JP3250957B2 - 天井埋込み形空気調和機 - Google Patents

天井埋込み形空気調和機

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JP3250957B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井埋込み形空気
調和機に係り、特に筺体構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に用いられる空気調和機の室内ユ
ニットは、いわゆる壁掛け形と呼ばれていて、被空調室
壁面に取付けるようになっているが、この場合は、部屋
内への突出感および存在感に影響がある。
【0003】そこで、室内への突出感および存在感が全
くなく、しかも据付け工事が比較的少なくてすむ、天井
埋込み形空気調和機が多用される傾向にある。この種の
天井埋込み形空気調和機は、天井あるいは天井近くに埋
設され、室内に開口する開口部を有するとともに内部に
熱交換器と送風機とが配置される。上記開口部は、吸込
み口と吹出し口を備えた化粧パネルで閉成される。上記
吹出し口には風向案内板である吹出しグリルが設けられ
ていて、吹出し方向の設定が任意にできるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
天井埋込み形空気調和機を構成する筺体は、従来より、
ある程度の強度を確保するため板厚が0.7〜1.2mm
程度の板金製がほとんどであった。
【0005】筺体内には、熱交換器、ファンとファンモ
ータおよび軸受具からなる送風機、ドレンポンプ、電気
部品などが収容される。これら部品を筺体に取付固定す
る固定具が、板金、モールド、発泡スチロールなどで製
作され、板金製筺体にスポット溶接や、ねじ止めあるい
はクリップ止めなどで取付けられる。
【0006】しかるに、この種の板金製筺体から構成さ
れる空気調和機では、以下に述べるような問題がある。
すなわち、板金を使用しているため筺体重量が極めて大
になってしまう。筺体は複数の構成部品から組立てら
れ、その上、多くの固定具などが必要で、部品点数とそ
の種類が多くなる。
【0007】上記固定具などを筺体に取付けるために、
スポット溶接などの手段が必要で組立て工数が高くなっ
てしまう。筺体の角部が角張っていて運搬がし難い。筺
体側縁に沿ってバリが出易く、据付け作業に危険をとも
なう。
【0008】本発明は上記事情にもとづきなされたもの
であり、その目的とするところは、筺体の剛性を確保し
た上、軽量化をなし、さらに部品数の低減と、据付け作
業性の容易化を図れる天井埋込み形空気調和機を提供し
ようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
本発明の天井埋込み形空気調和機は、室内の天井あるい
は天井近くに埋設され、室内に開口する開口部を有し、
この開口部を化粧カバーで閉成するとともに内部に熱交
換器と送風機とが配置される筺体を具備した天井埋込み
形空気調和機において、上記筺体は、天面部と側面部と
から構成されるとともに、合成樹脂材にて一体成形さ
れ、かつ上記開口部の外周縁に沿って中空成形された肉
厚部が設けられる。
【0010】さらに、上記筺体の側面部は、吊込みガイ
ド部が一体に突設され、この吊込みガイド部側縁と上記
側面部側縁とに亘って補強リブが設けられ、この補強リ
ブと側面部との接線に沿って中空成形された肉厚部が設
けられる。
【0011】さらに、上記筺体は、上記熱交換器など収
容部品を取付固定するための固定部が一体成形され、そ
の固定部の根元部に沿って中空成形された肉厚部が設け
られる。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】上述の課題を解決する手段を採用すること
より、軽量で、かつ剛性の高い筺体となり、部品点数
の減少と組立て性の向上を得るとともに据付け性が良好
化し、運搬や、搬入も容易化する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を、図面にもとづいて説明する。図1に示す、図中1は
被空調室Rの天井Aに埋込まれた後述する筺体である。
