データ解析部102は、解析された音楽データの音楽成分を内部にあるメモリなどに格納しておき、それを出力する。
【0083】
次いで、制御部105は、運転者の運転者が眠気を有する心身状態に対して、入力された音楽成分情報が当該眠気を有する心身状態を保持する成分を有しているか否か、すなわち、当該音楽データを聴取した際に眠くなるか否かを判断し(ステップS25)、制御部105が当該音楽データを聴取すると緊張すると判断した場合にはステップS23に戻る。
【0084】
一方、制御部105が当該音楽データを聴取しても、緊張しないと判断した場合には、制御部105は当該ユーザによって指示された音楽データを再生するよう選択し、再生部106を制御して当該音楽データの再生を開始する(ステップS26)。
【0085】
なお、既に、再生部106によって音楽データが再生されている場合には、制御部105は当該音楽データの再生をし続けるよう、再生部106を制御し、当該動作を終了させる。
【0086】
次に、制御手段によって運転者の心身状態が「疲労有り」と判断される場合の再生制御動作について説明する。
【0087】
なお、図4は、運転者の心身状態が「疲労有り」と判断される場合の再生制御動作を示すフローチャートである。
【0088】
まず、車両の運転者その他のユーザによってデータベース101に格納されている音楽データの再生の開始が指示されると、制御部105は、運転者情報検出部104および走行状態検出部103を制御して、運転者の心拍数および心拍揺らぎなどの心拍変動および車両の走行状況を検出させ、制御部105は、当該心拍変動情報および走行情報を取得する(ステップS31)。
【0089】
なお、「眠気有り」に係る再生制御動作と同様に、既に音楽データが再生されている場合には、制御部105は、開始の指示とは関係なく、前回本動作を行った時より予め定められた時間の経過後に、運転者の心拍数および心拍揺らぎなどの心拍変動および車両の走行状況を検出させ、制御部105は、当該心拍変動情報および走行情報を取得する。
【0090】
また、この処理では、通常、制御部によって任意に音楽データの再生が行われるランダム演奏、ユーザが予め設定された順に音楽データの再生が行われるプログラム演奏、または、アーティストのアルバムなどの共通性を有する複数の音楽データの再生が行われるアルバム演奏など複数の音楽データの再生が指示されるようになっている。
【0091】
次いで、制御部105は、取得した心拍変動情報および走行情報に基づいて運転者が疲労を有する心身状態であるか否かを判断し(ステップS32)、制御部105が、運転者が疲労を有しない心身状態であると判断した場合には、ステップS36に行き、制御部105は、後述するように、ユーザに指示された音楽データを選択して当該音楽データの再生を行わせる。
【0092】
なお、制御部105は、上述のように、走行情報に基づいて閾値を設定し、当該心拍変動情報が閾値以上または以下かを、例えば、心拍変動情報が心拍数データである場合に、心拍数データが設定された閾値以下か、心拍揺らぎデータである場合には、設定された心拍揺らぎデータ設定された閾値以上かを判断する。
【0093】
一方、制御部105が、運転者が疲労を有する心身状態であると判断した場合には、以下の動作を行う。
【0094】
まず、制御部105は、データベース101を検索してユーザによって指示された音楽データを取得する(ステップS33)。
【0095】
なお、後述するように、ステップS35から戻ってきた場合には、制御部105は、ユーザによって指示された音楽データの次に再生候補としてユーザから指示された音楽データを取得する。
【0096】
また、再生可能な音楽データが無い場合には、制御部は、この時点で本動作を中止して、その旨を図示しない操作部によって表示させる。
【0097】
次いで、制御部105は、データ解析部102にユーザによって指示された音楽データを出力し、データ解析部102を制御して当該音楽データの音声成分の解析を行わせる(ステップS34)。
【0098】
具体的には、データ解析部102は、音楽データのテンポ、拍子(ビート)、リズムパターン、出力される左右の音圧差、および、音像定位を解析し、当該解析された音楽成分を音楽成分情報として制御部105に出力する。
【0099】
なお、既に音楽データが再生部106によって再生されている場合には、データ解析部102は、解析された音楽データの音楽成分を内部にあるメモリなどに格納しておき、それを出力する。
【0100】
次いで、制御部105は、運転者の運転者が疲労を有する心身状態に対して、入力された音楽成分情報が当該疲労を有する心身状態を保持する成分を有しているか否か、すなわち、当該音楽データを聴取した際に疲労を有することになるか否かを判断し(ステップS35)、制御部105が当該音楽データを聴取すると疲労すると判断した場合にはステップS33に戻る。
【0101】
一方、制御部105が当該音楽データを聴取しても、疲労しないと判断した場合には、制御部105は当該ユーザによって指示された音楽データを再生するよう選択し、再生部106を制御して当該音楽データの再生を開始する(ステップS36)。
【0102】
なお、既に、再生部106によって音楽データが再生されている場合には、制御部105は当該音楽データの再生をし続けるよう、再生部106を制御し、当該動作を終了させる。
【0103】
