JP2004090585A - ブロック体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】有限な地球資源である粘土を使用することなく、代替粘性材料や産業廃棄物をブロック材として有効利用するとともに、焼成工程を有しない、経済的でかつ地球環境に優れたブロック体を製造する方法を提供する。
【解決手段】頁岩及び必要に応じて廃棄粘性土並びに廃棄塊並びに廃棄微粉を主原料とし、前記主原料に必要により硬化剤を添加し、これらとセメント及び水分を混合、混練し、この混合物を真空吸引によって脱気しつつ押出し成型して、焼成することなく、乾燥してブロック体を得る。
【選択図】 図1
【解決手段】頁岩及び必要に応じて廃棄粘性土並びに廃棄塊並びに廃棄微粉を主原料とし、前記主原料に必要により硬化剤を添加し、これらとセメント及び水分を混合、混練し、この混合物を真空吸引によって脱気しつつ押出し成型して、焼成することなく、乾燥してブロック体を得る。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はレンガ等のブロック体の製造方法に関し、特には、粘土(そのままの状態で焼き物用粘土となるもの)を使用することなく、代替粘性材料や産業廃棄物を有効利用するとともに、焼成工程のない(無焼成)のブロック体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、レンガは粘土を焼成したものが一般的である。このレンガの材料となる粘土はそのままの状態で焼き物用粘土ともなるもので、資源として有限であり、特に採掘による環境破壊と農地の減少化は社会問題化している。また、レンガを焼成するには、焼成のための設備と多大なエネルギーを必要とするのみならず、焼成にともなって地球温暖化の一因となる二酸化炭素の排出が不可避である。
【0003】
一方において、近年、砂利採取工程で排出される産業廃棄物である採石廃土や、各種炉から排出される石炭燃焼灰(ボトムアッシュ)や高炉スラグ、キュポラ水滓スラグ、フライアッシュや、その他の廃棄物においては、大量に排出される一方においてその有効利用方法がほとんどないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上の状況に鑑み、有限な地球資源である粘土を使用することなく、代替粘性材料や産業廃棄物をブロック材として有効利用するとともに、焼成工程を有しない、経済的でかつ地球環境に優れたブロック体を製造する方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、頁岩及び必要に応じて廃棄粘性土並びに廃棄塊並びに廃棄微粉を主原料とし、これとセメント及び水分を混合、混練し、この混合物を真空吸引によって脱気しつつ押出し成型して、焼成することなく、乾燥してブロック体を得ることを特徴とするブロック体の製造方法に係る。
【0006】
請求項2の発明は、廃棄粘性土及び必要に応じて廃棄塊並びに廃棄微粉を主原料とし、これとセメント及び水分を混合、混練し、この混合物を真空吸引によって脱気しつつ押出し成型して、焼成することなく、乾燥してブロック体を得ることを特徴とするブロック体の製造方法に係る。
【0007】
請求項3の発明は、前記原料に必要により硬化剤を添加する請求項1又は2に記載のブロック体の製造方法に係る。
【0008】
請求項4の発明は、前記廃棄粘性土が建設発生土、採石廃土、窯業廃土又はケイソウ廃土のいずれかを含み、前記廃棄塊が石炭脈石(ぼた)、高炉スラグ、転炉スラグ、電炉スラグ、キュポラ水滓スラグ、ボトムアッシュ、コンクリートがら、レンガ破片、ブロック破片又は瓦破片のいずれかを含み、廃棄微粉がフライアッシュ又は下水道汚泥焼却灰のいずれかを含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載のブロック体の製造方法に係る。
【0009】
請求項5の発明は、前記主原料の粒度分布が、10mm〜850μmのものが55〜80重量%、850μm〜425μmのものが8〜20重量%、425μm〜250μmのものが3〜15重量%、250μm〜106μmのものが3〜15重量%、106μm以下のものが2〜10重量%に調整された請求項1ないし4のいずれか1項に記載のブロック体の製造方法に係る。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1はこの発明のブロック体の製造工程の一例を示す概略工程図である。
【0011】
この発明によって製造されるブロック体はレンガや鋪道表面に敷設されるブロック材等である。これらは用途によって必要とされる強度に差があるが、後述する実施例のように、この発明では硬化剤の添加の有無あるいは原料の種類によって調整することが可能である。
