JP2004089335A - 遊技機 - Google Patents

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Takaaki Ichihara
市原 高明
Katsuhiko Hayashi
林 勝彦
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Abstract

【課題】面白さが高い表示態様を実現可能な遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機は、図柄始動条件が成立すると図柄表示装置に図柄が変動表示され、その後に停止される図柄の表示態様によって遊技者に特典付与の可否を認識させる。本発明の遊技機は、特定条件が成立すると特定期間継続される特定遊技状態の経過情報を表示する経過情報表示部を備えている。そして、特定遊技状態中において特典付与の予告が行われるときには、経過情報表示部には経過情報に換えて予告情報が表示される。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関するものである。詳しくは、図柄表示装置の表示態様に係わる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一種であるパチンコ機を例に説明する。
パチンコ機の始動口にパチンコ球が入賞すると、図柄表示装置で3つ並んだ図柄が変動を開始する。図柄はその後に停止され、停止された図柄が特定の組合せの場合に特定入賞口が大きく、長い時間開放される。この状態が、いわゆる「大当り」である。
特別図柄の変動回数を表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、始動口にパチンコ球が入賞して特別図柄が変動される毎に、その変動回数が表示される。変動回数の表示は、大当りになるとリセットされる。
【0003】
【特許文献1】
特公平7−55257号公報(第1−5頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した特別図柄の変動回数を表示する技術は、その回数が坦々と変化してゆくだけであり、表示態様としての面白さに欠けるものであった。
【0005】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、遊技機において、面白さが高い表示態様を実現可能な技術を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用と効果】請求項1に記載の遊技機は、図柄始動条件が成立すると図柄表示装置に図柄が変動表示され、その後に停止される図柄の表示態様によって遊技者に特典付与の可否を認識させる。本発明の遊技機は、特定条件が成立すると特定期間継続される特定遊技状態の経過情報を表示する経過情報表示部を備えている。そして、特定遊技状態中において特典付与の予告が行われるときには、経過情報表示部には経過情報に換えて予告情報が表示される。
上記の遊技機は、特定遊技状態中において特典付与の予告が行われるときには、経過情報表示部には経過情報に換えて予告情報が表示される。このため、遊技者は、経過情報表示部に表示されている経過情報に換えて予告情報が表示されるか否かを注視しながら、高い面白さで遊技することができる。
【0007】
請求項2に記載の遊技機は、図柄始動条件が成立すると図柄表示装置に図柄が変動表示され、その後に停止される図柄の停止態様によって遊技者に特典付与の可否を認識させる。本発明の遊技機は、特定条件が成立して特定期間継続される特定遊技状態中に図柄始動条件が成立すると、図柄を変動表示するための変動表示用データと特定遊技状態の経過情報を表示するための経過表示用データを出力するメイン制御手段と、変動表示用データと経過表示用データが入力すると、変動表示用データに応じた図柄変動を図柄表示装置に表示するとともに、その図柄変動中に予告を行わないときは図柄表示装置の経過情報表示部に経過表示用データに応じた経過情報を表示し、予告を行うときは経過情報表示部に経過情報に換えて予告情報を表示する表示制御手段とを備えている。
上記の遊技機は、メイン制御手段が特別図柄を変動表示するための変動表示用データと特定遊技状態の経過情報を表示するための経過表示用データを出力する。表示制御手段は、図柄変動中に予告を行わないときは図柄表示装置の経過情報表示部に経過表示用データに応じた経過情報を表示し、予告を行うときは経過情報表示部に経過情報に換えて予告情報を表示する。このため、遊技者は経過情報表示部に表示されている経過情報に換えて予告情報が表示されるか否かを注視しながら、高い面白さで遊技することができる。
【0008】
請求項1または2に記載の遊技機において、経過情報表示部は、図柄表示装置の一部を兼用することが好ましい(請求項3)。
このように構成されていると、遊技者は、図柄表示装置から視線を逸らすことなく経過情報表示部に表示される情報を認識できる。
【0009】
請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機において、予告情報は予告信頼度に係わる情報であるとともに複数の表示態様で表示され、その表示態様に応じて予告信頼度が異なることが好ましい(請求項4)。
このように構成すると、予告信頼度の表示態様を多様化することができる。
なお、ここで予告信頼度とは、特典付与の予告が行われた場合に、その予告によって実際に特典が付与される可能性の程度(高低)を意味する。
【0010】
請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機において、特定遊技状態の終了時には、経過情報表示部に特定遊技状態の終了情報が表示されることが好ましい(請求項5)。
特定遊技状態の終了情報が表示されると、遊技者は、特定遊技状態が終了することを確実に認識することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を遊技機の一種であるパチンコ機10に適用した実施形態について、図面を参照しながら説明する。
最初に、パチンコ機10の全般構成を簡単に説明する。図1に示されているように、パチンコ機10の下部には、遊技者が操作してパチンコ球を発射するハンドル38が装着されている。平板状の遊技盤面12には、上方に向かって円弧状に延びるレール44、表示器14、第1種始動口30、大入賞口34、ゲート17、4つの普通入賞口18等が配されている。遊技盤面12には、多数の釘(図示省略)が打付けられている。
【0012】
図2に示されているように、表示器14は、液晶ディスプレーである図柄表示装置22、その周りに設けられている装飾14a、4つのLEDからなる保留球ランプ28、棚板21等から構成されている。
表示器14の上部にはワープ入口15が設けられており、下部右側にはワープ出口16が設けられている。ワープ入口15とワープ出口16は、表示器14の裏側で連通されている。このように構成されているので、ワープ入口15から入ったパチンコ球は、表示器14の裏側を通ってワープ出口16から出てくる。ワープ出口16から出たパチンコ球は、前方側に張出している棚板21に沿って棚板中央部21aに移動し、そこから落下する。図1に示されているように、棚板中央部21aは、第1種始動口30の真上に位置している。従って、棚板中央部21aから落下するパチンコ球は、高い確率で第1種始動口30に入賞する。図柄表示装置22の左下部には、普通図柄を表示する普通図柄表示部19が設けられており、中央下部には、時短残回数や予告キャラクタ等を表示する経過情報表示部82が設けられている。普通図柄表示部19や経過情報表示部82については、後述にて詳細に説明する。
【0013】
図1に示されているように、第1種始動口30は、2枚の可動翼片30aを有している。可動翼片30aは、通常は垂直に配置されているが、所定条件(後述する)が成立すると外方に開く(図1においては、可動翼片30aが外方に開いた状態が図示されている)。可動翼片30aが外方に開くと、第1種始動口30にパチンコ球が入賞しやすくなる。第1種始動口30の内部には、パチンコ球の入賞を検知する始動口センサ56が設けられている。また、普通入賞口18の内部にも、パチンコ球の入賞を検知する普通入賞口センサ(図示省略)が設けられている。
大入賞口34は、下辺を軸として前方側に開く矩形板状の開閉扉36を備えている。開閉扉36は、遊技盤面12の裏側に装着されているソレノイド50と機械的に連結されている。ソレノイド50が駆動されると、開閉扉36は開閉する。大入賞口34の内部には、特別入賞区域であるVゾーン(図示省略)が設けられている。
【0014】
遊技盤面12の左側に配置されているゲート17の内部には、ゲートセンサ54が装着されている。ゲートセンサ54は、ゲート17を通過するパチンコ球を検知する。遊技盤面12に3つ設けられている風車25は、その軸回りに回転することができる。パチンコ機10の裏側には、スピーカ26が装着されている。遊技盤面12の各所や周囲には、電球やLEDによって発光する複数のランプ27が配置されている。
ハンドル38は、時計回り方向に回動操作することができる。ハンドル38の外周部には、遊技者がハンドル38に触れていることを検知するタッチ部38aが設けられている。また、ハンドル38の裏側には、ハンドル38が回動操作されるとオンになる発射スイッチ38b(図1においては図示省略。図3に図示)が設けられている。
【0015】
パチンコ機10の下部には、上皿46、下皿40、球抜きレバー33、灰皿42が装着されている。
上皿46には、払出された賞球が貯められる。下皿40には、賞球や貸球が一時的に貯められる。球抜きレバー33を横方向にスライドさせると、下皿40の底面が開放され、下皿40からパチンコ球を抜くことができる。
遊技機10の裏側には、メイン制御部100、表示制御部200、賞球払出制御部250、発射制御部280が装着されている。さらにパチンコ機10の裏側には、賞球を払出す賞球払出装置62、パチンコ球を発射する発射装置60が装着されている(これら遊技機の裏側に装着されている機器は、図1では省略され図3に図示されている)。
【0016】
パチンコ機10を制御するメイン制御部100、表示制御部200、賞球払出制御部250、発射制御部280の構成と動作について、図3を参照しながら説明する。
メイン制御部100は、CPU102(中央演算装置)、このCPU102にBUS114(情報伝達回路)を介して接続されているROM104(読み出し専用メモリ)、RAM106(読み書き可能メモリ)、入力処理回路108、出力処理回路110、通信制御回路112から構成されている。
CPU102は、ROM104に格納されている遊技制御プログラムを実行することによりパチンコ機10で行われる各種遊技を制御する。ROM104には、表示制御部200や賞球払出制御部250に送信するコマンド信号の作成や、このコマンド信号の送信を制御するための制御プログラムが格納されている。RAM106には、メイン制御部100で実行される種々の処理において生成される各種データや入力信号等の情報が一時的に記憶される。
【0017】
入力処理回路108は、ゲートセンサ54や始動口センサ56等からの検出信号を受信し、その検出信号をメイン制御部100内で処理可能なデータ形式に変換する。通信制御回路112は、表示制御部200、賞球払出制御部250にコマンド信号を送信する。
出力処理回路110は、CPU102からBUS114を介して送信されてきた駆動データを処理し、ソレノイド50等へ駆動信号を出力する。なお、入力処理回路108と出力処理回路110には、各種のセンサや駆動装置が接続されているが、図3においては、これらをゲートセンサ54、始動口センサ56、ソレノイド50で代表し、その他のものについては図示を省略している。
【0018】
表示制御部200は、CPU202、ROM204、RAM206、通信制御回路208、出力処理回路210等から構成されており、これらはBUS212を介して接続されている。表示制御部200は、メイン制御部100から送信されてくるコマンド信号を処理し、図柄表示装置22、保留球ランプ28、ランプ27、スピーカ26等を制御する。
通信制御回路208は、メイン制御部100からのコマンド信号を受信し、BUS212経由CPU202へ送信する。CPU202は、ROM204に格納されている制御プログラムに従ってコマンド信号を処理する。RAM206には、表示制御部200で実行される種々の処理において生成される各種データや入出力信号等の情報が一時的に記憶される。
出力処理回路210は、CPU202からBUS212経由送られてきたコマンドを処理し、図柄表示装置22に図柄を表示させたり、保留球ランプ28やランプ27を点灯させたり、スピーカ26を発音させたりする。
【0019】
賞球払出制御部250は、メイン制御部100から送信されてきたコマンド信号を処理し、賞球払出装置62にコマンド信号を出力する。賞球払出装置62は、コマンド信号に従って賞球を払出す。
ハンドル38に設けられているタッチ部38aと、発射スイッチ38bは、発射制御部280に接続されている。発射制御部280は、遊技者がタッチ部38aに触れたことによる静電容量変化から、ハンドル38が触られている(操作されている)こと検出する。発射制御部280は、ハンドル38が操作され、かつハンドル38が回動操作されて発射スイッチ38bがオンになると、発射信号を発射装置60に出力する。発射信号を受信した発射装置60は、パチンコ球を発射する。
【0020】
パチンコ機10の動作全般について、図1、図2を参照しながら説明する。
遊技者がハンドル38を回動操作してパチンコ球を発射すると、パチンコ球はレール44に沿って遊技盤面12の上部に達し、遊技盤面12に多数打ち付けられている釘に衝突して頻繁にその方向を変えながら落下する。風車25はパチンコ球が当たると回転し、パチンコ球の落下方向を急変させる。第1種始動口30にパチンコ球が入賞し、始動口センサ56がこれを検知すると、5個の賞球が払出されるとともに図柄表示装置22に横に並んで表示されている3つの特別図柄が変動を開始する。特別図柄は変動後に停止する。そして、停止した特別図柄の組合せが所定の大当り図柄の場合に、パチンコ機10は大当り状態に移行する。
【0021】
特別図柄の組合せが大当り図柄になった場合には、その大当り図柄によって遊技状態が確変(確率変動)遊技状態か、非確変遊技状態かのいずれかに変化する。遊技状態が確変遊技状態に変化すると、それ以降の大当りになる確率が非確変遊技状態のそれよりも高くなる。遊技状態が確変遊技状態に変化する大当り図柄は「1・1・1」、「3・3・3」、「5・5・5」、「7・7・7」、「9・9・9」であり、非確変遊技状態に変化する大当り図柄は「0・0・0」、「2・2・2」、「4・4・4」、「6・6・6」、「8・8・8」である。
【0022】
パチンコ機10が大当り状態に移行すると、通常は閉じられている大入賞口34の開閉扉36が開放される。開放された開閉扉36は、開放されてからパチンコ球が10個入賞するか、開放されてから30秒が経過するかのいずれかが成立した場合に閉じられる。開閉扉36が開放されている間に大入賞口34内のVゾーンをパチンコ球が通過すると、開閉扉36は閉じられた後に再び開放される。このようにして繰り返される開閉扉36の開閉は最大16回行われ、開放された開閉扉36に入賞するパチンコ球1個に対して15個の賞球が払出される。このため、パチンコ機10が大当り状態に移行すると、2000個以上の賞球が払出される。
【0023】
パチンコ球がゲート17を通過したことをゲートセンサ54が検知すると、図柄表示装置22に設けられている普通図柄表示部19で横に並んだ2つの普通図柄が変動する。普通図柄は、その後に当りまたは外れの組合せで停止される。普通図柄の表示態様は、「○」または「×」である。当りの普通図柄は「○・○」の組合せであり、それ以外の組合せ(すなわち、「○・×」、「×・○」、「×・×」)は外れである。
普通図柄が当りの組合せになると、第1種始動口30の可動翼片30aが開放され、パチンコ球が入賞しやすくなる。なお、本実施形態のパチンコ機10では、遊技状態が非確変遊技状態に変化する大当り図柄で特別図柄が停止表示されると、その後に特別図柄が100回変動する間、普通図柄の変動時間が通常の30秒から5秒に短くなるとともに、第1種始動口30の可動翼片30aが開放される時間が0.5秒から6秒に長くなる。以下においては、このような遊技状態を「時短遊技状態」と言う。
【0024】
時短遊技状態では、その終了までに残された特別図柄の変動回数(以下、「時短残回数」と言う)が図柄表示装置22の経過情報表示部82に表示される。また、経過情報表示部82では、所定の確率で時短残回数に換えて予告信頼度に対応した予告キャラクタ(以下、「予告キャラ」と略す)が表示される。例えば、特別図柄が変動中に予告信頼度「70%」に対応した予告キャラが表示されると、その特別図柄変動が大当りで停止する確率は「70%」である。