以上により本実施形態によれば、車両を運転する運転者の心拍数や心拍揺らぎなどの心拍変動を示す心拍変動情報を含む運転情報を取得する運転者情報検出部104と、音楽データに含まれる音楽成分を解析し、当該解析した音楽データの音声成分を示す音楽成分情報を取得するデータ解析部102と、取得された運転者情報に基づいて運転者の心身状態の判断処理を行い、判断された生体の心身状態に対する音楽成分情報に基づいて再生される音楽データを選択するとともに、選択された音楽データを再生させるために再生部106を制御する制御部105を備えた構成を有している。
【0104】
したがって、音楽データの再生が指示された場合に、例えば、運転者が眠気、緊張および疲労を有する心身状態のときであっても、その心身状態を保持する音楽の再生を停止しまたは中止することができるとともに、運転者などのユーザが指示した音楽データの再生を行うことができるので、移動体の運転者の覚醒を維持しつつ、運転者などのユーザの嗜好にあった音楽を再生することができる。
【0105】
また、本実施形態によれば、再生部106が音楽データの再生を開始する場合または再生を行っている場合の何れか一方の場合であって、制御部105によって運転者が予め定められた眠気、緊張または疲労などの心身状態であると判断された場合に、制御部105が、再生が開始されるまたは再生が行われている何れか一方の音声データを示す音楽データデータの、判断された心身状態に対する前記音声成分情報に基づいて、判断された心身状態を保持する成分を有するか否かの判別処理を行い、当該音楽データの音声成分に心身状態を保持する成分を有すると判別されたときに、当該音楽データとは異なる音楽データを再生部106によって再生される音楽データとして選択し、選択した音楽データを再生させるために再生部106を制御する構成を有している。
【0106】
したがって、音楽データの再生が指示された場合に、例えば、運転者が眠気、緊張および疲労を有する心身状態のときであっても、その心身状態を保持する音楽の再生を停止しまたは中止することができるとともに、その停止または中止される音楽データとは別の音楽データであって、運転者などのユーザが指示した音楽データの再生を行うことができるので、移動体の運転者の覚醒を維持しつつ、運転者などのユーザの嗜好にあった音楽を再生することができる。
【0107】
また、本実施形態によれば、制御部105が、運転者情報検出部104によって取得された心拍変動情報に基づいて、運転者の疲労、眠気、緊張の少なくとも何れか1の心身状態を判断する構成を有している。
【0108】
したがって、音楽データの再生が指示された場合に、例えば、運転者が眠気、緊張および疲労を有する心身状態のときであっても、その心身状態を保持する音楽の再生を停止しまたは中止することができるとともに、その停止または中止される音楽データとは別の音楽データであって、運転者などのユーザが指示した音楽データの再生を行うことができるので、移動体の運転者の覚醒を維持しつつ、運転者などのユーザの嗜好にあった音楽を再生することができる。
【0109】
また、本実施形態によれば、制御部105が、運転者情報検出部104に検出する心拍変動情報とともに、走行情報検出部103によって検出された移動体の走行状態を示す走行情報を取得する構成を有している。
【0110】
したがって、走行状況も考慮して運転者の心身状態を判断することができるので、的確に運転者の心身状態を判断することができる。
【0111】
なお、本実施形態では、上記に示す各再生制御動作において、再生する音楽データの解析を運転者の心身状態検出後に行うようになっているが、各再生制御動作を行う前に予めデータ解析部102によって行なわれるようにしてもよい。
【0112】
また、本実施形態では、データベース101に音楽データが格納され、当該音楽データを再生部106によって再生するようになっているが、当該音楽データに代えて、人間の声や、自然音などの音声データを格納し、当該音声データを再生するようにしてもよい。
【0113】
また、本実施形態では、上述の再生制御装置によって音楽データの再生制御を行うようになっているが、再生制御装置にコンピュータおよび記録媒体を備え、この記録媒体に上述の音楽データの再生制御動作を行うプログラムを格納し、コンピュータによって当該音楽データの選択制御プログラムを読み込むことによって上述と同様の音楽データの再生制御動作を行うようにしてもよい。
【0114】
また、移動用再生制御プログラムを実行する再生制御装置において、記録媒体をDVDやCDなどの記録媒体により構成するようにしてもよい。
【0115】
この場合、音声認識装置には、記録媒体からプログラムを読み出す読出装置を備えるようになる。
【0116】
〔第2実施形態〕
図5および図6は、本願に係る再生制御装置の第2実施形態を示す図である。
【0117】
本実施形態は、第1実施形態において、眠気、緊張および疲労の各心身状態における再生制御動作を並列に行う点に代えて、眠気、緊張および疲労の各心身状態における再生制御動作を1の再生制御動作として行う点、および、本実施形態の再生制御動作では、ユーザから再生制御指示が為された場合に、再生を希望する音楽データまたは既に再生されている音楽データの有無を判断する点に特徴があり、この他の構成および各心身状態の再生制御動作については第1実施形態と同様であるため、同一部材には同一番号を付して説明を省略する。