【0012】
まず、この発明の主原料について説明すると、請求項1の発明においては、頁岩を必須原料とし、必要に応じて廃棄粘性土並びに廃棄塊並びに廃棄微粉が使用される。これに対して、請求項2の発明では、廃棄粘性土を必須原料とし、必要に応じて廃棄塊並びに廃棄微粉が使用される。
【0013】
まず、請求項1の必須原料である頁岩は、シェール(Shale)とも称され、水成岩の一種であり、粘土又は泥土からなる堆積岩で層理の発達したもので、油頁岩、黒色頁岩、石灰質頁岩等がある。薄片状にはがれやすい性質を有し、例えば、石炭の露天掘りの炭層に大量に覆いかぶさっている天然岩石層である。また、請求項2の発明の必須原料である廃棄粘性土は、粘性のある土状の産業廃棄物であって、請求項4の発明としても規定したように、無機性余剰汚泥として分類される建設発生土、凝集沈殿汚泥として分類される採石廃土(脱水ケーキ)、粘土くずとして分類される窯業廃土、廃土として分類されるケイソウ廃土等がある(表1参照)。これらの頁岩及び廃棄粘性土は、粘性を備えることよりブロック体の成型材料として主要な原料となる。後述する実施例にも例示するように、これらの必須原料単独でもブロック体を得ることができる。
【0014】
その他の主原料としては、廃棄塊及び廃棄微粉が必要に応じて使用される。これらはいずれも塊状又は微粉状の産業廃棄物又は副産物であって、請求項4の発明としても規定したように、廃棄塊は、不良鉱石として分類され石炭採掘に際し排出される石炭脈石(ぼた)、各種工業炉の残さい(スラグ)として分類される高炉スラグ並びに転炉スラグ並びに電炉スラグ、キュポラ溶鉱炉のノロ、ドロス、カラミとして分類されるキュポラ水滓スラグ、石炭燃焼灰として分類されるボトムアッシュ、建設物のがれき類として分類されるコンクリートがら並びにレンガ破片並びにブロック破片並びに瓦破片等がある。廃棄微粉は、微炭燃焼集塵ダストとして分類されるフライアッシュ、その他の燃え殻として分類される下水道汚泥焼却灰等がある(表1参照)。これらは関連する産業分野において多量に排出される廃棄物で、従来では埋め立て以外にほとんど利用法がなかったものである。
【0015】
【表1】
【0016】
次にこの発明(請求項1及び2の発明とも共通)の製造工程について説明する。上記の主原料は、必要により適当な大きさに破砕された後、混練混合される。この混合混練は混練機によって原料をさらに破砕しながら含水量及び質が均一になるように行われる。さらに、ロールクラッシャ等を使用して板状に練り込んで良質な粘性の原料にする。
【0017】
混合混練された主原料は計量の後、所定量のセメント及び水が加えられて圧力混練機によって混練混合及び圧縮がなされる。セメントの配合量は主原料100に対して概ね10〜30(重量部)が好ましい。この混練混合に際しては、図示するように、必要により硬化剤が添加され、また検査によって不良となったブロック成型品の粉砕物が混入される。なお、ブロック体を着色する場合には所定の顔料を添加する。
【0018】
硬化剤の添加は、請求項3の発明としても規定したものであるが、後述する実施例にも示すように製造されるブロック体製品の強度を高めるために行われる。硬化剤を添加する場合は、前記セメント100に対して2〜7(重量部)が好ましい。硬化剤としては、本出願人の製造に係る無機非金属系の「ERU」シリーズのほか、市販の無機金属元素を含む多機能性硬化剤(例えば商品名「ネオアクトロン」)を使用することができる。
【0019】
セメント及び水分と十分に混練された混合物は、真空押出機に導入され、ここで真空吸引により脱気しつつ押出成型され、カットあるいはプレス等によって所定形状のブロック状成型物とされる。この真空押出しの工程は、混合物を密度の高い圧縮強度の大きい固形物とするために特に重要である。実施例では、この脱機押出成型のために、タイル成型用の真空押出機(例えば高浜工業株式会社の商品名「カジセキ SSE−330」を用いている。
【0020】
そして、押出し成型された混合物を焼成することなく、乾燥し、ブロック体を得る。この後、図1の工程図に示すように、検査により不良品とされたものは、再び粉砕され混練混合の工程に使用される。
【0021】
このように製造されたブロック体は、真空押出機による真空吸引によって脱気しつつ押出成型することにより、真空吸引による脱気をすることなく押出成型したものに比して、その圧縮強度が約3倍程度増大することが解っている。ちなみに、発明製法の押出成型品サンプル1,2,3の平均圧縮強度は36.9であるに対し、同一原料を真空吸引による脱気することなく押出成型した対比品サンプル4,5,6の平均強度は13.2であった(いずれも硬化剤添加)。
【0022】
ここで、主原料の粒度分布について述べる。主原料の粒度分布は、ブロック体の成型性に影響を与える。請求項5の発明として規定したように、概ね次の粒度分布となるように、調整されていることが望ましい。