時短残回数や予告キャラの具体的表示態様については、後述にて詳細に説明する。
【0025】
第1種始動口30にパチンコ球が入賞すると、保留球ランプ28が点灯する。特別図柄が変動しているときに第1種始動口30にパチンコ球が入賞すると、保留球ランプ28の点灯数は増加する。特別図柄の変動が開始される毎に、保留球ランプは1つずつ消灯される。保留球数の上限は4個とされている。従って、保留球ランプ28が4つ点灯している状態でさらにパチンコ球が第1種始動口30に入賞しても、その入賞は無視される。
普通入賞口18へのパチンコ球の入賞を普通入賞口センサが検知すると、10個の賞球が払出される。スピーカ26やランプ27は、遊技の進行に応じて様々な音や光を発して遊技者を楽しませる。
【0026】
パチンコ機10で行われる一連の遊技処理フローについて、図面を参照しながら説明する。
図4に示されているように、メイン制御処理S10の最初の処理S12では、第1種始動口30にパチンコ球が入賞したか否かが判別される。具体的には、第1種始動口30内に設けられている始動口センサ56からの検知信号がメイン制御部100に入力されればYES、入力されなければNOと判別される。S12でNOと判別された場合には、後述するS14〜S60がスキップされる。S12でYESと判別された場合には、S14が行われる。
S14では、保留球数が上限である4個を超えているか否かが判別される。S14で保留球数が4個を超えていると判別された場合(YESの場合)には、S16〜S46がスキップされる。S14で保留球数が4個を超えていないと判別された場合(NOの場合)には、S16に移行する。
S16では、保留球数に1を加算する処理が行われる。そして、S18が実行される。
【0027】
S18では、大当り判定乱数、大当り図柄乱数、外れ図柄乱数、変動パターン乱数が取得される。ここで、大当り判定乱数は、大当りか否かを判定するための乱数である。大当り図柄乱数は、大当り図柄を決定するための乱数である。外れ図柄乱数は、外れ図柄を決定するための乱数である。変動パターン乱数は、特別図柄の変動パターンに対応した変動パターン番号を決定するための乱数である。これらの乱数は、CPU102に設けられているレジスタがカウントしている値が、第1種始動口30にパチンコ球が入賞したタイミングで取得されたものである。
S18に続いて、大当り処理(1)S20が実行される。
【0028】
図5に示されているように、大当り処理(1)S20のS22では、取得された大当り判定乱数が当り値であるか否かが判別される。この判別では、大当り判定乱数と、メイン制御部100のROM104に格納されている確変テーブルまたは非確変テーブルが照合される。確変テーブルには、非確変テーブルよりも多くの当り値が記憶されている。このため、大当り判定乱数との照合に確変テーブルが用いられると、非確変テーブルが用いられるよりも大当りになる確率が高くなる。確変テーブルと非確変テーブルのどちらが用いられるかは、後述する大当り処理(2)S46のS50またはS52で決定されている。上述した確変遊技状態では確変テーブルが用いられ、非確変遊技状態では非確変テーブルが用いられる。確変遊技状態では、大当りになる確率は「1/63.4」であり、非確変遊技状態では、大当りになる確率は「1/317.5」である。
S22で大当り判定乱数が当り値であると判別された場合(YESの場合)には、S24が実行される。
【0029】
S24では、大当り図柄乱数が偶数であるか否かが判別される。S24で大当り図柄乱数が偶数であると判別された場合(YESの場合)には、S26が実行され、確変フラグがオフにされる。そして、S26に続くS28では、時短フラグがオンにされるとともに、時短残回数の初期値として100回が設定される。時短フラグのオンと、時短残回数は、メイン制御部100のRAM106に記憶される。
一方、S24で大当り図柄乱数が偶数ではないと判別された場合(NOの場合)には、S30に移行して確変フラグがオンにされる。
S30またはS26で設定された確変フラグのオン/オフは、メイン制御部100のRAM106に記憶される。
【0030】
S28またはS30に続くS32では、大当り図柄乱数から大当り図柄が決定される。この決定には、メイン制御部100のROM104に格納されている大当り図柄テーブルが用いられる。大当り図柄テーブルには、大当り図柄乱数と、それに対応した大当り図柄が記憶されている。大当り図柄テーブルでは、奇数の大当り図柄乱数は、上述した確変遊技状態に移行する大当り図柄(「1・1・1」、「3・3・3」、「5・5・5」、「7・7・7」、「9・9・9」)に対応しており、偶数の大当り図柄乱数は、非確変遊技状態に移行する大当り図柄(「0・0・0」、「2・2・2」、「4・4・4」、「6・6・6」、「8・8・8」)に対応している。大当り図柄乱数と大当り図柄テーブルが照合されると、その大当り図柄乱数に対応した大当り図柄が決定される。例えば、大当り図柄乱数として「7」が取得され、大当り図柄テーブルと照合されると、大当り図柄「7・7・7」が決定される。
S32の次に行われるS34では、大当りフラグがオンにされる。
【0031】
一方、S22で大当り判定乱数が当り値ではないと判別された場合(NOの場合)には、S36が行われる。S36では、外れ図柄乱数を用いて外れ図柄が決定される。この外れ図柄の決定は、外れ図柄乱数と、メイン制御部100のROM104に格納されている外れ図柄テーブルを照合することにより行われる。
S36に続くS38では、大当りフラグがオフにされる。
【0032】
S34またはS38に続くS40では、変動パターン乱数から変動パターン番号が決定される。この決定には、メイン制御部100のROM104に格納されている変動パターンテーブルが用いられる。変動パターンテーブルには、変動パターン乱数と、それに対応した変動パターン番号が記憶されている。従って、変動パターン乱数と変動パターンテーブルが照合されると、その変動パターン乱数に対応した変動パターン番号が決定される。
S22で大当り乱数が当り値であると判別された場合には、大当り用の変動パターンテーブルが用いられ、大当り乱数が当り値ではないと判別された場合(外れの場合)には、外れ用の変動パターンテーブルが用いられる。従って、大当りの場合には大当りに対応した変動パターン番号が決定され、外れの場合には外れに対応した変動パターン番号が決定される。
S40の次に実行されるS42では、保留球数から1が減算される。そして、大当り処理(1)S20を終了する。
【0033】
図4に示されているように、大当り処理(1)S20に続いて、図6に示されている大当り処理(2)S46が行われる。
大当り処理(2)S46の最初の処理S48では、確変フラグがオンか否かの判別が行われる。確変フラグのオン/オフは、上述した大当り処理(1)S20のS30またはS26で設定されている。
S48で確変フラグがオンであると判別された場合(YESの場合)には、S52に移行し、確変テーブルが選択される。S48で確変フラグがオンではない(オフである)と判別された場合(NOの場合)には、S50に移行して非確変テーブルが選択される。
【0034】
S50またはS52に続くS53では、大当りフラグがオンであるか否かが判別される。この判別は、大当り処理(1)S20のS34またはS38で設定された大当りフラグのオン/オフに従って行われる。S53で大当りフラグがオンであると判別された場合(YESの場合)には、S54に移行して大当り処理が行われる。大当り処理S54が行われると、大入賞口34の開閉扉36が開放される。開閉扉36は、特別図柄の変動時間が経過してから開放される。特別図柄の変動時間とは、特別図柄が変動を開始してから停止するまでの時間であり、大当り処理(1)S20のS40で決定された変動パターン番号に基づいて設定される。また、特別図柄の変動時間が経過すると(開閉扉36が開放されると)、特別図柄停止信号がメイン制御部100から表示制御部200に送信される。
S52で大当りフラグがオンではない(オフである)と判別された場合(NOの場合)には、S55に移行して外れ処理が行われる。外れ処理S55では、開閉扉36の開放は行われない。
以上で大当り処理(2)S46を終了する。
【0035】
図4のメイン制御処理S10に示されているように、S46に続いて時短処理S60が行われる。なお、時短処理S60は、大当り処理S54または外れ処理S55が終了してから開始される。
図7に示されているように、時短処理S60のS62では、時短フラグがオンであるか否かが判別される。時短フラグのオンは、上述した大当り処理(1)S20のS28で設定されている。時短フラグのオフは、後述するS68で設定されている。S62で時短フラグがオンであると判別された場合(YESの場合)には、S64に移行する。
S64では、時短残回数から1が減算される。S64の処理が行われるので、時短遊技状態中には、第1種始動口30にパチンコ球が入賞する毎に時短残回数が1回ずつ減少して行く。
【0036】
S64の次に実行されるS66では、時短残回数がゼロであるか否かが判別される。S66で時短残回数がゼロであると判別された場合(YESの場合)には、S68に移行する。S68では、時短フラグがオフにされる。上述したように、時短残回数の初期値は100回である。従って、時短遊技状態で第1種始動口30にパチンコ球が100回入賞すると時短フラグはオフにされる。S66で時短フラグがゼロではないと判別された場合(NOの場合)には、S68がスキップされる。
一方、S62で時短フラグがオンではない(オフである)と判別された場合(NOの場合)には、S64〜S68がスキップされる。
以上で時短処理S60を終了する。
【0037】
図4に示されているように、以上の処理に続いて普通図柄処理S80が行われる。
図8に示されているように、普通図柄処理S80のS82では、パチンコ球がゲート17に入賞したか否かが判別される。具体的には、ゲート17内に設けられているゲートセンサ54からの検知信号がメイン制御部100に入力されればYES、入力されなければNOと判別される。S82でNOと判別された場合には、後述するS84〜S94がスキップされる。S82でYESと判別された場合には、S84が実行される。
S84では、普図当り判定乱数、普図外れ図柄乱数が取得される。普図当り判定乱数は、普通図柄による当りか否かを判定するための乱数である。普図外れ図柄乱数は、外れの普通図柄を決定するための乱数である。これらの乱数は、CPU102に設けられているレジスタがカウントしている値が、ゲート17にパチンコ球が入賞したタイミングで取得されたものである。
【0038】
S84の次にS86が行われ、普図当り判定乱数が当り値か否かが判別される。具体的には、普図当り判定乱数とメイン制御部100のROM104に格納されている普図当り判定テーブルが照合され、その判別が行われる。S86で普図当り乱数が当り値であると判別された場合(YESの場合)には、S88に移行する。
S88では、時短フラグがオンであるか否かが判別される。S82で時短フラグがオンであると判別された場合(YESの場合)には、S90が行われる。S90では、時短モードで第1種始動口30の可動翼片30aが開放される。上述したように、時短モードでは、可動翼片30aは6秒間開放される。S88で時短フラグがオンではないと判別された場合(NOの場合)には、S92に移行して通常モードで第1種始動口30の可動翼片30aが開放される。通常モードでは、可動翼片30aは0.5秒間開放される。
