JP4500636B2 - 補修用被覆体構造と管路の補修方法 - Google Patents

補修用被覆体構造と管路の補修方法 Download PDF

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Description

本発明は、管路の管路内側面を被装して補修する補修用被覆体及び、管路の補修方法に関する。
例えば、農業用水のための経路として山間部等に管路が形成され、あるいは下水管等種々の排水路として管路が形成されている。このような管路は、大型のものはコンクリート等で形成され、小型のものは、ヒューム管、陶管、硬質塩化ビニル管等が広く使用されている。これら管路は、通常地中に埋設されており、このため人為的もしくは自然的な地盤変動の影響を受けやすい。例えば、地盤沈下が生じた場合、これに伴い管路も沈下し管路の継ぎ目部がずれて隙間ができ、また地震が発生した場合管路に地震荷重が加わり管路の一部にクラックが発生する場合がある。本発明の出願人は、管路に発生した継ぎ目部ずれやクラックの補修に関する種々の技術の開発を行ってきた。
図10は、管路90の補修に関する従来技術例を説明した説明図である。同図に示した補修技術は管路90の内壁部に生じた損傷部102に補修剤100を充填し、次いで損傷部102にこれを覆う面積を有する板状のゴムパッキン106を被せ、このゴムパッキン106の所定箇所を固定用のアングル108によって押圧固定するものである。このアングル108の固定は、アングル108の図上左右両端部において、アンカーボルト104で管路90に固定することにより行われる。更に、補修部に固定されたアングル108の周囲をモルタル110で覆い固めている。この補修により、損傷部102からの管路90内部への水等の浸入を防止し、又は管路90内部の流水が損傷部102を介して外部に流出することを防止するものである。
図11は、管路90の補修に関する他の従来技術例を説明した説明図である。同図に示された補修技術では、先ず管路90にその外側から発生したクラック124の浸水箇所を管路90の内面側からV字状に削り(はつり)、Vカット部122を形成する。次いで、Vカット部122に図示しない注入パイプからクラック124、更に管路90の外側まで止水剤125を注入する。止水剤125を注入後、注入パイプを引き抜き、Vカット部122を急結セメント128で固め、更に補修箇所表面を仕上げ材129で仕上げるものである。この補修によっても上記と同様の止水効果が得られる。
特許文献1には、略円形形状の管路を補修する技術として円筒状のスリーブSを形成する複数(実施の形態では3枚)のスリーブ構成部材(11)等を有する補修用被覆体が開示されている。同文献に示された補修用被覆体では3枚のスリーブ構成部材(11)を管路内の補修箇所で管路内側面に沿って所定の隙間を開けて周方向に並べ略円筒状のスリーブを形成している。そのスリーブの外側上には環状の弾性シート部材(21)が被装され、弾性シート部材(21)は、スリーブSと管路内側面との間に装填された状態となっている(特許文献1、図2参照)。そして、同文献の図11や図15に示されたように、最終的なスリーブSの拡径を行うための中間固定部材(31)がスリーブ(S)の幅方向両側、あるいは3カ所からスリーブ構成部材(11)の相互間の隙間に挿入され、これによりスリーブ(S)は拡径され、弾性シート部材(21)は管路内側面に押圧され密着している。
スリーブ(S)を形成するスリーブ構成部材(11)は、同文献の図4に示されているように、対向端部(12)において、テーパ状の傾斜部(13)、(14)を有している。そしてこの傾斜部(13)、(14)が互いに対向して形成される隙間に中間固定部材(31)を挿入し更に挿入方向に移動させてこの隙間の間隔を広げるようにスリーブ構成部材(11)を移動させるものである。
中間固定部材31は、同文献の図6に示されているように、スリーブ構成部材(11)の対向端部(12)を挿入可能な間隔を有して互いに対向する2枚の平板部(第1平板部(33)、第2平板部(34))と、これらの間に設けられて互いに対向する対向端部(12)間に差し込まれることによってスリーブ(S)の拡径動作を行う楔部(32)を有している。楔部(32)は、対向端部(12)の傾斜部(13)、(14)に対向して当接する一対の対向面(32a)を有しており、前端から後ろ端に移行するに従って互いの間隔が漸次広がるように形成されている。