(a)粒径 10mm〜850μm 55〜80重量%、
(b)粒径 850μm〜425μm 8〜20重量%、
(c)粒径 425μm〜250μm 3〜15重量%、
(d)粒径 250μm〜106μm 3〜15重量%、
(e)粒径 106μm以下 2〜10重量%。
【0023】
【実施例】
次に実施例を説明する。以下の実施例1ないし5は請求項1の発明(及び請求項3の発明)に係り、実施例6ないし9が請求項2の発明(及び請求項3の発明)に係るものである。なお、主原料の粒度分布については、主原料の粒径の粒度範囲が10mm〜850μmを(a)、850μm〜425μmを(b)、425μm〜250μmを(c)、250μm〜106μmを(d)、106μm以下を(e)としてその割合を重量%で表示した。また、製造された各ブロック体の圧縮強度を測定した。
【0024】
(実施例1)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・配合例(重量%)
主原料:頁岩 100
セメント(主原料100に対して) 11
硬化剤(セメント100に対して) なし
・粒度分布(重量%)
粒度範囲(a) 60.75
(b) 13.26
(c) 10.25
(d) 8.37
(e) 7.37
【0025】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。
・強度(N/mm2)
試料1 12.2
試料2 11.8
試料3 11.7
平均 11.90
【0026】
(実施例2)
以下の配合例及び粒度分布によりブロック体を製造した。
・配合例
主原料:頁岩 100
セメント(主原料100に対して) 25
硬化剤(セメント100に対して) 5
・粒度分布(重量%)
粒度範囲(a) 60.75
(b) 13.26
(c) 10.25
(d) 8.37
(e) 7.37
【0027】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。
・強度(N/mm2)
試料1 39.8
試料2 38.7
試料3 36.9
平均 38.47
【0028】
(実施例3)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・配合例
主原料:頁岩 70
石炭脈石(ぼた) 30
セメント(主原料100に対して) 11
硬化剤(セメント100に対して) なし
・粒度分布
粒度範囲(a) 67.98
(b) 13.82
(c) 7.10
(d) 6.57
(e) 4.53
【0029】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。・強度(N/mm2)
試料1 12.8
試料2 12.3
試料3 11.9
平均 12.33
【0030】
(実施例4)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・配合例(重量%)
主原料:頁岩 70
フライアッシュ 30
セメント(主原料100に対して) 11
硬化剤(セメント100に対して) なし
・粒度分布(重量%)
粒度範囲(a) 57.75
(b) 15.38
(c) 9.95
(d) 8.37
(e) 8.55
【0031】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。
・強度(N/mm2)
試料1 14.8
試料2 13.6
試料3 12.9
平均 13.76
【0032】
(実施例5)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・粒度分布(重量%)
粒度範囲(a) 57.38
(b) 13.26
(c) 9.95
(d) 10.56
(e) 8.85
【0033】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。
・強度(N/mm2)
試料1 42.7
試料2 41.5
試料3 40.7
平均 41.63
【0034】
(実施例6)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・粒度分布
粒度範囲(a) 57.51
(b) 17.56
(c) 7.95
(d) 8.21
(e) 8.77
【0035】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。
・強度(N/mm2)
試料1 12.5
試料2 11.8
試料3 11.7
平均 12.00
【0036】
(実施例7)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・粒度分布
粒度範囲(a) 77.51
