JP2004088361A - 見学情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】見学会場に入場する際、見学者が所持する通信機能を有する携帯端末2から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報およびこの宛先情報が記憶された無線通信可能なデータキャリア35内蔵の入場券32を関連付けてサーバ8に登録したのち、入場すると混雑を避けた見学コースが携帯端末2に送信され、この見学コースにより進み、見学者が見学場所に到着しデータキャリア35が見学場所に設けられた送信部の交信領域に入ったとき、説明情報が携帯端末2に送信され最適な見学ができる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、見学情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、展示会及ぴ美術館、博物館、寺院、工場、発電所等の見学者が多数訪れる会場において、見学コースが予め設定され、この見学コースに見学順を示す矢印等が示されていた。見学者は、この矢印に従って見学していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、有名な作品の展示や、修学旅行、学会等の集団による見学においては、限られた時間内に多数の見学者が入場するため部分的に身動きできない混雑となる。多数の見学者で混雑した入場者状況にあっては、見たい展示物を見逃したり、見学予定時間をオーバーする等の課題があった。この課題の対策手段として、集団による見学に際しては、複数の少グループに分けてコースを変えて見学する手段が採られていた。
【0004】
この見学手段によっても、見学の途中でグループ同士が対面する個所が発生し、この個所では、身動きができない程の混雑となり、その個所の見学をパスする場合も多かった。パスした見学個所が重要であったりすることが多く、理想的な見学法が望まれていた。即ち、各見学者によって興味のある展示物と、どちらでもよい展示物とが異なるため、多数の見学者からは、興味のある展示物に時間をかけて閲覧する見学ガイドが望まれていた。
【0005】
展示会および美術館、寺院、工場、発電所等における展示物等の説明は、係員による拡声器を用いた多数の見学者への説明であったり、希望する各見学者に対して無線案内装置を貸し出してイヤホンにより個別に聴講する等の説明であった。何れの説明手段も、全ての見学者が共通した説明のみで、各見学者の課題を満たした適切な説明を聞くことができない等の課題があった。
【0006】
展示会および美術館、寺院等においては、関係者以外立ち入り禁止区域があり、工場、発電所等においては、危険区域等があるため、見学者が誤って侵入することを常に監視し、管理する必要があり、警備員等の配備も必要であった。
【0007】
さらに、災害時の誘導手段としては、館内放送および人海戦術に頼る以外に手段がなかった。従って、避難する際、特定の避難口に避難者が集中し、パニックとなり二次災害が発生する場合が多かった。また、災害によっては、電源が破壊することもあり館内放送が使えなくなることもあった。
【0008】
建物等の限られた施設内で災害時の避難誘導システムについて本発明者等は、特願2001−353385にて出願している。
【0009】
本発明は、かかる従来の課題を解決すべくなされたもので、各見学者に適した見学をすることができ、各見学場所で見学者に適切な説明を受けることができ、また災害が発生しても各人に適切な避難のための案内をすることができる見学情報提供システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、次の構成からなる見学情報提供システムを提供するものである。
【0011】
すなわち、請求項1の見学情報提供システムは、見学会場に入場する際、見学者が所持する通信機能および受信情報表示画面を有する携帯端末から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報および要求情報を入場情報としてサーバに登録する入場情報登録手段と、前記サーバから各見学者に前記要求情報に適した見学コース情報を選択して登録された前記各宛先情報の前記携帯端末に送信する見学コース情報送信手段と、送信された前記見学コース情報を受信した前記携帯端末の前記受信情報表示画面に表示する表示手段とを具備してなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、各見学者に適した見学をすることができる。
【0012】
請求項2の見学情報提供システムは、請求項1記載の見学情報提供システムにおいて、前記見学コース情報は、各見学者に対し見学コースの混雑状況情報に基き作成された効率的に見学できる情報であることを特徴とする。請求項2の発明によれば、混雑を避け、興味深い見学場所を見逃すことなく、効率的に見学することができる。
【0013】
請求項3の見学情報提供システムは、見学会場に入場する際、見学者が所持する通信機能を有する携帯端末から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報および無線通信可能な無線タグ内蔵の入場券を関連付けてサーバに登録する入場情報登録手段と、見学者の移動に伴い、見学者が見学場所に到達したときを前記無線タグが感知し見学者の現在位置として前記サーバに送信する見学者位置送信手段と、前記サーバから前記現在位置に関する見学場所説明情報を前記携帯端末に送信する見学場所説明情報送信手段と、送信された前記見学場所説明情報を受信した前記携帯端末の表示画面に表示する表示手段とを具備してなることを特徴とする。
【0014】
請求項4の見学情報提供システムは、見学会場に入場する際、見学者が所持する通信機能を有する携帯端末から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報および識別情報が記憶された無線通信可能なデータキャリア内蔵の入場券を関連付けてサーバに登録する入場情報登録手段と、見学者の移動に伴い、見学者が所持する前記データキャリアが予め定められた位置に設けられた送信部の交信領域に入ったとき、当該位置を見学者の現在位置として前記サーバに送信する見学者位置送信手段と、前記サーバから前記現在位置に関する見学場所説明情報を前記携帯端末に送信する見学場所説明情報送信手段と、送信された前記見学場所説明情報を受信した前記携帯端末の表示画面に表示する表示手段とを具備してなることを特徴とする。
請求項3および請求項4の発明によれば、各見学場所に到達するごとに自動的に説明情報を携帯端末から受けることができる。
【0015】
請求項5の見学情報提供システムは、請求項3又は4記載の見学情報提供システムにおいて、前記見学場所説明情報は、前記携帯端末に表示された画面上において見学者のレベルに合った説明を選択して再生することを特徴とする。
請求項5の発明によれば、各見学者の見学目的に応じた説明を受けながら見学することができる。
【0016】
請求項6の見学情報提供システムは、請求項3乃至5のいずれか1項記載の見学情報提供システムにおいて、前記見学場所説明情報は、日本語、外国語等を選択して再生することを特徴とする。
請求項6の発明によれば、各利用者は空席情報、帰りの交通機関の時刻表情報、帰りのコース案内情報等をタイムリーに入手することができる。
【0017】
請求項7の見学情報提供システムは、請求項1,3,4のいずれか1項記載の見学情報提供システムにおいて、前記入場情報登録手段は、各見学場所毎に前記携帯端末の宛先情報が記憶されたデータベースを作成することを特徴とする。 請求項7の発明によれば、次の見学の開催案内や他の情報を照会することができる。
【0018】
請求項8の見学情報提供システムは、請求項3又は4記載の見学情報提供システムにおいて、前記入場券が予め立ち入り禁止区域に設けられた前記送信部の交信領域に入ったとき、前記サーバから前記入場券に関連付けられて登録された宛先情報の前記携帯端末及び管理人に警報音情報および立ち入り禁止区域に入っている情報の少なくとも一方の情報を送信することを特徴とする。
請求項8の発明によれば、見学者が人身事故にあったり、見学装置を破壊することなく、見学することができる。
【0019】
請求項9の見学情報提供システムは、請求項1,3,4,8のいずれか1項記載の見学情報提供システムにおいて、前記サーバは、災害発生時に前記各見学者の前記携帯端末に避難誘導情報や避難場所情報を送信することを特徴とする。 請求項9の発明によれば、見学中に災害が発生しても自動的に避難誘導や避難場所の情報が送信され、パニックにならず避難することができる。
【0020】
請求項10の見学情報提供システムは、請求項1,3,4,8,9のいずれか1項記載の見学情報提供システムにおいて、前記サーバは災害発生時に見学場所内に設けられ通信機能を有する電子掲示板にも避難誘導情報や避難場所情報を送信し、表示することを特徴とする。
請求項10の発明によれば、見学中に災害が発生しても、携帯端末による入場手続きをしていない見学者や、携帯端末を所持していない見学者は、電子掲示板に表示された避難誘導情報や避難場所情報を閲覧しながら避難することができる。
最適避難径路の案内等のサービス情報をサーバから自動的に受けることができる。
【0021】
請求項11の見学情報提供システムは、見学会場に入場する際、入場者が所持する通信機能および受信情報表示画面を有する携帯端末から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報を入場情報としてサーバに登録する入場情報登録手段と、見学場所を退場する際、入場情報としてサーバに登録した携帯端末から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報を退場情報として前記サーバに登録する退場情報登録手段と、前記入場情報および前記退場情報から前記見学場所内を退場した退場者の宛先情報を出力する退場者の宛先情報出力手段とを具備してなることを特徴とする。
請求項11の発明によれば、常時、現在の入場者の電話番号や電子メールアドレスをリアルタイムで得ることができる。
【0022】
請求項12の見学情報提供システムは、請求項11記載の見学情報提供システムにおいて、前記サーバは、災害発生時に前記宛先情報を入場情報としてサーバに登録した前記入場者および消防署、警察署等の官庁にも災害発生情報を予め定められた連絡方法により提供することを特徴とする。
請求項12によれば、災害発生時に、見学者および関係者に自動的に災害発生情報を通知することができる。
【0023】
請求項13の見学情報提供システムは、請求項1乃至3,4,10のいずれか1項記載の見学情報提供システムにおいて、前記見学会場は、展示会場、美術館、科学館、博物館、工場、寺院、発電所等であることを特徴とする。
請求項13の発明によれば、各人が、展示会場、美術館、科学館、博物館、工場、寺院、発電所等を見学するのに適した見学をすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施形態1
次に、本発明の見学情報提供システムの実施形態を、図1および図2を参照して説明する。図2は、図1の構成を具体的に説明するためのシステム構成図である。この実施形態は、携帯端末を所持している見学者に対して混雑を回避し限られた時間内に所望する展示物を見逃すことなく見学者を案内するケースである。
【0025】
この実施形態の見学情報提供システム1は、入場に際し、携帯端末2により入場手続きする入場情報登録手段3と、混雑を避けた見学コースを紹介する見学コース情報送信手段4と、表示手段6とからなる。入場情報登録手段3は、見学会場に入場する際、見学者が所持する通信機能および受信情報表示画面を有する携帯端末2とサーバとが交信して電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報および要求情報を入場情報としてサーバ8に登録する手段である。
【0026】
携帯端末2とサーバ8との交信手段は、無線でも、有線でも、ソケット結合による接続でもよい。要求情報は、見学者から要求する情報で混雑を避けた見学コースとか、見学を希望する展示物とか、専門的説明とかの要望である。
【0027】
見学コース情報送信手段4は、各見学場所の混雑状況のデータを基にサーバ8から各見学者に適した見学コース情報を選択して登録された各宛先情報の携帯端末2に送信する手段である。見学コース情報は、各見学者に対し見学コースの混雑状況情報に基き作成された効率的に見学できる情報である。各見学者に適した見学コース情報は、各見学場所の混雑状況から比較的空いている見学場所を優先して選択し、見学会場の各見学場所での混雑が緩和できる情報である。各見学者に適した見学コース情報には、入場に際し、見学者が特に希望する見学場所(展示物)を携帯端末2から入力して申告し、優先的にプログラムされる。
【0028】
携帯端末2は、電話番号、電子メールアドレス等の少なくとも一方の宛先情報をもち、無線で送受信する通信機能を有する携帯可能な端末で、携帯電話、PHS、PDA、ノート型パソコン、電子手帳等である。携帯端末2には、表示手段6が設けられている。
【0029】
表示手段6には、目視手段と聴覚手段とがあり、目視手段としては、LCD,カラーLCD、LEDアレイのディスプレイ等の光学的表示装置であり、聴覚手段としては、スピーカである。表示手段6は、送信された見学コース情報を受信した携帯端末2の受信情報表示画面に表示する手段である。
【0030】
サーバ8は、常時、各見学場所の混雑情報および災害発生情報を監視手段10により得て夫々各見学場所混雑情報記憶装置11および災害発生情報記憶装置12に記憶する。
【0031】
監視手段10は、各見学場所の混雑状況の監視や、立ち入り禁止区域への侵入者有無の監視や、火災、将棋倒し等の災害の発生有無を監視するものであり、例えばITVカメラ、カラーITVカメラ、データキャリアシステム等による監視が好適である。TVカメラの出力信号は、デジタル信号に変換されて各見学場所混雑情報記憶装置11や、災害発生情報記憶装置12に入力されて、記憶される。
【0032】
見学コース情報演算装置13は、現在の混雑情報と、見学者からの希望見学場所情報と、予め定められた各種の見学コースと演算して、現在の混雑を避け人の流れを掴んだ効率的な見学コース情報を見学コース情報送信手段4から出力する。即ち、中央制御装置21は、見学コース情報演算装置13を制御して、各見学場所混雑情報記憶装置11から読み出した現在の混雑情報と、見学者からの希望見学場所情報と、見学コースデータベース14から読出した予め定められた各種の見学コースと演算して、混雑を避けた見学コース情報を出力する。中央制御装置21は、見学コース情報演算装置13を制御して、新規見学者に対して比較的混雑を避けた見学コース情報を検索して、入場手続きした後の見学者の携帯端末2に送信し、紹介する。
【0033】
中央制御装置21は、見学者からの希望見学場所情報を、入場の際に携帯端末2から入力し、デジタル化して、その他情報提供記憶装置24に記憶する。
【0034】
中央制御装置21は、見学コースデータベース14に、見学会場の各見学場所を見学するための多数の見学コースを予め作成し記憶する。
【0035】
避難誘導処理演算装置16は、災害発生情報記憶装置12から災害発生情報を読出し携帯端末2の所持している見学者用および携帯端末2を所持していない見学者用避難誘導情報を避難径路情報送信手段17から出力する。即ち、中央制御装置21は、避難誘導処理演算装置16を制御して、災害発生時に、最適な避難場所情報、避難誘導情報等を見学中の入場者の携帯端末2および見学会場内に設置された大型表示装置例えば電子掲示板(図示せず)に出力する。
【0036】
出力装置18は、見学コース情報送信手段4と避難径路情報送信手段17とから構成されている。出力装置18は、サーバ8から見学コース情報や避難誘導情報等を、各見学者の所持する携帯端末2に、予め定められた電波で送信する機能と、送信情報を表示する表示部(図示せず)とを有する。
【0037】
サーバ8は、各見学場所混雑情報記憶装置11と、災害発生情報記憶装置12と、見学コース情報演算装置13と、見学コースデータベース14と、避難誘導処理演算装置16と、出力装置18と、中央制御装置21と、記憶装置22と、携帯端末宛先情報データベース23と、その他情報提供記憶装置24等が母線25に接続されて構成されている。この母線25には、さらに宛先情報登録手段26が接続されている。
【0038】
宛先情報登録手段26は、サーバ8に接続される端末で、例えば見学会場の各出入口に設置され、見学者が、見学又は見学後、入・退場するに際し、携帯端末2により入、退場手続きをする。
【0039】
