JP2002097062A - 上水汚泥廃棄物を主原料としたセラミックス製品の製造方法 - Google Patents
上水汚泥廃棄物を主原料としたセラミックス製品の製造方法Info
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- JP2002097062A JP2002097062A JP2000284823A JP2000284823A JP2002097062A JP 2002097062 A JP2002097062 A JP 2002097062A JP 2000284823 A JP2000284823 A JP 2000284823A JP 2000284823 A JP2000284823 A JP 2000284823A JP 2002097062 A JP2002097062 A JP 2002097062A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/60—Production of ceramic materials or ceramic elements, e.g. substitution of clay or shale by alternative raw materials, e.g. ashes
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- Treatment Of Sludge (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上水汚泥廃棄物の有効な再利用。
【解決手段】 (A)上水製造の際の浄水処理として水
中の微粒子を凝集沈降させた汚泥の廃棄物(以下、上水
汚泥廃棄物という)の900 〜1300℃での焼成物50〜80重
量%、(B)粘土20〜50重量%、(C)その他の石材 0
〜20重量%、(上記の重量%は絶乾状態の重量を基準に
して計算する。)より合計 100重量%の組成物を調製し
て乾式成形した後、1150〜1300℃で焼成する。
中の微粒子を凝集沈降させた汚泥の廃棄物(以下、上水
汚泥廃棄物という)の900 〜1300℃での焼成物50〜80重
量%、(B)粘土20〜50重量%、(C)その他の石材 0
〜20重量%、(上記の重量%は絶乾状態の重量を基準に
して計算する。)より合計 100重量%の組成物を調製し
て乾式成形した後、1150〜1300℃で焼成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水製造の際の浄
水処理の過程で発生する上水汚泥廃棄物を、レンガ、タ
イル、窯業製品などのセラミックス製品の主原料として
使用することにより、廃棄物資源を有効にリサイクルし
て環境汚染負荷の低減を図るものである。
水処理の過程で発生する上水汚泥廃棄物を、レンガ、タ
イル、窯業製品などのセラミックス製品の主原料として
使用することにより、廃棄物資源を有効にリサイクルし
て環境汚染負荷の低減を図るものである。
【0002】
【従来の技術】セラミックス製品は長石、陶石などの岩
石材料と粘土とを粉砕・混合して成形し、通常1200〜13
00℃程度の温度で焼成して製造している。
石材料と粘土とを粉砕・混合して成形し、通常1200〜13
00℃程度の温度で焼成して製造している。
【0003】一方、上水製造の際の浄水処理の一工程と
して、取水中の微粒子を凝集剤を使用して凝集沈降させ
て除去する方法が採用されている。この浄水処理により
凝集沈降した大量の汚泥は廃棄物として処理せざるを得
ない。このため、上水汚泥廃棄物のリサイクルが試みら
れてはいるが、その際、それぞれの製品分野ごとに要求
される製品の形状安定性や寸法安定性の規準が厳しく、
そのため、上水汚泥廃棄物の再使用量は極く低く抑えら
れ、リサイクル率は非常に小さいのが実情である。この
現状を打破するため、本発明者らは、上水汚泥廃棄物を
900 〜1200℃で焼成した後で原料として使用すれば、セ
ラミックス原料に大量に配合し得ることを見出し、先に
提案した。(特願2000-228467 号)
して、取水中の微粒子を凝集剤を使用して凝集沈降させ
て除去する方法が採用されている。この浄水処理により
凝集沈降した大量の汚泥は廃棄物として処理せざるを得
ない。このため、上水汚泥廃棄物のリサイクルが試みら
れてはいるが、その際、それぞれの製品分野ごとに要求
される製品の形状安定性や寸法安定性の規準が厳しく、
そのため、上水汚泥廃棄物の再使用量は極く低く抑えら
れ、リサイクル率は非常に小さいのが実情である。この
現状を打破するため、本発明者らは、上水汚泥廃棄物を
