JP2001124364A - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

空気調和装置の室内機

Info

Publication number
JP2001124364A
JP2001124364A JP30794099A JP30794099A JP2001124364A JP 2001124364 A JP2001124364 A JP 2001124364A JP 30794099 A JP30794099 A JP 30794099A JP 30794099 A JP30794099 A JP 30794099A JP 2001124364 A JP2001124364 A JP 2001124364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain pump
casing
indoor unit
drain
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30794099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3674417B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Tanaka
俊行 田中
Makio Takeuchi
牧男 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP30794099A priority Critical patent/JP3674417B2/ja
Publication of JP2001124364A publication Critical patent/JP2001124364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3674417B2 publication Critical patent/JP3674417B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和装置の室内機において、ドレンポン
プで生じる振動を遮断しつつ、室内機の構成を簡素化し
て製造コストの低減を図る。 【解決手段】 いわゆる天井埋込カセット型の室内機
(10)では、ケーシング(20)内に発泡スチロール製の
断熱材(46)が設けられる。ドレンポンプ(50)は、取
付金具(60)と直接に締結される。また、取付金具(6
0)は、断熱材(46)にインサートされたインサート金
具(65)と直接に締結される。ドレンポンプ(50)で発
生した振動は、発泡スチロール製の断熱材(46)によっ
て減衰される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置の室
内機に関し、特にドレンポンプの取り付け構造に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置の室内機は、熱交換器やフ
ァン等の構成機器をケーシングに収納して構成されるの
が一般的である。また、上記室内機としては、特開平6
−341659号公報に開示されているような天井埋込
型のものや、特開平11−118179号公報に開示さ
れているような天井吊下型のものが知られている。この
種の室内機には、ドレンポンプが設けられているのが通
常である。即ち、冷房時に熱交換器で生じるドレン水を
ドレンパン等に受け、溜まったドレン水をドレンポンプ
で排出するようにしている。
【0003】上記室内機においては、ドレンポンプをケ
ーシングにボルト等で締結して設置している。しかしな
がら、ドレンポンプを駆動すると振動が発生する。従っ
て、ドレンポンプとケーシングを直接に締結すると、ド
レンポンプの振動がケーシングに伝播して増幅され、騒
音の原因となるという問題が生じる。これに対し、従来
は、ドレンポンプとケーシングとの間に防振用のゴム製
部材を設け、ドレンポンプの振動を遮断してケーシング
に伝播しないようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ものでは、ドレンポンプの振動を遮断するために防振用
のゴム製部材を別途設ける必要がある。一方、ドレンポ
ンプは、室内機のケーシング内において、温度調節され
た後の空気が流通する箇所に設置されるのが一般的であ
る。従って、ドレンポンプ付近のケーシングの内側面に
は、発泡スチロール(発泡ポリスチレン)等から成る断
熱材が設置されているのが通常である。即ち、ケーシン
グに対しては、断熱材を取り付けた上で、更に防振用の
部材を介してドレンポンプを取り付けなければならなか
った。このため、室内機の構成が複雑化し、更には部品
点数の増加によって製造コストが増大するという問題が
あった。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ドレンポンプで生じ
る振動を遮断しつつ、室内機の構成を簡素化して製造コ
ストの低減を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が講じた第1の解
決手段は、熱交換器(40)と、該熱交換器(40)で生じ
たドレン水(Dw)を排出するためのドレンポンプ(50)
とがケーシング(20)に収納されている空気調和装置の
室内機を対象としている。そして、ケーシング(20)内