中央制御装置21は、入、退場手続きに際し、携帯端末2例えば携帯電話によりサーバ8と直接有線又は無線で交信し、当該携帯電話の電話番号、電子メールアドレス等の宛先情報の少なくとも一方を携帯端末宛先情報データベース23に記憶して登録する。また、入、退場手続きは、見学者数、見学中と退場後の携帯端末2の宛先情報を理解するのに有効である。さらに、退場手続きは、例えば災害が発生したとき、見学中の見学者の人数、見学者への宛先情報、避難径路の紹介サービス情報の送信、未退場者の有無等の情報を得るのに有効である。中央制御装置21は、退場情報登録手段に、見学場所を退場する際、入場情報としてサーバ8に登録した携帯端末2から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報を退場情報としてサーバ8に登録する。
【0040】
見学コース情報演算装置13は、入場手続き時に、自分が特に見学したい見学場所を入力することができ、希望見学場所に優先的に時間をかけて見学できるプログラムを出力することができる。
【0041】
中央制御装置21は、その他情報提供記憶装置24を制御して、入場者から入力された見学希望展示場所情報や他の会場での展示情報等を、予め記憶されたデータベースから読出し、携帯端末2に送信する。
【0042】
携帯電話の利用者は、ベル、バイブレーション等による着信表示によりサービス情報の着信を知り、例えば携帯電話の表示画面に見学コース情報を表示することができる。携帯電話の利用者は、表示された見学コース情報を読みながら希望する見学場所に迷わず行き、比較的混雑に合わずに展示物を観覧することができる。見学コース情報の表示は、音声で再生してもよい。音声による見学コースの案内は、目で確認できないが、聞きながら展示場に向かうことができ、見学時間の短縮に有効である。
【0043】
さらに、見学中、会場において災害例えば火災が発生した場合、携帯端末2による入場手続きをした各見学者には、自動的に最適な避難径路情報がサーバ8の避難誘導処理演算装置16から送信される。災害発生情報記憶装置12の記憶装置には、想定される多数の災害に対応する避難径路情報が予め記憶されている。
【0044】
以上説明したプロセスは、記憶装置22に記憶されたプログラムで動作する中央制御装置21により自動的に実行される。
【0045】
次に、図2のシステムによる見学情報提供方法を、図3のフローチャートを参照して説明する。図1、図2と同一部分には同一符号を付与し、その詳細な説明を省略する。
【0046】
携帯端末2の利用者は、見学会場への入、退場に際し、携帯端末2と見学会場のサーバ8と交信をする(F−1)ことにより、中央制御装置21は、サーバ8の宛先情報登録手段26に携帯端末2の電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方を登録(F−2)する。この入場時、見学会場の見学者数が多数の場合、携帯端末2から特に希望する見学コース情報を要求情報として入力することができる。中央制御装置21は、要求情報を見学コース情報演算装置13に入力する(F−3)。このような入力手続きをしたのち見学者は、見学会場に入場する。このとき中央制御装置21は、見学コース情報演算装置13を制御して、各見学場所混雑情報記憶装置11から読出した現在の混雑情報および見学コースデータベース14から読出した見学コースから比較的混雑を避けた見学コースを検索する(F−4)。中央制御装置21は、検索された見学コース情報を、入場したばかりの入場者の携帯端末2に見学コース情報送信手段4から送信する(F−5)。
【0047】
即ち、入場した直後の見学者の携帯端末2には、サーバ8から適した見学コース情報が送信され、見学者は、着信情報により送信された見学コース情報を携帯端末2で受信し、表示して、閲覧しながら各見学場所に順次進み、見学する。
【0048】
見学の途中において、監視手段10が災害の発生を検出し、出力すると、中央制御装置21は、避難誘導処理演算装置16を制御して、災害発生情報記憶装置12から災害の発生情報を読出し、同時に災害の発生情報を出力する(F−6)。さらに、中央制御装置21は、避難誘導処理演算装置16を制御して、災害の発生個所の情報から見学中の各携帯端末2および電子掲示板に対して最適な避難径路情報を検索し、自動的に最適な避難径路情報を出力する。中央制御装置21は、最適な避難径路情報を、避難径路情報送信手段17から各携帯端末2に送信する(F−7)。各見学者は、着信情報により所持している携帯端末2の表示画面に最適避難径路情報を表示し、この避難径路に従って避難する。
【0049】
この実施形態によれば、入場に際し、所持する携帯端末2による手続きのみで、混雑を避けた見学コースの紹介を受けることができるばかりでなく、災害発生時には、最適避難径路情報を受けることができる。
【0050】
実施形態2
次に、本発明見学情報提供システムの他の実施形態を、図4を参照して説明する。図1〜図3と同一部分には、同一符号を付与し、その詳細な説明を省略する。
【0051】
この実施形態は、入場に際し、入場券と携帯端末2により登録することにより、混雑を避けた見学ばかりでなく、各見学会場に到着すると自動的に当該見学場所の解説(説明)を携帯端末2に受けることができる見学情報提供システム1のケースである。
【0052】
この見学情報提供システム1は、混雑を避けた見学コース情報、各見学場所の解説(説明)情報、災害発生時の避難誘導情報を自動的に出力するサーバ8と、宛先情報登録手段26と、アンテナ側装置36と、携帯端末2と、表示手段6と、入場券32とからなる。
【0053】
サーバ8は、各見学場所混雑情報記憶装置11と、災害発生情報記憶装置12と、見学コース情報演算装置13と、見学コースデータベース14と、避難誘導処理演算装置16と、出力装置18と、中央制御装置21と、記憶装置22と、携帯端末宛先情報データベース23と、その他情報提供記憶装置24と、入場券情報データベース33と、各見学場所説明情報記憶装置34と、各見学場所情報提供演算装置59等が母線25に接続されて構成されている。この母線25には、さらに宛先情報登録手段26と、アンテナ側装置36が接続されている。
【0054】
出力装置18は、見学コース情報送信手段4と、見学場所説明情報送信手段19と、避難径路情報送信手段17とからなる。
【0055】
中央制御装置21は、見学場所説明情報送信手段19を制御して、サーバ8から見学者の現在位置の見学場所に関する説明情報を携帯端末2に送信する。中央制御装置21は、見学場所説明情報を携帯端末2に表示された画面上において見学者のレベルに合った説明及び日本語、外国語を選択して表示できる。入場券情報データベース33は、中央制御装置21の制御により見学者が入場に際し携帯端末2の宛先情報を登録し、入場券を提示したとき整理番号に関連付けされて携帯端末2の宛先情報と、入場券情報とを記憶する。各見学場所説明情報記憶装置34には、中央制御装置21の制御により各見学場所の説明情報が記憶されている。各見学場所情報提供演算装置59は、中央制御装置21の制御により見学者が各見学場所に到達したときその説明情報を各見学場所説明情報記憶装置34から読出し、その見学者の携帯端末2に送信する。
【0056】
入場券32は、入場許可証の効果だけでなく、見学者が各見学場所(展示場所)に到達したとき、この入場券32の所持者の携帯端末2に自動的に展示物の説明情報が送信されるシステムを構成する機能を有する。従って、入場券32は、見学者が当該見学場所に到着したこと、所持する携帯端末2の宛先情報を関連付けて出力するための機能を有する。これらの機能を得るために入場券32には、他の見学者や見学場所の従業員と識別するための手段として識別情報例えば整理番号が付与されている。この識別情報は、入場券32に内蔵される無線タグに記憶される。
【0057】
見学者の各見学場所への到着検知法は、例えば次の通りである。各見学場所には、入場券32と無線交信するための信号発生源が設置されている。入場券32と各見学場所との無線交信手段は、例えば電波による方式、光の送、受光による光通信による方式等がある。最適例が、前者の電波による方式である。この電波による方式は、通信機能およびデータ記憶機能を有するICカードを入場券32として使用するもので、次の通りである。
【0058】
入場券32としてのICカードには、無線タグ例えばデータキャリア35が内蔵されている。データキャリア35は、アンテナ側装置36から送信された電波の交信領域に入ると電波を受信し、反射電波を変調してアンテナ側装置36に送信して交信するものである。データキャリア35による交信システムには、電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式等があり、交信距離が電磁結合方式は数mm〜数十mmであり、電磁誘導方式は数十cmであり、マイクロ波方式は数mである。この実施例の見学会場での最適例は、展示物間の距離によって選択され、見学者が所持して近づいたとき交信できるマイクロ波方式である。
