JP3263505B2 - 天井埋込形空気調和機 - Google Patents

天井埋込形空気調和機

Info

Publication number
JP3263505B2
JP3263505B2 JP31170893A JP31170893A JP3263505B2 JP 3263505 B2 JP3263505 B2 JP 3263505B2 JP 31170893 A JP31170893 A JP 31170893A JP 31170893 A JP31170893 A JP 31170893A JP 3263505 B2 JP3263505 B2 JP 3263505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabinet
ceiling
air conditioner
metal
support plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31170893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07167451A (ja
Inventor
秀直 川合
英之 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP31170893A priority Critical patent/JP3263505B2/ja
Publication of JPH07167451A publication Critical patent/JPH07167451A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3263505B2 publication Critical patent/JP3263505B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天井埋込形空気調和機、
詳しくはそのキャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の天井埋込形空気調和機の側断面図
を図5に示す。天井100内に埋込まれたキャビネット
1の内部には熱交換器7、ドレンパン10、モータ5、
送風機6、導風板12等が内蔵されている。このキャビ
ネット1の下部に天井パネル8が装着され、その中央部
には吸込口3が形成され、この吸込口3に隣接してその
外側には吹出口4が形成されている。
【0003】キャビネット1は金属板を成形して構成さ
れたケース本体2とこれをインサート板金として、その
両面に断熱、結露防止、防音等のため発泡スチロールを
一体成形したインシュレーション14より成る。モータ
5、熱交換器7はケース本体2の天井面に図示しない熱
交換器支持金具、ねじ、ボルト等により固定、支持され
ている(インシュレーションの一体成形については、実
願平3−11088が提案されている)。
【0004】この空気調和機の運転時、図示しない室外
ユニットからの冷媒が熱交換器7を循環し、モータ5に
よって送風機6が駆動される。すると、室9内の室内空
気が吸込口3から吸込グリル11、フィルタ13を通
り、導風板12に案内されて送風機6に吸入されて付勢
される。そして、熱交換器7を流過する過程で冷却又は
加熱されることにより調和空気となって吹出口4から室
9内に図の矢印のように吹き出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和機
のキャビネットには解決すべき次の課題があった。
【0006】即ち、従来のキャビネット1は全体に金属
板製のケース本体2がインサートされているので重量が
過大となる不具合があった。特に本空気調和機は天井内
に設置されるので軽量化はユーザより強く求められてい
る。
【0007】なお、軽量化のためインサート板金である
ケース本体2を複数に分割することも考えられるがイン
サートされた各々の板金の位置決めなどの点で、キャビ
ネットの成形が困難となるため、実用化には至らない。
【0008】本発明は上記不具合解決のため、金属に代
えて樹脂を多用し、軽量な天井埋込形空気調和機を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として次の(1)〜(3)に記載の天井埋込形空気
調和機を提供しようとするものである。
【0010】(1).樹脂製のキャビネット内にファン
モータ、熱交換器を設置してなる天井埋込形空気調和機
において、前記キャビネットを強化プラスチック材のみ
の一体成形キャビネットとなすと共に、その天井面に金
属支持板を配設し、同金属支持板に前記ファンモータ及
び熱交換器を固定支持し、同金属支持板は前記キャビネ
ットにより支持されてなることを特徴とする天井埋込形
空気調和機。
【0011】(2).上記(1)記載の天井埋込形空気
調和機において、キャビネット内に、ファンへの導風板
を兼用し、少なくともその3個所以上に同キャビネット
の周壁の外面まで延長し、同キャビネットを支持するフ
ランジ部を有する金属製ホルダを設け、同金属製ホルダ
のフランジ部に空気調和機の吊り金具を設けてなること
を特徴とする天井埋込形空気調和機。
【0012】(3).上記(2)記載の天井埋込形空気
調和機において、金属製ホルダに設けられる導風口の口
径より前記金属支持板の外寸を大きくしたことを特徴と
する天井埋込形空気調和機。
【0013】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
【0014】(1).上記(1)の構成にあってはキャ
ビネットを強化プラスチック材のみの一体成形キャビネ
ットとし、その天井面に金属支持板を設けて、これに、
重量物であるファンモータ、熱交換器を固定支持し、同
金属支持板は前記キャビネットにより支持されるため、
全体に占める金属(高比重)割合が小さくなり、天井埋
込形空気調和機が軽量化する。
【0015】一方、重量物は金属支持板で支えるので強
度上の安全性は維持される。
【0016】(2).上記(2)の構成にあっては上記
(1)の構成のキャビネット内に、ファンへの導風板を
兼用し、少なくともその3個所以上に同キャビネットの
周壁の外面まで延長し、同キャビネットを支持するフラ
ンジ部を有する金属製ホルダを設け、同金属製ホルダの
フランジ部に空気調和機の吊り金具を設けるため、金属
製ホルダに空気調和機全体を載置した形で吊り下げるこ
とができ、各部材支持部等に強度上の無理が生じない。
【0017】(3).上記(3)の構成にあっては上記
(2)の構成の、金属製ホルダの導風板に設けられる導
風口の口径より、その上方にある金属支持板の外径寸法
を大きくしてあるため、仮りに火災等により強化プラス
チック材の部分が焼損しても、ファンモータ、熱交換器
等重量物を支持する金属支持板は導風口の径より外形が
大きいため吊り金具で支持される金属製ホルダ上に留ま
って落下することがなく、人等に危害が及ばない。
【0018】
【実施例】本発明の第1、第2実施例を図1〜図4によ
り説明する。なお、従来例ないしは先の実施例と同様の
構成部材には同符号を付し、必要ある場合を除き、説明
を省略する。
【0019】(第1実施例)請求項1に係る第1実施例
を図1、図2により説明する。
【0020】図1は本実施例の模式的側断面図、図2は
図1のA矢視図である。
【0021】両図において、20はエンジニアリングプ
ラスチック等の強化プラスチック材を低発砲、一体成形
して構成される樹脂製キャビネットで、その天井壁に金
属製支持板21が複数個数(図では4個)のボルト2
、ナット23により取付けられている。
【0022】そして、モータ5、熱交換器7等の重量物
は上記金属製支持板21に固定、支持される。即ち、モ
ータ5はその舌部5aにて複数個数(図では4個)のボ
ルト、ねじ25等にて取付けられる。熱交換器7は複数
個数(図では4個)の熱交換器支持金具15を介してボ
ルト、ねじ24等にて取付けられる。
【0023】その他の構成は図5に示す従来のものと同
様であり、対応する部材には同じ符号が付されている。
【0024】本実施例は上記のような構成を具えている
ので強化プラスチック材で一体成形された樹脂製キャビ
ネット20は従来のものと同等以上の筐体自身としての
強度、剛性、断熱性を有し、それによってモータ5、熱
交換器7等の重量物の支持強度を確保できるため、従
来、必要であったインサート板金(図5のケース本体
2)を除去することができ、大巾な軽量化が達成され
る。
【0025】(第2実施例)請求項2,3に係る第2実
施例を図3、図4により説明する。
【0026】図3は本実施例の模式的側断面図(図4の
C−C矢視断面に相当)、図4は図3のB−B矢視断面
図である。
【0027】両図において、22は導風板を兼ねる金属
製ホルダでその4隅は舌部22aを形成し、樹脂製キャ
ビネット20の周壁20aの外面まで延長され、ここで
図3に示すようにL字状に折り曲げられフランジ部22
bが形成される。このフランジ部22bに吊り金具16
が図示しないねじ等により固定される。
【0028】そして、樹脂製キャビネット20の周壁2
0aの部分が金属製ホルダ22の舌部22aの上、フラ
ンジ部22bの内側に挿入、支持され、図示しないねじ
等によりフランジ22bに固定される。
【0029】なお、金属製支持板21の外寸は、金属製
ホルダ22の空気吸込口22cの口径(D寸法)より大
きく構成されている。その他の構成は第1実施例と同様
である。
【0030】吊り金具16には図3に示すように室内の
天井(構造部)から、たとえば、2点鎖線で示すよう
に、下端にネジを有する吊り棒01が挿通され、上下を
ナット止めされる等して本実施例の空気調和機が支持さ
れる。
【0031】本実施例は上記のような構成を具えている
ので、樹脂製キャビネット20は第1実施例と同様、軽
量、高強度であると共に吊り金具16によって空気調和
機の建築スラブよりの吊り下げ支持強度を確保できる。
【0032】また、金属製支持板21と金属製ホルダ2
2は各々分離しているので、火災時においては、樹脂製
キャビネット20は消滅し、モータ5、熱交換器7等は
金属製支持板21ごと落下するが、金属製支持板21の
外寸は空気吸込口22cの口径(D寸法)より大きいの
で、これにて受け止められ室内に落下することはない。
即ち、従来例(図5)と同等以上の強度等を確保しなが
ら、軽量で、かつ、重量物であるモータ5、熱交換器7
等が焼け落ちて人等に危害を及ぼすことがないという利
点がある。
【0033】以上の通り、第1実施例によれば一体成形
した強化プラスチック材の樹脂製キャビネット20をキ
ャビネットの主要部とするので、金属製インサートを全
体的に有する従来例に比し、軽量、高強度の天井埋込形
空気調和機が得られるという利点がある。
【0034】また、第2実施例によれば、第1実施例の
構造に加え、外周に吊り金具16を有すると共に空気吸
込口22cがその上方の金属製支持板21より小さい金
属製ホルダ22で全体を支える構造とするので、万一、
火災等によって樹脂製キャビネット20が焼損しても、
モータ5、熱交換器7等の重量物を保持する金属製支持
板21は金属製ホルダ22上に留まり、人等の頭上に落
下する危険がないという利点がある。
【0035】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
【0036】即ち、請求項1の発明にあっては樹脂製キ
ャビネットは強化プラスチックの一体成形とすると共
に、その天井面には金属支持板を配設し、これにモー
タ、熱交換器等の重量物を固定支持し、同金属支持板は
前記キャビネットにより支持されるので従来品と同等以
上の筐体自身としての強度、剛性、断熱性及びモータ、
熱交換器等重量物の支持強度を確保しながら、従来必要
であったインサート板金を除去することができるため、
大巾な軽量化が可能となる。
【0037】また、請求項2,3の発明にあっては、請
求項1の構成に加え、キャビネット内に金属製支持板、
導風板を兼用した金属製ホルダを配設し、かつ、金属製
支持板の外寸を金属製ホルダの空気吸込口の口径より大
きい構成とするので、請求項1の効果に加え、火災時に
おける重量物落下防止機能が付加される。
【0038】即ち、軽くて安全な天井埋込形空気調和機
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の模式的側断面図、
【図2】図1のA矢視図、
【図3】本発明の第2実施例の模式的側断面図(図4の
C−C矢視断面に相当)、
【図4】図3のB−B矢視断面図、
【図5】従来例の側断面図である。
【符号の説明】
5 モータ 7 熱交換器 16 吊り金具 20 樹脂製キャビネット 20a 周壁 21 金属製支持板 22 金属製ホルダ 22b フランジ部 22c 空気吸込口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−2017(JP,U) 実開 平4−113827(JP,U) 実開 平4−110319(JP,U) 実開 昭60−96525(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 321 F24F 1/00 401 F24F 13/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製のキャビネット内にファンモー
    タ、熱交換器を設置してなる天井埋込形空気調和機にお
    いて、前記キャビネットを強化プラスチック材のみの一
    体成形キャビネットとなすと共に、その天井面に金属支
    持板を配設し、同金属支持板に前記ファンモータ及び熱
    交換器を固定支持し、同金属支持板は前記キャビネット
    により支持されてなることを特徴とする天井埋込形空気
    調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の天井埋込形空気調和機に
    おいて、キャビネット内に、ファンへの導風板を兼用
    し、少なくともその3個所以上に同キャビネットの周壁
    の外面まで延長し、同キャビネットを支持するフランジ
    部を有する金属製ホルダを設け、同金属製ホルダのフラ
    ンジ部に空気調和機の吊り金具を設けてなることを特徴
    とする天井埋込形空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の天井埋込形空気調和機に
    おいて、金属製ホルダに設けられる導風口の口径より前
    記金属支持板の外寸を大きくしたことを特徴とする天井
    埋込形空気調和機。
JP31170893A 1993-12-13 1993-12-13 天井埋込形空気調和機 Expired - Fee Related JP3263505B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31170893A JP3263505B2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 天井埋込形空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31170893A JP3263505B2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 天井埋込形空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07167451A JPH07167451A (ja) 1995-07-04
JP3263505B2 true JP3263505B2 (ja) 2002-03-04