に設置された断熱材(46)と、該断熱材(46)にインサ
ートされたインサート金具(65)とを設け、上記ドレン
ポンプ(50)は、該ドレンポンプ(50)で生じる振動が
断熱材(46)によって遮断されるようにインサート金具
(65)に取り付けられるものである。
【0007】本発明が講じた第2の解決手段は、上記第
1の解決手段において、ドレンポンプ(50)は、インサ
ート金具(65)に対して直接に取り付けられるものであ
る。
【0008】本発明が講じた第3の解決手段は、上記第
1の解決手段において、ドレンポンプ(50)は、取付部
材(60)を介してインサート金具(65)に取り付けられ
るものである。
【0009】−作用− 上記第1の解決手段では、ケーシング(20)に熱交換器
(40)やドレンポンプ(50)等の構成機器を収納して室
内機(10)が構成される。また、ケーシング(20)に
は、冷房時の熱侵入や暖房時の放熱によるロスを低減す
るため、断熱材(46)が設けられている。冷房時には熱
交換器(40)において空気を冷却するが、空気を冷却す
ると空気中の水分が凝縮してドレン水(Dw)が生じる。
このドレン水(Dw)は、ドレンポンプ(50)によって室
内機(10)の外へ排出される。
【0010】上記ドレンポンプ(50)は、断熱材(46)
にインサートされたインサート金具(65)に取り付けら
れている。つまり、インサート金具(65)が断熱材(4
6)を成形する際に予め埋め込まれており、この断熱材
(46)に埋め込まれたインサート金具(65)に対してド
レンポンプ(50)が取付固定される。ここで、断熱材
(46)は、発泡スチロール等のような比較的柔軟な材料
によって構成されるのが一般的である。従って、ドレン
ポンプ(50)で振動が発生しても、この振動は断熱材
(46)によって減衰されてケーシング(20)に伝播する
ことはない。
【0011】上記第2の解決手段では、ドレンポンプ
(50)がインサート金具(65)に直接取り付けられる。
即ち、ドレンポンプ(50)とインサート金具(65)の間
には、何らの部材も介設されない。
【0012】上記第3の解決手段では、ドレンポンプ
(50)が取付部材(60)を介してインサート金具(65)
に取り付けられる。即ち、ドレンポンプ(50)が取付部
材(60)に結合され、このドレンポンプ(50)と結合さ
れた取付部材(60)がインサート金具(65)に結合され
る。
【0013】
【発明の効果】上記の解決手段によれば、ドレンポンプ
(50)で発生した振動を断熱材(46)で減衰させること
ができ、ドレンポンプ(50)の振動がケーシング(20)
に伝播して騒音を生じさせるという事態を回避すること
ができる。つまり、熱侵入や放熱によるロスを低減する
ために設置されている断熱材(46)を、ドレンポンプ
(50)からの振動を遮断するためにも利用することが可
能となる。このため、従来のようにドレンポンプ(50)
とケーシング(20)の間に防振用のゴム部材を設ける必
要がなくなる。この結果、部品点数を削減して室内機
(10)の構成の簡素化を図り、製造コストを削減するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0015】図1及び図2に示すように、本実施形態に
係る空気調和装置の室内機(10)は、いわゆる天井埋込
カセット型に構成されている。具体的に、上記室内機
(10)は、矩形容器状のケーシング(20)に熱交換器
(40)、ファン(30)、ドレンポンプ(50)等を収納し
て構成されている。この室内機(10)は、天井(90)に
開口する設置用開口(91)に挿入されると共に、ケーシ
ング(20)の四隅の設置金具(24)と係合する吊り金具
(図外)によって上方より吊り下げ固定されている。
【0016】上記ケーシング(20)は、本体ケーシング
(21)と、化粧パネル(25)とによって構成されてい
る。
【0017】上記本体ケーシング(21)は、底面が開口
する容器状に形成されている。具体的に、本体ケーシン
グ(21)は、正方形の四隅を切り欠いた形状に形成され
た天板(22)と、該天板(22)の外縁部から下方へ延び
る側板(23)とによって構成されている。この本体ケー
シング(21)の四隅には、設置金具(24)が一つずつ設
けられている。
【0018】上記本体ケーシング(21)の内部には、発
泡スチロール(発泡ポリスチレン)から成る断熱材(4
6)が設けられている。この断熱材(46)は、側板(2
3)の内側面に沿って設けられると共に、天板(22)の
外縁部付近における内側面に沿っても設けられている。
この断熱材(46)は、熱交換器(40)で冷却され又は加
熱された空気が本体ケーシング(21)に直接接触するの
を防ぎ、熱侵入や放熱によるロスを低減するようにして
いる。
【0019】上記化粧パネル(25)は、略正方形の板状
に形成されている。この化粧パネル(25)には、1つの
吸込口(26)と、4つの吹出口(27)とが形成されてい
る。吸込口(26)は、化粧パネル(25)の中央部に位置
して正方形状に開口している。吹出口(27)は、吸込口
(26)のすぐ外側に位置して長方形状に開口している。
また、吹出口(27)は、吸込口(26)の各辺に沿って1
つずつ形成されている。
【0020】上記ケーシング(20)は、本体ケーシング
(21)に対し、本体ケーシング(21)の底面を覆うよう
に化粧パネル(25)を取り付けて構成されている。この
ケーシング(20)の内部には、吸込口(26)から各吹出