【0059】
送信信号として入場券32の整理番号を選択した場合、データキャリア35は、整理番号の記憶信号で反射波を変調することにより、アンテナ側装置36で復調器43により整理番号を復調して各見学者を区別し、各見学場所において各見学者は独立に説明情報の受信が可能になる。即ち、整理番号に関連付けされて携帯端末2の宛先情報が記憶された入場券情報データベース33から携帯端末2の宛先情報が出力され、この宛先情報の携帯端末2に見学場所の説明情報が送信される。記憶信号は、データキャリア35にICメモリを接続したものでよい。
【0060】
各見学場所には、各見学場所に対応付けてそれぞれ番地が付与されたアンテナ側装置36が設置され、データキャリア35には、入場券32の整理番号が記憶されており、データキャリア35は、各見学場所でアンテナ側装置36からの電波を受信すると、反射波を整理番号の情報で変調してアンテナ側装置36に送信する。
【0061】
各見学場所に設置された各アンテナ側装置36は、予め定められた電波を連続的又は間欠的に送信している。この電波の交信領域内にICカードを所持した見学者が到着すると、ICカードは、自動的に上記発信されている電波を受信し、このICカードの整理番号情報で反射電波を変調してアンテナ側装置36に見学者の現在位置として送信する。各アンテナ側装置36は、各見学場所に設けられており、各見学場所のアドレスに対応付けられている。従って、交信されたアンテナ側装置36から見学場所を決定することができる。各アンテナ側装置36は、サーバ8に接続されており、整理番号情報で変調された反射電波を受信して各見学場所説明情報記憶装置34から当該見学場所の説明情報を読み出す。
【0062】
入場券32を所持して見学者が通過すると、アンテナ側装置36と交信し、入場券32の整理番号をサーバ8に登録する。サーバ8は、同時に入力される携帯端末2の宛先情報と整理番号情報とを関連付けて、入場券情報データベース33に記憶する。即ち、入場券32の整理番号情報と携帯端末2の宛先情報とは、入場券32および携帯端末2を所持する見学者に対応することになる。
【0063】
入場券32の整理番号は、通話するための携帯端末2を決定するための手段であり、携帯端末2の決定は、見学場所の説明情報等の情報を送信するための相手先である。
【0064】
各見学場所説明情報記憶装置34には、予め見学会場に展示された各見学場所の展示物の説明情報が記憶されている。展示物の説明情報は、日本語ばかりでなく外国語による説明情報も記憶されている。外国語による説明情報としては、例えば英語、フランス語、スペイン語等による説明情報であり、携帯端末2又は見学場所で選択できるようになっている。さらに、展示物の説明情報には、レベルを変えて一般者用、低学年用、高学年用、専門家用等の説明情報があり、携帯端末2又は見学場所で選択できるようになっている。
【0065】
見学者が入場券を所持して、各見学場所に到着すると当該見学場所の説明情報が、各見学場所説明情報記憶装置34から検索されて当該見学者の携帯端末2に送信される。見学者は、着信情報により送信された説明情報を携帯端末2の表示画面に表示し、閲覧することができる。
【0066】
入場券情報データベース33には、各入場券32および携帯端末2を所持した見学者が入門する都度、入場券32の整理番号情報が携帯端末2の宛先情報と関連付けて記憶される。各見学場所説明情報記憶装置34には、予め、見学会場に設けられる各見学場所の展示物の説明(解説)情報が、見学場所情報に関連付けて記憶されている。見学場所説明情報送信手段19は、各見学者が見学場所に到着すると、中央制御装置21の制御により自動的にその見学場所の説明情報を各見学場所説明情報記憶装置34から読出し、当該携帯端末2に送信する。即ち、見学場所情報と、当該見学場所の説明情報と、送信先の携帯端末2の宛先情報が出力される。
【0067】
この結果、各携帯端末2ごとの見学が終了した見学場所のリスト情報は、各見学者毎に見学中の各見学者の携帯端末2に送信することができる。見学済み見学場所のリスト情報は、見学者が見学の見落としを防止するのに有効である。
【0068】
携帯端末2は、電話番号、電子メールアドレス等の少なくとも一方の宛先情報をもち、無線で送受信する通信機能を有する携帯可能な端末で、表示手段6を有する。宛先情報登録手段26は、利用者が会場への入、退場に際し、携帯端末2をメールの通信状態でセット位置に設置することによりサーバ8と交信し、当該携帯端末2の電話番号、電子メールアドレス等の宛先情報の少なくとも一方を携帯端末宛先情報データベース23に記憶して登録する。この結果、見学者が、見学中か、退場後であるかが、自動的に宛先情報のリストで出力される。この実施形態では、入場券32の整理番号によっても、見学中者の宛先情報、退場者の宛先情報を出力することができる。退場者の宛先情報即ち、退場者の宛先情報出力手段は、入場者の宛先情報および退場者の宛先情報から見学場所内を退場した退場者の宛先情報を出力する。
【0069】
さらに、見学中、見学会場において災害例えば火災が発生した場合、携帯端末2による入場手続きした各見学者には、自動的に各見学者に最適な避難径路情報がサーバ8の避難誘導処理演算装置16から送信される。避難誘導処理演算装置16には、想定される多数の災害に対応する各見学場所からの避難径路情報がデータベースとして記憶されている。避難誘導処理演算装置16は、災害発生時に、最適な避難場所情報、避難誘導情報を検索する。
【0070】
以上説明したプロセスは、記憶装置22に記憶されたプログラムで動作する中央制御装置21により自動的に制御される。
【0071】
次に、図4による見学情報提供方法を図5のフローチャートを参照して説明する。図1〜図4と同一部分には、同一符号を用いて説明し、その詳細な説明は、重複するので省略する。
【0072】
見学者は、入場券32を購入して、見学会場の入口に行き、入場券32および携帯端末2による入場手続きを行う。中央制御装置21は、入場券32のデータキャリア35とアンテナ側装置36と交信して入場券32の整理番号を登録する。さらに、携帯端末2と宛先情報登録手段26と交信することにより携帯端末2の宛先情報を携帯端末宛先情報データベース23に記憶し、登録する。即ち、中央制御装置21は、携帯端末2の宛先情報を、携帯端末宛先情報データベース23に整理番号に関連付けして記憶し、同時に、入場券32の整理番号を、入場券情報データベース33に宛先情報に関連付けして記憶して、登録が終了する(F−21)。
【0073】
その後、見学者は、入場する。中央制御装置21は、見学コース情報演算装置13を制御して、監視手段10からの混雑情報が記憶された各見学場所混雑情報記憶装置11から現在の混雑情報を読出し、見学コースデータベース14に記憶された各見学コースと演算し、比較的混雑を避けた効率的で最適な見学コース情報を見学コース情報送信手段4に出力する。中央制御装置21は、見学コース情報送信手段4から入場した携帯端末2に最適な見学コース情報を送信する(F−22)。
【0074】
見学者は、送信された見学コース情報を着信情報により感知し、携帯端末2の表示画面に最適な見学コース情報を表示し、この最適な見学コース情報を閲覧して見学を開始する。
【0075】
最適な見学コース情報に基き進み、見学場所に近づくと、見学場所に設置されたアンテナ側装置36の交信領域に入り自動的に入場券32に内蔵されたデータキャリア35と交信が開始される。アンテナ側装置36は、入場券32の整理番号を現在位置情報として受信し、入場券情報データベース33に見学場所情報、見学時間等と関連付けて整理番号情報が記憶される。受信したアンテナ側装置36から見学場所情報が出力され、中央制御装置21は、各見学場所説明情報記憶装置34から当該見学場所の説明情報を読出し、見学場所説明情報送信手段19に出力する。
【0076】
中央制御装置21は、見学場所説明情報送信手段19から、整理番号に該当する携帯端末2の宛先情報に見学場所の説明情報を送信する(F−23)。説明情報の受信は、着信通知により見学者が知り、説明情報は、携帯端末2から音声又は表示画面からメールで表示される。見学者は、このようにして最適な見学コースに従って見学し、適切な説明を順次自動的に受ける。途中で、見学場所の漏れを確認するために見学場所履歴情報を要求することができる。見学場所履歴情報の要求情報は、携帯端末2からサーバ8に送信する。サーバ8の中央制御装置21は、各見学場所説明情報記憶装置34から読み出した説明情報と、説明情報を送信した宛先情報から見学済み見学場所のリストを出力する(F−24)。このリストは、要求された携帯端末2に送信し、表示画面に表示する。見学者は、表示された見学場所履歴情報から未見学場所を確認して見学を継続する。
【0077】
ある時、見学中に見学会場内で災害が発生すると、監視手段10は、災害例えば火災の発生情報を出力し、中央制御装置21は、災害発生情報記憶装置12に記憶する。
【0078】
中央制御装置21は、避難誘導処理演算装置16を制御して、災害発生情報記憶装置12から災害の発生情報を読出すと、同時に災害の発生情報を出力する(F−25)。さらに、中央制御装置21は、避難誘導処理演算装置16を制御して、災害の発生個所の情報から見学中の各携帯端末2および電子掲示板に対して最適な避難径路情報を検索し、自動的に最適な避難径路情報を出力する。中央制御装置21は、最適な避難径路情報を避難径路情報送信手段17から見学中の見学者が所持する各携帯端末2に送信する(F−26)。中央制御装置21は、見学中の見学者が所持する携帯端末2の宛先情報に対して携帯端末宛先情報データベース23から出力する。各見学者は、着信情報により所持している携帯端末2の表示画面に最適避難径路情報を表示し、この避難径路に従ってパニックにならず迅速に避難する。
【0079】
この実施形態によれば、入場したとき自動的に混雑を避けた見学コースの紹介を受けることができ、各見学場所に到着したとき、自動的に展示品の説明情報を受けることができ、見学の途中で見学済み個所の履歴を携帯端末2の表示画面で確認することができる。さらに、見学の途中で災害が発生したとき、自動的に最適な避難誘導情報が送信され、迅速に避難することができる。
【0080】
次に、実施例を説明する。
実施例1
次に、見学情報提供システムの実施例を、図6を参照して説明する。図6は、図2および図4の具体的実施例を説明するためのシステム構成図であり、図1〜図5と同一部分には、同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。この実施例は、入場すると混雑を避けた見学コースおよび各見学場所に到着すると自動的に説明情報が送信される見学情報提供システムのケースである。さらに、この実施例は、入場券への識別データの記憶は、見学会場への入場時に行われることである。
【0081】
見学者は,見学会場に入場する際に入場券32を購入し、見学会場の入口に設置された入口データ読取り書込み装置50にて、入場手続きを行い、入場情報登録手段を実行する。入口データ読取り書込み装置50は、見学者の所持する携帯端末2の宛先情報を読取る宛先情報登録手段26と、入場券32にデータを書込む入口データ書込み装置51とからなる。
【0082】
前者の宛先情報登録手段26で読取られた携帯端末2の電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報は、データとして見学コース情報演算装置13の携帯端末宛先情報データベース23に入力し、記憶される。後者の入口データ書込み装置51は、各入場券毎に読取った携帯端末2の宛先情報を、入場券32に埋め込まれた無線タグ等の記憶媒体に書込む。
【0083】
入場情報登録手段は、見学会場に入場する際、見学者が所持する通信機能を有する携帯端末から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報および無線通信可能な無線タグ内蔵の入場券32を関連付けてサーバ8に登録する。
【0084】
見学コース情報演算装置13は、見学コース検索装置52と、画像処理装置53と、混雑状況検出装置54とからなる。画像処理装置53には、見学会場の各所例えば各見学場所に設置された各監視手段10例えばITVカメラにより撮像された映像データが入力されて、画像処理装置53は、各見学場所毎の撮像信号を出力する。各見学場所毎の撮像信号は、混雑状況検出装置54に供給され、この混雑状況検出装置54は、混雑している見学場所、空いている見学場所等のデータを混雑状況情報データとして見学コース検索装置52に出力する。
【0085】
見学コース検索装置52は、見学コースデータベース14から読出して、効率的で最適な見学コース情報を出力する。最適な見学コース情報は、情報提供装置55に入力される。情報提供装置55は、最適な見学コース情報を入場手続き後の携帯端末2に出力する。この携帯端末2を所持する見学者は、着信情報により最適な見学コース情報の送信を判断し、携帯端末2の表示画面に表示することができる。
【0086】
見学者は、上記入場券32を胸に付けて、上記携帯端末2の表示画面に表示された最適な見学コース情報を閲覧しながら見学会場の見学を開始する。
【0087】
見学者が、ある展示物が展示された見学場所に到達すると、入場券に埋め込まれた無線タグに記憶された宛先情報を見学位置検出器58が検出し、各見学場所情報提供演算装置59の見学者位置検出手段60に出力する。各見学場所情報提供演算装置59は、見学者位置検出手段60と各種情報選択装置61とからなる。
【0088】
中央制御装置21は、見学者位置検出手段60を制御して、見学者の移動に伴い、見学者が見学場所に到達したときを前記無線タグが感知し見学者の現在位置として各種情報選択装置61に出力する。各種情報選択装置61は、中央制御装置21の制御により見学者が到達した現在位置の説明情報を各見学場所説明情報データベース34から読出し、見学コース情報送信手段4を介して見学者の携帯端末2に送信する。
【0089】
各見学場所説明情報記憶装置34には、予め各見学場所の説明情報が各見学場所に関連付けして記憶されている。各見学場所の説明情報は、携帯端末2に見学者のレベルに合った説明を得ることができるようになっている。携帯端末2の表示手段6表示画面64に表示された状態を図7に示す。レベルは、例えば一般用、低学年用、高学年用、専門家用、英語版、フランス語版等で、見学者は、所持する携帯端末2から選択して入手できる。選択手段は、携帯端末2により例えば表示画面64上にレベル選択用ボタン65を表示させ、これを見学者が選択するようにしてもよい。選択手段は、スイッチ操作、スタイラスペンで指示、指で指示等である。
【0090】
さらに、見学者は、携帯端末2の表示画面64に図7に示すような展示物例えば寺院の仏像の画像66が送信されたとき、この画像66上で特に詳細な説明を受けたい詳細な説明可能部分67があると、当該詳細な説明可能部分67例えば顔の部分を携帯端末2のカーソルで選択して送信することにより、詳細な説明情報の送信を受けることができる。各見学場所の説明情報は、音声信号でも、画像信号、電子メールでも何れでもよい。
【0091】
各種情報選択装置61は、見学者位置検出手段60からの見学位置情報で、図7の選択手段により選択された説明情報を各見学場所説明情報記憶装置34から読出し、情報提供装置55に出力する。情報提供装置55は、当該携帯端末2例えば携帯電話に音声、画像及び文章にて配信する。
【0092】
次に、図6を参照して見学情報提供方法を説明する。
見学会場に来た見学者は、入場券を購入したのち、見学会場の入口に向かう。入場に際し、入場券および携帯端末2例えば携帯電話を所持した見学者は、携帯電話の電話番号、電子メールアドレスの登録する。見学者は、宛先情報登録手段26のセット位置に所持している携帯電話を交信状態でセットする。宛先情報登録手段26は、携帯端末2との交信により携帯端末2の電話番号と電子メールアドレス等の宛先情報を受信し、携帯端末宛先情報データベース23に蓄積する。
【0093】
さらに、見学者は、入場券を入口データ書込み装置51のセット位置にセットする。この結果、入口データ書込み装置51は、携帯電話から読取った宛先情報を入場券に書込む。見学者は、宛先情報が書込まれた入場券を持参して入場する。入場と同時に見学者の携帯電話には、効率的で最適な見学コース情報が送信される。見学者は、この見学コース情報により見学を開始する。
【0094】
見学者は、見学場所に到着すると、見学位置検出器58により検出され、当該見学場所の説明情報が各見学場所説明情報記憶装置34から読出されて、情報提供装置55を介して携帯電話に送信される。見学者は、当該見学場所で携帯電話からの説明情報を見聞きしながら展示物を順次見学する。
【0095】
携帯端末2に送信される最適な見学コース情報や見学場所の説明情報は、表示装置63に同時に表示することができる。
【0096】
この実施例によれば見学者は、見学会場で携帯端末2の登録をすることにより、混雑を回避した見学コースを携帯端末2から得ることができ、さらに見学場所に到達すると、当該見学場所の説明情報を携帯端末から得ることができる。
【0097】
実施例2
次に、見学情報提供システムの実施例を、図8を参照して説明する。図8は、図2および図4の具体的実施例を説明するためのシステム構成図であり、図1〜図7と同一部分には、同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0098】
この実施例は、見学会場において、展示会を見学中に災害が発生したとき、迅速に各見学者の携帯端末2に最適な避難誘導情報を送信し、見学者がパニックにならず迅速に避難できるようした見学情報提供システム1のケースである。
【0099】
見学会場内で火災、地震等の災害が発生した場合、この災害の発生を火災検知器等の災害検知器76にて検知する。中央制御装置21は、災害検知器76にて検知した情報を避難誘導処理演算装置16にて関係官庁に報告すると、共に最適避難径路情報を見学会場内にいる見学者の携帯端末2および電子掲示板に送信して表示し、見学者を避難誘導し、救助活動を支援する。
【0100】
このようなシステムを以下説明する。見学情報提供システム1は、携帯端末2と、入、出口に設置された携帯端末宛先情報登録装置26と、入退情報処理装置79と、携帯端末宛先情報データベース23と、避難誘導処理演算装置16と、災害検知器76と、避難誘導情報表示装置82と、情報提供装置55と、表示装置63と、災害情報提供端末83とからなる。
【0101】
この実施例の説明は、図6の実施形態で説明した見学情報提供システム1において、混雑を避けた見学コース情報、見学場所に到着する説明情報が送信されるシステムについては説明が重複するので省略し、災害時の避難誘導システムを主体にしている。中央制御装置21は、避難誘導処理演算装置16を制御して、常時、見学会場で各見学場所を見学している見学者の電話番号、電子メールアドレスを監視し、表示装置63に表示する。中央制御装置21は、災害が発生したとき避難誘導処理演算装置16を制御して入退情報処理装置79で入場手続きして入場した見学中の見学者用携帯端末2の電話番号又は電子メールアドレスに対して災害の内容、発生場所、最適避難径路等のサービス情報を、災害発生の直後送信する。
【0102】
宛先情報登録手段26は、携帯端末2の電話番号、電子メールアドレスの読取装置を有し、見学会場の各出入口に設置される。見学者は、宛先情報登録手段26で入場時、退場時に携帯端末2により手続きする。この結果、災害発生時、中央制御装置21は、宛先情報登録手段26を制御して見学会場内に残留している見学者の人数、宛先情報のリスト等の情報を瞬時に出力することができる。中央制御装置21は、宛先情報登録手段26で入場手続きした見学者に対して優先的に上記混雑を避けた見学コース情報や説明情報を送信すると、共に災害発生時、優先的に避難情報を送信することができる。
【0103】
このような機能を有する避難誘導処理演算装置16は、携帯端末宛先情報データベース23と、見学会場内の人間有無判定処理装置86と、表示制御装置87と、災害検知情報処理装置88と、見学会場内災害発生個所特定装置89と、避難誘導避難場所径路選択装置90と、避難径路情報データベース91と、避難誘導情報提供装置92等からなる。
【0104】
災害検知器76は、見学会場内の全ての場所を監視できるように例えば多数のカラーTV監視カメラ、赤外線TV監視カメラ等が設置されている。中央制御装置21は、避難誘導情報表示装置82を制御して、見学会場内において災害が発生したとき、携帯端末2を所持していない人や、携帯端末2を所持していても入場時に宛先情報登録手段26で手続きしていない見学者に対して避難径路情報を表示させるためのものである。従って、避難誘導情報表示装置82は、見学会場内の適当な個所に設置され、例えばプロジェクタで投影された大型画面や電子掲示板等に表示される。大型画面による避難径路情報は、多数の見学者が見るため避難者が特定の出口に集中する可能性があり、避難速度が遅くなり、各自の座席からの避難径路でないため理解しにくく、パニックになる可能性がある。
【0105】
次に、避難誘導方法の実施例を説明する。
見学者が入場券および携帯端末2を宛先情報登録手段26にセットすると、中央制御装置21は、宛先情報登録手段26を制御して携帯端末2の電話番号情報と電子メールアドレス情報を入退情報処理装置79に出力する。中央制御装置21は、入退情報処理装置79を制御して各見学者の携帯端末2の電話番号情報と電子メールアドレス情報を出力し、携帯端末宛先情報データベース23に記憶する。
【0106】
中央制御装置21は、避難誘導処理演算装置16を制御して、携帯端末宛先情報データベース23から入場時と退場時の見学者数情報、携帯端末2の電話番号情報および電子メールアドレス情報等の情報を読出し、見学会場内人間有無判定処理装置86に出力する。中央制御装置21は、見学会場内人間有無判定処理装置86を制御して、見学会場内にいる見学者数情報、携帯端末2の電話番号情報と電子メールアドレス情報等の見学者情報を表示制御装置87および災害情報提供端末83に出力する。中央制御装置21は、表示制御装置87を制御して、見学者情報を表示装置63に見学者情報を表示する。
【0107】
他方、中央制御装置21は、災害情報提供端末83を制御して、予め定められたプログラムにより関係者、管理者の端末93および消防署、警察署等の官庁94に出力する。以上の状態は監視状態である。
【0108】
災害の発生は、見学会場内に設置された災害検知器76により検出され、中央制御装置21は、災害検知情報処理装置88に災害検出情報を入力する。この災害検出情報は、災害の状態を撮像したカラーの映像信号である。中央制御装置21は、災害検知情報処理装置88を制御して、災害発生情報を見学会場内の人間有無判定処理装置86および見学会場内災害発生個所特定装置89に出力する。中央制御装置21は、見学会場内災害発生個所特定装置89を制御して、災害発生情報から災害発生位置を決定し災害情報提供端末83および避難誘導避難場所径路選択装置90に出力する。
【0109】
中央制御装置21は、避難誘導避難場所径路選択装置90を制御して、避難径路情報データベース91から読み出した避難径路情報と災害発生位置情報から避難径路を選択し、避難誘導情報提供装置92に出力する。中央制御装置21は、避難誘導情報提供装置92を制御して避難径路情報を情報提供装置55を介して見学会場内の各地に設置されている避難誘導情報表示装置82に表示して見学者を案内すると、共に各携帯端末2の所持者には、避難径路情報を各携帯端末2の表示画面に表示して避難誘導する。中央制御装置21は、災害発生時の見学会場内で見学中の携帯端末2所持者の宛先情報リストを、人間有無判定処理装置86から情報提供装置55に出力する。中央制御装置21は、情報提供装置55を制御して各携帯端末2に最適な避難径路情報を送信する。
【0110】
各携帯端末2を所持する見学者は、各携帯端末2の表示画面に表示された最適避難径路情報に基いて避難する。この避難に際し、見学会場を退場するときには、宛先情報登録手段26で携帯端末2をセットして退場手続きをする。
【0111】
携帯端末2を所持しない人間に対して見学会場内にLED表示器,館内放送、情報端末,携帯電話等により最適な避難情報の提供を行う。
【0112】
この結果、入・退場手続きした見学者は、見学会場を無事退場したかどうかの判定に使用される。災害が発生して、退場時携帯端末2による退場手続きをしなかった場合、見学情報提供システム1としては、退場していない見学者(残留者)として判定される。
【0113】
災害発生後、全見学者の避難状況から見学情報提供システム1として未避難者が発生した場合、残留者の捜索活動を行う。残留者の捜索活動は、入場時、携帯端末2による入場手続きをした見学者の宛先情報から行う。即ち、残留者の捜索活動は、残留者の携帯端末2に電話して現在の位置を確認することである。残留者の各人に電話して確認するため、怪我や建物の倒壊等で動けず避難できない人がいる場合、その場所を明確に知ることができ、直ちに救助することができる。
【0114】
このように携帯端末2による入・退場手続きした見学者のメリットは、災害が発生後、避難者の確認や残留者の確認を迅速又は瞬時に行うことができると、共に救助活動を遅滞無く行うことができることである。
【0115】
以上説明したように上記実施例によれば、見学会場で見学中の各見学者は、所持する携帯端末2に最適な避難誘導情報が送信され、表示されるのでパニックにならず、避難場所に迅速に避難することができる。
【0116】
実施例3
次に、見学情報提供システムの他の実施例を、図9を参照して説明する。図9は、図4の他の実施例を説明するためのシステム構成図であり、図1〜図8と同一部分には、同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0117】
この実施例は、見学会場において、見学中に見学者が間違って立ち入り禁止区域に入ってしまったとき、見学者が所持する携帯端末2に立ち入り禁止区域からでるように案内するようした見学情報提供システム1のケースである。この実施例の説明は、図6の実施形態で説明した見学情報提供システム1において、混雑を避けた見学コース情報、見学場所に到着すると自動的に説明情報が送信されるシステムについては説明が重複するので省略し、見学者が立ち入り禁止区域に入ったときの対処システムを主体にした説明である。
【0118】
立ち入り禁止区域は、危険な区域や、高価な展示物や、準備中の展示物等見学者が入っては困る区域である。見学者が誤って侵入した際に、見学者の携帯電話等携帯端末に警告を発信すると同時に、イベントの管理者等にも自動的に連絡する。
【0119】
見学者が立ち入り禁止区域に入ったときの対処システムは、入口データ読取り書込み装置50と、ITVカメラ100および位置検出器101と、立ち入り禁止情報処理演算装置102と、情報提供装置55と、表示装置63とからなる。
【0120】
入口データ読取り書込み装置50は、宛先情報登録手段26と、入口データ書込み装置51とからなる。宛先情報登録手段26は、見学者が所持している携帯端末2の電話番号や電子メールアドレス等の宛先情報を登録する入場手続きである。入口データ書込み装置51は、入場券の無線タグに整理情報として宛先情報を書込む入場手続きである。
【0121】
ITVカメラ100は、見学会場の各立ち入り禁止区域を監視する位置に設置され、間違って立ち入り禁止区域内に侵入者が入ったとき、直ちに侵入情報を出力する。位置検出器101は、侵入者が入った立ち入り禁止区域を検出して出力する。立ち入り禁止情報処理演算装置102は、携帯端末宛先情報データベース23と、立ち入り禁止区域侵入者検索装置106と、見学会場内各立ち入り禁止区域情報データベース107と、各立ち入り禁止区域侵入検知装置108と、画像処理装置109と、見学者位置検出装置110と、各種情報選択装置111と、各立ち入り禁止メッセージ情報データベース112とからなる。
【0122】
中央制御装置21は、携帯端末宛先情報データベース23に見学者が所持する携帯端末2により入場に際し、宛先情報登録手段26で入場手続きすると、携帯端末2の宛先情報が入場年月日時刻情報に関連付けて自動的に記憶する。中央制御装置21は、立ち入り禁止区域侵入者検索装置106を制御して、ITVカメラ100が立ち入り禁止区域に入った侵入者を撮像したとき、画像処理装置109が立ち入り禁止区域の画像に変化が発生したことを出力し、この画像の変化から侵入者情報を出力する。このとき、中央制御装置21は、立ち入り禁止区域侵入者検索装置106を制御して、見学会場内立ち入り禁止区域情報データベース107から立ち入り禁止の理由を読み出す。
【0123】
中央制御装置21は、見学会場内立ち入り禁止区域情報データベース107に、見学会場内の各立ち入り禁止区域の内容が区域名と関連付けて記憶する。各立ち入り禁止区域の内容としては、例えば展示物の高圧電源装置の設置場所、展示物用爆発性ガスボンベの設置場所、放射線源の設置場所等である。
【0124】
中央制御装置21は、立ち入り禁止メッセージ情報データベース112に、間違って各立ち入り禁止区域内に侵入した見学者に対して現在位置が立ち入り禁止区域であること、直ちに立ち入り禁止区域外に出ること、その場所が生命に影響する危険な個所であること、安全装置が動作すると全ての電源が飛ぶこと等のメッセージを各立ち入り禁止区域に関連付けて記憶する。
【0125】
中央制御装置21は、各種情報選択装置111を制御して、立ち入り禁止区域内に見学者が入ったとき、その見学者の携帯端末2の宛先情報を携帯端末宛先情報データベース23から読出し、見学者位置検出装置110から侵入した立ち入り禁止区域名情報を受信し、立ち入り禁止メッセージ情報データベース112から当該立ち入り禁止区域名情報の立ち入り禁止メッセージを読出し、情報提供装置55に出力する。
【0126】
中央制御装置21は、入場券32が予め立ち入り禁止区域に設けられた送信部の交信領域に入ったとき、サーバ8から入場券32に関連付けられて登録された宛先情報の携帯端末2に警報音情報および立ち入り禁止区域に入っている情報の少なくとも一方の情報を送信する。
【0127】
中央制御装置21は、情報提供装置55を制御して侵入した見学者の携帯端末2に立ち入り禁止メッセージを警告として送信する。見学者は、着信情報により立ち入り禁止メッセージの着信を感知し、携帯端末2に表示される案内に従って立ち入り禁止区域を出て、正常な見学コースに進む。
【0128】
即ち、見学者が各見学場所を見学中において、予め定められた立ち入り禁止区域内等に誤って侵入したとき、見学者が持っている入場券から立ち入り禁止区域名が検知される。立ち入り禁止区域名の検知は、各立ち入り禁止区域に位置検出器101が設置されており、この位置検出器101と交信可能な入場券により交信が開始されて、見学者が侵入した立ち入り禁止区域名が検出される。入場券には位置検出器101と交信可能な無線タグが埋め込まれており、この無線タグと位置検出器101が交信する。
【0129】
即ち、各立ち入り禁止区域に設置されたlTVカメラ100は、各立ち入り禁止区域を監視する。立ち入り禁止区域に侵入者が発生すると、この侵入状態をlTVカメラ100が撮像し、正常時の撮像信号との相違を画像処理装置109で信号処理することにより侵入信号を出力する。見学者は、無線タグが埋め込まれた入場券等所持して立ち入り禁止区域内に入るため、予め設置された位置検出器101にて検知され、中央制御装置21は、入場券に書込まれた宛先情報を見学者位置検出装置110に出力する。中央制御装置21は、各種情報選択装置111を制御して、携帯端末宛先情報データベース23に記憶されている宛先情報と照合し、確認して、立ち入り禁止メッセージを立ち入り禁止メッセージ情報データベース112から読出し、見学者の携帯端末2等に通知する。
この実施例によれば、見学者が間違って立ち入り禁止区域に入っても、瞬時に検出して、自動的に見学者の携帯端末2に避難するためのメッセージを送信することができる。
【0130】
入場券に書込まれる他の見学者、見学会場の従業員と区別するための情報は、予め整理番号として記憶してもよいし、入場時に書込んでもよい。他の見学者、見学会場の従業員と区別するための情報は、整理番号でも、携帯端末の宛先情報でも、その他いずれでもよい。さらに、上記実施形態、実施例では、携帯端末と入場券と夫々により入場手続きしたシステムについて説明したが、無線タグはペーパ状であるため、携帯端末2に一体化例えば着脱可能に貼り付けることにより、見学場所の説明情報等の情報の送信先を決定することができ、通信を行うことができるので、無線タグを埋め込んだ入場券は、無くてもよい。
【0131】
以上説明した実施形態、実施例によれば、展示会および美術館、寺院、工場、発電所等の見学者は、混雑状況等を加味した見学ルートにより効率的な見学ができる。見学者は、各見学場所において自分のレベルに合った説明を聞くことができ、かつその展示物の詳細説明を聞くこともできる。
【0132】
また、見学会場の開催側では、入場してくれた見学者の宛先情報等のデータベースが容易に作成でき、次回の開催案内等を送付することや個別サービス提供が可能となると同時に従来必要であった案内人・説明員等を削減することができる。
【0133】
さらに、展示会および美術館、寺院においては、関係者以外立ち入り禁止区域、工場、発電所等においては危険区域等があり、見学者が誤って侵入しても直ちに発見して瞬時に立ち入り禁止区域外に案内することができるので事故の発生を防止でき、警備員数等も削減することができる。
【0134】
さらには、災客発生時に各個人に最適な避難場所情報、避難誘導情報を提供でき、スムースな避難が可能となる。
【0135】
さらにまた、展示会及ぴ美術館、寺院、工場、発電所等内、外に居る関係者、管理者および消防署、警察署等の官庁に対して、速やかな災害情報を提供することができる。
【0136】
さらにまた、展示会および美術館、寺院、工場、発電所等の見学者が多数訪れ、順番に見て歩く会場において、効率的な見学ルートが提供され、見学者のレベルに合わせた適切な説明を受けることができ、かつ災害時においては適切な避難誘導ができる。
【0137】
【発明の効果】
この発明によれば、各見学者に適した見学をすることができ、各見学場所で見学者に適切な説明を受けることができ、また災害が発生しても各人に適切な避難のための案内をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明見学情報提供システムの実施形態を説明するためのシステム構成図。
【図2】図1の見学情報提供システムを具体的説明するためのシステム構成図。
【図3】図1および図2の見学情報提供方法を説明するためのフローチャート。
【図4】図2の他の実施形態を説明するためのシステム構成図。
【図5】図4の見学情報提供方法を説明するためのフローチャート。
【図6】図2および図4の実施例を説明するためのシステム構成図。
【図7】図6の説明情報を選択する手段を説明するための携帯端末の表示画面説明図。
【図8】図6の他の実施例を説明するためのシステム構成図。
【図9】図6の他の実施形態を説明するためのシステム構成図。
【符号の説明】
1…見学情報提供システム、2…携帯端末、3…入場情報登録手段、4…見学コース情報送信手段、5…携帯端末、6…表示手段、8…サーバ、10…監視手段、11…各見学場所混雑情報記憶装置、12…災害発生情報記憶装置、13…見学コース情報演算装置、14…見学コースデータベース、16…避難誘導処理演算装置、17…避難径路情報送信手段、18…出力装置、19…見学場所説明情報送信手段、21…中央制御装置、22…記憶装置、23…携帯端末宛先情報データベース、24…その他情報提供記憶装置、25…母線、26…宛先情報登録手段、31…入場券情報読取装置、32…入場券、33…入場券情報データベース、34…各見学場所説明情報記憶装置、35…データキャリア、36…アンテナ側装置、41…発振器、42…マイクロストリップアンテナ、43…復調器、45…アンテナ、46…変調器、50…入口データ読取り書込み装置、51…入口データ書込装置、52…見学コース検索装置、53…画像処理装置、54…混雑状況検出装置、55…情報提供装置、58…見学位置検出器、59…各見学場所情報提供演算装置、60…見学者位置検出手段、61…各種情報選択装置、63…表示装置、64…表示画面、65…レベル選択用ボタン、66…画像、67…説明可能部分、76…災害検知器、79…入退情報処理装置、82…避難誘導情報表示装置、83…災害情報提供端末、86…人間有無判定処理装置、87…表示制御装置、88…災害検知情報処理装置、89…見学会場内災害発生個所特定装置、90…避難誘導避難場所径路選択装置、91…避難径路情報データベース、92…避難誘導情報提供装置、93…関係者、管理者の端末、94…消防署、警察署等の官庁、100…ITVカメラ、101…位置検出器、102…立ち入り禁止情報処理演算装置、106…立ち入り禁止区域侵入者検索装置、107…見学会場内各立ち入り禁止区域情報データベース、108…各立ち入り禁止区域侵入検知装置、109…画像処理装置、110…見学者位置検出装置、111…各種情報選択装置、112…各立ち入り禁止メッセージ情報データベース。
Claims (13)
- 見学会場に入場する際、見学者が所持する通信機能および受信情報表示画面を有する携帯端末から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報および要求情報を入場情報としてサーバに登録する入場情報登録手段と、
前記サーバから各見学者に前記要求情報に適した見学コース情報を選択して登録された前記各宛先情報の前記携帯端末に送信する見学コース情報送信手段と、送信された前記見学コース情報を受信した前記携帯端末の前記受信情報表示画面に表示する表示手段と
を具備してなることを特徴とする見学情報提供システム。 - 前記見学コース情報は、各見学者に対し見学コースの混雑状況情報に基き作成された効率的に見学できる情報であることを特徴とする請求項1記載の見学情報提供システム。
- 見学会場に入場する際、見学者が所持する通信機能を有する携帯端末から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報および無線通信可能な無線タグ内蔵の入場券を関連付けてサーバに登録する入場情報登録手段と、
見学者の移動に伴い、見学者が見学場所に到達したときを前記無線タグが感知し見学者の現在位置として前記サーバに送信する見学者位置送信手段と、
前記サーバから前記現在位置に関する見学場所説明情報を前記携帯端末に送信する説明情報送信手段と、
送信された前記見学場所説明情報を受信した前記携帯端末の表示画面に表示する表示手段と
を具備してなることを特徴とする見学情報提供システム。 - 見学会場に入場する際、見学者が所持する通信機能を有する携帯端末から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報および識別情報が記憶された無線通信可能なデータキャリア内蔵の入場券を関連付けてサーバに登録する入場情報登録手段と、
見学者の移動に伴い、見学者が所持する前記データキャリアが予め定められた位置に設けられた送信部の交信領域に入ったとき、当該位置を見学者の現在位置として前記サーバに送信する見学者位置送信手段と、
前記サーバから前記現在位置に関する見学場所説明情報を前記携帯端末に送信する説明情報送信手段と、
送信された前記見学場所説明情報を受信した前記携帯端末の表示画面に表示する表示手段と
を具備してなることを特徴とする見学情報提供システム。 - 前記見学場所説明情報は、前記携帯端末に表示された画面上において見学者のレベルに合った説明を選択して表示することを特徴とする請求項3又は4記載の見学情報提供システム。
- 前記見学場所説明情報は、日本語、外国語、一般的説明、専門的説明等を選択して表示することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項記載の見学情報提供システム。
- 前記入場情報登録手段は、各見学場所毎に前記携帯端末の宛先情報が記憶されたデータベースを作成することを特徴とする請求項1,3,4のいずれか1項記載の見学情報提供システム。
- 前記入場券が予め立ち入り禁止区域に設けられた前記送信部の交信領域に入ったとき、前記サーバから前記入場券に関連付けられて登録された宛先情報の前記携帯端末及び管理人に警報音情報および立ち入り禁止区域に入っている情報の少なくとも一方の情報を送信することを特徴とする請求項3又は4記載の見学情報提供システム。
- 前記サーバは、災害発生時に前記各見学者の前記携帯端末に避難誘導情報や避難場所情報を送信することを特徴とする請求項1,3,4、8のいずれか1項記載の見学情報提供システム。
- 前記サーバは災害発生時に見学場所内に設けられ通信機能を有する電子掲示板にも避難誘導情報や避難場所情報を送信し、表示することを特徴とする請求項1,3,4,8,9のいずれか1項記載の見学情報提供システム。
- 見学会場に入場する際、入場者が所持する通信機能および受信情報表示画面を有する携帯端末から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報を入場情報としてサーバに登録する入場情報登録手段と、
見学場所を退場する際、入場情報としてサーバに登録した携帯端末から電話番号、電子メールアドレスの少なくとも一方の宛先情報を退場情報として前記サーバに登録する退場情報登録手段と、
前記入場情報および前記退場情報から前記見学場所内を退場した退場者の宛先情報を出力する退場者の宛先情報出力手段と
を具備してなることを特徴とする見学情報提供システム。 - 前記サーバは、災害発生時に前記見学場所内を見学中の前記宛先情報の前記携帯端末および消防署、警察署等の官庁にも災害発生情報を予め定められた連絡方法により提供することを特徴とする請求項11記載の見学情報提供システム。
- 前記見学会場は、展示会場、美術館、科学館、博物館、工場、寺院、発電所等であることを特徴とする請求項1乃至3,4,10のいずれか1項記載の見学情報提供システム。
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