なお、対向端部(12)により形成される隙間への中間固定部材(31)への挿入、移動は、スリーブ構成部材(11)の幅方向両側及び切欠部(15)により形成される開口部から、傾斜部(13)、(14)の存在する方向に沿って行われる(同文献図11参照)。
スリーブ(S)が拡径され、弾性シート部材(21)が管路内側面に密着することにより、管路の補修箇所の止水が行われる。そして、補修用被覆体を組立式とし、補修用被覆体の管路内への施工作業を容易ならしめ、作業効率の向上を図ると共に、組み立て前はパーツごとに分解された状態とすることにより各部材の大きさや重量を小さくし、運搬及び搬入を容易なものとしている。
特開2003−130282号公報
上記図10及び図11に示した従来技術は、管路の補修箇所において有効な止水効果等が得られるものの、一度に補修できる補修範囲が狭い範囲に限られている。従って補修作業を行う前に管路に発生した損傷箇所や損傷の程度を正確に把握し、管路の損傷状況に応じた補修を行う必要がある。この損傷状況の把握や損傷箇所の補修のために管路を流れる流水等を予め排水等する必要が生じる場合もあり、この場合作業に手間のかかるものになる。また、管路において、外部から水の浸入等が発生するような損傷が発生した場合、損傷箇所の周囲も微小なクラック等が発生している場合がある。このような場合、損傷箇所を含む比較的広い範囲を管路の全周に亘って補修することが止水を行う上で確実であるが、上記従来技術ではこの対応が困難になる。
また、特許文献1の管路の補修技術は、断面が略円形の管路に適用されるものである。特許文献1の補修用被覆体はスリーブを拡径すれば、弾性スリーブ構成部材はほぼ均一に押圧されることになる。これに対し、略四角形状の管路は、管路の内面が略平面であり、4方に角隅部が存在する。このような形状の管路に上記従来の円形用の補修用被覆体をそのまま適用することは困難である。
本発明は、断面が略四角形、更に五角形以上の多角形の内部空間を有する管路に対する被覆補修を的確に行うことのできる補修用被覆体と管路の補修方法を提供することを目的としてなされたものである。
請求項1に記載の補修用被覆体構造は、断面空間が略四角形状の管路の内側面を被装して補修する管路の補修用被覆体構造において、四角形状の各辺の長さに対応する長さを有し、非設置状態で所定曲率の湾曲形状を成し、各辺の壁面に対応して設置される弾力性を有する部材にて形成された4枚の平板状のスリーブ構成部材と、管路の四角形状の四隅に配され、それぞれ隣接する上記辺の壁面に対応する2つのスリーブ構成部材の対向端部を係止可能な係止凹部を備える中間固定部材と、スリーブ構成部材が連設されて構成されるスリーブと管路内側面との間に装填される環状弾性シート部材と、を備え、各スリーブ構成部材の連設設置は、各スリーブ構成部材を管路の4つの壁面のそれぞれにその湾曲形状の突面側を対向させ、湾曲状態をその弾性力に抗して伸長させた状態でそれらの端部を中間固定部材の係止凹部に係止させて行うことを特徴としている。
すなわち、スリーブ構成部材は、管路の四隅に配置された中間固定部材の係止凹部にその両端が係止されて連設されスリーブを構成するが、この状態では各スリーブ構成部材は、通常の湾曲形状からその弾性力に抗して伸長された状態とされているのでその両端部は湾曲状態に復帰しようとする。すなわち、管路の内側へ曲がろうとする方向の力を発揮する。しかし、管路の四隅に配置された中間固定部材はほぼ90度の角度であり、両係止凹部にスリーブ構成部材の対向端部に挿入設置すると、スリーブ構成部材が内側に曲がろうとする力を抑止するため、管路の内側には移動できない状況になる。したがって、4枚のスリーブ構成部材と四隅の中間固定部材は、両者相まって各スリーブ構成部材が外側の環状弾性シート部材を管路内側面側に押しつけた状態で仮固定した状態となる。これにより、断面が略四角形の空間を有する管路であっても止水などに対する的確な補修を行うことができる。
請求項2に記載の補修用被覆体構造は、請求項1に記載の補修用被覆体構造であって、中間固定部材は、断面L字状の形状を有し、係止凹部は、該L字状の各辺の先端面に開口する様に形成されたことを特徴とする。