(b) 11.25
(c) 7.31
(d) 6.26
(e) 2.33
【0037】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。・強度(N/mm2)
試料1 13.5
試料2 13.4
試料3 11.9
平均 12.93
【0038】
(実施例8)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・粒度分布
粒度範囲(a) 67.77
(b) 13.55
(c) 8.14
(d) 6.33
(e) 4.21
【0039】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。・強度(N/mm2)
試料1 13.3
試料2 13.1
試料3 12.9
平均 13.10
【0040】
(実施例9)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・粒度分布
粒度範囲(a) 67.77
(b) 13.55
(c) 8.14
(d) 6.33
(e) 4.21
【0041】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。・強度(N/mm2)
試料1 45.5
試料2 43.8
試料3 42.6
平均 43.96
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のブロック体の製造方法によれば、有限な地球資源である粘土を使用することなく、代替粘性材料や産業廃棄物をブロック材の主原料として有効に再利用することができるため、地球環境汚染が大きな社会問題となっている昨今の資源の有効利用に大きく貢献することができる。
【0043】
しかも、この発明製法は、簡略で大量生産が簡単に行うことができ、かつ焼成工程がない(無焼成)ので、地球温暖化となる二酸化炭素も排出することがなく、その上、大変経済的でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のブロック体の製造工程の一例を示す概略工程図である。
【発明の属する技術分野】
この発明はレンガ等のブロック体の製造方法に関し、特には、粘土(そのままの状態で焼き物用粘土となるもの)を使用することなく、代替粘性材料や産業廃棄物を有効利用するとともに、焼成工程のない(無焼成)のブロック体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、レンガは粘土を焼成したものが一般的である。このレンガの材料となる粘土はそのままの状態で焼き物用粘土ともなるもので、資源として有限であり、特に採掘による環境破壊と農地の減少化は社会問題化している。また、レンガを焼成するには、焼成のための設備と多大なエネルギーを必要とするのみならず、焼成にともなって地球温暖化の一因となる二酸化炭素の排出が不可避である。
【0003】
一方において、近年、砂利採取工程で排出される産業廃棄物である採石廃土や、各種炉から排出される石炭燃焼灰(ボトムアッシュ)や高炉スラグ、キュポラ水滓スラグ、フライアッシュや、その他の廃棄物においては、大量に排出される一方においてその有効利用方法がほとんどないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上の状況に鑑み、有限な地球資源である粘土を使用することなく、代替粘性材料や産業廃棄物をブロック材として有効利用するとともに、焼成工程を有しない、経済的でかつ地球環境に優れたブロック体を製造する方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、頁岩及び必要に応じて廃棄粘性土並びに廃棄塊並びに廃棄微粉を主原料とし、これとセメント及び水分を混合、混練し、この混合物を真空吸引によって脱気しつつ押出し成型して、焼成することなく、乾燥してブロック体を得ることを特徴とするブロック体の製造方法に係る。
【0006】
請求項2の発明は、廃棄粘性土及び必要に応じて廃棄塊並びに廃棄微粉を主原料とし、これとセメント及び水分を混合、混練し、この混合物を真空吸引によって脱気しつつ押出し成型して、焼成することなく、乾燥してブロック体を得ることを特徴とするブロック体の製造方法に係る。
【0007】
請求項3の発明は、前記原料に必要により硬化剤を添加する請求項1又は2に記載のブロック体の製造方法に係る。
【0008】
請求項4の発明は、前記廃棄粘性土が建設発生土、採石廃土、窯業廃土又はケイソウ廃土のいずれかを含み、前記廃棄塊が石炭脈石(ぼた)、高炉スラグ、転炉スラグ、電炉スラグ、キュポラ水滓スラグ、ボトムアッシュ、コンクリートがら、レンガ破片、ブロック破片又は瓦破片のいずれかを含み、廃棄微粉がフライアッシュ又は下水道汚泥焼却灰のいずれかを含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載のブロック体の製造方法に係る。
