JP2003020265A - 多色性煉瓦の製造方法 - Google Patents
多色性煉瓦の製造方法Info
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Abstract
した多色性煉瓦を簡単に製造する方法を提供する。 【解決手段】 石炭灰又は石炭灰と赤煉瓦原料との混合
物に対し、可塑性を有する未利用珪酸塩鉱物を配合し、
焼成して着色煉瓦を製造するに当り、該未利用珪酸塩鉱
物又はそれと赤煉瓦原料の合計の配合量を全質量に基づ
き20〜65質量%の範囲内で調整するか、石炭灰と赤
煉瓦原料との混合物に対し、可塑性を有しない未利用珪
酸塩鉱物を配合し、焼成して着色煉瓦を製造するに当
り、該未利用珪酸塩鉱物及び赤煉瓦原料の配合量をそれ
ぞれ全質量に基づき20〜65質量%及び10〜60質
量%の範囲内で調整し、焼成温度を1100〜1300
℃の範囲内の所定温度にすることにより色調を制御して
多色性煉瓦を製造する。
Description
から排出される石炭灰と未利用無機資源を有効に利用し
た多色性煉瓦の製造方法に関するものである。
する石炭灰、例えば石炭火力発電所から排出されるフラ
イアッシュ等の有効利用については、セメント原料、セ
メント混和材、コンクリート骨材、道路舗装材などがよ
く知られている。また、フライアッシュにバインダーを
加えて成形し焼成した焼結体(特開平1−148767
号公報、特開平2−59479号公報、特開平2−12
9081号公報、特開平2−129082号公報、特開
平5−330898号公報)が種々提案されている。し
かしながら、これらのフライアッシュ成形体は、機械的
強度が低く利用範囲が制限されたり、粒状フライアッシ
ュ焼結体を配合成分として要したりするのを免れない。
性材料を配合し焼成した材も種々提案されている。例え
ば、フライアッシュに少量のベントナイト粘土を混ぜて
水練りしたものを焼結した重金属捕集剤(特開昭52−
78687号公報、特開昭55−134640号公報)
や、種々のセラミックス成形体などが挙げられる。この
セラミックス成形体としては、例えば石炭灰微細粒子に
少量のベントナイト等の無機質結合材を配合し成形焼結
した高吸水率の多孔質セラミックス成形体(特開平9−
156998号公報)があるが、これは強度が小さいの
で用途が限られる。
石、金属精錬スラグ又はナスサンド70質量部以上と、
石炭灰30質量部以下とを含有する高強度煉瓦(特開平
11−314959号公報)や、比較的大きい所定平均
粒子径の石炭灰を主とし、これと、所定溶融温度及び所
定平均粒子径の無機質焼結材と、所望により用いられる
無機質増粘材とからなる焼結材料と、水とを混合し、こ
れを減圧下に脱気しながら混練及び押出成形し、乾燥、
焼成してなる所定の嵩密度、吸水率、細孔容積及び比表
面積のセラミックス成形体(特開平12−86348号
公報)や、比較的大きい所定平均粒子径の石炭灰を主と
し、これと無機質増粘材とからなる焼結材料と、水とを
混合し、これを所定減圧下に脱気しながら混練及び押出
成形し、乾燥、焼成してなる多孔質セラミックス成形体
(特開平12−154068号公報)なども挙げられ
る。
事情の下、未利用資源の有効利用をさらに進めて未利用
資源を組み合わせ、場合によりさらに特定の無機利用資
源を併用して多様な色調を制御した多色性煉瓦を簡単に
製造する方法を提供することを目的としてなされたもの
である。
良好な特性を示す多色性煉瓦を開発するために鋭意研究
を重ねた結果、石炭灰と赤煉瓦原料との混合物に未利用
珪酸塩鉱物を配合するか、あるいは石炭灰と可塑性を有
する未利用珪酸塩鉱物を配合するか、あるいは石炭灰と
可塑性を有する未利用珪酸塩鉱物との混合物に可塑性を
有しない未利用珪酸塩鉱物を配合し、所定温度で焼成す
ることで色調を制御することにより、その目的を達成し
うることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成す
るに至った。
炭灰と赤煉瓦原料との混合物に対し、可塑性を有する未
利用珪酸塩鉱物を配合し、焼成して着色煉瓦を製造する
に当り、該未利用珪酸塩鉱物又はそれと赤煉瓦原料の合
計の配合量を全質量に基づき20〜65質量%の範囲内
で調整するとともに焼成温度を1100〜1300℃の
範囲内の所定温度にすることにより色調を制御すること
を特徴とする多色性煉瓦の製造方法、(2)石炭灰と赤
煉瓦原料との混合物に対し、可塑性を有しない未利用珪
酸塩鉱物を配合し、焼成して着色煉瓦を製造するに当
り、該未利用珪酸塩鉱物及び赤煉瓦原料の配合量をそれ
ぞれ全質量に基づき20〜65質量%及び10〜60質
量%の範囲内で調整するとともに焼成温度を1100〜
1300℃の範囲内の所定温度にすることにより色調を
制御することを特徴とする多色性煉瓦の製造方法、及び
(3)石炭灰と可塑性を有する未利用珪酸塩鉱物との混
合物又はこれらと赤煉瓦原料との混合物に対し、可塑性
を有しない未利用珪酸塩鉱物を配合し、焼成して着色煉
瓦を製造するに当り、可塑性を有する未利用珪酸塩鉱物
又はそれと赤煉瓦原料の合計の配合量を全質量に基づき
20〜65質量%の範囲内で調整するとともに焼成温度
を1100〜1300℃の範囲内の所定温度にすること
により色調を制御することを特徴とする多色性煉瓦の製
造方法、を提供するものである。
(4)石炭灰の配合量を全質量に基づき30質量%を超
える量以上60質量%以下の範囲内で調整する前記
(1)、(2)又は(3)記載の製造方法、(5)石炭
灰の配合量を全質量に基づき35〜55質量%の範囲内
で調整する前記(4)記載の製造方法、(6)赤煉瓦原
料の配合量を全質量に基づき10〜60質量%の範囲内
で調整する前記(1)ないし(5)記載の製造方法、
(7)可塑性を有する未利用珪酸塩鉱物の配合量を全質
量に基づき25〜50質量%の範囲内で調整する前記
(1)、(3)、(4)、(5)又は(6)記載の製造
方法、(8)可塑性を有しない未利用珪酸塩鉱物の配合
量を全質量に基づき10〜50質量%の範囲内で調整す
る前記(2)ないし(7)のいずれかに記載の製造方
法、(9)石炭灰がフライアッシュである前記(1)な
いし(8)のいずれかに記載の製造方法、(10)可塑
性を有する未利用珪酸塩鉱物が低級陶石である前記
(1)、又は(3)ないし(9)のいずれかに記載の製
造方法、(11)赤煉瓦原料が粘土である前記(1)な
いし(10)のいずれかに記載の製造方法、(12)可
塑性を有しない未利用珪酸塩鉱物が低級シラスである前
記(2)ないし(11)のいずれかに記載の製造方法、
(13)低級シラスが廃泥シラスである前記(12)記
載の製造方法、(14)廃泥シラスがシラスを原料とす
る研削材の製造工程における排出物である前記(13)
記載の製造方法、が挙げられる。
造原料は、石炭灰、未利用珪酸塩鉱物、及び場合により
用いられる赤煉瓦原料である。未利用珪酸塩鉱物につい
ては可塑性を有するものが適宜用いられ、可塑性を有し
ないものは可塑性を有するもの及び/又は赤煉瓦原料と
組み合わせて適宜用いられる。
低級陶石が好ましい。低級陶石については特に制限され
ず、例えば未利用天草陶石、中でも酸化鉄を多量に含有
している縞石や低耐火度陶石等の未利用廃棄物等が挙げ
られる。高級陶石は、原料の価格が高く不純物が少ない
ために色調の変化や多色性に劣るので用いない。可塑性
を有する未利用珪酸塩鉱物は1種用いてもよいし、また
2種以上を組み合わせて用いてもよい。
は低級シラスが好ましい。低級シラスについては特に制
限されないが、好ましくは廃泥シラス、中でもシラスを
原料とする研削材の製造工程における排出物等が挙げら
れる。可塑性を有しない未利用珪酸塩鉱物は1種用いて
