JP2004088854A - 電線引込ポール - Google Patents

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JP2004088854A JP2002244267A JP2002244267A JP2004088854A JP 2004088854 A JP2004088854 A JP 2004088854A JP 2002244267 A JP2002244267 A JP 2002244267A JP 2002244267 A JP2002244267 A JP 2002244267A JP 2004088854 A JP2004088854 A JP 2004088854A
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Yusuke Kanabori
金堀 雄介
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】電源供給をポール本体に付設されたボックス内のコンセントから簡単に受けることができ、その際の配線工事も容易となり、しかも、同配線は露出することがなく保護されて安全な電線引込ポールを提供する。
【解決手段】上端付近に電線引込口1を有する中空状のポール本体2と、このポール本体2の中程に連通接続されて付設されるボックス3と、を備えた電線引込ポールにおいて、ボックス3内にコンセント4を収容設置し、電線引込口1から引き込まれた主電線5を分岐して、一方の分岐線6aをこのコンセント4に接続し、他方の分岐線6bを屋内配線7へと導出配線し、同コンセント4にプラグ8でもって接続される引出線9を外部へと引き出す電線引出口10をポール本体2又はボックス3に形成した。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源線や情報線等の電線を住宅敷地内に引き込むために立設される電線引込ポールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7に示す如く、住宅敷地内に防犯用カメラやセンサーライト等の外付機器16を設置する場合、同敷地内の地表Gに支柱27を立設し、この支柱27の上部に同外付機器16を取り付けていた。この場合、外付機器16から導出される機器用電線28は、支柱27に沿って垂下され、地中埋設配線19を介し屋内配線7のコンセント4にプラグ8でもって接続されている。
【0003】
又、住宅敷地外から引き込まれる主電線5は、建物Hの外壁に取り付けられた電力量計11を介して屋内配線7に接続されている。そして、屋内配線7では、分電盤20が設けられ、この分電盤20に設けられる主幹ブレーカ12a及び複数の分岐ブレーカ12bを介して複数のコンセント4が配設されており、このコンセント4の一つに前記機器用電線28と地中埋設配線19を介して連結されるプラグ8が接続されている。
【0004】
しかしながら、この場合、住宅敷地内に外付機器16を取り付け支持するためだけの支柱27を立設しなければならず、この支柱27は、同外付機器16が防犯用カメラやセンサーライト等であって人の手が容易には届かない高所に取り付けなければならないものであることから、相当の高さを有する必要があり、困難な工事を伴うものであった。又、外付機器16へと電源供給するために、地中埋設配線19を要し、情報線等も地中配線となるため、地表G下に配線用配管を設けたりする必要があって、配線工事が困難となるものであった。
【0005】
他方、図8に示す如く、上端付近に電線引込口1を有する中空状のポール本体2と、このポール本体2の中程に連通接続されて付設されるボックス3と、を備えた電線引込ポールが知られている。この電線引込ポールは、特開昭59−89514号公報に開示されたものである。
【0006】
この場合、ボックス3内には電力量計11が収容設置されており、電線引込口1から引き込まれた主電線5は、同電力量計11を介し送電線29として屋内配線へと導出配線される。又、ポール本体2の中程周壁にポール側開口13が形成され、ボックス3の外殻壁にボックス側開口14が形成され、同ポール側開口13とボックス側開口14とがパッキン部材15を介し密閉状に連通接続されて、このボックス3は同ポール本体2の中程に取付具23を介して取り付け支持されている。
【0007】
したがって、この電線引込ポールにおいては、ポール本体2やボックス3から送電線29を引き出すことなく屋内配線へと配線することができるため、電線の保護が完全になると共に外観の向上を実現でき、電線の節約も達成し得るようになる。しかしながら、この場合に、図9に示す如く、前記の場合と同様に、ポール本体2の上部に防犯用カメラやセンサーライト等の外付機器16を取り付け支持させたとすると、次のような問題が発生する。
【0008】
すなわち、前記の場合と同様に、外付機器16へと電源供給するために、送電線29用の地中埋設配線19aとは別に地中埋設配線19bを要し、情報線等も地中配線となり、地表G下に配線用配管を設けたりする必要があって、配線工事が困難となるものであった。又、外付機器16から導出される機器用電線28が、支柱27に沿い垂下されて露出し、この機器用電線28が故意に切断されると、防犯用機器である同外付機器16の機能が発揮されなくなってしまうものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するために発明されたもので、その課題は、住宅敷地内へと主電線を引き込んで屋内へと配線するためのボックス付のポール本体を有効に利用して、このポール本体に防犯用等の外付機器を取り付け支持させることができ、この外付機器への電源供給を屋内配線からではなく同ポール本体に付設されたボックス内から簡単に受けることができ、その際の配線工事も容易となり、しかも、同配線は露出することがなく保護され切断されるようなこともなくて安全であり、又、必要に応じて同ボックス内からの電源供給を外付機器以外にも活用することができる使い勝手の良い電線引込ポールを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の電線引込ポールは、上端付近に電線引込口を有する中空状のポール本体と、このポール本体の中程に連通接続されて付設されるボックスと、を備えた電線引込ポールであって、ボックス内にコンセントを収容設置し、電線引込口から引き込まれた主電線を分岐して、一方の分岐線をこのコンセントに接続し、他方の分岐線を屋内配線へと導出配線し、同コンセントにプラグでもって接続される引出線を外部へと引き出す電線引出口をポール本体又はボックスに形成してなる。
【0011】
したがって、この場合、電線引込口から引き込まれた主電線の分岐された一方の分岐線がボックス内に収容設置されたコンセントに接続され、このコンセントにプラグでもって接続される引出線を外部へと引き出す電線引出口がポール本体又はボックスに形成されているので、同ポール本体に防犯用等の外付機器を取り付け支持させることができるのはもちろんのこと、この外付機器への電源供給を同電線引出口から引き出される引出線が同外付機器に接続されていることで、同コンセントからプラグを介して簡単に受けることができる。
【0012】
更に、前記コンセントからは、必要に応じて別途プラグを介し前記外付機器以外にも電源供給することが可能であり、使い勝手は良好となる。又、前記引出線の電線引出口から引き出される部分以外の電線は、ポール本体或いはボックスの内部に納められるので、ほとんどの配線が露出せず、保護され切断されるようなこともなくて安全である。しかも、前記主電線の分岐された他方の分岐線は屋内配線へと導出配線されるので、住宅敷地内へと同主電線を引き込んで屋内へと配線することができ、その際、ボックス内に電源となるコンセントを備えていることで、前記外付機器等への電源供給を屋内配線から受ける必要はなく、配線工事が容易となる。
【0013】
本発明の請求項2記載の電線引込ポールは、上記請求項1記載の電線引込ポールにおいて、ボックス内に電力量計を収容設置し、主電線を同電力量計を経由した後に分岐させたことを特徴とする。
【0014】
したがって、この場合は特に、ボックス内に収容設置される電力量計を経由した後に主電線が分岐されているので、屋内での使用電力量に加え、同ボックス内のコンセントから電源供給して使用される電力量をも同電力量計で合わせて計測され、住宅居住者として全体の使用電力を一つの電力量計で正確に把握することができて便利である。
【0015】
本発明の請求項3記載の電線引込ポールは、上記請求項2記載の電線引込ポールにおいて、ボックス内に主幹ブレーカと分岐ブレーカを収容設置し、主電線を電力量計から同主幹ブレーカを経由した後に分岐させ、一方の分岐線を同分岐ブレーカを介してコンセントに接続したことを特徴とする。
【0016】
したがって、この場合は特に、前記電力量計からボックス内に収容設置される主幹ブレーカを経由した後に主電線が分岐されているので、屋内配線及び同ボックス内のコンセントでの使用電力オーバーを防止することができ、しかも、一方の分岐線は同ボックス内に収容設置される分岐ブレーカを介して同コンセントに接続されているので、このコンセントでの使用電力オーバーを予備的に防止することができてより安全となる。
【0017】
本発明の請求項4記載の電線引込ポールは、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の電線引込ポールにおいて、ポール本体の中程周壁にポール側開口を形成し、ボックスの外殻壁にボックス側開口を形成し、同ポール側開口とボックス側開口とをパッキン部材を介して密閉状に連通接続させたことを特徴とする。
【0018】
したがって、この場合は特に、ポール側開口とボックス側開口とがパッキン部材を介して密閉状に連通接続されているので、ポール本体及びボックスの各内部へは雨水が侵入し難くなって、同内部での漏電やショートは防止され、安全性がより向上される。
【0019】
本発明の請求項5記載の電線引込ポールは、上記請求項1〜4のいずれか一つに記載の電線引込ポールにおいて、ポール本体の上部周壁に電線引出口を形成し、引出線をボックス内から同ポール本体内を導通させて同電線引出口から外部へと引き出し、この引き出された引出線を同ポール本体の上部に取り付けた外付機器に接続したことを特徴とする。
【0020】
したがって、この場合は特に、ポール本体の上部周壁に電線引出口が形成されているので、引出線をボックス内から同ポール本体内を導通させて同電線引出口から外部へと引き出し、この引き出された引出線を同ポール本体の上部に取り付けた外付機器に接続させておくことができる。しかも、ポール本体の上部に外付機器が取り付けられ、この外付機器への引出線はそのほとんどが同ポール本体内に納められるので、同外付機器が防犯用であるときに安全で有効となる。
【0021】
本発明の請求項6記載の電線引込ポールは、上記請求項5記載の電線引込ポールにおいて、電線引出口にノックアウト孔を有するキャップを付設して閉塞し、引出線を同ノックアウト孔から外部へと引き出したことを特徴とする。
【0022】
したがって、この場合は特に、電線引出口がキャップで閉塞されて防水性は確保され、前記引出線を引き出す際に、同キャップのノックアウト孔を開口させてこのノックアウト孔から同引出線を外部へと容易に引き出すことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1〜5は、本発明の請求項1〜6全てに対応した一実施形態である電線引込ポールを示している。この実施形態の電線引込ポールは、上端付近に電線引込口1を有する中空状のポール本体2と、このポール本体2の中程に連通接続されて付設されるボックス3と、を備えている。そして、このような電線引込ポールにおいて、ボックス3内にコンセント4を収容設置し、電線引込口1から引き込まれた主電線5を分岐して、一方の分岐線6aをこのコンセント4に接続し、他方の分岐線6bを屋内配線7へと導出配線し、同コンセント4にプラグ8でもって接続される引出線9を外部へと引き出す電線引出口10をポール本体2又はボックス3に形成した(この実施形態ではポール本体2に形成している)ものである。
【0024】
又、この電線引込ポールでは、ボックス3内に電力量計11を収容設置し、主電線5を同電力量計11を経由した後に分岐させている。更に、ボックス3内に主幹ブレーカ12aと分岐ブレーカ12bを収容設置し、主電線5を電力量計11から同主幹ブレーカ12aを経由した後に分岐させ、一方の分岐線6aを同分岐ブレーカ12bを介してコンセント4に接続している。又、ポール本体2の中程周壁2aにポール側開口13を形成し、ボックス3の外殻壁3aにボックス側開口14を形成し、同ポール側開口13とボックス側開口14とをパッキン部材15を介して密閉状に連通接続させてもいる。
【0025】
又、この電線引込ポールにおいては、ポール本体2の上部周壁2aに電線引出口10を形成し、引出線9をボックス3内から同ポール本体2内を導通させて同電線引出口10から外部へと引き出し、この引き出された引出線9を同ポール本体2の上部に取り付けた外付機器16に接続している。この場合、電線引出口10にノックアウト孔17を有するキャップ18を付設して閉塞し、引出線9を同ノックアウト孔17から外部へと引き出してもいる。
【0026】
以下、この実施形態の電線引込ポールについて、より詳細に説明する。図1に示す如く、ポール本体2は住宅敷地内の地表Gに立設され、同ポール本体2の上端部付近に防犯用カメラである外付機器16が取り付け支持されていて、この外付機器16は人の手が容易には届かない高所に位置して安全である。外付機器16としては、防犯用カメラの他、センサーライト等であっても良い。又、主電線5から分岐された他方の分岐線6bは、ポール本体2の下端部から導出され、地中埋設配線19を介して建物H内の屋内配線7へと配線されている。屋内配線7では、分電盤20が設けられ、この分電盤20に設けられる主幹ブレーカ12a及び複数の分岐ブレーカ12bを介して複数のコンセント4が配設されている。
【0027】
ポール本体2は円筒形状で、図2〜5に示す如く、その正面側の周壁2aにボックス3及び外付機器16が付設されている。ボックス3は縦長の矩形箱状で、箱本体21とこの箱本体21の正面側開口を開閉するカバー蓋体22とでなり、このカバー蓋体22を開閉して同ボックス3の内部の機器を観測したり点検したりすることができる。箱本体21の底板となる外殻壁3aが取付具23を介してポール本体2の周壁2aに取り付けられることで、同ポール本体2の上下高さ方向中程位置にボックス3は支持されている。
【0028】
その際、ポール本体2の周壁2aに形成されたポール側開口13に、ボックス3の箱本体21の底板に形成されたボックス側開口14が対向配置され、このポール側開口13とボックス側開口14とは合成樹脂等で形成されたパッキン部材15を介して密閉状に連通接続される。ここで、ポール側開口13及びボックス側開口14は縦長の長孔状に形成され、これに対応する略リング状にパッキン部材15が形成されている。しかも、前記箱本体21とカバー蓋体22との間にもパッキン片24が介設されていて、ボックス3やポール本体2の内部への雨水の侵入は確実に防止される。
【0029】
ボックス3では、箱本体21の底板内面に前記ボックス側開口14の上側と同ボックス側開口14の両側とに各々木板25a、25bが配設固定されており、上側の木板25aには電力量計11が取着固定され、片側の木板25bには上から順に主幹ブレーカ12a、分岐ブレーカ12b、コンセント4が取着固定されている。そして、ポール本体2の上端付近の電線引込口1からこのポール本体2の内部へと引き込まれた主電線5は、前記パッキン部材15で周囲が密閉されたポール側開口13及びボックス側開口14を通して、同ポール本体2の内部からボックス3の内部へと導入配線される。
【0030】
ボックス3の内部へと導入配線された主電線5は、前記電力量計11及び主幹ブレーカ12aにこの順で接続された後、分岐線6a、6bに分岐される。そして、一方の分岐線6aが前記コンセント4に接続され、他方の分岐線6bは、前記の如く、地中埋設配線19を介して屋内配線7へと配線されている。又、図1、2、3に示す如く、前記コンセント4には引出線9の先端に設けられたプラグ8が差し込み接続される。
【0031】
この場合、ポール本体2の上部には、支持具26によって外付機器16が取り付け支持されている。そして、この外付機器16から接続導出される引出線9が、ポール本体2の上部周壁2aに形成された電線引出口10を通してこのポール本体2の内部へと導入配線されることにより、同引出線9の先端のプラグ8は、前記パッキン部材15で周囲が密閉されたポール側開口13及びボックス側開口14を通し同ポール本体2の内部からボックス3の内部へと導入されてコンセント4に差し込み接続される。
【0032】
又、その際、図4、5に示す如く、電線引出口11はキャップ18にて閉塞されているが、このキャップ18に形成されたノックアウト孔17を穿設開口させて、このノックアウト孔17に引出線9が挿通される。すなわち、外付機器16が取り付けられない場合には、電線引出口11がキャップ18にて閉塞されており、防水性は確保されるものである。又、前記コンセント4には複数の差し込み口が配設されていて、外付機器16以外への電源供給も同コンセント4から可能であり、住宅敷地内で使用される屋外用の電気機具への電源供給も簡単に行われる。
【0033】
したがって、この実施形態の電線引込ポールにおいては、電線引込口1から引き込まれた主電線5の分岐された一方の分岐線6aがボックス3内に収容設置されたコンセント4に接続され、このコンセント4にプラグ8でもって接続される引出線9を外部へと引き出す電線引出口10がポール本体2(又はボックス3)に形成されているので、同ポール本体2に防犯用等の外付機器16を取り付け支持させることができるのはもちろんのこと、この外付機器16への電源供給を同電線引出口10から引き出される引出線9が同外付機器16に接続されていることで、同コンセント4からプラグ8を介して簡単に受けることができる。
【0034】
更に、前記コンセント4からは、必要に応じて別途プラグを介し前記外付機器16以外にも電源供給することが可能であり、使い勝手は良好となる。又、前記引出線9の電線引出口10から引き出される部分以外の電線は、ポール本体2或いはボックス3の内部に納められるので、ほとんどの配線が露出せず、保護され切断されるようなこともなくて安全である。しかも、前記主電線5の分岐された他方の分岐線6bは屋内配線7へと導出配線されるので、住宅敷地内へと同主電線5を引き込んで屋内へと配線することができ、その際に、ボックス3内に電源となるコンセント4を備えていることで、前記外付機器16等への電源供給を屋内配線7から受ける必要はなく、配線工事が容易となる。
【0035】
又、この実施形態の電線引込ポールにおいては、ボックス3内に収容設置される電力量計11を経由した後に主電線5が分岐されているので、屋内での使用電力量に加え、同ボックス3内のコンセント4から電源供給して使用される電力量をも同電力量計で合わせて計測され、住宅居住者として全体の使用電力を一つの電力量計11で正確に把握することができて便利である。又、この場合に、電力量計11からボックス3内に収容設置される主幹ブレーカ12aを経由した後に主電線5が分岐されているので、屋内配線7及び同ボックス3内のコンセント4での使用電力オーバーを防止することができ、しかも、一方の分岐線6aは同ボックス3内に収容設置される分岐ブレーカ12bを介して同コンセント4に接続されているので、このコンセント4での使用電力オーバーを予備的に防止することができてより安全となる。
【0036】
又、この実施形態の電線引込ポールにおいては、ポール側開口13とボックス側開口14とがパッキン部材15を介して密閉状に連通接続されているので、ポール本体2及びボックス3の各内部へは雨水が侵入し難くなって、同内部での漏電やショートは防止され、安全性がより向上される。そして、ポール本体2の上部周壁2aに電線引出口10が形成されているので、引出線9をボックス3内から同ポール本体2内を導通させて同電線引出口10から外部へと引き出し、この引き出された引出線9を同ポール本体2の上部に取り付けた外付機器16に接続させておくことができる。
【0037】
この場合、ポール本体2の上部に外付機器16が取り付けられ、この外付機器16への引出線9はそのほとんどが同ポール本体2内に納められるので、同外付機器16が防犯用であるときに安全で有効となる。又、電線引出口10がキャップ18で閉塞されて防水性は確保され、前記引出線9を引き出す際に、同キャップ18のノックアウト孔17を開口させてこのノックアウト孔17から同引出線9を外部へと容易に引き出すことができる。
【0038】
図6は、本発明の請求項1〜4に対応した別の実施形態である電線引込ポールを示している。この実施形態の電線引込ポールでは、電線引出口10をボックス3に形成している。この場合、ボックス3の箱本体21の下側周板に、カバー蓋体22との間で両側対に切欠状の電線引出口10を配設形成している。
【0039】
したがって、この実施形態の電線引込ポールにおいては、ボックス3内のコンセント4にプラグ8を介して接続される引出線9を、同ボックス3の外部下方へと引き出すことができる。この場合、ボックス3には二つの電線引出口10が配設形成されているので、二本の引出線9を引き出すことができ、複数の電気機具に電源供給することができる。又、その際、電線引出口10がボックス3の下側に位置しており、このボックス3のカバー蓋体22を閉じておくこともできて、同ボックス3内への雨水の侵入は確実に防止される。なお、それ以外は、上記実施形態と同様に構成され、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0040】
又、本発明の電線引込ポールにおいては、上記二つの実施形態の構成を共に備えるものであっても良い。すなわち、電線引出口10をポール本体2及びボックス3の両方に配設形成しても良い。この場合には、上記二つの実施形態における作用効果が共に奏されるようになり、使い勝手はより向上される。
【0041】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の電線引込ポールにおいては、ポール本体に外付機器を取り付けることができ、この外付機器への電源供給をボックス内のコンセントからプラグを介して簡単に受けることができ、同コンセントからは必要に応じ別途に電源供給することも可能で使い勝手が良好となる。しかも、ほとんどの配線が露出せず、保護され切断されるようなこともなくて安全であり、住宅敷地内へと主電線を引き込んで屋内へと配線することもでき、その際、前記外付機器等への屋内配線からの電源供給は不要で配線工事が容易となる。
【0042】
又、本発明の請求項2記載の電線引込ポールにおいては、特に、屋内での使用電力量に加え、ボックス内のコンセントから電源供給して使用される電力量をも電力量計で合わせて計測され、住宅居住者として全体の使用電力を同電力量計で正確に把握することができて便利である。