【0039】
なお、第1種始動口30の可動翼片30aの開放は、普通図柄の変動時間が経過してから開放される。普通図柄の変動時間は、時短モードでは5秒間、通常モードでは30秒間である。普通図柄の変動時間が経過すると、普通図柄停止信号がメイン制御部100から表示制御部200に送信され、これによって図柄表示装置22の普通図柄表示部19での普通図柄の変動が停止される。
【0040】
一方、S86で普図当り判定乱数が当り値ではないと判別された場合(NOの場合)には、S94が実行される。S94では、普図外れ図柄乱数を用いて外れの普通図柄が決定される。この決定には、メイン制御部100のROM104に格納されている普図外れテーブルが用いられる。普図外れテーブルには、普図外れ図柄乱数と、それに対応した外れの普通図柄が記憶されている。取得された普図外れ図柄乱数と普図外れテーブルが照合されると、外れの普通図柄(「○・×」、「×・○」、「×・×」の内のいずれか)が決定される。
以上で普通図柄処理S80を終了する。
【0041】
図4に示されているように、普通図柄処理S80に続くS98では、メイン制御部100から表示制御部200にコマンド信号が送信される。このコマンド信号とは、メイン制御処理S10で設定/決定された各種のデータを含んでおり、例えば、大当り図柄、外れ図柄、変動パターン番号、普通図柄の変動時間、外れの普通図柄、時短残回数等である。
以上説明したメイン制御処理S10が繰り返し実行される。
【0042】
メイン制御部100から入力されるコマンド信号に基づいて、表示制御部200で実行される表示制御処理S150について説明する。
図9に示されているように、表示制御処理S150のS152では、大当りコマンドが入力されたか否かの判別が行われる。大当りコマンドとは、大当りに係わるデータ(大当り図柄、外れ図柄、変動パターン番号、特別図柄停止信号)である。S152で大当りコマンドが入力されていないと判別された場合(NOの場合)には、後述するS154〜S160をスキップする。S152で大当りコマンドが入力されていると判別された場合(YESの場合)には、S154に移行する。
S154では、特別図柄の変動パターンが決定される。変動パターンの決定には、表示制御部200のROM204に格納されている変動表示パターンテーブルが用いられる。変動表示パターンテーブルには、変動パターン番号に対応した変動パターンが記憶されている。従って、メイン制御部100から入力された変動パターン番号と変動表示パターンテーブルが照合されると、変動パターンが決定される。特別図柄の変動時間は、変動パターン毎に異なっている。
【0043】
S154に続くS156では、決定された変動パターンによる特別図柄の変動が図柄表示装置22で行われる。そして、S158が実行される。
S158では、特別図柄停止信号がメイン制御部100から入力されたか否かが判別される。S158で特別図柄停止信号が入力されたと判別された場合(YESの場合)にはS160が実行され、特別図柄の変動が停止される。特別図柄の変動は変動パターンに従って行われるので、その変動時間が経過すると特別図柄は停止されるが、メイン制御部100から送信されてくる特別図柄停止信号を用いることにより、大入賞口34の開閉扉36の開放と特別図柄の停止が確実に同期される。S158で特別図柄停止信号が入力されていないと判別された場合(NOの場合)には、そのまま待機する。
【0044】
図10に示されているように、S164では、普図当りコマンドが入力されたか否かが判別される。普図当りコマンドとは、普通図柄に係わるデータ(普通図柄の変動時間、普通図柄の当りの当否、外れの普通図柄)である。S164で普図当りコマンドが入力されていないと判別された場合(NOの場合)には、後述するS166〜S170がスキップされる。S164で普図当りコマンドが入力されたと判別された場合(YESの場合)には、S166が実行される。
S166が実行されると、図柄表示装置22の普通図柄表示部19で普通図柄の変動が行われる。そして、S166に続いてS168が行われる。
【0045】
S168では、メイン制御部100から普通図柄停止信号が入力されたか否かが判別される。S168で普通図柄停止信号が入力されたと判別された場合(YESの場合)には、S170が実行され、普通図柄が停止される。特別図柄の停止と同様に、普通図柄停止信号によって普通図柄が停止されるので、第1種始動口30の可動翼片30aの開放と普通図柄の停止は確実に同期される。S168で普通図柄停止信号が入力されていないと判別された場合(NOの場合)には、そのまま待機する。
【0046】
図11に示されているように、S174では、メイン制御部100からコマンド信号として時短残回数が入力されたか否かが判別される。S174で時短残回数が入力されたと判別された場合(YESの場合)には、S178が行われる。S178では、信頼度に係わる予告キャラの表示を行うか否かの抽選が行われる。この抽選は、表示制御部200のCPU202に設けられているレジスタがカウントしている乱数を取得し、その乱数に基づいて行われる。
【0047】
180では、S178の抽選結果に基づいて、予告キャラの表示を行うか否かが判別される。S180で予告キャラの表示を行わないと判別された場合(NOの場合)には、S186に移行する。S186では、図柄表示装置22の経過情報表示部82に時短残回数を表示する処理が行われる。
S180で予告キャラの表示を行うと判別された場合(YESの場合)には、S182が実行される。S182では、信頼度に対応した予告キャラが選択される。なお、信頼度は、変動表示パターンテーブルに記憶されており、変動パターン番号と変動表示パターンテーブルが照合されたときに、信頼度も決定されている。
S182に続いてS184が行われる。S184では、図柄表示装置22の経過情報表示部82に、時短残回数に換えて予告キャラを表示する処理が行われる。なお、時短残回数に換わる表示は、信頼度の予告キャラに限られない。例えば、どのようなリーチが行われるかのリーチ予告に対応付けられた表示が行われても良い。
以上、説明した表示制御処理S150が繰り返し実行される。
【0048】
パチンコ機10での遊技進行にともなって図柄表示装置22に表示される図柄の表示態様を例示する。
第1種始動口30にパチンコ球が入賞すると、図12に示されているように、図柄表示装置22で特別図柄(左図柄72、中図柄73、右図柄74)が下方向にスクロールように変動を開始する。図12において図示されている下向きの矢印は、特別図柄が変動していることを示している。
特別図柄は変動後に停止する。図13に示されているように、特別図柄が大当り図柄である「4・4・4」で停止表示されると、パチンコ機10は大当り状態に移行する。また、「4・4・4」は非確変遊技状態に移行する図柄である。このため、大当り状態終了後に非確変遊技状態が開始される。非確変遊技状態の開始ととともに、時短遊技状態も開始される。
【0049】
時短遊技状態が開始されると、図14に示されているように、図柄表示装置22の上部に「チャンスタイム」との時短表示83が表示されるとともに、経過情報表示部82に時短残回数「100」回が表示される。なお、図14は、時短遊技状態が開始されてから第1種始動口30に入賞が行われ、特別図柄が変動している状態を図示している。
特別図柄の変動が1回行われ毎に、時短残回数は1回減算される。特別図柄が停止すると、図15に示されているように、経過情報表示部82に表示されていた時短残回数「100」が煙によってかき消される表示が行われる。そして、図16に示されているように、経過情報表示部82に1回減算された時短残回数である「99」が表示される。
【0050】
ゲート17をパチンコ球が通過すると、図17に示されているように、図柄表示装置22の普通図柄表示部19で、左普通図柄84と右普通図柄86が変動を開始する。普通図柄84、86の変動時間は、上述したように、時短遊技状態では通常の30秒に対して5秒と短くなる。
普通図柄84、86は、停止したときの組合せによって普通図柄による当り/外れを遊技者に認識させる。図18は、外れの場合の普通図柄84、86の組合せ「○・×」を例示している。図19は、当りの場合の普通図柄84、86の組合せ「○・○」を示している。
当りの普通図柄84、86(「○・○」)が停止表示されると、第1種始動口30の可動翼片30aが開放される。可動翼片30aの開放時間は、上述したように、時短遊技状態では通常の0.5秒に対して6秒と長くなる。
このように、時短遊技状態では、普通図柄84、86の変動時間が短くなるとともに、可動翼片30aの開放時間が長くなり、第1種始動口30により多く入賞が行われる。なお、時短遊技状態では、普通図柄の当りになる確率が高くなるように構成することもできる。
【0051】
時短遊技状態では、所定の確率で経過情報表示部82に信頼度やリーチ予告に対応付けられた予告キャラが表示される。これらの予告キャラを例示すると、図20に示されているように、湯のみ87の予告キャラが表示されると、その表示は信頼度99%を予告している。図21に示されているように、魔女88の予告キャラが表示されると、信頼度80%が予告される。図22に示されているように、ホーキ89の予告キャラが表示されると、大当りになる確率が高いスーパーリーチの出現が予告される。
【0052】
特別図柄の変動が繰り返されると、経過情報表示部82に表示される時短残回数は減少して行き、その値がゼロになると時短遊技状態は終了する。時短遊技状態の終了時には、経過情報表示部82にそのことを認識させる表示を行うこともできる。例えば、図23、図24、図25に示されているように、経過情報表示部82に「またね」や「バイバイ」や「次はガンバッてね」等のメッセージが表示される。
【0053】
時短遊技状態が終了されるときには、それに対応した専用の終了画面を図柄表示装置22に表示すると、そのことを遊技者に強く認識させることができる。しかしながら、時短遊技状態の終了に対応した専用画面を表示しようとすると、特別図柄の変動の最後にその専用画面を挿入したり、その専用画面の後に行われる図柄変動を遅延させる等の制御が必要になる。従って、表示制御の複雑化を招いてしまう。また、時短遊技状態の終了に対応した専用画面を製作すると、その分の工数が必要になる。本実施形態のパチンコ機10のように、経過情報表示部82時短遊技状態の終了に係わるメッセージ等の情報を表示すれば、表示制御の複雑化や工数の増加を招くことなく、時短遊技状態の終了を遊技者に認識させることができる。なお、時短遊技状態の終了に係わる情報は、必ずしも経過情報表示部82に表示されなくてもよく、他の部位に表示されてもよい。
【0054】
時短遊技状態中に大当りになった場合には、時短遊技状態はその時点でキャンセルされる。この場合に、所定回数(例えば、10回)以上の時短残回数が残っているときには、100%大当りの予告(例えば、「バイバイ」)が経過情報表示部82に表示されるようにしてもよい。このようにすると、時短遊技状態がキャンセルされる表示で間接的に大当りになることが予告されるという、面白さの高い遊技態様を実現できる。
【0055】
なお、予告キャラやメッセージは、時短残回数に換わって表示されたように認識されるものであればよく、図15、図20〜図25に示されているように、経過情報表示部82をはみ出して表示してもよい。
【0056】
時短遊技状態中には、遊技者は経過情報表示部82に表示される時短残回数を注視しながら遊技している。従って、経過情報表示部82に時短残回数に換わって信頼度、リーチ等に対応付けられた予告キャラが表示されると、遊技者に予告が行われていることを強く認識させることができる。予告が行われたことを強く認識した遊技者は、その予告が実現することを期待しながら、楽しく、面白く遊技することができる。
【0057】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
従って、例えば、以下に記載するように構成することもできる。
【0058】
(1)本発明の適用はパチンコ機に限られない。例えば、スロットマシンで所定の遊技状態(例えば、ビッグボーナスゲームの小役ゲーム)における図柄変動の残回数が液晶表示器等の経過情報表示部に表示され、所定の内部フラグ(例えば、JACインフラグ)が成立すると、そのことの情報が図柄変動の残回数に換えて表示されるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るパチンコ機の正面図。
【図2】実施形態に係る表示器の正面図。
【図3】実施形態に係る制御ブロック図。
【図4】実施形態に係るメイン制御処理のフローチャート。
【図5】実施形態に係る大当り処理(1)のフローチャート。
【図6】実施形態に係る大当り処理(2)のフローチャート。
【図7】実施形態に係る時短処理のフローチャート。
【図8】実施形態に係る普通図柄処理のフローチャート。
【図9】実施形態に係る表示制御処理のフローチャート。
【図10】同上。
【図11】同上。
【図12】実施形態に係る図柄表示装置における表示態様の説明図。
【図13】同上。
【図14】同上。
【図15】同上。
【図16】同上。
【図17】実施形態に係る普通図柄の表示態様の説明図。
【図18】同上。
【図19】同上。
【図20】実施形態に係る図柄表示装置における表示態様の説明図。
【図21】同上。
【図22】同上。
【図23】同上。
【図24】同上。
【図25】同上。
【符号の説明】
10:パチンコ機
12:遊技盤面
14:表示器、14a:装飾
15:ワープ入口
16:ワープ出口
17:ゲート
18:普通入賞口
19:普通図柄表示部
21:棚板、21a:棚板中央部
22:図柄表示装置
25:風車
26:スピーカ
27:ランプ
28:保留球ランプ
30:第1種始動口、30a:可動翼片
33:球抜きレバー
34:大入賞口
36:開閉扉
38:ハンドル、38a:タッチ部、38b:発射スイッチ
40:下皿
42:灰皿
44:レール
46:上皿
50:ソレノイド
54:ゲートセンサ
56:始動口センサ
60:発射装置
62:賞球払出装置
72:左図柄
73:中図柄
74:右図柄
82:経過情報表示部
84:左普通図柄
86:右普通図柄
100:メイン制御部
102:CPU
104:ROM
106:RAM
108:入力処理回路
110:出力処理回路
112:通信制御回路
114:BUS
200:表示制御部
202:CPU
204:ROM
206:RAM
208:通信制御回路
210:出力処理回路
212:BUS
250:賞球払出制御部
280:発射制御部

Claims (5)

  1. 図柄始動条件が成立すると図柄表示装置に図柄が変動表示され、その後に停止される図柄の表示態様によって遊技者に特典付与の可否を認識させる遊技機であって、
    特定条件が成立すると特定期間継続される特定遊技状態の経過情報を表示する経過情報表示部を備え、
    特定遊技状態中において特典付与の予告が行われるときには、経過情報表示部には経過情報に換えて予告情報が表示されることを特徴とする遊技機。
  2. 図柄始動条件が成立すると図柄表示装置に図柄が変動表示され、その後に停止される図柄の停止態様によって遊技者に特典付与の可否を認識させる遊技機であって、
    特定条件が成立して特定期間継続される特定遊技状態中に図柄始動条件が成立すると、図柄を変動表示するための変動表示用データと特定遊技状態の経過情報を表示するための経過表示用データを出力するメイン制御手段と、
    変動表示用データと経過表示用データが入力すると、変動表示用データに応じた図柄変動を図柄表示装置に表示するとともに、その図柄変動中に予告を行わないときは図柄表示装置の経過情報表示部に経過表示用データに応じた経過情報を表示し、予告を行うときは経過情報表示部に経過情報に換えて予告情報を表示する表示制御手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  3. 経過情報表示部は、図柄表示装置の一部を兼用することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 予告情報は予告信頼度に係わる情報であるとともに複数の表示態様で表示され、その表示態様に応じて予告信頼度が異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 特定遊技状態の終了時には、経過情報表示部に特定遊技状態の終了情報が表示されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
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