管路においてスリーブ構成部材の端部が対向した状態が、管路の四隅(角隅)にて形成されるので、この角隅においてスリーブ構成部材の対向する端部を中間固定部材の係止凹部で係止し、この係止状態が維持される構成としたものである。また中間固定部材が略L字状であるので、角隅部と中間固定部材が対向する状態になり、中間固定部材が存在する位置においても、環状弾性シート部材の均一な押圧が可能となる。
請求項3に記載の補修用被覆体構造は、請求項1又は2の何れかに記載の補修用被覆体構造であって、スリーブ構成部材の長さ方向端部には、幅方向の両側部に中央部に向けて突出する方向に傾斜する傾斜部が設けられたことを特徴とする。
これにより、スリーブを構成するためにスリーブ構成部材を配置した状態で、管路の四隅において、スリーブ構成部材の対向端部で形成される隙間が幅方向両側部で広く開いた形状になる。従って、係止凹部による係止を行う場合、この隙間にスリーブ構成部材の幅方向両側部から中間固定部材を挿入するようにして係止凹部を対向端部に係止させ、その状態で中間固定部材を更に挿入して中間固定部材を角隅部に安定設置することができる。
請求項4に記載の補修用被覆体構造は、請求項1〜3の何れかに記載の補修用被覆体構造であって、中間固定部材は、スリーブ構成部材の対向端部間の隙間に挿入して設置され、係止凹部の底面は、挿入方向前方に低くなる様に傾斜する傾斜底面とされたことを特徴とする。
これにより、中間固定部材の係止凹部をスリーブ構成部材の端部に係止させることがより容易になる。すなわち、上記構成により中間固定部材の係止凹部の挿入方向前方側が広くなるので、上記中間固定部材のスリーブ構成部材端部間への挿入動作が容易なものとなる。従って、中間固定部材を衝突なく円滑に挿入することが可能とる。
また、中間固定部材の係止凹部の傾斜底面がスリーブ構成部材の傾斜端部に当接するまで隙間に深く挿入されることにより、スリーブ構成部材の対向端部が互いに離れる方向に各スリーブ構成部材を移動させることができる。すなわち、スリーブ構成部材により構成されるスリーブをその各辺の辺長を延ばして拡張する方向の力を加えることができる。したがって、スリーブ構成部材は全体として対向する管路の内側面に環状弾性シート部材をより強く押圧することができ、また、中間固定部材もそれぞれ管路の角隅部により強く押し付けられることとなる。この傾斜底面を有する中間固定部材の挿入によるスリーブの拡張により、環状弾性シート部材の押圧力の微調整が可能になるとともに、スリーブを拡張させることで管路における止水効果をより適切なものとなる。
請求項5に記載の補修用被覆体構造は、請求項2〜4の何れかに記載の補修用被覆体構造であって、中間固定部材の断面L字状の2辺はそれらの成す角度を調整可能に構成されたことを特徴とする。
これにより、管路の四隅の挟角が直角でなく、例えば鈍角を形成している場合であっても、この中間固定部材を角隅部の形状に容易に合致させて設置することが可能になり、隣接のスリーブ構成部材の端部も的確に受け入れられる。従って、四隅が直角でない種々の管路、更には、断面が五角形状以上の多角形状を有する管路への補修用被覆体の設置が可能となる。
請求項6に記載の補修用被覆体構造は、
断面空間が五角形以上の略多角形状の管路の内側面を被装して補修する管路の補修用被覆体構造において、多角形状の各辺の長さに対応する長さを有し、非設置状態で所定曲率の湾曲形状を成し、各辺の壁面に対応して設置される弾力性を有する部材にて形成された多角形状の辺の数に等しい枚数の平板状のスリーブ構成部材と、管路の多角形状の隅部に配され、それぞれ隣接する上記辺の壁面に対応する2つのスリーブ構成部材の対向端部を係止可能な係止凹部を備える中間固定部材と、スリーブ構成部材が連設されて構成されるスリーブと管路内側面との間に装填される環状弾性シート部材と、を備え、各スリーブ構成部材の連設設置は、各スリーブ構成部材を管路の辺の壁面のそれぞれにその湾曲形状の突面側を対向させ、湾曲状態をその弾性力に抗して伸長させた状態でそれらの端部を中間固定部材の係止凹部に係止させて行うことを特徴とする。
これにより、断面空間が略五角形以上の略多角形状の空間を有する管路であっても請求項1の補修用被覆体構造と同様の作用の下で止水などに対する的確な補修を行うことができる。
請求項7に記載の管路を補修する方法は、