口(27)へと連通する空気通路(29)が形成されてい
る。一方、吸込口(26)には、その全面に亘ってエアフ
ィルタ(28)が設けられている。このエアフィルタ(2
8)は、吸込口(26)へ吸い込まれる室内空気からほこ
り等の浮遊物を除去する。
【0021】上記ファン(30)は、シュラウド(31)と
ハブ(32)との間にブレード(33)が保持されて成る、
いわゆるターボファンに構成されている。ファン(30)
のハブ(32)には、ファンモータ(34)の駆動軸が挿入
固定されている。このファン(30)は、ファンモータ
(34)が本体ケーシング(21)の天板(22)に下面側か
ら取り付けられることによって、本体ケーシング(21)
の内部における中央部に配置されている。そして、ファ
ン(30)は、ファンモータ(34)によって回転駆動さ
れ、下方から吸引した空気を側方へ吹き出すように構成
されている。
【0022】ファン(30)の下方には、ベルマウス(3
5)が設けられている。このベルマウス(35)は、吸込
口(26)から空気通路(29)に流入した室内空気をファ
ン(30)へと案内するものである。
【0023】上記熱交換器(40)は、多数のプレート状
のフィンに伝熱管が貫通して設けられるいわゆるクロス
フィン熱交換器に構成されている。この熱交換器(40)
は、平面視矩形状の筒状に形成されており(図1参
照)、上記ファン(30)の周囲を囲うように設置されて
いる。また、熱交換器(40)は、液冷媒が流れる液配管
(41)及びガス冷媒が流れるガス配管(42)を介して、
図外の室外機と接続されている。この熱交換器(40)
は、室内熱交換器を構成すると共に、図外の圧縮機や室
外熱交換器等と配管接続されて蒸気圧縮式冷凍サイクル
を行う冷媒回路を構成している。
【0024】上記熱交換器(40)の下方には、ドレンパ
ン(45)が設けられている(図2参照)。このドレンパ
ン(45)は、冷房時に熱交換器(40)で生成したドレン
水(Dw)を受けるためのものである。
【0025】上記ドレンポンプ(50)は、ドレンパン
(45)に溜まったドレン水(Dw)を室内機(10)の外部
へ排出するためのものである。このドレンポンプ(50)
は、ケーシング(20)内における隅角部に設置されてい
る(図1参照)。つまり、ドレンポンプ(50)は、空気
通路(29)における熱交換器(40)の下流側に設置され
ている。
【0026】図3及び図4に示すように、ドレンポンプ
(50)は、ポンプ本体(51)と駆動モータ(56)とを備
えている。ポンプ本体(51)は、中空円板状のハウジン
グ(52)にインペラ(53)を収納して構成されている。
ハウジング(52)の中央部は下方に突出しており、その
先端に吸入口(54)が開口している。また、ハウジング
(52)には、側方に向かって突出する吐出ポート(55)
が形成されている。一方、インペラ(53)には、駆動モ
ータ(56)の駆動軸が連結されている。つまり、駆動モ
ータ(56)は、その軸方向が上下方向となる姿勢で設置
されている。この駆動モータ(56)に通電するとインペ
ラ(53)が回転駆動され、ドレンパン(45)に溜まった
ドレン水(Dw)が吸入口(54)から吸い込まれて吐出ポ
ート(55)から吐出される。
【0027】上記ポンプ本体(51)の吐出ポート(55)
には、ドレンホース(70)が接続されている。このドレ
ンホース(70)は、室内機(10)のケーシング(20)の
外に延びている。ドレンポンプ(50)の吐出ポート(5
5)から吐出されたドレン水(Dw)は、ドレンホース(7
0)を通じてケーシング(20)の外部へ排出される。
【0028】上記ドレンポンプ(50)は、ドレンポンプ
(50)の上方の断熱材(46)にインサートされたインサ
ート金具(65)に対し、取付部材である取付金具(60)
を介して固定されている。インサート金具(65)及び取
付金具(60)は、鉄板を板金加工によって所定形状に形
成したものである。この、インサート金具(65)は、断
熱材(46)を成形する際に該断熱材(46)に埋め込まれ
ている。また、取付金具(60)は、本体部分(61)と一
対の側板部分(62)とによって構成されている。
【0029】取付金具(60)の本体部分(61)は、溝形
を下向きに伏せたような形状で、更にその溝形の下端を
外側へ折り曲げたような形状とされている(図3参
照)。この本体部分(61)は、ドレンポンプ(50)の駆
動モータ(56)の上方、即ち、駆動モータ(56)の端面
側に位置している。一方、取付金具(60)の側板部分
(62)は、本体部分(61)における下端の側部に連続し
て各側部から下方に向かって延びる形状とされ、駆動モ
ータ(56)を挟んで互いに対向する姿勢で形成されてい
る(図3参照)。この側板部分(62)は、ドレンポンプ
(50)の駆動モータ(56)の側方に位置している。従っ
て、ドレンポンプ(50)の駆動モータ(56)は、その上
端側が取付金具(60)の本体部分(61)によって囲わ
れ、その側面側が取付金具(60)の側板部分(62)によ
って囲われる。
【0030】上述のように、ドレンポンプ(50)は、イ
ンサート金具(65)に対し、取付金具(60)を介して固
定されている。具体的に、ドレンポンプ(50)の駆動モ
ータ(56)と一体に形成されたステー(57)が、取付金
具(60)の本体部分(61)に対し、ビス(63)によって
直接に締結されている。更に、取付金具(60)は、イン
サート金具(65)に対し、ビス(66)によって直接に締
結されている。
