JP2004083498A - 発泡性を有する化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1)コハク酸やクエン酸のような固体の酸と2)炭酸ナトリウムや炭酸カリウム等の炭酸塩及び/又は重炭酸ナトリウムや重炭酸カリウム等の重炭酸塩と3)ジグリセリンモノラウレートやトリグリセリンジラウレート等のアシル化ポリグリセリンとをパック用の化粧料に含有させる。該パック用の化粧料は実質的に水を含有せず、液体油性成分を含有し、スラリー状の性状を有する。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧料に関し、更に詳細にはパック用に好適な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
パック化粧料は、皮膚上に有効成分を含有する化粧料組成物を被膜などで閉塞し、有効成分の吸収を高める化粧料の形態であり、閉塞する手段として、高分子被膜形成剤を利用したもの、高融点ワックスのエマルションを利用したもの、海泥やタルクなどの鉱物と水の作る高粘度組成物を利用したもの、高分子を含有する泡を利用したもの或いはアルギン酸の水不溶性及び/又は難溶性塩の被膜を利用したものなどが、その製剤として例示できる。これらの除去に当たっては、高分子により皮膜を形成するものでは、形成した皮膜をゆっくりと剥離し、それ以外のものについては洗い流すのが常法であった。しかしながら、従来の高分子皮膜に於いては、その強度はさほど強くなく、加えて皮膚との親和性が強いため、皮膚に残ってしまう部分が多く、最終的には洗顔などを行わざるを得ないのが現状であり、その他のものも洗顔が必須となっている。この様な洗顔に於いても皮膚上に残存したパック料は、皮膚と親和性が高いため、水性洗顔でも落としにくく、使用後除去が容易なパック化粧料が求められていた。水での洗浄性が良いタイプのパック化粧料としては泡沫エアゾールタイプのものや、アルゲパックタイプのものであって、炭酸塩を含み、使用時に酸で発泡させるタイプのものがあるが、これらに於いては、1気圧、25℃で液体の油脂、即ち、オイル成分を含むことが出来にくく、油性有効成分の配合や油分補給には、改善の余地があった。泡沫型のパックであって、オイル成分を含有できるパック用の化粧料の開発が望まれていた。
【0003】
一方、固体の酸も、炭酸塩及び/又は重炭酸塩も、アシル化ポリグリセリンも何れも化粧料用の原料として汎用されているものであるが、1)固体の酸と2)炭酸塩及び/又は重炭酸塩と3)アシル化ポリグリセリンとを同時に含有する化粧料は知られていなかったし、この様な化粧料が、泡沫型のパックであって、オイル成分を含有できるパック用の化粧料の基材として好適であることも、全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、泡沫型のパックであって、オイル成分を含有できるパック用の化粧料を提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、泡沫型のパックであって、オイル成分を含有できるパック用の化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)固体の酸と2)炭酸塩及び/又は重炭酸塩と3)アシル化ポリグリセリンとを含有する化粧料がその様な性質を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関するものである。
(1)1)固体の酸と2)炭酸塩及び/又は重炭酸塩と3)アシル化ポリグリセリンとを含有することを特徴とする、化粧料。
(2)固体の酸がコハク酸であることを特徴とする、(1)に記載の化粧料。
(3)炭酸塩及び/又は重炭酸塩が、炭酸ナトリウム及び/又は重炭酸ナトリウムであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)アシル化ポリグリセリンに於けるポリグリセリンが、ジグリセリン又はトリグリセリンであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料。
(5)アシル化ポリグリセリンに於けるアシル基がデカノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基又はパルミトイル基であることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)アシル化ポリグリセリンが、ジグリセリンモノデカン酸エステル、ジグリセリンモノラウリン酸エステル、ジグリセリンモノミリスチン酸エステル、トリグリセリンジデカン酸エステル、トリグリセリンジラウリン酸エステル、トリグリセリンジミリスチン酸エステル及びトリグリセリンジパルミチン酸エステルから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の化粧料。
(7)更に、1気圧、25℃で液体の油脂を含有することを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の化粧料。
(8)スラリー状であることを特徴とする、(1)〜(7)何れか1項に記載の化粧料。
(9)パック用の化粧料であることを特徴とする、(1)〜(8)何れか1項に記載の化粧料。
(10)使用時に、水を加えて発泡させるタイプの泡状化粧料であることを特徴とする、(1)〜(9)何れか1項に記載の化粧料。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明について実施の形態を挙げて更に詳細に説明する。
(1)本発明の化粧料の必須成分である固体の酸
