JP2004085001A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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我科 賢二
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Abstract

【課題】比較的簡素な構成でありながら、ドレンポンプを支持するドレン支持機構を確実に取付け固定して、信頼性の向上を得られる空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】天井裏に取付け固定される室内機本体20は、金属板ハウジング21と断熱材22とから構成し、この内部に熱交換器24および送風機23を収容し、ドレンパン25のドレン水の水位をフロートスイッチ28で検出し、この検知信号にもとづいてドレンポンプ30を作動し、L字状に折曲加工された脚部aを有するポンプ支持機構35によりドレンポンプを支持し、取付け用金具36,37を断熱材に埋め込み形成し、一部を断熱材表面に露出して脚部を取付けねじ43を介して固定し、かつ断熱材部分との間に脚部が差込まれることにより、圧潰した断熱材部分との間で脚部を挟持固定する引掛け爪40を設けた。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井埋込み型の空気調和機の室内機に係り、特に、ドレンポンプの支持構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機の室内機として、店舗などの広い空間を空調する場合には、壁面に取付けられる、いわゆる壁掛け形ではなく、複数の方向に空調風を吹出すことができ、かつ居住者が受ける圧迫感の少ない天井埋込み型とした室内機が多用される傾向にある。
上記室内機本体は、金属薄板を折曲加工してなる筐体と、この筐体内面に取着される断熱材とから構成される。上記断熱材は、発泡スチロール材等の合成樹脂材が用いられる。
【0003】
この種の空気調和機においても、熱交換作用にともなって熱交換器にドレン水が生成されるので、熱交換器の下端部に発泡スチロール材等で形成されるドレンパンを備え、ここでドレン水を受けて集溜する。
上記ドレンパンに集溜されたドレン水の水位をフロートスイッチが検出し、このフロートスイッチの検知信号にもとづいてドレンポンプを作動させ、ドレン水を吸上げて屋外へ排出するようになっている。
【0004】
上記ドレンポンプに、金属片をL字状に折曲加工した一対の脚部を有するポンプ支持機構が一体的に取付けられ、この支持機構を室内機本体に取付け固定することによりドレンポンプに対する支持をなす。
発泡スチロール材等からなる断熱材にねじ孔を設けることができないから、金属板体からなる筐体にポンプ支持機構を取付け固定する。そのため、ポンプ支持機構の取付け部を除くように断熱材を欠落加工しなければならず、手間がかかるうえに断熱効果が低下してしまう。
断熱効果を確保するには、断熱材を欠落することなくポンプ支持機構を取付ける必要がある。この場合は、断熱材表面にねじ孔を備えた金属片からなる台座を貼着し、ここにポンプ支持機構を載置したうえで、取付けねじを介して取付け固定することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した室内機を組み立てる作業は、室内機本体の筐体天板部を下面側にして置き、下面開口部を上面側にして行う。上記ポンプ支持機構を取付けるための金属台座は、断熱材の突出部位に取付けられていて、ここにドレンポンプのポンプ支持機構を置き、取付けねじで螺着する。
組み立て作業時では金属台座上にポンプ支持機構が取付けられ、この上部にドレンポンプがあるが、室内機本体を被空調室天井に取付けると天地が逆になり、金属台座の下部にポンプ支持機構とドレンポンプが吊持される状態となる。
【0006】
ポンプ支持機構を含めてドレンポンプの重量が金属台座にかかり、さらにそのうえドレンポンプの作動にともなう振動発生が避けられない。長期の使用に亘れば、金属台座と断熱材との密着強度の低下や、取付けねじの緩みが発生する虞れがある。
また、上記ドレンポンプに対してフロートスイッチが並設され、一体化した状態で室内機本体内に組み込むようになっている。組立て時に、フロートスイッチの直下方部位に金属台座のねじ孔があって、これがフロートスイッチにより遮蔽されてしまい取付けねじの螺挿作業が極めて面倒である。
【0007】
本発明は上記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、比較的簡素な構成でありながら、ドレンポンプを支持するポンプ支持機構を確実に取付け固定して信頼性の向上を得られる空気調和機の室内機を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために本発明の空気調和機の室内機は、天井裏に取付け固定される室内機本体として、金属板を折曲加工した筐体とこの内面に組み込まれる断熱材とから構成し、熱交換器および送風機を室内機本体内部に収容し、熱交換器からのドレン水をドレンパンで受けて集溜し、フロートスイッチでドレン水の水位を検出し、この検知信号にもとづいてドレンポンプを作動させ、L字状に折曲加工された脚部を有するポンプ支持機構によりドレンポンプを支持し、取付け用金具を断熱材に埋め込み、その一部を断熱材表面に露出させ取付けねじを介してポンプ支持機構の脚部を固定する取付け部とし、さらに、断熱材から突出しポンプ支持機構の他方の脚部が差し込まれることにより圧潰した断熱材との間で脚部を挟持固定する引掛け爪を備えた。
【0009】
さらに、ドレンポンプとフロートスイッチは並設され、ポンプ支持機構の脚部を取付け用金具に取付ける際、取付け用金具の引掛け爪をフロートスイッチにより遮蔽される部位に位置させ、取付けねじによる取付け部をフロートスイッチに遮蔽されない部位に位置させた。
このような課題を解決する手段を備えることにより、ドレンポンプを支持するポンプ支持機構を確実に取付け固定して信頼性の向上を得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態に係る天井埋込み型の空気調和機の室内機10を下面側から示す斜視図、図2は室内機本体20の概略の断面図である。
空気調和機の室内機10は、室内側から天井板に設けられる取付け用開口部に挿入され、吊りボルト等を介して、いわゆる天井裏に吊持固定される室内機本体20と、この室内機本体20の室内側に露出して取付けられる化粧パネル100とを備えている。
【0011】
室内機本体20は、下面開口部全てが開口し、金属薄板を板金加工した筐体(以下、ハウジングと呼ぶ)21を備えている。このハウジング21の内面に、たとえば発泡スチロール材などの合成樹脂材からなる断熱材22が組み込まれ、室内機本体20として断熱構造をなしている。
室内機本体20内部の中央部に送風機23が配置され、この送風機を囲むようにして平面視でL字状に形成された一対の熱交換器部24a,24bからなる室内熱交換器24が収容される。なお、平面視で四角枠状に形成された室内熱交換器を用いる場合もある。
【0012】
室内機本体20の下面開口部21aは、化粧パネル100によって閉成されている。この化粧パネル100は室内に露出し、ハウジング21周面と天井板に設けられる取付け用開口部との隙間を遮蔽する。
上記送風機23は、ハウジング21の天板部に適宜な手段で取付け固定されるファンモータ23aと、このファンモータの回転軸に取付けられるファン23bとからなる。この送風機23は、ファン23bの回転に伴い回転軸方向から空気を吸込んで周方向に吹出す送風作用をなす。
【0013】
室内熱交換器24を構成する熱交換器部24a,24bは、送風機23の吹出し方向に位置している。各熱交換器部24a,24bの下端部はハウジング21下部に設けられるドレンパン25内に挿入され、各熱交換器部で生成されるドレン水を受けるようになっている。
なお、図1および図2には図示していないが、上記ドレンパン25には後述するように、集溜されたドレン水の水位を検出するフロートスイッチ28および、このフロートスイッチの検知信号にもとづいて作動しドレンパン内のドレン水を吸上げて排出するドレンポンプ30を備えている。
【0014】
化粧パネル100の吸込み口110と送風機ファン23bとの間にはベルマウス26が設けられ、その周囲はドレンパン25で囲まれている。ベルマウス26は、送風機ファン23b側が小径で、かつ、吸込み口110側が大径のテーパ状に形成されている。
上記化粧パネル100には、その中央大部分の面積を占めて矩形状の吸込み口110が開口されていて、この吸込み口110はドレンパン25の内側面とほぼ対向して設けられる。
【0015】
上記化粧パネル100の吸込み口110には、吸込グリル111が着脱自在に取付けられている。吸込グリル111は、吸込み口110における室内空気の流通を可能としながら、吸込み口からハウジング21内部に対する遮蔽をなしている。
さらに、吸込み口110の各辺部に沿って吹出口120〜123が設けられている。これら吹出口120〜123は、幅方向に対して長手方向が極端に細長い矩形状をなし、4ヶ所設けられる。
【0016】
各吹出口120〜123は、ドレンパン25の外側面とハウジング21の側面部に取付けられる断熱材22との間の間隙に対向位置していて、それ自体が外方へ曲成される。
吹出口120〜123にはルーバー機構に連結されたルーバー150〜153がそれぞれ取付けられていて、化粧パネル100周辺の広い範囲に吹出し案内するようになっている。
【0017】
つぎに、上記フロートスイッチ28を含めた上記ドレンポンプ30の支持構造について説明する。
図3はドレンポンプ30の支持構造を表す斜視図、図4はその一部断面図、図5はポンプ支持機構35の取付けを説明する斜視図、図6はフロートスイッチ28が有る場合(A)と、無い場合(B)の組立てを表す平面図である。
【0018】
図5および図6(A)はフロートスイッチ28を省略している。図3ないし図6は、それぞれ組立て作業時の状態を示していて、組立て時の上下の関係は、実際に室内機本体20を天井裏に吊持した場合と逆になる。
さらに、図3および図4は同一方向から見ているので左右の関係が同一であるが、図5は逆方向から見ているので、図3、図4とは左右の関係が逆になっている。
【0019】
ハウジング21とともに室内機本体20を構成する断熱材22の一部で、上記熱交換器24の外周部と本体側面部との間に、本体天板部から下面開口部21aに向けて所定高さの支持用台座部29が一体に突設される。
この支持用台座部29の突出端面は断面略凹字状をなし、凹陥部を挟んだ両側に所定厚さの金属片を折曲加工した第1の取付け金具36と第2の取付け用金具37が露出している。
【0020】
第1、第2の取付け用金具36,37の大部分は断熱材22の射出成形時に金型内に固定されて埋設状態にあり、一端片部のみが支持用台座部29の端面に露出している。
台座部29端面に露出する第1の取付け用金具36の片部は、単純な細長い矩形状の平板で、両側部にねじ孔38が設けられる取付け部となっている。上記第2の取付け用金具37端部は同一面積の平板で、一側部のみねじ孔38が設けられ、他側部には切起し加工され板面と所定間隔を存して平行な引掛け爪40を備えている。
【0021】
一方、ドレンポンプ30はポンプ支持機構35に支持されている。このポンプ支持機構35は、金属薄板を略コ字状に折曲するとともに、折曲した左右の片部先端をさらに水平方向に折曲して、断面L字状に形成される脚部a,aを備えている。
略コ字状に折曲した片部のそれぞれ両側縁に沿って内側もしくは外側に片部が折曲され、これらで補強用片部bをなしている。ポンプ支持機構35の台面には複数の防振ゴム41が取付けられ、この上にドレンポンプ30が取付け支持される。
【0022】
すなわち、ドレンポンプ30はポンプ支持機構35の台面に直接取付けられるものではなく、複数の防振ゴム41を介して支持されるので、ドレンポンプの駆動にともなう振動の発生は極力阻止されるようになっている。
上記ドレンポンプ30は、防振ゴム41に取付けられる電動機部31と、この電動機部に連結される円筒状のポンプ部32とから構成される。ポンプ部32の中心軸に沿って吸込み口体33が突設され、周面には排水ホース50が接続される吐出口体34が設けられる。
【0023】
上記ポンプ支持機構35の一方の脚部aにスイッチ支持板39が取付けられていて、この折曲片部上に上記フロートスイッチ28が支持される。フロートスイッチ28はドレンポンプ30のポンプ部32と略同一高さ位置にあり、平面視で互いに並設状態となっている。
つぎに、ドレンポンプ30およびフロートスイッチ28を支持するポンプ支持機構35を室内機本体20に取付ける作業について説明する。
【0024】
特に図5に示すように、組立て作業時に上方に突出する支持用台座部29の端面に第1、第2の取付け用金具36,37の一片部をなす取付け部が露出している。そこで、ポンプ支持機構35の両脚部a,aを第1の取付け用金具36と第2の取付け用金具37上に載せて両脚部を取付け固定する。
具体的には、ポンプ支持機構35の脚部a,aを支持用台座部29に載せ、台座部上に沿って滑らす。そして、一方の脚部aを引掛け爪40との間に強制的に挿入する。
【0025】
すなわち、各取付け用金具36,37を断熱材22の金型内に位置させて埋め込み成形するので、断熱材の一部は引掛け爪40の切起し部分から突出し、ほとんど引掛け爪に接するよう盛り上がった状態になっている。
上記引掛け爪40と盛り上がった断熱材22部分との間に脚部aを強制に挿入することで、断熱材部分が圧潰変形する。結局は、脚部aが第2の取付け用金具37上に載るとともに、一部は引掛け爪40と断熱材22との間に挟持固定される。
【0026】
この状態で、脚部aに設けられる透孔42は、第2の取付け用金具37のねじ孔38と対向する。また、他方の脚部aは第1の取付け用金具36上に載り、ここに設けられる透孔42が取付け用金具のねじ孔38と対向する。
特に図6(A)に示すように、フロートスイッチ28が存在していない場合は、第1の取付け用金具36のねじ孔38に対向する透孔42が見えるとともに、第2の取付け用金具37のねじ孔38に対向する透孔42が見え、かつこの金具に設けられる引掛け爪40も見える。
【0027】
実際には図6(B)に示すように、ポンプ支持機構35にドレンポンプ30とともにフロートスイッチ28が並設された状態で取付けられ、引掛け爪40の部分のみフロートスイッチで遮蔽されて見えない。
これに対して他の3ヶ所の透孔42が見えるので、この状態での取付けねじ43の螺着作業は少しの支障もなく行える。引掛け爪40の部分は見えないが、単なる引掛け作業ですみ取付けねじ43を用いていないので、作業的に何らの支障もない。
【0028】
脚部aが引掛け爪40に対して掛止状態にあるか否かの判断は、一旦ポンプ支持機構35を持ち上げれば分かる。ポンプ支持機構35を持ち上げられない状態では脚部aが引掛け爪40に掛止され、持ち上げることができれば当然、脚部が引掛け爪に掛止されていない。
上記ポンプ支持機構35を支持用台座部29上の第1、第2の取付け用金具36,37に取付け固定したあと、ドレンソケット45を室内機本体20に取付け固定する。
【0029】
上記ドレンソケット45はフランジ部46を備えていて、ハウジング21外面に取付け具を介して取付けられる。フランジ部46の外面側に外部口体47が一体に突設され、屋外まで延出される図示しない排水ホースが接続される。
上記フランジ部46から内面側に内部口体が一体に突設されていて、ハウジング21に設けられる取付け用孔を貫通して室内機本体20内部に突出する。この内部口体とドレンポンプ30のポンプ部32に突設される吐出口体34との間に上記排水ホース50が接続される。
【0030】
このように構成された天井埋込型の空気調和機の室内機10において、送風機23が駆動されると室内空気が吸込みグリル111と吸込み口110を介して室内機本体20内に吸引される。熱交換空気は、熱交換器24に導かれ熱交換がなされた後、吹出口120〜123から室内側に吹出される。
上記熱交換器24の熱交換作用にともなってドレン水が生成され、そのまま流下する。ドレン水はドレンパン25によって受けられ集溜される。フロートスイッチ28は、ドレンパン25内のドレン水の水位を検出し、この水位が所定水位を越えたことを検知するとドレンポンプ30に駆動信号が送られる。
【0031】
ドレンポンプ30はドレン水を吸上げ、排水ホース50とドレンソケット45、および排水ホース50を介して屋外へ排出する。したがって、ドレンパン25に集溜されたドレン水がオーバーフローすることなく円滑に排水される。
なお、ドレンポンプ30を支持するポンプ支持機構35を室内機本体20に取付け固定するため、一部が断熱材22表面に露出するように第1、第2の取付け金具36,37を埋め込み形成した。したがって、各取付け金具36,37の断熱材22に対する取付け強度がすこぶる大となる。
【0032】
そして、ポンプ支持機構35の脚部aを強制的に差込むことにより断熱材22を部分的に圧潰変形させ、この断熱材変形部分との間で脚部aを挟持固定する引掛け爪40を備えた。したがって、比較的容易な作業で脚部aを確実に固定でき、長期の使用に亘っても緩みの発生がない。
ポンプ支持機構35の取付け固定にあたって、ドレンポンプ30と並設されるフロートスイッチ28で遮蔽され見えない部位は、引掛け爪40に対する掛止ですむようにしたので、作業的には何らの支障もなく円滑に行える。また、脚部aが引掛け爪40に掛止状態にあるか否かの判断も極く容易に行える。
【0033】
上記引掛け爪40以外の部位は取付けねじ43を用いてポンプ支持機構35の脚部aに取付け固定するが、この取付け部をフロートスイッチ28に遮蔽されない部位を選択して備えたので、作業的に何らの問題もない。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、比較的簡素な構成でありながら、ドレンポンプを支持するドレン支持機構を確実に取付け固定して、信頼性の向上を得られるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る天井埋込型の空気調和機の室内機を下面側から示す斜視図。
【図2】同実施の形態の、室内機本体の断面図。
【図3】同実施の形態の、フロートスイッチおよびドレンポンプの支持構造を表す斜視図。
【図4】同実施の形態の、フロートスイッチおよびドレンポンプの支持構造の一部断面図。
【図5】同実施の形態の、ポンプ支持機構の取付けを説明する斜視図。
【図6】同実施の形態の、フロートスイッチが有る場合と、無い場合の支持構造を表す平面図。
【符号の説明】
21…ハウジング(筐体)、
22…断熱材、
20…室内機本体、
24…熱交換器、
23…送風機、
25…ドレンパン、
28…フロートスイッチ、
30…ドレンポンプ、
a…脚部、
35…ポンプ支持機構、
43…取付けねじ、
36…第1の取付け用金具、
37…第2の取付け用金具、
40…引掛け爪。

Claims (2)

  1. 金属板を折曲加工してなる筐体および、この筐体内面に組み込まれる発泡スチロール材からなる断熱材とで構成され、被空調室の天井板開口部に嵌め込まれて天井裏に取付け固定される室内機本体と、
    この室内機本体内部に収容される熱交換器および送風機と、
    上記熱交換器の下端部を支持し、かつ熱交換作用にともない熱交換器で生成されるドレン水を受けて集溜するドレンパンと、
    このドレンパンに集溜されたドレン水の水位を検出するフロートスイッチおよび、このフロートスイッチの検知信号にもとづいて作動しドレン水を吸上げて屋外へ排出するドレンポンプとを具備し、
    上記ドレンポンプに一体的に取付けられ、L字状に折曲加工された脚部を有するポンプ支持機構と、
    上記断熱材に埋め込み形成されるとともに、断熱材表面に露出し上記ポンプ支持機構の一方の脚部が取付けねじを介して取付けられる取付け部および、断熱材から突出しポンプ支持機構の他方の脚部が差し込まれることにより圧潰した断熱材部分との間で上記脚部を挟持固定する引掛け爪を備えた取付け用金具と
    を具備したことを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 上記ドレンポンプに対して上記フロートスイッチが並設され、
    上記ポンプ支持機構の脚部を上記取付け用金具に取付ける際、取付け用金具の引掛け爪はフロートスイッチによって遮蔽される部位に位置し、上記取付けねじによる取付け部はフロートスイッチに遮蔽されない部位に位置するよう備えられることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内機。
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