900 〜1200℃で焼成した後で原料として使用すれば、セ
ラミックス原料に大量に配合し得ることを見出し、先に
提案した。(特願2000-228467 号)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先の提案では上水汚泥
廃棄物の焼成物を大量に配合するためには、調製した坏
土を湿式で成形する必要があると考えていた。本発明者
らはさらに検討を進めた結果、上水汚泥廃棄物の種類に
より焼成温度を少し高めにすれば、上水汚泥廃棄物の焼
成物を大量に配合した坏土も乾式成形し得ることを見出
し、本発明に到達した。即ち、本発明は上水汚泥廃棄物
を大量の使用して再資源化の効率を向上させるととも
に、セラミックス製品の製造効率を向上させることを目
的とする。
廃棄物の焼成物を大量に配合するためには、調製した坏
土を湿式で成形する必要があると考えていた。本発明者
らはさらに検討を進めた結果、上水汚泥廃棄物の種類に
より焼成温度を少し高めにすれば、上水汚泥廃棄物の焼
成物を大量に配合した坏土も乾式成形し得ることを見出
し、本発明に到達した。即ち、本発明は上水汚泥廃棄物
を大量の使用して再資源化の効率を向上させるととも
に、セラミックス製品の製造効率を向上させることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は「(A)上水汚
泥廃棄物の900 〜1300℃での焼成物50〜80重量%、
(B)粘土20〜50重量%、(C)その他の石材 0〜20重
量%、(上記の重量%は絶乾状態の重量を基準にして計
算する。)より合計 100重量%の組成物を調製し、乾式
成形したあと、1150〜1300℃で焼成することを特徴とす
る上水汚泥廃棄物を主原料としたセラミックス製品の製
造方法。」である。
泥廃棄物の900 〜1300℃での焼成物50〜80重量%、
(B)粘土20〜50重量%、(C)その他の石材 0〜20重
量%、(上記の重量%は絶乾状態の重量を基準にして計
算する。)より合計 100重量%の組成物を調製し、乾式
成形したあと、1150〜1300℃で焼成することを特徴とす
る上水汚泥廃棄物を主原料としたセラミックス製品の製
造方法。」である。
【0006】本発明での上水汚泥廃棄物の焼成温度は90
0 〜1300℃であるが、下限の900 ℃で殆どの有機物質は
完全に燃焼して分解除去されるので、特殊の場合を除
き、通常は900 ℃で焼成すればよい。この特殊の場合の
1例として、凝集剤として高分子凝集剤を用いた場合が
挙げられる。上水汚泥廃棄物に含まれている高分子凝集
剤は900 ℃では完全に燃焼して分解除去され難いので、
上限の1200〜1300℃で燃焼する必要がある。
0 〜1300℃であるが、下限の900 ℃で殆どの有機物質は
完全に燃焼して分解除去されるので、特殊の場合を除
き、通常は900 ℃で焼成すればよい。この特殊の場合の
1例として、凝集剤として高分子凝集剤を用いた場合が
挙げられる。上水汚泥廃棄物に含まれている高分子凝集
剤は900 ℃では完全に燃焼して分解除去され難いので、
上限の1200〜1300℃で燃焼する必要がある。
【0007】本発明で使用する粘土は、窯業で粘土と言
われるものであれば如何なる種類のものであってもよ
い。例えば、粘土鉱物を単に粉砕するか、少し加工して
粉砕した木節粘土、蛙目粘土、カオリン粘土、鉱物から
粘土分を抽出した粘土(珪砂を水篩して粘土分を抽出し
た粘土)などが使用される。
われるものであれば如何なる種類のものであってもよ
い。例えば、粘土鉱物を単に粉砕するか、少し加工して
粉砕した木節粘土、蛙目粘土、カオリン粘土、鉱物から
粘土分を抽出した粘土(珪砂を水篩して粘土分を抽出し
た粘土)などが使用される。
【0008】本発明における(C)のその他の石材とし
ては、骨材としての機能を持つ廃棄セラミックス屑(シ
ャモット)、製品の安定性を向上させる長石、陶石など
の一般の岩石材、製品表面の表情の形成材としての機能
を持つ上水沈砂廃棄物(粗粒の沈砂)などを挙げること
ができる。
ては、骨材としての機能を持つ廃棄セラミックス屑(シ
ャモット)、製品の安定性を向上させる長石、陶石など
の一般の岩石材、製品表面の表情の形成材としての機能
を持つ上水沈砂廃棄物(粗粒の沈砂)などを挙げること
ができる。
【0009】なお、本発明のセラミックス製品の表面に
着色や模様を現出する場合が多い。通常は釉薬を施こす
が、施釉によらずに、着色したセラミックス製品を製造
する場合には顔料入りの坏土を使用すればよい。この坏
土に配合する顔料は、坏土の配合割合の計算には含めな
い。即ち、顔料を除く坏土の総重量を 100重量%とし、
配合する顔料は計算外とする。顔料入りの坏土を使用す