【0118】
なお、図5および図6は、本実施形態の再生制御装置における選択動作を示すフローチャートである。
【0119】
まず、図5を用いて音楽データが再生開始または再生中に行われる再生制御動作について説明する。
【0120】
なお、図5は、運転者の心身状態に基づいて音楽データの再生制御動作を示すフローチャートである。
【0121】
また、以下に説明する再生制御動作は、第1実施形態と同様に、再生部106によって音楽データの再生開始されたときから動作を開始し、音楽データの再生が終了するまで動作が継続されるようになっており、例えば、10秒間隔毎に再生制御動作を繰り返すようになっている。
【0122】
まず、車両の運転者その他のユーザによってデータベース101に格納されている音楽データの再生の開始が指示されると、制御部105は、運転者情報検出部104および走行状態検出部103を制御して、運転者の心拍数および心拍揺らぎなどの心拍変動および車両の走行状況を検出させ、制御部105は、当該心拍変動情報および走行情報を取得する(ステップS41)。
【0123】
なお、既に音楽データが再生されている場合には、制御部105は、開始の指示とは関係なく、前回本動作を行った時より予め定められた時間の経過後に、運転者の心拍数および心拍揺らぎなどの心拍変動および車両の走行状況を検出させ、制御部105は、当該心拍変動情報および走行情報を取得する。
【0124】
次いで、制御部105は、後述するように心身状態判定処理において、取得した心拍変動情報および走行情報に基づいて運転者が眠気、緊張または疲労を有する心身状態であるか否か、すなわち、心身状態が「NG」か「OK」かを判断し(ステップS43)、制御部105が、運転者が眠気、緊張または疲労を有しない心身状態であると「OK」の判断をした場合には、ステップS47に行き、制御部105は、後述するように、ユーザに指示された音楽データを選択して当該音楽データの再生を行わせる。
【0125】
なお、この取得した心拍変動情報および走行情報に基づいて運転者が眠気、緊張または疲労を有する心身状態であるか否かを判断する心身状態判定処理の詳細については後述する。
【0126】
一方、制御部105が、後述するように、心身状態判定処理において、運転者が眠気、緊張および疲労を有する心身状態であると「NG」の判断をした場合には、ユーザが再生を指示した音楽データまたは既に再生されている音楽データの有無を判断し(ステップS43)、ユーザが再生を指示した音楽データまたは既に再生されている音楽データがある場合にはステップS45に行く。
【0127】
また、ユーザが再生を指示した音楽データまたは既に再生されている音楽データがない場合には、以下の動作を行う。
【0128】
まず、制御部105は、データベース101を検索して再生候補となる音楽データを取得する(ステップS44)。
【0129】
なお、この再生候補とは、制御部105によって任意に音楽データの再生が行われるランダム演奏、ユーザが予め設定された順に音楽データの再生が行われるプログラム演奏、または、アーティストのアルバムなどの共通性を有する複数の音楽データの再生が行われるアルバム演奏など複数の音楽データの再生指示が為された場合の次曲の音楽データをいう。
【0130】
また、後述するように、ステップS46から戻ってきた場合には、制御部105は、ユーザによって指示された音楽データの次に再生候補としてユーザから指示された音楽データを取得する。
【0131】
さらに、再生可能な音楽データが無い場合には、制御部105は、この時点で本動作を中止して、その旨を図示しない操作部によって表示させる。
【0132】
次いで、制御部105は、データ解析部102にユーザによって指示された音楽データを出力し、データ解析部102を制御して当該音楽データの音声成分の解析を行わせる(ステップS45)。
【0133】
具体的には、データ解析部102は、音楽データのテンポ、拍子(ビート)、リズムパターン、および、特定の和音の各音楽成分を解析し、当該解析された音楽成分を音楽成分情報として制御部105に出力する。
【0134】
なお、既に音楽データが再生部106によって再生されている場合には、データ解析部102は、解析された音楽データの音楽成分を内部にあるメモリなどに格納しておき、それを出力する。
【0135】
次いで、制御部105は、運転者の運転者が眠気、緊張または疲労を有する心身状態に対して、入力された音楽成分情報が当該眠気、緊張、または疲労を有する心身状態を保持する成分を有しているか否かを判断し(ステップS46)、制御部105が当該音楽データを聴取すると眠くなる、緊張する、または、疲労すると判断した場合にはステップS43に戻る。
【0136】
具体的には、上述した心身状態判定処理において、後述するように、眠気、緊張または疲労の何れかの心身状態を有することが判定された場合に、制御部105は、内部メモリに当該心身状態の情報を有しているため、制御部105が保有する眠気、緊張、または疲労を有する心身状態に対して、入力された音楽成分情報が眠気、緊張、または疲労を保持する成分を有しているか否かを判断する。
【0137】
一方、制御部105が当該音楽データを聴取しても、眠くならない、緊張しない、または、疲労しないと判断した場合には、制御部105は当該ユーザによって指示された音楽データを再生するよう選択し、再生部106を制御して当該音楽データの再生を開始する(ステップS47)。