本発明の化粧料は、固体の酸を含有することを特徴とする。かかる固体の酸は水溶性であって、炭酸塩と反応し炭酸ガスを発生させるものであることが好ましく、例えば、リンゴ酸、コハク酸、蓚酸、マレイン酸、クエン酸等の有機酸が好ましく例示でき、中でも、水溶性があって、且つ、吸湿しにくいコハク酸が特に好ましい。本発明の化粧料に於いて、固体の酸は使用時に炭酸塩と反応して、泡沫形成の気体成分である炭酸ガスを発生させる作用を有する。本発明の化粧料に於いて、かかる固体の酸は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来、その好ましい含有量としては、保存時の化粧料全量に対して、1〜60重量%が、更に好ましくは2〜40重量%が例示できる。これは、固体の酸が少ないと気体の発生量が少なすぎて、好ましい泡沫が得られない場合があり、多すぎると、効果が頭打ちになり、他の成分の含有を妨げる場合があるからである。
【0007】
(2)本発明の化粧料の必須成分である炭酸塩及び/又は重炭酸塩
本発明の化粧料は、必須成分として、炭酸塩及び/又は重炭酸塩を含有することを特徴とする。炭酸塩或いは重炭酸塩としては、化粧料で使用できるものであれば特段の限定無く使用でき、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、重炭酸マグネシウム、重炭酸カルシウムなどが例示でき、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムが好ましい。特に好ましい形態は炭酸塩と重炭酸塩とを2:1〜1:2の割合で含有する形態である。本発明の化粧料に於ける、かかる炭酸塩及び/又は重炭酸塩の好ましい含有量は、総量で、保存時の化粧料全量に対して、1〜60重量%であり、更に好ましくは2〜40重量%である。これは炭酸塩が少なすぎると気体の発生量が少なすぎ得る場合があり、多すぎると、効果が頭打ちになり、他の成分の含有を妨げる場合があるからである。又、固体の酸との比は、重量で1:2〜2:1が好ましい。
【0008】
(3)本発明の化粧料の必須成分であるアシル化ポリグリセリン
本発明の化粧料は、アシル化ポリグリセリンを含有することを特徴とする。アシル化ポリグリセリンは一般式(I)に表される構造を有し、式中、Rはそれぞれ独立に炭素数8〜20の脂肪族アシル基又は水素原子を表し、且つ、1分子中に少なくとも1個の炭素数8〜20の脂肪族アシル基を有し、より好ましくは、加えて、少なくとも1個が水素原子であり、nは2〜10、より好ましくは2〜5の整数を表す。脂肪族アシル基としては、飽和のものが好ましく、具体的には、デカノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基又はパルミトイル基であることが好ましく、ラウロイル基であることが特に好ましい。かかるアシル基は同一分子内に異なったアシル基を有しても、同一のアシル基のみを有してもよい。好ましい形態は同一のアシル基のみを有するものである。又、nは2乃至は3であるジグリセリン骨格或いはトリグリセリン骨格が特に好ましい。かかるアシル化ポリグリセリンの好ましい例としては、具体的にはジグリセリンモノデカン酸エステル、ジグリセリンモノラウリン酸エステル、ジグリセリンモノミリスチン酸エステル、トリグリセリンジデカン酸エステル、トリグリセリンジラウリン酸エステル、トリグリセリンジミリスチン酸エステル及びトリグリセリンジパルミチン酸エステルから選択される1種乃至は2種以上が挙げられ、中でもジグリセリンモノラウリン酸エステルが特に好ましい。
【0009】
【化1】
一般式(I)
(但し、式中、Rはそれぞれ独立に炭素数8〜20の脂肪族アシル基又は水素原子を表し、且つ、1分子中に少なくとも1個の炭素数8〜20の脂肪族アシル基を有し、nは2〜10の整数を表す。)
【0010】
かかる、アシル化ポリグリセリンは、何れも公知の化合物であり、常法に従って製造することが出来る。製造法としては、例えば、次に示す方法が例示できる。即ち、アシルクロリドと、2−プロペニルアルコールから誘導したナトリウム−2−プロペニルアルコラートとをアルカリ存在下縮合させ、1−アシルオキシ−2−プロペンを得、これに過酸化ベンゾイルを反応させてアシルグリシドールと為し、これを重合させることにより得ることが出来る。更に、所望により、アシルクロリドなどと反応させて、アシル化させることも出来る。この様なアシル化ポリグリセリンには既に市販されているものもあり、この様な市販品を利用することも出来る。
【0011】
本発明の化粧料において、アシル化ポリグリセリンは、油性のオイル成分を、水で流し去ることの可能な(ウォッシュオフ形態)泡沫状にさせる効果を発揮する。本発明の化粧料に於いては、前記アシル化ポリグリセリンを唯一種のみを含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることもできる。本発明の化粧料に於いて、アシル化ポリグリセリンがこの様な効果を発揮するためには、保存時の化粧料全量に対して、0.1〜50重量%が好ましく、更に好ましくは、0.5〜20重量%が更に好ましい。これは、少なすぎると、泡生成効果及び/又はウォッシュオフ形態での除去性を損なう場合があるからである。
【0012】
(4)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、上記必須成分である、1)固体の酸と2)炭酸塩及び/又は重炭酸塩と3)アシル化ポリグリセリンとを含有することを特徴とする。本発明の化粧料は、これらの必須成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来るが、実質的には水は含有しない。これは、水を含有させると、忽ち炭酸ガスが発生して、発泡が起こってしまうからである。本発明の化粧料は、水を含まない形態で保存され、使用時に保存時の状態の化粧料の0.1〜40倍量の水を加え、発泡させて使用する。本発明の化粧料に於いて含有することの出来る任意成分としては、例えば、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス等のような炭化水素類、ジメチコン、フェメチコン、シクロメチコン、アモジメチコン、トリメチルシロキシ珪酸、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン類、ホホバ油やセチルイソオクタネート等のエステル類、オリーブ油等のトリグリセライド類、オクタデシルアルコールやオレイルアルコール等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸等の脂肪酸或いはそれらの塩、グリセリンや1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレングリコール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノール、水、カーボポール等の増粘剤、香料、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤類、粉体類等が例示できる。特に注目すべきは、本発明の化粧料形態に於いては加水発泡タイプでありながら、1気圧25℃で液体の油性成分(オイル成分)を含有できることである。かかるオイル分としては、流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、ジメチコン、フェメチコン、シクロメチコン、ホホバ油、イソプロピルミリステート、ネオペンチルグリコールジイソオクタネート、オレイン酸オクチルドデシル、オリーブ油、グリセリントリイソオクタネート、グリセリルイソステアレート等が例示できる。この様な油性発泡タイプの発泡化粧料は未だ知られていない。従って、この特長を生かすために、本発明の化粧料は、1気圧25℃で液体の油性成分(オイル成分)を含有することが好ましい。これはオイル成分を含有させることにより、ビタミンA、ビタミンE、トリテルペン類、ステロイド類、フラボン類、イソフラボン類、ビサボポールのような殺菌成分等の油性の有効成分の含有を可能にし、オイル成分の添加により、油分の補給を可能ならしめる。かかるオイル成分好ましい含有量は、総量で、保存時の化粧料全量に対して、保存時の化粧料全量に対して10〜80重量%であり、更に好ましくは10〜40重量%である。又、生成した泡の保持性を向上させる意味で、増粘剤を粉末状で含有させることも有利である。この様な増粘剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロースなどが例示できる。これらの含有量は、総量で0.05〜5重量%が好ましい。又、本発明の化粧料に於いては、多価アルコール類も含有することが好ましい。これらは皮膚にみずみずしさを付与することが出来る。多価アルコール類の好ましい含有量は、総量で保存時の化粧料全量に対して。1〜10重量%である。本発明の化粧料は、これら必須成分、好ましい任意成分、任意成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。好ましい態様は、全成分を一様に混合したときにスラリー状の状態になることである。本発明の化粧料は、かかる化粧料を皮膚に直接塗布し、水分を添加して発泡させて使用することも出来るし、化粧料を布などの支持体上に延展し、これに水分を加えて発泡させて、それを貼付して使用することも出来る。何れも本発明の技術的範囲に属する。この様な使用形態に於いて、本発明の化粧料はパック化粧料として使用することが好ましい。かくして、使用した後は、本発明の化粧料は流水によって容易に流し去り、除去することが出来る。即ち、ウォッシュオフ形態での使用性に優れる。
【0013】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ、限定されないことは言うまでもない。
【0014】
<実施例1>
下記に示す処方に従って、本発明の化粧料を作成した。即ち、処方成分をニーダーに仕込み、良く混合し、スラリー状にして、本発明の化粧料とした。同時に、ジグリセリンモノラウリン酸エステルを、アシル化ポリグリセリンでない、他の非イオン親油性界面活性剤に置換した比較例1〜を作成した。これらについて、以下の手技に従って、発泡性を評価した。即ち、化粧料1gを取り、これに3mlの水を加えて混合し、ガラス板上の3cm×3cmのエリアに一様に延展し、泡の形成の程度を高さ(cm)として計測した。値を表1に示す。これより、本発明の化粧料は優れた発泡性を有することがわかる。
ジグリセリンモノラウリン酸エステル 10 重量部
流動パラフィン 30 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5重量部
コハク酸 25 重量部
炭酸ナトリウム 12 重量部
重炭酸ナトリウム 12 重量部
ビタミンE 0.1重量部
中空アクリル樹脂粉体 10.4重量部
【0015】
【表1】
【0016】
<実施例2>
実施例1の化粧料及び比較例1〜4の化粧料について、その使用性を専門パネラーを用いて評価した。即ち、この化粧料を、使用時に化粧料の半分量の水を加えて発泡させる条件にて、パック化粧料としての使用性を評価した。評価項目は、パック時の気持ちよさ、パック後の皮膚のなめらかさ、パック後の皮膚のしっとり感、パック料のウォッシュオフに於ける除去のしやすさで、評価はスコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:普通、スコア2:やや悪い、スコア1:悪いの基準を用いた。結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料は使用性に優れることがわかる。又、この使用性の良さは、発泡性の良さに起因することもわかる。
【0017】
【表2】
【0018】
<実施例3〜8>
実施例1と同様にして、アシル化ポリグリセリンの種類を変え、同様の検討を行った。結果を表3に記す。同様に発泡性の良さが認めら、使用性に優れることがわかった。
アシル化ポリグリセリン* 10 重量部
流動パラフィン 30 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5重量部
コハク酸 25 重量部
炭酸ナトリウム 12 重量部
重炭酸ナトリウム 12 重量部
ビタミンE 0.1重量部
中空アクリル樹脂粉体 10.4重量部
*詳細は表3に記す。
【0019】
【表3】
【0020】
<実施例9〜12>
実施例1と同様にして、多価アルコールの添加について、同様の検討を行った。結果を表4に示す。これより、多価アルコールは何れも添加可能であることがわかる。又、何れも使用後のしっとり感と除去性は実施例1よりも向上した。
ジグリセリンモノラウリン酸エステル 10 重量部
流動パラフィン 25 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5重量部
コハク酸 25 重量部
炭酸ナトリウム 12 重量部
重炭酸ナトリウム 12 重量部
ビタミンE 0.1重量部
中空アクリル樹脂粉体 10.4重量部
多価アルコール** 5 重量部
**詳細は表4に示す。
【0021】
【表4】
【0022】
<実施例13>
実施例1の炭酸塩と重炭酸塩の組成を変えて同様に検討した。泡の高さは2.5cmであった。
ジグリセリンモノラウリン酸エステル 10 重量部
流動パラフィン 30 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5重量部
コハク酸 25 重量部
炭酸ナトリウム 24 重量部
ビタミンE 0.1重量部
【0023】
<実施例14>
実施例1の炭酸塩と重炭酸塩の組成を変えて同様に検討した。泡の高さは2.5cmであった。
ジグリセリンモノラウリン酸エステル 10 重量部
流動パラフィン 30 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5重量部
コハク酸 25 重量部
重炭酸ナトリウム 24 重量部
ビタミンE 0.1重量部
【0024】
<実施例15>
実施例1のジグリセリンモノラウリン酸エステルの量を変えて同様に検討した。泡の高さは3cmであった。
ジグリセリンモノラウリン酸エステル 20 重量部
流動パラフィン 20 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5重量部
コハク酸 25 重量部
炭酸ナトリウム 24 重量部
ビタミンE 0.1重量部
【0025】
<実施例16>
実施例1の油性成分(オイル分)の組成を変えて同様に検討した。実施例1と同様に評価した。結果を表5に示す。油性成分としては炭化水素類が好ましいことがわかる。
ジグリセリンモノラウリン酸エステル 10 重量部
油性成分*** 30 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5重量部
コハク酸 25 重量部
炭酸ナトリウム 24 重量部
ビタミンE 0.1重量部
***詳細は表5に示す。
【0026】
【表5】
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、泡沫型のパックであって、オイル成分を含有できるパック用の化粧料を提供することができる。
Claims (10)
- 1)固体の酸と2)炭酸塩及び/又は重炭酸塩と3)アシル化ポリグリセリンとを含有することを特徴とする、化粧料。
- 固体の酸がコハク酸であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
- 炭酸塩及び/又は重炭酸塩が、炭酸ナトリウム及び/又は重炭酸ナトリウムであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
- アシル化ポリグリセリンに於けるポリグリセリンが、ジグリセリン又はトリグリセリンであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料。
- アシル化ポリグリセリンに於けるアシル基がデカノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基又はパルミトイル基であることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
- アシル化ポリグリセリンが、ジグリセリンモノデカン酸エステル、ジグリセリンモノラウリン酸エステル、ジグリセリンモノミリスチン酸エステル、トリグリセリンジデカン酸エステル、トリグリセリンジラウリン酸エステル、トリグリセリンジミリスチン酸エステル及びトリグリセリンジパルミチン酸エステルから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料。
- 更に、1気圧、25℃で液体の油脂を含有することを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の化粧料。
- スラリー状であることを特徴とする、請求項1〜7何れか1項に記載の化粧料。
- パック用の化粧料であることを特徴とする、請求項1〜8何れか1項に記載の化粧料。
- 使用時に、水を加えて発泡させるタイプの泡状化粧料であることを特徴とする、請求項1〜9何れか1項に記載の化粧料。
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