断面空間が略四角形状の管路の内側面を被装して補修する管路の補修方法において、四角形状の各辺の長さに対応する長さと非設置状態で所定曲率の湾曲形状とを有し、各辺の壁面に対応してそれぞれ設置される4枚の平板状のスリーブ構成部材を弾力性を有する部材にて形成する工程と、管路内側面の四辺に沿うように環状弾性シート部材を配置する工程と、環状弾性シート部材の内側において、4枚の平板状のスリーブ構成部材を管路の略四角形状の各辺の壁面のそれぞれにその湾曲形状の突面側を対向させ、湾曲状態をその弾性力に抗して伸長させた状態で押しつける工程と、管路のそれぞれ隣接する辺に押し付けられている状態の2つのスリーブ構成部材の対向端部を同時に係止可能な係止凹部を備える中間固定部材を前記管路の四隅に設置し係止凹部にスリーブ構成部材の対向端部を同時に係止させるように設置する工程と、を備えている。
これにより、請求項1の補修用被覆体構造による作用と同様に、断面空間が略四角形状の管路の内側面に環状弾性シート部材を押圧して、環状弾性シート部材で管路の止水等を的確に行い、管路の補修を行うことができる。
本発明に係る補修用被覆体構造及び管路を補修する方法によれば、断面が略四角形形状及び五角形以上の略多角形形状の管路内におけるスリーブによる、環状弾性シート部材の密着性の維持が可能となり、この管路への補修用被覆体の施工が可能となる。
本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は、本発明にかかる補修用被覆体10の構成部材及びそれらが設置される略四角形の断面空間を有する管路90(破線で示している)が示されている。管路90は、所定厚さにコンクリートなどで形成され、略四角形状の断面空間を有している。すなわち、底面92と底面92の両側から起立する側面94−1,94−2と、底面92に対向する天井面96の4つの面で構成されており、四方に角隅部95−1〜95−4を有している。この管路90の断面空間の大きさ、すなわち、底面92等の幅や側面94−1の高さは、小さいものは80cm程度であり、大きなものは3m程度の範囲に及ぶ。
本実施の形態に係る補修用被覆体10の基本構成は、内部にスリーブ14を配置し、その外側に環状弾性シート部材16を外嵌させ、管路90内において、環状弾性シート部材16が適切な押圧力で管路の内側面90aに押圧された状態が得られるようにスリーブ14を設置するものであり、この状態を維持することによって管路90の補修を行うものである。また、後述するように、スリーブ14を適度に拡径(拡張)させて環状弾性シート部材16の上記押圧力を調整し、これにより環状弾性シート部材16による止水等の効果を高めることも可能である。
本実施の形態における特徴的事項の1つは、連接されてスリーブ14を構成するスリーブ構成部材の構成にあり、4枚のスリーブ構成部材14−1〜14−4は、全て所定曲率の湾曲形状とされている。これら4枚のスリーブ構成部材14−1〜14−4は、管路90の4つの面にそれぞれ対応して配置されるものである。スリーブ構成部材14−1〜14−4の管路90の4つの面への配置時、スリーブ構成部材14−1〜14−4の湾曲形状の突面側を管路90の4つの面に対向させた状態となる。
これら4枚のスリーブ構成部材14−1〜14−4を連設状態で設置するための部材として中間固定部材30が設けられ、中間固定部材30は管路90の四隅に配置され、2つのスリーブ構成部材14の端部22をそれぞれ係止可能な構成とされる。
また、このスリーブ構成部材14−1〜14−4によって形成されるスリーブ14の外側に設置される環状弾性シート部材16は、所定幅の帯状体であり、従来の円形の管路の補修のためにスリーブに外装されるものと基本的に異なるものではなく、スリーブ14により押圧されて管路90の内側面に密着し密閉状態を構成できるものであればよい。なお、スリーブ構成部材14−1〜14−4の厚さは、例えば、2〜6mm程度である。また、環状弾性シート部材16の厚さは2〜30mm程度であり、環状弾性シート部材16はゴム等の弾性変形が可能な材料で形成されている。
なお、符号18で示した部材は当板部材18であり、平板状の略長方形形状を略直角に折り曲げて形成されている。当板部材18は、スリーブ構成部材14−1〜14−4の対向端部22で形成される隙間20となる部分を連結するとともに、角隅部95を補強し、かつ隙間20から環状弾性シート部材16がスリーブ14の内側にはみ出すのを防止するものであり、また、中間固定部材30の取り付け時による環状弾性シート部材16が傷つくのを防止するものである。当板部材18は、角隅部95においてスリーブ14と環状弾性シート部材16との間に必要に応じて装着される。当板部材18は、スリーブ構成部材14−1〜14−4よりも厚いか或いは同等の厚さを有し、スリーブ構成部材14−1〜14−4と同一の材質で形成することができる。なお、当板部材18の厚さはスリーブ構成部材14−1〜14−4より薄くても良い。また、当板部材18の幅は、上記隙間20の全てを覆う長さであっても良く又、隙間20の長さよりも若干短いものであっても良い。