この筺体1の天井A対向面は開口しており、この開口部
2は化粧カバー3で閉成される。
【0019】上記化粧パネル3には、吸込み口4と吹出
し口5とが設けられていて、被空調室Rに対して開口し
ている。上記筺体1内には、上記吸込み口4に対向する
位置に、熱交換器6が斜めに向けて配置される。上記吹
出し口5に対向する位置に、横流ファン(送風機)7が
配置される。この横流ファン7は、破線で示すファンモ
ータ7Mによって作動し、上記吸込み口4から被空調室
空気を筺体1内に吸込み、上記室内熱交換器6を通過さ
せたあと、上記吹出し口5に流通させるようになってい
る。
【0020】また、この吸込み口4には、上下ルーバ機
構8と、左右ルーバ機構9とが配設されている。上下ル
ーバ機構8には、幅方向の一端部を揺動自在に支持され
吹出し口5を開閉する上下ルーバ10と、この上下ルー
バ10を揺動駆動する駆動モータ10Mとを有する。
【0021】上下ルーバ10は、幅方向の他端部が吹出
し口5の縁部よりも外側にあり、実線に示すように若干
量の開放で吹出し空気を天井A面とほぼ平行に吹出し案
内でき、あるいは二点鎖線で示すように回動して吹出し
空気を斜め下方に案内できるようになっている。
【0022】上記左右ルーバ機構9は、複数本の軸によ
って揺動自在に支持された複数の左右ルーバ11と、こ
の左右ルーバを左右方向に揺動駆動する駆動モータ11
Mとからなる。
【0023】以上述べた各電動部品は、全て制御装置1
2に電気的に接続されていて、ここからの制御信号にも
とづいて制御されるようになっている。つぎに、上記筺
体1について、図2ないし図8にもとづいて詳述する。
【0024】上記筺体1は、合成樹脂材から成形され、
かつ難燃性の高い材料が選択される。具体的には、AB
S樹脂や、PS樹脂などのモールド樹脂材が用いられて
いて、たとえばハニカム構造、またはリボン状・フルー
ト状に加工したものを接着し、一体パネル化してある。
筺体1の板厚は、全ての部位において、2mm以上は必要
である。
【0025】筺体1の室内対向面である、図における下
面側は開口部2となっていることは上述の通りであり、
このほか天面部13と側面部14とを備えている。上記
天面部13は、上記熱交換器6を取付固定するための固
定部15や、上記横流ファン7を支持する支持部16お
よび横流ファン7で送風される風を案内する通風案内部
17が一体に設けられる。
【0026】天面部13の外面側は、両側部が開口し、
断面コ字状に形成された天面カバー18によって覆われ
る。上記側面部14は、天面カバー18の開口する両側
部を閉成し、かつ一体に連結成形される。
【0027】そして、強度上の必要部分は、肉厚部20
となっている。この肉厚部20は、特に図5に示すよう
に、角部aの内側に、それぞれの面に平行な面b,cが
形成されていて、これらの平行面b,cもまた端縁相互
が一体に接合された小角部となっている。そして、これ
ら面によって囲繞される中空部dを備えていて、肉厚部
20は中空成形されてなる。
【0028】このような肉厚部20は、図2ないし図4
に示すように、上記開口部2の外周縁に沿って設けられ
る。さらに、上記肉厚部20は、天面部13と側面部1
4との接線に沿って設けられる。そして、上記天面部1
3の内面側で、固定部15や、支持部16および通風案
内部17の、それぞれの根元部に沿って肉厚部20が設
けられる。
【0029】筺体1の両側面部14で、かつ左右両側に
対向する部位には、吊込みガイド部21が一体に突設さ
れる。この吊込みガイド部21は、図6に拡大して示す
ように、側面部14から水平に突出していて、その先端
縁から突出基端の手前側まで切欠部22が設けられる。
【0030】そして、吊込みガイド部21の両側縁と側
面部14とに亘って三角状の補強リブ23,23が一体
に設けられ、この補強リブ23の側縁と側面部14との
接線に沿って、L字状に肉厚部20が設けられる。
【0031】上記筺体側面部14に対して、天面部13
および天面カバー18は、互いにR状に連結される。特
に図2に示すように、筺体1の長手方向に沿う両側に形
成されるRa部の半径RL は、筺体1の短手方向に沿う
両側に形成されるRb部の半径RS よりも大となるよう
設定される。
【0032】上記筺体側面部14で、かつ開口部2の外
側縁に、上記化粧カバー3の取付け用としての化粧カバ
ー取付部24が一体に突設される。この化粧カバー取付
部24は、特に図7に示すようにナット25が嵌め込ま
れている。
【0033】あるいは図8に示すように、樹脂内にナッ
ト25がインサート成形された化粧カバー取付部24A
であってもよい。再び図2および図3に示すように、上
記天面カバー18には、天面18aと両側面18bとに
手掛け部26,27が一体に設けられる。天面18a側
の手掛け部26は、板状のものが折り曲げ形成され、側
面18b側の手掛け部27は、丸棒状のものが折り曲げ
形成されてなる。
【0034】このようにして構成される筺体1であっ
て、上記吊込みガイド部21に吊りボルト28を介して
天井部29に吊り下げられる。筺体1を合成樹脂材で成
形することにより、安価で軽重量になり、高強度を得る
とともに振動による騒音を小さくできる。
【0035】樹脂製の筺体1は、従来の板金製のものと
比較すると強度的に劣ることは避けられない。そこで、
強度の必要とする部分は全て肉厚部20として、強度確
保を図る。肉厚部20は中空成形しているから、重量増
大の影響が少なくてすみ、剛性増大を得る。
【0036】筺体1は、室内対向面が開口しているの
で、この開口部2周縁が強度的に弱い。そこで、開口部
2の外周縁に沿って肉厚部20を備えることにより、強
度不足を解消できる。そのため、合成樹脂製の筐体1に
おける開口部2でありながら、開口形状と開口寸法を正
確に維持でき、この開口部2に対する化粧カバー3の取
付けが確実になり組立て性の向上につなげられる。
【0037】筺体1は、天井部29に吊りボルト28を
介して吊り下げられる。したがって、吊りボルト28に
よって直接吊り下げられる吊込みガイド部21の根元部
に集中して応力がかかるが、ここでは根元部を肉厚部2
0としたので、吊込みガイド部21の強度を保てる。
のため、合成樹脂製の筐体1に一体に設けられる吊込み
ガイド部21でありながら、全ての吊込みガイド部の位
置を正確に出すことができ、据付け作業が正確かつ能率
よく行えることとなり、据付け性がよい。
【0038】また、本発明によれば、従来の吊込みガイ
ド具のように板金製であって、板金製の筺体に溶接など
の手段で取付固定するような手間が削減され、工数の低
減に寄与する。
【0039】筺体1内には熱交換器6や横流ファン(送
風機)7などが配置されていて、上記熱交換器6を取付
固定するための固定部15や、上記横流ファン7を支持
する支持部16および横流ファン7で送風される風を案
内する通風案内部17が一体に設けられる。
【0040】従来は、これら部品を筺体に取付けるため
の取付具を別途製作し、筺体に溶接などの手段やねじな
どの固定具を用いて取付固定していたが、ここでは全て
筺体1に一体成形したので、これらの取付手間が全く不
要となる。
【0041】そして、これら固定部15などの根元部を
肉厚部20に成形したので、強度の増大を得られ、支持
部品の重量の影響を受けずにすむ。すなわち、合成樹脂
製の筐体1に一体に設けられる固定部15でありなが
ら、熱交換器6など全ての収容部品を強固に取付けら
れ、特に、使用者の頭上である天井に据付けられる空気
調和機として有利である。上記天面部13は天面カバー
18で覆われるので、外気の影響が天面部13に及ぶこ
とがない。すなわち、冷房運転を行う夏期など、天井裏
は高温高湿の状態になっていて、その影響を筺体1が受
ける。ただし、ここでは天面カバー18を設けているの
で、筺体1外周面に結露が生じることがなく、被空調室
Rへの滴下の恐れもない。
【0042】天面カバー18と側面部14とは一体に連
結されているので、外部空気が筺体1内に侵入すること
がなく、内部に結露などが発生しない。肉厚部20を、
天面カバー18と側面部14との接線に沿って設けるこ
とによって、側面強度と剛性の増大化が得られる。
【0043】上記側面部14に対して天面部13および
天面カバー18を、互いにR状に連結してあり、それぞ
れの連結部Ra,Rbにおける強度を確保できる。特
に、外面側になる天面カバー18と側面部14との連結
部分をR状にすることにより、この空気調和機の天井A
への搬入および据付けが容易になる。
【0044】すなわち、普通、作業者は空気調和機をワ
キに抱えて脚立を登り、天井Aへの据付けをなすのであ
るが、筺体1の角部がR状になっているので抱え易く、
運搬性がよい。そして、脚立に登ったまま下から押し上
げる状態で据付けをなすが、このとき天面カバー18か
ら天井Aに設けられる取付用開口部30に挿入される。
たとえ開口部30周縁に筺体1が当接するようなことが
あっても、円滑に通過して天井Aを損なうことがない。
【0045】筺体1の長手方向に沿う両側に形成される
R部Raの半径RL は、筺体1の短手方向に沿う両側に
形成されるR部Rbの半径RS よりも大に形成してあ
る。すなわち、このような空気調和機のレイアウト上、
最も優先して配慮されるのは、熱交換器6と、横流ファ
ン(送風機)7による送風経路であり、残りのスペース
にファンモータ7Mや電気部品などが配置される。
【0046】特に、筺体1の長手方向は熱交換器6の傾
斜角度や送風経路のR形状に合わせたR部を形成できる
が、筺体1の短手方向は大きなR部にすると内部有効ス
ペースが減って配置的に不利になってしまう。そこで、
上述のように短手方向のR部半径RS を小さくして有効
な配置をなす。
【0047】上記筺体開口部2の側縁に、吸込み口4と
吹出し口5を備え、上記開口部を閉成する化粧カバー3
を取付けるためのナット25を嵌め込んでいる。この筺
体1は、樹脂モールド成型品としたので、化粧カバー3
を取付けるためのねじ孔を直接設けると、容易にねじ山
が変形あるいは壊れて、ゆるみあるいは取付不良になっ
てしまう。そこで、上述のように金属製のナット25を
化粧カバー取付部24に嵌め込んだので、化粧カバー3
の取付信頼性が向上する。
【0048】上記ナット25は、筺体1を成型したあと
から所定部位に嵌め込んでもよく、あるいは筺体成形と
同時に固定するよう、所定部位にインサート成形しても
よい。
【0049】筺体1に手掛け部26,27を設けてある
ので、運搬時などに手を掛けることができ、作業性がよ
い。筺体1の素材は、難燃性の高い樹脂材を選択したの
で、たとえ天井面が炎にさらされるようなことがあって
も、延焼は防止される。
【0050】モールド樹脂材と板金では、比重が約1:
8となり、従来、板厚が1mmの板金で製作されていた筺
体は、板厚が2mm以上のモールド樹脂材に代えることに
より、その質量が1/4 に軽減する。したがって、筺体1
自体の強度向上を図るとともに運搬、搬入および取付作
業が簡単化することは勿論、天井構造の剛性に影響を与
えないですむ。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、筺
体を天面部と側面部とから構成し、合成樹脂材の一体成
形で、強度上の必要部分は中空成形された肉厚部とした
から、軽量で、かつ剛性の高い筺体を提供できる。
【0052】さらに、肉厚部を、室内に開口する開口部
の外周縁に沿って設けたから、開口部の周縁の強度不足
を解消でき、開口形状および開口寸法を正確に維持で
き、この開口部に化粧カバーを確実に取付け、組立てら
れる。 さらに、筺体側面部に吊込みガイド部を一体に突
設し、かつ吊込みガイド部側縁と側面部とに亘って補強
リブを設け、これら補強リブと側面部との接線に沿って
肉厚部を設けたから、応力がかかる吊込みガイド部の根
元部の強度を保つことができ、別途専用の固定部品が不
要で、工数低減を得られ、各吊込みガイド部の位置が正
確になって据付け作業を正確かつ能率よく行える。
【0053】さらに、筺体に、熱交換器など収容部品を
取付固定するための固定部を一体成形したから、別途、
取付け具が不要で、工数低減を得る。さらに、上記固定
部の根元に沿って肉厚部を設けたから、取付け部品の重
量が大であっても強度の増大を得られ、部品の取付けが
強固になる。
【0054】なお、天面部に天面カバーを取付けたか
ら、外気の影響が天面部に及ぶことがなく、結露の発生
を阻止できるとともに、外部空気の筺体内への侵入を確
実に阻止する。
【0055】なお、肉厚部を、天面カバーと側面部との
接線に沿って設けたから、側面強度と剛性を増大化が得
られる。なお、筺体側面部と、天面部および天面カバー
とを、互いにR状に連結したから、連結部における強度
を確保するとともに、天井への搬入作業が容易になる。
【0056】なお、筺体の長手方向に沿う両側のR部の
半径を、筺体の短手方向に沿う両側のR部の半径よりも
大としたから、筺体内の有効な部品レイアウトをなす。
【0057】なお、筺体開口部の側縁に、吸込み口と吹
出し口を備え開口部を閉成する化粧カバーを取付けるた
めのナットを嵌め込んだから、筺体を樹脂モールド成型
品としても、化粧カバー取付けに対する信頼性を確保す
る。
【0058】なお、筺体開口部の側縁に、化粧カバーを
取付けるためのナットをインサートしたから、筺体成形
と同時にナットが所定部位に確保され、あとからの取付
け手間が不要となる。
【0059】なお、筺体に手掛け部を設けたから、運搬
性がよいとともに据付けが容易化する。なお、筺体を構
成する合成樹脂材として難燃性の高い材料を選択したか
ら、たとえ天井部が炎にさらされるようなことがあって
も、延焼の防止を確実になす。
【0060】なお、筺体の板厚を2mm以上としたから、
従来の板厚1mmの板金性の筺体と比較して、剛性が同程
度に確保できるうえに、重量が約1/4 に軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す、天井に据付けられ
る天井埋込み形空気調和機の概略の縦断面図。
【図2】同実施の形態の、天井埋込み形空気調和機外観
の斜視図。
【図3】同実施の形態の、筺体を構成する天面カバーを
分解した斜視図。
【図4】同実施の形態の、筺体の開口部方向から見た斜
視図。
【図5】同実施の形態の、筺体に一体成形される肉厚部
の縦断面図。
【図6】同実施の形態の、吊込みガイドの斜視図。
【図7】同実施の形態の、吊込みガイドに嵌め込まれる
ナットの縦断面図。
【図8】同実施の形態の、吊込みガイドにインサート成
形されるナットの縦断面図。
【符号の説明】
R…被空調室、 A…天井、 2…開口部、 6…熱交換器、 7…送風機(横流ファン)、 1…筺体、 13…天面部、 14…側面部、 20…肉厚部、 18…天面カバー、 Ra…(筺体長手方向の)R部、 Rb…(筺体短手方向の)R部、 4…吸込み口、 5…吹出し口、 25…ナット、 26,27…手掛け部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−167458(JP,A) 特開 平6−341668(JP,A) 特開 平7−167457(JP,A) 特開 平7−307186(JP,A) 特開 平7−151351(JP,A) 特開 平7−324804(JP,A) 特開 平5−306821(JP,A) 特開 平3−204523(JP,A) 特開 平4−363521(JP,A) 特開 平7−190035(JP,A) 実開 平7−12819(JP,U) 実開 昭63−196017(JP,U) 実開 平2−114833(JP,U) 実開 昭63−159129(JP,U) 実開 昭63−89519(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内の天井あるいは天井近くに埋設され、
    室内に開口する開口部を有し、この開口部を化粧カバー
    で閉成するとともに内部に熱交換器と送風機とが配置さ
    れる筺体を具備した天井埋込み形空気調和機において、 上記筺体は、天面部と側面部とから構成されるととも
    に、合成樹脂材にて一体成形され、かつ上記開口部の外
    周縁に沿って中空成形された肉厚部が設けられることを
    特徴とする天井埋込み形空気調和機。
  2. 【請求項2】上記筺体の側面部は、吊込みガイド部が一
    体に突設され、この吊込みガイド部側縁と上記側面部側
    縁とに亘って補強リブが設けられ、この補強リブと側面部との接線に沿って中空成形された
    肉厚部が 設けられることを特徴とする請求項1記載の天
    井埋込み形空気調和機。
  3. 【請求項3】上記筺体は、上記熱交換器など収容部品を
    取付固定するための固定部が一体成形され、その固定部
    の根元部に沿って中空成形された肉厚部が設けられる
    とを特徴とする請求項1記載の天井埋込み形空気調和
    機。
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