【0043】
又、本発明の請求項3記載の電線引込ポールにおいては、特に、主幹ブレーカによって、屋内配線及びボックス内のコンセントでの使用電力オーバーを防止することができ、しかも、分岐ブレーカによって、同コンセントでの使用電力オーバーを予備的に防止することができてより安全となる。
【0044】
又、本発明の請求項4記載の電線引込ポールにおいては、特に、パッキン部材によって、ポール本体及びボックスの各内部へ雨水が侵入し難くなり、同内部での漏電やショートは防止され、安全性がより向上される。
【0045】
又、本発明の請求項5記載の電線引込ポールにおいては、特に、引出線をボックス内からポール本体内を導通させて電線引出口から外部へと引き出し、この引き出された引出線を同ポール本体の上部に取り付けた外付機器に接続させておくことができ、しかも、同引出線はそのほとんどが同ポール本体内に納められ、同外付機器が防犯用であるときに安全で有効となる。
【0046】
又、本発明の請求項6記載の電線引込ポールにおいては、特に、キャップによって防水性が確保され、引出線を引き出す際には、同キャップのノックアウト孔を開口させてこのノックアウト孔から同引出線を外部へと容易に引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電線引込ポールの施工状態を示す概略構成図。
【図2】同電線引込ポールを示す側面側からみた要部縦断面図。
【図3】同電線引込ポールを示す正面側からみた要部縦断面図。
【図4】同電線引込ポールにおいて外付機器が取り付けられていない状態を示す側面側からみた要部縦断面図。
【図5】同電線引込ポールにおいて外付機器が取り付けられていない状態を示す正面側からみた要部縦断面図。
【図6】別の実施形態である電線引込ポールを示す底面側からみた概略横断面図。
【図7】従来例である外付機器の施工状態を示す概略構成図。
【図8】別の従来例である電線引込ポールを示す側面側からみた要部縦断面図。
【図9】同電線引込ポールの施工状態を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 電線引込口
2 ポール本体
3 ボックス
4 コンセント
5 主電線
6a 分岐線
6b 分岐線
7 屋内配線
8 プラグ
9 引出線
10 電線引出口
11 電力量計
12a主幹ブレーカ
12b分岐ブレーカ
13 ポール側開口
14 ボックス側開口
15 パッキン部材
16 外付機器
17 ノックアウト孔
18 キャップ

Claims (6)

  1. 上端付近に電線引込口を有する中空状のポール本体と、このポール本体の中程に連通接続されて付設されるボックスと、を備えた電線引込ポールであって、ボックス内にコンセントを収容設置し、電線引込口から引き込まれた主電線を分岐して、一方の分岐線をこのコンセントに接続し、他方の分岐線を屋内配線へと導出配線し、同コンセントにプラグでもって接続される引出線を外部へと引き出す電線引出口をポール本体又はボックスに形成してなる電線引込ポール。
  2. ボックス内に電力量計を収容設置し、主電線を同電力量計を経由した後に分岐させたことを特徴とする請求項1記載の電線引込ポール。
  3. ボックス内に主幹ブレーカと分岐ブレーカを収容設置し、主電線を電力量計から同主幹ブレーカを経由した後に分岐させ、一方の分岐線を同分岐ブレーカを介してコンセントに接続したことを特徴とする請求項2記載の電線引込ポール。
  4. ポール本体の中程周壁にポール側開口を形成し、ボックスの外殻壁にボックス側開口を形成し、同ポール側開口とボックス側開口とをパッキン部材を介して密閉状に連通接続させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電線引込ポール。
  5. ポール本体の上部周壁に電線引出口を形成し、引出線をボックス内から同ポール本体内を導通させて同電線引出口から外部へと引き出し、この引き出された引出線を同ポール本体の上部に取り付けた外付機器に接続したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の電線引込ポール。
  6. 電線引出口にノックアウト孔を有するキャップを付設して閉塞し、引出線を同ノックアウト孔から外部へと引き出したことを特徴とする請求項5記載の電線引込ポール。
JP2002244267A 2002-08-23 2002-08-23 電線引込ポール Pending JP2004088854A (ja)

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