【0009】
請求項5の発明は、前記主原料の粒度分布が、10mm〜850μmのものが55〜80重量%、850μm〜425μmのものが8〜20重量%、425μm〜250μmのものが3〜15重量%、250μm〜106μmのものが3〜15重量%、106μm以下のものが2〜10重量%に調整された請求項1ないし4のいずれか1項に記載のブロック体の製造方法に係る。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1はこの発明のブロック体の製造工程の一例を示す概略工程図である。
【0011】
この発明によって製造されるブロック体はレンガや鋪道表面に敷設されるブロック材等である。これらは用途によって必要とされる強度に差があるが、後述する実施例のように、この発明では硬化剤の添加の有無あるいは原料の種類によって調整することが可能である。
【0012】
まず、この発明の主原料について説明すると、請求項1の発明においては、頁岩を必須原料とし、必要に応じて廃棄粘性土並びに廃棄塊並びに廃棄微粉が使用される。これに対して、請求項2の発明では、廃棄粘性土を必須原料とし、必要に応じて廃棄塊並びに廃棄微粉が使用される。
【0013】
まず、請求項1の必須原料である頁岩は、シェール(Shale)とも称され、水成岩の一種であり、粘土又は泥土からなる堆積岩で層理の発達したもので、油頁岩、黒色頁岩、石灰質頁岩等がある。薄片状にはがれやすい性質を有し、例えば、石炭の露天掘りの炭層に大量に覆いかぶさっている天然岩石層である。また、請求項2の発明の必須原料である廃棄粘性土は、粘性のある土状の産業廃棄物であって、請求項4の発明としても規定したように、無機性余剰汚泥として分類される建設発生土、凝集沈殿汚泥として分類される採石廃土(脱水ケーキ)、粘土くずとして分類される窯業廃土、廃土として分類されるケイソウ廃土等がある(表1参照)。これらの頁岩及び廃棄粘性土は、粘性を備えることよりブロック体の成型材料として主要な原料となる。後述する実施例にも例示するように、これらの必須原料単独でもブロック体を得ることができる。
【0014】
その他の主原料としては、廃棄塊及び廃棄微粉が必要に応じて使用される。これらはいずれも塊状又は微粉状の産業廃棄物又は副産物であって、請求項4の発明としても規定したように、廃棄塊は、不良鉱石として分類され石炭採掘に際し排出される石炭脈石(ぼた)、各種工業炉の残さい(スラグ)として分類される高炉スラグ並びに転炉スラグ並びに電炉スラグ、キュポラ溶鉱炉のノロ、ドロス、カラミとして分類されるキュポラ水滓スラグ、石炭燃焼灰として分類されるボトムアッシュ、建設物のがれき類として分類されるコンクリートがら並びにレンガ破片並びにブロック破片並びに瓦破片等がある。廃棄微粉は、微炭燃焼集塵ダストとして分類されるフライアッシュ、その他の燃え殻として分類される下水道汚泥焼却灰等がある(表1参照)。これらは関連する産業分野において多量に排出される廃棄物で、従来では埋め立て以外にほとんど利用法がなかったものである。
【0015】
【表1】
【0016】
次にこの発明(請求項1及び2の発明とも共通)の製造工程について説明する。上記の主原料は、必要により適当な大きさに破砕された後、混練混合される。この混合混練は混練機によって原料をさらに破砕しながら含水量及び質が均一になるように行われる。さらに、ロールクラッシャ等を使用して板状に練り込んで良質な粘性の原料にする。
【0017】
混合混練された主原料は計量の後、所定量のセメント及び水が加えられて圧力混練機によって混練混合及び圧縮がなされる。セメントの配合量は主原料100に対して概ね10〜30(重量部)が好ましい。この混練混合に際しては、図示するように、必要により硬化剤が添加され、また検査によって不良となったブロック成型品の粉砕物が混入される。なお、ブロック体を着色する場合には所定の顔料を添加する。
【0018】
硬化剤の添加は、請求項3の発明としても規定したものであるが、後述する実施例にも示すように製造されるブロック体製品の強度を高めるために行われる。硬化剤を添加する場合は、前記セメント100に対して2〜7(重量部)が好ましい。硬化剤としては、本出願人の製造に係る無機非金属系の「ERU」シリーズのほか、市販の無機金属元素を含む多機能性硬化剤(例えば商品名「ネオアクトロン」)を使用することができる。
【0019】
セメント及び水分と十分に混練された混合物は、真空押出機に導入され、ここで真空吸引により脱気しつつ押出成型され、カットあるいはプレス等によって所定形状のブロック状成型物とされる。この真空押出しの工程は、混合物を密度の高い圧縮強度の大きい固形物とするために特に重要である。実施例では、この脱機押出成型のために、タイル成型用の真空押出機(例えば高浜工業株式会社の商品名「カジセキ SSE−330」を用いている。
【0020】
そして、押出し成型された混合物を焼成することなく、乾燥し、ブロック体を得る。この後、図1の工程図に示すように、検査により不良品とされたものは、再び粉砕され混練混合の工程に使用される。
【0021】
このように製造されたブロック体は、真空押出機による真空吸引によって脱気しつつ押出成型することにより、真空吸引による脱気をすることなく押出成型したものに比して、その圧縮強度が約3倍程度増大することが解っている。ちなみに、発明製法の押出成型品サンプル1,2,3の平均圧縮強度は36.9であるに対し、同一原料を真空吸引による脱気することなく押出成型した対比品サンプル4,5,6の平均強度は13.2であった(いずれも硬化剤添加)。
【0022】
ここで、主原料の粒度分布について述べる。主原料の粒度分布は、ブロック体の成型性に影響を与える。請求項5の発明として規定したように、概ね次の粒度分布となるように、調整されていることが望ましい。
(a)粒径 10mm〜850μm 55〜80重量%、
(b)粒径 850μm〜425μm 8〜20重量%、
(c)粒径 425μm〜250μm 3〜15重量%、
(d)粒径 250μm〜106μm 3〜15重量%、
(e)粒径 106μm以下 2〜10重量%。
【0023】
【実施例】
次に実施例を説明する。以下の実施例1ないし5は請求項1の発明(及び請求項3の発明)に係り、実施例6ないし9が請求項2の発明(及び請求項3の発明)に係るものである。なお、主原料の粒度分布については、主原料の粒径の粒度範囲が10mm〜850μmを(a)、850μm〜425μmを(b)、425μm〜250μmを(c)、250μm〜106μmを(d)、106μm以下を(e)としてその割合を重量%で表示した。また、製造された各ブロック体の圧縮強度を測定した。
【0024】
(実施例1)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・配合例(重量%)
主原料:頁岩 100
セメント(主原料100に対して) 11
硬化剤(セメント100に対して) なし
・粒度分布(重量%)
粒度範囲(a) 60.75
(b) 13.26
(c) 10.25
(d) 8.37
(e) 7.37
【0025】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。
・強度(N/mm2)
試料1 12.2
試料2 11.8
試料3 11.7
平均 11.90
【0026】
(実施例2)
以下の配合例及び粒度分布によりブロック体を製造した。
・配合例
主原料:頁岩 100
セメント(主原料100に対して) 25
硬化剤(セメント100に対して) 5
・粒度分布(重量%)
粒度範囲(a) 60.75
(b) 13.26
(c) 10.25
(d) 8.37
(e) 7.37
【0027】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。
・強度(N/mm2)
試料1 39.8
試料2 38.7
試料3 36.9
平均 38.47
【0028】
(実施例3)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・配合例
主原料:頁岩 70
石炭脈石(ぼた) 30
セメント(主原料100に対して) 11
硬化剤(セメント100に対して) なし
・粒度分布
粒度範囲(a) 67.98
(b) 13.82
(c) 7.10
(d) 6.57
(e) 4.53
【0029】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。・強度(N/mm2)
試料1 12.8
試料2 12.3
試料3 11.9
平均 12.33
【0030】
(実施例4)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・配合例(重量%)
主原料:頁岩 70
フライアッシュ 30
セメント(主原料100に対して) 11
硬化剤(セメント100に対して) なし
・粒度分布(重量%)
粒度範囲(a) 57.75
(b) 15.38
(c) 9.95
(d) 8.37
(e) 8.55
【0031】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。
・強度(N/mm2)
試料1 14.8
試料2 13.6
試料3 12.9
平均 13.76
【0032】
(実施例5)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・粒度分布(重量%)
粒度範囲(a) 57.38
(b) 13.26
(c) 9.95
(d) 10.56
(e) 8.85
【0033】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。
・強度(N/mm2)
試料1 42.7
試料2 41.5
試料3 40.7
平均 41.63
【0034】
(実施例6)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・粒度分布
粒度範囲(a) 57.51
(b) 17.56
(c) 7.95
(d) 8.21
(e) 8.77
【0035】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。
・強度(N/mm2)
試料1 12.5
試料2 11.8
試料3 11.7
平均 12.00
【0036】
(実施例7)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・粒度分布
粒度範囲(a) 77.51
(b) 11.25
(c) 7.31
(d) 6.26
(e) 2.33
【0037】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。・強度(N/mm2)
試料1 13.5
試料2 13.4
試料3 11.9
平均 12.93
【0038】
(実施例8)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・粒度分布
粒度範囲(a) 67.77
(b) 13.55
(c) 8.14
(d) 6.33
(e) 4.21
【0039】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。・強度(N/mm2)
試料1 13.3
試料2 13.1
試料3 12.9
平均 13.10
【0040】
(実施例9)
以下の配合例及び粒度分布に基づいてブロック体を製造した。
・粒度分布
粒度範囲(a) 67.77
(b) 13.55
(c) 8.14
(d) 6.33
(e) 4.21
【0041】
得られたブロック体の圧縮強度を測定した。圧縮強度測定結果を以下に示す。・強度(N/mm2)
試料1 45.5
試料2 43.8
試料3 42.6
平均 43.96
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のブロック体の製造方法によれば、有限な地球資源である粘土を使用することなく、代替粘性材料や産業廃棄物をブロック材の主原料として有効に再利用することができるため、地球環境汚染が大きな社会問題となっている昨今の資源の有効利用に大きく貢献することができる。
【0043】
しかも、この発明製法は、簡略で大量生産が簡単に行うことができ、かつ焼成工程がない(無焼成)ので、地球温暖化となる二酸化炭素も排出することがなく、その上、大変経済的でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のブロック体の製造工程の一例を示す概略工程図である。
Claims (5)
- 頁岩及び必要に応じて廃棄粘性土並びに廃棄塊並びに廃棄微粉を主原料とし、これとセメント及び水分を混合、混練し、この混合物を真空吸引によって脱気しつつ押出し成型して、焼成することなく、乾燥してブロック体を得ることを特徴とするブロック体の製造方法。
- 廃棄粘性土及び必要に応じて廃棄塊並びに廃棄微粉を主原料とし、これとセメント及び水分を混合、混練し、この混合物を真空吸引によって脱気しつつ押出し成型して、焼成することなく、乾燥してブロック体を得ることを特徴とするブロック体の製造方法。
- 前記原料に必要により硬化剤を添加する請求項1又は2に記載のブロック体の製造方法。
- 前記廃棄粘性土が建設発生土、採石廃土、窯業廃土又はケイソウ廃土のいずれかを含み、前記廃棄塊が石炭脈石(ぼた)、高炉スラグ、転炉スラグ、電炉スラグ、キュポラ水滓スラグ、ボトムアッシュ、コンクリートがら、レンガ破片、ブロック破片又は瓦破片のいずれかを含み、廃棄微粉がフライアッシュ又は下水道汚泥焼却灰のいずれかを含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載のブロック体の製造方法。
- 前記主原料の粒度分布が、10mm〜850μmのものが55〜80重量%、850μm〜425μmのものが8〜20重量%、425μm〜250μmのものが3〜15重量%、250μm〜106μmのものが3〜15重量%、106μm以下のものが2〜10重量%に調整された請求項1ないし4のいずれか1項に記載のブロック体の製造方法。
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