【0031】また、上記取付金具(60)は、フロートス
イッチ(71)を固定するための部材をも兼ねている。こ
のフロートスイッチ(71)は、ドレンパン(45)からド
レン水(Dw)が溢れるのを防止するために設置されてい
る。つまり、ドレンポンプ(50)が故障してドレン水
(Dw)が排水されなくなるとドレンパン(45)にドレン
水(Dw)が溜まり込んでゆくが、ドレン水(Dw)の水位
がある程度に達するとフロートスイッチ(71)が作動
し、室内機(10)の運転を停止させる等の措置が講じら
れる。
【0032】−運転動作− 室内機(10)の空調運転動作について説明する。
【0033】ファンモータ(34)によってファン(30)
を回転駆動すると、室内空気が吸込口(26)からケーシ
ング(20)内に吸い込まれて空気通路(29)を流れる。
ケーシング(20)内に吸い込まれた室内空気は、エアフ
ィルタ(28)において該室内空気中のほこり等の浮遊物
を除去される。その後、室内空気は、ベルマウス(35)
を通ってファン(30)の内部へ流入し、ファン(30)の
側方へと吹き出される。ファン(30)から吹き出された
室内空気は、熱交換器(40)へと流れる。
【0034】熱交換器(40)には、冷媒回路の冷媒が流
通している。この熱交換器(40)では、室内空気と冷媒
回路の冷媒とが熱交換を行う。つまり、冷房運転時に
は、熱交換器(40)において冷媒が室内空気から吸熱し
て蒸発し、室内空気が冷却されて低温の調和空気が生成
する。一方、暖房運転時には、熱交換器(40)において
冷媒が室内空気に対して放熱して凝縮し、室内空気が加
熱されて高温の調和空気が生成する。熱交換器(40)に
おいて生成した調和空気は、空気通路(29)を通って吹
出口(27)から室内へと吹き出される。
【0035】冷房運転時には、熱交換器(40)において
室内空気を冷却するが、その際、室内空気に含まれる水
分が凝縮してドレン水(Dw)が生じる。このドレン水
(Dw)は、熱交換器(40)の下方に配置されたドレンパ
ン(45)に溜まってゆく。ドレンパン(45)に溜まった
ドレン水(Dw)は、ドレンポンプ(50)によって排出さ
れる。つまり、ドレン水(Dw)は、ドレンポンプ(50)
によって吸引され、ドレンホース(70)を通じて外部に
排出される。
【0036】このドレンポンプ(50)を運転すると、駆
動モータ(56)やインペラ(53)の回転運動に伴って振
動が発生する。上述のように、ドレンポンプ(50)は取
付金具(60)と直接締結され、更に取付金具(60)はイ
ンサート金具(65)と直接締結されている。このため、
ドレンポンプ(50)で発生した振動は、取付金具(60)
を通してインサート金具(65)まで伝播する。しかしな
がら、インサート金具(65)は、発泡スチロール製の断
熱材(46)に埋め込まれている。従って、ドレンポンプ
(50)からインサート金具(65)に伝播した振動は、断
熱材(46)によって減衰されてケーシング(20)にまで
は到達しない。
【0037】−実施形態の効果− 本実施形態によれば、ドレンポンプ(50)で発生した振
動を発泡スチロール製の断熱材(46)で減衰させること
ができ、ドレンポンプ(50)の振動がケーシング(20)
に伝播して騒音を生じさせるという事態を回避すること
ができる。つまり、熱侵入や放熱によるロスを低減する
ために設置されている断熱材(46)を、ドレンポンプ
(50)からの振動を遮断するためにも利用することが可
能となる。このため、従来のようにドレンポンプ(50)
とケーシング(20)の間に防振用のゴム部材を設ける必
要がなくなる。この結果、部品点数を削減して室内機
(10)の構成の簡素化を図り、製造コストを削減するこ
とができる。
【0038】また、上記ドレンポンプ(50)が、その上
方及び両側方の三方を断熱材(46)で囲まれた位置に設
置されている。しかしながら、本実施形態では、ドレン
ポンプ(50)の駆動モータ(56)と、この駆動モータ
(56)に近接する断熱材(46)との間は、取付金具(6
0)によって遮られている。従って、ショート等の万一
のトラブルによって駆動モータ(56)から火花が飛散し
たような場合であっても、この火花は取付金具(60)に
よって遮られる。このため、駆動モータ(56)のトラブ
ルに起因して可燃物である発泡スチロール製の断熱材
(46)に引火するという事態を回避するための手段とし
て、取付金具(60)を利用することが可能となる。
【0039】−実施形態の変形例− 上記実施形態では、ドレンポンプ(50)を設置する際
に、取付金具(60)を介してインサート金具(65)と結
合するようにしている。これに対し、取付金具(60)を
介設せずに、ドレンポンプ(50)とインサート金具(6
5)とを直接締結するようにしてもよい。つまり、駆動
モータ(56)と一体のステー(57)をビス等によってイ
ンサート金具(65)に直接取り付けるようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る室内機を上方から見た概略断面
図である。
【図2】図1におけるA−A断面を示す概略断面図であ
る。
【図3】図1におけるB−B断面を示す要部の概略断面
図である。
【図4】図3におけるC−C断面を示す要部の概略断面
図である。
【符号の説明】
(10) 室内機 (20) ケーシング (40) 熱交換器 (46) 断熱材 (50) ドレンポンプ (60) 取付金具(取付部材) (65) インサート金具 (Dw) ドレン水

