JP2013219979A - 電線引込支柱及びそれを用いた配電システム - Google Patents

電線引込支柱及びそれを用いた配電システム Download PDF

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Abstract

【課題】取付面が平坦なコンセントを円筒状のポール本体に安定して取り付けることのできる電線引込支柱及びそれを用いた配電システムを提供する。
【解決手段】地表に立設する円筒形状のポール本体1と、取付面が平坦なコンセント2と、コンセント2をポール本体1に取り付けるための取付金具3とを備え、取付金具3は、コンセント2を着脱自在に取り付けるための平坦な面を有する第1取付部30と、ポール本体1への取付面がポール本体1の外周形状に沿って湾曲した第2取付部31とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源線や情報線等の電線を引き込むために立設する電線引込支柱及びそれを用いた配電システムに関する。
従来から、地表に立設されて敷地外から主電線を引き込む電線引込ポールが知られており、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1に記載の電線引込ポールは、電線引込口を有する中空状のポール本体と、このポール本体の中程に連通接続されて付設されるボックスとを備える。
ポール本体は円筒形状で、住宅敷地内の地表に立設される。ボックスは縦長の矩形箱状で、箱本体と、この箱本体の正面側開口を開閉するカバー蓋体とで成る。このカバー蓋体を開閉してボックスの内部の機器を点検することができる。
この電線引込ポールにおいて、ボックス内にコンセントを収容設置し、電線引込口から引き込まれた主電線を分岐して、一方の分岐線をコンセントに接続する。主電線から分岐された他方の分岐線は、ポール本体の下端部から導出され、地中埋設配線を介して建物内の屋内配線へと配線される。
特開2004−88854号公報
ところで、上記従来例では、ポール本体に付設されたボックス内にコンセントを収容する構成である。このため、コンセントに電源プラグを接続する際にはボックスのカバー蓋体を開閉する必要があり、接続作業が煩わしいという問題があった。この問題を解決する手段として、ボックスを介さずにポール本体にコンセントを直接取り付けることが考えられる。
しかしながら、上記従来例のような電線引込支柱では、ポール本体が円筒状に形成されたものが一般的である。一方、コンセントは、例えば壁面等の平坦な造営面に取り付けることを考慮して、その取付面を平坦に形成したものが一般的である。したがって、取付面が平坦なコンセントを円筒状のポール本体に安定して取り付けることができないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、取付面が平坦なコンセントを円筒状のポール本体に安定して取り付けることのできる電線引込支柱及びそれを用いた配電システムを提供することを目的とする。
本発明の電線引込支柱は、地表に立設する円筒形状のポール本体と、取付面が平坦なコンセントと、前記コンセントを前記ポール本体に取り付けるための取付金具とを備え、前記取付金具は、前記コンセントを着脱自在に取り付けるための平坦な面を有する第1取付部と、前記ポール本体への取付面が前記ポール本体の外周形状に沿って湾曲した第2取付部とを備えることを特徴とする。
本発明の電線引込支柱は、地表に立設する円筒形状のポール本体と、取付面が平坦で且つ少なくとも前記コンセントを取付可能な露出ボックスと、前記露出ボックスを前記ポール本体に取り付けるための取付金具とを備え、前記取付金具は、前記露出ボックスを着脱自在に取り付けるための平坦な面を有する第1取付部と、前記ポール本体への取付面が前記ポール本体の外周形状に沿って湾曲した第2取付部とを備えることを特徴とする。
本発明の配電システムは、上記何れかの電線引込支柱と、建物内に設置する分電盤とを備え、前記電線引込支柱から地中を通して前記建物内に引き回される電線を前記分電盤に配線し、前記コンセントには、前記分電盤から地中を通して前記電線引込支柱に引き回される電線を配線することを特徴とする。
この配電システムにおいて、前記電線引込支柱は、前記ポール本体の中程に取り付けられるボックスを有し、前記ボックス内に、前記分電盤から地中を通して前記電線引込支柱に引き回される電線を配線する端子台を設け、前記コンセントは、前記端子台を介して配線されることが好ましい。