【0138】
なお、既に、再生部106によって音楽データが再生されている場合には、制御部105は当該音楽データの再生をし続けるよう、再生部106を制御し、当該動作を終了させる。
【0139】
次に、図6を用いて再生制御動作中に行われる眠気、緊張および疲労の心身状態を判断する心身状態判定処理について説明する。
【0140】
なお、図6は、再生制御動作中に行われる眠気、緊張および疲労の心身状態を判断する心身状態判定処理を示すフローチャートである。
【0141】
まず、制御部105は、取得した心拍変動情報および走行情報に基づいて運転者が眠気を有する心身状態であるか否かを判断し(ステップS51)、制御部105が、運転者が眠気を有しない心身状態であると判断した場合には、ステップS53に行く。
【0142】
一方、制御部105が、運転者が眠気を有する心身状態であると判断した場合には、当該制御部105は、内部のメモリに「眠気有り」の情報を格納し(ステップS52)、取得した心拍変動情報および走行情報に基づいて運転者が緊張を有する心身状態であるか否かを判断する(ステップS53)。
【0143】
次いで、制御部105が、運転者が緊張を有しない心身状態であると判断した場合には、ステップS55に行き、制御部105が、運転者が緊張をする心身状態であると判断した場合には、当該制御部105は、内部のメモリに「緊張有り」の情報を格納する(ステップS54)。
【0144】
次いで、制御部105は、取得した心拍変動情報および走行情報に基づいて運転者が疲労を有する心身状態であるか否かを判断し(ステップS55)、制御部105が、運転者が疲労を有しない心身状態であると判断した場合には、ステップS57に行き、運転者が疲労を有する心身状態であると判断した場合には、当該制御部105は、内部のメモリに「疲労有り」の情報を格納する。
【0145】
次いで、制御部105は、内部メモリを参照し、上記各判断処理において、眠気、疲労および緊張の各心身状態の少なくとも何れか1の心身状態であるかを判断する(以下、総合判定という。(ステップS56))。
【0146】
次いで、制御部105は、内部メモリを参照し、当該内部メモリに何れかの心身状態であるとの情報がある場合には、心身状態は「NG」と判断し、本心身状態判定処理を終了させ(ステップS57)、当該内部メモリに何れの心身状態の情報がない場合には、心身状態は「OK」と判断し、本心身状態判定処理を終了させる(ステップS58)。
【0147】
なお、ステップS57およびステップS58では、各判定結果を制御部105の内部のメモリに格納しておき、上記再生制御動作時には、当該内部メモリを参照することによって、運転者の心身状態の判断を行うようになっている。
【0148】
以上により本実施形態によれば、車両を運転する運転者の心拍数や心拍揺らぎなどの心拍変動を示す心拍変動情報を含む運転情報を取得する運転者情報検出部104と、音楽データに含まれる音楽成分を解析し、当該解析した音楽データの音声成分を示す音楽成分情報を取得するデータ解析部102と、取得された運転者情報に基づいて運転者の心身状態の判断処理を行い、判断された生体の心身状態に対する音楽成分情報に基づいて再生される音楽データを選択するとともに、選択された音楽データを再生させるために再生部106を制御する制御部105を備えた構成を有している。
【0149】
したがって、音楽データの再生が指示された場合に、例えば、運転者が眠気、緊張および疲労を有する心身状態のときであっても、その心身状態を保持する音楽の再生を停止しまたは中止することができるとともに、運転者などのユーザが指示した音楽データの再生を行うことができるので、移動体の運転者の覚醒を維持しつつ、運転者などのユーザの嗜好にあった音楽を再生することができる。
【0150】
また、本実施形態によれば、再生部106が音楽データの再生を開始する場合または再生を行っている場合の何れか一方の場合であって、制御部105によって運転者が予め定められた眠気、緊張または疲労などの心身状態であると判断された場合に、制御部105が、再生が開始されるまたは再生が行われている何れか一方の音声データを示す音楽データデータの、判断された心身状態に対する前記音声成分情報に基づいて、判断された心身状態を保持する成分を有するか否かの判別処理を行い、当該音楽データの音声成分に心身状態を保持する成分を有すると判別されたときに、当該音楽データとは異なる音楽データを再生部106によって再生される音楽データとして選択し、選択した音楽データを再生させるために再生部106を制御する構成を有している。
【0151】
したがって、音楽データの再生が指示された場合に、例えば、運転者が眠気、緊張および疲労を有する心身状態のときであっても、その心身状態を保持する音楽の再生を停止しまたは中止することができるとともに、その停止または中止される音楽データとは別の音楽データであって、運転者などのユーザが指示した音楽データの再生を行うことができるので、移動体の運転者の覚醒を維持しつつ、運転者などのユーザの嗜好にあった音楽を再生することができる。
【0152】
また、本実施形態によれば、制御部105が、運転者情報検出部104によって取得された心拍変動情報に基づいて、運転者の疲労、眠気、緊張の少なくとも何れか1の心身状態を判断する構成を有している。
【0153】
したがって、音楽データの再生が指示された場合に、例えば、運転者が眠気、緊張および疲労を有する心身状態のときであっても、その心身状態を保持する音楽の再生を停止しまたは中止することができるとともに、その停止または中止される音楽データとは別の音楽データであって、運転者などのユーザが指示した音楽データの再生を行うことができるので、移動体の運転者の覚醒を維持しつつ、運転者などのユーザの嗜好にあった音楽を再生することができる。
【0154】
また、本実施形態によれば、制御部105が、運転者情報検出部104に検出する心拍変動情報とともに、走行情報検出部によって検出された移動体の走行状態を示す走行情報を取得する構成を有している。
【0155】
したがって、走行状況も考慮して運転者の心身状態を判断することができるので、的確に運転者の心身状態を判断することができる。
【0156】
なお、本実施形態では、上記に示す各再生制御動作において、再生する音楽データの解析を運転者の心身状態検出後に行うようになっているが、各再生制御動作を行う前に予めデータ解析部102によって行なわれるようにしてもよい。
【0157】
また、本実施形態では、データベース101に音楽データが格納され、当該音楽データを再生部106によって再生するようになっているが、当該音楽データに代えて、人間の声や、自然音などの音声データを格納し、当該音声データを再生するようにしてもよい。
【0158】
また、本実施形態では、上述の再生制御装置によって音楽データの再生制御を行うようになっているが、再生制御装置にコンピュータおよび記録媒体を備え、この記録媒体に上述の音楽データの再生制御動作を行うプログラムを格納し、コンピュータによって当該音楽データの選択制御プログラムを読み込むことによって上述と同様の音楽データの再生制御動作を行うようにしてもよい。
【0159】
また、移動用再生制御プログラムを実行する再生制御装置において、記録媒体をDVDやCDなどの記録媒体により構成するようにしてもよい。
【0160】
この場合、音声認識装置には、記録媒体からプログラムを読み出す読出装置を備えるようになる。
【0161】
〔第3実施形態〕
図7は、本願に係る再生制御装置の第3実施形態を示す図である。
【0162】
本実施形態は、第2実施形態において、走行情報検出部、運転者情報検出部、データ解析部、制御部および再生部の構成部材が車両などの移動体に搭載される点に代えて、走行情報検出部、運転者情報検出部および再生部106を車両などの移動体に搭載される端末装置に備えるとともに、データベース、データ解析部および制御部を固定設置されたサーバ装置に備え、端末装置とサーバ装置間を無線または有線の電気通信回線を介して送受信する点に特徴があり、この他の構成および各心身状態の再生制御動作については第1実施形態と同様であるため、同一部材には同一番号を付して説明を省略する。
【0163】
また、本実施形態の再生制御動作は、走行情報検出部、運転者情報検出部によって検出された運転者情報および走行情報が送受信されてサーバ装置の制御部に入力される点およびサーバ装置によって判断された音楽データの再生の有無を音楽データとともに端末装置に送信する点以外は、第1実施形態と同様の動作処理を行うため、本実施形態の心拍数計測動作の説明は省略する。
【0164】
なお、図7は、本実施形態の再生制御システムを示す構成図である。
【0165】
本実施形態の再生制御システム200は、車両などの移動体に搭載される端末装置210と、任意の場所に設けられ、固定設置されたサーバ装置220とから構成され、端末装置210とサーバ装置220は、無線または有線の電気通信回線を介して互いに回線を接続するようになっている。
【0166】
本実施形態の端末装置210は、図7に示すように、車両の走行状態を検出する走行状態検出部103と、当該車両を運転する運転者の運転状態を検出する運転者情報検出部104と、検出した走行情報および運転者情報をサーバ装置220に送信する送信部211と、算出された心拍数の計測結果および再生可能な音楽データを受信する受信する受信部212と、各部を制御する制御部213と、受信した音楽データを再生する再生部106と、を備えている。
【0167】
送信部211および受信部212は、アンテナATを介してサーバ装置220と走行情報、運転者情報、各部を制御する制御データおよび音楽データの送受信を行うようになっている。
【0168】
また、本実施形態のサーバ装置220は、図7に示すように、端末装置210から送信された走行情報および運転者情報を受信する受信部221と、予め音楽データを格納するデータベース101と、音楽データのデータ解析を行うデータ解析部102と、音楽データおよび心拍数の計測結果を端末装置210に送信する送信部222と、解析された音楽データの解析データ、検出された車両の走行状態および検出された運転者状態に基づいて再生される音楽データの選択制御を行うとともに、各部を制御する制御部223と、を備えている。
【0169】
なお、例えば、本実施形態の制御部223は、本発明の制御手段を構成する。
【0170】
受信部221および送信部222は、アンテナATを介してサーバ装置220と走行情報、運転者情報、各部を制御する制御データおよび音楽データの送受信を行うようになっている。
【0171】
以上により本実施形態によれば、車両を運転する運転者の心拍数や心拍揺らぎなどの心拍変動を示す心拍変動情報を含む運転情報を取得する運転者情報検出部104と、音楽データに含まれる音楽成分を解析し、当該解析した音楽データの音声成分を示す音楽成分情報を取得するデータ解析部102と、取得された運転者情報に基づいて運転者の心身状態の判断処理を行い、判断された生体の心身状態に対する音楽成分情報に基づいて再生される音楽データを選択するとともに、選択された音楽データを再生させるために再生部106を制御する制御部105を備えた構成を有している。
【0172】
したがって、音楽データの再生が指示された場合に、例えば、運転者が眠気、緊張および疲労を有する心身状態のときであっても、その心身状態を保持する音楽の再生を停止しまたは中止することができるとともに、運転者などのユーザが指示した音楽データの再生を行うことができるので、移動体の運転者の覚醒を維持しつつ、運転者などのユーザの嗜好にあった音楽を再生することができる。
【0173】
また、本実施形態によれば、再生部106が音楽データの再生を開始する場合または再生を行っている場合の何れか一方の場合であって、制御部105によって運転者が予め定められた眠気、緊張または疲労などの心身状態であると判断された場合に、制御部105が、再生が開始されるまたは再生が行われている何れか一方の音声データを示す音楽データデータの、判断された心身状態に対する前記音声成分情報に基づいて、判断された心身状態を保持する成分を有するか否かの判別処理を行い、当該音楽データの音声成分に心身状態を保持する成分を有すると判別されたときに、当該音楽データとは異なる音楽データを再生部106によって再生される音楽データとして選択し、選択した音楽データを再生させるために再生部106を制御する構成を有している。
【0174】
したがって、音楽データの再生が指示された場合に、例えば、運転者が眠気、緊張および疲労を有する心身状態のときであっても、その心身状態を保持する音楽の再生を停止しまたは中止することができるとともに、その停止または中止される音楽データとは別の音楽データであって、運転者などのユーザが指示した音楽データの再生を行うことができるので、移動体の運転者の覚醒を維持しつつ、運転者などのユーザの嗜好にあった音楽を再生することができる。
【0175】
また、本実施形態によれば、制御部105が、運転者情報検出部104によって取得された心拍変動情報に基づいて、運転者の疲労、眠気、緊張の少なくとも何れか1の心身状態を判断する構成を有している。
【0176】
したがって、音楽データの再生が指示された場合に、例えば、運転者が眠気、緊張および疲労を有する心身状態のときであっても、その心身状態を保持する音楽の再生を停止しまたは中止することができるとともに、その停止または中止される音楽データとは別の音楽データであって、運転者などのユーザが指示した音楽データの再生を行うことができるので、移動体の運転者の覚醒を維持しつつ、運転者などのユーザの嗜好にあった音楽を再生することができる。
【0177】
また、本実施形態によれば、制御部105が、運転者情報検出部104に検出する心拍変動情報とともに、走行情報検出部によって検出された移動体の走行状態を示す走行情報を取得する構成を有している。
【0178】
したがって、走行状況も考慮して運転者の心身状態を判断することができるので、的確に運転者の心身状態を判断することができる。
【0179】
なお、本実施形態では、上記に示す各再生制御動作において、再生する音楽データの解析を運転者の心身状態検出後に行うようになっているが、各再生制御動作を行う前に予めデータ解析部102によって行なわれるようにしてもよい。
【0180】
また、本実施形態では、各心身状態の再生制御動作は、第1実施形態と同様に、各心身状態に対して並列に行うようになっているが、第2実施形態のように、各心身状態、すなわち、眠気、緊張および疲労の再生制御動作を1の再生制御動作として行うようにしてもよい。
【0181】
また、本実施形態では、データベース101に音楽データが格納され、当該音楽データを再生部106によって再生するようになっているが、当該音楽データに代えて、人間の声や、自然音などの音声データを格納し、当該音声データを再生するようにしてもよい。
【0182】
また、本実施形態では、上述の再生制御装置によって音楽データの再生制御を行うようになっているが、再生制御装置にコンピュータおよび記録媒体を備え、この記録媒体に上述の音楽データの再生制御動作を行うプログラムを格納し、コンピュータによって当該音楽データの選択制御プログラムを読み込むことによって上述と同様の音楽データの再生制御動作を行うようにしてもよい。
【0183】
また、移動用再生制御プログラムを実行する再生制御装置において、記録媒体をDVDやCDなどの記録媒体により構成するようにしてもよい。
【0184】
この場合、音声認識装置には、記録媒体からプログラムを読み出す読出装置を備えるようになる。
【0185】
また、本実施形態では、サーバ装置にデータベースを配設しているが、勿論、車両に当該データベースを配設するようにしてもよい。
【0186】
この場合は、端末装置とサーバ装置間では、走行情報、運転者情報とともに、再生制御を行う制御データのみ送受信するようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願に係る第1実施形態の再生制御装置の構成を示す図である。
【図2】第1実施形態の運転者の心身状態が「眠気有り」と判断される場合の再生制御動作を示すフローチャートである。
【図3】第1実施形態の運転者の心身状態が「緊張有り」と判断される場合の再生制御動作を示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態の運転者の心身状態が「疲労有り」と判断される場合の再生制御動作を示すフローチャートである。
【図5】本願に係る第2実施形態の運転者の心身状態に基づいて音楽データの再生制御動作を示すフローチャートである。
【図6】第2実施形態の再生制御動作中に行われる眠気、緊張および疲労の心身状態を判断する心身状態判定処理を示すフローチャートである。
【図7】本願に係る第3実施形態の再生制御システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
100、200 … 再生制御装置(再生制御システム)
101 … データベース
102 … データ解析装置
103 … 走行情報検出部
104 … 運転者情報検出部
105 … 制御部
106 … 再生部
Claims (18)
- 移動体が走行する際に、データベースに格納された複数の音声データの中から1の音声データを再生する再生手段を制御する移動体用再生制御システムであって、
前記移動体を運転する運転者の心拍変動を示す心拍変動情報を少なくとも含む前記移動体の運転状態を示す運転情報を取得する運転情報取得手段と、
前記音声データに含まれる音声成分を解析し、当該解析した音声データの音声成分を示す音声成分情報を取得する音声成分情報取得手段と、
前記取得された運転情報に基づいて前記生体の心身状態の判断処理を行う判断処理手段と、
前記判断された生体の心身状態に対する前記取得された音声成分情報に基づいて前記再生される音声データを選択する選択手段と、
前記選択された音声データを再生させるために前記再生手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする移動体用再生制御システム。 - 請求項1に記載の移動体用再生制御システムにおいて、
前記再生手段が前記音声データの再生を開始する場合または再生を行っている場合の何れか一方の場合であって、
前記判断処理手段によって前記生体が予め定められた前記心身状態であると判断された場合に、
前記選択手段が、
前記再生が開始されるまたは再生が行われている何れか一方の音声データを示す再生データの、前記判断された心身状態に対する前記音声成分情報に基づいて、当該再生データの音声成分に前記判断された心身状態を保持する成分を有するか否かの判別処理を行う判別処理手段と、
前記判別処理手段によって前記再生データの音声成分に前記心身状態を保持する成分を有すると判別されたときに、前記再生データとは異なる音声データを前記再生手段によって再生される音声データとして選択するデータ選択手段と、
を有し、
前記制御手段が、前記選択された音声データを再生させるために前記再生手段を制御することを特徴とする移動体用再生制御システム。 - 請求項1または2に記載の移動体用再生制御システムにおいて、
前記判断処理手段が、前記運転情報取得手段によって取得された前記運転情報に基づいて、前記生体の疲労、眠気、緊張の少なくとも何れか1の心身状態を判断することを特徴とする移動体用再生制御システム。 - 請求項1乃至3の何れか一項に記載の移動体用再生制御システムにおいて、
前記運転情報取得手段が、前記運転情報として前記心拍変動情報とともに前記移動体の走行状態を示す走行情報を取得することを特徴とする移動体用再生制御システム。 - 請求項4に記載の移動体用再生制御システムにおいて、
前記運転情報取得手段が、前記移動体情報として前記移動体の速度、前記移動体が走行する走行路の種類または前記移動体の進行方向に対する当該移動体の向きを示す切れ角の少なくとも何れかの情報を取得することを特徴とする移動体用再生制御システム。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載の移動体用再生制御システムにおいて、
前記運転情報取得手段が、前記心拍変動情報として前記運転者の心拍数のデータを示す心拍数データまたは心拍揺らぎのデータを示す心拍揺らぎデータの少なくとも何れか1つを取得することを特徴とする移動体用再生制御システム。 - 請求項1乃至6の何れか一項に記載の移動体用再生制御システムにおいて、
前記音声成分情報取得手段が、前記音声データの音声成分情報として当該音声のリズムパターン、テンポ、ビート、音像定位、音圧レベル、根音の少なくとも何れか1の音声成分を解析し、当該解析した音声成分を取得することを特徴とする移動体用再生制御システム。 - 移動体が走行する際に、データベースに格納された複数の音声データの中から1の音声データを再生する再生手段を制御する移動体用再生制御方法であって、
前記移動体を運転する運転者の心拍変動を示す心拍変動情報を少なくとも含む前記移動体の運転状態を示す運転情報を取得する運転情報取得工程と、
前記音声データに含まれる音声成分を解析し、当該解析した音声データの音声成分を示す音声成分情報を取得する音声成分情報取得工程と、
前記取得された運転情報に基づいて前記生体の心身状態を判断する判断手処理工程と、
前記判断された生体の心身状態に対する前記取得された音声成分情報に基づいて前記再生される音声データを選択する選択工程と、
前記選択された音声データを再生させるために前記再生手段を制御する制御工程と、
を含むことを特徴とする移動体用再生制御方法。 - 請求項8に記載の移動体用再生制御方法において、
前記再生手段によって前記音声データの再生を開始する場合または再生を行っている場合の何れか一方の場合であって、
前記判断処理工程によって前記生体が予め定められた前記心身状態であると判断された場合に、
前記選択工程においては、
前記再生が開始されるまたは再生が行われている何れか一方の音声データを示す再生データの、前記判断された心身状態に対する前記音声成分情報に基づいて、当該再生データの音声成分に前記判断された心身状態を保持する成分を有するか否かの判別を行う判別処理工程と、
前記判別処理手段によって前記再生データの音声成分に前記心身状態を保持する成分を有すると判別されたときに、前記再生データとは異なる音声データを前記再生手段によって再生される音声データとして選択するデータ選択工程と、
を含み、
前記制御工程においては、前記選択された音声データを再生させるために前記再生手段を制御することを特徴とする移動体用再生制御方法。 - 請求項8または9に記載の移動体用再生制御方法において、
前記判断処理工程においては、前記運転情報取得工程によって取得された前記運転情報に基づいて、前記生体の疲労、眠気、緊張の少なくとも何れか1の心身状態を判断することを特徴とする移動体用再生制御方法。 - 請求項8乃至10の何れか一項に記載の移動体用再生制御方法において、
前記運転情報取得工程においては、前記運転情報として前記心拍変動情報とともに前記移動体の走行状態を示す移動体情報を取得することを特徴とする移動体用再生制御方法。 - 請求項8乃至11の何れか一項に記載の移動体用再生制御方法において、
前記運転情報取得工程においては、前記心拍変動情報として前記運転者の心拍数のデータを示す心拍数データまたは心拍揺らぎのデータを示す心拍揺らぎデータの少なくとも何れか1つを取得することを特徴とする移動体用再生制御方法。 - コンピュータによって、データベースに格納された複数の音声データの中から1の音声データを再生する再生手段を制御する移動体用再生制御プログラムであって、
前記コンピュータを、
前記移動体を運転する運転者の心拍変動を示す心拍変動情報を少なくとも含む前記移動体の運転状態を示す運転情報を取得する運転情報取得手段、
前記音声データに含まれる音声成分を解析し、当該解析した音声データの音声成分を示す音声成分情報を取得する音声成分情報取得手段、
前記取得された運転情報に基づいて前記生体の心身状態を判断する判断手処理手段、
前記判断された生体の心身状態に対する前記取得された音声成分情報に基づいて前記再生される音声データを選択する選択手段、
前記選択された音声データを再生させるために前記再生手段を制御する制御手段、
として機能させることを特徴とする移動体用再生制御プログラム。 - 請求項13に記載の移動体用再生制御プログラムにおいて、
前記再生手段によって前記音声データの再生を開始する場合または再生を行っている場合の何れか一方の場合であって、
前記コンピュータによって、前記前記生体が予め定められた前記心身状態であると判断された場合に、
前記コンピュータを、
前記再生が開始されるまたは再生が行われている何れか一方の音声データを示す再生データの、前記判断された心身状態に対する前記音声成分情報に基づいて、当該再生データの音声成分に前記判断された心身状態を保持する成分を有するか否かの判別を行う判別処理手段、
前記判別処理手段によって前記再生データの音声成分に前記心身状態を保持する成分を有すると判別されたときに、前記再生データとは異なる音声データを前記再生手段によって再生される音声データとして選択するデータ選択手段、
として機能させるとともに、
前記選択された音声データを再生するために前記再生手段を制御する制御手段として機能させることを特徴とする移動体用再生制御プログラム。 - 請求項13または14に記載の移動体用再生制御プログラムにおいて、
前記コンピュータを、
前記コンピュータによって取得された運転情報に基づいて、前記生体の疲労、眠気、緊張の少なくとも何れか1の心身状態を判断する判断手段として機能させることを特徴とする移動体用再生制御プログラム。 - 請求項13乃至15の何れか一項に記載の移動体用再生制御プログラムにおいて、
前記コンピュータを、
前記運転情報として前記心拍変動情報とともに前記移動体の走行状態を示す移動体情報を取得する運転情報取得手段として機能させることを特徴とする移動体用再生制御プログラム。 - 請求項13乃至16の何れか一項に記載の移動体用再生制御プログラムにおいて、
前記心拍変動情報として前記運転者の心拍数のデータを示す心拍数データまたは心拍揺らぎのデータを示す心拍揺らぎデータの少なくとも何れか1つを取得する運転情報取得手段として機能させることを特徴とする移動体用再生制御プログラム。 - 請求項13乃至17の何れか一項に記載の移動体用再生制御プログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
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