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器(40)と、該熱交換器(40)で
    生じたドレン水(Dw)を排出するためのドレンポンプ
    (50)とがケーシング(20)に収納されている空気調和
    装置の室内機であって、 ケーシング(20)内に設置された断熱材(46)と、該断
    熱材(46)にインサートされたインサート金具(65)と
    を備え、 上記ドレンポンプ(50)は、該ドレンポンプ(50)で生
    じる振動が断熱材(46)によって遮断されるようにイン
    サート金具(65)に取り付けられている空気調和装置の
    室内機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和装置の室内機に
    おいて、 ドレンポンプ(50)は、インサート金具(65)に対して
    直接に取り付けられている空気調和装置の室内機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の空気調和装置の室内機に
    おいて、 ドレンポンプ(50)は、取付部材(60)を介してインサ
    ート金具(65)に取り付けられている空気調和装置の室
    内機。
JP30794099A 1999-10-29 1999-10-29 空気調和装置の室内機 Expired - Fee Related JP3674417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30794099A JP3674417B2 (ja) 1999-10-29 1999-10-29 空気調和装置の室内機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30794099A JP3674417B2 (ja) 1999-10-29 1999-10-29 空気調和装置の室内機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001124364A true JP2001124364A (ja) 2001-05-11
JP3674417B2 JP3674417B2 (ja) 2005-07-20