もよいし、また2種以上を組み合わせて用いてもよい。
砕して粉体として供され、その平均粒子径は1〜100
μm、中でも2〜50μmであるのが好ましく、特に低
級陶石においてそうであり、低級シラス、中でも廃泥シ
ラスについては平均粒子径10μm以下が好ましい。こ
こで平均粒子径はレーザー回折式粒度分布測定法で測定
した体積規準の累積分布曲線の50%に相当する粒子径
である。
力プラント等から大量に排出される石炭の燃焼灰、中で
もフライアッシュ、シンダーアッシュ、ボトムアッシュ
であり、特にフライアッシュが好ましい。石炭灰は平均
粒子径が50μm以下、中でも20μm以下であるもの
が好ましい。ここで平均粒子径はレーザー回折式粒度分
布測定法で測定した体積規準の累積分布曲線の50%に
相当する粒子径である。
と、色調の変化や多色性をより一層発現させることがで
きるようになる。赤煉瓦原料については特に制限されな
いが、可塑性を有し、酸化鉄含有率が5質量%程度のも
のが好ましく挙げられる。これら赤煉瓦原料は1種用い
てもよいし、また2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
分全量(全質量)に基づく配合量については、未利用珪
酸塩鉱物(可塑性を有してもよいし、有しなくてもよ
い)では20〜65質量%、好ましくは25〜50質量
%の範囲内で調整される。この配合量が20質量%未満
では多色性が発現し難く、未利用資源の有効利用面から
は量的に不十分である。
るもの、例えば低級陶石等にあっては配合量が少なすぎ
ると赤煉瓦原料を併用しない場合に粘結作用が十分では
なく成形が困難となり、得られる多色性煉瓦の機械的強
度も十分ではなくなるし、また、配合量が多すぎても原
料混合物の粘性が高くなりすぎて安定した成形体に賦型
するのが困難となる。また、未利用珪酸塩鉱物が可塑性
を有しないもの、例えば低級シラス、中でも廃泥シラス
等にあっては配合量が多すぎると可塑性が乏しくなり、
成形が困難となる。
のと可塑性を有しないものとを併用する場合には、可塑
性を有しないものの配合量については多くとも55質量
%、さらには多くとも50質量%の範囲内とするのが好
ましい。
しくは30質量%を超える量以上60質量%以下、より
好ましくは35〜55質量%、特に好ましくは35〜5
0質量%の範囲で選ばれる。この割合が30質量%以下
では、産業廃棄物の有効利用面からは量的に不十分であ
るし、また60質量%を超えると得られる多色性煉瓦の
強度が低下する傾向がみられる。
配合量については好ましくは10〜60質量%、より好
ましくは10〜40質量%の範囲で選ばれる。この配合
量が10質量%未満では多色性が発現し難く、可塑性が
乏しくなるなどその使用効果が十分には発揮されない
し、また60質量%を超えると未利用資源の有効利用面
からは量的に不十分である。
赤煉瓦原料とを併用する場合には、これらの合計の上記
配合量については20〜65質量%、より好ましくは2
5〜60質量%の範囲内で調整される。この配合量が2
0質量%未満では多色性が発現し難く、未利用資源の有
効利用面からは量的に不十分であるし、また60質量%
を越えると石炭灰や可塑性を有しない未利用珪酸塩鉱物
等の産業廃棄物の有効利用面からは量的に不十分であ
る。
かつ色調の多様性に富む点から特に好ましいのは、石炭
灰35〜55質量%、低級陶石25〜50質量%、赤煉
瓦原料10〜40質量%のものや、石炭灰35〜55質
量%、低級陶石25〜50質量%、廃泥シラス10〜4
0質量%、赤煉瓦原料0〜30質量%のものなどであ
る。
めに適量の水を加えて湿式法や半乾式法を用いてもよ
い。この際添加される水の配合量は、原料混合物に対し
外割で5〜30質量%、好ましくは10〜25質量%の
範囲である。この配合量が5質量%未満の場合は混合が
困難となり均質な混合物を得にくいし、また、30質量
%を超えると乾燥に長時間を要し製造効率が低下する。
り15〜30質量%の水を加える方法が用いられる。加
圧成形では半乾式法、例えば混合物全量当り15質量%
までの水、中でも5〜10質量%の水を加える方法や、
乾式法が用いられる。
100〜1300℃、好ましくは1150〜1250℃
の範囲内の温度で焼成する。昇温は5〜20℃/分程度
で行えばよい。
的とする形状に成形する。成形方法としては、特に限定
されるものではないが、シートカット等の押出成形法、
圧縮成形法、加圧成形等任意の成形法が用いられる。押
出成形法は通常湿式法が用いられ、圧縮成形法、加圧成
形法は通常半乾式法又は乾式法が用いられる。成形体は
任意の形状とすることが可能であるが、使用形態に応じ
て板状、円柱状、角柱状、球状等とすることができる。
た場合には必要に応じ乾燥される。乾燥方法としては熱
風乾燥法を使用することができるが、特に、成形体の外
表面と内部の乾燥速度を一致させるような乾燥方法、例
えば自然乾燥法や湿度乾燥法等が好ましく用いられる。
性煉瓦が得られる。この焼成は、1100〜1300℃
の温度範囲で、0.5〜5時間程度行われる。焼成温度
が1100℃未満では得られる多色性煉瓦の強度が劣る
し、また、1300℃を越えると石炭灰が溶融して色調
も暗色化してしまって多色性を失するようになる。
多色性煉瓦の性状に合わせて適宜調節することができ
る。例えば、緻密、かつ、高強度を要する場合は比較的
高温、例えば1200℃付近が好ましく、また高吸水性
とするため多孔性を要する場合は比較的低温、例えば1
100℃付近が好ましい。
変更することによっても、得られる多色性煉瓦の性状を
適宜調節することができる。例えば、建築用資材或いは
建設用資材のような高強度を必要とする場合、ゆっくり
昇温することにより緻密、かつ、機械的強度に優れた多
色性煉瓦が得られるのに対して、舗道用敷石や路盤材の
ように吸水性や透水性に富む多色性煉瓦を必要とする場
合は、急激に昇温することによりポーラスな多色性煉瓦
が得られる。
ができ、この煉瓦は多様な色調に制御でき、外観が良好
であり、また高強度で割れや剥離、ひび割れが少なく、
凍結時における割れも少ないものや、高吸水性のものも
容易に得られる。
明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定される
ものではない。なお、各例中の配合成分の割合は質量%
で表す。色調は、通常Lab表色系により表わされる。
Lab表色系は、縦軸に明度Lをとり、aとbを平面直
角座標にとり、色をこれらLabで表わしたものであ
る。aは+で赤の度合、−で緑の度合、bは+で黄の度
合、−で青の度合をそれぞれ表わす。
のフライアッシュ40質量部、平均粒子径6μmの低級
天草陶石粉60質量部を双腕式ニーダーにて均一になる
まで混合し、その後水を10質量部添加し混練した。得
られた混練物を100×50mmに押出成形し、長さ4
5mmに切断して成形体を得た。これを室温で一昼夜乾
燥し、室温から焼成温度の1200℃まで10℃/分で
昇温し1200℃で2時間焼成した。このようにして得
られた煉瓦の物性は、Lab表色系における各L、a及
びbがそれぞれ71.14、1.28、11.53、吸
水率が4.66容量%、曲げ強度が43MPa、圧縮強
度が390MPaであった。また、焼成温度を1150
℃及び1100℃にそれぞれ変えた以外は上記と同様に
処理して得た2種の煉瓦の物性は、焼成温度が前者のも
ので上記L、a及びbがそれぞれ74.88、2.8
3、13.27、吸水率が10.82容量%、曲げ強度
が33MPa、圧縮強度が250MPaであり、後者の
もので上記L、a及びbがそれぞれ79.10、3.7
6、13.87、吸水率が16.58容量%、曲げ強度
が23MPa、圧縮強度が150MPaであった。