次に、各構成部材の詳細について説明する。まず、図2は上述したスリーブ構成部材14−1〜14−4の構成例が示されており、管路90の底面に対応して設置されるスリーブ構成部材14−1が例示されている。図示のように、スリーブ構成部材14−1は湾曲形状を有しており、金属や合成樹脂等の弾力性を有する材料で形成されている。なお、後述するように管路90への設置の際には、スリーブ構成部材14−1は、矢印200の箇所からの力を加えることによって、その弾性力に抗して湾曲状態を直線状に近づけるように伸長されるものである。
また、スリーブ構成部材14−1の幅方向(矢印220方向)の端部よりには、スリーブ構成部材14−1の長さ方向に沿って2本のリブ15が形成されている。リブ15は、湾曲するスリーブ構成部材14−1の凹面側又は凸面側に突出するようにスリーブ構成部材14−1を屈曲させて形成している。このリブ15は、スリーブ構成部材14−1が環状弾性シート部材16を押圧する時に、スリーブ構成部材14−1の剛性を高めるため補強するものである。
更に、スリーブ構成部材14−1の幅方向両端部には、フランジ17が形成されている。フランジ17は、スリーブ構成部材14−1の幅方向両端部を湾曲の凸面側に折曲して形成されている。フランジ17は管路90内を流れる流水等によって環状弾性シート部材16(図1参照)が損傷するのを防護し、また流水の流れをスムーズにし、且つリブ15同様、スリーブ構成部材14−1を補強するものである。
図3は、スリーブ構成部材14−1の端部22付近の形状を説明した平面図(中間部分を省略している)である。図示のようにスリーブ構成部材14−1の両側端部22−1、22−2には、それぞれ両側部から中央部側に向けて傾斜する傾斜部24(合計4カ所)が形成されている。
図4は、中間固定部材30の具体的構成を示しており、この中間固定部材30が装着されるスリーブ構成部材14−3、14−4及び管路90の概略構成の一部が破線で示されている。中間固定部材30は、L字形の断面基本形状を有し、それぞれの辺には、一対の係止プレート36、38で挟まれた係止凹部37が形成されている。この係止凹部37には後述するようにスリーブ構成部材14−3、14−4の端部22が係止されるが、その内部(係止凹部37底部)には傾斜底面37aが形成されている。
また、管路の角隅部95−4において、スリーブ構成部材14−3、14−4の対向する傾斜部24で形成される隙間が幅方向両側部で広く開いた形状になる。係止凹部37による係止を行う場合、この隙間20にスリーブ構成部材の幅方向両側部から中間固定部材30を矢印230の方向に挿入するようにして係止凹部37を傾斜部24に係止させ、その状態で中間固定部材30を更に挿入して中間固定部材30を隙間20に介在させる構成となっている。
次に、上記構成の管路の補修用被覆体構造の設置について説明する。図5は、まず、スリーブ構成部材14−1〜14−4を管路90内にて仮組みする状態を示している。なお、図において、スリーブ構成部材14−1〜14−4の厚さや環状弾性シート部材16の厚さは図示の明確化のため他の部材に対して実際よりも厚く示している。
この仮組に当たっては、管路90内を洗浄し、管路内側面90aに付着したモルタルや管路90内に浸入した木根等が取り除かれ、かつ管路内側面90aの形状をディスクグラインダ等により整える作業が行われる。そして、スリーブ構成部材14−1〜14−4の外側、すなわち、管路90の内側面90a側には環状弾性シート部材16が配置されている。
図示したように、各スリーブ構成部材14−1〜14−4は、四角形の断面空間を有する管路90の各辺にそれぞれ1個ずつ対応して配置される。そして、各スリーブ構成部材14−1〜14−4は湾曲状態を直線に近づけるように伸長されて設置される。この設置のための用具として、支持棒80が用いられている。この支持棒80は、管状の支持棒本体80aを有し、その両端部に伸長部80bを有している。伸長部80bは、支持棒本体80aと図示しないネジ機構により支持棒本体80a内部で螺合しており、この伸長部80bを回転させることにより、伸長部80bを伸長或いは収縮させる構成となっている。