る場合には、顔料を除く坏土の総重量を 100%として数
重量%程度以下が配合される。
着色や模様を現出する場合が多い。通常は釉薬を施こす
が、施釉によらずに、着色したセラミックス製品を製造
する場合には顔料入りの坏土を使用すればよい。この坏
土に配合する顔料は、坏土の配合割合の計算には含めな
い。即ち、顔料を除く坏土の総重量を 100重量%とし、
配合する顔料は計算外とする。顔料入りの坏土を使用す
る場合には、顔料を除く坏土の総重量を 100%として数
重量%程度以下が配合される。
【0010】本発明で製造されるセラミックス製品の種
類としては、例えば、タイルやレンガ、各種ブロックや
各種陶磁器、手工芸や工業化による各種磁器、美術工芸
品などが挙げられる。
類としては、例えば、タイルやレンガ、各種ブロックや
各種陶磁器、手工芸や工業化による各種磁器、美術工芸
品などが挙げられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0012】本発明は、石材の大部分が、通常の岩石材
ではなく、上水汚泥廃棄物の焼成物である点が通常の乾
式成形によるタイルやブロックの製造方法と異なるのみ
であり、原料調製を含めた製造方法自体は通常の乾式成
形による製造方法と特に異なる点はない。また、成形後
の焼成温度の1150〜1300℃も通常のセラミックス製品の
焼成温度と大差はない。
ではなく、上水汚泥廃棄物の焼成物である点が通常の乾
式成形によるタイルやブロックの製造方法と異なるのみ
であり、原料調製を含めた製造方法自体は通常の乾式成
形による製造方法と特に異なる点はない。また、成形後
の焼成温度の1150〜1300℃も通常のセラミックス製品の
焼成温度と大差はない。
【0013】本発明の製造工程は、上水汚泥廃棄物か
ら上水汚泥廃棄物の焼成物を得る迄の工程と、上水汚
泥廃棄物の焼成物、粘土、その他の石材、から原料を調
製し、乾式成形し、焼成してセラミックス製品を得る迄
の工程とに大別される。
ら上水汚泥廃棄物の焼成物を得る迄の工程と、上水汚
泥廃棄物の焼成物、粘土、その他の石材、から原料を調
製し、乾式成形し、焼成してセラミックス製品を得る迄
の工程とに大別される。
【0014】上水汚泥廃棄物は大量の水及び有機物を含
み、自然乾燥後でも相当量の水、有機物を含んでいるの
で、上記の工程を上水汚泥廃棄物が発生する上水場か
ら離れた工場まで運んで行うことは得策ではなく、上記
の工程をセラミックス製品製造工場以外の工場で行う
ことは考えられない。従って、上水場内で上記の工程
を行ない、得られた上水汚泥廃棄物の焼成物をセラミッ
クス製品製造工場に運んで以後の工程をセラミックス製
品製造工場で行うこととなる。
み、自然乾燥後でも相当量の水、有機物を含んでいるの
で、上記の工程を上水汚泥廃棄物が発生する上水場か
ら離れた工場まで運んで行うことは得策ではなく、上記
の工程をセラミックス製品製造工場以外の工場で行う
ことは考えられない。従って、上水場内で上記の工程
を行ない、得られた上水汚泥廃棄物の焼成物をセラミッ
クス製品製造工場に運んで以後の工程をセラミックス製
品製造工場で行うこととなる。
【0015】以下製造工程順に説明する。 (1)上水汚泥廃棄物(含水率60〜70%)を脱水・乾燥し
て含水率20〜30%とし、500 μm以下の粉状にまで粉砕
した後、含水率 1〜3 %となるまで加熱する。
て含水率20〜30%とし、500 μm以下の粉状にまで粉砕
した後、含水率 1〜3 %となるまで加熱する。
【0016】(2)補助燃料と上水汚泥廃棄物中の有機物
の燃焼により、900 〜1300℃に維持されている焼成炉中
で上水汚泥廃棄物を焼成し、粒状の焼成物とする。上記
したように、高分子凝集剤が含まれている場合は炉の温
度を1200〜1300℃とするが、通常の場合は 900〜1000℃
とする。
の燃焼により、900 〜1300℃に維持されている焼成炉中
で上水汚泥廃棄物を焼成し、粒状の焼成物とする。上記
したように、高分子凝集剤が含まれている場合は炉の温
度を1200〜1300℃とするが、通常の場合は 900〜1000℃
とする。
【0017】(3)粒状の上水汚泥廃棄物、粘土、その他
の石材を、所定量配合して、ボールミルに入れ、水分35
%程度になるよう水を加えて所定時間、湿式微粉砕と混
合を行う。
の石材を、所定量配合して、ボールミルに入れ、水分35
%程度になるよう水を加えて所定時間、湿式微粉砕と混
合を行う。
【0018】(4)得られたスラリーを50〜100 メッシュ
程度の篩で篩分け、通過したものをスプレードライヤー
で乾燥・造粒する。
程度の篩で篩分け、通過したものをスプレードライヤー
で乾燥・造粒する。
【0019】(5)得られた顆粒を金型に入れ、プレス成
形する。
形する。
【0020】(6)成形したものを焼成炉に入れ、1150〜1
300℃で所定時間焼成してセラミックス製品ができあが
る。
300℃で所定時間焼成してセラミックス製品ができあが
る。
【0021】以下、本発明の実施例について説明する。 (実施例1) 上水汚泥廃棄物の焼成物 50 重量% 木節粘土 20 重量% 珪砂水篩粘土 10 重量% 新島長石 20 重量% 上記組成の各原料を湿式ボールミルで約19時間混合・粉
砕した後、得られたスラリーを60メッシュの篩を通過さ
せ、スプレードライヤーで乾燥・造粒する。得られた顆
粒を45二丁形状(製品寸法45mm×95mm×7mm )の金型に
入れ、油圧成形プレスで約270kgf/cm2の圧力でタイルに
成形し、表面に釉薬を塗布し、ローラーハウスキルンで
最高温度1150℃で3 時間焼成した。
砕した後、得られたスラリーを60メッシュの篩を通過さ
せ、スプレードライヤーで乾燥・造粒する。得られた顆
粒を45二丁形状(製品寸法45mm×95mm×7mm )の金型に
入れ、油圧成形プレスで約270kgf/cm2の圧力でタイルに
成形し、表面に釉薬を塗布し、ローラーハウスキルンで
最高温度1150℃で3 時間焼成した。
【0022】焼成収縮13%、吸水率0.3 %のタイルが製
造でき、タイル規格(JIS A 5209-1994:陶磁器質タイ
ル)を満足した。
造でき、タイル規格(JIS A 5209-1994:陶磁器質タイ
ル)を満足した。
【0023】 (実施例2) 上水汚泥廃棄物の焼成物 55 重量% 木節粘土 35 重量% 信楽長石 10 重量% 上記組成の各原料を湿式ボールミルで約18時間混合・粉
砕した後、得られたスラリーを80メッシュの篩を通過さ
せ、スプレードライヤーで乾燥・造粒する。得られた顆
粒を二丁掛け形状(製品寸法227mm ×60mm×10mm)の金
型に入れ、油圧成形プレスで約250kgf/cm2の圧力でタイ
ルに成形し、表面に釉薬を塗布し、トンネルキルンで最
高温度1220℃で19時間焼成した。
砕した後、得られたスラリーを80メッシュの篩を通過さ
せ、スプレードライヤーで乾燥・造粒する。得られた顆
粒を二丁掛け形状(製品寸法227mm ×60mm×10mm)の金
型に入れ、油圧成形プレスで約250kgf/cm2の圧力でタイ
ルに成形し、表面に釉薬を塗布し、トンネルキルンで最
高温度1220℃で19時間焼成した。
【0024】焼成収縮13.5%、吸水率0.35%のタイルが
製造でき、タイル規格(JIS A 5209-1994:陶磁器質タイ
ル)を満足した。
製造でき、タイル規格(JIS A 5209-1994:陶磁器質タイ
ル)を満足した。
【0025】 (実施例3) 上水汚泥廃棄物の焼成物 60 重量% 木節粘土 10 重量% 珪砂水篩粘土 30 重量% 上記組成の各原料を湿式ボールミルで約17時間混合・粉
砕した後、得られたスラリーを60メッシュの篩を通過さ
せ、スプレードライヤーで乾燥・造粒する。得られた顆
粒状タイル原料に、その原料100 重量%に対してクロマ
イト粉末1.5 重量%乾式混合し、 100二丁形状(製品寸
法100mm ×200mm × 9mm)の金型に入れ、油圧成形プレ
スで約220kgf/cm2の圧力でタイルに成形し、表面に釉薬
を塗布し、トンネルキルンで最高温度1280℃で20時間焼
成した。
砕した後、得られたスラリーを60メッシュの篩を通過さ
せ、スプレードライヤーで乾燥・造粒する。得られた顆
粒状タイル原料に、その原料100 重量%に対してクロマ
イト粉末1.5 重量%乾式混合し、 100二丁形状(製品寸
法100mm ×200mm × 9mm)の金型に入れ、油圧成形プレ
スで約220kgf/cm2の圧力でタイルに成形し、表面に釉薬
を塗布し、トンネルキルンで最高温度1280℃で20時間焼
成した。
【0026】焼成収縮14%、吸水率0.5 %のタイルが製
造でき、タイル規格(JIS A 5209-1994:陶磁器質タイ
ル)を満足した。
造でき、タイル規格(JIS A 5209-1994:陶磁器質タイ
ル)を満足した。
【0027】
【発明の効果】本発明により、上水汚泥廃棄物の種類に
応じて高分子凝集剤が含まれている場合は焼成温度を高
めにして焼成することにより、上水汚泥廃棄物の大量の
再利用が可能となり、かつ、効率のよい乾式成形でセラ
ミックス製品を製造することが可能となった。
応じて高分子凝集剤が含まれている場合は焼成温度を高
めにして焼成することにより、上水汚泥廃棄物の大量の
再利用が可能となり、かつ、効率のよい乾式成形でセラ