Family

ID=18020515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31170893A Expired - Fee Related JP3263505B2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 天井埋込形空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3263505B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315625A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ブラケット、室内機ユニットおよび空気調和機

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442263B1 (ko) * 2002-01-03 2004-07-30 엘지전자 주식회사 천장형 공기조화기의 실내기 장착구조
KR101166384B1 (ko) * 2006-12-15 2012-07-23 삼성전자주식회사 천정형 공기조화기
JP6056996B1 (ja) * 2016-02-17 2017-01-11 積水ハウス株式会社 天井埋め込み装置の取付構造
CN107131631A (zh) * 2017-06-30 2017-09-05 美的集团股份有限公司 柜机底盘和空调器
KR102046399B1 (ko) * 2018-07-05 2019-11-19 엘지전자 주식회사 천장형 공기조화기
JP7374345B2 (ja) * 2020-11-27 2023-11-06 三菱電機株式会社 空気調和機の室内機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315625A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ブラケット、室内機ユニットおよび空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07167451A (ja) 1995-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3045159B2 (ja) 空気調和装置の室内機及び該室内機の据付構造
JP3263505B2 (ja) 天井埋込形空気調和機
JP2983871B2 (ja) 空気調和機
JP6849938B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP3080086B2 (ja) 空気調和機の据付具及び据付構造
JP3615366B2 (ja) 天吊型空気調和装置
JPS5950894B2 (ja) 壁掛型空気調和機
JP3188088B2 (ja) 空気調和機の室外ユニット
JP4417101B2 (ja) 天吊型空気調和装置
JP2004085001A (ja) 空気調和機の室内機
JP2001227771A (ja) 空気調和機
JPH0438974B2 (ja)
JP3229645B2 (ja) 風向変更装置
JP3596219B2 (ja) 空調用送風装置
JP2727736B2 (ja) 天井埋込形空気調和機
JP2005282956A (ja) 天井埋込型空気調和装置
JP2877048B2 (ja) 天井埋込形空気調和機
JPH09105551A (ja) 空気調和機
JP3717620B2 (ja) 空気調和機
JP3297837B2 (ja) 天井埋込形空気調和機
JPH0664025U (ja) 天井埋込形空気調和機
JPH0749290Y2 (ja) 天井設置形空気調和機
JPH0528425Y2 (ja)
JP2771736B2 (ja) 空気調和機
JP2911251B2 (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011127

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees