JP2004084349A - マンホールのインバート - Google Patents

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JP2004084349A
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Norio Otsuga
大津賀 則男
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Abstract

【課題】地震などにより、下水本管とマンホールとの相対変位が生じても、下水流路に凹凸が生じる不具合を防止でき、下水の滑らかな流れが確保できるマンホールのインバートの提供。
【解決手段】マンホール1の側壁11に設けた接続穴13に下水本管2の端部21を接続するとともに、マンホール11の底部に前記端部21に滑らかに連なる流路を形成するマンホール1のインバート10であって、下水本管2の端面22から所定幅の隙間4を設けて前記底部に打設したコンクリートインバート3と、隙間4に設置されるとともにコンクリートインバート3と下水本管2の端部21とを滑らかに接続する伸縮樋5とからなる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、地震などにより下水本管が変位して、下水道用マンホールの内部に設けた下水流路に凹凸が生じることを防止したマンホールのインバートに関する。
【0002】
【従来の技術】
雨水升または汚水升となる下水道用マンホールの側壁には、遠心力鉄筋コンクリート管(ヒューム管とも言う)、陶管または塩化ビニル管等の下水本管が接続されている。この下水本管は、下水道用マンホールの側壁に削孔した接続穴に下水本管の端部を挿入し、取付孔の内周と下水本管の端部の外周との間にモルタルなどの固着材を充填して接続されている。
【0003】
マンホールの底には、前記下水本管の端部に滑らかに連なる下水流路を形成するためコンクリートインバートが打設される。地震、重車両による振動などで、マンホールと下水本管との相対変位が生じると、下水本管とコンクリートインバートとが干渉してコンクリートインバートが破損したり、下水本管の端部とコンクリートインバートとの接続部に隙間ができたりし、下水流路に凹凸が形成され下水の円滑な流れが損なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、地震などにより、下水本管とマンホールとの相対変位が生じても、下水流路に凹凸が生じる不具合を防止でき、下水の滑らかな流れが確保できるマンホールのインバートの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、マンホールの側壁に設けた接続穴に下水本管の端部を接続するとともに、マンホールの底部に前記下水本管の端部に滑らかに連なる流路を形成するマンホールのインバートであって、
前記下水本管の端面から所定幅の隙間を設けて前記底部に打設したコンクリートインバートと、前記隙間に設置されるとともに前記コンクリートインバートと前記下水本管の端部とを滑らかに接続する伸縮樋とからなる。
【0006】
【発明の作用、効果】
この発明では、地震などにより下水本管がマンホールの中心側に変位したときは伸縮樋が圧縮し、下水本管がマンホールの外方向に変位したときは伸縮樋が伸長する。これにより、下水流路の滑らかさが保持でき、下水の円滑な流れは保証されるとともに、下水本管がコンクリートインバートを破損する不具合が防止できる。
【0007】
請求項2に記載の発明では、前記伸縮樋は、前記下水本管の端部に連結した外側樋と、該外側樋に重なる部分を有し前記コンクリートインバートに接続した内側樋とからなる。この構成により、耐久性に優れた実用性の高い伸縮樋が得られる。
【0008】
請求項3に記載の発明では、内側樋は、上流側と下流側とが連続した一体の長樋であり、前記コンクリートインバートの上に固着されていることを特徴とする。この構成により、部品数の低減と施工の容易化が達成できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明を図に示す第1実施例とともに説明する。図1〜3は、地中に設置された下水道用マンホール1であり、雨水升または汚水升を構成する鉄筋コンクリート構造物で、縦円筒形状の側壁11と、底壁12とを有する。マンホール1の側壁11の所定位置に接続穴13、13が設けられており、接続穴13、13には上流側および下流側の下水本管2、2が接続されている。なお、側壁11は縦四角形筒状であってもよい。
【0010】
下水本管2は、鉄筋コンクリート管、陶管または塩化ビニル管などの導水管で、円形断面を有する。下水本管2の端部21は接続穴13に差し込まれ、端部21の端面22が側壁11の内面14と面一的に配されている。端部21の外周と接続穴13の内周との隙間は、モルタル15を充填して固着されている。
【0011】
マンホール1の下部には、上流側および下流側の下水本管2の端部21、21を緩やかな傾斜で連続するインバート10が設けられている。底壁12にコンクリートインバート3が打設され、端部21の端面22とコンクリートインバート3との間には、上流側および下流側の双方に所定幅の隙間4、4が設けられ、隙間4、4には伸縮樋5、5が架設されている。インバート10は、コンクリートインバート3と伸縮樋5、5とからなり、滑らかな下水流路を形成している。
【0012】
隙間4は、地震により下水本管2がマンホール1の中心に対して接近する方向に変位した場合に、端面22がコンクリートインバート3の端31に衝突して破壊することを防止する作用を有する。地震による変位量は、40〜60mm以内であるため、隙間4のマンホール1の半径方向の幅は120mm以下でよく、深さは端部21の肉厚と同等以上であればよい。
【0013】
伸縮樋5は、地震により下水本管2がマンホール1の中心に対して離れる方向に変位した場合に、端部21とコンクリートインバート3との間の滑らかな流路が維持する作用を有する。伸縮樋5は、図4、図5に示す如く、端部21に連結され端面22に接触して一体的に変位する外側(下水本管側)樋6と、該外側樋6に摺動可能に重なる部分51を有しコンクリートインバート3の端31に接続した内側(コンクリートインバート側)樋7とからなる。
【0014】
外側樋6と内側樋7とが重なる部分51の長さは、上記の如く地震による変位量が40〜60mm以内であるため、100mm以下でよい。また、下水の円滑な流れを確保する観点から、図示の如く上流側では外側樋6が内側樋7の上に重なり、下流側では内側樋7が外側樋6の上に摺動可能に重なる配置とし、沈殿物が堆積することを防止することが望ましい。
【0015】
外側樋6は、ステンレス製で内径が下水本管2の内径に近似した略半円筒形を呈する。外側樋6の外側端には外周に端面22に当接する鍔板62が設けられ、内側端部には軸方向のスライド溝63が形成されている。この実施例では、鍔板62は5個の短く切断されたアングル材を使用しており、スライド溝63は左右の中間位置に一か所づつ設けられている。
【0016】
中央の鍔板61は、端部21と連結具64で連結されている。連結具64は、端部21に開けた連結穴23と鍔板62とに係合する略凵字形を呈する。連結穴23はエポキシ系の接着剤24で封着することが望ましい。鍔板61は、外力が加わって外側樋6が端部21内に進入したり、中心側位置がずれることを阻止する作用を有する。鍔板61は1つの半円環状を呈する部材を溶接してもよい。
【0017】
内側樋7は、ステンレス製で内側端部71がコンクリートインバート3の端部31に接続して設置されている。内側端部71の外周には、コンクリートインバート3に係合する係合縁板72が溶接されており、コンクリートインバート3の打設時にコンクリートインバート3に連結される。外側端部73の外周には、スライド溝63に嵌まり込むネジ74が溶接されている。ネジ74にはナット75が螺合されている。外側樋6と内側樋7とは、ネジ74がスライド溝63に嵌まるよう重ねられ、大きなスラストが加わるとスライド可能な状態でナット75により一体に連結される。
【0018】
この発明では、地震により下水本管2がマンホール1の中心側に変位すると、伸縮樋5が縮んで端部21が隙間4に進入することを許容し、コンクリートインバート3の破損を防止するとともに下水流路の滑らかな連続を確保する。また、下水本管2がマンホール1の外側方向に変位すると、伸縮樋5が伸びて下水流路の滑らかな連続を確保する。
【0019】
図6は、伸縮樋5の第2実施例を示す。伸縮樋5は、コンクリートインバート3を挿通して両端が隙間4内に突き出した連続内側樋8を有する。この構成では、部品数が低減し施工が容易になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】マンホール底部の正面断面図である。
【図2】マンホール底部の平面断面図である。
【図3】マンホール底部の側面断面図である。
【図4】伸縮樋の斜視図である。
【図5】伸縮樋の側面図である。
【図6】第2実施例のマンホール底部の正面断面図である。
【符号の説明】
1  マンホール
10 インバート
11 側壁
12 底壁
13 接続穴
2  下水本管
21 端部
22 端面
3  コンクリートインバート
4  隙間
5  伸縮樋
6  外側樋
7  内側樋

Claims (3)

  1. マンホールの側壁に設けた接続穴に下水本管の端部を接続するとともに、マンホールの底部に前記下水本管の端部に滑らかに連なる流路を形成するマンホールのインバートであって、
    前記下水本管の端面から所定幅の隙間を設けて前記底部に打設したコンクリートインバートと、前記隙間に設置されるとともに前記コンクリートインバートと前記下水本管の端部とを滑らかに接続する伸縮樋とからなるマンホールのインバート。
  2. 請求項1に記載のマンホールのインバートにおいて、前記伸縮樋は、前記下水本管の端部に連結した外側樋と、該外側樋に重なる部分を有し前記コンクリートインバートに連結した内側樋とからなることを特徴とするマンホールのインバート。
  3. 請求項2に記載のマンホールのインバートにおいて、前記内側樋は、上流側と下流側とが連続した一体の長樋であり、前記コンクリートインバートの上に固着されていることを特徴とするマンホールのインバート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010053635A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Sanritsu:Kk マンホールと下水道本管との接続構造
JP2013040477A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Toa Grout Kogyo Co Ltd 下水管と中継構造体との接続構造
JP2015086650A (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 株式会社サンリツ インバート及びインバートの施工方法

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