ミックス製品を製造することが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591221813 丸美陶料株式会社 岐阜県土岐市鶴里町柿野505番地の1 (71)出願人 399011852 オリオン商事株式会社 東京都北区西ヶ原1丁目42番1号 (72)発明者 菊地 健雄 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 芋生 誠 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 西田 克範 東京都中央区佃2−17−15 月島機械株式 会社内 (72)発明者 後藤 博文 岐阜県土岐市肥田町肥田2247番地の18号 株式会社開山窯インターセラム内 (72)発明者 小川 計爾 岐阜県土岐市妻木町西山3247−278 丸美 陶料株式会社内 (72)発明者 高橋 英孝 東京都北区西ヶ原1−42−1 オリオン商 事株式会社内 Fターム(参考) 4D059 AA06 BB02 BB06 BD00 BF15 BK08 BK11 CC04 DA51 DA54 EB06 4G030 AA67 GA09 GA36
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)上水製造の際の浄水処理として水
中の微粒子を凝集沈降させた汚泥の廃棄物(以下、上水
汚泥廃棄物という)の900 〜1300℃での焼成物50〜80重
量%、(B)粘土20〜50重量%、(C)その他の石材 0
〜20重量%、(上記の重量%は絶乾状態の重量を基準に
して計算する。)より合計 100重量%の組成物を調製し
て乾式成形した後、1150〜1300℃で焼成することを特徴
とする上水汚泥廃棄物を主原料としたセラミックス製品
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000284823A JP2002097062A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 上水汚泥廃棄物を主原料としたセラミックス製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000284823A JP2002097062A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 上水汚泥廃棄物を主原料としたセラミックス製品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002097062A true JP2002097062A (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=18768981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000284823A Withdrawn JP2002097062A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 上水汚泥廃棄物を主原料としたセラミックス製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002097062A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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KR100671801B1 (ko) * | 2005-10-11 | 2007-01-19 | 최병환 | 석분 및 정수 오니를 이용한 점토바닥벽돌의 제조방법 |
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JP2013227188A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-11-07 | Morio Kawamura | リサイクル材料を用いた建材の製造方法及び建材 |
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CN111592330A (zh) * | 2020-05-14 | 2020-08-28 | 东莞市唯美陶瓷工业园有限公司 | 一种炻质砖坯料及其制备方法与炻质砖 |
-
2000
- 2000-09-20 JP JP2000284823A patent/JP2002097062A/ja not_active Withdrawn
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