本発明は、コンセントをポール本体に取り付けるための取付金具を備えている。そして、取付金具は、平坦な面から成り且つコンセントを着脱自在に取付可能な第1取付部と、ポール本体への取付面がポール本体の外周形状に沿って湾曲した第2取付部とを備えている。したがって、本発明では、取付金具を用いることで、取付面が平坦なコンセントを円筒状のポール本体に安定して取り付けることができる。
本発明に係る電線引込支柱の実施形態1を示す図で、(a)は前面図で、(b)は側面図で、(c)は取付金具を前方から見た斜視図で、(d)は取付金具を後方から見た斜視図で、(e)はパッキンの斜視図である。 (a)は同上の電線引込支柱における取付金具の取付方法を示す斜視図で、(b)は同上の電線引込支柱におけるキャップの取付方法を示す斜視図である。 同上の電線引込支柱におけるコンセントの取付方法を示す斜視図である。 本発明に係る配電システムの実施形態を示す全体概略図である。 同上の配電システムの他の構成を示す図で、(a)は全体概略図で、(b)はボックス内部の一部拡大図である。 本発明に係る電線引込支柱の実施形態2を示す図で、(a)は前面図で、(b)は側面図で、(c)は取付金具を前方から見た斜視図で、(d)は取付金具を後方から見た斜視図で、(e)はパッキンの斜視図である。 同上の電線引込支柱における取付金具の取付方法を示す斜視図である。 同上の電線引込支柱におけるコンセント及びスイッチの取付方法を示す斜視図である。 同上の電線引込支柱における露出ボックスの分解斜視図である。
(実施形態1)
以下、本発明に係る電線引込支柱の実施形態1について図面を用いて説明する。なお、以下の説明では、図1(c)に示す矢印で上下左右、及び前後の向きを定めるものとする。本実施形態は、図1(a),(b)に示すように、ポール本体1と、コンセント2と、取付金具3と、ボックス4とを備える。
ポール本体1は円筒状に形成し、住宅敷地内の地表G1に立設する(図4(a)参照)。ポール本体1の上端には、電灯線や電話線等の主電線(図示せず)を引き込むための電線引込口(図示せず)を設けている。ポール本体1の上下方向における中程には、ボックス4を取り付けている。
ポール本体1におけるボックス4を設けた部位よりも下方には、図2(a)に示すように、後述する第2電線L2又は第3電線L3(図3〜5参照)を外部に引き出すための矩形状の引出し口10を貫設している。この引出し口10を挟んだ上下両側には、取付金具3をねじ止めするための取付孔11をそれぞれ貫設している。
なお、取付金具3をポール本体1に取り付けない場合には、図2(b)に示すように、引出し口10をキャップ12で閉塞する。キャップ12は、鋼板から長円形状に形成し、ポール本体1の外周形状に沿うように湾曲している。キャップ12の上下両端には、キャップ12をポール本体1にねじ止めするための取付孔120をそれぞれ貫設している。したがって、ポール本体1の各取付孔11と、キャップ12の各取付孔120とに取付ねじS1を挿通してねじ止めすることにより、引出し口10をキャップ12で閉塞することができる。
コンセント2は、電気自動車またはプラグインハイブリッド自動車の充電に用いられる屋外用のEVコンセントである。コンセント2は、図3に示すように、ボディ20と、化粧カバー21と、コンセントカバー22とを備える。ボディ20には、電源プラグの栓刃を受ける栓刃挿入口(図示せず)を露出させた状態でコンセントブロック(図示せず)を収納する。化粧カバー21は、中空状に形成した合成樹脂成形品であって、ボディ20の上面、前面及び側面を覆うようにボディ20に着脱自在に取り付ける。コンセントカバー22は、半円形状に形成し、ボディ20から露出した栓刃挿入口を閉塞する位置と開放する位置との間で回動自在となるようにボディ20に取り付ける。
ボディ20の後部には、上下方向に沿って長尺な平板状の基体200を一体に形成している。基体200の後面は、後述するパッキン、取付枠23、取付金具3を介してコンセント2をポール本体1に取り付けるための平坦な取付面となっている。この基体200の上端中央部及び下端中央部には、後述する取付枠23にねじ止めするための取付孔201をそれぞれ貫設している。また、基体200の中央部には、図示しないが第2電線L2又は第3電線L3をボディ20内部に挿通するための開口を貫設している。
ボディ20の上部には、取付孔201に挿通する取付ねじS2の頭部を避けるための凹部202を前後方向に亘って設けている。また、基体200には、下側の取付孔201を閉塞するカバー203を設けている。このカバー203は、下側の取付孔201を閉塞する位置と開放する位置との間で回動自在となっている。
基体200の後面には、パッキン(図示せず)と、取付枠23とを取り付ける。パッキンは、例えば軟質塩化ビニル等の弾性材料から成り、基体200の後面に取り付ける。このパッキンで基体200と取付金具3との間を密着することにより、コンセント2と取付金具3との間から雨水等がコンセント2内部に浸入するのを防止することができる。パッキンの上端中央部及び下端中央部には、取付ねじS2を挿通可能な取付孔(図示せず)をそれぞれ貫設している。
また、基体200の後面には、パッキンを挟む形で取付枠23を取り付ける。取付枠23は、例えば金属や樹脂などで形成し、その中央部には第2電線L2又は第3電線L3を挿通するための開口230を貫設している。開口230を挟んだ上下両側には、取付金具3にねじ止めするための第1取付孔231をそれぞれ貫設している。更に、各第1取付孔231を挟んだ上下両側には、コンセント2にねじ止めするための第2取付孔232をそれぞれ貫設している。
取付金具3は、鋼板から成り、図1(c),(d)に示すように後面を開口した矩形箱状に形成している。取付金具3の前面は、取付枠23を介してコンセント2の後端部を取り付けることのできる平坦な面となっている。取付金具3の上下両側の側板300は、それぞれその後端部がポール本体1の外周形状に沿うように湾曲している。したがって、取付金具3をポール本体1に取り付ける際に、各側板300の後端部がポール本体1の外周面に当接するため、取付金具3を安定した状態でポール本体1に取り付けることができる。この各側板300の後端部が第2取付部31となる。
取付金具3の前面上側には、第2電線L2又は第3電線L3を挿通するための矩形状の窓孔301を貫設している。この窓孔301の内周縁には、図1(d)に示すように、後向きに突出する突壁部302を周方向に亘って一体に形成している。また、窓孔301を挟んだ上下両側には、コンセント2をねじ止めするための第1取付孔303をそれぞれ貫設している。したがって、取付金具3の前面及び各第1取付孔303が、コンセント2を着脱自在に取付可能な第1取付部30となる。更に、各第1取付孔303を挟んだ上下両側には、取付金具3をポール本体1にねじ止めするための第2取付孔304をそれぞれ貫設している。
取付金具3の後面には、図1(d)に示すように、1対の補強板305を取り付けている。各補強板305は、それぞれ第2取付孔304と対向する位置に設けられており、その左右方向における中央部は後向きに突出するように折り曲げられている。また、各補強板305の左右方向における中央部には、取付ねじS1(図2(a)参照)を避けるための半円形状の切り欠き306をそれぞれ設けている。
各補強板305は、取付金具3をポール本体1に取り付ける際に、ポール本体1の外周面に当接する。これにより、取付ねじS1を過度に締め付けた場合にも、補強板305が取付金具3の前面とポール本体1との間の距離を一定に保つ。したがって、取付金具3の前面が取付ねじS1の締め付けにより撓むのを防止することができる。
取付金具3をポール本体1に取り付ける際には、パッキン32も併せて取り付ける。パッキン32は、例えばEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)等の弾性材料から成り、図1(e)に示すように矩形環状に形成している。パッキン32の周縁には、後向きに突出する周壁部320を周方向に亘って形成している。この周壁部320は、取付金具3の突壁部302の外周面に密着する。また、パッキン32の前端部には、ポール本体1の開口10の内周縁に密着する封止部321を設けている。
ボックス4は、鋼板から縦長の矩形箱状に形成し、一面を開口した箱本体40と、箱本体40の開口を開閉する蓋体41とで構成される。この蓋体41を開閉することで、ボックス4内部の機器の観測や点検を行うことができる。ボックス4の内部には、図示しないが、電力量計、主幹ブレーカや温水器ブレーカ、電話保安器やCATV保安器等の機器を収納している。
ボックス4の後面、及びポール本体1におけるボックス4と対向する部位には、主電線をボックス4内に引き込むための開口(図示せず)をそれぞれ貫設している。この開口を介してポール本体1内部からボックス4内部に主電線を引き込み、各機器に配線している。そして、各機器からの第1電線L1は、同じ開口を介してポール本体1内部に引き戻し、更に地中を通して建物H1内に引き込み、分電盤A1の主幹ブレーカA1に配線する(図4参照)。なお、分電盤A1については後述の配電システムの実施形態において説明する。
