JP2002017996A - 遊技機およびゲームプログラムが記録された記録媒体 - Google Patents
遊技機およびゲームプログラムが記録された記録媒体Info
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Abstract
を行わせるとともに、特別遊技の発生に対する期待感を
損なうことなく遊技の面白さを高めることが可能な遊技
機およびゲームプログラムが記録された記録媒体を提供
する。 【解決手段】 遊技演出を行うための演出手段(例えば
特別図柄表示装置)を備える。乱数を用いた抽選を行
い、抽選結果が当選であることを条件として演出手段に
おいて特別演出(例えば画面のフラッシュ)を実行させ
るとともに、抽選結果が当選である限り、所定回数を上
限として順次抽選確率を増加させて前記抽選を繰り返
す。上限である所定回数目の特別演出が実行され、かつ
特別遊技の発生が決定された場合に、さらに最終回の特
別演出を実行させる。
Description
に、複数の図柄群においてそれぞれ複数の図柄を変動表
示するとともに、各図柄群においてそれぞれ所定の図柄
を停止表示可能な図柄表示装置を備えた遊技機およびゲ
ームプログラムが記録された記録媒体に関する。
コ機が知られている。従来のパチンコ機は、遊技盤の表
面に設けられた遊技部内に、複数の図柄群においてそれ
ぞれ複数の図柄を変動表示するための図柄表示装置が設
けられており、一般入賞口とは別に設けられた始動入賞
口に遊技球が入賞したことを条件として、各図柄表示群
における図柄の変動表示を開始させる。そして、乱数を
用いた抽選により、各図柄群における図柄の停止表示態
様を決定し、この決定に基づいて図柄の変動表示を停止
させる。
表示態様が、所定の賞態様(例えば、「7」「7」
「7」)を構成した場合には、通常遊技と比較して遊技
者に有利な特別遊技を行わせる。この特別遊技は、例え
ば、一般入賞口とは別に設けられた大入賞口を所定時間
あるいは所定個数の遊技球が入賞するまで開放すること
により、多くの遊技球を入賞させて、短時間に多くの賞
球を獲得できるようになっているため、遊技者は特別遊
技が発生することを待ち望みながら遊技を行っている。
このため、遊技者は特別遊技が発生することをいち早く
認識したいと欲しており、特開平8−243223号公
報、特開平8−336642号公報、特開平9−700
号公報等には、図柄表示装置における図柄の停止表示態
様が所定の賞態様を構成する旨を事前に予告報知するよ
うにしたパチンコ機が開示されている。
技の発生のみに遊技の面白さの主眼を置いたのでは、い
たずらに射幸心を煽ることとなり、健全な遊技を楽しま
せるという遊技機本来の目的を達成することができなく
なる。したがって、遊技者に健全な遊技を楽しませる上
で、特別遊技の発生を事前に判定して予告すること、す
なわち、上述した従来のパチンコ機のように、始動入賞
口へ遊技球が入賞したと同時に特別遊技が発生するか否
かを判定したり、始動入賞口への入賞記憶に基づいて特
別遊技が発生するか否かを判定して、当該判定結果を事
前に予告報知することは好ましくない。
るためには、特別遊技が発生する確率をそれほど高くす
ることはできず、このような確率に基づいて特別遊技の
発生の予告報知を行うのみでは、予告報知の頻度が減少
し、遊技の面白さを高めることはできない。なお、特別
遊技の発生に対する予告を何ら行わないのでは、特別遊
技の発生に対する期待感を生じさせることができず、遊
技が退屈なものとなってしまう。
もので、いたずらに射幸心を煽ることなく健全な遊技を
行わせるとともに、特別遊技の発生に対する期待感を損
なうことなく遊技の面白さを高めることが可能な遊技機
を提供することを目的とする。
遊技を行うことが可能なゲームプログラムを、例えば家
庭用ゲーム機のゲームプログラムとして利用可能とした
記録媒体を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えてい
る。
図柄群においてそれぞれ複数の図柄を変動表示するとと
もに、各図柄群においてそれぞれ例えば1つないし3つ
の所定の図柄を停止表示可能な図柄表示手段と、乱数を
用いた第1の抽選を行い、前記図柄表示手段における図
柄の停止表示態様を決定するための停止図柄決定手段と
を備え、前記停止図柄決定手段において賞態様の構成を
決定し、前記図柄表示手段における図柄の停止表示態様
が所定の賞態様となった場合に、通常遊技と比較して遊
技者に有利な特別遊技を行わせる遊技機において、遊技
演出を行うための演出手段と、乱数を用いた第2の抽選
を行い、抽選結果が当選であることを条件として前記演
出手段において特別演出を実行させるとともに、抽選結
果が当選である限り、所定回数を上限として順次抽選確
率を増加させて前記乱数を用いた第2の抽選を繰り返す
第1特別演出実行手段と、前記演出手段において上限で
ある所定回数目の特別演出が実行され、かつ前記停止図
柄決定手段において賞態様の構成を決定した場合に、前
記演出手段においてさらに最終回の特別演出を実行させ
る第2特別演出実行手段とを備えたことを特徴とする遊
技機。
る各回の特別演出は、全て同一のパターンとすることが
可能である。また、前記演出手段において実行される各
回の特別演出は、それぞれ異なるパターンとすることが
可能である。また、前記演出手段は、前記図柄表示手
段、音声による演出を行うための音声発生手段および光
による演出を行うための光表示手段のうちの少なくとも
1つ以上から構成することが可能である。
録された記録媒体は、複数の図柄群においてそれぞれ複
数の図柄を変動表示するとともに、各図柄群においてそ
れぞれ、例えば1つないし3つの所定の図柄を停止表示
可能な図柄表示手段と、乱数を用いた第1の抽選を行
い、前記図柄表示手段における図柄の停止表示態様を決
定するための停止図柄決定手段とを備え、前記図柄表示
手段における図柄の停止表示態様が所定の賞態様を構成
した場合に、通常遊技と比較して遊技者に有利な特別遊
技を行わせるゲームプログラムが記録された記録媒体に
おいて、遊技演出を行うための演出手段と、乱数を用い
た第2の抽選を行い、抽選結果が当選であることを条件
として前記演出手段において特別演出を実行させるとと
もに、抽選結果が当選である限り、所定回数を上限とし
て順次抽選確率を増加させて前記乱数を用いた第2の抽
選を繰り返す第1特別演出実行手段と、前記演出手段に
おいて上限である所定回数目の特別演出が実行されると
ともに、前記停止図柄決定手段において賞態様の構成を
決定した場合に、前記演出手段においてさらに最終回の
特別演出を実行させるための第2特別演出実行手段とを
実現するための機能を有することを特徴とするものであ
る。
施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。な
お、以下の実施形態では、代表的な遊技機としてパチン
コ機を例にとって説明を行う。
一実施形態に係るパチンコ機に使用する遊技盤1の正面
図である。本発明の一実施形態に係るパチンコ機は、打
球発射装置(図示せず)により遊技球を発射して遊技を
行うための遊技盤1を備えている。この遊技盤1の表面
には、図1に示すように、一対のガイドレール2で囲ま
れた略円形の遊技部3を備えており、遊技部3内には、
複数の障害釘や風車等の障害部材4を配設するととも
に、複数の特別図柄を変動表示するための図柄表示手段
である特別図柄表示装置5と、複数の普通図柄を変動表
示するための普通図柄表示装置6と、複数の入賞口と、
いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技部3内
から排出するためのアウト口7と、複数のランプやLE
D等からなる装飾装置8とを備えている。
て複数種類に分かれており、遊技球が入賞したことを条
件として所定数の賞球を排出するための一般入賞口9
と、遊技球が通過したことを条件として、普通図柄表示
装置6における普通図柄の変動表示を開始させるための
普通図柄始動口10と、遊技球を受け入れ易い状態と、
遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能な変動部材
(以下、普通電動役物11と称す)を有し、遊技球が入
賞したことを条件として特別図柄表示装置5における特
別図柄の変動表示を開始させるための始動入賞口12
と、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難
い状態との間で切換可能となっており、特別図柄表示装
置5における図柄の停止表示態様が所定の賞態様を構成
した場合に、所定時間および所定回数だけ遊技球を受け
入れ易い状態に切り換えられる大入賞口13とからな
る。
0は、特別図柄表示装置5の左右に設けられている。こ
の普通図柄始動口10の通過球は、4個まで記憶可能と
なっており、この入賞記憶に基づいて、普通図柄表示装
置6における図柄の変動表示が行われる。また、特別図
柄表示装置5の上部には、普通図柄始動口10の通過記
憶個数を表示するための4個の普通図柄記憶LED14
が設けられている。この普通図柄記憶LED14の点灯
個数により、普通図柄始動口10の通過記憶個数を表示
することができる。
には、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ
難い状態との間で切換可能ないわゆるチューリップ状の
普通電動役物11が設けられている。この普通電動役物
11は、通常の状態では遊技球を受け入れ難い状態とな
っており、普通図柄表示装置6において「当たり」とな
った場合に、所定時間(例えば3秒間)だけ遊技球を受
け入れ易い状態に切り換えられる。
まで記憶可能となっており、この入賞記憶に基づいて、
特別図柄表示装置5における図柄の変動表示が行われ
る。また、特別図柄表示装置5の上部には、始動入賞口
12への入賞記憶個数を表示するための4個の特別図柄
記憶LED15が設けられている。この特別図柄記憶L
ED15の点灯個数により、始動入賞口12への入賞記
憶個数を表示することができる。
置5は、図柄表示手段として機能する装置で、遊技部3
のほぼ中央に設けられた液晶表示装置からなり、画像で
表現される複数の特別図柄を変動表示するとともに、遊
技状態に対応したアニメーション表示を行うことによ
り、遊技演出を行うことができるようになっている。
は、例えば「0」「1」「2」・・・「7」「8」
「9」等の数字からなり、これらの数字が横並びに3つ
の図柄群として変動表示される。そして、各図柄群に停
止表示された数字の組み合わせが「7」「7」「7」と
なった場合を「大当たり」として、一般遊技と比較して
遊技者に有利な特別遊技を行うことができる。
3を、所定時間および所定回数だけ遊技球を受け入れ易
い状態に切り換えて、一般遊技よりも多くの遊技球を入
賞させることにより、多くの賞球を獲得することができ
るような遊技である。また、この特別図柄表示装置5で
は、特別図柄の変動表示中に画面をフラッシュさせた
り、特定のキャラクタを登場させることにより、「大当
たり」の発生を予感させる特別演出を行うようになって
いる。なお、この特別図柄表示装置5が、図柄表示手段
および演出手段として機能する。
置6は、特別図柄表示装置5の上方に設けられた7セグ
メント表示器からなる。この普通図柄表示装置6では、
例えば「0」〜「9」の数字からなる普通図柄が変動表
示された後、停止表示された普通図柄が「7」となった
場合を「当たり」として、始動入賞口12に設けられた
普通電動役物11を、所定時間だけ遊技球を受け入れ易
い状態に切り換えて、始動入賞口12に遊技球を入賞さ
せ易くする。
チンコ機における遊技を説明する。上記パチンコ機で
は、打球発射装置(図示せず)により遊技部3内に発射
された遊技球が、一般入賞口9等に入賞すると、所定数
(例えば10個)の賞球を払い出す。
したことを条件として、普通図柄表示装置6における普
通図柄の変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた
抽選により、普通図柄表示装置6における普通図柄の停
止表示態様を決定し、この決定に基づいて普通図柄の変
動表示を停止させる。ここで、普通図柄表示装置6にお
ける普通図柄の停止表示態様が、「当たり」となると、
始動入賞口12に設けられた普通電動役物11を所定時
間(例えば3秒間)だけ遊技球を受け入れ易い状態に切
り換える。
ことを条件として、特別図柄表示装置5における特別図
柄の変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた抽選
により、特別図柄表示装置5における特別図柄の停止表
示態様を決定し、この決定に基づいて特別図柄の変動表
示を停止させる。ここで、特別図柄表示装置5における
特別図柄の停止表示態様が「大当たり」となると、大入
賞口13を所定時間(例えば30秒)あるいは所定個数
(例えば10個)の入賞球を受け入れるまで開放する。
また、大入賞口13内には継続入賞口が設けられてお
り、大入賞口13内に入賞した遊技球が継続入賞口にも
入賞すると、上述した大入賞口13の開放が、所定回数
(例えば16回)に達するまで繰り返される。
る各機器は、マイクロコンピュータ等からなる制御装置
により制御されている。図2に基づいて、この制御装置
の概略構成を説明する。図2は、制御装置の概略構成を
示すブロック図である。パチンコ機を構成する各機器を
制御するための制御装置は、図2に示すように、主制御
基板51、図柄制御基板52、音声制御基板53、賞球
制御基板54を主な構成要素としている。
55、ROM56、RAM57を備えており、ROM5
6等に記憶されたシーケンスプログラムに従ってCPU
55等が動作することにより、パチンコ機を構成する各
機器を制御するようになっている。
ルスを供給するためのリセット用クロックパルス発生回
路58と、CPU55の初期化を行うための初期リセッ
ト回路59が接続されている。また、CPU55には、
入力用I/O60を介して、一般入賞口9への入賞球を
検出するための一般入賞球センサ61と、始動入賞口1
2への入賞球を検出するための始動入賞球センサ62
と、大入賞口13への入賞球を検出するための大入賞球
センサ63と、普通図柄始動口10を通過する遊技球を
検出するためのゲートセンサ64とが接続されている。
さらに、CPU55には、出力用I/O65を介して、
種々の装置、制御回路、基板が接続されている。
続されている装置は、普通図柄表示装置6と、普通図柄
記憶LED14と、特別図柄記憶LED15と、普通電
動役物11の内部に設けられた電動役物LED16と、
遊技盤1の適宜箇所に設けられた装飾用LED17であ
る。CPU55は、これらの装置に対して制御信号を送
信し、各LEDの点滅あるいは点灯を制御する。
続されている回路は、主制御基板51を構成する普通電
動役物制御回路66と、大入賞口制御回路67である。
この普通電動役物制御回路66により普通電動役物11
(変動部材)の開閉を制御し、大入賞口制御回路67に
より大入賞口13の開閉を制御する。
続されている基板は、図柄制御基板52と、音声制御基
板53と、賞球制御基板54である。図柄制御基板52
は、特別図柄表示装置5における特別図柄の変動表示等
を制御するための基板である。また、音声制御基板53
は、スピーカ等の音声出力装置18による効果音の発生
等を制御するための基板である。また、賞球制御基板5
4は、賞球の払出装置19および遊技球の発射装置20
を制御するための基板である。
乱数を用いた抽選に基づいて、普通図柄表示装置6およ
び特別図柄表示装置5における表示を制御している。こ
のため、特別図柄表示装置5において「大当たり」を発
生させるか否かを決定するための大当たり判定用乱数カ
ウンタ68およびハズレ図柄決定用乱数カウンタ69
と、「大当たり」の図柄を決定するための大当たり図柄
決定用乱数カウンタ70と、普通図柄表示装置6におい
て「当たり」を発生させるか否かを決定するための普通
図柄当たり判定用乱数カウンタ71と、リーチ動作を決
定するためのリーチ動作決定用乱数カウンタ72と、特
別演出であるフラッシュを行うか否かを決定するための
フラッシュ有無決定用乱数カウンタ73と、特別演出で
あるフラッシュ回数をカウントするためのフラッシュ回
数累積カウンタ74とを備えている。
は、ハズレ図柄として表示するための3個の図柄(左図
柄、中図柄、右図柄)をそれぞれ決定するための左図柄
決定用乱数カウンタ75と、中図柄決定用乱数カウンタ
76と、右図柄決定用乱数カウンタ77とを備えてい
る。
述した制御装置によるパチンコ機の遊技制御について、
主に特別遊技に関する処理に重点をおいて説明する。図
3〜6は、パチンコ機における遊技制御の手順を示すフ
ローチャートである。
に表示される図柄の決定処理等を行うとともに、図柄制
御基板52へコマンドを送信して、特別図柄表示装置5
における図柄の表示処理を行わせる。これらの処理のう
ち、図3、4は、特別遊技の発生に関するリーチ処理や
大当たり遊技に関する特別図柄ゲーム処理の手順を示す
ものである。
ム処理は、図3,4に示すように、まず、始動入賞口1
2に遊技球が入賞して、始動入賞記憶があるか否かを判
断する(S1)。ここで、始動入賞記憶がない場合に
は、デモ画面表示処理を行なって、パチンコ機における
遊技説明等のデモ画面を表示する(S2)。
用いた抽選において大当たりの発生を許可しているか否
かを判断する(S3)。ここで、大当たりの発生を許可
している場合には、乱数を用いた抽選に基づいて大当た
りとなる図柄を決定し(S4)、特別演出として特別図
柄表示装置5の画面をフラッシュさせるか否かを決定す
るための大当たり用フラッシュ有無決定処理を行う(S
5)。
ッシュ用フラグがセットされているか否かを判定し(S
6)、フラッシュ用フラグがセットされていなければ、
フラッシュ無し大当たり用の図柄変動コマンドを生成す
る(S7)。一方、フラッシュ用フラグがセットされて
いる場合には、フラッシュ付き大当たり用の図柄変動コ
マンドを生成し(S8)、フラッシュ用フラグをクリア
する(S9)。
の結果が大当たりの発生を許可していない場合には、リ
ーチ演出を行なうか否かを判断する(S14)。ここ
で、リーチ演出を行なう場合には、「リーチ有りハズ
レ」となるように停止図柄を決定し(S15)、特別演
出として特別図柄表示装置5の画面をフラッシュさせる
か否かを決定するためのハズレ用フラッシュ有無決定処
理を行う(S16)。
ッシュ用フラグがセットされているか否かを判定し(S
17)、フラッシュ用フラグがセットされていなけれ
ば、フラッシュ無し「リーチ有りハズレ」用の図柄変動
コマンドを生成する(S18)。一方、フラッシュ用フ
ラグがセットされている場合には、フラッシュ付き「リ
ーチ有りハズレ」用の図柄変動コマンドを生成し(S1
9)、フラッシュ用フラグをクリアする(S20)。
「リーチ無しハズレ」となるように停止図柄を決定し
(S21)、特別演出として特別図柄表示装置5の画面
をフラッシュさせるか否かを決定するためのハズレ用フ
ラッシュ有無決定処理を行う(S22)。
ッシュ用フラグがセットされているか否かを判定し(S
23)、フラッシュ用フラグがセットされていなけれ
ば、フラッシュ無し「リーチ無しハズレ」用の図柄変動
コマンドを生成する(S26)。一方、フラッシュ用フ
ラグがセットされている場合には、フラッシュ付き「リ
ーチ無しハズレ」用の図柄変動コマンドを生成し(S2
4)、フラッシュ用フラグをクリアする(S25)。
処理(S7,S8,S19,S24)で生成した各図柄
変動コマンドを図柄制御基板52へ送信する(S1
0)。そして、実際に大当たりが発生しているか否かを
判断し(S11)、大当たりが発生している場合には、
大入賞口13を所定時間および所定回数開放する大当た
り遊技処理を行ない(S12)、特別図柄ゲームの終了
処理を行なう(S13)。なお、大当たりが発生してい
ない場合には、大当たり遊技処理(S12)は行なわな
い。
述した大当たり用フラッシュ有無決定処理(S5)で
は、図5に示すように、フラッシュ回数累積カウンタの
カウンタ値が「3」であるか否かを判断し(S31)、
フラッシュ回数累積カウンタのカウンタ値が「3」とな
っている場合には、フラッシュ用フラグをセットし(S
32)、フラッシュ回数累積カウンタのカウンタ値を初
期値である「0」とする(S33)。
柄表示装置5において連続して3回の特別演出(画面の
フラッシュ)が行われている場合にのみ、さらに特別演
出(画面のフラッシュ)を行って、大当たりが発生する
ことを遊技者に報知することができる。すなわち、連続
して3回特別演出(画面のフラッシュ)が行われ、さら
に連続して4回目の特別演出(画面のフラッシュ)が行
われた場合には、必ず大当たりが発生するので、遊技者
はこのような特別演出により遊技の面白さを最大限に楽
しむことができる。
処理は、主制御基板51において行う処理であるが、こ
の処理を図柄制御基板52において行ってもよい。この
ように、図柄制御基板52において大当たり用フラッシ
ュ有無決定処理を行うことにより、主制御基板51から
図柄制御基板52へ送信するコマンドの種類を増やすこ
となく、本実施形態に係るパチンコ機を実現することが
できる。
したハズレ用フラッシュ有無決定処理(S16,S2
2)では、図6に示すように、まず、フラッシュ回数累
積カウンタのカウンタ値が「0」であるか否かを判断す
る(S41)。ここで、フラッシュ回数累積カウンタの
カウンタ値が「0」である場合には、フラッシュ有無決
定用乱数を取得して(S42)、特別図柄表示装置5に
おいてフラッシュを発生させるか否かを判断する(S4
3)。そして、フラッシュを発生させる場合には、フラ
ッシュ用フラグをセットし(S44)、フラッシュ回数
累積カウンタをインクリメントして更新し(S45)、
処理を終了する。一方、フラッシュを発生させない場合
には、フラッシュ回数累積カウンタのカウンタ値を初期
値である「0」として更新し(S52)、処理を終了す
る。
ンタ値が「0」でない場合には、さらにフラッシュ回数
累積カウンタのカウンタ値が「1」であるか否かを判断
する(S46)。ここで、フラッシュ回数累積カウンタ
のカウンタ値が「1」である場合には、フラッシュ有無
決定用乱数を取得して(S47)、特別図柄表示装置5
においてフラッシュを発生させるか否かを判断する(S
48)。そして、フラッシュを発生させる場合には、フ
ラッシュ用フラグをセットし(S44)、フラッシュ回
数累積カウンタをインクリメントして更新し(S4
5)、処理を終了する。一方、フラッシュを発生させな
い場合には、フラッシュ回数累積カウンタのカウンタ値
を初期値である「0」として更新し(S52)、処理を
終了する。
ンタ値が「1」でない場合には、さらにフラッシュ回数
累積カウンタのカウンタ値が「2」であるか否かを判断
する(S49)。ここで、フラッシュ回数累積カウンタ
のカウンタ値が「2」である場合には、フラッシュ有無
決定用乱数を取得して(S50)、特別図柄表示装置5
においてフラッシュを発生させるか否かを判断する(S
51)。そして、フラッシュを発生させる場合には、フ
ラッシュ用フラグをセットし(S44)、フラッシュ回
数累積カウンタをインクリメントして更新し(S4
5)、処理を終了する。一方、フラッシュを発生させな
い場合には、フラッシュ回数累積カウンタのカウンタ値
を初期値である「0」として更新し(S52)、処理を
終了する。
理は、主制御基板51において行う処理であるが、この
処理を図柄制御基板52において行ってもよい。このよ
うに、図柄制御基板52においてハズレ用フラッシュ有
無決定処理を行うことにより、主制御基板51から図柄
制御基板52へ送信するコマンドの種類を増やすことな
く、本実施形態に係るパチンコ機を実現することができ
る。
述したハズレ用フラッシュ有無決定処理において、フラ
ッシュを発生させるか否かの判断(S43,S48,S
51)に使用するテーブルについて説明する。ハズレ用
フラッシュ有無決定処理において、フラッシュを発生さ
せるか否かの判断に使用するテーブルは、図7に示すよ
うに、フラッシュ回数累積カウンタのカウンタ値「0」
「1」「2」にそれぞれ対応した「A」「B」「C」の
3つのテーブルからなる。
「0」〜「15」の範囲で更新されており、各テーブル
毎に「フラッシュ有り」あるいは「フラッシュ無し」に
対する乱数値が設定されている。例えば、フラッシュ回
数累積カウンタのカウント値が「0」の場合に用いられ
る「テーブルA」では、乱数値が「0」の場合に「フラ
ッシュ有り」が選択され、乱数値が「1」〜「15」の
場合に「フラッシュ無し」が選択される。
ウント値が「1」の場合に用いられる「テーブルB」で
は、乱数値が「0」〜「3」の場合に「フラッシュ有
り」が選択され、乱数値が「4」〜「15」の場合に
「フラッシュ無し」が選択される。また、フラッシュ回
数累積カウンタのカウント値が「2」の場合に用いられ
る「テーブルC」では、乱数値が「0」〜「7」の場合
に「フラッシュ有り」が選択され、乱数値が「8」〜
「15」の場合に「フラッシュ無し」が選択される。す
なわち、フラッシュ回数累積カウンタのカウント値が上
昇するに従って、「フラッシュ有り」が選択される確率
が、1/16、1/4、1/2というように順次増加す
るようになっている。
図8を用いてさらに詳しく説明する。図8は、特別演出
の一例を示すもので、特別図柄表示装置5において画面
をフラッシュさせることにより特別演出を行う場合を示
している。この特別演出では、上述したように、まず特
別図柄表示装置5における前回の図柄表示とは関係な
く、特別図柄の変動開始時に1/16の確率で特別図柄
表示装置5の画面全体がフラッシュする(a)。
れた場合には、次回の特別図柄の変動開始時に1/4の
確率で特別図柄表示装置5の画面全体がフラッシュする
(b)。さらに、第2回目の特別演出(b)が行われた
場合には、次回の特別図柄の変動開始時に1/2の確率
で特別図柄表示装置5の画面全体がフラッシュする
(c)。また、第3回目の特別演出(c)が行われると
ともに、乱数を用いた抽選の結果、大当たりの発生が許
可されている場合には、さらに第4回目として特別図柄
表示装置5の画面全体がフラッシュして(d)、停止図
柄が必ず大当たりの態様(e)となる旨を報知する。
当たりと、大当たり遊技が終了した後に、次回の大当た
りが発生する確率が高められる確率変動大当たり(いわ
ゆる確変大当たり)とがある場合には、確変大当たりの
場合にのみ第4回目のフラッシュを発生させるように構
成することもできる。
特別図柄表示装置5の画面をフラッシュさせることには
限られず、他の特別演出の態様として、特別図柄表示装
置5に特定のキャラクタを表示したり、音声出力装置1
8であるスピーカから効果音を発生したり、装飾用LE
D52等の発光装置を点灯、点滅したり、あるいはこれ
らの演出を総合的に行ってもよい。また、各回の特別演
出を同様の態様で行ってもよいし、各回毎にそれぞれ異
なった態様で特別演出を行ってもよい。さらに、特別演
出の回数は上述した回数に限られず、最終回の特別演出
が行われるまでの間に、2回、あるいは4回以上の特別
演出を行ってもよい。
技機としてパチンコ機を例にとって説明を行ったが、本
発明は、アレンジボール遊技機、パチスロ遊技機、雀球
遊技機、スロットマシン等の他の遊技機にも適用するこ
とができる。
ームプログラムをCD−ROM等の記録媒体に記録する
ことにより、家庭用ゲーム機等を用いてこれらの遊技機
と同様のゲームを行うことができる。
よれば、特別遊技の発生にのみ関連させることなく、特
別遊技の発生を連想させる特別演出を連続的に行うこと
により、いたずらに射幸心を煽ることなく健全な遊技を
行うことが可能となるばかりでなく、特別遊技の発生に
対する期待感を損なうことなく遊技の面白さを高めるこ
とができる。
録された記録媒体によれば、上述した遊技機と同様の遊
技を行うことが可能なゲームプログラムを、例えば家庭
用ゲーム機のゲームプログラムとして利用することがで
きる。また、家庭用ゲーム機において、上述した遊技機
と同様の遊技を楽しむことができる。
る遊技盤の正面図
ト
ト
の手順を示すフローチャート
手順を示すフローチャート
か否かの判断に使用するテーブルの説明図
説明図
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の図柄群においてそれぞれ複数の図
柄を変動表示するとともに、各図柄群においてそれぞれ
所定の図柄を停止表示可能な図柄表示手段と、 乱数を用いた第1の抽選を行い、前記図柄表示手段にお
ける図柄の停止表示態様を決定するための停止図柄決定
手段とを備え、 前記停止図柄決定手段において賞態様の構成を決定し、
前記図柄表示手段における図柄の停止表示態様が所定の
賞態様となった場合に、通常遊技と比較して遊技者に有
利な特別遊技を行わせる遊技機において、 遊技演出を行うための演出手段と、 乱数を用いた第2の抽選を行い、抽選結果が当選である
ことを条件として前記演出手段において特別演出を実行
させるとともに、抽選結果が当選である限り、所定回数
を上限として順次抽選確率を増加させて前記乱数を用い
た第2の抽選を繰り返す第1特別演出実行手段と、 前記演出手段において上限である所定回数目の特別演出
が実行され、かつ前記停止図柄決定手段において賞態様
の構成を決定した場合に、前記演出手段においてさらに
最終回の特別演出を実行させる第2特別演出実行手段と
を備えたことを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 前記演出手段において実行される各回の
特別演出は、全て同一のパターンからなることを特徴と
する請求項1記載の遊技機。 - 【請求項3】 前記演出手段において実行される各回の
特別演出は、それぞれ異なるパターンからなることを特
徴とする請求項1記載の遊技機。 - 【請求項4】 前記演出手段は、前記図柄表示手段、音
声による演出を行うための音声発生手段および光による
演出を行うための光表示手段のうちの少なくとも1つ以
上からなることを特徴とする請求項1〜3のうちのいず
れか1項記載の遊技機。 - 【請求項5】 複数の図柄群においてそれぞれ複数の図
柄を変動表示するとともに、各図柄群においてそれぞれ
所定の図柄を停止表示可能な図柄表示手段と、 乱数を用いた第1の抽選を行い、前記図柄表示手段にお
ける図柄の停止表示態様を決定するための停止図柄決定
手段とを備え、 前記停止図柄決定手段において賞態様の構成を決定し、
前記図柄表示手段における図柄の停止表示態様が所定の
賞態様となった場合に、通常遊技と比較して遊技者に有
利な特別遊技を行わせるゲームプログラムが記録された
記録媒体において、 遊技演出を行うための演出手段と、 乱数を用いた第2の抽選を行い、抽選結果が当選である
ことを条件として前記演出手段において特別演出を実行
させるとともに、抽選結果が当選である限り、所定回数
を上限として順次抽選確率を増加させて前記乱数を用い
た第2の抽選を繰り返す第1特別演出実行手段と、 前記演出手段において上限である所定回数目の特別演出
が実行されるとともに、前記停止図柄決定手段において
賞態様の構成を決定した場合に、前記演出手段において
さらに最終回の特別演出を実行させる第2特別演出実行
手段とを実現するための機能を有することを特徴とする
ゲームプログラムが記録された記録媒体。
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---|---|---|---|
JP2000202019A JP4409725B2 (ja) | 2000-07-04 | 2000-07-04 | 遊技機およびゲームプログラムが記録された記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000202019A JP4409725B2 (ja) | 2000-07-04 | 2000-07-04 | 遊技機およびゲームプログラムが記録された記録媒体 |
Publications (2)
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---|---|
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JP4409725B2 JP4409725B2 (ja) | 2010-02-03 |
Family
ID=18699601
Family Applications (1)
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JP2000202019A Expired - Fee Related JP4409725B2 (ja) | 2000-07-04 | 2000-07-04 | 遊技機およびゲームプログラムが記録された記録媒体 |
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JP (1) | JP4409725B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004041453A (ja) * | 2002-07-11 | 2004-02-12 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2004254891A (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2004254978A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2005323711A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Samii Kk | 弾球遊技機 |
JP2010142664A (ja) * | 2010-02-18 | 2010-07-01 | Sammy Corp | 弾球遊技機 |
-
2000
- 2000-07-04 JP JP2000202019A patent/JP4409725B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4614424B2 (ja) * | 2004-05-13 | 2011-01-19 | サミー株式会社 | 弾球遊技機 |
JP2010142664A (ja) * | 2010-02-18 | 2010-07-01 | Sammy Corp | 弾球遊技機 |
Also Published As
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