1と同様にして各煉瓦を得た。各煉瓦の物性を表2に示
す。
比、焼成温度等の製造条件を変えたりすることにより、
種々の色調を発現させることができてカラーバリエーシ
ョンに富む高強度の多色性煉瓦を製造することができ、
また、通常の煉瓦の場合よりも低温で焼成することがで
き、未利用資源や廃棄物の有効利用や環境保全と相俟っ
て低コスト化を図ることができる。また、この多色性煉
瓦は、原料や製造条件を種々変えることにより、強度や
吸水率等の物性を適宜変えることができるので、例えば
高強度のものは割れや剥離、ひび割れが少なく、凍結時
における割れも少ないことから、煉瓦造り住宅等の建造
物用構造体、門柱や外壁等の景観煉瓦に、また高吸水率
のものは舗道用敷石や路盤材になどといった種々の用途
に供することができる。
Claims (14)
- 【請求項1】 石炭灰又は石炭灰と赤煉瓦原料との混合
物に対し、可塑性を有する未利用珪酸塩鉱物を配合し、
焼成して着色煉瓦を製造するに当り、該未利用珪酸塩鉱
物又はそれと赤煉瓦原料の合計の配合量を全質量に基づ
き20〜65質量%の範囲内で調整するとともに焼成温
度を1100〜1300℃の範囲内の所定温度にするこ
とにより色調を制御することを特徴とする多色性煉瓦の
製造方法。 - 【請求項2】 石炭灰と赤煉瓦原料との混合物に対し、
可塑性を有しない未利用珪酸塩鉱物を配合し、焼成して
着色煉瓦を製造するに当り、該未利用珪酸塩鉱物及び赤
煉瓦原料の配合量をそれぞれ全質量に基づき20〜65
質量%及び10〜60質量%の範囲内で調整するととも
に焼成温度を1100〜1300℃の範囲内の所定温度
にすることにより色調を制御することを特徴とする多色
性煉瓦の製造方法。 - 【請求項3】 石炭灰と可塑性を有する未利用珪酸塩鉱
物との混合物又はこれらと赤煉瓦原料との混合物に対
し、可塑性を有しない未利用珪酸塩鉱物を配合し、焼成
して着色煉瓦を製造するに当り、可塑性を有する未利用
珪酸塩鉱物又はそれと赤煉瓦原料の合計の配合量を全質
量に基づき20〜65質量%の範囲内で調整するととも
に焼成温度を1100〜1300℃の範囲内の所定温度
にすることにより色調を制御することを特徴とする多色
性煉瓦の製造方法。 - 【請求項4】 石炭灰の配合量を全質量に基づき30質
量%を超える量以上60質量%以下の範囲内で調整する
請求項1、2又は3記載の製造方法。 - 【請求項5】 石炭灰の配合量を全質量に基づき35〜
55質量%の範囲内で調整する請求項4記載の製造方
法。 - 【請求項6】 赤煉瓦原料の配合量を全質量に基づき1
0〜60質量%の範囲内で調整する請求項1ないし5記
載の製造方法。 - 【請求項7】 可塑性を有する未利用珪酸塩鉱物の配合
量を全質量に基づき25〜50質量%の範囲内で調整す
る請求項1、3、4、5又は6記載の製造方法。 - 【請求項8】 可塑性を有しない未利用珪酸塩鉱物の配
合量を全質量に基づき10〜50質量%の範囲内で調整
する請求項2ないし7のいずれかに記載の製造方法。 - 【請求項9】 石炭灰がフライアッシュである請求項1
ないし8のいずれかに記載の製造方法。 - 【請求項10】 可塑性を有する未利用珪酸塩鉱物が低
級陶石である請求項1、又は請求項3ないし9のいずれ
かに記載の製造方法。 - 【請求項11】 赤煉瓦原料が粘土である請求項1ない
し10のいずれかに記載の製造方法。 - 【請求項12】 可塑性を有しない未利用珪酸塩鉱物が
低級シラスである請求項2ないし11のいずれかに記載
の製造方法。 - 【請求項13】 低級シラスが廃泥シラスである請求項
12記載の製造方法。 - 【請求項14】 廃泥シラスがシラスを原料とする研削
材の製造工程における排出物である請求項13記載の製
造方法。
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