以下、コンセント2をポール本体1に取り付ける方法について説明する。先ず、図2(a)に示すように、パッキン32の封止部321をポール本体1の引出し口10に嵌め込む。続いて、取付金具3の第2取付部31をポール本体1の外周面に当接し、ポール本体1の各取付孔11と取付金具3の各第2取付孔304に取付ねじS1を挿通し、取付金具3をポール本体1にねじ止めする。このとき、パッキン32の周壁部320が取付金具3の突壁部302の外周面に密着する。これにより、取付金具3とポール本体1との間から雨水等が浸入するのを防止することができる。
次に、図3に示すように、取付金具3の各第1取付孔303と取付枠23の各第1取付孔231に取付ねじS2を挿通し、取付枠23をポール本体1にねじ止めする。続いて、ポール本体1の引出し口10、取付金具3の窓孔301、取付枠23の開口230に第2電線L2又は第3電線L3を通し、コンセント2に配線する。そして、基体200の各取付孔201と取付枠23の各第2取付孔232に取付ねじS2を挿通し、コンセント2を取付枠23にねじ止めする。これにより、コンセント2を取付金具3を介してポール本体1に取り付けることができる。
上述のように、本実施形態では、コンセント2をポール本体1に取り付けるための取付金具3を備えている。そして、取付金具3は、平坦な面から成り且つコンセント2を着脱自在に取付可能な第1取付部30と、ポール本体1への取付面がポール本体1の外周形状に沿って湾曲した第2取付部31とを備えている。したがって、本実施形態では、取付金具3を用いることで、取付面が平坦なコンセント2を円筒状のポール本体1に安定して取り付けることができる。
なお、本実施形態では、コンセント2としてEVコンセントを用いているが、例えば防水コンセント等の他の屋外用のコンセントを用いてもよい。
ところで、上記の電線引込支柱は、主電線を建物H1内の屋内配線に配線するために用いられる。以下、上記の電線引込支柱を用いた配電システムの実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態は、図4に示すように、電線引込支柱P1と、建物H1内に設置される分電盤A1とを備える。分電盤A1は、主幹ブレーカA10と、複数(図示では3つ)の分岐ブレーカA11とを備える。主幹ブレーカA10の1次側端子には、電線引込支柱P1から地中を通って引き回される第1電線L1を配線する。主幹ブレーカA10の2次側端子は、各分岐ブレーカA11の1次側端子とそれぞれ接続している。
各分岐ブレーカA11のうち何れか1つの分岐ブレーカA11の2次側端子には、建物H1の外側に設置される中継ボックスA2を介して地中へと引き回される第2電線L2を配線している。この第2電線L2を、地中を通して電線引込支柱P1のポール本体1内部に引き回し、コンセント2に配線する。これにより、分電盤A1を介して主電線を分岐してコンセント2に配線することができる。
なお、図5(a)に示すように、分電盤A1から引き回される第2電線L2を配線する端子台42をボックス4内に設けてもよい。端子台42は、図5(b)に示すように、第2電線L2を配線する1次側端子台420と、コンセント2に配線する第3電線L3が引き出される2次側端子台421とを備える。これにより、第2電線L2をコンセント2に直接配線するのではなく、端子台42を介してコンセント2に配線することができる。例えば、ポール本体1を地表G1に立設する際にはコンセント2をポール本体1に取り付けず、将来的にコンセント2をポール本体1に取り付ける場合を考える。この場合、第2電線L2をコンセント2に直接配線する場合と比較して、ボックス4から端子台42を介してコンセント2に配線するため、配線作業が容易となる。
(実施形態2)
以下、本発明に係る電線引込支柱の実施形態2について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。本実施形態は、図6(a),(b)に示すように、ポール本体1と、コンセント5と、取付金具6と、露出ボックス7と、スイッチ8とを備える。
コンセント5は、実施形態1のコンセント2と同様に屋外用のEVコンセントであって、図8に示すように、ボディ20と、化粧カバー50と、コンセントカバー22とを備える。ボディ20の後部には、上下方向に沿って長尺な平板状の基体200を一体に形成している。なお、本実施形態の基体200は、その下端部を実施形態1の基体200よりも下方に延長している。
化粧カバー50は、実施形態1と同様に中空状に形成した合成樹脂成形品であって、ボディ20の上面、前面及び側面を覆うようにボディ20に着脱自在に取り付ける。但し、本実施形態の化粧カバー50は、その前部がコンセント5の充電部を覆う位置と開放する位置との間で開閉自在な扉体500となっている。
取付金具6は、実施形態1の取付金具3と同様に鋼板から成り、図6(c),(d)に示すように後面を開口した矩形箱状に形成している。取付金具6の前面は、後述する露出ボックス7の後端部を取り付けることのできる平坦な面となっている。なお、本実施形態の取付金具6は、その上端部を実施形態1の取付金具3よりも上方に延長している。
取付金具6の前面には、後述する露出ボックス7を取り付けるための4対の取付孔60を貫設している。したがって、取付金具6の前面及び各取付孔60が、露出ボックス7を着脱自在に取付可能な第1取付部30となる。取付金具6をポール本体1に取り付ける際には、パッキン32も併せて取り付ける。パッキン32は、図6(e)に示すように実施形態1と同じ構成である。
露出ボックス7は、図9に示すように、ベース部70とカバー部71とを結合した上下方向に長尺な箱体から成る。ベース部70は、例えば合成樹脂成形品から成り、矩形状の背面部700と、背面部700の下端から前向きに突出する下面部701とを一体に備えている。背面部700には、取付金具6にねじ止めするための複数(図示では4対)の取付孔702を貫設している。
背面部700の前面には、前向きに突出する複数(図示では4対)のボス部703を一体に形成している。各ボス部703には、取付ねじS2が螺合するねじ穴704を設けている。また、背面部700の前面には、上側及び左右の周囲に沿って前向きに突出する突出壁705を一体に形成している。更に、背面部700の前面には、突出壁705及び下面部701で囲まれた領域を複数の小領域に区切るように前向きに突出する複数(図示では5つ)の仕切壁706を一体に形成している。
背面部700には、第2電線L2又は第3電線L3を外部から引き込むための挿通孔となる円形状のノックアウト部707を形成している。また、下面部701にも、同じく第2電線L2又は第3電線L3を外部から引き込むための挿通孔となる円形状のノックアウト部708を形成している。これらノックアウト部707,708は、必要に応じて打ち抜くことで、挿通孔として利用することができる。
カバー部71は、例えば合成樹脂成形品から成り、矩形状の正面部710と、正面部710の左右両端から後向きに延設した2つの側面部711と、正面部710の上端から後向きに延設した上面部712とを一体に備えている。
正面部710には、電線を挿通するための矩形状の開口713を上下方向に沿って2つ貫設している。各開口713の周囲は、それぞれ正面部710の前面よりも後向きに窪んでいる。これらの窪みは、コンセント5及びスイッチ8にそれぞれ設けられるパッキン(図示せず)を取り付けるためのパッキン取付部714となっている。各パッキン取付部714の四隅には、取付ねじS2が挿通する取付孔715を貫設している。また、各パッキン取付部714の上端中央部及び下端中央部には、互いに近付く向きに延びた筒状の固定部716をそれぞれ設けている。各固定部716には、取付ねじS2が挿通する孔部717を貫設している。
スイッチ8は、コンセント5に差し込まれたプラグ(図示せず)と外部電源(図示せず)との間の通電のオン/オフを切り替える装置である。スイッチ8は、図8に示すように、スイッチ本体80と、操作ハンドル81と、枠体82と、蓋部83と、取付枠84とを備える。
スイッチ本体80は、外部電源からの電線(第2電線L2又は第3電線L3)を一端に接続し、コンセント5からの電線(図示せず)を他端に接続している。そして、スイッチ本体80は、両端間の通電のオン/オフを切り替えることで、外部電源とコンセント5との間を通電状態と絶縁状態との間で切り替える。
操作ハンドル81は、スイッチ本体80の前面に取り付ける。この操作ハンドル81を押操作することで、スイッチ本体80のオン/オフを切り替える。枠体82は、操作ハンドル81の周囲を覆うように設けている。枠体82の後面には、図示しないがパッキンを取り付けている。これにより、枠体82と露出ボックス7との間から雨水等が浸入するのを防止することができる。また、枠体82の上端中央部及び下端中央部には、取付枠84にねじ止めするための組立ねじ820をそれぞれ備え付けている。蓋部83は、操作ハンドル81を覆う位置と開放する位置との間で開閉自在となるように枠体82に取り付けている。
取付枠84は、例えば金属や樹脂などで形成し、その中央にスイッチ本体80を取り付ける。取付枠84の上端中央部及び下端中央部には、露出ボックス7にねじ止めするための第1取付孔840をそれぞれ貫設している。更に、各第1取付孔840を挟んだ上下両側には、枠体82をねじ止めするための第2取付孔841をそれぞれ貫設している。
以下、コンセント5及びスイッチ8をポール本体1に取り付ける方法について説明する。先ず、図7に示すように、パッキン32の封止部321をポール本体1の引出し口10に嵌め込む。続いて、取付金具6の第2取付部31をポール本体1の外周面に当接し、ポール本体1の各取付孔11と取付金具6の各第2取付孔304に取付ねじS1を挿通し、取付金具6をポール本体1にねじ止めする。このとき、パッキン32の周壁部320が取付金具6の突壁部302の外周面に密着する。これにより、取付金具3とポール本体1との間から雨水等が浸入するのを防止することができる。
次に、図8に示すように、取付金具6の各取付孔60とベース部70の各取付孔702に取付ねじS2を挿通し、ベース部70をポール本体1にねじ止めする。続いて、ベース部70のノックアウト部707を打ち抜いて挿通孔とし、ポール本体1の引出し口10及び挿通孔を通して第2電線L2又は第3電線L3を引き込む。その後、ベース部70の各ボス部703のねじ穴704と、カバー部71の各取付孔715とに取付ねじS2を挿通してねじ止めすることにより、ベース部70とカバー部71とを結合する。
次に、スイッチ8の取付枠84の各第1取付孔840と、カバー部71の各孔部717に取付ねじS2を挿通し、スイッチ8の取付枠84をカバー部72の上側にねじ止めする。また、コンセント5の取付枠23の各第1取付孔231と、カバー部71の各孔部717に取付ねじS2を挿通し、コンセント5の取付枠23をカバー部72の下側にねじ止めする。
その後、第2電線L2又は第3電線L3を配線したスイッチ本体80を取付枠84に取り付け、操作ハンドル81をスイッチ本体80の前面に取り付ける。そして、枠体82の各組立ねじ820を取付枠84の各第2取付孔841に挿通し、枠体82を取付枠84にねじ止めする。これにより、取付金具6及び露出ボックス7を介してスイッチ8をポール本体1に取り付けることができる。
また、スイッチ本体80からの電線をコンセント5に配線し、基体200の各取付孔201と取付枠23の各第2取付孔232に取付ねじS2を挿通し、コンセント2を取付枠23にねじ止めする。これにより、取付金具6及び露出ボックス7を介してコンセント5をポール本体1に取り付けることができる。
上述のように、本実施形態では、露出ボックス7を用いることでコンセント5及びスイッチ8の両方をポール本体1に取り付けることができる。また、本実施形態では、露出ボックス7をポール本体1に取り付けるための取付金具6を備えている。そして、取付金具6は、平坦な面から成り且つ露出ボックス7を着脱自在に取付可能な第1取付部30と、ポール本体1への取付面がポール本体1の外周形状に沿って湾曲した第2取付部31とを備えている。したがって、本実施形態では、取付金具6を用いることで、取付面が平坦な露出ボックス7を円筒状のポール本体1に安定して取り付けることができる。
なお、本実施形態は、上記の配電システムの実施形態に適用可能であることは言うまでもない。本実施形態を配電システムの実施形態に適用する場合には、コンセント2をコンセント5及び露出ボックス7に、取付金具3を取付金具6に置き換えればよい。
1 ポール本体
2 コンセント
3 取付金具
30 第1取付部
31 第2取付部

Claims (4)

  1. 地表に立設する円筒形状のポール本体と、取付面が平坦なコンセントと、前記コンセントを前記ポール本体に取り付けるための取付金具とを備え、前記取付金具は、前記コンセントを着脱自在に取り付けるための平坦な面を有する第1取付部と、前記ポール本体への取付面が前記ポール本体の外周形状に沿って湾曲した第2取付部とを備えることを特徴とする電線引込支柱。
  2. 地表に立設する円筒形状のポール本体と、取付面が平坦で且つ少なくとも前記コンセントを取付可能な露出ボックスと、前記露出ボックスを前記ポール本体に取り付けるための取付金具とを備え、前記取付金具は、前記露出ボックスを着脱自在に取り付けるための平坦な面を有する第1取付部と、前記ポール本体への取付面が前記ポール本体の外周形状に沿って湾曲した第2取付部とを備えることを特徴とする電線引込支柱。
  3. 請求項1又は2記載の電線引込支柱と、建物内に設置する分電盤とを備え、前記電線引込支柱から地中を通して前記建物内に引き回される電線を前記分電盤に配線し、前記コンセントには、前記分電盤から地中を通して前記電線引込支柱に引き回される電線を配線することを特徴とする配電システム。
  4. 前記電線引込支柱は、前記ポール本体の中程に取り付けられるボックスを有し、前記ボックス内に、前記分電盤から地中を通して前記電線引込支柱に引き回される電線を配線する端子台を設け、前記コンセントは、前記端子台を介して配線されることを特徴とする請求項3記載の配電システム。
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