例えば、まず、底面部92に配置されるスリーブ構成部材14−1を2本の支持棒80にて伸長させ、天井部96に配置されるスリーブ構成部材14−3をそれら2本の支持棒80の上部に設置する作業が行われる。同図ではスリーブ構成部材14−3の図上右側部分のみがまず支持された状態が示されている。この様に4本の支持棒80を用いて4枚のスリーブ構成部材14−1〜14−4を伸長させて各辺に設置する作業が終了する。この仮組の状態ではスリーブ構成部材14−1〜14−4のそれぞれ対向する端部22間には隙間20が形成されている。すなわち、各スリーブ構成部材14−1〜14−4の長さは、伸長されて設置された状態で、断面四角形状の管路90の空間の一辺の長さより短く、それぞれの両端部に隙間20が確保される長さである。
この4枚のスリーブ構成部材14−1〜14−4の設置(仮組)がなされた後、中間固定部材30をスリーブ構成部材14の両端側のそれぞれの隙間20に挿入する作業が行われる。すなわち、中間固定部材30は、四角形状の断面空間の四隅にそれぞれ配置されるものである。この隙間20への中間固定部材30の挿入動作は、図4に示したように、仮組みされたスリーブ構成部材14−1〜14−4の端部間(隙間20)に矢印230方向に挿入していくことにより行う。このとき、中間固定部材30の係止凹部37には挿入方向前方側が広くなるように傾斜底面37aが形成されているので、スリーブ構成部材14の端部22に形成された傾斜部24と相まってその挿入動作は容易なものとなっている。すなわち、衝突なく円滑に挿入することが可能となっている。
この様に四隅への中間固定部材30の挿入設置が終了した時点で、四枚のスリーブ構成部材14−1〜14−4が連設されスリーブ14が構成された状態となる。なお、中間固定部材30の隙間20への挿入は図示しない油圧シリンダー等の挿入器具を使用して行っても良い。
図6は、中間固定部材30が挿入されこのスリーブ14が構成された状態を示しており、管路90の上部のみを示している。なお、図において、スリーブ構成部材14−1〜14−4の厚さや環状弾性シート部材16の厚さは図示の明確化のため他の部材に対して実際よりも厚く示している。
この状態では、各スリーブ構成部材14は、その弾性力に抗して湾曲状態から伸長させられた状態にあるので、それぞれの端部22は湾曲状態に戻ろうとする復帰力を発揮している。その復帰力を四隅の中間固定部材30が制止しており、同図に示された状態が保たれている。すなわち、中間固定部材30は両側のスリーブ構成部材14がそれぞれ復帰力を奏することからその力は衝突した状態となり、管路90の内側方向に動くことができない状態となっている。従って、中間固定部材30はしっかりと位置決めされた状態となり、各スリーブ構成部材14−1〜14−4はその湾曲状態への復帰力により、それぞれの端部22を起点として環状弾性シート部材16を管路90の四方の壁面側に押圧した状態を保っている。したがって、例えば、管路90のコンクリート打継目やクラックなどから発生する地下水の浸入や管路内を流れる流水の漏水を環状弾性シート部材16によって密閉することにより確実な補修がなされる。
図7は、図6に示した状態から中間固定部材30を更に挿入した状態が示されている。中間固定部材30の隙間20への挿入は、図6に示したように、少なくとも中間固定部材30によりスリーブ構成部材14−1〜14−4が連設された状態が維持される程度に行われる。しかし、更に好適には、本図、図7に示したように中間固定部材30の係止凹部37−1、37−2の傾斜底面37a−1、37a−2がスリーブ構成部材14−1〜14−4の傾斜部24に当接するまで隙間20に深く挿入される。これにより、スリーブ構成部材14−1〜14−4の対向端部22が互いに離れる方向にスリーブ構成部材14−1〜14−4を移動させることができ、すなわち、スリーブ構成部材14−1〜14−4により構成されるスリーブの各辺の辺長を延ばして拡張する方向の力を加えることができる。
したがって、スリーブ構成部材14−1〜14−4は全体として対向する管路90の内側面90aに環状弾性シート部材16をより強く押圧することができ、また、中間固定部材30もそれぞれ管路90の角隅部95により強く押し付けられることとなる。この傾斜底面37aを有する中間固定部材30の挿入によるスリーブ14の拡張により、環状弾性シート部材16の押圧力の微調整が可能になる。このように、スリーブ14を拡張させることで管路90における止水効果をより適切なものとなる。
なお、図5〜図7に示した状態で、必要に応じ管路90の角隅部95において、図1に示した当板部材18を環状弾性シート部材16とスリーブ構成部材14−1〜14−4との間に配置するようにしても良い。
図8は、中間固定部材の他の実施の形態を説明した説明図であり、図8(a)は、中間固定部材70の斜視図、(b)は正面図である。本実施の形態の中間固定部材70は、基本形状であるL字型の基端側に喋番72を設けている。喋番72によりL字型の両辺の成す角度αが自在に調整できるようになっている。なお、係止凹部78、係止プレート74、76の構成は図4に示した実施の形態の構成と同様である。
この様な構成により、管路90の角隅部95の挟角(図示せず)が種々異なる場合であっても、角度αの調整により的確に設置することができ、かつスリーブ構成部材の端部の係止凹部への係止も的確に行うことができる。
図9は、管路90の断面形状が四角形ではなくより多い角数のものである場合に対応する本発明の実施の形態を示している。なお、図1〜図8に示したものと同一の要素には同一の符号を付しその説明を省略する。図示のように、この管路90は側面94と天井面96との間に付加面98を有する形状である。この様な形状の管路90に対応するため本実施の形態の中間固定部材30は、その2辺の角度を90度ではなくより広い角度として形成されている。上述の図8に示したような角度調整可能な中間固定部材30を用いることでこの様な形状には容易に対応することが可能である。
スリーブ構成部材14も付加面98に対応する短い長さのスリーブ構成部材14−5が設けられている。このスリーブ構成部材14−5も他のスリーブ構成部材14と同様に通常状態で湾曲形状を有しており、伸長されたときに復帰力を発揮できるよな弾性部材にて形成されている。そして、管路90の角隅部97に位置する隙間部20に中間固定部材30が挿入され、上記実施の形態と同様に全てのスリーブ構成部材14−1〜14−5と中間固定部材30とによってスリーブ構成部材14−1〜14−5の連設によるスリーブ14の形成が行われ、環状弾性シート部材16を管路90の壁面側に押圧した状態を保つことが可能となっている。
このように、本実施の形態に係る補修用被覆体構造の適用により、断面略四角形の内部空間を有する管路90だけではなく、付加面98などを有する断面が略五角形形状以上の場合であっても、適合するサイズのスリーブ構成部材を設けることで設置が可能となっている。
以上の様に、上記各実施の形態に係る管路の補修用被覆体構造によれば、補修用被覆対を断面略円形ではない四角形あるいはそれ以上の多角形の断面空間を有する管路の補修のために設置することが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、スリーブ構成部材の湾曲の曲率は、管路のサイズによって種々変更するのが好適である。
本発明にかかる補修用被覆体構の構成を示す分解斜視図である。 スリーブ構成部材の構成を説明した斜視図である。 スリーブ構成部材の端部付近の形状を説明した平面図である。 中間固定部材の構成と中間固定部材のスリーブ構成部材への装着を説明した説明図である。 スリーブ構成部材を管路内にて仮組みする状態を説明した説明図である。 スリーブが構成された状態を説明した説明図である。 図6に示した状態から中間固定部材を更に挿入し、スリーブを拡張させた状態を説明した図である。 中間固定部材の他の実施の形態を説明した説明図である。 管路の断面形状が四角形ではなくより多い角数のものである場合に対応する本発明の実施の形態を説明した説明図である。 管路の補修に関する従来技術例を説明した説明図である。 管路の補修に関する他の従来技術例を説明した説明図である。
符号の説明
10 補修用被覆体
14 スリーブ
14−1 スリーブ構成部材
14−2 スリーブ構成部材
14−3 スリーブ構成部材
14−4 スリーブ構成部材
16 環状弾性シート部材
20 隙間
22 端部
24 傾斜部
30 中間固定部材
36 係止プレート
37 係止凹部
38 係止プレート
74 係止プレート
76 係止プレート
78 係止凹部
90 管路
90a 内側面
92 底面
94 側面
95 角隅部
96 天井面

Claims (7)

  1. 断面空間が略四角形状の管路の内側面を被装して補修する管路の補修用被覆体構造において、
    前記四角形状の各辺の長さに対応する長さを有し、非設置状態で所定曲率の湾曲形状を成し、前記各辺の壁面に対応して設置される弾力性を有する部材にて形成された4枚の平板状のスリーブ構成部材と、
    前記管路の四角形状の四隅に配され、それぞれ隣接する前記辺の壁面に対応する2つの前記スリーブ構成部材の対向端部を係止可能な係止凹部を備える中間固定部材と、
    前記スリーブ構成部材が連設されて構成されるスリーブと前記管路内側面との間に装填される環状弾性シート部材と、を備え、
    前記各スリーブ構成部材の連設設置は、各スリーブ構成部材を前記管路の前記4つの壁面のそれぞれにその湾曲形状の突面側を対向させ、前記湾曲状態をその弾性力に抗して伸長させた状態でそれらの端部を前記中間固定部材の係止凹部に係止させて行うことを特徴とする管路の補修用被覆体構造。
  2. 前記中間固定部材は、断面L字状の形状を有し、前記係止凹部は、該L字状の各辺の先端面に開口する様に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の管路の補修用被覆体構造。
  3. 前記スリーブ構成部材の長さ方向端部には、幅方向の両側部に中央部に向けて突出する方向に傾斜する傾斜部が設けられたことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の管路の補修用被覆体構造。
  4. 前記中間固定部材は、前記スリーブ構成部材の対向端部間の隙間に挿入して設置され、前記係止凹部の底面は、前記挿入方向前方に低くなる様に傾斜する傾斜底面とされたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の管路の補修用被覆体構造。
  5. 前記中間固定部材の前記断面L字状の2辺はそれらの成す角度を調整可能に構成されたことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の管路の補修用被覆体構造。
  6. 断面空間が五角形以上の略多角形状の管路の内側面を被装して補修する管路の補修用被覆体構造において、
    前記多角形状の各辺の長さに対応する長さを有し、非設置状態で所定曲率の湾曲形状を成し、前記各辺の壁面に対応して設置される弾力性を有する部材にて形成された前記多角形状の辺の数に等しい枚数の平板状のスリーブ構成部材と、
    前記管路の多角形状の隅部に配され、それぞれ隣接する前記辺の壁面に対応する2つの前記スリーブ構成部材の対向端部を係止可能な係止凹部を備える中間固定部材と、
    前記スリーブ構成部材が連設されて構成されるスリーブと前記管路内側面との間に装填される環状弾性シート部材と、を備え、
    前記各スリーブ構成部材の連設設置は、各スリーブ構成部材を前記管路の前記辺の壁面のそれぞれにその湾曲形状の突面側を対向させ、前記湾曲状態をその弾性力に抗して伸長させた状態でそれらの端部を前記中間固定部材の係止凹部に係止させて行うことを特徴とする管路の補修用被覆体構造。
  7. 断面空間が略四角形状の管路の内側面を被装して補修する管路の補修方法において、
    前記四角形状の各辺の長さに対応する長さと非設置状態で所定曲率の湾曲形状とを有し、前記各辺の壁面に対応してそれぞれ設置される4枚の平板状のスリーブ構成部材を弾力性を有する部材にて形成する工程と、
    前記管路内側面の四辺に沿うように環状弾性シート部材を配置する工程と、
    前記環状弾性シート部材の内側において、前記4枚の平板状のスリーブ構成部材を前記管路の前記略四角形状の各辺の壁面のそれぞれにその湾曲形状の突面側を対向させ、前記湾曲状態をその弾性力に抗して伸長させた状態で押しつける工程と、
    前記管路のそれぞれ隣接する辺に押し付けられている状態の前記2つのスリーブ構成部材の対向端部を同時に係止可能な係止凹部を備える中間固定部材を前記管路の四隅に設置し前記係止凹部に前記スリーブ構成部材の対向端部を同時に係止させるように設置する工程と、
    を備えることを特徴とする管路の補修方法。
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