Family

ID=17975016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30794099A Expired - Fee Related JP3674417B2 (ja) 1999-10-29 1999-10-29 空気調和装置の室内機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3674417B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004085001A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Advanced Kucho Kaihatsu Center Kk 空気調和機の室内機
JP2008057794A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット
JP2011080761A (ja) * 2011-01-27 2011-04-21 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット
JP2011231974A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Daikin Industries Ltd ドレンパン及び室内機
JP2012017980A (ja) * 2011-10-26 2012-01-26 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット
JP2012017981A (ja) * 2011-10-26 2012-01-26 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット
JP2012042206A (ja) * 2011-10-26 2012-03-01 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット
JP2013160494A (ja) * 2012-02-09 2013-08-19 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯機
JP2013224819A (ja) * 2013-06-13 2013-10-31 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット及びこのユニットを備えたユニット本体及び貯湯タンク用断熱成形体。
KR101419946B1 (ko) * 2008-03-03 2014-08-13 엘지전자 주식회사 공기조화기 실내기의 펌프조립체

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004085001A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Advanced Kucho Kaihatsu Center Kk 空気調和機の室内機
JP2008057794A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット
KR101419946B1 (ko) * 2008-03-03 2014-08-13 엘지전자 주식회사 공기조화기 실내기의 펌프조립체
JP2011231974A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Daikin Industries Ltd ドレンパン及び室内機
JP2011080761A (ja) * 2011-01-27 2011-04-21 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット
JP2012017980A (ja) * 2011-10-26 2012-01-26 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット
JP2012017981A (ja) * 2011-10-26 2012-01-26 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット
JP2012042206A (ja) * 2011-10-26 2012-03-01 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット
JP2013160494A (ja) * 2012-02-09 2013-08-19 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯機
JP2013224819A (ja) * 2013-06-13 2013-10-31 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット及びこのユニットを備えたユニット本体及び貯湯タンク用断熱成形体。

Also Published As

Publication number Publication date
JP3674417B2 (ja) 2005-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960010633B1 (ko) 공기조화기
US6745589B2 (en) Single-package air conditioner
JP7481489B2 (ja) 冷媒漏洩センサを有する冷媒回路を備えるヒートポンプのための天井設置型空気調和ユニット
JP6828458B2 (ja) 天井埋込型空気調和機
JP2001124364A (ja) 空気調和装置の室内機
KR100867467B1 (ko) 공기조화기의 진동방지구조
EP1780473B1 (en) Air conditioner
JP3438678B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP5123018B2 (ja) 空調装置
JP2000046362A (ja) 天井カセット形空気調和機
JP2001193957A (ja) 空気調和機
KR101419941B1 (ko) 천장형 공기 조화기의 실내기
JP2018119713A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP2011231974A (ja) ドレンパン及び室内機
JP2008190724A (ja) 床置型空気調和装置
JP2002277044A (ja) 床置型空気調和装置
KR20050064963A (ko) 덕트형 공기조화기의 배관 지지구조
JP3151334B2 (ja) 空気調和機
JP2004278982A (ja) 空気調和機
KR100611494B1 (ko) 천장형 공기조화기
JP7196284B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
KR100360423B1 (ko) 천정카세트형 공기조화기
JPH06117673A (ja) 空調換気扇
JP3063743B2 (ja) 空気調和機
KR100518416B1 (ko) 공기조화기의 실내기

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050418

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080513

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees